今日の画像は、世界遺産長崎県平戸市の春日集落の『棚田のライトアップ』と、オランダで発見された『日本人妻・たきがシーボルトに当てた分厚い手紙』。そして、雨に濡れる『キンシバイ』、『ドクダミソウ』です。ドクダミは本当に生命力の強い草花ですねえ。どんなところでも進出します。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★タモリは、小学校に入学して集団生活を送るようになってからも、マイペースな性格は変わらなかった。中学時代には学級委員に選ばれたが、何も職務を果たさず、教師には『君は無責任だ』と責められた。
高校3年の時、タモリはジャズに出会った。そこからのめり込んで行き、ブラスバンド部でトランペットを吹き始めた。高校卒業後、1年の浪人生活を経験。受験勉強をしながらラジオに耳を傾けていた彼が、特に興味を持ったのが外国語放送だった。
福岡は大陸に近いため、韓国や台湾のラジオの電波が飛んできていた。後にタモリの代表作となる『インチキ外国語』のネタの土台はこの時に作られた。タモリは早稲田大学第二文学部哲学科に入学。モダンジャズ研究会では演奏時にしゃべってその場を仕切る司会者の役割が重要だった。タモリは司会者に抜擢され、そこで卓越した話術が評判になった。
大学2年の時、仕送りで親から送られてきた授業料を友人との旅行代に充ててしまい、授業料が払えず大学を除籍になった。その後もジャスの活動は続けていた。しかし、モダンジャズ研究会には入部から4年経つと辞めなければならないという不文律があった。研究会を離れたタモリはそこで福岡に戻った。祖母が亡くなり、取り残された祖父の面倒を見るためだった。
タモリは福岡で保険外交員として働き始めた。さらに、ホテルマン、ボウリング場の支配人、喫茶店のマスターなど、職を転々とした。しかし、どの仕事にも真剣に打ち込むことは出来ず、『何かが違う』と感じていた。そんなタモリの運命を変える出来事が起こった。
ある日、フリージャズの山下洋輔トリオが博多でライブを終えて、ホテルの一室で打ち上げを行っていた。彼らはミュージシャンでありながら笑いにも造詣が深く、ライブ後にはどんちゃん騒ぎをして、バカバカしい宴会芸を披露し合うのが通例となっていた。そこに突然、踊りながら乱入して来た一人の男がいた。それがタモリだった。山下トリオのメンバーは突然現れた彼を面白がり、すぐに受け入れた。その場でタモリはインチキな外国語などの持ちネタを次々に披露。場は大いに盛り上がった。
山下洋輔(76)は、この一夜の出来事に衝撃を受け、東京でも友人達にタモリのことを触れ回った。そして、タモリを東京に呼び出し、文化人が集まる新宿の飲み屋でネタを披露させた。(参考:サンデー毎日)
★<ベートーベンに挑み続ける、前橋汀子>小沢征爾さんがサンフランシスコ交響楽団の音楽監督をされていた頃、演奏を聴いてもらったことがある。まだ私は20代だった。『ソリストでやって行きたいのかもしれないけど、室内楽の勉強が大切だよ。音楽の原点だからね』と小澤さんは言った。
室内楽の中でも原点と言えるのが弦楽四重奏だ。当時の私はせっかくジュリアード音楽院で弦楽四重奏を学んだのに、その重要性に気付かなかった。小澤さんの言葉は核心を突いていた。実はジュリアードで学んでいた頃、その弦楽四重奏で苦い経験をしている。アルバイト募集の掲示板で『カルテットを求む』の紙を見て、気軽に出かけた時のことだ。依頼主はマンハッタンの豪邸に住む老紳士だった。趣味でバイオリンを弾き、名器ストラディヴァリウスを持っている。
『これを弾いて』と渡された楽譜はベートーベンの弦楽四重奏『ラズモフスキー』の第1番。いきなり弾けるほど簡単な曲ではなく、私は弾いたことも聴いたこともなかった。老紳士は私に第1バイオリンを任せ、自分は第2バイオリンを弾いてディナーのゲストに聴かせるつもりだった。あれほど冷や汗をと恥をかいた経験はない。
時は過ぎ、弦楽四重奏団『東京クヮルテット』のチェリストで桐朋の同級生でもある原田禎夫さんがグループを離れたと聞いた。室内楽の大切さに目覚めていた私は彼を訪ね、一緒に弦楽四重奏を弾いてくれないかと頼んだ。最初はあまり乗り気ではなかった原田さんを口説き落とし、第2バイオリンは久保田巧さん、ビオラは川本嘉子さんにお願いして『前橋汀子カルテット』が誕生した。最初のコンサートは2014年。ベートーベンの弦楽四重奏から3曲を演奏した。
私はベートーベンの後期、特に亡くなる前の数年に作られた曲に心引かれている。耳が不自由になりながら作曲を続けた楽聖の思い、人生の答えと言うべきものを感じるからだ。バイオリンで実際に演奏出来る後期の作品は弦楽四重奏の6曲だけ。ソロの演奏とは全く異なるし、技術的にも難しいから、私は常に楽譜を持ち歩いて勉強している。カルテットは来年1月に東京で公演し、ベートーベンの後期とラズモフスキーの弦楽四重奏曲を演奏する予定だ。
近年の私は前向きな姿勢で演奏に臨めていると思う。それは15年前から浸かっているバイオリン、1736年製の『デル・ジェス・ガルネリウス』に助けられている面が大きい。楽器だけで演奏の良しあしが決まる訳ではないが、バイオリニストにとって楽器とはそれほど重要な存在なのだ。ロンドンの楽器商で試奏した瞬間、衝撃を受けた。当時の私は2台のバイオリンを所有し、十分満足していた。『デル・ジェス・ガルネリウス』はその2台を足した値段だった。
私は還暦を迎え、今後どうするべきか悩んでいた時だ。1台は老後の資金にでもと考えていた。迷いに迷った末、2台を手放し、この1736年製の『デル・ジェス・ガルネリウス』を手に入れた。これを弾けば、さらに階段を一つ上がれると確信したからだ。新しい楽器はすっかり私になじみ、常にインスピレーションを与えてくれる。あの時の決断が、今の私の演奏を支えている。(参考:『私の履歴書』)
このような音楽名人、域に達した人にも、人生の岐路、分かれ目があったんだねえ。素晴らしい選択眼の、前橋汀子さんではある。
★<穂積さん悲しい逝去>累計で300万部以上を売り上げ、映画やテレビドラマにもなった『積木くずし』の著者でもある俳優『穂積隆信さん(享年87)』が10月19日に胆嚢癌で亡くなった。その晩年、『僕は自殺しようと思っているんだよ』。2月下旬、愛妻に先立たれて1年になる穂積さんは、JR渋谷駅近くの喫茶店でこう切り出した。
『来月分の生活費と家賃はなんとかなる。でも4月以降、収入がなくて、二進も三進も行かないんだ』。『積木くずし』の印税は3億円を超えたと言われ、俳優業はもとより教育評論家としての収入は億単位。しかも所得税の滞納税を700万円以上抱え、預金は10万円に満たないと打ち明けられた。『延滞税は確定申告の還付金で少しづつ支払っているんだけど、収入は先細り。昨年は舞台と経営者向け情報誌の仕事で300万円ほどの収入があったが、今は何も決まっていない』。年金は未納で全くゼロだと。
意を決して生活保護の受給を勧めると、穂積さんは渋った。それでも説得し、ようやく頷いてくれた。3月に入り区役所へ向かい、申請。生活扶助と住宅扶助を含めた総額は12万8千円余りだった。穂積さんの表情は、少しずつ明るくなっていた。ほどなく、来年5月の名古屋・御園座の1ヵ月公演が決まった。時代劇の舞台。穂積さんは家老役だ。体を鍛えなければ、と言い、『遺言』として、これまでの俳優人生、そして『積木くずし』以降の家族のことを一冊にまとめたいと相談された。
だが、今夏胆嚢癌が発覚。付き人が見舞いに訪れる度に手を取り、『由香里』と愛娘の名前をつぶやいたと言う。見取ったのは、唯一の肉親である姪と最後の付き人、元付き人。遺体は2年前に申請しと言う都内の大学病院に献体された。ご冥福をお祈りします。 合掌(参考:『週刊朝日』)
★<ボンネットに人のせ逃走 中学校講師を逮捕>大阪府高槻市で、車上荒らしを見つかった男が、被害者の男性を車のボンネットにのせたまま逃走した事件で、中学校の講師が逮捕された。強盗殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、寝屋川市立の中学校講師・近野鎮憲容疑者。
警察によると、近野容疑者は、先月29日、高槻市内の路上に止めてあった車の中から、現金3万円の入った財布を盗んだ上に、被害に気づき制止しようとした持ち主の男性を車のボンネットにのせたまま400メートル近く走行し、殺害しようとした疑いが持たれている。防犯カメラの映像などから近野容疑者が浮上したもので、調べに対し『車を物色したが、金目のものを見つけられなかった。車を前後に動かしたりしたが、殺そうとしたわけではない』と容疑を一部否認しているという。
もう都市圏での犯罪は、周囲の防犯カメラで犯行や犯人が特定されるケースが増えたねえ。公共設置の防犯カメラに加えて、多くの店舗、民家などが防犯カメラの設置しているから、逃れられないいんだねえ。犯人逮捕もさることながら、これが犯罪の抑止力になるとまだいいねえ。
★<川崎駅のロッカーに拳銃など保管、2人逮捕>神奈川・JR川崎駅のコインロッカーに拳銃などを隠し持っていたとして、暴力団組員の男と交際相手の女が逮捕された。銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、稲川会系暴力団組員の上野晃司容疑者と交際相手の高木麻衣容疑者。警察によると、2人は今年6月、JR川崎駅のコインロッカーに、拳銃2丁と実弾21個を保管し、所持した疑いが持たれている。
2人は預けた4日後に受け取りに来たが、1日分の料金しか入れていなかったため、ロッカーを管理する業者が回収し、警察に押収されていた。上野容疑者は調べに対し『弁護士と相談する』と話し、高木容疑者は容疑を否認しているという。
なんとトンチキで間抜けな『暴力団員』だろうか。小銭がなかったのかねえ。それとももともと本当の間抜けなのかしら。
★<『復興城主』、2年で19億円 熊本城復旧で寄付>熊本地震で被災した熊本城の復旧費用を募るため、熊本市がつくった『復興城主』制度がスタートして2年。県内外から寄せられた善意の総額は19億円を超えた。西南戦争で焼失した熊本城の建造物復元のため、市が1998年に設けた『一口城主』制度は17年間で約18億2,740万円。これを既に1億円以上も上回っている。
復興城主は2016年11月1日に始まった。市によると10月末までに個人や団体など9万6,936件、19億3,839万円の寄付があった。内訳は県内4割、県外6割で、首都圏からの寄付が多かった。市熊本城総合事務所は『温かい支援に支えられながら、少しずつ復旧への歩みを進めることができた。あらためて感謝したい。県内からも生活再建を抱えながらの寄付。その気持ちに応えたい』と話している。復興城主による寄付は1万円以上で城主証がもらえたり、観光施設の入場料が無料になったりする特典がある。寄付は中央区の城彩苑や熊本城総合事務所、インターネットでも受け付けている。
すごいことだねえ。日本人の善意、好意はまだ生きているんだねえ。
★<32年五輪、南北朝鮮が共同開催>2032年の五輪に、南北朝鮮が共同で開催したい旨、IOCに申請したそうだ。チャンス到来。拉致問題、竹島問題、慰安婦問題、徴用工問題がこの時点で解決していなければ、日本はこの五輪をボイコットすべし。国際社会に訴える良いチャンスだ。理不尽な朝鮮民族の思考を世界が理解するだろう。まあ、拙者はこの時には墓の下かもしれないが。見届けたいねえ、32年の五輪騒ぎを。
★<アイリスオーヤマ、テレビ参入『4K』55型で10万円> PBや中韓メーカーと最安値競う 生活用品を手がけるアイリスオーヤマがテレビ販売に参入する。11月末に国内で7機種を発売する。高画質の『4K』に対応した55型で価格を10万円前後に抑えた。2020年の東京五輪前の買い替え需要を狙い、家電量販店のノジマやドン・キホーテなどもプライベートブランド(PB)で参入しており、異業種を含めた競争が本格化する。
アイリスオーヤマは『4K』に対応した55型で価格を10万円前後に抑え、東京五輪前の需要を取り込む考えだ。調査会社のGfKジャパンによると、18年上期の薄型テレビ販売は前年同期比7%増の260万台。東京五輪に向け、11年の地上波デジタル化の際に購入したテレビの買い替え需要が活発になっている。
アイリスは11月末に液晶テレビの自社ブランド『LUCA』を立ち上げる。32~65型の7機種で店頭価格は4万~14万円を見込む。大手電機の価格より3割程度安く、家電量販店のPBや中韓メーカーと最安値を競う。アイリスは09年に家電事業に参入した。LED照明やエアコン、炊飯器などの生活家電が中心で、AV機器の販売は初めてとなる。大阪市の開発拠点で大手電機メーカーからの転職技術者を採用しており、11月に東京でも同様の拠点を開設する。
今後、冷蔵庫や洗濯機も本格販売を始め、テレビを中核にインターネットで家電を制御する開発を進める。テレビの仕様設計やデザインをアイリスが手掛け、中国メーカーに製造を委託する。インターネット通販のほか、取引のある全国約4,000店のホームセンターなどに順次、販路を広げる。初年度に3万台、19年度以降に年間数10万台の販売を目指す。
電機大手は事業縮小が続く。17年に東芝がテレビ事業を中国電機大手の海信集団(ハイセンス)グループに売却。18年9月には日立製作所が国内で販売するテレビをソニーからの調達に切り替えた。アイリスは生活家電では高度な機能をつけずに価格を抑えて大手電機メーカーと差異化を図ってきた。布団乾燥機や送風機では国内トップシェアを持つ。アイリスの全社売上高は18年に約5,000億円で、うち家電事業は前年比1.5倍増の約1,000億円に引き上げる計画だ。22年には18年の2倍となる全社売上高1兆円を目標に掲げている。果敢なる『アイリスオーヤマ』だ。パ・リーグ楽天、ベガルタ仙台のスポンサーとしても活躍している。ガンバレ、アイリスオーヤマ、だ。
★<時速280キロのスピード違反>東大阪市内の自動車専用道路を時速約280キロで暴走したとして、大阪府警は、乗用車を運転していた府内の30代の男を道路交通法違反(速度超過)容疑で書類送検する。スピード違反の検挙としては、全国で過去最高速度とみられる。
捜査関係者によると、男は今年1月、同市内の自動車専用道路『第2阪奈道路』で、法定速度(時速60キロ)を約220キロ上回る時速約280キロで運転した疑いが持たれている。府警が走行中の画像を解析するなどして速度を割り出した。事故はなかった。時速280キロは、東海道新幹線の最高速度(285キロ)とほぼ同じ。
スピード違反を巡っては、警視庁が3同容疑で逮捕。千葉県警も同月、東京湾アクアラインで時速239キロで大型バイクを運転したとして、県内の会社員の男を書類送検した。男は、スピードを制限する『スピードリミッターを自分で解除して走った』と言っている。自動車の写真が一部見れ、左ハンドルだから、やっぱ外車だな。
280キロとは並みの車ではないなあ。ボルシェかな。まあ、英雄気取りだろうねえ、この男は。ひょっとして日本版ギネスに登録したどうだい。