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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『いずみたく物語㊶ 旧知の部下に裏切られ、借金だらけで八方ふさがり』

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《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》

★今日の画像は、復元が進む『熊本城小天守』、神戸祭りで踊る『サンバの女性』、神戸電鉄『1960年代の復刻車両』、そして好きな花『ビオラ供戮任后2屬辰橡榲砲いい任垢佑─7本城の小天守、復元の模様はすごいですねえ。さすが日本の建築技術だ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。


★★★ミュージカルの赤字で四苦八苦し、紀伊国屋の田辺茂一さんに借金までしている状況の中で、ボクの知らない間に、タレントプロダクションの会社が、なんと6、7千万円の赤字を背負っていた。しかも、社長のSはその後始末もせずに会社を辞め、別のプロダクションに鞍替えしてしまった。ボクは、ボク自身も協力するから、なんとか少しでも後始末をするように頼んだのだが、それを振り切るように突然いなくなった。ボクは本当に番頭サンに恵まれない。20年ほど前にも、専務に何百万円と使い込みをされたことがある。人間を簡単に信用し過ぎるのだろうか。Sはボクの古い友人で、23歳のうたごえ運動の中で作曲をしていた頃、彼は文学青年でよくボクとコンビを組んで作詩、作曲をしたものだった。

ボクがプロの作曲家として仕事をしている時、Sはヒョッコリボクの前に姿を現した。その頃の彼は、フリーのジャーナリストとして、当時週刊誌ブームに乗ってトップ屋として活躍していた。ボクの事務所に所属するタレントのスキャンダルなどを聞き込んできて、知らせてくれたりする便利な男だった。しかし今から考えると、彼自身が書いたものも多かったのではないかと思う。それから4、5年付き合っている間に、ボクは彼を深く信用してしまった。当時、佐良直美、ピンキラ、由紀さおり、篠ひろ子らを抱え、タレントプロダクションは急激に膨張していたが、それを管理する適当な人がいなかった。何人か担当するが、やり手のマネージャー達を管理しきれない。このような人種を管理するには、よほどの実力がなければならない。ボクはSを過大評価していた。ボクは彼に専務の椅子を与え、徐々にプロダクション業務を教え込んだ。会社の発展と同時にSの成長も早かった。


会社の発展と共に最高に膨れあがったオールスター・プロダクションを、CM、ムービー、音楽出版、タレントプロと分割した時、Sをタレントプロの社長に据えた。社長になったSは豹変した。『今まで作った歌手はいずみたくの作ったスターである。佐良直美、ピンキラ、由紀さおり以外のスターを自分の手で作りたい』。新社長の方針としては立派であるし、そのくらいの積極性がなくては、ボクも社長を任せられない。しかし、音楽は才能であって、いかにその天分を見抜くか、その天分にふさわしい企画を作るかが勝負である。音楽も知らず、歌手の天分も見抜けずにそれが出来るわけがない。やがてSは、当時ボクの会社で勉強中の若い歌手達、売れない歌手達を宣伝力のみで売りだそうとした。

Sは20人ほどの在籍していた若い歌手達に、1人300万円から500万円の宣伝費をかけて売り始めた。その歌手が売れればいい。しかし売れないために、アッという間に、3千万円から4千万円の赤字を出していた。それに気がついたボクはストップをかけた。が、一度回った歯車はなかなか止められなかった。赤字はアッという間に6千万円に膨れ上がった。『もう一度ボクが社長に戻る。君は専務としてボクに助力して欲しい』。ボクはSに頼み込んだが、ボクの申し出は遅かったらしい。Sはボクの会社を捨てて、当時一番発展していた音楽業界のHプロダクションに移籍していた。ボクはすぐHプロダクションの社長に面会した。


『これはルール違反です。もしSのことをお宅が欲しかったのなら、同じ業界の中、正式にトレードをなさるべきです。Sはボクの好意も無視し、責任も後始末も引き継ぎすらせず、敵前逃亡に等しいと思います』『いずみサンのおっしゃることは良く分かります。私はSクンが円満に退職したと言うので引き取りました。これは彼から頼んできたことです。そのような事情があれば、すぐ退社させます』。話の分かるHプロ社長は、すぐその場で決断して処置してくれた。その後Sは、CFのプロダクションなどを転々とした挙げ句、今は何をしているか分からない。

ミュージカルの赤字、会社の借財、その上にボク個人の離婚問題、まして自宅まで仮処分されて、本当に八方ふさがりの状態であった。ボクは半分暗殺剣の時期だと半分諦め、こういう時期はジッとしていようと腹を決めていた。でも、捨てる神あれば拾う神ありとは、良く言ったものである。TVの青春番組の主題歌『帰らざる日のために』をいすみたくシンガーズが歌ってヒットしたが、その同じ番組のドラマの中で中村雅俊がギター一本で何気なく歌った歌があった。『ふれあい』。山川圭介作詞、いずみたく作曲のこの歌が大評判になり、TVの中でたった1回歌っただけなのに、レコードを発売したら大ヒットになってしまった。なんと120万枚。しかもこの歌はスタンダードナンバーとなり多くの歌手が歌い、現在でも多くの人が口ずさんでくれている。人間というものは本当に分からない。ボクは一体運がいいのか悪いのか。ボクの信念としては、ただ環境、状況に煩わされず懸命に前を見つめて仕事をし続けること。その仕事がまた幸運をもたらすのかも知れない。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)


★<銀行に『不良資産問題』 店舗に減損リスク>銀行が持つ1万3千を超える店舗やシステムが経営を揺るがしかねない存在になってきた。収益性が下がって価値が目減りした資産の減損処理を迫られ、赤字に転落する銀行が出て来たからだ。低金利や人口減で収益基盤が細っている上、金融とITを融合した『フィンテック』の台頭で、設備が陳腐化するリスクも高まってきたことが背景にある。全国で10兆円に上る銀行の固定資産の『不良債権化』に金融庁も監視を強めている。

『将来の収益を慎重に見積もり、もうかっていない店舗を減損した』。前期7期ぶりの赤字に転落した福島銀行。12支店の土地・建物の価値が、収益力に照らして査定し直すと4億円減ったと言うのだ。東北の2地銀が踏み切った会計処理に各行は衝撃を受けた。今後の銀行業を揺るがしかねない会計基準の問題が浮き彫りになったためだ。

2006年3月期に強制適用された固定資産の減損処理。店舗などを収益性の観点で評価。価値が下がり回復の見込みのない場合、売却した場合の時価に関係なく失った価値を損失計上するルールだ。島根銀行も、福島銀行同様10支店の土地・建物を減損処理した。最終黒字は確保したものの、『要因は一過性でない』との金融庁の指摘を認めざるを得なかった。


17年9月末の地銀・第二地銀の有形固定資産は計3兆4千億円。06年3月期には上場939社が1兆6千億円の損失を計上している。メガバンクも人ごとではない。三菱は前期末で不採算店舗を430億円分減損処理した。三菱自動車など問題企業を再建する際に負の遺産の前倒し処理を求めてきた。『メーカーさんのリストラに習おう』と首脳が指示したと言う。

1990年代の不良債権問題で銀行が損失処分したのは100兆円規模。それに比べれば不良資産の規模は小さいものの、フィンテックの台頭など金融環境が激変する中で店舗網に依存した経営モデルが限界に達しつつあることを示している。


★<少年LINEで万引き、500件>無料アプリ『LINE』で連絡を取りながら、万引きを繰り返したとして川口市に住む私大生2年の19歳の少年2人が警視庁に逮捕された。2人は高校の同級生で、1人は、昨春以降500回やったと供述している。

少年2人は、2月大阪市中央区の服飾店で、それぞれジャンパー1着を盗んだ疑い。少年のうち1人は、昨春から万引きを繰り返し、昨年10月には仲間と4人でLINEのグループを作った。『デパートにやりに行くけど、行く人いる』などと誘い合って、東京都内や埼玉県内でも万引きを繰り返していた。

安倍首相殿、大学生って30%くらいはこんな連中だよ。教育費無償化の声はいいが、中味をちゃんと見てほしいねえ。大学へ行く資格、能力もないのに、世の三流私大は経営のため、入学させるのだから。分数の問題も解けないような大学生がたーんといるんだよ。教育の質の劣化もあるだろうが、学ぼうと言う姿勢が安倍さんの時代とは違って、緩いんだよね。なにか、この問題を聞くと『私立大学延命互助会』かと思うくらい、緩い内容だ。そこんところ、きちっと押さえてほしいなあ。


★<九里初勝利、田中攻守に活躍>今日は九里くんのナイスピッチングが光ったね。前回もヤクルト戦に、気迫を全面に押し出して7回1失点のナイスピッチング、次の先発機会が楽しみやったけど、2回も雨で流して心身ともに調整が難しかろうって心配しとったんよね。

スライドじゃなくて一回完全に飛ぶわけじゃけね…やっぱり登板機会が減るのはいい気分じゃないじゃろうし、その日に向けて準備してたのがリセットされる訳じゃけね、しかも金曜日が飛んで日曜日って微妙な気がしたんよね。そう思いながら試合見始めたら、1回表にいきなり先頭の山田くんにヒット打たれて進塁打で2塁に進められて、3番の青木さんレフトに大きいの打たれた時は『ああ、いけん時の九里くんじゃ』って頭抱えたけど、松山さんがまさかのファインプレーよ!


それ以降は、時折得点圏にランナー進めても、低めにボール集めて危なげないピッチング、ピンチ凌いだ時にはガッツポーズで気迫見せてくれて、カープの攻撃中はベンチ前で気合入った表情でキャッチボールして続投アピールしてから。2回に一点入れて以降、チャンスにあと一本が出んと援護点に恵まれんかったけど、チャンス逃した後も気落ちせんと、むしろ気合入れなおして気持ち入ったボールで8回を無失点!完封行くか?って期待したけど、8回裏にチャンスで打席回ってきて、もう112球投げとったし、明日は試合ないし、9回は3番の青木さんからの打順じゃしで、交代したけど、九里くんの完封よりチームの勝利を優先するんは当然の作戦じゃろ。

去年はシーズン初め先発でそれなりに結果残してたのに、チーム事情で便利屋みたいな使われ方して、今年もオープン戦でもあんまり試されんまま、開幕ローテから外れて都合よく扱われてけど、ようはぶてんとモチベーション保ってたわ。ジョンソン抜けて、薮田くんもノムスケくんも微妙な状態じゃし、しばらくは九里くん先発で行くじゃろうから、しっかりローテで回って、ずっと先発で頑張ってほしいわ。とにかく今日は100点満点のナイスピッチングやったね。カープのピッチャーはクールな性格の人が多いけ、九里くんみたいなガッツを全面に出す人がおるんはええ事じゃ。にしても九里くんファンのカープ女子はギャルっぽい娘が多いね、やっぱ元ヤンじゃけ、そのタイプの娘を惹きつけるんじゃろかw


野手のヒーローは広輔くんじゃね。ここしばらくヒットが出んだけじゃなく四球も選べなくなって、塁に出ること自体ができなくて、やっぱフルイニングにこだわり過ぎで疲れとんかね?って心配しとったんじゃけど。今日は4打数3安打1四球と全打席出塁と、唯一の得点となるタイムリー打って、ようやく右に左に長打も打てる広輔くんらしいバッティングが戻ってきたね。初回のフォアボールも8球粘ってじゃけ、立ち上がりに嫌な打者じゃろなw守る方でも、9回ランナー1,2塁から大引さんのレフト前に抜けそうなゴロを横っ飛びで抑えてから、あの緩い打球が抜けとったら2塁ランナーは代走の上田さんじゃけ、一気にホーム還って同点で、また九里くんの初勝利が消えとった所よ。

九里くんの初勝利と言えば、最終回に投げた中崎くんもしんどかったろうな…前回最後の最後に打たれて九里くんの初勝利消して、最後にはサヨナラ負けした訳じゃけ、今日のマウンドは相当なプレッシャーやったろうね。1-0で最後に出てくるのって、ほんま大変じゃろうって思うわ、でフォアボール出そうもんなら球場全体が溜息付いたりヤジ飛んで来たりとか、そりゃ円形脱毛になるのも仕方ないレベルのストレスよね…最後なんとか0で抑えて、ほっとしたような笑顔かわいかったねw 守護神は過程はどうでも試合が終わって勝ってたらええんよ。今年は救援失敗まだ一回だけなんじゃけ(前回の九里くんの時)今のところ12球団ナンバー1クローザーよ!


あとはやっぱり野間くんよね!昨日の大活躍がまぐれじゃなくて、もう完全に実力じゃろって信じたくなるような打席の内容じゃわ、2安打に1四球、特に4回のフォアボールなんて11球粘ってじゃけね。足速いけ絶対に塁に出したくない、でもパンチ力もあるけ甘い所にも投げられん、きわどい所はファールで逃げられるって、ほんま相手ピッチャーはお手上げじゃろ!まるで丸くんよねw 身体能力では丸くんよりも、むしろカープで1,2を争うくらいなんじゃけ、ほんまに覚醒したらどえらい選手になるで、試合前の打撃練習じゃ、誰よりも物凄い打球飛ばしょうるもんね。打者も離脱してる人や本調子じゃない人が多い中、こうやって新たに頭角を現す選手が出てきて、ほんま今のカープは見てて楽しいわ~

今日も快勝で、明日からの一週間がんばれそうじゃ!そんじゃあ、みなさん来週からもよろしくね~おやすみなさい!(参考:『ゆとり世代のカープ女子』)


★<ベネズエラ大統領現職勝利>ベネズエラの大統領選挙は、現職のマドゥロ大統領が勝利した。負けた対立候補は、選挙に不正があったと選挙のやり直しを求めている。インフレ率1000%を上回るハイパーインフレのもと行われた大統領選挙で『現職が勝ち』とはちょっと信じられない。食糧も医薬品も手に入らない生活を強いている現政権にブラボーを叫ぶバカもいまいに。どうも不正選挙の匂いがするが、これを解明する手立ては国民にはない。大統領が起死回生を狙った『仮想通貨』の発行も、アメリカの津潰しに合って成功しない。八方ふさがりを切り裂くには、従来とは違った政策、政権が必要だと国民は分かっているだろうが、秘密警察を使った独裁政権はなおも政権にしがみついている。こんな国の政権を担当したところでうま味はるまいになあ。それでも石油利権で一儲けするつもりか。可哀想なベネズエラ国民ではある。


★<また出た安倍文書27通>国会が愛媛県に対し、加計学園問題で新たな文書の提出を依頼していたが、調査の結果27頁ものあらたな文書が発見され、国会事務局に送られた。

その中で、安倍首相が加計学園獣医学部について、新設問題を知ったのは『2017年1月20日だった』と何度も答弁した内容。さらには『彼が私の地位や立場を利用して何かを成し遂げようとすることは一度もなかった』と答弁していた。しかし新たな文書によると『2015年2月25日に加計理事長が獣医学部新新設計画を安倍首相に説明した』とあり、首相が『新しい獣医大学の考えはいいね』とコメントしたとされる。安倍首相の答弁との食い違いが鮮明になった。また、当時官房副長官だった加藤厚生労働相が15年2月に学園関係者と会談したとの記述も注目される。当初、官邸を挙げた画策があった可能性を示している。


立憲蓮舫参院幹事長は、『いつも記録と記憶が残っているのは愛媛県だ。愛媛県がウソをつく理由は何もない』と述べた。国民民衆党の玉木共同代表は『仮に総理答弁がウソだったら紛れもなく、内閣総辞職に値する』と。

政府への説明責任への言及は与党内部からも相次いだ。自民の二階堂幹事長は『皆さんに疑念を生じさせないような誠実で、しっかりした説明を強く求めたい』と説明。公明党の石田政調会長も『愛媛県文書と首相とのどちらかがウソをついている、という話になっている。国民に納得してもらう答弁を総理にお願いしたい』と述べた。

まあそうだろうなあ、これまでの推移からして安倍君の命短し、だ。麻生君も一蓮托生だな。安倍首相は、メディアから事実の確認を求める声を黙殺し、首相官邸を後にした。中村愛媛県知事の参考人招致、加計理事長、さらには柳瀬元首相秘書官の国会証人喚問は避けられないだろう。

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