今日の画像は、熱気がすごい愛知県稲沢市の国府宮(こうのみや)神社の『はだか祭』と、海外音楽アーティスト『興行収入ランキング(終)』です。46位 ポール・マッカートニー、47位 エルトン・ジョン、48位 アイアン・メイデン、49 シルク・ドゥ・ソレイユ「Ovo」、50 フリートウッド・マック、51 テイラー・スウィフト、おしまい。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★NHKの朝ドラ『まんぷく』。チキンラーメンの生みの親『安藤百福さんの妻仁子さん』を主人公にしたドラマ。フィクションの部分もだいぶある。百福さんが台湾生まれで、織物の商売で独り立ちされたこと、終戦時には不動産に手を染め、その関係で信用組合の理事長に祭り上げられたことなど、経営者、財界人としての場面が落ちている。ここに百福さんの『私の履歴書』を参考に、『チキンラーメン、即席ラーメン、百福さん』の歴史を綴る。
★★★巣鴨に収監されている間に泉大津の製塩工場は整理し、資産を処分して従業員の給料や退職金に充てた。名古屋の交通技術専門学院も閉校したが、最近、同窓会が開かれ、17人が集まった。交通関係の養殖に就いた方もいると聞き、少しでも学院の目的が果たされたようで、嬉しかった。
さて、放免はされたものの、私の事業家としての人生はまた振り出しに戻ってしまった。人間の運は、一旦悪い方へ転がり出すと、止めようがなくなるものらしい。心のどこかに焦りがあって、判断を誤らせるのだろうか。ある人から、大阪で新しく設立された信用組合の理事長になってほしいと頼まれた。私は金融関係の仕事は経験したことがなく、固くお断りした。よそ様の大事なお金を預かる仕事が素人の私に出来る訳がない。
しかし、いくら断っても手を変え、品を変え、何度も依頼される。三顧の礼と言えば聞こえはいいが、内実は『名前だけで結構です。安藤さんのような人がトップにいるだけで信用がつくから』と言うものだった。
金融機関というものは、たとえ小さな信用組合でも、大銀行と同じように預金、審査、貸付など業務が細かく分かれている。私は自分で判断して仕事を進める『現場主義』の人間だから、組織型の、分業化された仕事が肌に合わない。断るべきだったのである。ところが、ついつい甘い言葉に乗って、引き受けることになってしまった。案の定、この信用組合はやがて経営破綻に追い込まれて行く。
名前だけはと言え理事長である以上、何もしないという訳にはいかない。私は営業担当者と一緒に組合員を回った。心斎橋周辺を回ると、後でそれなりの預金が集まったと聞いた。私自身も口座を作って、なけなしのお金を預金した。最初は順調に進むかに見えたが、やがて雲行きが怪しくなった。
もともとこの信用組合は金融業務の専門家がいない素人集団だった。貸し方がルーズだったこともあり、あちこちで不良債権が発生していたのである。組合に入った預金は、その日のうちに親密な関係の都市銀行に預けていた。この都銀にとっては、黙っていても預金が集まった訳だ。そのかわり、組合員が振り出した手形や小切手は手形交換所に回され、都銀を通じて支払われたし、多少の資金不足はその都度、都銀が面倒を見てくれていた。この都銀を『母店』と呼んでいた。
そんな関係だった母店からは経営上の問題点を指摘されるようになり、不足金が設定融資限度枠を超えると、母店の姿勢も厳しくなった。『担保もあることだから、もうしばらく猶予がよしい』とお願いしたがダメだった。ついに不渡りを出し、取り付け騒ぎが起きた。信頼していた母店が、真っ先に担保を入れていた組合の建物と敷地を差し押さえた。その時の銀行の態度はひとしお身に染みた。信用組合は破綻し、私は理事長としてその社会的責任を問われた。
私はまたしても財産を失った。残ったのは、池田市の住まいと、身を焦がすような後悔だけだった。バチが当たると言うのはこういうことを言うのだろう。責任を持てない仕事は、いくら頼まれても軽々しく引き受けてはいけないのだ。必ず誰かに迷惑をかける。
一般論だが、銀行は優良企業には喜んで資金を貸すが、経営が苦しく、本当にカネが必要なところには貸し渋る。当然のことである。追い詰められた経営者がカネを貸してくれない銀行を恨むのは、見当外れだろう。しかし、当時の私はとても冷静な心境にはなれず、この出来事を機に銀行には頼るまい、と肝に銘じた。
経営者は一度借り入れの味を覚えると抜け出せないものだ。経営に緊張感がなくなり、そのツケは必ず自分に回ってくる。ある取引銀行の頭取から『安藤さんの会社はカネを借りてくれないから面白くない』と言われたことがあるが、日清食品を創業して以来、無借金経営を貫いている。(参考: 2001年9月・日経新聞『私の履歴書』。07年没、享年96歳)
★★いよいよ『平成』も終わる。『昭和』はどんどん遠くなる。その昭和の歌謡界で、是非ともアップしておきたい人、『西条八十さん』。西条さんは、早稲田大の仏文の教授でありながら、童謡や校歌、歌謡曲の作詞も行って、同僚らから『堕落だ』と厳しく攻められた。なら、大衆のためだと、教授職を投げ打つ。そして作詞と仏文の研究を貫きとおし、幾多の名曲を生み出した。(「みんな揃って翼賛だ」、「総進軍の鐘は鳴る」、「打倒米英」、「壮烈特別攻撃隊」、「陥としたぞシンガポール」)
『西條八十 「若き血潮の予科練の・・」が大ヒット』
昭和18年、内閣情報局と内務省が、『米英音楽作品蓄音機レコード一覧表』を発表。演奏と放送を禁止する旨通達した。『ダイナ』、『アロハ・オエ』、『埴生の宿』などその数1千曲、同盟国のイタリア、ドイツの曲を除く洋盤は所有者の自発的破棄を求めた。八十もたくさん洋盤を所有していたが、フランスで求めた貴重品もあるので破棄するのは忍びなく、納戸の奥に隠しておいた。
戦意高揚を目的とした映画も多くなり、東宝映画『決戦の大空へ』の挿入歌を依頼された。海軍飛行予科練習生を主人公にした作品なので、土浦の航空隊で予科練生の生活ぶりを取材すべく、作曲家の小関祐而と映画会社のロケハンに同行することになった。
今回の土浦行きには楽しみがある。昨年から食糧不足のため、味噌、醤油、塩、魚類が配給制になり、豆腐まで1ヵ月に1丁の配給になった。東京人に欠かせない蕎麦も不足し、代用食として海藻類をトコロテン状にしたものが現れ、海宝麺と呼ばれた。今夜泊まる『増田屋旅館』では、人の頭ほどの大きさのトンカツを出すとの評判で、これが楽しみだった。が、実際は評判ほど大きくもなく旨くもない。ただ衣とソースの味が懐かしいというだけの代物だった。
食後に航空隊を訪ね、兵舎で将校達に会って色々と話を聞いた。その折、壁に貼ってある予科練生募集の色刷りのポスターが目に入った。制服を着て、桜の花の下に立つ美貌の予科練生が描いてある。この制服は昨年、セーラー服を変えたもので評判が良い。制服の胸に並ぶ七つのボタンを見た瞬間、早くも1番の歌詞が頭に浮かんだ。旅館に帰ると、一気に書き上げる。
◇若い血潮の 予科練の 七つボタンは 桜に錨
今日も飛ぶ飛ぶ 霞ヶ浦にゃ でっかい希望の 雲がわく
燃える元気な 予科練の 腕はくろがね 心は火玉
さっと巣立てば 荒海越えて 行くぞ敵陣 殴り込み
歌詞を受け取った古関は、長音階の曲に仕上げた。しかし、将校達に聞いてもらうため土浦へ向かう車内、『この曲はマイナー音階の方が合うのでは』と気が変わった。試しに、短音階の曲を作ってみたら、その方が格段にいい。航空隊では賛否両論だった。すると隊長が、『生徒全員に聴かせて、よかった方を挙手させ、決を取る方がいいだろう』と言った。早速予科練生一同が集められ、古関が二通りの曲で歌い、挙手をさせると、9割以上が短音階の方に手を挙げた。
『決戦の大空へ』の封切りの初日、古関は映画館へ出かけた。タイトルバックとエンディングには、藤山一郎が歌う映画と同名の主題歌が流れた。『若鷲の歌』は劇中、慰問袋に入っていた訓練生の詩に感動した士官が作曲し、皆で合唱するという使われ方をした。映画が終わった時、小学生の男の子のグループが『若鷲の歌』を合唱しながら帰って行くのを目撃した。子供は歌を覚えるのが早い。古関は嬉しくなって、すぐ八十に報告した。『西條先生。「若鷲の歌」は主題歌より評判がいいですよ』。古関が言った通り、『若鷲の歌』の人気は、『決戦の大空へ』を凌駕した。 (参考: 吉川潮著『流行歌・西條八十物語』)
★★<異変、三菱UFJ、指定金融機関を辞退>関西中心に10市、低金利で。三菱UFJ銀行が、兵庫県芦屋市など関西を中心とする約10市で、公金収納などの窓口となる指定金融機関を辞退したことが、関係者への取材で分かった。長引く低金利で経営環境が悪化する中、採算が取りづらい業務を見直した形だ。
指定金融機関になると多額の公金を預金として運用できるが、低金利が続く中で貸し出しによる収益が得にくくなっている。また、自治体に派遣する行員の人件費などは金融機関側が負担することが多く、自治体が金融機関に支払う手数料もコンビニエンスストアなどに比べて安いとされる。
異変だねえ。都銀が指定金融機関を辞退するなんて。これも『少子高齢化』と同じく、時代の流れか、な。まあ、都銀がかつてないほどの企業内構造改革を推進中だから、当然ありうることだよねえ。預貯金での利益が出ない世の中。就職先人気で『銀行の凋落ぶり』と軌を一にしているねえ。
★★<サンフレユースの大堀がポルティモへ> J1広島は、ユース所属のMF大堀亮之介(18)がポルトガル1部リーグのポルティモネンセに2019年シーズンから加入すると発表した。広島によると、当面はU―23(23歳以下)チームでプレーする見込み。広島県出身で、年代別の日本代表の経験がある。ポルティモネンセは、カタール1部リーグ、アルドハイルの日本代表MF中島翔哉がかつてプレーしていた。現在は日本代表GK権田修一が所属している。
大堀は、広島を通じて『武器であるドリブル、シュートを存分に発揮し、1日でも早くトップチームに上がれるように頑張る』などとコメントした。
サンフレユースから海外クラブへ直接移籍するのは初めてではなかろうか。サンフレも目が曇っていたのかなあ。優秀なMF候補をよそに取られるなんて。
★★<米国の財政は『持続不可能』、FRB議長が警鐘>米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、米上院銀行委員会での議会証言で『連邦政府の債務が持続不可能な経路をたどっていることは、広く認められることだ』と述べ、議会に財政再建を急ぐよう求めた。3月2日には政府債務が法定上限に到達するが、同氏は『議会が上限の引き上げに失敗すれば、大きな不確実性が生じる』と警鐘を鳴らした。
米連邦政府債務は残高が22兆ドル=2,300兆円と過去最大で、トランプ政権の大型減税で財政赤字そのものが拡大している。パウエル氏は『経済成長率よりもかなり速いスピードで政府債務が拡大している』と指摘して『歳出の削減と歳入の拡大が、ともに必要だ』と主張した。
連邦政府の借入限度額を定めた『債務上限』が3月2日に復活し、その後は新規国債の発行などが容易ではなくなる。ただ、議会は与野党の対立で上限引き上げの審議が停滞。今夏には政府資金が枯渇するとされ、パウエル氏は『利払いが不能になれば、経済に巨大な負の影響をもたらす』と強い懸念を表明した。
野党・民主党には、太陽光発電など再生可能エネルギーに絞った巨額のインフラ投資計画がある。オカシオコルテス下院議員ら急進左派はFRBにインフラ資金を拠出するよう求めるが、パウエル氏は『中央銀行は雇用の最大化と物価の安定ためにあり、特定の政策を支援するものではない』と明快に否定した。
先行きの利上げシナリオについては『中国や欧州など海外経済が減速しており、政策判断を様子見するのが適切だ』と改めて述べた。労働参加率が上向いていることを挙げて『雇用には拡大余地が残っている』とも指摘。景気や物価が過熱するリスクは小さいとして『政策判断を急ぐことはない』と強調した。
『メキシコ国境に巨大な壁を』や高額所得者への大減税、さらには放漫財政で、恰好をつけて息巻いている時ではないぞ、トランプ君よ。アメリカ政府の財政は風前の灯なんだ。足元はぐらぐらだ。
★★<怒る石破、自民波乱模様>総裁選で阿倍と対峙した石破。『総裁選後はノーサイド』と言ったことが、ここにきて石破派への『冷や飯食い』の行動が目立つ。2月6日夜に、石破派を除外した6会派の事務総長らが、阿倍と公邸で『極秘の会食』に臨んだことだ。堪忍袋の緒が切れた石破は記者団に『どんな意図があったのか知らないが、堂々とやるべきだ。裏口から入るか、日程に載せないとか。そういう姿勢はあまりいいと思わない』と不快感を隠さなかった。
自民党本部のほど近く。かつて田中角栄、中曽根康弘ら首相経験者や派閥が事務所を構え、権力闘争の舞台となってきた砂防会館。昨年12月19日午後、緊張した面持ちの石破が菓子折を手に向かったのは、『参院のドン』と呼ばれた青木幹雄の事務所だ。総裁選後初めてこぎ着けた青木との面会だった。
昨年の総裁選前まで、石破と青木は年に数回顔を合わせる程度で、それほど近い関係ではなかった。青木は次期参院選では阿倍では戦えないと判断。総裁選では石破支持にまわり、青木の意を受けた参院竹下派も石破支持で動いた。国会議員の支持の少ない石破にとって青木の支援は貴重だ。面会の最大の目的は支援継続を取り付けることだった。
応接室のソファに腰掛けた青木は身を乗り出し、こう予言した。『参院選は一番の山場だわね。下手したら(自民党で40人近くいる)改選の1回生の半分は負けるわね』。総裁選での地方票『45%』は、阿倍陣営の締め付けでも抑えられなかった政権批判票だと意気投合。青木から『元気で頑張れや』と送り出された石破は、安堵の表情を浮かべた。
地方には6年を超えて政権を運営してきた阿倍への『飽き』や『不満』がたまっており、夏の参院選の結果次第では出番が回ってくる―。そうした現状分析が石破陣営を支える。石破派幹部は『高下駄を履いた政権。小石でもあったら一気にこける』と意気軒昂だ。
そうした戦略のカギを握るもう一人の人物がいる。党参院幹事長の吉田博美。青木の後継的存在だ。政界を退いて久しい青木が今もなお、永田町で影響力を保つのは、参院自民党をまとめ上げる吉田が、現職でいることが大きい。
山口県出身で阿倍とも良好な関係を築く吉田。石破とは深い繋がりはなかったが、総裁選では青木の意を酌んで水面下で石破票の取りまとめに動き、国会議員票の上積みに貢献した。その吉田は今夏の参院選で改選を迎える。自らの選挙区である長野では立候補しない意向を表明。残された選択肢は比例区での立候補か引退だ。
1月9日午前の砂防会館。青木は日本歯科医師連盟の高橋会長に頭を下げた。『吉田を頼む。10万票お願い出来ないか』。吉田が参院選比例区で立候補する条件を整えようと青木は様々な団体票獲得に動く。
吉田は毎週水曜日になると、政治の師と仰ぐ青木のもとを訪れる。ただ、青木から参院選への出馬を促されても、吉田は『自分の進退は自分で決める』と答えていると言う。遠からず明らかになる吉田の決断は、ポスト阿倍を見据えて動く石破と青木の戦略を大きく左右することになる。
★★<カープ、小園海斗の笑顔について>
『他の選手に見劣りしない。ある程度の期限まで一軍の場で経験を積んでもらいたい』。
ハイ。 コレ、緒方監督の小園海斗へのコメントです。いやー、高卒ルーキーの小園がここまでやるとは正直・・・思ってました。笑
守備&走塁は高校時代から「今すぐプロで通用する」と言われてましたし、日南直後のシート打撃や紅白戦でも鋭い打球を連発していましたから。私が今オープン戦で一番見たいのは小園の打撃です。
一軍投手に対してどういう反応を見せるか?未対戦(?)の対左投手も見てみたい。
とにかく力強いです。小園のスイング。プロの投手へのタイミングも合ってます。普通のルーキーとは全く違う。
あのF清宮やS村上でさえ、1年目の春のキャンプからプロのボールをこんなに力強く引っ張ってれていなかったと思いますよ。
守備も大変気持ちいい。キャッチングも高校生離れした安定感があり、スローイングが特に気持ちいい。普通のショートって一塁送球の時は『顔の横』でボールをリリースするんですが、小園はなんか『胸の前』でリリースしている感じ。リリースポイントが普通の内野手より前にあります。OB選手で例えるなら長嶋茂雄っぽいんですよ。フォロースルーも手のひらヒラヒラしてて。
『顔の横』じゃなくて『胸の前』。 小園のリリース位置は低いのです。そして低いところから一塁手に向かって低いボールがノビていく軌道。 うん、美しい。 これだけでどんぶりメシを食べられるほど美しい。
『でもコレってセオリー的にどうなの?』と思わないでもないですが、余裕のあるショートゴロをさばく時の独特なスローイングは非常に小気味よいです。たぶん、わざとカッコよく魅せようとしてますね。長嶋みたいに。
そして小園の守備でもう一つ気になるのが笑顔であります。捕る時とか、投げる時にやたら白い歯が見えるんです。笑ってんのか、しゃべってんのかわかりませんが、私はあれがひっじょーーーに気になります。
そうです。カワイイ♡って意味で。←変態 草野球では声を出さないと捕球できないヤツって一定数存在するんですよね。 なんか『ひょぉぉーー!』とか言って、奇声をあげながら走るヤツ。笑 プロにはいたかなあ・・・すぐに思い出せません。
これも野球のセオリーで言えば良くないことかもしれないですけど、カワイイからいいじゃん! おっちゃんは支持するよ。小園の白い歯。 私はドラフト会議の時から小園の笑顔に萌えまくっております。(参考:『カープファンの構想と妄想』)
★★<デサント2位株主TOB巡り『伊藤忠を支持』>デサントの第2位株主、安踏体育用品の丁世忠・会長兼CEOは、TOBや取締役会の刷新を含む伊藤忠商事の計画を支持すると明言した。伊藤忠は敵対的TOBで株式保有比率を40%に高める計画。7%弱を保有する丁氏の支持を得て、伊藤忠がデサントの経営改革を主導する公算が大きくなった。
伊藤忠とデサントを巡っては、日本では異例の大企業同士による敵対的TOBに発展している。伊藤忠は1月31日、約30%を保有するデサント株を、総会での重要事項への拒否権のある40%まで引き上げる計画を発表。3月14日を期限としたTOBに踏み切った。これにデサントは2月7日に反対意見を表明。実質的な2位株主である安踏の対応が焦点の1つだった。
安踏は中国でスポーツブランド『ANTA(アンタ)』を展開している。2016年に伊藤忠、デサントと合弁会社を設立し、実質的にデサントブランドの中国展開を担っている。丁氏は親族を含め7%弱のデサント株保有を認めたうえで『株式は売却しない』と述べた。TOBには応じず、長期保有する考えだ。TOBを含む伊藤忠のデサントへの提案については『支持する。伊藤忠の計画通りにデサントに変化が起きれば、株主も恩恵を受ける』と指摘した。
伊藤忠のTOBは、上限となる約10%の買い増し成立が確実視されており、TOB後にデサント取締役会の刷新など伊藤忠の提案が実現するかが焦点になっている。丁氏は『現状では伊藤忠の計画がデサントの将来にプラスなので支持する』と明言した。
株主総会で伊藤忠とデサント経営陣の委任状争奪戦に発展すれば、伊藤忠に賛同する可能性を示唆した発言だ。伊藤忠は丁氏らの株式を合わせれば、株主総会で取締役の選任権を持つ過半数の株式取得に大きく近づく。デサントの事業をめぐっては『世界的なブランドになる可能性がある』と将来性を高く評価した。そのうえで『デサントを中国で大きくするのは難しくない。当社の巨大な小売りネットワークを使って、デサントの中国事業を拡大していく』と強い意欲を示した。中国事業について伊藤忠は、デサント経営陣にスピードアップなど方法面での注文を付けている。ただ、デサントも来年度からの新中期経営計画で中国展開を中核に定める方針で、合弁会社を作る3者間で意見が一致している。
安踏は18年末時点でデサントの店舗を中国で117店舗展開している。丁氏は『ウインタースポーツの分野で強みを生かしたい。今後5年は年3~4割のペースで店舗を増やしていきたい』と述べた。22年には北京冬季五輪が開催されるため、関連市場の拡大が期待されている。
伊藤忠の契約工場で安踏の商品を生産するなど、もともと両社は協力関係にある。デサントの中国事業の成長ペースが鈍い点などで両者は認識を共有している。丁氏はインタビューで『伊藤忠はTOBの件で我々に会いに来た。豊富な経験を持つグローバル企業だし、計画を支持する』と述べ、伊藤忠への信頼をにじませた。
このTOB、外堀は埋まったな。デサントの2代目クンは、父親の遺訓をはき違えているのではなかろうかな。デサントがこれまで被った伊藤忠からの恩恵を過小評価しているきらいがあるな。恩を仇で返しているような雰囲気だ。
★★<ネット広告費、今年は首位のテレビを抜く勢い> 広告大手の電通が発表した2018年の日本の総広告費は、前年より2.2%増の6兆5,300億円だった。増加は7年連続。インターネット広告費が同16.5%増の1兆7,589億円と5年連続で2桁増えた。首位のテレビに迫り、19年には地上波テレビの広告費を抜く見通しだ。
インターネット広告は、検索履歴などに連動した運用型広告や、SNS上の動画広告が増加。総広告費にしめる割合は前年より3.3ポイント増え、26.9%だった。急成長するテレビ、新聞、雑誌、ラジオ4媒体のデジタル広告費も初公表し、計582億円だった。
この4媒体のデジタル以外の広告費は同3.3%減の2兆7,026億円で、4年連続の減少。うちテレビは同2.8%減の1兆9,123億円だった。地上波テレビに限ると同1.8%減の1兆7,848億円。総広告費にしめる割合は同1.1ポイント減の27.3%で、電通の担当者は19年に『インターネットとの逆転が予想される』とする。新聞は販売部数やページが減り、広告費は同7.1%減の4,784億円だった。
新聞の凋落が激しいねえ。『新聞は公器だ』と言いながら、偏向報道する新聞報道には、常日頃から私は苛立ちを覚えていた。しかも、収益拡大として地域の諸行事などへの介入などなど。今や、言論の場は新聞だけでなく、ネットでも十分その機能が果たせる時代だ。まあ、新聞よどこへ行く、だな。傲慢な記者連中もギャフンと言うかな。
★★<トップダウン戦略が裏目…正恩氏、最大の危機に>北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は『制裁解除』ありきでトランプ米大統領とのハノイでの2回目の会談に臨んだ。しかも十分な実務者協議なしにトランプ氏の決断に全てを委ねる賭けに出たことが裏目に出た。今回の会談失敗は、金氏にとって最高指導者就任以来の重大危機ともいえそうだ。
『非核化の準備ができているのか』。28日の会談の合間、米記者団からこう問われると、金氏は『そのような意思がなければここに来なかった』と答えた。『具体的措置を取る決心は』との質問には『今、話している』と応じた。これに対し、トランプ氏が下したのは『北朝鮮は準備ができていなかった』として合意を見送る結論だった。
金氏は2月27日のトランプ氏との再会直後には『不信と誤解の敵対的な古い慣行が行く道を阻もうとしたが、それらを打ち壊してハノイに来た』と強調した。金氏が『古い』と切り捨てたのが、北朝鮮による全ての核物質や核兵器、核施設のリスト申告に基づく非核化から進めるという本来、米側が描いていた方式だ。
金氏は1月の新年の辞で『米国が一方的に何かを強要しようとし、制裁と圧迫に出るなら新たな道を模索せざるを得なくなる』と警告し、あくまで制裁解除ありきの交渉を米側に迫った。同時に『人民生活の向上』を第一目標に掲げており、経済を圧迫する制裁は体制の将来を左右しかねない死活問題だった。
一方で、米側が求める実務者協議には応じようとせず、議題の本格協議に入ったときには会談まで1週間を切っていた。金氏はその2日後の2月23日に専用列車で平壌をたつ。非核化と制裁に関わる重大事項はトップ同士の直談判で決めるとのメッセージだった。だが、トランプ氏は会談本番で首を縦に振らなかった。
北朝鮮は金氏の今回の長期外遊を政権高官の寄稿文などで『大長征』と持ち上げて国内向けにも大宣伝し、成果に対する住民らの期待をあおった。28日には、両首脳の初日の会談で『全世界の関心と期待に即して包括的で画期的な結果を導き出すため、意見が交わされた』とメディアで大々的に報じていた。
米側に制裁の撤回を突き付けた新年の辞は最高指導者の公約といえ、金氏にとって制裁問題での譲歩は難しい。金氏は退路を断つ交渉戦術で自らを窮地に追い込んだ形となった。
まあ、トランプ大統領がこの会談に前のめりになっていると読んだ、北朝鮮側の敗北だな。その手には乗らないよ、という宣言だ。金委員長は一番の痛手、韓国の文大統領が二番目の痛手だろう。文大統領は、金委員長が、ロシア、中国を後ろ盾とした対米勢力の代表選手だという認識を欠いていた。単なる南北朝鮮問題と見たのが失敗のもとだな。
その文大統領、昨日の独立記念式典の挨拶で、日本が独立運動を鎮圧した際に多数の死傷者が出たことを、『蛮行』や『虐殺』といった言葉で紹介。『親日残滓の清算はあまりに長く先送りされた宿題だ』と語った。韓国で『親日』とは、日本の統治に積極的に協力した人たちを指す言葉だ。
これって面白い。李承晩が北朝鮮の攻撃に会い、ソウルを捨てて上海に逃げた際、親北韓国の国民を60万人も虐殺している。いっこうにこの問題の顛末の情報が流れてこない。また、韓国から北朝鮮に拉致された人は1,000人規模に迫ると言われているが、これまたいっこうにこの拉致被害者救済のアナウンスも聞こえてこない。南と北はテーブルの下で手を握っているのではないかな
★★<大変だよ!ヤフーブログが閉鎖>
Yahoo!ブログをお使いの皆様へ
平素よりYahoo!ブログをご利用いただき、誠にありがとうございます。
Yahoo!ブログは、「誰もが情報発信できる」をコンセプトに、約13年間運営してまいりました。これだけの長い間サービスを続けることができたのは、ひとえに皆様の支えがあったからこそだと考えております。重ねて御礼申し上げます。
近年は、個人の情報発信ができる様々なサービスが増えているなかで、我々は改めてブログのあり方を考え、2017年から新たなYahoo!ブログのβ版テストを行うなど、今後の事業における模索を行ってまいりました。
しかしながら、サービスを取り巻く現在の市場環境や技術的な運用課題、今後の事業方針など、様々な要因をふまえて総合的に検討した結果、これ以上の継続が難しいと判断し、2019年12月15日をもちまして、サービスを終了することにいたしました。
ご愛顧いただいた皆様には残念な結果となり、誠に心苦しい限りではございますが、なにとぞご理解をいただけますようよろしくお願いいたします。
Yahoo!ブログをきっかけにブログを開設し、人とブログとの出会い、インターネットの世界を楽しんでいただいた皆様にはできる限りブログ利用を継続していただきたく、他のブログサービスへの移行ツールの準備を進めております。準備ができ次第改めて皆様にご案内申し上げます。
またサービス終了に先行して、2019年3月31日をもちまして「美味しいブログ」「Tポイント山分けキャンペーン」および「ナイス機能」を終了し、その後段階的に機能を縮小してまいります。詳しくはお知らせブログをご確認ください。
世の中に数多くある個人の情報発信サービスの中から、Yahoo!ブログをご利用いただき誠にありがとうございました。サービスは12月15日まで継続してまいりますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。
Yahoo!ブログ スタッフ一同
(移行できるブログは次の通り)
5月9日以降:アメーバブログ、ライブドアブログ、Seesaaブログ
7月上旬以降:はてなブログ
面倒なことになった、なあ。ヤフーは現在リストラ中なのかなあ。他のネットサービスに比べて、経営効率が悪いというニュースを見たが。特にヤフーショッピングなどではどん尻らしいな。
★★<米下院、非常事態宣言無効化の決議案可決>米議会下院は26日、トランプ米大統領がメキシコ国境の壁建設費を確保するために発令した国家非常事態宣言を無効化する決議案の採決を行い、賛成245票、反対182票の賛成多数で可決した。
共和党から賛成に回った議員の数は13人にとどまった。今後は共和党が多数派を占める上院で採決されることになる。上院の通過は難しいとみられているが、可能性は高まっているもよう。
上院指導部メンバーであるジョン・バラッソ共和党議員は下院での採決に先立ち行われたインタビューで、決議案は『現実として上院を通過するかもしれない』と述べた。
マコネル上院院内総務は、共和党の上院議員らとペンス副大統領による非公開の会合後、上院での採決の結果やトランプ大統領が決議案に対して拒否権を行使した場合に上院で覆せるかどうかについて見通しを示すことを拒んだ。
同氏は、会合では『活発な議論』を行ったと述べた。また、自身として、非常事態宣言が合法かどうかについて『完全な結論には至っていない』とした。一方、ホワイトハウスは議会に対し、決議案が議会を通過した場合はトランプ大統領の顧問らが拒否権の行使を助言することになると正式に通知した。
ホワイトハウスは声明で『南部の国境では現在、人道的および安全保障上の危機が発生し、国家安全保障上の中心的な利益を脅かし、国家非常事態をもたらしている』とした。トランプ大統領が拒否権を行使した場合は、大統領就任後初めてとなる。大統領の拒否権を議会が覆すには、上下両院それぞれが3分の2以上で決議案を再可決する必要があり、議員らによると、再可決の公算は極めて小さい。
始まったねえ、下院と大統領の戦いが。いずれ弾劾の発議も出て来るだろうから、トランプはこれから政策論争よりも、身を守る闘争一辺倒になるだろうなあ。北朝鮮問題も再開のメドは立っていないしなあ。まあ、しっかりとイバラの道をあゆんでおくれ、トランプ君。
★★<サンフレ、磐田戦ドロー>J1第2節。サンフレは、JCLとの関係で金曜日開催。変わり映えしないプレーで、0-0のドロー。得点力不足に加え、いつもと同じプレー、戦術、ぎこちない連携といいとこなしだなあ。余り期待はしていないものの、今季は厳しい結果になるような予感だ。