今日の画像は、およそ60年前に19台のみが生産されたアストンマーティン『DB4 GT Zagato』の復刻モデル、『DB4 GT Zagatoコンティニュエーション』と、八重桜『紅手毬』と『鬱金』です。八重はソメイヨシノに比べ華があると感じますが、どうでしょうか。
アストンマーティンのフロントグリル、伝統なんですねえ。あの007のボンドカーとなって大活躍しましたが。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
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★★★日本製品の高品質を支えていた日本の『匠』が危機に瀕している。現在、日本のメーカー製品であっても大部分は海外で生産されているのである。ニコンやソニーの一眼レフカメラの多くはタイ製である。オリンパスのミラーレスは全て中国製。ペンタックスはフィリッピン製である。筆者が愛用しているソニーの高級・高性能コンパクトカメラRX-100Mとパナソニックのミラーレス機G7はどちらも中国製である・・・・。
日本ブランドのPCも多くは中国製であるが、そもそもPCにおけるNECブランドは今や中国のレノボのものだ。富士通のPC事業もレノボに売却された。PCにおいては、NECも富士通もすでに中国企業のブランドなのである。
セイコー、シチズン、カシオの腕時計も中国製が多い。それ以外でも、数多くの日本ブランド製品は日本で生産されていない。すべて『安く売る』ことが目的である。もはや『匠』と呼べる熟練工はほとんどタイ人か中国人で、日本では組み立てられないという、笑うに笑えない話もある。日本人は不思議と、日本メーカーにこだわるものの生産国は意外と気にしないが、海外では『日本製』に価値を見出す人は多い。
日本人が日本メーカーに期待するのは実用価値だから、品質が確保されていればどこで作られていていようとかまわないし、値段が安い方がいいのかもしれない。しかし海外の人からすれば、日本人がドイツブランド車を買うのにドイツ製にこだわるのと同じことで、品質が高いから値段が高くても日本ブランドのものを買おうとしている訳だから、日本製品の高品質イメージを支えている『まじめで勤勉な日本人』が作ったものでなければ、今ひとつ納得出来ないのは分かるだろう。このような状態を続けていると、中国や韓国のメーカーの品質が軒並み高まっている中、日本ブランドを選ぶ意味がどんどん失われていってしまうだろう。
このままでは、日本ブランドのプレミアムブランド化はかなり厳しく、いつまでも価格競争に巻き込まれ続けるしかないと言わざるを得ない。全てである必要はないが、一部ブランドは価格競争から離れて、欧州ブランドがそうであるように、日本製にこだわった上でプレミアムブランド化を目指していかないといけないのではないだろうか。(参考: 山崎明著『マツダがBMWを超える日』)
★★★<『玉置宏の「曲ナレーション集」А/洪憤譟⊂訛醋陝⊇蹐罎子』>
<『冬のリビエラ』 森進一>
哀しければ 哀しいほど
男は黙りこみ
愛しければ 愛しいほど
背中合わせに なるのが人生
皮のコート着て 一人たたずむ
『冬のリビエラ』
<『骨まで愛して』 城卓矢>
私が生きているかぎり
貴方は 誰をも 愛せない
貴方の命 枯れるまで
誰にも 貴方を渡さない
私の願いは ただ一つ
骨まで愛してほしいのよ
城卓矢さんです
『骨まで愛して』
<『京都の恋』 渚ゆう子>
京の都に降る 雨の中
淋しく聴こえる 鐘の音も
比叡おろしに 消えてゆく
心のすき間に 忍び寄る
別れの影に 泣きながら
『京都の恋』
渚ゆう子さんです
★★<引きこもり(下)『居場所見つけ、戻った笑顔』>社会で居場所を失った理由も、家庭の環境も様々な『引きこもり』。全国に『100万人以上』との見方もある。そうした人達に笑顔を取り戻してもらおうと、寄り添い、支援をしている現場。
京都市内の古びた住宅で、引きこもりの当事者ら30~40代の男性7人ほどが雑談していた。川崎市の20人殺傷事件などを受け、初めて相談に来た元京大生の男性(44)も交じり、笑い声が絶えない。40~50代の引きこもりの人と家族を支援する『市民の会 エスポワール京都』の集会所で、引きこもりの人々を長く支援する山田孝明さん(66)が主宰。中高年の引きこもりの人への支援不足を危惧して2017年に設立した。
週に3回、来たい人が集まり、陶芸やマージャンをする。『この社会に生まれて学校に行ったり、働いたりしただけで「引き込まざるを得なかった」人がいる。それが世の中に理解されていない』と山田さんは言う。こういう支援団体は当事者に『自己肯定感』を持ってもらうことを大切にしている。
豊中市社会福祉協議会が運営している『ぴーのXマルシェ』。軒先に新鮮な野菜が並び、店内はカフェにもなっている。赤いエプロン姿の店員の一人は7年の引きこもりを経験した女性(43)だった。女性によると、短大でイラストを学び、卒業後は漫画家を目指しながらパートで6年働いたが、勤め先が閉店。その後就職活動で落ち続け、採用されても対人関係がうまくいかなかった。漫画家の芽も出ず、次第に自信を無くして自宅に引きこもったという。
死を考えたこともある。『役にも立たないし、こんなに迷惑をかけるなら、自分はいない方がいいかなって』。ある日母親の相談を受けた豊中社協の勝部麗子さんが自宅に来た。『「仕事をしろ」と言われるのか』。目も合わせなかった。しかし、母親から『イラストが得意』という情報を得ていた勝部さんから出たのは意外な言葉だった。『社協で出している本に、漫画を描いてくれない?』。『正直に言うと、うれしかったんです。その時』と。
女性はまず、社協が実施する居場所プログラムに参加。その後、今の店で働きながら、社協の活動を紹介する本で漫画を描いている。『今出来ていることが、引きこもっている時は全然出来ないと思っていた。接客も、漫画も』。女性は、川崎市の20人殺傷事件を受けた引きこもりの人達への社会の視線についてこう話す。『見えないものってみんな不安じゃないですか。誤解があると思います』。
人口40万人の豊中市の16年の調査では市内の15~39歳の引きこもり状態の人は推計で2,500人。社協は長年引きこもっている人に対し、自宅を訪れる『アウトリサーチ』をしているが、勝部さんは『支援ではなく、スカウトに行く』と説明する。絵がうまい、詩が上手、体力がある、若い、みんな街の中で役に立つ何らかの力があり、それを引き出す、という考え方だ。
まず下がってしまった自己肯定感を上げるため、社会参加や自分の適性探しが出来る居場所プログラムに誘う。週に4日、PCや農作業、近隣の掃除などのプログラムを設け、『社会参加の仕方が分からない』というような人であれば、誰でも参加出来る『中間的就労』として全員に2時間で500円が支払われる。
ここで『力』が溜まれば、高齢者が多い団地の草取りや、イベントでの販売体験、『ぴーのXマルシェ』の店員などの就労体験をする。この仕組みで、これまで120人が家以外の『居場所』を得たと言う。背景に就職氷河期やいじめ、長時間労働といった社会の問題もあると指摘。『引きこもるのは「特別な人」ではない。どんな人でも、』いつ自分や家族が社会で居場所を失うかは分からない』と話す。
確かに社会的な問題は大きいと思うねえ。戦後、右肩上がりで終身雇用の社会だったのが、平成になっていきなり派遣や早期退職がどんどん勃発し、これまでの日本人の勤労観をぶち破った結果、この引きこもりや定職がもてない人達がふえたんだよね。アメリカのように建国以来職業移転が激しい国では、上位転職も可能なルール、習慣があるが、日本では転職はほとのど下位転落になる。そこに自分の存在と価値にギャップを感じて、引きこもりになると推察する。誰にでも、何か誇れる取り柄がある。それを見出し、社会復帰に繋げる努力は、社会全体として必要なんだよねえ。厚労省どの、しっかりしてよね。
★★<調子が下降気味の巨人・坂本勇人 怖いのは腰痛の再発>巨人・坂本勇人が、交流戦で苦しんだ。打率0.183、2本塁打、7打点。得点圏打率・133とチャンスに強い男が精彩を欠いた。交流戦前までは打率0.340だったが、交流戦終了時の現在は打率0.300まで成績を落とした。
長いシーズンで好不調の波は当然ある。セ・リーグ新記録の開幕から36試合連続出塁と絶好調だったが、打撃は水物だ。交流戦の時期にどん底がきたとも捉えられる。一方で、危惧されるのは疲労による故障のリスクだ。6月16日の日本ハム戦(札幌ドーム)では腰の張りで途中交代した。体が万全でない影響が打撃にも出ている。
◇他球団のスコアラーは、こう分析する。
『仕留めたと思った球をミスショットしている。ちょっと疲れているかなという感じはします。打席でも普段の坂本のオーラがないというか。体調が原因かはわからないですけどね』。プロ2年目から試合に出続けている坂本は慢性的な腰痛に悩まされてきた。
スポーツ紙デスクは、こう警鐘を鳴らす。『一番怖いのが腰痛の再発です。春先でリードオフマンとしてチームを引っ張ってきた吉川尚輝が腰痛で戦線離脱してから2カ月以上実戦から遠ざかっています。エースの菅野智之も腰の違和感で今年は状態が上がってこない。坂本も腰痛が再発して戦線離脱するようだと、戦力が一気に落ちます』と。
長いシーズンを万全の状態で戦える時期は短い。1軍に出ている選手たちは故障を抱えてプレーしていることが多い。坂本も弱音を吐かない性格でケガを口にすることもなく、言い訳の材料にしない。それだけに、患部に異変を感じても無理をしてプレーし続けてしまう恐れがある。
腰痛再発のリスクを軽減するためには、休養が大事になる。優勝争いが佳境を迎える秋を見据え、首脳陣も起用法は慎重になるだろう。実際に、点差が離れた試合は途中交代させている。
坂本が主将に就任した2015年から巨人は優勝から遠ざかっている。個人成績は申し分ない活躍だが、チームが勝てないジレンマに悩まされ続けた。5年ぶりのリーグ優勝を誰よりも望んでいる。主将がグラウンドに立ち続けて光り輝くためには、体調管理が一番のカギになりそうだ。
まあ、カープも同じだがな。4月8連敗したと思うと、その後11連勝し、首位を奪回。5月にはチーム新記録の月間20勝したかと思えば、交流戦では全くの黒星続きに、投手崩壊、打線低調とぼろくそだった。どのチームにも波があるからねえ。その波を如何に小さくするか、が課題なんだろうねえ。本当、坂本の急降下はとても信じられないなあ。
★★<ソフトバンクの従業員給与は733万円、競合下回る-高額役員と対照的> 携帯電話大手のソフトバンク従業員の2018年度平均給与は733万1000円と、競合のNTTドコモやKDDIと比べて低いことが有価証券報告書で明らかになった。
ドコモの平均給与は872万円、KDDIは最も高い952万8103円だった。平均給与には賞与や基準外賃金も含まれる。昨年の株式上場に伴い、ソフトバンクが25日に関東財務局に有報を提出した。
一方、役員報酬を見ると、ソフトバンクの取締役6人(社外取締役除く)の総額は17億6900万円で、最も多い宮内謙社長が5億2400万円。ドコモは4億8100万円(16人)、KDDIは7億1000万円(10人)。
ソフトバンクは役員報酬が高い一方、従業員給与の低さが顕著だ。ただし国内上場企業の平均給与約600万円(東京商工リサーチ調べ)に比べると高い。
SBI証券の森行真司アナリストは、勤続年数や年齢、これまで上場していたかどうかなどいろいろな要因があると分析。『ソフトバンクは外資的な発想でチャンスが与えられ、責任や自由度も高く、パフォーマンスがいい人の給与は高い。やりがいとのバランスも取れているのではないか』との見方を示した。
まあ、世の中様々なれど、天下を謳歌する通信3社ではあるな。いいことだ。
★★<『納得できない』かんぽ生命、乗り換えで月3万円増 70代女性憤り 不適切営業>かんぽ生命保険が、顧客に不利益となるような保険の乗り換え契約を繰り返していた問題で、福岡県の70代女性が25日、西日本新聞の取材に応じた。女性は『郵便局員に強く勧められ、意に沿わない乗り換え契約をさせられた。毎月の保険料も増え、納得できない』と怒りをあらわにした。
女性は2013年、長男を被保険者とする養老保険を契約。月の支払額は7万560円。満期は10年後の23年で、800万円を受け取る内容だった。『子どものための貯金になる』と加入したという。
約3年前、2人組の局員が自宅を訪れ『良い保険がある』と別の保険を勧誘。既に保険に加入していたため断ったが、局員は『相続税対策になる』『今入っている保険の内容を圧縮すれば、保険料は支払えますよ』と繰り返し、同じ名称の保険に乗り換え契約した。
後日、新たな契約内容を確認すると、月額保険料は以前より3万円以上多い10万8350円になり、支払期間も27年までに延びていた。さらに、他の保険会社の医療保険に加入していたため『必要ない』と伝えていた入院特約も勝手に付けられていた。
女性は『80歳まで毎月10万円払うことになり、貯金では足りない』と近くの郵便局に相談。局側からのアドバイスに従い、入院特約を解約して月々の保険料を減額したが『できれば元に戻してほしい』と、今でも悔やむ。
『詳細を確認せずにサインしてしまった自分も悪いが、顧客の立場になって保険を提案してほしかった。郵便局を信頼していたのに残念だ。私と同じような目に遭わせないでほしい』と訴える。
この女性のケースについて、保険営業担当のある局員は『明らかに顧客の希望に沿わない乗り換えだ。局員が営業成績ほしさに勧誘したのだろう』と指摘。一方、かんぽ生命保険は取材に対し『個別の案件には答えられない。お客さまから相談があれば適切に対応したい』と答えた。
まあ、かんぽも民営化され、並みの生命保険会社になったということだねえ。ご用心、ご用心だ。