★今日の画像は、カープグッズのなかから『愛らしい真っ赤な浴衣』、ゆかた姿で授業を受ける『広島の女子大生』、『ウインブルドン』で初のベスト8に進出した錦織圭。そして一度は歩きたい『尾瀬』のスナップ。いいですねえ、尾瀬の風景、花、山、池(池塘)、それに50kgの荷を担ぐ歩荷(ぽっか)さん。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★小松が画像処理半導体GPUの世界首位、『米エヌビディア』との協業を決めた。エヌビディアが得意とする大量のデータの高速処理技術を使い、AIで建設現場の作業効率を上げる。建設会社の生産性を支援する新しいビジネスモデル作りを目指している。すでにコマツはドローンで工事現場を測量して、掘削する土の量をもとに工事に要する日数を計算するなどのサービスを始めている。AI活用はその深化が狙いだ。
ドローンで撮った写真を3次元データにするまでの時間が、これまでの10~12時間から20分に大幅短縮。刻々と変わる現場の様子の『見える化』が進み、施行計画の修正にも役立つ。現場で待機しているだけのダンプカーも把握出来、待ち時間の削減に手を打てる。建機が急に土を掘りにくくなった時、運転席のカメラが撮影した画像からAIが地質を分析して、『バケットを3度浅く入れてください』などと音声で指示することも可能になると言う。
高齢化で建設業界は今後、人手不足がより深刻になりそうだ。建設会社は効率経営を一段と迫られる。コマツがそのノウハウの提供に力を入れるのは、顧客である建設会社との『共存共栄』のためだ。コマツの姿は、FC契約を結んだ加盟店との間に情報網を築き、在庫管理や消費者の変化に応じた品揃えなど店舗運営を支援するセブン-イレブン・ジャパンと重なる。
AIは、サービスを多様化する力がある。AIを巡る技術革新のポイントは、『画像認識の精度が急激に上がり、コンピューターに目が出来た』点にある。5億数千万年前、目の誕生が生物の種類を劇的に増やした『カンブリア爆発』のように、情報量が格段に増えることでコンピューターの新しい活用方法が広がると見られている。コマツの例はその表れだ。デジタル化は市場と企業を強く結びつける。製品の使い手に向いた姿勢がどれだけあるかで大きく差が出そうだ。
★<途上国で安定収入型農業>野菜栽培と太陽光発電を組み合わせた事業モデルをモンゴルなどに展開する前橋市の『ファームドゥ』。太陽光発電で野菜を育て、余った電力を電力会社に販売する。農業だけでは生計を立てるのが難しい国でも『安定収入』が得られるメリットが強みだ。
モンゴルの首都『ウランバートル』の北西にあるモンナラン地区。ここのファームドゥが建設したメガソーラーがある。広さ28ヘクタールの土地に並ぶ太陽光パネルの発電力は1万2,700キロワット。建設費25億円で、昨年末本格稼働した。
同社は、農業と太陽光発電を同時に営む『ソーラーファーム事業』を群馬県内の30ヵ所で展開する。岩井社長が初めてモンゴルを訪れたのは10年前。『日本に比べて牛乳が高く、野菜も少なかった』と当時の印象を振り返る。以後調査を行い、流通システムにネックがあること、日本より日照量の多いモンゴルでは、ソーラーファーム事業の需要も高いと判断。2012年には、現地企業と合弁で『エブリディファーム』を設立。
栽培ノウハウがまだ未熟であり、年間の売上高は500万円程度だが、今後はさらに増やして行く計画だ。発電所で作った電気は政府系の電力会社に販売する。『モンナラン発電所』の売電収入は20年間で73億円を見込む。他の地域でも発電所と農場の整備を進める。今後は、中国やベトナムへの進出も視野に入れる。群馬で培った『稼げる農業』を世界に発信する。
オランダの農業が高収益モデルの典型と言われるが、この『発電所農場』はまさに『日本型高収益農場』と言えるのではないだろうか。成功してほしいねえ。
★<桜酢輸出・センナリ>広島の食酢メーカー『センナリ』は、桜の葉を使った新商品の欧州向け種出を今春開始し、今後欧米市場への販売を強化する。香りを楽しむ食文化や和食人気を追い風に、海外販売を増やす。
新商品『桜酢』は、広島県産の米を使った米酢に静岡県産の桜の葉を浸して香りを付けた。香りに敏感なフランス人などの好みを考慮した。色は淡いピンク。料理の香り付けに加え、水や炭酸水で薄めて飲んでも楽しめる。輸出を念頭に、日本の花として有名な桜を選びパッケージも和風にした。
フランスの卸業者を通じ、欧州の百貨店や飲食店に売る。欧米には近年、飲む酢やドレッシングを輸出してきたが、20年前から輸出しているアジアに比べ、今後販売を伸ばす余地が大きいと見ている。日本の純米酒や和食が注目され、日本らしさを押し出した商品の人気が高くなっている。今後、毎年春に製造する。見事な広島名産品になりうるか『センナリ・桜酢』ではある。
★<平山相太のつぶやき>今年初め現役を引退したサッカー元日本代表の『FW平山相太(33)』が、TBSの『消えた天才・一流アスリートが勝てなかった人追跡』に出演。筑波大学を中退して、オランダのクラブにスカウトされたものの、1年でクビになった理由や、日本代表『MF本田圭佑(32)』とのエピソードを告白した。
平山は、W杯で活躍した本田、DF長友佑都(31)、FW岡崎慎司(32)と同世代だが、全国高校選手権で歴代最多ゴールを記録するなど、かつては3人をも上回る天才と呼ばれていた。この番組では、指導者を目指して仙台大学に在学している現在の平山を直撃。オランダ1部リーグのクラブを1年でクビになったことについて、『監督が代わって「いらない」みたいな感じで言われて』と告白。オランダ人新監督に『細かい戦術とかあるから、オランダ語を覚えろと言われて・・。無理でした』と。
また将来の日本代表を背負うと期待されていた平山だったが、代表として出場した試合はわずか4試合。活躍出来なかった理由について『強い気持。それが自分には足りなかった』と語った。それを感じたのが、当時19歳で参加していたユース世代の日本代表合宿。平山が軽々とゴールを決めると、誰もが絶賛して来たと言うが、同じ合宿に参加していた本田だけは『いや、違うでしょ。今の俺のバスでゴールが決まったようなもん。平山君、今までこんないいパスをもらったことないでしょ』と話しかけてきたと言う。
同世代のスーパースターだった平山に対し、本田は1歳年下の無名選手。そでもひるまずに自分のすごさを猛アピールしてくる本田に、自分にはない『強い気持』『強烈な自信』を持っていると気付いたと言う。
さらに平山退団から3年後、同じくオランダに渡った本田は入団会見で、平山が覚えられなかったオランダ語を完璧に披露。世界と戦う準備が出来ていた本田を見て『自分はオランダに行くことしか考えていなかった。彼はその3歩先まで考えていたのかな』と自身との違いを語った。
あえて平山の弁護に組みすると、オランダのクラブは将来性のあるアジア地域の若手をスカウトし、滞留させておき、イギリス、オランダ、スペインのクラブから引き抜きがあるのを待っていて、そのスカウト料を稼ぐビジネスをしている部分があると報じられている。青田買いをされた平山はその手に乗ったのではないか。うかつだったのは、その事実を感知しなかった平山にあるとは言えるが、不幸なスタートが平山の芽を摘んだとすると、周囲の指導者達はもっと真剣に平山の将来を考えてやるべきだったと思う。同じような道を感じるのは、福岡大で大活躍し、名古屋に入った永井。日本代表で大活躍することもなく、名古屋の2部落ちと同時にFC東京に移籍した。平山に比べまだJでの活躍が見られる永井は幸せかも知れないが、本当ならW杯に出て堂々と活躍出来る資質を持っていた。日本のクラブでスタートしてもこのようなケースがある。本当にアスリートの明日は分からないというのが本音ではある。
★<呉、江田島の断水>今回の大災害で、広島市の太田川から呉市方面への水道用水の供給がとまって、断水が続く問題で、広島県は、送水トンネルの内部の水を抜く作業に5日程度かかかるとの見通しを示した。水抜きは昨日から着手。江田島市の全域と呉市の広い範囲で続いている断水は、長期化する。この問題は、6日夜、呉市方面へ水を送る送水トンネルで内部の水位が急激に低下したことにある。県は、トンネル内部に土砂が流れ込み、詰まった可能性があると見ている。
江田島、呉市の皆さん、ご愁傷様です。が、これで改めて、江田島、呉市の水道水は広島市の太田川から送水されていたことを再認識されたのではないでしょうか。もっと言えば、瀬戸内の倉橋島や蒲刈島など、そして東広島市も同様に太田川の水の供給を受けて成り立っている。更には、江の川水系から毎日40万トンの水を太田川系に取水し、提供してもらっているのだ。つまり、呉市、江田島市、東広島市の皆さんの水は島根県の人達の水を横から取水したものの恩恵を受けているのだ。ゆめゆめ島根県の方角に足を向けて寝てはいけませんぞえ。
国道、高速道が寸断され、広島市は陸の孤島になりつつある。山陽自動車道では、土砂崩れに加え、志和トンネルが川の役割を果たして、流木や砂利などがトンネル内を覆っているとも。広島と呉の間は、JRも国道も途絶。宇品から出るフェリーを使う人で港は大混雑とか。勿論広島空港へのアクセスも出来ないから、フライトも欠航が多いだろう。もう1、2日復旧には時間がかかりそうだ。まさに今回の豪雨被害は『平成最悪の大惨事』になりそうだ。
★<土砂災害>それにしても、熊野の団地で12名が生き埋めとは驚いた。矢野から熊野に登った道のすぐ右手にある『川角』の団地。土砂崩れで、見るも無残な様相に変わり果てている。残念無念な大雨災害ではある。少し下りて、矢野東の団地も無残な姿に。ここに私の知り合いが住んでいるが、崖っぷち故、被害は相当なもになっているだろう。驚いたのは、安佐北区口田南でそれほど山に近くないのに、バスが通る舗装道路に土砂がなんと60cmも積みたまっている。どさーと低い丘から土石流が流れて来たのだろう。
矢野、坂はもう大変。JR呉線は土台となる地面が流出し、見た所復旧には1~2カ月かかりそう。通勤通学の手段を取り上げられた呉の人達はまさに陸の孤島に住んでるみたい。従って、広島からは宇品の港からのフェリーを使って呉に向かう人達、そして車ももう予約でいっぱいだそうだ。その呉市でも、ポートピアがある天応西郷が無残な姿に。おそらく絵下山系の山の南に打った大雨が矢野、坂を襲い、北に降った大雨は、深山の滝を回って、県道に雪崩出て天応西郷に雪崩下りたのだろう。もう道路が川になっており、無残にも家屋の多くが流されている。一体最終的にどのような被害になって、どのような復興をするのか想像も出来ない。大変心配である。
これは、2014年の安佐南区・阿武山の土石流災害よりもひどい内容になりそうだ。花崗岩堆で、もろい地質の上にある広島県の宿命、と偉い教授先生がおっしゃっていた。無残なり。
★<マレーシア、一体一路に反旗>中国が支援するマレーシア最大級のプロジェクト『東海岸鉄道ECRL』の計画を管理するマレーシア政府系の『マレーシア・レール・リンクMRL』はこのほど、『国益にそぐわない』ことを理由に、中国の習政権が進める一体一路主要事業である『ECRLの工事の即時中止』を中国交通建設集団CCCCに命じた。マレーシア政府によると、この事業の即時中止は、マハティール首相が決定したと。『契約内容だけでなく、融資率も高く、マレーシアにとっては不利益だから』と言う。
これを受け、マハティール首相は8月中国を訪れ、習主席と首脳会談を行うことを明らかにした。マレーシアでは、一体一路関連事業が東南アジアでダントツに多く、マハティール首相は、ナジブ前大統領と中国政府が決定した大型プロジェクトの見直しを図る。
CCCCは、『業務中止の命令に驚きを隠せない。しかし、マレーシアの法律を尊重するとともに、遵守する』とコメントを出した。マハティール首相は、ECRLについて『マレーシアにとって国益にならない』と語り、リム財務相は『ナジブ前政権下の見通しでは総工費が550リンギだったが、新政権の査定では、前政権の査定より50%も跳ね上がり、810億リンギ=2兆2千億円に跳ね上がった』と、中止を発表する直前に、懸念を抱いていた。
さらに、マレーシア政府筋によると、国際的マネーロンダリング事件に揺れる1MDBに利益をもたらすために、談合取引の間で、中国の政府銀行からの融資が一部賄賂として流れ、『利用された』可能性についても捜査が行われている。スリランカやジブチが中国の金融支援のもと、港湾、空港建設を行ったものの、膨大な赤字を抱え、結果管理運営権を中国に売り渡す結果となっている事件なども、大きく影響しているのだろう。タイでもマレーシアに続く動きが出ているそうだ。危ない金、中国資金なり、だな。インドネシアは大丈夫かな。気になる。
★<除夜の鐘108回>除夜の鐘、108回。人間は人生で四苦八苦する。四九が三十六、八九が七十二、合わせて108の煩悩がある。それで年の暮れ、大晦日に108の鐘をついて、煩悩を追い払うのだそうだ。真偽不明なり。