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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『プレミアブランド小話① プレミアブランドの多くは欧州もの』

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今日の画像は、土砂崩れが起き、土砂で寸断された『屋久島町内の道路』と阪神に勝利した『カープ・アドゥア』、江田島・クマン岳からの瀬戸内の風景です。クマン岳からは広島市内より呉市内の方がよく見えます。江田島からは
呉の方が近いんですねえ、知らなかった。右下をクリックすると、大きな画が見られます。


★★★『ブランド』には大きく分けて2種類ある。一つはコカ・コーラやマクドナルドなど大量販売を狙う一般向けのブランドで、『マスブランド』と呼ばれている。一方でメルセデス・ベンツやロレックスなど、高価で需要は限られるものの多くの人が憧れるような、いわゆる高級ブランドがあり、それは『プレミアムブランド』と呼ばれる。

プレミアムブランドと言えば、車ならメルセデス・ベンツ、時計ならロレックス、ファッションならエルメスやルイ・ヴィトンなどが思い浮かぶだろう。これらのプレミアムブランドは、ほとんどが欧州のものである。

日本にはトヨタ、ホンダ、ソニーなど世界中に知られた強力なブランドがあるが、ほとんどがマスブランドである。プレミアブランドとなると、トヨタのレクサスをはじめチャレンジはしているのだが、欧州ブランドとの差は大きく、世界的には存在感を示すことが出来ていないのが実情だ。なぜプレミアム領域で欧州勢は圧倒的に強いのか。

ヨーロッパでは、どのブランドの車に乗っているかということが、日本人が考える以上に意味を持つ。私が通ったスイスのIMIのMBAコースでのエリート意識の高い欧州出身のクラスメートは、ブランド毎のユーザーイメージが明確で、その差を大いに語り合っていた。クラスメートはMBAを取得してキャリアアップを果たすと、ほとんどがメルセデス・ベンツ、BMW、ポルシェのいずれかに乗り換えた。車が自分の社会的ポジションを示すため、ブランド選択が極めて重要なのである。

私は電通在職中に、レクサスのプロジェクトにも携わったが、その後BMWのブランドエイジェンシーになったばかりの『フロンテッジ(ソニー、電通のジョイントベンチャー)』に出向し、BMWとミニに深く関わることになった。早々にミュンヘンに出張し、BMWが保有するBMW、ミニ、ロールス・ロイスの各ブランドに関する徹底したブランドトレーニングを受講した。


これを皮切りにMBWのブランド世界にどっぷり浸かることになるが、そのブランドに対する筋の通った考え方、全てのステークホルダーにブランド理念を徹底的に浸透させる方法など、目から鱗が『何枚も』落ちることになった。欧州ブランドの強さの源泉に心底感じ入ることになったのである。

出向先のフロンテッジではその親会社であるソニーにも携わり、中でもテレビのブラビア、PCのVAIOには深く関わった。ソニーは日本企業としては珍しくプレミアムブランド的な資質を持ち得るブランドと言って良いと思うのだが、BMWを経験している身としてはブランド面での戦略性のなさには落胆させられた。

一方で、私生活では小学生の頃からポルシェに憧れ続け、40代になって実際に手に入れることが出来、高い満足感を味わいつつ15年にわたって保有した。1989年式の空冷911カレラから最新のボクスターGTSまで、様々なポルシェに乗った。この間に多くのポルシェオーナーと知り合うことが出来、彼らに共通するブランド愛とブランドへのこだわりを実感した。そしてブランドに深く関わる業務体験と個人的実体験から、日本ブランドが欧州プレミアムブランドに対抗出来ない理由が筆者なりに明確になってきたのである。

BMWがなぜ、現在の高いブランドイメージを獲得出来ているのか。日本で普通に暮らしていると、欧州ブランドは昔から高いブランドイメージがあったような気になるが、BMWの業務に携わることで、それが彼らの戦略と努力の結果であったことが分かった。その地位に胡座をかくことなく、製品のレベルアップと共にブランドイメージの維持・強化のために多大な努力とコストが注がれているkとも見逃すことが出来ない。

レクサスはとてもよくできた車だ。しかしなぜレクサスがアメリカ以外では売れないのか。投入から30年近く経っているのに、ブランドの位置づけがなぜ未だに曖昧なのか。


レクサスとBMWの違いを認識した上で他業界も俯瞰すると、プレミアム領域においては時計業界、ファッション業界、化粧品業界などで日本企業が良い製品を作っても、結局は欧州ブランドにブランドイメージで負けてしまう、という構図がほぼ共通の理由で生まれているように思えてきた。

商品カテゴリーを問わず、日本人は欧州プレミアムブランドが大好きである。しかし、欧州プレミアムブランドがなぜこれだけ強いブランドイメージを築けているのか、なぜ高い価格で喜んで買ってもらうことが出来るのか、なぜ自分自身も喜んで買っているのか。つまり、プレミアムブランドの本質について、日本人は分かっているようで分かっていないのではないかと感じるようにもなった。

一体どのようにすれば欧州プレミアムブランドのように高収益を上げながら、顧客の心の満足も高めることが出来るのか。私の専門分野である自動車、特にトヨタ・レクサス、BMW、ポルシェと最近私が注目しているマツダを中心にしながら、業務経験を積んだソニーと、業務経験はないものの私の興味分野である時計の話も交えつつ、欧州プレミアムブランドの強さの源泉を探り、今までの日本ブランドの問題点を明らかにし、日本発のプレミアムブランドのあり方について考えて行きたいと思う。(参考: 山崎明著『マツダがBMWを超える日』)


■■『玉置宏の「昔の話で、ございます」 .薀献のアナウンサーでスタート』
昔、昔、その昔、『ロッテ歌のアルバムの司会者』として一世を風靡し、日本歌謡界の発展に尽くした『司会者・玉置宏』。その玉置さんが、遺作として自分の辿った歌謡界を綴っている。昭和の昔が懐かしい。川崎市生まれ、1934年1月5日 - 2010年2月11日、享年75歳。


★★★私がアナウンサーとして出発した昭和31年(1956)は、『もはや戦後ではない』と書かれた経済白書が出され、映画では芥川賞を受賞した石原慎太郎原作で、弟の石原裕次郎のデビュー作『太陽の季節』が大ヒットし、街には太陽族が溢れ、新しい時代の到来を感じさせる年でもあった。

局(文化放送)がアナウンサーというスタイルを採用したのも、当時は労働組合が強くてストも多かったから、もしストに入っても本社員ではない契約アナウンサーだとストの影響は受けないという判断があったからだそうだ。

しかし新人にも関わらず昭和31年4月から、日曜日を除く毎日、午前11時30分からの15分間『あなたの希望歌謡曲』というスタイルの番組を大抜擢で受け持たせてもらうことになった。これは、当時の『ハウスカレー本舗』、今の『ハウス食品』がスポンサーで、カレー粉を主流としたハウスの製品を使った奥さま向けの料理番組だったが、甘く語りかけて奥さま方のハートを掴む男性パーソナリティーというのが私の役割でした。その間に、リクエストしていただいた歌謡曲を3曲ほど流すのだ。

ところが私の好みは大学時代からのラテン一辺倒。だから慌てて『さあ、歌謡曲を勉強しなくっちゃ!』と、各レコード会社にお願いして、発売前の歌謡曲のテスト盤を廻してもらって前もって聞いたりしていた。また、現在みたいなパーティはほとんどなかったので、作詩作曲の先生方とお話出来る機会があれば他局へでも伺ったりと、とにかく歌謡曲を学ぼうと懸命だった。

自宅に帰っても、プレーヤーで歌謡曲のレコードを聴くのは勿論だが、当時給料が1万円ほどだったが、その6倍の6万円をはたいて発売されたばかりのテープコーダーを買い、自分の番組の録音テープを毎日聴いては、反省しながらチェックもしていた。局のディレクターやプロデューサーが私を育てようと薦めてくれたもので、『すぐ聞き直すことが一番勉強になるぞ』と、局のマスターテープも終わると直ぐにプリントしてくれたものだった。(参考: 玉置宏著『昔の話で、ございます』)


★★<『シモハナ物流』勤務表自動化ソフト>食品向けの物流を手掛ける広島市外坂町の『シモハナ物流』は、トラック運転手の勤務表を5月分からPCソフトで自動作成を始めた。これまで各拠点の運行管理者が手作業で3日かけていた作業を数時間に短縮する。浮いた時間を運転手とのコミュニケーションに充てる。ドライバー不足が深刻になる中、現場の待遇改善に繋げて定着を高める。

各従業員の希望する休日、勤務時間帯、連勤の上限などの条件を入力すると、1分で1カ月分のおよそのシフトが出来る。運行管理者が微調整を加え、トータル数時間で完全な勤務表が出来る。

シモハナ物流が食品などを仕分けして出荷する拠点は全国に50カ所あり、各拠点でトラックの運行管理者が毎月のシフトを作っている。まずコンビニ向けの配送を手掛ける広島県、岡山県、徳島県、兵庫県の4拠点で導入する。

シモハナは、飲食店向けの配送も手掛けているが、コンビニ向けの運行管理が最も複雑だと言う。1店舗について1日3回配送することに加え、巡回するエリアによって店同士の間隔が異なり、所要時間もまちまちだ。運転手は3交代制で回しており、シフトのパターンは膨大になる。そのため手作業では丸3日もかかっていた。また、人為的ミズも防止出来てる効果も狙う。


新たに導入したソフトの利用料は年間100万円と安くはない。ただ物流業界ではドライバー不足が深刻で、『一度採用した従業員をどう辞めさせないかがより重要な課題になっている』と判断した。シフト作成の自動化は今後、他の物流拠点にも広げる方針だ。

シモハナの年間売上は450億円で、25年に800億円に高める目標を掲げている。『冷凍』『チルド』『常温』などカテゴリー別の効率的な管理・配送を強味としてアピールし、顧客企業を増やす計画だ。

私が再就職した会社の関連で、シモハナの岡山営業所を訪ねたことがある。ご当地のセブン-イレブンの配送を請け負っており、その配送先に関連する打ち合わせだった。なかなかの会社で、きちっと管理統制が出来ていると感じたなあ。ただ、オーナー企業らしく、新入社員には呉に停泊している社長のヨットの清掃が義務づけられているとか、面白く、アットホームではあった。


★★<広電が本社跡地にマンションを計画>広島電鉄が、本社に隣接する路面電車の千田車庫を別の場所に移し、跡地にマンションを開発する。椋田社長は『ビジネス、行政、商業が集積する紙屋町・八丁堀に近い千田地区は立派な住宅地になる。マンションやクリニックビルを考えている』と明かにした。時期は東京オリンピック後の経済情勢を考慮するとしている。

広電は広島県が埋め立てている南区出島地区と宇品地区で、路面電車の延伸を計画している。終点の出島地区には2ヘクタールのl車庫を建てる方向で、千田車庫の機能を集約する可能性がある。

車庫がなくなった後、本社を現在地に残すかどうかも注目されるが、『現時点で具体的な話は決まっていない』と述べている。

拙者の住んでいる千田町は、この広電本社のすぐ近くで、4ヘクタールの千田公園に面し、隣に県立図書館があるという好立地で、楽しい生活を送らせてもらっている。千田町、バンザイであるな。


★★<急増する米国の『デッドモール』>米国の郊外で廃墟同然の『デッドモール』が増えている。経営破綻した米小売り『トイザらス』や『シアーズ』などの大量閉店が響き、米国では2022年までに4分の1のショッピングモールが消滅すると言われている。小売店の減少は地元自治体の税収減につながり、公共サービスの水準低下などの問題も引き起こす。多くの州が税率の引き上げに加えて、ネット通販事業者への課税に動き始めた。

南部リッチモンド郊外のショッピングモール『バージニア・センター・コモンズ』。週末の昼間でも人の数はわずかだ。憩いの場だった噴水の水は抜かれたまま。最盛期の00年前後には100あったテナントは、今や3分の1程度。営業店舗は中心部に固められ、モールの半分はシャッター街だ。

50代の女性客は『過去5年間でこのモールは完全に死んでしまった』と話す。16年には基幹テナントだった百貨店のメーシーズが閉店。残っていたシアーズも親会社が18年に経営破綻し、今年2月に閉店した。閑散としたモールでは治安悪化も深刻で、昨年10月には銃を持った男性による強盗事件まで発生した。


このモールのオーナーに接触を試みるも、反応は得られなかった。オーナー会社は税金の未払いで地元自治体から訴えを起こされるなど、事実上見捨てられていると言える。現在米国には11万6千のショッピングモールがある。クレディ・スイスの推計では、米国のモールの最大4分の1が22年までに消滅するとしている。

伝統的な小売業の不振は、アマゾン・ドット・コムなどネット通販の拡大が最大の要因だが、そもそも出店数が過剰だったとの見方もある。ATカーニーによると国民1人当たりの小売り面積は米国が2屬如∪菴聞颪巴妊肇弔紡腓い。日本と比べると6倍の大きさだ。

反面、モールの空洞化は他業態にとっては好立地の物件が安く出回るチャンスでもある。シアーズの跡地にはジムや映画館、食品スーパーが積極的に出店している。

まあ、アメリカに起こる現象は日本でも感染するから、今繁盛している日本のモールも10年、20年後にはゴーストになるか、な。


★★<屋久島で250人超が孤立 土砂崩れ> 鹿児島県屋久島町で大雨による土砂崩れのため孤立した登山者らについて、町や県、陸上自衛隊などは19日朝から対応を協議している。午前8時現在、天候が回復していないため、ヘリコプターなどによる救助はまだ始まっていない。町によると、消防団員3人が救助にむけた状況を確認するため、観光名所の縄文杉へと向かう荒川登山口へ出発した。

町によると、足止めされて孤立しているのは、荒川登山口などの273人。町は一時、262人が孤立していると説明していたが、精査したところ、273人に増えたという。ねんざした人が2人という。県から災害派遣要請を受けた陸上自衛隊は、天候の状況をみながら、ヘリコプターで救助にあたる隊員の輸送を検討する。

気象庁によると、屋久島では非常に激しい雨が断続的に降り、19日午前7時40分までの24時間に446ミリの雨を観測した。町は町内全域に避難勧告を出している。

土砂崩れは18日午後、島東部の複数箇所で発生。荒川登山口のほか、国の自然休養林『ヤクスギランド』などへ向かう県道沿いでも土砂崩れが起きた。登山者らは、観光バスや小屋などに避難し一夜を過ごした。

屋久島はもともと花崗岩の島で、土地が雨水を吸い貯める力に乏しい。よって、大雨が降れば雨水は大河となって流れる。今回の災害も、同様な原理で起きたものと見られ、登山中の人達は生きたここちはしなかっただろうなあ。同情するなあ。

その後、自衛隊の出動などで、孤立した人達は救助されたようだが、楽しい山登りがとんだ災難になりご同情申し上げる。私は来週、大台ヶ原を歩く予定であるが、幸い天候には恵まれそうである。この大台ヶ原の年間降雨量は屋久島に匹敵すると言うから、これまた凄いことだ。


<続報『屋久島で孤立の登山者ら314人、全員下山』>鹿児島県屋久島町はは18日、局地的な大雨に見舞われた。土砂崩れのため登山者ら314人が孤立したが、19日夕までに全員救助された。町によると、4人が低体温症や捻挫の疑いで病院に搬送されたが、いずれも命に別条はないという。

県や町によると、県警や陸上自衛隊員ら約130人が19日朝から、現場で作業にあたった。登山者らは自衛隊が架けた仮設の橋を渡ったり、救助用のロープを伝ったりして下山。車で屋久島署に運ばれ、健康状態のチェックを受けた。

良かったなあ、大きな事件、事故にならずに。屋久島登山は、この程度のことを覚悟して行かなければならないなあ。とにかく地下は花崗岩で、降った雨はみな大水で流れるのだから、内地並の装備と感覚で行くと大けがをするな。


★★<カープ7連勝で首位巨人に0差 4安打の菊池に緒方監督『頼もしい』>

セ・リーグ 広島5―1阪神 ( 2019年5月19日 甲子園 )

力で相手をねじ伏せる王者らしさが戻って来た。広島は敵地で投打に阪神を圧倒し、怒とうの7連勝。役者たちの活躍で秋山から4回までに9安打を放って5点を奪い、7回零封された前回4月30日の雪辱を果たした。

口火を切ったのは主砲・鈴木だ。初回1死一、二塁の好機で、カウント1―1からの外寄りスライダーをコンパクトに振り抜き、右中間を突破する先制の2点二塁打。『甘い球が来たので打ちにいった。いい先制点になってよかった』と笑った。


黒子役の2番・菊池涼もキバを剥いた。2回2死三塁で外角低めのフォークを投手強襲の適時内野安打にすると、4回2死一塁でも外角高め直球を右翼線三塁打だ。今季初の4安打で2打点を挙げ『うまく対応できた』。『先制、中押し…と昨日に続いてね』。連日の快勝劇に緒方監督は満足そう。カードの初戦でも2安打3打点と貢献した菊池涼には『12連戦が明け、体も元気になってきている。非常にいい打撃をしていて頼もしい』と目を細めた。

投げては、アドゥアが7回零封で2勝目。無失点を全試合から続けて11イニングに伸ばした。例により三振こそなかったものの、ボールを低めに集め、手元で微妙に変化する投球で、阪神打線を翻弄した。
それにしても、この1カ月間の反転攻勢は驚異的だ。4月16日の時点で借金は最大8を数え、当時首位のヤクルトには7ゲーム差のドロ沼。それが翌17日の巨人戦に逆転勝ちすると、流れは大きく変わって20勝6敗1分と快進撃を続ける。5月に入っても、12勝3敗1分けと勢いを持続。4月16日時点の広島はチーム防御率4・37で4勝12敗の最下位だったが、同17日以降はチーム防御率2・28で20勝6敗1分け。

『負けている時もチームの雰囲気は悪くなかったし、下を向く者は誰もいなかった』と高ヘッドコーチ。首位巨人にはゲーム差なしで肉薄し、連日今季最多を更新する貯金は6。投打の歯車がかみ合う今、王者の首位浮上は時間の問題か。

が、明日は三次で中日戦。野村と大野の投げ合い。野村がどれだけ粘るか、が課題だねえ。今季の大野は突如として出来がいいから。

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