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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『私大倒産時代がいよいよ現実に-加計学園問題は氷山の一角だ。安倍首相さあどうする』

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★今日の画像は、イースタン・リーグで優勝し巨人を倒し胴上げされる『カープ2軍・水本監督』と高卒ルーキー坂倉のホームランと、ヒマラヤジャスミン、白いバラ?、桐の花、シロツメグサ(クローバー)です。

★★木村誠著『大学大倒産時代 都会で消える大学、地方で伸びる大学』。大器晩成型の木村さんは、今や70歳を超えて『大学受験』の第一人者に。

『2018年、受験人口の減少と地方の衰退により、大学は激変期に突入する。東大・京大など旧帝大系で格差が拡大し、早慶・MARCH・関関同立など都会の有力校でも倒産の危機がある』などと指摘する。MARCHとは、明治、青山学院、立教、中央、法政。関関同立とは関西大、関西学院、同志社、立命館。一流私大も『生き残り戦争』に突入した。まして、そのほかの私大には破産寸前のところもある。

昨年度末時点で私大は600校。その40%が定員割れ。事実上、破綻状態とされる。『定員充足率50%未満の大学』が、70校に1校以上の割合で存在すると言う。まさに『大学大倒産時代』なのだ。大倒産の元凶は、次々に新設大学を量産した、その名も文部科学相の諮問機関『大学設置・学校法人審議会』である。私立大乱立の結果、国が負担する私大等経常費補助金は3,211億円超。私大全体の経常費の1割を支えている計算である。破綻しそうな大学存続のために国民の血税が使われる。あの疑惑いっぱいの大学『加計学園』にも。

彼らがそんな大学を誕生させた理由ははっきりしている。『省益』拡大である。新設大学が文科官僚の天下りの『受け皿になっている』。『大学設置・学校法人審議会』は、文科省の省益を守る装置なのだ。審議会のメンバーは、文科省が決める。大学設立申請に対する審議は、非公開。ハッキリ言えば、『形だけ』である。この10年間で『問題あり』と保留になったケースは110件あったが、最終的に認可されたのが89件。申請取り下げが19件。『不認可』はわずか2件だった。

例の学校法人『加計学園』の国家戦略特区による獣医学部の新設も『倒産がらみ』ではあるまいか。加計学園グループは20以上の教育施設を経営しているが、採算が取れているのは、岡山理科大だけと言われる。千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化しており、岡山理科大の黒字で補てんしていると言う。当然、多額の借金も抱える。2015年3月から岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借入をした。その利息の返済が来年3月から始まる。

加計孝太郎理事長が、『来年4月開校』に必死こだわったのは、獣医学部新設で補助金、入学金、授業料を手に入れ、返済に回すつもりではなかったか?いずれにしても、学部新設で政治権力者と結託して『ひと儲け』しようと思われても仕方がない。加計学園問題は大学倒産時代の氷山の一角とも言える。


さすがに大学設置・学校法人審議会は、加計学園の獣医学部認可、を保留にしたようだが、ここに来て、『安倍・加計連合』を応援する知識人が次々に登場している。彼らの言い分は?例えば『獣医学部が新設されたのは、昭和41年(1966)の北里大学(十和田市)のケースが最後。半世紀以上の長きにわたって、獣医学部を新設しなかったというのが問題なのだ』。なるほど、と思いがちだが、問題は『新設に値する教育水準』が確保されるかどうかである。

加計学園が運営する千葉科学大客員教授で獣医師の加藤元さんは、『作る以上はAVMAスタンダード(獣医学部の国際基準)をクリアしなければ、意味がない。日本では獣医師志望の学生に対し、教員の数が圧倒的に足りておらず、現状のまま獣医学部を新設すれば、獣医学教育の質が低下する!』と警鐘を鳴らす。そんな『獣医学部』を作って何になるの、と僕は言いたい。さあ、安倍首相、お友達加計孝太郎さんの経営する『加計学園』ために、何をどうするかな。(参考: 牧太郎筆『青い空 白い雲』)

まさに、加計学園問題で、安倍晋三にギャフンと言わせる衆院選挙であるべきだ。決して、お友達を見逃す、忖度いっぱい、嘘つき国会証言で国税庁長官に出世するなど、社会正義が折り曲げられている現状を質す選挙であってほしいなあ。


★いよいよCSが始まる。第一ステージは、シーズン2位と3位のチームが、2位の球場で。この勝者が優勝チームとそのグラウンドで。つまり、CS開催主権のあるチームが、入場者ほかの売上を総取りし、ビジターは遠征費などをもらうだけ、というルールだ。よって、セ・リーグであれば、阪神、カープが収益を上げられるということだなあ。横浜はCSで優勝し、日本シリーズに進出すると、主催ゲームが出来るので、収益が取れるという算段。まあ、3位チームは残念なCS、だと思うが、頑張って優勝する気概を持ってほしいねえ。

★労働組合の全国統一組織『連合』の新役員体制が決まった。会長は神津里季(61)、続投、事務局長には相原康伸(57)、新設の会長代行には逢見直人(63)が就く。神津は新日鉄労組の出身、東大卒。相原はトヨタ自動車労組の出身で、法大卒。逢見は、UAゼンセン出身で、一橋大卒。労働者の代表には違いないが、いわゆるたたき上げとは違って、学歴がしっかりある学士執行委員なのである。そして、出身労組は日本を代表する企業内労組の出身で。これも日本的労使関係のシンボルなのだろうねえ。


★BS朝日で『昭和偉人伝・西條八十』を見て、彼の伝記『流行歌ハヤリウタ 西條八十物語』を読んだ。大変な感銘を受けた。人生、成功につなげる人って、やっぱり常人とは異なる次元の不断なる努力をされてるんだねえ、と。そして続いて、財界人浅野セメントを起こした『浅野総一郎』を見た。なんと驚いたねえ、あの三菱の岩崎弥太郎と180度も違う生き方をした浅野総一郎に大変な驚きを感じた。弥太郎はもうお金の亡者で、西南戦争時もいかにして政府から金を搾り取るかという私欲にかられていた人物。結果、西南戦争の政府拠出金4,500万円の1/3、1,500万円を三菱が奪い取った。勿論船舶の提供とか、あれこれの戦時任務を負っての話だが。それに反し、浅野は日本国の将来を見通し、石灰岩からセメントを作る事業は必ず国家のためになり、引いては海外への輸出も見据えて事業を推進した。そのために燃料として常磐炭坑を開発し、鉄道まで敷いた。アメリカ視察を終え、かの地の港湾施設、工業地帯を見て、日本にも工場に貨物船が直接荷下しできる環境が必要と、鶴見地区の埋め立てを推進した。が、いかにセメントで成功したとて、まだ信用に限界があった。政府から銀行の裏書を要求され、浅野は同郷の安田善次郎に相談、依頼をする。話を聞いた安田は安田銀行が責任を持つと断言。この言葉によって、今も日本の産業の心臓部である、京浜工業地帯が出来上がったのである。

前にも書いたが、JR鶴見線には浅野駅、安田善次郎=安善駅と二人の名前が残されており、また、浅野の娘婿で右腕として活躍し、日本鋼管の初代社長を務めた白石元治郎の名も駅名で残っている。東京方面から巡に、武蔵白石、浅野、安善とならんで命名されているところがまた地元の人達、関連した人達に大きく感銘を与えた人生であったのだろう。弥太郎とは本当に真っ白と真っ黒くらい違う大人物だねえ、浅野総一郎は。石炭の用途、コークスの用途、コールタールの用途を開発し、世間から不要物を有用に変える手品師とも呼ばれた。唯一失敗したのが、太平洋航路。アメリカの船会社が政府補助で助けられ、浅野が起こした東洋汽船が破たんのきわになって、三菱の郵船に吸収合併されたのが唯一のもの。本当に私利私欲を忘れ、国家のために、を念頭に財界、経営者活動をした人、感動した。伝記は、出町譲著『九転十起キュウテンジュッキ』。この言葉は朝ドラで有名になった、広岡浅子の言葉でもある。富山では失敗に失敗を重ねたが、東京では水売りから身を起こし、希代の経営者となった強い精神力の浅野総一郎には本当に関心、感動に値する。


★韓国の新政権は、選挙公約であった借金を棒引きにする『徳政令』の施行を検討しているそうだ。優しい政府ではある。100万円以下の借金を10年以上借り続ける人々を対象に、その借金と利息の全額を帳消しにするというもの。対象は43万7千人とされている。

現在韓国には、『国民幸せ基金』というものがある。かつての李明博元大統領と朴槿恵前大統領の政権下で計画、実施されたもので、国民280万人の債権を買い入れ、うち57万人の6,300億円の元金と利子を減免するなど債務を調整する役割を担ってきた。新たな文大統領は、この救済策を上回る『全額帳消し』を公約として大統領選に当選した。10年以上にわたって100万円以下の借金をかかえ、返済のままならない人々の借金を全額、国が肩代わりするというプランだ。日本で言えば、室町時代の徳政令のような債権免除に当たる。貧しい人を助ける、と言えば聞こえがいいが、実際には効果に疑問符のつく施策だ。やっぱり、甘えの社会、モラルハザードに陥る懸念が大きいといえるなあ。日本人の思考回路には、こんな考えはなじまない。なにより、日本人は自助努力、自己責任、自立の精神が重んじられる社会で、この構図こそが健全な社会を維持しているからだ。長期にわたり借金をし、返済が困難な場合、やっぱり『自己破産』の手になるだろうなあ、日本では。


★『都民ファースト』の新人都会議員2人が、小池代表の手法について『独裁的だ』として離党し、今回の『希望の党』についても『選挙目当ての野合だ』と批判している。なんやらきなくさいねえ。都民ファーストの旗印で当選したのなら、ファーストを離れる場合には、議員を辞めることにあるのではないか。ファースト公認の立候補者だから当選したのではないか。自民や無所属で立候補しても当選はしなかったろう。そのような批判をするなら、ファーストを離党すると同時に議員も辞めるべきだ。理屈に合わない。うがった見方をすれば、裏から自民や公明から手や金が回り、離党し、悪口を並べ立てたではないか。希望の党公認発表の日に離党を発表したのがなによりも、それらしい。汚い離党の2人である。そして、それを金のしゃちほこでも取ったように報じる、サンケイもまた見苦しいなあ。たった、都議2人が造反したから、って。そういえば、東洋オンラインもこのことを一生懸命報道しているねえ。裏から自民・公明の手が回っているとしか思えない。所詮、希望の党はまだまだ自民に対抗するだけの力はない。せいぜい30~40人程度当選すれば御の字だろう。それでも第2党になる。維新と合わせれば、結構な第2勢力となる。自民の独断専行の砦にはなりうるなあ。あの鬼瓦の形相の、モリカケ問題を逃げ回る安倍を首相から引きずり下ろす力にはなる、な。


★ノーベル文学賞を受賞した『カズオ・イシグロ』の最新作『忘れられた巨人』など8作品の翻訳書を出している早川書房の早川社長は、『近年候補に挙がり、近いうちに受賞されると思っていた。涙が出るほど嬉しい』と語っている。早川社長はイシグロさんの作品に感銘を受け、2001年に交渉して版権を獲得。15年には早川社長の長男の結婚式でイシグロさんが仲人を務めたと。日本語もある程度出来るが、ほとんどが会話は英語。同社の仲介で、村上春樹さんとも交流を深めている。同社はイシグロさんの全作品を増刷する方針だと言う。めでたいことではある。


★前回ひょんなことから、漁師の社長になった『坪内知佳さん(31)』の画像をアップした。山口県の沖合に浮かぶ萩大島の漁師集団『萩大島船団丸』の代表である。丸の内のオフィス街でもいそうなスタイリッシュな雰囲気からはとても荒くれ漁師を率いる女ボスとは見えない。だが彼女が口を開くと、『それはいけんと言う取るやろが』『なにしよん。よお見てみいや』『あんたがせにゃあかんやろが』。荒い言葉がポンポン出る。『萩大島船団丸』は18人の漁師と6隻の巻き網船団からなる集団である。実は彼らは日本の水産業を復活すべく、新しい試みに取り組んでいる注目すべきチームだったのだ。『最近サンマやシャケの不漁がニュースを賑わせている。このままだと漁業が成り立たなくなると危機感を感じた萩大島の漁師達からコンサルを頼まれたのが、最初のきっかけだった』と坪内さんは6年前を振り返る。

だが、道のりは決して平たんではなかった。ただでさえ排他的な漁師集団の中に、よそ者の若い女性が入ったのだ。集団とはあつれきを生み、よそ者を追い出した。それが船団に語り継がれる『涙のA4事件』である。彼女は黙ってA4の紙1枚を置いて出て行った。それは、彼女が大阪の町を足を棒にして歩き、飛び込み営業で開拓した顧客リストだった。どんなに苦労して客先を開拓したのかと思ったら、泣けて泣けて、わしらの方から彼女に詫びを入れて、代表になってもらった、と語る。だからこそ、激しい対立があっても、再び結束出来る。今、漁師達は坪内さんを中心に強い絆で結ばれている。日本の片隅に浮かぶ小さな『萩大島』。島の漁師達と一人の若い女性が始めた歯車のムーブメントはやがて日本の水産業全体を変える大きなうねりへと変わって行くかも知れない。


★悲惨だねえ、家族6人殺傷し、火をつけたと。日立市で起きた、3階建て県営アパートの一室で火災が発生し、母子と見られる6人が死亡した事件で、6人のうち女児1人を殺害したとして殺人容疑で逮捕された父親(32)が、妻子6人を殺害したことを供述していると。警察によると、男・小松博文容疑者は火災発生後まもなく、日立署に『自宅に火をつけた』と自首してきたと言う。焼け跡からは5人の遺体が見つかり、ほかに女児1人が病院に搬送されたが、死亡が確認された。女児の遺体には、鋭利な刃物によるとみられる複数の刺し傷や切り傷があると言う。逮捕容疑者は、その後自宅で女児を殺害したと容疑と認めた上で、家族6人を殺したと供述をしている。原因は妻との離婚のトラブルだと言っているが、しかし、何で全員殺すなんて所業に及んだのか。写真を見ると、みんな可愛い子供達なのに。なんとも哀れというか、残忍な犯行だねえ。長女は11歳。可愛い盛りなのになあ。 合掌


★ウエスタン・リーグ優勝のカープが、イースタン・リーグ優勝巨人とファーム日本一獲得を目指す『ファーム選手権』が、7日、宮崎であった。結果、2回目出場のカープはこの試合に勝利し、球団で初めてファーム日本一に輝いた。

先発のドラフト2位ルーキーの高橋が6回3安打2失点と好投。キャッチャーは同じドラ4の坂倉で、ファーム選手権史上初の高卒新人先発バッテリーでの快挙。高橋は今季2軍で7試合に登板し、防御率1.29と安定感抜群の高卒新人が大一番でもその大器の片鱗を見せた。7回以降は辻、戸田、藤井が無失点で繋いだ。打線は6回まで無得点も、7回に2番手・高木を捉え小窪、美間の連続適時打で同点に追いついた。なお1死一、二塁で高卒ドラフト4位ルーキー捕手坂倉が、3番手森福から右翼席へ特大の勝ち越し3ランを放った。水本監督は選手の胴上げに8回宙に舞った。

一方、2年連続9度目のファーム日本一を目指した巨人は、今村が6回2安打無失点と好投したが、救援陣が誤算。7回に高木、森福と1軍経験豊富な2人が計5失点を喫し、リードを守れなかった。

水本監督自身は、ドラフト外で1990年にカープに入団したが、1軍の出場は一度もないままにわずか2年で引退。インタビューでは『日本一となりましたが、選手達にはもう一つ上の目標があります。一人でも多くの人が一軍に上がれるように頑張って行きます。この経験を一軍に上がる糧にしてほしい』と、諭すように、選手に語り掛けた。


★『街頭演説で逃げ惑う安倍首相』。普通、党首の街頭演説は事前に日程を公開し、支持者を集めるのが普通。ところが、今回の選挙では安倍首相の街頭演説計画は秘密情報に指定され、事前には公開されない。理由は、安倍首相に反対する人達が集まって、ヤジやプラカードを立てるからと。あの都議選での秋葉原の乱の再来を懸念しているのだろう。が、一国の首相であり、党首である方が選挙民から逃げ惑うとは一体何ごとか、と拙者は思うねえ。堂々と反対派の人達に対峙し、持論、公約を示すべきだ。ひょっとしたら、このことで自民は票を相当落とすのではないだろうかなあ。50席以上減が現実味を示してくなあ。大変な心配をしてあげますよ、安倍首相殿。


★悪質だねえ、日産の無資格検査員の検査事件。工場では書類の偽装に使われる有資格者の印鑑を複数用意し、帳簿で管理の上、無資格者に貸し出していたと。しかもこの行為が全工場で行われており、企業ぐるみの悪質犯罪であることが明らかになった。日産は、116万台をリコールし、車検並みの車両点検を無料サービスすると言っている。が、落ちた日産ブランド、はたしてユーザーが納得するかなあ。三菱共々、リコール親子会社になってしまった。

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