今日の画像は、フランス南部エクサンプロバンスで展示されている『アンブレラスカイ・プロジェクト』、フジテレビが入手した韓国から15~19年に156件にのぼって戦略物資が北朝鮮などへう回輸出された『韓国政府作成の記録資料』。そして八重桜『妹背』と『御室有明』です。
『御室有明』は、京都御室の仁和寺にある代表的な里桜で、足元から淡桃白色が咲き、低木状をなしています。優雅な八重ではありますねえ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
韓国政府はう回密輸について『証拠がない』などとほざいていたが、これでギャフンですねえ。これも偽造、捏造と言って逃げるのだろうなあ。困った国である。正直、まともに付き合う国ではないなあ、もう。
★★★欧州製品ではなく、日本製品が積極的に選ばれるようになるには、『自分は欧州製品より日本製品の方が好き』と思ってもらえるエモーショナルな価値を作っていかなければならない。高品質をベースにしながら、日本ならではのデザイン、もの作りの思想などもある程度ベクトル感を揃える必要がある。なにか一目で日本製と分かるような、デザインにおける特徴、個性を折り込むべきと考える。
その方向の一つのヒントとして筆者が思い当たるのは、海外で共鳴する人の多い『ZEN禅』という様式である。勿論禅は、インドで生まれ中国で発展し日本にもたらされたもので、日本固有のものではない。だが、西洋には明治時代以降に日本で発達した日本様式の禅が日本の禅僧によって伝えられたため、日本文化の一つとして捉えられている。
フランスではZENという言葉が『静かにする』『落ち着いた』『安らぎ』『健康に良い』などという意味で定着しており、日常会話にも使われているそうだ。和食も含め、日本文化を象徴する言葉として理解されている側面もある。海外でのZENは、日本人の考える禅の概念を超えて、東洋的な簡素な美しさや自然志向など、西洋文化とは全く異なる魅力を指し示す言葉、ないしは概念として捉えられている。それが発展して、シンプル(ミニマル)でピュア、ナチュラルといったライフスタイルやデザインコンセプトまでを指すことが多い。
海外では、高級ホテルのインテリアデザインとして取り入れられているケースも多い。最も象徴的だったのはロンドンにあった5つ星ホテル『ヘンペルホテル』で、レセプションルームから部屋、庭に至るまでZENデザインで貫かれていた。多くのセレブに愛され、マイケル・ジャクソンは2006年のロンドン公演の際、このホテルを丸ごと借り切ったほどである。残念ながらこのホテルはその後、高級アパートメント(マンション)に転用されてしまった。
最近出来たホテルでは、ロンドン・ヒースロー空港の新しいターミナル5に隣接している高級ホテル『ソフィテル』の一部インテリアもZENを強く意識したものだ。パリにもZENを意識したデザインホテルが沢山できている。
しかし残念ながら、現在の日本製品は、車でも家電製品でも時計でもカメラでも、デザインが煩雑なものが多く、西洋人の考えるZENを感じさせるものは意外と少ない。せっかく日本発でポジティブ、かつ高いレベルのものとして捉えられている概念があるのに、日本企業はそれを有効活用していない。
その意味では、レクサスも、初代LS400はデザイン的にも技術的にも商品特性的にもZEN的な要素が感じられた。『源流主義』という設計思想はまさにZEN的である。シャンパングラスが揺れない様を描いたCMは、まさに欧米人の考えるZEN的な表現だったと思う。しかしながら、レクサスはモデルチェンジを重ねる毎に装飾的・煩雑になっていってしまったように感じられる。高級品ではないが、無印良品が海外で支持されているのは、製品にZENの要素を感じているからではないかと考えられる。
マツダが2017年の東京モーターショーで参考出品したコンセプトカー『ヴィジョン・クーペ』のデザインコンセプトは、これまでの魂動デザインを発展させて『引き算の美学』によりさらに無駄を削ぎ落とした『凜』としてきた。ミニマルでシンプルな面ながら光の当たり方で刻々と表情が変わり、いつまで見ていても飽きないデザインとなっている。まさにZENの世界で、ドイツやイギリスの高級車とは明らかに異なる独自の高級車像を実現していたと思う。
2018年1月にパリで開かれた国際自動車フェスティバルにおいて、このヴィジョン・クーペが『Most Beautiful Concept Car of the year賞』を受賞したように、海外での評判も非常に高い。
研ぎ澄まされたミニマルな美しさと圧倒的な高品質感『ZEN+TAKUMI』。これこそが海外の人々が日本の高級製品に期待していることではないだろうか。彼らはそのような日本文化に憧れを抱いているのだから、素直に利用すべきだ。
繰り返しになるが、現在の日本製品は高品質ではあるのだが、佇まいに彼らの期待する『日本らしさ』がない。それ故、あえて選ぶ理由を見出してもらえない。機能だけで選ばれるマスプロダクトはそれでもいいが、高級品は『あえて欧州製品でなく日本製品を選ぶ』ためのはっきりとした理由が必要だ。(参考: 山崎明著『マツダがBMWを超える日』)
★★<『夢は夜ひらく』歴史物語>昭和40年(1965)、テイチク・レコードから発売された『ひとりぼっちの唄』は、数千枚止まりと売れ行きはさっぱり。親しい友人からは『曲はいいけど、お前が唄ったのが間違いだったなあ』などと、けなされたり慰められたりしていたと言うが、翌年になって芸能事務所の女性敏腕ディレクターが『歌詞を変えて使いたい』と言ってきた。
そこで富田清吾と中村泰士による歌詞に、曲名も新に付け替え、ナベプロ三人娘のひとり『園まり』に唄わせたのが、『夢は夜ひらく』を巡る歴史の始まりになる。
『僕の人生にとってみればまさに起死回生、土壇場の逆転サヨナラ満塁ホームランといったところである。この曲のヒットがあと一年、いや半年遅れていたら、借金で首をつっていたかも知れないし、現在の曽根幸明も存在しなかっただろう』と、抱腹絶倒の自伝『ケンカ好きな芸能人たち』で語っている曽根さんは、今脳梗塞のリハビリ中にも拘わらず、昔のヒット曲なんかのことを聞きにきた僕と編集者を、美しい奥さま(太田きよみ)と共に快く迎えてくれた。
『「夢夜」は沢山あって、どれくらい出ているか、正確には僕にも分かりません』と曽根さん。使用許可を出した後、テスト盤を送ってくれるレコード会社もあれば、なんの連絡もないところもあるそうだ。こんなに沢山の『夢夜』がある理由は分からないけど、まず『1オクターブしか音域がないので、曲としてむちゃくちゃ易しい』こと。そして『五、七、五に全部乗ってるから、歌詞がつきやすい』のが、いいじゃないかと言う。
それぞれの人が、好きな世界を歌詞にしてくれればいいという曽根さんだが、作者としては『年中命からがら、喧嘩三昧の日々に明け暮れる真っ暗けの人生。そういう思いで作った唄ですから、暗く暗く唄ってくれると嬉しい』。あの『夢は夜開く』は眠りながら見る夢ではなくて、『少年院では夜寝るしかない。真っ暗な部屋の中で、逃げることも出来ず、ただひたすらに寝てるしかない。その暗い中で目をあけ起きていて、昔のことを思い出したり、想像したり、色々な夢を思い描いている訳です。うまいもの食いたいなあとか、女と仲良くしたいなあとかね』。そういう手の届かない世界を、夢に託した唄なのだと。
そんな曽根さんが、個人的に気に入っている『夢夜』は、『藤圭子が唄った石坂まさをのもいいけど、やっぱり三上寛のやつが一番好き』、だと言う。『四畳半のアパートで、それでも毎日やるものはヌード写真に飛び散った、カルピスふくことよ』という部分が問題になり、たしか放送禁止になった、三上寛のデビューLP『ひらく夢などあるじゃなし 三上寛怨歌集』に収められた渾身のヴァージョンが似合うだろうか。それとも、これを読んでくれた誰かが、今夜どこかで鉛筆を握りしめ、ワープロのキーを叩いて、自分だけの夢を開かせてくれているのだろうか。
<『わしらの夢は夜ひらく-バカ田大学 三波伸介とてんぷくトリオ』
1. 十五、十六、二十と
わしらの点数ひくかった
テストどんなに悪くとも
みんな良く学べ
2. 前を見るなよ カンニング
後見るなよ カンニング
よそ見してたら ベル鳴った
みんな良く学べ
3. きのうマージャン 今日バイト
あすはサボリか パチンコか
日々はかなく 過ぎて行く
みんな良く学べ
4. 一から百まで バカなのだ
リコウに未練は ないけれど
忘れっポイポイ 奴ばかり
みんな良く学べ
5. なんでこんなに バカなのか
父ちゃん うらむじゃないけれど
いつかみてくれ このバカさ
みんな良く学べ
★★<知症の人の資産、10年後200兆円に 金融商品続々>認知症の人の資産をどう守り、どう活用するか。その資産額は2030年に、今の1.5倍の200兆円になると試算されている。認知症となる前に本人の望む形でお金を使えるようにする準備が重要となり、金融業界にとっても大きな課題。大手信託銀行が相次いで新サービスを始めている。
認知症の人は2015年の約500万人から、25年には高齢者の2割の約700万人となる見込み。『老後に2千万円必要』として話題になった金融庁の審議会の報告書は、認知症の人の資産の管理のあり方も大きなテーマとしていた。
認知症になって判断能力が落ちると、預貯金口座は原則的に凍結される。生活費や介護費をおろせなくなる恐れがある。そこで、三菱UFJ信託銀行が3月に発売したのが、認知症になった際に代理人がスマートフォンでお金をおろせる商品『つかえて安心』だ。
認知能力が落ちる前に銀行と信託契約を結び、代わりに出入金する代理人を選ぶ。代理人は医療費や生活費など本人のために使った費用の領収書をスマホで撮影し、銀行に送信して払い出しを請求。その内容が事前登録した人にアプリで知らされ、異議がなければ銀行は請求から5日後に払いだす。親族らによる使い込みなどを防ぐため、お金の動きを『見れる化』する。
みずほ信託銀行の『選べる安心信託』も認知症に備えた商品。預けた預貯金から生活費などを定期的に一定額を払い戻し出来たり、子らに毎年決まった額を贈与出来たりするサービスをまとめた。本人が引き出してムダに使ってしまわないように、途中解約には3親等以内の親族から指定された代理人の同意を必要としている。
ファイナンシャルプランナーの豊田真弓さんは『信託を含め、高齢期の資産管理を支える制度や商品の選択肢が増えた。親が元気なうちに、介護や医療費をどこから出してどう管理するかを話し合うことが大切。有料のサービスは、本当に必要な機能や手数料の見極めも重要になる』と話す。
超々高齢化時代、悩みはつきなく、大きいなあ。
★★<山口百恵60歳 39年ぶりの自著に予約が殺到>『表舞台へのオファーは数限りないのに、一切応えることはありませんでした。ここにきての出版は、還暦を迎えた百恵さんなりの、感謝の気持ちの集大成なのでしょう』(芸能デスク)。 芸能界引退から約40年。山口百恵(60)が著書を出版することが発表された。
7月26日に発売されるキルト作品集『時間(とき)の花束 Bouquet du temps[幸せな出逢いに包まれて]』(日本ヴォーグ社)。オールカラー128ページに及ぶ同書の表紙に銘打たれた著者名は『三浦百惠』。
〈今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています〉 本人の綴った『あとがき』には、そうあるという。『百恵さんは、32年前からキルト作りを始めました。自宅近くのキルトの教室を「やってみたい」と訪ねたそうです』(同前)。
当時は夫・三浦友和(67)が東京郊外の閑静な街に家を建てて間もない頃。長男・祐太朗(35)、次男・貴大(33)も手のかかる盛りだったはずだが、家事と子育ての合間を縫ってキルト作りを続けてきた。その作品はこれまでも『キルトショー』などで展示され、実力が評価されてきた。
『収録される作品点数は約70点で、出来たての新作3点も含まれます。その作品一点一点に、どのような背景で、何に着想を得てデザインし、どのような素材を使ったか――、といった作品解説とエピソードが綴られています。そしてさらに、作品制作風景として、ご本人の近影が数点掲載されます』(出版社担当者)。
“いまの山口百恵の姿”のニーズは絶大で、キルト本の域を超えた予約が殺到しているという。1980年の引退の1カ月前に出版された山口の自叙伝『蒼い時』(集英社)。赤裸々なまでの生い立ちや、性、そして夫との出会いなどを書いたこの本は、300万部を超えるベストセラーとなった。それ以来、39年ぶりの自著となる。
『歌手、俳優の道をいく息子たちも独立し、90歳を超えた三浦の両親と同じ敷地内に住み、百恵さんが病院の送り迎えなどもしています。キルト教室では早くからトップクラスのインストラクターコースに在籍し、「一度くらい特別授業の先生をしてみませんか?」とキルト業界や出版社などから打診されてきた。でも「教えるのは向いていないと思います」と断り、あくまで作り手の立場を貫いているそうです』(女性誌記者)。
歌手・山口百恵の育ての親、音楽プロデューサーの酒井政利さんはこう語る。『「向いていない」というのは、家庭を守るための言葉でしょう。きっと今の百恵さんは歌を教えるのも上手いと思います。あの深い表現力を眠らせておくのは惜しい。でも、日常生活を守りながら、根気強さと表現力の“結晶作品”を作り上げたのは、実に百恵さんらしくて素晴らしい』と。出版会見やサイン会などの予定は一切ないという。当面、本を通して山口百恵を“プレイバック”するしかなさそうだ。
『としごろ』でデビューした『山口百恵ちゃん』。当時14歳。今、60歳。年の流れは、本当に早い。昭和は遠くなりにけり、だなあ。しっかしご立派。大学も出ていないのに、この賢夫人ぶり。小学校も出ていないのに、素晴らしい随筆や脚本を書いた高峰秀子にも匹敵する秀逸ぶるではある。大学を出た諸君、しっかりしておくれ。
1972年12月、オーディション番組『スター誕生!』で、牧葉ユミの『回転木馬』を歌い、準優勝、20社から指名を受ける。同番組への出演応募のきっかけは、同い年の森昌子がテレビで活躍しているのを見て『自分も森昌子さんのようになりたい』と思ったこと。同番組では、審査員の阿久悠からは『あなたは青春ドラマの妹役なら良いけれど歌手は諦めた方が良い』と言われたそうだ。阿久悠も、当時目が曇っていたんだろうなあ。
★★<工場や自宅に7億5千万円 段ボール箱に入れ遺産隠し>2年前に89歳で亡くなった名古屋市の芝刈り機製造・修理会社の女性経営者の息子(66)らが昨年、名古屋国税局の税務調査を受け、約7億5千万円の遺産隠しを指摘された。国税が工場や事務所、息子や従業員の自宅を調べると、現金を詰めた段ボール箱が次々と見つかった。
取材に応じた息子は、現金について『介護していた母のもので、分からなかった』と話した。ほかにも約5千万円の申告漏れがあり、総額約8億円について修正申告し、重加算税など約4億円を納付した。
民間の信用調査会社によると、この会社は1977年に女性経営者の夫が設立した。従業員は数人だったが、東海地方のゴルフ場などに芝刈り機を販売。2000年ごろは年間で1億円超の売り上げがあった。
まるで、宮本信子主演の『マルサの女』のような舞台だなあ。段ボールに現金って、本当に素朴で素直なお母さんだったのだろうなあ。