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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『スタートアップ起業④ AIデータで創薬・新材料』

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★今日の画像は、パリーグ・日本ハム-西武戦で始球式をしたスケート金の『高木菜那』、日本では初めてとなる商船三井の砕氷型のLNGタンカー『ウラジール・ルサノフ』。そして、呉市蒲刈水道と下蒲刈島『松濤園』の風景です。蒲刈水道は、上蒲刈島と下蒲刈島の間にあり、潮は干満時には相当な勢いになります。下蒲刈島『松濤園』は、昨年10月にユネスコ記憶遺産に登録され、『朝鮮通信使に関する資料111件、333点』を保存しています。通信使がこの島に立ち寄り、幕府の関所を経て東上する寄港地だったのです。素晴らしい下蒲刈島ではあります。

★★★AIやビッグデータなどの情報科学が研究現場を大きく変えようとしている。大量のデータなどを生かす科学研究から『データサイエンス』と呼ばれ、医薬品や新材料の開発を効率かしたり顧客データから最適な新製品を提供したり出来る。大学では人材育成に力を入れ始めた他、産学連携の起爆剤になるとの期待も膨らむ。

昨秋奈良で行われたシンポジウム。AIやビッグデータを材料開発にどう活用するのか。奈良先端科学技術大学院大学の畑中美穂准教授は、機械学習を活用した触媒開発の取り組みを紹介した。炭素同士を結合する科学反応を探す研究で、機械学習を使って最適な合成法を見つけ出した。これらの研究は試験管などは使わずコンピューター上ですべてを行う。既存の実験データを集めたデータベースを利用し、500回反応を繰り返す。開発期間を短縮するのが狙いで、実際に試薬を使って合成しても再現性は高い。畑中准教授は『安全性の高い溶媒の研究では開発効率が100倍くらい高くなる』と語る。既に耐久性を高めたゴムの開発で国内の大手素材メーカーと共同研究を始めた。

スイスのチューリッヒ大学の研究者が『ディープラーニング深層学習』を活用した医薬品開発を説明。ドイツ・ボンにある大学の研究チームはアレルギー治療の標的物質の探索にビッグデータを使う研究を解説した。奈良先端大の船津教授は『15~20年かかる創薬期間を大幅に短縮出来る』と話す。船津教授は50億個の化学反応を集めたデータベースも作成中で、2019年にも公開する予定だ。


こうした情報技術を活用した材料開発が注目された契機は、11年に米政府が始めた『マテリアル(材料)ゲノム計画』だ。生物のゲノム(遺伝情報)解読から連想した造語でコンピューターを駆使した材料開発を表す。失敗を繰り返しながら開発していた材料開発をAIとビッグデータで効率化するのが目的。

計画当初は実現性に疑問があったものの、米マサチューセッツ工科大学と韓国サムスンがリチウムイオン電池より安全性の高い全個体電池の研究に活用、開発期間を大幅に短縮した。これを契機に世界で開発競争が加速し、欧州や中国、韓国が計画を相次いでスタート。日本も物質・材料研究機構を中心にした研究プロジェクトが15年に始まった。

これまでの研究開発は科学者の経験や知識に負う部分が多かった。データサイエンスはそうした経験などを補い、研究の効率化を図る。船津教授は『将来はコンピューターと人間が役割分担しながら研究開発を進める』と見る。AIは創造的な発明は難しいとの指摘もある。人間は基礎研究を担当し応用研究はAIがこなす。科学研究のパラダイムシフトが起きる可能性もある。


★<『飛ぶが如く』読破>司馬遼太郎の『飛ぶが如く』、全集で3冊読み終えた。今年は明治維新150年とかで、各地で催しものが伝えられている。はたして明治維新は日本の歴史の中でどういう位置なのか。単純に『欧米化による近代社会日本の誕生』とばかり言えない雰囲気が漂う。力と力のぶつかり合い、藩閥政治、政商による富と事業の寡占、思想信条の不自由、政府・政策言論封じ込め・・。その結果が、第二次世界大戦だ。大久保利通にしても、伊藤博文にしても、山県有朋にしても共通していることは、『天皇』を頂点とし、『天皇』の示威をもって社会を運営しようとしたことだ。それまで、京都御所で少数で静かに暮らしていた天皇をいきなり表にだし、まさに江戸時代の『上位である』と国民を押さえつけた。今だ、宮内庁はこの維新による天皇の変質をDNAにし、威張っている。あの皇居、天皇一族をお世話するのになんで『千人もの役人、職員』が必要なのか理解に苦しむ。天皇の示威を笠に着て、権力、権利を拡大している宮内庁なのだろう。

明治維新による社会の大変動には、国民が一番困ったと思う。しかも物を癒えぬ国民。旧藩主は貴族として東京に居住させられ、その意を汲み取り、政治に反映されることは出来なかった。英国の貴族社会とは全く異質な制度であった。その結果、軍部が独走し戦争に走った。今の日本はその結果の末のものではあるが、一番恵まれているのは、本当の『自由』があることだろう。勿論、国の転覆とかテロとかには注意が払われる。が、昨今、モリカケ問題を通じて明らかになりつつあるのは、官が民、議会をもないがしろにし、国政を私事にしていることである。太平洋戦争にまで突っ走った軍部と同じ勢いが国内で増えいているように感じてならない。


★<サウジに大太陽光発電、ソフトバンク>ソフトバンクの孫社長は、サウジアラビアに世界最大の太陽光発電会社設立に向け、同国政府と覚え書きを締結したと発表した。2030年までに最大200ギガワットの発電能力を見込んでいると。

この構想が事実なら、原発1基で100万キロワットの発電能力だから、なんと原発200基分の発電量となる。まっこと恐ろしい膨大な構想だ。ソフトバンクは、サウジアラビアの政府系ファンドや米アップルなどの支援を受け、10兆円規模の世界最大のプライベートエクイティファンド『ピジョン・ファンド』を発足させている。まさに道の世界への踏み込みといえるねえ。すごい、孫さんではある。


★<後継者難、事業継承で磨く>船舶用油送ポンプで世界有数のシェアを持つ山口県田布施町のメーカー、『大晃機械工業』の新本社竣工式が行われた。グループ経営に乗り出す『大晃HD』の実質邸なスタートだ。2月、提携先だったオランダのポンプメーカー、下関市の『中国電機サービス』の株を100%取得し、グループ企業とした。

『中国電機サービス』は、水上修治社長が創業した船舶用の制御盤などの製造会社。経営は安定していたが、懸念は後継者難だった。そんな時、県内で船舶関係の会社である大晃が頭に浮かんだ。仲介者を通じて話を通した所、すぐにまとまった。

同社の製品は7千種類。ポンプならどんな要望にも応じられるというのが目標だ。HDのテーマは『メーク・ア・ベター・フロー』。山口県の田舎、田布施町から、堅実に世界を目指す流れを作る第一歩と気勢を上げる。田布施町は、あの阿倍晋三のお祖父さん、『佐藤栄作』を出した地としても知られる。


★<カルビー社長、突然降板>3月中旬、カルビーの社内イベントの終了後に、松本晃会長CEOは、一緒に食事していた伊藤秀二社長に、突然切り出した。『僕は今期で下りるわ、いい潮時だよ。僕が辞めた後も伊藤さん、カルビーをよろしくお願いします』。

カルビーは3月27日、松本さんの退任を発表した。『本人から退任の』申し出があったため』と言う。松本さんは、医療機器メーカーの『ジョンソン・エンド・ジョンソン』日本法人の社長を経て2009年にカルビーの会長兼CEOに就任。高コスト体質にあえいでいたカルビーを立て直し、09年度から16年度まで8年連続増収増益を達成した。

周囲の驚きを外に、松本さんは『辞めることはずっと考えていた。権力は10年持つと腐敗する。大分前から腹は決めていた』と。しかし『カルビーを退いても、リタイアはしないと思う。仕事がなかったら死んじゃうな』とも語る。辞任を発表したその日に、すぐに数社からオファーがあったと言う。名物松本さんの、これからのご活躍をお祈りします。


★<日本初の砕氷型LNGタンカー>商船三井は、日本で初めてとなる砕氷型LNGタンカー『ウラジミール・ルサノフ』を就航させた。ロシア北部ヤマル半島にあるLNG生産拠点サベッタを出港し、北極海航路を西に、オランダ・ロッテルダム港に向け初油送を行う。サベッタからのLNG輸出には、世界初となる砕氷LNG船15隻を使用し、商船三井はそのうち3隻を受注した。時代はすすむ、だな。


★<ナゾを深める米朝対談>評論家の田原総一郎さんが、米朝首脳会談の怪について語った。3月5日、韓国の特別使節団が北朝鮮を訪問して金正恩委員長と会談した時、金正恩は『米国が我が国の安全を保証してくれるならば、我々は核兵器を保有する必要がない』と言い切った。これは世界中の大ニュースとなった。日本政府は、金正恩の発言など、過去の経緯から見ても、全く信用できない、と全面的に否定であった。

ところが、トランプ大統領は韓国の使節団に会い、誰にも相談せずにいきなり5月までに米朝首脳会談をやる、と表明した。これには世界中がびっくりした。トランプは何を考えているのか。おそらく頭の中は99%まで中間選挙のことで占められているのだろう。トランプは、オレが勝ったのだ、と力説した。ブッシュもオバマも出来なかったぞ、と。

ところで、金正恩はなぜか沈黙し続けている。北朝鮮の事情に詳しい人物が興味深いことを言った。トランプが米朝首脳会談をやると表明して、最も仰天したのは金正恩ではなかったか、と。トランプは当然否定すると思っていたと言うのだ。しかし、なぜこの話と並行的に側近がボロボロと抜け落ちるのか、これも不可解な問題だ。


★<大谷デビュー戦>大谷が大リーグデビュー。8番、DHで、初打席、初ヒットと、出だし好調だ。活躍が期待できるねえ。嬉しいことだ。


★<貴乃花降格>相撲協会は、貴乃花を2段階降格の処分にした。一部では、親方剥奪の意見もあったらしいが、貴乃花の名に免じて、その有名なるをもって、この処分に落ち着いたらしい。2段階格下げは、その道のり10年分に相当するらしい。『相撲協会を改革する』と大上段に刀を振りかざしたはいいが、その刀は木刀であったか。ピエロが舞台で踊っただけの印象しか残らなかった、貴乃花の言動ではある。


★<自転車の前かごから110万円ひったくり>大阪府柏原市の路上で、自転車で走行中の飲食店経営者(70)が、前かごに入れていた現金110万円入りの財布などが入ったバッグをひったくられた。犯人は性別不明で身長160~170cmの細身。黒っぽいフード付きの上着にズボン姿だったと言う。男性は午前2時に店の営業を終え、売上金や仕入れに使うための現金をバッグに入れて、親族宅に向かう途中だったと言う。どうやら、午前2時頃、この飲食店店主が自転車で移動するのを知っている輩の犯罪だろうなあ。すぐに犯人はつかまるだろう。


★<カープ白星>プロ野球が始まった。セリーグは、カープ、ヤクルト、阪神が白星。カープ先発の野村は不安定な投球で3失点。打線が、エルドラッドを中心に中日小笠原を打ち込み、6-3の継投で逃げ切った。エルは苦手の外角低めを、ホームランと2塁打、完全に苦手を克服したかに見えた。光ったのはリリーフ、今村。3人をぴしゃりと抑え完璧だった。巨人は菅野がよもやの5失点。先行きが案じられる。DeNAは、先発陣が崩壊状態になっている。下馬評とはちょっと違うスタートになりそうだ。

今日のカープのヒーローは、代打でヒットを放ち、逆転に結び付けたメヒアのヒットだろう。ボールがホームへ返球される間に2塁を陥れ、中日の害やが前進守備を敷いた結果、田中に飛球がレフトの頭を越えた。見事、メヒア、だな。

今日の先発は、カープのエースピッチャー・ジョンソンに対し、中日は新加入のジー、新加入の故、力量不明。

J1、今日は、いよいよJ1、首位対決、サンフレ-川崎の試合がある。川崎のスピードに乗った攻めを防げればサンフレにも勝機があると思うが、ハテサテ。

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