<1千兆円にものぼる財政累積赤字。金利が1%上昇しただけで利払いが政府予算の1割、年10兆円も増える。伸び悩むGDP。バブル崩壊から30年。この間政府は財政健全化にどれほど努力したか。少子高齢化が社会保障費の増大につながっているが、少子高齢化は50年前から予測されたこと。何ら有効な手も打たず、ただただ放漫財政、効果のない財政出動を繰り返してきた。一体日本はどこへ行こうとしているのか。先行き短い年寄りには関係ない話だが、孫・子の時代が暗黒の日本になりはしないかと、大変心配だ>
★今日の画像は、セネガルとドロー勝点1を奪取し、渋谷駅前で気勢を挙げるサッカーファンと、全米女子ツアー日本人最年少で優勝した『畑岡奈紗(19)』、そして大阪『舞洲のユリ園后戮任后F楝緝修粒萍¬覆GKを除き見事ですねえ。やったねえ、畑岡。デビューは確か17歳だったか。熊本の出身でお父さんの指導を受けたと聞いていたが、素晴らしいことだ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★5月29日夜、東京・信濃町駅近くの九州料理店『うまや』。元経済産業相の小淵優子(44)が率いる自民党の財政構造のあり方小委員会の議員が集まった。政府がまとめる『経済財政運営の基本方針=骨太の方針』に向けた党の検討作業に区切りがついた打ち上げだ。小淵が呼びかけた。『次回は友達を1人、2人連れてきていいよ』。専門的でメンバーが偏りがちな財政の議論の参加者を広げる。小渕小委員会は政調会長の岸田文雄(60)が2月に設けた。20人の参加者の大半は30~40代の『責任や負担から逃れられない世代』だ。岸田から『エッジの効いた若々しい議論を期待する』と指示を受け、終末期医療や防衛装備品の調達価格にまでにも切り込んだ。
『医療にも年金のマクロ経済スライドと同じルールを』。2月の会合でこんなアイディアが出た。3月末、社会保障費の抑制策の目玉として経済や人口動態に応じて定期的に患者負担を調整する仕組みを提案した。医師会の反発は想像以上だった。4月19日、キャピトルホテル東急。横倉義武会長(73)は朝食を共にした小渕や小委員会事務局長の木原誠二(48)に訴えた。『患者負担ではなく社会全体で負担しないといけません』。
結局は骨太方針には盛られなかった。厚生労働省や医師会に近い議員も包囲網を張り、壁は厚かった。5月21日、自民党本部。小渕は骨太の小委員会の運営について岸田らに『歳入・歳出改革の両方でまだやることがあります』と告げた。
自民党の政策議論で中堅・若手が目立つようになってきた。5月17日、国会内で開いた人生100年時代戦略本部の幹部会。事務局長の小泉進次郎(37)が岸田らに社会保障改革の持論を展開した。『原則と例外の逆転が必要です』。年齢によって1~3割と幅がある医療費負担を原則3割にするよう打ち出すべきだと訴えた。岸田は『よし、やろう』と応じた。
とは言え、異論も多い改革案を本部の決定には格上げ出来ない。5月29日、小泉は公表した11頁の文書を手に『決定は1枚目だけ』とことわった上で、『2枚目以降も議論した事実はある』と述べた。2枚目以降には小泉らの主張がぎっしり載った。生煮えの議論を世間にさらすのは異例だ。岸田はつぶやく。『財政も社会保障も若手の議論が記録に残った。今後の議論につながる成果だ』。
財政悪化から30年。有効な政策が打ち出せなかった政治の責任を問う声はあまり聞こえない。これでいいのか、日本丸!
★<空だったドンファンの金庫>6月20日、和歌山県警がドンファン氏の経営する会社に立ち入り捜査をした。捜査員達は、1階の事務所スペースには目もくれず、階段を上り、2階にある『金庫室』に向かった。だが、捜査員が金庫を開けると、『中はからっぽで、事件解明に繋がる証拠はおろか、現金は1円も入っていなかった。立ち会った番頭格の社員も唖然としていた。警察から、「最後にここを開けたのはいつか」と聞かれたが、番頭格もめったに入れない場所だから、記憶が定かでなかった。金庫に金が全く入っていなかったことに衝撃を受けた』と(会社関係者)。
県警は、金庫を開けただけではなく、事務所から経理情報が入ったパソコンや、金融関係の帳簿も押収している。ドンファン氏は自宅に置いていたバッグにも多額の現金を入れていたことが多かったが、亡くなってからはそのバッグの中にも何も入っていなかったと。『現金主義』のドンファン氏の周りから一切現金が出てこない不可思議。死因のナゾと共に、この事件は深い迷宮の道に落ち込んでいくのだろうか。
★<水深6千m探査に挑む日本>政府は今夏、無人潜水機を使って水深6千mの深海底を調査出来る技術の開発に着手する。深海でも洋上と通信したり、充電出来るシステムを確立し、2022年度までの実用化を目指す。レアアース・希土類など、日本近海に眠る海洋資源探査に役立てる考えだ。無人潜水機の開発は、内閣府の『戦略的イノベーション創造プログラム』の事業として、7月に正式決定の見通しだ。
政府は、2千mの海底で無人潜水機5台を同時運用する技術を開発し、沖縄近海で実証試験を行っている。海中の潜水機が電磁波などで調べた海底のデータを洋上の中継器1台に音波で送る。中継器は衛生回線を使い、データを陸上の研究拠点に伝える仕組みだ。しかし、それ以上深い場所では音波による通信が難しくなる。潜水機も連続10時間程度しか動かせず、母船でこまめに充電する必要があった。『メタンハイドレート』など深海資源の開発に向け『海洋王国日本』を目指し、頑張ってもらいたい事業ではあるな。
★<セネガル戦、深夜視聴率30.9%>まさにすごい数字だ。サッカーW杯、セネガル戦。深夜にもかかわらず、視聴率は30.9%と。放映権料が高騰するはずだねえ、立派。拙者はもう眠くなり、録画に切り替えたが。(笑)
★<W杯GKは東口に替えるべし>W杯日本代表、健闘して1勝1分、勝点4と、決勝Tに向けまっしぐら。が、ちょっと待って。コロンビア戦の失点、セネガル戦の1点目の失点を見ていて、もう川島の時代ではないのではないかと感じた。要は、厳しく見れば川島のミスなのである。初動が遅い、反応への行動が遅いのである。あの程度であれば、あのコスタリカのGKナバスなら、この2失点は防げたと思われる。どのメディアもそういうスタンスでの報道はないが、東口の若さと俊敏さの方が川島を上回っていると、拙者は思う。英断を持って、GKの交代を進言する、西野監督殿。
★<NHKは阿部内閣の言いなりか>2015年に起きた『大越健介降ろし』。大越さんは新潟県生まれ。東京大学在学中には野球部のエースとして活躍。1985年、NHKに入局。長いこと政治部記者として活躍した。野球部出身だけあって、体力には自信があるので、昼夜を問わず取材に走り回った。下ネタも得意で、豪放磊落。ワシントン支局長などを経て、2010年3月、『ニュースウオッチ9』のキャスターに抜擢された。
ニュースの終わりで、サラリと持論を披露して人気が出た。勿論、内閣を批判することもあった。それが人気だった。ところが、15年末に『降板』させられたのである。『ニュースウオッチ9』の大越さんは、『NHKの夜の顔』だった。何故降板させられたのか。形の上では、毎年10月か11月ごろに『キャスター委員会』なる会議が開かれ、そこで交代が決まったと言われたが、私が聞いた限りでは、内閣の意向が働いたとしか思えなかった。
阿倍政権に近い人物から『大越キャスターの発言は何とかならないのか』と言う、『ぼやき』が伝わっていた。NHK上層部がその意を『酌み取って』人事に反映したのではないか。私は、そう解釈した。NHKは日大アメフット部の悪質タックル問題を大きく扱っている。『モリカケ問題より日大!』。そこにも内閣の意向が見え隠れしないか、疑問符が付くNHKではある。(参考:牧太郎筆『青い空 白い雲』)
★<畑岡米ツアー初優勝>米女子ゴルフ『ウォールマートNWアーカンソー選手権』で、19歳の『畑岡奈紗』が、トーナメントレコードの21アンダーで念願の米女子初優勝を達成した。19歳での優勝は日本人の最年少優勝。
この大会での日本人の優勝は、宮里藍さん以来6年ぶり。13アンダー、首位タイで最終日を迎えた畑岡は、8バーディー、ノーボギーとこの日もパットが好調で、前半で4つスコアを伸ばすと、後半もバーディーを重ね、17番でついに20アンダーまでスコアを伸ばした。迎えた18番は、第3打をピン横20cmにつけ、8個目のバーディー、大会記録を3ストローク更新した。2位に6打差だった。おみごとだなあ、畑岡奈紗は。いまどきの若者はこんなもんかねえ、藤井7段殿。
★<カルビー元CEO、経営業は『やめられない、止まらない』>カルビーの会長兼CEOとして8期続けて増収増益を成し遂げ、退任した松本晃さん(70)が、ネット通販サイト運営のベンチャー『インアゴーラ』の社外取締役に就任する。松本さんはすでにトレーニングジム『RIZAP』のCOOにも就いたばかりだ。松本さんは『年寄りばかりでは日本経済は良くならない。若い経営者のサポート役をやりたい』と強調する。『変化のスピードが速い21世紀。楽しい仕事は「やめられない、止まらない」』と、かっぱえびせん並に意気軒昂だ。
★<トランプのウソ発言>トランプ大統領が、米メディアの取材で、『私は日本で大人気で英雄になっている』と語った。大ウソのハチである。誰がトランプの『大ウソつき』を英雄視しているのか、証拠を見せろ、と言いたい。『政治はディールだ』とうそぶき、その過程でありもしないウソを堂々と語るトランプ。アメリカ国民も騙されているのだろう、トランプのフェイクに。困った世の中になったもんだ、大ウソつきが大統領になる時代なのだから。バカなアメリカ人だと思うが、これがヤンキー魂なのだろうな。メッキはやがて剥がれるな。このようなアメリカの狂気がアメリカをベトナム戦争に引き込み、長アメリカを凋落に導いたと、拙者は思うね。