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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『新幸福論Ⅲ 労働や作業から解放される時代の価値観』

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今日の画像は、ウインブルドン・ジュニアで優勝し、ジュニア世界一になった『望月慎太郎(16)』と、『たった2日間、2人で建てることが出来る』とあるアマゾンが販売する『タッタウェイ・キャビン』、お代は1万9千ドル=200万円也。そして、春の花『シーラ』と『黄色いガザニア』です。まだ早朝故、気温が低く、ガザニアは花を閉じています。

見事なり、望月慎太郎ですねえ。錦織さんの後を継いで、世界で活躍しておくれな。テニス少年少女を奮い立たせるねえ。感心、感動ものです。本当に、このところ若者達の世界のスポーツ界での活躍が目立ちます。


★★★『実はキャッシュカードをなくしちゃって』『お気の毒に。とにかく早く止めなくちゃね』。画面から客の問い合わせに答えるのは、『オーストラリア・ニュージーランド銀行ANZ』が導入したデジタル・アシスタント『ジェイミー』。女性の姿をしたAIだ。

相手は困っているのか、怒っているのか。表情や会話の内容から感情を分析するため、客にストレスを与えない。利用した50代の男性は『気持ちを汲み取ってくれる』と満足そうだ。『ジェイミー』は半年間で5万件もの会話をこなした。

進化は止まらない。量子コンピューターを使えば、現在の技術で3年以上かかるデータ処理を『1秒ほど』で出来、AIの学習能力も飛躍的に高まる。未来の対話型AIは今の感情を読むだけでなく、先の行動まで瞬時に予測。本人が気づくよりも早く何がしたいかを言い当てるようになる。

近代資本主義は労働を『天職』と考える人達の禁欲的な働きが支えた。マックス・ウェーバー(独)は20世紀初めに発表した『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』でこう指摘した。しかしAIやロボットが普及した社会では前提が変わる。人は多くの労働や作業から解放されるからだ。

その時求められる働き方はどんなものか。デザイナーの『レイ・イナモトさん』は、『人の仕事は、0→1と、9→10に収れんしていく』と見る。料理で例えれば、一般的な料理(1→9)はなくなり、メニューの考案(0→1)とl最後の手直し(9→10)が残ると言う。


製造業では開発などの川上と、販売・サービスの川下が高い価値を生み出し、真ん中の組み立ての価値は低いとされる。線でつなげば人が笑った時の口もとのように見えるため『スマイルカーブ』と名付けられたこの法則が、人の仕事にもあてはまるようになる。

映画を見たり、眠ったりする間に目的地に到着。自動車メーカー各社はこんな自動運転車の開発を進めている。ボルボ・カーは飛行機のファーストクラスのように快適な車を2030年代に実用化すると言う。『移動で失われていた時間を取り戻す』と話す。機械の高機能化が進めば進むほど、人に与えられる時間は増える。

『勤勉は善』という価値観が当然とされる時代は歴史的に見れば長くない。18世紀の産業革命によって大量生産の時代が幕を開け、多くの労働力を確保するために給料だけでなく『労働は貴い』という価値観で労働者を引きつけた。

20世紀初めには米経営学者フレデリック・テイラーが『科学的管理』を考案。労働が生む価値を時計で計る手法が企業に浸透すると、労働者が勤勉から逃れるのは困難になった。だが技術の進歩に背中を押される形で社会の常識は変わり始めた。今こそ、新しい価値観を考える時期だ。(参考: 日経新聞『Tech2050新幸福論』)


★★<アマゾンで販売中、約200万円、2日でできる小さなDIYホーム>
• アマゾンには、5000ドルを少し超える金額で買える小さなDIYホームキットがある。
• 住宅価格が高騰し、ミニマリストのようなモノを持たない暮らしが話題になるにつれ、小さな家の人気が高まっている。
• 1万8800ドルの『ゲッタウェイ・キャビン』は、わずか2〜3日で建てることできると宣伝されている。

米アマゾンは、必要なものが何でも揃う、使い勝手の良い、頼りになるオンラインマーケット。小さな家でさえも買える。小さな家はここ数年、ますます人気が高まっている。生活費の高騰や、ミニマリストの暮らしに注目が集まっていることなどがその理由。小さな家は、たとえ10〜40平方メートルほどの広さであっても、自分だけの家を持つことを可能にしてくれる。

小さく、機能的な家を作ることは大変な仕事のように思えるかもしれないが、アマゾンは小さな家を購入しやすく、そして簡単に作れるようにすることで、多くの人が手に入れられるミレニアル世代向けの熱いトレンドにした。アマゾンでは、20以上の小さなDIYホームキットが販売されている。

驚くべきことに、わずか2日間、2人で建てることができると書いている商品説明もある。アマゾンで小さな家を買うとどのような感じかを知るために、約1万9000ドル(約200万円)で販売されれている『ゲッタウェイ・キャビン』を見てみよう。


◇アマゾンで販売されている小さな家の1つ、『ゲッタウェイ・キャビン』のDIYキット。
小屋として販売されており、本格的な住宅ではない。素材がむき出しで、機能はほとんどない。仕様を示したフロアマップ。作りはシンプル、約27平方メートルのメインフロアに部屋が3つと、屋根裏部屋レベルのロフトのベッドルーム。
小さな土地を最大限活用し、家を作りやすくするため、設備はほとんどない。ガスはないので、キッチンを作るのは難しいだろう。電気設備の不足を補うために、各部屋には自然光を取り入れる窓が少なくとも1つある。
観音開きの玄関の奥は、約5メートル幅のメインエリア。
ロフトは、販売元のAllwoodが寝室になると宣伝している。傾斜した屋根に頭をぶつける可能性は大きい ── 最も高いところで、約1.5メートルしかない。

Allwoodの商品紹介ページによると、DYIキットを購入すると3つの大きな包みが届く。小さな家を作るために必要なすべての材料はここに入っている。床や壁、屋根になる木の板、ガラス板、釘、ネジ、そしてドアロック。
ただし、家を作るためには専門知識が必要になる可能性がある。キットには床板は入っているが、家を支える基礎を作る材料は付属していない。
この家のキットは1万8800ドル。商品紹介によると、2日間、2人で作ることができる。
他にもアマゾンには、いろいろなサイズやデザインの小さな家がある。より安価なものだと、この1部屋約10平方メートルのキットは5350ドル。
高価なものだと、この3万4900ドルの家は約33平方メートル、カスタマイズも可能で、間取りを変更することもより簡単。

さすがアマゾンとうなりたくなるねえ。通販天国アメリカだからこそできる技だろうがねえ。恐るべしアマゾンだ。


★★<オールスター本塁打競争、広島・鈴木『優勝できると思っていなかったので、うれしい』>プロ野球オールスター第2戦、パワー自慢の強打者たちの中で、24歳のスラッガーがひときわ存在感を放った。8人が参加し、2日にわたって行われたホームランダービーを制したのは広島の鈴木。『まさか優勝できると思っていなかったので、うれしい』と表情を緩めた。

2分間で本塁打を多く放った方が勝利するトーナメント戦。1回戦で森(西武)、準決勝で筒香(DeNA)を破った鈴木は、決勝で吉田正(オリックス)と対戦。先攻・吉田正の3本塁打に対し、開始直後から快音を響かせ、最後は低い弾道でバックスクリーンへ。1分余りで4本のアーチをかけ、早々と勝利をもぎ取った。

本塁打を打つコツについて『しっかり寝て、ご飯を食べて、人より長いバットを使って遠心力で飛ばすこと』と鈴木。『全てのプレーで喜んでもらえたら』と意気込んだ第1戦は4番で4打数無安打に終わったが、試合前にきっちり見せ場を作り、本番でも四回に左翼スタンドへアーチをかけた。

この好調さを、カープの後半戦に爆発させてほしいねえ、鈴木誠也君。ガンバレ!ちなみに賞金は100万円。もうちょっとあってもいいなあ。切りよく1,000万円だったら選手も発奮するがなあ。


★★<16歳望月慎太郎、日本男子初のジュニア世界1位に>ウィンブルドン選手権のジュニア男子シングルスを制した望月慎太郎(16=Team YUKA)が、日本男子初のジュニア世界1位になった。14日の決勝でカルロス・ヒメノバレロ(18=スペイン)を6-3、6-2で下し、4大大会のジュニアで日本男子史上初のシングルス優勝の快挙。一夜明けて発表された最新のジュニア世界ランキングで1位に輝き、新たな勲章を得た。

昨年末にジュニア世界122位だった望月が、わずか半年で120人以上をごぼう抜きした。18歳以下のジュニア世界ツアーで、今年の年頭に4大大会に次ぐレベルのコスタリカの大会で初優勝。6月の全仏では4大大会初出場で4強入りし、今大会の優勝であっという間に、ジュニアの世界の頂点にたどり着いた。

04年にジュニア世界ランキングが単複合算方式を取り入れて以来、日本男子では16年3月に綿貫陽介が2位になったのが最高だった。望月と同じ米フロリダ州のIMGアカデミーで成長した錦織圭でも06年7月の7位が最高。単複でランキングが分かれていた時代には、女子の杉山愛が91年5月にシングルスで世界1位に輝いている。

快挙や急成長にも望月は『あまり実感はない』といたって冷静だ。決勝前に舞台となる1番コートを下見した。センターに次ぐ収容1万2345人のコートにも『思ったより大きくない』。試合中も『大きな舞台は好き』と度胸も満点だ。

課題は175センチ、64キロの体格を少しでも大きくすること。指導する山中夏雄コーチから『間食OK』の許可ももらった。2時間に1回はバナナなどの栄養補給食を取る。もちろん、大好きなチョコレートも問題ない。そのおかげで半年で約3キロほど体重が増えた。

今後は年末までに2~3週間のトレーニング期間を2回程度確保し、体のバランス、バネなどを鍛える。次戦の目標は9月1日に開幕する全米オープンのジュニア部門。そして、10~11月には一般の大会に出場予定だ。錦織に次ぐ日本テニス界期待の星が、今大会の快挙をきっかけに、世界に大きく羽ばたく。

本当に頼もしい『望月健太郎君』だ。希望の星が次々現れる日本国ではあるなあ。嬉しい。

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