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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『フィンテックの衝撃―メガバンクこぞって大幅人員削減』

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★今日の画像は、今年初勝利を挙げた20歳、女性騎士『藤田菜七子』と、東京23区で唯一江戸時代の渓谷の姿を残す世田谷の『等々力渓谷機戮任后なかなか迫力ある渓谷で、時期も良かったのか、太陽に向け、高く伸び、黄葉した樹木が印象的です。

★★『日生ロボ美 趣味・・みなさんのお手伝い 特技・・タイピング・入力作業』。日本生命保険の職員紹介冊子には一風変わった同僚が載っている。ロボ美はロボットのようにデータ入力などを自動処理するソフト。能力は25人分だ。『私達の仕事はどうなるんだろう』。日生の事務センターで働く西村あずささんは2014年にロボ美を初めて導入した日を今でも鮮明に思い出す。日生はロボ美を冊子に載せる理由を『一人の仲間として迎え入れるため』と説明するが、社員の不安を殊更あおらないための配慮にも映る。米マッキンゼーは25年までに世界で1億人以上のホワイトカラーの仕事を自動化ソフトが代替えすると予測する。

今後、多くの仕事で人からAIやロボットへの代替えが加速する。ビル・ゲイツは『人と同じ仕事をするロボットには、人と同じレベルで課税すべきだ』と語る。ロボット税を失業者の支援に回すという発想だ。生産性革命そのものを変えていく。

金融とITを融合した『フィンテック』。米大手シティーグループは、『25年までの10年間で欧米の銀行員の3割が職を奪われる』と予測する。店舗の閉鎖などで雇用減に繋がるフィンテックに慎重だった国内銀行もようやく重い腰を上げ始めた。『1万9千人を実数で減らす』。みずほFGの決算記者会見で、佐藤社長はこう打ちだした。他のメガバンクは『業務量』の削減に留めていたのに対し、みずほは実数に踏み込んだ。『そこまで厳しいのか』。社内に動揺が走った。佐藤社長は『決済や送金など伝統的銀行業務が新しい参加者によって浸食されていく』と危機感を隠さない。新たな競合相手に対抗すべくAIなどの活用を加速する。

ひるんでも技術の進歩に企業は対峙せざるを得ない。例えば、NTTの場合、社員が最も多かったのは1979年(昭和54)の32万9千人。大半が固定電話事業に携わっていた。固定電話の契約者数は97年をピークに減少に転じたが、その前からNTTは自然減で徐々に社員を減らして行く。今では固定電話事業を担うNTT東日本・西日本の社員数は合計6万人にすぎない。一方、2000年以降に情報システムが主力のNTTデータの社員は13倍、携帯電話のNTTドコモは2.4倍に増えた。NTTの連結ベースの社員数は27万5千人。単純計算で新規事業が20万人規模の雇用を生み出した。

変化の激しい時代。NTTの時のように自然減でゆっくりと人を減らしていけるとは限らない。それでも技術の進歩は待ってくれない。必要なのは変わる覚悟だ。

世界的に銀行・保険はやばい勤め先になったねえ、一気に。銀行員、公務員、教員は安定職業の代表だが、それが一気に、世界的に崩れ始めたのだ。原因はAI。これが進めば、タクシーの運転手もいらなくなる。一体科学技術の発展は、何のためにあるのか、が問われる時代に入る。個別の企業としては、人間の仕事を代替えするロボットの導入は不可欠。だが国単位でみると、社会構造を崩壊させるロボットになる。社会的コンセンサス抜きに物事が進むと大変な社会混乱を招くだろうなあ。


★<城福新監督>サンフレの新監督、56歳の城福浩さんは、就任記者会見で希望に満ちた発言をした。『自分が楽しまないと選手は楽しめない。選手が楽しまなければ、見ている人を楽しませることは出来ない』。昨季残留争いでクビの皮一枚で生き残ったチームを率い、勝利と育成を追う難しい役割。スタイルを問われ即答した。『私には確たる信念がある。人とボールが動くサッカーで、人の心も動かす。それこそが勝利に近づく』。パスを回して主導権を握り、2012年から3度の優勝を飾った広島には、その土壌があると言う。

足立強化部長は『FC東京で若手を育て、甲府ではベテランをうまく使った経験がある。指導もロジカル論理的でコミュニケーションを大事にされる』と起用理由を説明。新指揮官は『選手が楽しいと感じるのは成長を実感した時。指定席はない。日々の競争で、チャンスを勝ち取る姿勢を出させることがボクの役目』と激しいレギュラー争いが成長を促すと説く。チームカラーのマフラーを巻くのがトレードマーク。東京都内に住む妻は紫の毛糸を取り寄せた。

『足立強化部長の熱意が大きかった。良く知ったスタッフ、選手がいるので距離感が近いこともあり、理由は一つではない。広島は常に与えられた条件で最大値を出し続けるチーム。伝統と実績のあるクラブの監督になれたことを光栄に思う。サッカーはミスのスポーツ。ミスをした時に周りの選手が正しい判断をして対応すればミスは帳消しになる。いいプレーがあって何人かが感じて反応すれば得点に繋がる。90分間隙がなく、相手の隙を突く集団にしたい。早く選手と合流して共に戦いたいというワクワク感でいっぱい』と抱負を語った。大幅に選手を入れ替えた新陣容は、22日から始動する。期待する『城福サンフレッチェ』だ。


★<派遣労働>派遣元が常用雇用する人材を他社に派遣する『特定労働者派遣事業所』は、今年9月限りで派遣が出来なくなる。15年の労働者派遣法改正で派遣業が許可制に一本化されたためで、届け出制だった特定派遣の事業所はピークの7万社からゼロになる。厚生労働省は休眠中の事業所に廃止を命じるなど監督を強化、新たな許可への壁も高い。派遣会社の集約で待遇改善が進めば働く人にメリットがあるが、他の働き方に移る人も出て来そうだ。

『許可基準通りに20屬了浬蠅鮗擇蠅襪覆豹柔舛和膸世辰拭O働局のチェックも職員2人がかりで、ずいぶん厳密と感じた』。シムテック(東京)の小林社長は振り返る。シムテックは過去16年間、特定派遣としてIT技術者を客先に派遣してきた。特定派遣廃止を受け、3年の経過期間中に許可を取ろうと6月に準備を始め、10月中旬に許可を得た。実際の同社の業務は請負契約が31人と主流で、派遣は3社向けに3人。それでも派遣業の許可を取ったのは、『最近の大手取引先はコンプライアンスを重視し、契約が請負でも派遣業の許可を持つことを求めてくる』ためだと。

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業界は今、廃業ラッシュ。15年9月に7万弱あった特定派遣事業所は、17年8月に5万5千社と、1万5千も減った。一方、同期間に新たに許可を取った元特定事業所は3,700と廃業の1/4。このような厳しい許可制に移行する派遣業。私に言わせれば、かつて一般職種の派遣業を解禁した時の、厚労省のやり方がずさんすぎたのである。派遣者の賃金と派遣先から受け取る料金のサヤ取りがひどくて、大阪で破綻した大手派遣会社の社長など毎夜100万円、キタやミナミで散財していたと。やっと正常にもどっただけのこと。しっかり仕事をしてほしいねえ、公務員、官僚の方々には。人事院で給与水準を保証しているのも、ちゃんと仕事をしてもらたいからなんだよね。


★<田舎暮らし>最近、田舎暮らしをテーマにした番組が目立つ。火をつけたのは、テレビ朝日の『人生の楽園』であろう。Iターン、Uターンを含め、田舎暮らしに溶け込んで行く人達を紹介する番組で、ナレーターは西田敏行と菊池桃子。かなり長寿な番組だろう。最近は単に田舎暮らしだけでなく、空き家をリニューアルしたり、そこから新しいビジネスやレストランなどを経営する人達を紹介している。広島でも尾道の空き家を紹介し、若い人達の訪問が増えていると伝える。

そしてついに、NHKがこの正月番組で『三世代田舎暮らし』を紹介。祖父の故郷である、若狭の内浦湾に面する過疎の村に、息子夫婦と孫たち9人が移住してきた生活を紹介した。離れを民宿にし、祖母が中心になってたまの来客に対応する。おもてなしは、海と丘で獲れる新鮮な食材。祖父の自慢であるタコ料理も必須と。成功例ばかりなので、それなりに見ていて楽しい。が、いざ自分がやれるかとなると、尻込みするねえ、やっぱり勇気がいることだ。が、都会生活に迷いを感じたり、無力感に浸っている人達には一つの指針にはなろう。覚悟があれば、田舎暮らしは十分可能な時代になった。田畑も、農家の老齢化で借りやすくなっており、自活できる度合は高まっている。


★<豊田市空き住宅売却>その田舎ブームに便乗した形が、豊田市の市営住宅の空き家売却。かつて教職員用の住宅として使われていたが、空き家となっていた。最も高くて980万円、安くて34万円という物件も。これらは自然豊な場所にあることから、市は『田舎暮らしを希望する人に最適』と応募を呼びかけている。土地の広さは390~580屬如¬畋な寝扱董△發靴は2階建て。『庭が広いので家庭菜園にも使える』ところがミソ。この住宅は、道路事情が悪く民間の賃貸住宅が少なかった頃建てられた。15年4月以降は空き家に。募集期間は2月9日まで。応募は、恐らく、多く、あるでしょうね。


★<銀行員転職希望急増>リクルートキャリアによると、転職希望者として新たに登録した銀行員は、昨年上期に前期同期比で3割増加し、その後も増え続けていると。人員削減への不安が高まっていることが背景にあると見られる。同社の集計によると、大手行、信託銀行、地方銀行などからの登録者数は16年度上期に29.9%増加、さらに17年度上期も29%増えた。昨秋以降、メガバンク各行が大規模なリストラ人員削減策を公表すると、『将来のリストラ不安から転職希望者が殺到するようになった』と。銀行に就職すれば一生安泰、結婚話にも不自由しないという時代ははるか彼方に去ったようだな。


★<命のビザ>リトアニアを訪問した阿倍首相は、第二次世界大戦中のリトアニアで、日本通過ビザを本省の命令に反し、自らの判断で発給してユダヤ系避難民を救った外交官『杉原千畝記念館』を視察した。そして『世界中で杉原氏の勇気ある人道的行動は高く評価されている。同じ日本人として本当に誇りに思う』と語った。出来れば、『姑息な外務省の命令に反して』とか、『その後杉原氏の名前を外務省から抹殺した不名誉』と『外務省のバカ共』に言及して欲しかったねえ。


★<ビール出荷減>ビール系飲料の凋落が止まらない。昨年の『ビール系飲料』の総出荷量は、前年比2.6%減だった。13年連続の減少で過去最低を記録したそうだ。ビール各社の順位には変動はなかった。首位は8年連続でアサヒビール、シェアは39.1%、キリンビールは2位で、31.8%、3位はサントリーで、16.0%と、出荷量を伸ばした。サッポロビールは、12.1%、出荷量は微増だった。

ビールが種類の王者だった時代は終わったのかな。日本酒の吟醸酒や、ドンペリ酒などが開発され、ワインも盛況だ。焼酎はおそらく売れているだろう。拙者も夏場はビール系を飲むが、その他は焼酎割りだな。


★<いびき教授>大阪大学が、昨年の入試ミスで30人を不合格とした事件に続き、今年の大学入試センター試験で、試験監督だった教授が居眠りをして、数度受験生に邪魔になるような大きないびきをかいていたことが判明。大学は教授を訓戒処分としたが、林文科相は、『大阪大学は昨年の入試ミスがあって、再発防止に向けた取り組みを実施している中、今回の事案が発生したのは大変遺憾だ。緊張感を持って入試業務に取り組むよう、厳しく指導した』と述べた。教授に緊張感は無かったのだろうなあ。大阪大学では、一度教授になると、大事件などがない限り、解雇されることもないのだろうなあ。幸せな大阪大学だ。


★<マツダの燃費世界一>広島の自動車メーカー『マツダ』は、この企業規模のレベルではEVを含む全方位技術開発は無理とみて、EVの普及までに、エンジン機能の最高率化を図る、『SKYACTIV』に進撃している。その究極的な、プラグ発火なしで燃費を最高20%~30%、出力を最高30%引き上げた『SKYACTIV―X』を2019年から商品化すると。

そのマツダが、米EPAが発表した『2016年モデルイヤー車の燃費トレンドレポート』で、マツダの企業平均燃費が堂々の世界の車の中で総合1位だった。マツダの総合1位は5年連続となるそうだ。発表された平均燃費は、29.6mpg(マイル毎ガロン)で、前年比0.4mpgの改善になったと。マイルとガロンで少し分かりにくい。が、いずれにせよ、世界中から車が集まっている米国市場で第1位とは見上げたものだなあ。マツダの技術者の誉れであろう。


★<村田修一>巨人を自由契約になった『村田修一(37)』の去就が決まらない。本人は、息子達も続けて欲しいと言うし、自分もその気持ちだが相手があることなので、と。NPB2球団からのオファーはなし。仮に独立リーグであっても野球を続けたいという村田の心境、野球愛に同情心が沸く。巨人時代はやや強面、悪役面だったし、人間的にあまり隙になれない選手だったが、1月の下旬になり、各チームとも自主トレ開始からスプリングキャンプの時期に入り、可哀そうという気持にもなる。が、今プロ野球の流れは若返りのトレンド。村田には厳しい試練である。カープの新井が阪神から想定外の大幅年俸ダウンを通告され、カープオーナーに泣きつき、里帰りして、再度活躍の姿を見せたのは記憶に新しい。その時の年齢は36歳か。新井は、大リーグから帰った投手黒田と共にカープ2連覇の軸になった。この例で行けば、DeNAが里帰り先になるが、さあさて、DeNAは若い選手揃いだからねえ。

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