★今日の画像は、安全性に関する懸念を受けて全機飛行停止とされた米戦略爆撃機『米軍のB1Bランサー(Lancer)』と、大阪『舞洲ユリ園の名花達供戮任后A患“行停止とはまた思い切ったことだ。世界の米軍基地は休養中ということになりますねえ。面白い。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★電気自動車製造に欠かせないレアメタルの『コバルト』が不足し、EV普及の足かせとなる可能性が浮上している。コバルトは生産方法と主産国の内情と言う2つの理由から増産が難しい。不足感や投機資金の流入で国際価格はこの2年で3倍以上に上昇している。
都内の商社担当者は頭を抱える。昨年末にコバルトを短期契約で調達しようとしたら、中国や欧米の取引業者から『17年分の在庫は尽きた』との返答だったと。『需要の増加で取引業者側の在庫は減っている』と先行きを懸念する。
コバルトはEVの心臓部となるリチウムイオン2次電池の正極材に使う。16年の鉱石ベースの生産量は12万3千トン。電池部材向けの需要増で10年前から8割増えたが、ここ数年は頭打ちだ。国際指標となるロンドン市場のスポット価格は現在2年前の3倍以上となる1ポンド35ドル超に高騰。コバルトはリチウムイオン電池の製造コストの1~2割を占めるとの見方もあり、EV製造に与える影響は少なくない。
トヨタ自動車とパナソニックは昨年末、EVなどに使う車載用電池で開発を含めた車載用電池で開発を含めた協業を検討すると発表した。EV1台当たりに使うコバルトの量は『車種にもよるが、10キロ前後が多い』。21年のEVの世界の販売台数は152万台との予測がある。需給は逼迫する。
コバルトは銅やニッケルの副産物で『需要が逼迫しているからと言って、即座に対応出来る訳ではない』ことになる。価格低迷で銅やニッケルを減産すると、コバルトの供給も絞られる構図だ。22~23年頃にも需給が逼迫する可能性があると指摘する専門家もいる。
生産地も偏在する。世界の鉱石の半分以上をコンゴが供給し、中国やカナダといった他の生産国のシェアはそれぞれ1割未満だ。採掘環境の改善も課題だ。コンゴでは鉱山での児童労働が問題視されている。
EVが現在の予測通りに普及するか見方が分かれるが、将来的にコバルトの需要が増えるのは確実。今後はカナダやロシアといった欧米産コバルトの争奪戦が始まるかも知れない。メディアは次の世界はEV全盛のように書くが、本当だろうか。世界の車が全部EVに代わると、原発100基分の発電所が必要になるという説もある。しっかりして欲しいメディアの報道ではある。
★<コケガール出現>『コケ苔』を趣味にする女性『コケガール』が出現。コケを愛し、苔のために時間を割く。鑑賞し、手をいれ、コケの美しさを表現する。単に小壺に入れて育成する者から、少し大きめの透明容器に収納し、岩などを入れ、景観を作り出すなどそのジャンルは多様化している。さらには、ビルの屋上にコケをはやし、断熱効果を利用する実用型も現れて。過疎の山村で簡単にコケの栽培が出来ることから、お年寄りの片手間仕事で実利が生まれる。ところがコケ趣味が高まり、国立公園内のコケを採取する輩も出現。自然保護団体が嘆いている。しかし、コケが趣味になるとはまた面白い時代だ。屋久島などの雰囲気、物の怪の雰囲気を懐かしんでいるのだろうか。
★<ノルウェー・テレノール後発国へ進出>ノルウェーの政府系通信『テレノール』が、ミャンマー、バングラデシュ、パキスタンのアジア後発3カ国に経営資源を集中している。インド・中東欧から撤退する一方、ミャンマーなど3カ国の契約者数を1億3千万人と10年で4倍に増やした。月額200円余りの携帯電話収入を着実に積み重ね、3カ国で1千億円を超える営業利益を計上する。新興国の低所得者層『ボトム・オブ・ピラミッド』を成長の柱とするビジネスモデルで、アジアで強固な足場を築く。
中国に近いミャンマーの辺境地、ラショー。街中の携帯電話販売ショップの店頭には、『テレノール』のロゴマークが溢れる。最大手のミャンマー郵電公社のサービスと併用するタクシー運転手(34)は、『テレノールの方が通信速度が速い』と評価する。テレノールは2016年、ミャンマー郵電公社より半年早く4Gサービスを始めた。電子マネーもいち早くサービス提供し、ミャンマーで先進的なブランドイメージを確立した。
ノルウェーは人口500万人余りの小国。人口と所得増が続くアジアに成長の糧を求め、マレーシアに1999年、タイに00年進出した。現在はバングラデシュで首位、パキスタンとミャンマーで2位のシェアを誇る。この3カ国で前期稼いだ利益は過去最高の1,300億円。グループ全体の36%を占めた。なかでも『グラミンフォン』のブランドで圧倒的なシェア、45%を握るのがバングラデシュ。マイクロファイナスで知られる『グラミン銀行』と組んだ。この国での1契約当たりの月間収入はわずか220円にすぎない。だが6,500万件の契約から前期は700億円の営利を稼いだ。タイ、マレーシアを上回る稼ぎ頭である。
一方、コストは徹底的に切り詰める。加入者から問い合わせを受けるコールセンターや通信基地局などは外部企業に運用を委託し、固定費を引き下げる。こうした努力を積み重ね、ミャンマーでは通話料金を最安値の1分0.8円に引き下げた。
テレノールは5月、財閥系通信会社による価格破壊で消耗戦になったインドから撤退。中東欧からも撤退する方針を示した。20年12月までの中期経営計画で打ち出したキーワードは『成長・効率・優先順位付け』の3つ。取捨選択を明確にし、未来をアジアの3カ国に懸ける。すごいなー、バングラデシュでビジネスの最先端を行き、稼ぐのだから。この世界ソフトバンクだけではないのだな。
★<マツダ、ユーグレナと提携>広島の自動車メーカー『マツダ』は、バイオベンチャーの『ユーグレナ』と提携し、ミドリムシ由来の燃料を乗用車に使う実証試験を始める。自然循環エネルギーを使用することで、地球に優しいクルマ作りを行う。
広島県で回収した天ぷら油などと混ぜて、バイオディーゼル燃料を作る。ユーグレナが乗用車で事象試験を行うのは初めて。CO2排出削減の動きや環境を重視した投資の広がりにより、世界で藻類燃料の開発が加速している。
『国内で原料調達、製造、消費する国内完結型のエネルギーにする』。マツダと提携したユーグレナの出雲社長は、会見でこう力を込めた。バイオ燃料はユーグレナが横浜市で建設する実証プラントで製造し、広島県内で自動車などに使う。実証プラントで作るバイオ燃料は、軽油と分子構造が同じと言う。ユーグレナはクルマ向け燃料を、出資を受けているANAHDなど航空会社向けと並ぶ収益源に育てる考えだ。
ミドリムシは培養過程でCO2を吸収するため、石油系燃料に比べ環境負荷も小さい。海外で実用化されているトウモロコシやサトウキビ由来の燃料は穀物価格の上昇を招くため、食料問題の観点からもミドリムシなど藻類が注目されている。ユーグレナは量産によるコスト低減のため、年産能力125キロリットルの実証プラントを来年前半から稼働する。さらに25年をメドに生産能力が数百倍の商用プラントを建設する計画だ。
海外でも藻類燃料の研究は進んでいる。米大手エクソンモービルは、09年に米シンセティック・ジェノミクスに660億円の投資をしており、カリフォルニア州で藻類の大量栽培の研究を始めている。他にも英BPや、ベンチャー企業などもバイオ燃料の研究に凌ぎをけずっている。時代はドンドン進む、だなあ。
この出雲社長、東大の学生時代確か海外青年協力隊でバングラデシュを訪れ、そこで栄養不良になっている子供達を見て、栄養価の高い食べ物の創出を志し、経済学部から農学部へ学部を転籍して農業のノウハウを学び、学生時代に栄養価の高い藻を生産する『ユーグレナ』を創設したと聞き及んでいる。『少年よ大志を抱け』を地で行く出雲社長だ。この藻から燃料を創り出す研究にはあのデンソーが天草で大規模施設で研究を進めているとも聞く。時代は変わる。
★<外国人が日本でキットカットを買う理由>『抹茶味のキットカットが一番売れている小売店はどこ?』この抹茶味、純粋なメイド・イン・ジャパン。そのお店は『ドン・キホーテ』だ。店舗数で見れば、流通業界の中では中堅どころ。ところがこれが、キットカットを一番多く売るのである。
秘密は、来日外国人だ。店舗に多言語を話せるスタッフを配置するなど、インバウンド需要の取り込みに注力してきたことも背景にあるだろう。だが、インバウンド需要が拡大する中で偶然、キットカットの抹茶味が勝手に売れてラッキーと言う訳ではない。ネスレ日本は、用意周到にアジアでのブランディングを積み重ねて来たのだ。
つまりは、日本独自の商品戦略なのである。ネスレ日本は、世界最大の食品飲料メーカー『ネスレ(スイス)』の現地法人だ。ネスレは世界189カ国に拠点を持ち、2,000もの商品を展開する。中でもキットカットは世界100カ国以上で販売される主力商品だ。
ただ、ネスレの商品戦略は各国の裁量が大きいのが特徴で、キットカットのフレーバー(食感)は国によって様々。日本で販売されるキットカットのフレーバーは累計で350種類を超えるほどのバリエーションがある。近年はこうした日本味の『メイド・イン・ジャパンのキットカット』がアジアの顧客に受け入れられたという次第。
恐るべしネスレ、そしてキットカットだ。ネスレがなぜ物価高、高税率のスイスに置くのか。ネスレは1866年、アメリカ人のジョージ&チャールズ・ページ兄弟がヨーロッパ初の練乳生産工場を建設したことに始まる。『ネスレの製品はオリジナルで最高のスイス練乳。他社を寄せ付けません』がキャッチフレーズ。
1850年代初めに米国人『ゲール・ボーデン』が考案した練乳缶は、1860年代の軍用食に欠かせない存在となった。ミルクはサプライチェーンが長いと腐ってしまうが、缶詰のミルクなら栄養価も高く、持ち運びに適しており、長期間保存が可能になった。戦後、アメリカの都市や町で爆発的な売上を記録する。ヨーロッパでも同様の成功を目指して、スイスに工場を作り、高品質な練乳を市場に出した。社名は『アングロ・スイス社』。『ミルクメイド』と命名されたこの商品は、今でも『ネスレ ミルクメイド』として売られている。
後に、ドイツ人のアンリ・ネスレがスイスで『ネスレ社』を設立し、開発した乳幼児用乳製品で成功を収めた。アングロ・スイスとネスレは競合関係にあり、互いに相手の主力商品と競合する製品を生産するようになり、両者の製品を消費者が一緒に購入するようになった。市場の競争激化から、他社が没落する中で、合併に反対していたジョージ・ページが亡くなったことから、1905年に両者が合併し『ネスレ・アングロ・スイス練乳会社』となり、現在の隆盛を迎えるに至っている。スイス生まれ、スイス育ちのネスレは、その地にあることがネスレブランドのプライオリティと考えているようだ。その結果、あの美しいスイスのアルプス・牧場、山岳が丁寧に農家・牧畜業者によって手入れされて、観光立国スイスをもり立てているのだ。お見事、ネスレ・スイス、だ。
『練乳コンフィデンスミルク』とは、牛乳に糖分を加えて濃縮させた、粘度の高い液状の食品である。本来の表記は『加熱精製した乳』という意味の『煉乳』であるが、『煉』が乗用感じに入っていないため、法令では『れん乳』、新聞等では『練乳』と書かれる。決して『練ったミルク』と言う意味ではない。砂糖を加えないで精製した無糖練乳も存在するが、単に練乳と呼ぶ場合にはこちらの加糖練乳を指すことが多い。
★<ANA岡山80センチの豪華パフェ>ANAクラウンプラザホテル岡山は、県産フルーツなどを満載した高さ80センチの豪華パフェを販売する。7月から10月までの期間限定で、1日当たり2個まで。価格は1万5千円。3日前までに予約が必要だ。
モモやブドウ、メロン、スイカといった岡山県産フルーツをはじめ、10種類の旬のフルーツをふんだんに使用している。蒜山ジャージーミルクのカスタードクリームや瀬戸内レモンを使ったジュレなど、味の組み合わせも工夫した。10~12名に最適なサイズと言う。7月から県産フルーツをテーマに開催される県などの観光キャンペーン『おかやま果物時間』の目玉として、ホテルのパティシエが開発した。お見事岡山県ではある。
拙者も夏場には、岡山県の『アリババファーム』からぶどうを取り寄せている。旦那がトルコ人という変わった農場。かみさんが農園を継いで、旦那が婿入りしたのかとおもっていたら、先年、旦那もかみさんも大阪から来た、新規参入の農家だと知った。お見事に、立派な果樹園を成功させている。感心、感嘆の『アリババファーム』ではある。
★<ブラジル-コスタリカ戦>W杯、『ブラジル-コスタリカ』戦は見応えがあった。最終的には2-0でブラジルが順当勝ちを収めたものの、試合中、ブラジルが攻めるも攻めるも得点出来ず、1点目は後半の終わりになってから。コスタリカの名GKを中心に固いディフェンスで臨んだこと、またブラジルが決定打に精度を欠いたことが原因だ。試合が終わった瞬間、エースで初得点を挙げたマイネールは膝を崩し、両手を顔に当てて、泣き崩れた。W杯の緒戦で得点を挙げられず、相当なプレッシャーになっていたんだろうなあ。
それにしてもすごいブラジルだ。ほとんどパスミスはなく、ドリブルでもコスタリカを圧倒し、3人程度に囲まれても、突破する力と技術を持っている。なんと恐ろしい集団だろうか。もし日本と対決したら、と思うと背筋が寒くなった。けちょん、けちょんに大敗することが目に見えているからである。まだまだ日本勢の技術力、サッカー力は未熟としか言えない。