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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『いずみたく物語④ M子に失恋、ブロバリンを200錠飲む』

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《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》

★今日の画像は、貧打のカープの中、打率0.425、さらに出塁率0.603(13日現在)と驚異的な数字で両リーグトップを走るカープの『丸選手』と、広島のマツダが『エジソン賞金賞』を受賞した次世代ガソリンエンジン『SKYACTIVE--X』、そして近所のミモザ(フサアカシア)、キルタンサス、ハナニラです。春の花っていいですねえ。ミモザを庭木にしているのは、珍しい。私が見たのは2軒目である。右下をクリックすると、大きな画が見られます。


★★★世の中にアルバイトと言っても、生活のためのアルバイトと、勉強のためのアルバイトがある。とにかく食べるためと、学校に通うために、いかなる手段をも選ばないのがアルバイトであって、闇屋をしたり、用心棒になったり、またアルバイトを紹介するアルバイトをしたり、学生の8割は何かのアルバイトをしていた。

ボクはまず東京中央郵便局に勤めた。勤務は3日制で、3日のうち2日は授業を受けることが出来る。しかも、不定期なアルバイトと違って、ちゃんとした収入と規律的な生活が出来る。スムーズにスタートした、と思った。が、これが大変な誤算だった。

演劇学校というのは、実技、実技、実技。朝からバレー、体操、発声練習、声楽・・・とエネルギーを消費するものばかりで、郵便局の夜勤明けなどは、目が回って来る。激しい演劇学校の生活と、とうとう両立出来ず1年後、このアルバイトは辞めてしまった。

M子も生活に困っていた。二人で一緒に稼げる仕事はないか、と探しているうちにアイスクリーム売りの仕事が見付かった。在日米軍にアイスクリームをし出ししている工場が、毎日何人かに余ったアイスクリームを分けてくれる。仕入れ値が千円で、うまく売れば3千円の儲けになる。が、なんとこの設備の思いこと。夏の盛りに汗だくで。儲けは大きかったが、続かなかった。気がつけば秋、アイスクリームの季節は終わっていた。


とにかくいろいろなアルバイトに手を出しては辞め、という繰り返し。ある時は、1日240円の『ンニコヨン土方』をやり、ある時は印刷工場で働き、ある時は労働組合の書記をやり、あめ玉や文具品なども売った。納豆売りまでやったが、これは母から家から遠く離れた所で売ってくれと懇願された。

ある時、ボクはM子の日記を拾い読みしてしまった。『私はタカオのことが好きだ。とても別れられない。でもこの事実をたくが知ったらどうするだろう』。タカオ!たく!タカオとはボクの本名である。たくとはニックネーム。だが、よく読み返してみると、たくとタカオは別人らしい。だとすると、ボク以外に愛人がいることになる。M子を問い詰めて、タカオとは某出版社の社長で、彼女のパトロンであることが分かった。ボクは、初めて彼女の横っ面を張り飛ばした。

その後、何のためらいもなく『ブロバリン』を200錠飲んだ。近所の喫茶店でソーダ水を飲みながら一気に。すぐに気を失ったが、時をうつさず病院に担ぎ込まれたらしい。死んでしまいたかったのに、手当の結果、5日後にやっと助かった。M子はただ一言、『ごめんなさい』と、ポツリと言った。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)


★<ジャパネット高田前社長>私達には3人の子供がいる。長女の春奈は平戸で結婚して1年半後に生まれ、長男旭人と次女の麻衣子は、佐世保に来てから産声をあげた。ピンポーンと朝の6時に現像を頼みにくる年配のお客様もいたから、妻は朝早くから店に降りて行くことが多かった。私は嬉野温泉や佐世保のホテルに宴会写真を売りに行って家にいない。夜は夜で現像などの作業をしながら末っ子の麻衣子を交代であやしていたら、風呂場の方で大きな物音がした。駆けつけると、旭人が浴槽に落ちて溺れかけていた。忙しくて目が届かなかった。

春奈は小学校高学年になると佐世保市内の塾に通い始めた。塾は九州の有名中学に多くの合格実績があり、春奈も兵庫県西宮市の名門校を自然と目指すようになった。中学生で親元を離れるという度胸に驚いたが、その意思を尊重することに夫婦で決めた。1990年(平2)3月、春奈は無事合格した。どころが、自宅から通学出来ないと入学許可が下りない。特例で1学期だけ、親元から通えば学校が寮を用意してくれるというので、妻が『私が春奈と一緒に住む。下の子2人も転校させる』と言った。

その時期は丁度ラジオ通販を始めたタイミングでもあった。通販の注文の受付時間は夜の7時までなのにそれ以降もかかってくるから、自宅に転送して9時まで対応していた。妻がいなくなると、それも出来なくなる。妻が『それなら私が受ける』と言うので、夜の7時以降は転居先に転送することに決まった。親の都合で子供の夢をつぶしたくなかったし、仕事を後回しにする発想もなかった。通販も始まったばかりで家計に余裕はなかった。

1学期が終わり春奈を残して家族が佐世保に戻ってきた。夜7時になると家の電話がじゃんじゃん鳴り響く日々が復活した。長男と次女は10歳前後で育ち盛りなのに夕飯は9時までおあずけ。電話が鳴りやまなければ弁当を食べさせた。どうしても手が足りず、『電話が混み合ってますから後で折り返します』と答えたこともあった。2人の子供には無理をさせた。


2人はそれぞれ、福岡、神戸の私立中学に入った。振り返ってみると、私が逆単身で佐世保に残ったからラジオ通販の本格的な立ち上げと店舗運営に精を出すことが出来たのかもしれない。妻と子供達には感謝したい。(参考:日経新聞『私の履歴書』)

こう述懐する『ジャパネットたかたの創業者高田明さん』である。が、今は、ジャパネットは長男に譲り、ファーレン長崎の社長に転じ、J1長崎が県民と共に発展する機関車となっている。前節、清水を破ってJ1初白星を挙げた長崎、高田社長、高木監督、そしてエース鈴木武蔵と共に、当面今季J1残留を賭けて頑張ってほしい。

と、長崎は昨日も雨だった。それも、長崎特有の梅雨末期を思わせる横殴りの激しい雨。風も強く、後半には水が浮いて、ボールがしぶきを上げて走るという猛烈な試合となった。が、長崎は個のビハインドをチーム一丸ではねのけ、見事ガンバを3-0で下した。暫定ではあるがJ2降格圏を脱出した。ガンバレ、高木ファーレン。


★<大和ハウス、ロボスーツ導入>ダイワハウス工業は、全国すべての工場で『ロボスーツ』を使うことにした。重い材料などを持ち上げる時に、腰にかかる負担を和らげると言う。工場の労働環境を改善する狙い。

ロボットスーツは、茨木県つくば市『サイバーダイン社』が開発・製造したもの。作業員が腰に漬けると、重い物を持ち上げるときに、作業を支援する。4月から9工場に計30台を導入した。奈良工場では、住宅の柱とハリをつなげるのに使う金属部品を仕上げる作業で使っている。部品は1個5kg。作業員は『体に合わせてスーツが動いてくれるので楽だ』と語る。

機械による自動化を進めているが、人の手による作業も残る。作業員の平均年齢は40歳を超えているが、雇用環境は厳しく若返りは簡単ではない。会社では、若い人も働きたくなるような職場にしたい、と話している。今後は、建設現場での導入も検討する。雇用環境の激化という社会の進歩が労働環境の改善への背中を押すね。


★<奈良県職員万引き>どうしてこんなバカなことをするのだろうか。まあバカだからこんなことをするのだろうが。奈良県職員の男性(45)が、コンビニに万引きし奈良県警に現行犯で捕まったと。『自分のお金を使いたくなかった』と容疑を認めている。万引きしたのは、139円の乳酸飲料1本。ただ今月に入って、このコンビニでは窃盗被害が数件続いているため、警察は警戒していた。余罪も調べる。まあ、懲戒解雇、いやせめて諭旨退職かな。諭旨退職だと退職金がもらえるけど、懲戒解雇だとゼロだね。人生、たった139円で棒に振った、本当にバカな男、だ。


★<海女さん減る>三重県内の海女さんの数が、この3年間で101人減って660人になったことが鳥羽市海の博物館の調査で分かった。背景には収入源となるアワビやサザエ、ウニなどの漁獲量が減っていることがあるそうだ。それに加え、海女さんの高齢化も影響しており、従来のような観光資源としてのみの存在が位置づけられている。海洋資源の枯渇は伊勢志摩にも及んでいるんだねえ。漁獲量は全盛期の10分の1に激減しているそうだ。やむを得ないな。


★<相撲女人禁制>舞鶴市であった、舞鶴市長が土俵上で倒れた際の女性の土俵への上がり事件から、女性の土俵上がり問題が関心を集めている。その最中、静岡県では巡業土俵での子供相撲に女子の参加禁止措置が出て、またこれ話題に。さらに、静岡県の掛川市長が市内で行われた春巡業の挨拶で、『土俵に立たせていただいて大変感激している。コケないように、倒れないように。万が一の時も男性のお医者さんが近くにいます』と発言し、釈明に終われた。一部、テレビ取材などで、『土俵上女性禁止』について、『神事にかかわることだから』とアナクロ的な発言を聞くが、『神社の神主の10%は女性』であるという現実をしっかり見てほしい。この『土俵は神事』という概念はどこかで曲がって伝えられ、守られてきたものだというのがハッキリしているのだから。もし『土俵は神事』を貫き通すなら、神社の女性神主を男性に入れ替えてみて、ちょーだいよね。本当に下らん論争だ。


★<小池知事北朝鮮を牽制>IOCバッハ会長が北朝鮮の金正恩委員長と会談し、2020年東京オリンピックに参加出来るよう協力を表明したことについて、小池都知事は定例会見で『拉致問題や、核、様々な懸念材料がある』と指摘した。その上で、『参加するなら、これらの懸念を払拭することが北朝鮮がなすべきことではないか』と、北朝鮮の参加について釘を刺した。尤もなことである。政府筋の人間はなぜ、このような発言をしないのだろうか。米朝会談や南北会談とは別次元で、拉致問題の解決を主張出来るのに。あの拉致問題担当相は、一体何をしているのだろうか。ちっとは頭を使ってほしいねえ。


★<長崎2つ目の白星>先に書いたが、J1『ファーレン長崎』が、ガンバを相手に3-0と快勝し、2つ目の白星をあげ、順位も上昇した。ホーム、長崎での初白星でもあった。雨天、長崎特有の激しい雨で、風もありコンディションは最悪。終盤には水が浮き、ボールが水煙を上げるシーンも。その中で初盤から積極的にプレーをした長崎が、ガンバを押さえ、要所要所で加点し、快勝した。高木監督は、91~97までサンフレFWで活躍し、第一期の黄金時代を支えた選手でもある。U23の森保監督の1年先輩となるだけに、長崎の監督をしっかり努め、長崎をJ1トップクラスに育てて欲しい気持が強い。ガンバレ、高木ファーレン。


★<加計学園、首相の関与あった>『加計学園』の獣医学部問題について、柳瀬元秘書官が学園側に『首相案件』などと発言したと記載した愛媛県の文書について、文科省の前川前事務次官は、『阿倍さんの明確な意思表示がなければあんな文書は出てこない』と述べ、阿倍首相の直接的な関与があったとの見解を示した。北九州市での後援会で発言した。さもありなん。阿倍君、男らしく真相を述べるべし。さもないと政治は混迷し、日本の先行きを危うくするから、な。でも、頼むよ、阿倍君の席を決して天然ボケに、老人ボケが入っている麻生君に譲ることのないように、な。

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