今日の画像は、広島市中央公園に鎮座する『初の広島出身首相・加藤友三郎』と、美しき『センニチコウ』デス。センニチコウの花期は長いですねえ。初夏から秋まで、と、楽しませてくれます。私は白のセンニチコウが好きで、これにキラッと光シベのようなものが素敵です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★大正時代に広島県出身者で初の首相に就いた広島市出身の『加藤友三郎1861~1923』は、第一次世界大戦後に欧米と協調して軍縮を進めたことで知られる。軍縮と外交交渉による平和を目指したのである。
第1次世界大戦後、被害が軽微だった戦勝国の日米両国は、それぞれ大規模な戦艦健造計画を立てて競った。しかし、建艦競争の激化は両国の財政を圧迫。特に日本側は1921年度、年間予算の5割を軍事費に充てる、危機的な状況だった。
そうした中で同年、日本は米国の誘いに応じ、軍縮などを話し合うワシントン会議に参加。主席全権の加藤は、日本の主力艦保有トン数を英米の6割に制限するとした、海軍軍縮条約に同意した。対米7割を主張する軍部の強硬派を押し切っての決断だった。
海軍出身の加藤友三郎は、『単純な平和主義者』ではなかった。『感情論とは無縁の合理的立場から平和を求めた』のだ。日本の国力や、国際連盟に代表される多国間協調を重視する時代の空気を分析し、現実主義的に軍縮を受け入れたと言う。
海軍が主張する『7割論』は、米国が日本の1.5倍以下の兵力なら、太平洋上の戦闘で遠方への展開を強いられる米国の消耗を勘案して、互角に迎え撃てるとの計算に基づくとされる。だが、『そもそも太平洋の島々が米国に要塞化されたら意味がない』と断じた。加藤は軍縮を飲む代わりに、太平洋の現状維持を約束する譲歩を米国から引き出す実利を得た。
加藤が7割論に固執する部下をたしなめた『国防は軍人の専有物にあらず』との言葉にも、現実主義的な一面がにじむ。第1次世界大戦後の総力戦の時代、戦争は軍備の増強だけで勝てるものではなくなった。政治や経済、外交の安定が全て国防の強化に繋がる。日米の経済規模の差を考え、建艦競争の回避による経済の立て直しが最も国益にかなうとの考えがあった。
加藤は22年、首相に就任。引き続き軍縮や、悪化していた中国・ソ連との関係改善を目指したが、翌年に在任のまま病没した。日本は31年の満州事変を機に国際的に孤立。34年には加藤の手掛けた軍縮条約の破棄を通告し、戦争への道をひた走った。まさに、『加藤ありせば、第二次世界大戦は回避出来たか』と、歴史のめぐり合わせを感じる。
翻って今日の日本。政府は『安全保障環境の悪化』を来る返し論じ、防衛費増額を続ける。『加藤は時流を的確に読み取り、外交による内外の安定を図った先見性のある政治家だった』。軍部の利益といったセクショナリズムに陥らず、大局的判断を下した姿勢は、今の日本に必要なものではなかろうか。(参考:白石仁章筆『加藤友三郎』)
今の憲法改正で自衛隊を入れるとか、防衛費の急増は、『外交力には軍事力が不可欠』との政権内部の思いがあるように見える。日本は軍備が半端なため、中国、ロシア、更には韓国からも『舐められているのだ』との思いが強いように見受けられる。『平和外交』は、聞こえはよいが、覇権国家にとってはな~んの威力、威圧、圧力にはならないのである。北方四島の返還のも随所にそんな雰囲気を感じる。歴史は繰り返す、だなあ。
★<長崎県松浦市アジ日本一>『アジ』の水揚げ量日本一を誇る『長崎県松浦市』が、目指すは『アジフライの聖地』と、高い目標を掲げ、大いなる理想へ向かった突き進んでいる。黄金色の衣に包まれた庶民の味、『アジフライ』。『本場』の知名度を高めようと、この夏から次々とPR作戦を展開している。
お昼時の食堂に、たそがれ時の居酒屋に。松浦市のあちこちから芳香が漂い、サクサクと駆るい音が聞こえる。アジフライの出番は時を問わない。
2017年の水揚げ量は2万5千トンで、3年連続日本一。五島沖から対馬海峡で4~8月に取れる100g以上の真アジは『旬トキアジ』のブランド名が付く。これを松浦市の看板にして交流人口を増やそうと、今年2月に就任した友田市長(54)は『アジフライの聖地を目指す』と公約した。
地元でアジフライが食べられる20店を紹介する『松浦アジフライマップ』を8月に作成。福岡市圏に向け年2回発行する冊子には、表紙で堂々の『アジフライの聖地プレ宣言』を。店により料理方法が異なるアジフライはそれなりにいずれも魅力的に。
更なる一手は、福岡市の人気定食屋の『アジフライジャック』。8月29日から31日まで、中央区の『梅山鉄平食堂』で松浦直送のアジフライ定食を500円で提供するイベントを開催。大人気を博した。
そして今、『ごく当たり前に食卓に上るアジフライが注目されるようになり、市外の知人から今度食べに連れて行ってと頼まれるようになった』。この活動に携わる市職員は早くも手応えを感じている。
松浦市の目立つ場所に、黄金色に輝くアジフライのモニュメントを、という構想もある。正式に『アジフライの聖地』を宣言するのは、来年のゴールデンウイーク頃の予定だ。
ガンバレ、松浦市だな。かつて、この街を素通りしたことがある。JR松浦線に乗って。何故素通りしたのかは不明なれど、玄界灘に面した美しい街並みではあった。
★<オフの阪神巨人戦 Vへの執念に差>今季のオフ、あわよくば優勝したいと思っている球団と、絶対に優勝しなければならないと思っている球団の差がよく分かる。
日本球界のオフの話題を独占しているのが原監督率いる巨人の超大型補強だ。4年連続でV逸の巨人は広島から国内FA宣言した丸佳浩外野手(29)の獲得に成功した。交渉には原監督が直接出馬し、『巨人に新しい血を入れてほしい。まだまだ長い野球人生の中で移籍が絶対にプラスになる』と口説かれた丸は、『さらにレベルアップしたいと思った』と巨人入りを決断した。
2年連続のセ・リーグMVPに輝いた丸だけではなく同じくFA補強で前西武の炭谷銀仁朗捕手(31)を獲得。今季メジャーで20本塁打した前パドレスのクリスチャン・ビヤヌエバ内野手(27)、自由契約となった前オリックスの中島宏之内野手(36)も獲り、現時点で4人の獲得に費やした総額は38億円を超える。
巨人の山口オーナーは丸の獲得成功にも手を緩める気配はなく、『後はクローザーですね』と語るとおり、まだまだ補強は継続中。総額40億円を超える補強になりそうだ。球界内外からはさまざまな声が聞こえてくる。次々に大物選手を獲得することで、生え抜きの若手選手の活躍の場が失われ、やる気さえ失うのではないか。あるいは、お金にモノを言わせて勝ちに行くのはいかがなものか、などなど。しかし、巨人の補強策の根底には『来季こそ絶対に優勝しなければならない』という意志があり、これは読売本社のファンに対する強烈なメッセージだ。巨人ファンの大部分は歓迎こそすれ、批判する気持ちにはならないと思う。
特にライバルの広島から丸を獲得したことは大きい。今季、対広島戦は7勝17敗1分。2015年から4年連続で負け越し中だ。巨人のここ3シーズンの成績は16年から71勝69敗3分、72勝68敗3分、67勝71敗5分。対する広島は16年から89勝52敗2分、88勝51敗4分で今季が82勝59敗2分。つまり、広島は巨人を肥やしにして3連覇していて、逆に巨人は広島に頭をたたかれ続けて優勝戦線から脱落している。勝つための手段として、ライバルの主砲を引っこ抜いた。両軍の戦力の差し引きは大きいと考えて当然だ。
球界ではシーズンオフのことを『「球団フロントの戦場』ともいう。グラウンドでの戦いが終わり、来季に向けて戦力整備を行うのがオフの期間。シーズンで出てきたチームの弱点を補強し、選手起用が悪いのであれば監督やコーチを代える。担い手は球団フロント幹部だ。大型補強は、球団フロントがシーズン中から水面下で補強策を練り、行動に移してきた結果。巨人は“オフの戦争”に勝ったということかもしれない。結果が出るのは来季だが、巨人ファンの期待感は相当なものだろう。
対してわが阪神。今季は62勝79敗2分で17年ぶりの最下位。球団は金本前監督を事実上、解任して矢野新監督を就任させた。勝てなかった最大の理由は打てなかったことに尽きるが、現時点で野手の新戦力はドラフト指名選手だけだ。『あわよくば勝とう』と思っているうちは、最後のリーグ優勝から14年、15年と遠ざかっていくばかりだと思うが、どうだろうか。(参考:植村徹也筆 産経デジタル)
★<異教徒カップルに春が>海沿いのカフェで待ち合わせた新婚夫婦は、時に互いに見つめ合い、仲むつまじそうだった。妻はチュニジア人でイスラム教徒のラシャさん(29)。夫は米国人でキリスト教とのカイルさん(26)。チュニジアの首都チュニス近郊で暮らす。
家事は分担している。人権NGOを運営する妻が掃除をし、英字紙の編集者として働く夫が食事を作る。もっともお互いに仕事が忙しく、そろって外食をすることも多い。米国の大学で出会い、交際に発展した。昨年7月に米国で結婚。今年11に、婚姻証明書をチュニジアに提出して受理された。
そもそも、イスラム教徒の女性は、イスラム教徒としか結婚出来ない。男性が異教徒ならば改宗する必要がある。チュニジアもこうした制限をしていたが、昨年9月に撤廃した。妻のラシャさんは言う。『誰と結婚するかは個人が決めること。宗教が入り込む余地はないと思います』。
チュニジア政府の決定は波紋を呼んだ。エジプトにあるイスラム教スンニ派トップは『家庭の安定が崩れる』との声明を出した。
1400年も続くイスラムの教えと、現代を生きる人々の要請と。折り合いをどうつけるかは悩ましい問題だ。中東・北アフリカ地域は、宗教が社会に大きな影響を及ぼしている。人口が1,200万人に満たない小国、チュニジアのやり方がただちに広がるとは思えないが、一つの答えを示しているのではなかろうか。
★<何をいまさら、新広島県立単科大学>広島県は、2021年に新しく、県立単科大学を設立する。『幅広い教養と実践的な課題解決の力を身に付けた人材を養う一つの学部からなる単科大学』。1学年100人規模で、既存の県立大学の定員を180人ほど減らすと。人数の面では計算が合うが、なぜ、新しく単科大学か、という点では理解しにくい。
広島には、国立広島大学があり、公立の広島市立大学があり、私立では修道大学、広島経済大学がある。それなのに、なぜ、って感じを抱くねえ。高邁な位置づけはいいけど、これって『京都大学』ぐらいの学生に求める内容だよ。広大をさえ上回れない、県立大学が出来るんだなあ。そして、この人材は何のため、県内のどこで活躍してもらうのだえ。まさか広島県の職員育成のため、なんて言わんないだろうなあ。
誰が仕掛けたのか知らないが、不可解な単科大学ではある。まさに、税金の無駄遣いに終わりそうな気配だ。国、県、市と三重構造で、それぞれが片意地張って、競い合えば、まさにパーキンソンの法則通り、組織は肥大するだけだ。ちっとは、節税、節約の精神を入れてほしいねえ、県庁のお偉方には。知事も単におわんの上に座っているだけでは、ダメだろうに。しっかりしてほしいねえ。
★<『一段と快適に』だと、新しい政府専用機>来年度に運航を始める新しい政府専用機の内部が、運航と管理を担当する航空自衛隊千歳基地(北海道千歳市)で報道陣に公開された。最新の通信機器を備え、会議室は現行機より2席多い6席。パーティションで2室に仕切ることもでき、政府首脳らが打ち合わせに使うという。
機体は米ボーイング社の大型機「777―300ER」。全長は現行機より約3メートル長い73.9m。航続距離は1割ほど延びて約1万4,000kmとなった。
千歳基地の空自特別航空輸送隊は、政府専用機が到着した8月以降、離着陸などの訓練を重ねている。機長は『訓練は順調だ。機内も一段と快適になった』と述べた。政府専用機は、天皇陛下の外国へのご訪問や首相の外遊などに使われる。運用する2機のうちもう1機は、今月中に到着する。
この新型政府専用機については、私は大いなる怒りを持った意見がある。報道では、費用が記述されていなかったが、この新型専用機、1機1,000億円、2機で2,000億円もするのだ。一体どのお金持ちの国がやることだ。新型機の導入は、現行の747が古くなり、リタイアし使えなくなるからと。その理由は、JALが747を全機リタイアさせて整備機能がなくなるから、だと。一体何を考えてるんだ。日航の現行747整備チームを国が専用整備員として確保すれば、人件費だけだと、いくら高くても1億円は超えまい。2,000億円に到達するには、2000年以上もかかるという塩梅だ。
赤字累積が1千兆円を超える大赤字国、日本。政府がやることを見ていると、始末するとか、節約するとか、工夫するとかという意識や概念は全く見えない。赤字垂れ流し、親方日の丸の実態だ。これで孫子の日本が豊かな生活が送れるのかねえ。外人労働者の導入もずさん。受け入れ上限の人数や、健保、年金などの条件も不確か。不明な部分は、勝手に法務省が省令や実例で示すと。こんな国、本当に心配だ。自民党議員達は、この国の危機が分かってるのだろうか。まったく不可思議な日本の政治姿勢、実態ではある。情けない国だし、情けない政治だ。
★<中国、日本人女性スパイ容疑で懲役3年の刑>中国で、57歳の日本国籍の女性が『スパイ容疑』で3年の刑の判決を受けた。どのような内容で、スパイの容疑になったかはかいもく分からない。裁判の判決内容も明らかにしないくに、それが『中華人民共和国』なのだな。
先日、『華為技術・ファーウェイの孟晩舟・副会長兼最高財務責任者CFO』の身柄拘束をを巡り、、中国外務省は『理由を明示せず、拘束したのは人権侵害だ』と大声で吠えている。
逮捕以上に、裁判の判決内容も明らかにしない国が、よその国のことをひな出来るか、ってんだよな。困った国だよ、まったく『中華人民共和国』は、第二のナチスドイツだ。