今日の画像は、ペルーの首都リマで開催されているパンアメリカン競技大会の席で、人種差別主義者のトランプ米大統領を厳しく批判する『カール・ルイス』。そして、『オオアマナ=オーニソガラム』の白き美しい姿と『シバザクラ』ですね。
★★★『経営者になりたいんです』。神戸市内の県立高校に通っていた2年前の夏。高3の進路指導で切り出した時の教師の顔を、永田公平さん(20)は忘れない。鼻で笑われた。その時、海外への思いが強まった。『先生の反応は、昔の日本っぽいなって』。良い大学へ行き、大企業に入れば、年功序列で安泰―。今、マレーシアでシェアハウスを経営する永田さんはそう振り返る。首都クアラルンプールの中心部にあるマンションの一室に、2段ベッドが並ぶ。自身もここに寝泊まりしながら、新規事業の腹案や投資家集めに精を出す。
1998年生まれ。バブル崩壊後の『失われた20年』を生きて来た。同級生は、昨日見たテレビの話ばかり。不動産の営業をしている父親は、いつも疲れて見えた。そういう自分だって、勉強も運動もパッとしない。敷かれたレールに自分も乗せられるのか。目標を見つけたのは、シンガポールへ家族旅行に行った時だ。現地で起業した父の知人は一等地にオフィスを構え、目を輝かせて仕事に打ち込んでいた。『こんな大人になりたい』と。
仕事や留学などで海外に住む日本人は、平成の始まった89年は58万人だった。17年には135万人と倍に。しかも、かつてのようには気負わず、必ずしも日本を『帰るべき場所』と思い定めぬまま、振り返りもせずに出て行く。そんな人が増えている。
永田さんも『ハロー』程度の英語しか分からないというのに、高校卒業を待たずに海外へ。フィリピン、タイなどを放浪した末にマレーシアにたどり着くと、日系企業に『起業の勉強をさせてほしい』と片っ端から電話を入れた。ネットで支援を呼びかけて180万円を集め、昨年9月にシェアハウスを始めた。
来年はどこか別の国で企業のインターンをする予定だ。将来は日本に戻るかと尋ねると、こう返ってきた。『世界にこんなにたくさん国があるのに、何故日本じゃなきゃいけないの』。
経済大国を誇った日本は90年代以降、ゆっくりと沈み行く船のように低成長にあえいできた。直面する人口減や高齢化は沈むスピードを加速させ、大手コンサルの調査によれば、2050年のGDPはインドネシアやブラジルにも抜かれる。中国、インド、米国の上位3カ国が世界の半分ほどを占め、4位以下に差をつける。ならば、と人々が古くなった船を下りていく。
奈良県の大学院で病気に強い稲の研究河野洋治さん(44)が中国に渡ったのは4年前だ。研究ポストが不足する日本に、将来の望みは薄かった。中国科学院の国際公募に応じて、今は准教授。11人の研究員や学生を率いる。研究室の立ち上げに、科学院は数千万円もする機材をそろえてくれた。研究費は日本の3倍。『やりたいことを制限せずにやれる』と満足する。
日本で生み出される論文数は主要国で唯一、減少傾向だ。別の論文に引用された数でみる論文の影響力でも、03~05年の平均は4位だったが、その後10年で9位に落ちた。
研究力の弱体化は、さらなる『頭脳流出』を招く。河野さんは、中国でのキャリア形成に興味を持つ研究者が増えていると肌で感じる、と言う。自身の契約は19年末で更新だ。日本時代の同僚からは半分本気でこう言われる。『戻ってこない方がいいよ』。(参考:朝日新聞『エイジング ニッポン』)
トランプ命令で戦闘機を大量購入したり、旧型になったからと言って、1機1,000億円もする政府専用機を2機も購入している場合ではあるまいになあ。阿倍君に麻生君よ、しっかりせよ、本当に沈没する日本丸になりつつあるのだ。危機感に乏しい2人ではある。もう労咳、いや老害だなあ。
★★<『れいわ新選組』考>選挙投票率が50%を下回った参院選。日本人の半分が『政治』を信じていない。しかも、メディアが阿部内閣の作戦に加担して?『争点の多角化』を進めた。僕から言わせれば『消費増税』を最大の争点に絞り込めば、少なくとも投票率は上がった、と思う。
それが証拠に山本太郎代表の『れいわ新選組』という諸派扱いだった弱小政党が230万票を獲得。2人が当選した。その票数も勿論だが、びっくりしたのは4億円を超える寄付金が集まったことだ。街頭演説会で、10万円も寄付する男性を何人か見た。理由を聞くと『本気で消費税廃止!を言うのは山本太郎だけだから』という答えが返ってきた。
消費税の代わりの財源を、この政党は『お金持ち、大企業に払ってもらえばいい』と言う。累進税率を消費税導入以前にもどせば29兆円の税収が確保出来る、というのだ。事実上、消費税導入で減税を受けた『金持ち』に厳しい『所得の再配分』を230万人が支持した。
吉本興業の『芸人クーデター』は『お金持ち』経営者に対する革命だった。『笑いの総合商社』は、実は超ブラック体質。タダ同然の安いギャラで、芸人を食い物にしている!という告発である。標的は、高額の給与をもらっている会長、社長・・・、芸人は『事務所と芸人の取り分は9対1。若い者は、ライブ1回の出演で数百円。消費税なんて払えない!』と打ち明ける。
令和の時代は『所得格差』を巡る『闘い』の連続!そんな気がする。重ねて言うが、少なくとも『消費増税』はやめた方がいい!(参考:牧太郎の『青い空、白い雲』)
正直、『れいわ新選組』のことは、選挙が終わって知ったなあ。だって、NHKのニュースでは一切『れいわ』の報道はなかったもんなあ。やっぱNHKは官製忖度なんだなあ。『N国』も選挙後初めてしった。知っていたら、投票はどちらかの党に入れたがなあ。まあ、次の衆院選では『れいわ』に入れるとしようかな。
★★<小泉今日子 3億円自宅を売却!恋人苦境に決断、移動も電車に>『つい先日、小泉さんと恵比寿駅で会ったんです』と語るのは、小泉今日子(53)の古くからの知人。現在は制作会社『明後日』の社長としても活動している小泉。恵比寿駅といえば、会社の最寄り駅でもある。知人が続ける。
『久々に会ったので、すごく懐かしかったのですが、驚いたのは彼女が電車で移動をしていたこと。会社の社長さんになりましたし、昔とは経済感覚なども変わってきているのかな、と思いましたね』。
'18年2月に、事務所からの独立と、妻子のある豊原功補(53)との恋愛関係を公表した小泉。それから1年半が経過し、2人は新たな試みに挑もうとしている。プロデューサーとして映画の製作を手がけているというのだ。ある映画プロデューサーは言う。
『豊原さんも小泉さんも映画のプロデュースは初めての体験だそうですが、なかなか映画がヒットしない時代に思い切った決断だと思います。昨年は製作費300万円という低予算映画「カメラを止めるな!」が大ヒットして話題になりました。でもお2人の映画「ソワレ」は主演の1人が若手人気俳優の村上虹郎さん(22)で和歌山県内のロケも1カ月弱おこなったそうですから、製作費用は少なくとも1~2千万円はかかるのではないでしょうか』。
彼らは製作費や広告費を集めるために、クラウドファンディングサービスを利用している。8月5日時点で支援金は350万円を超えており、かなり反響を呼んでいるようだが、小泉と豊原の“捨て身の作戦”も功を奏したようだ。
『2人で経済誌のインタビューに応じ、豊原が“創造の世界はもっと自由であるべき”など映画製作について熱く語ったのです。2人で取材に応じたのは初めてのことで、7月末に配信された記事では和歌山県の海岸で撮影されたツーショットまで公開しています』(芸能関係者)。
豊原はインタビューではこんな発言も。《テレビに出られなくなる、CMに起用されなくなる、生活ができなくなる、映画が撮れなくなる。無言の圧力をみんな勝手に自分の中に感じてしまっているわけです。自分自身もそういう思いをすることはあるんですが》(『Forbes JAPAN』)。
現在の豊原は経済的に苦境にある。小泉への不倫愛を宣言して以降、テレビドラマや映画のオファーは激減しているのだ。ある舞台関係者は語る。『いまの収入の大部分が、『明後日』から支払われている演出料や出演料で、いわば小泉さんが捻出したお金です。その収入から、奥さんの生活費やお子さんの養育費を払っているわけですが、豊原さんも金欠状態に苦しんでいるのでしょう」』。
この関係者は、2人のこんな場面も目撃したという。『楽屋で豊原さんが、ふと「飲み物がなくなったなぁ」と、つぶやいたんです。するとすかさず小泉さんが財布から千円札を渡して「私の分もこれで買ってきて」と……。すごく自然で、お金のことは小泉さんが全部面倒をみているんだな、と思いました』。
金欠苦に耐えながらも、“自由な創作”を目指し、映画製作という新たな夢に向かって走り出した恋人のために、実は小泉は大きな決断を下していた。“お気に入りの我が家”を売却したのだ。以前、小泉が住んでいたのは都心の一等地に所有するマンションだった。彼女を知る音楽関係者は言う。
『小泉さんが50歳の誕生日を迎えたときに、「MEKURU」という雑誌が、彼女の大特集を組みました。すっぴんで撮影に臨んだことも話題になりました。広いリビングルームにたたずむ姿や、ソファに横たわる姿が印象的でしたが、その撮影現場となったのが、彼女の自宅マンションだったのです』。部屋の広さは190平方メートル! その重厚なたたずまいが外国人にも人気の物件で、地元の不動産関係者によれば「売却金額は3億円と聞いています」とのこと。この決断の理由について、前出の知人は次のように語る。
『女としての意地というのでしょうか。豊原さんを妻子から引き離し、公の場で“恋人宣言”もさせてしまったわけですからね。「彼の夢は私が支える!」という思いにとらわれているのでしょう。交際を公にしたころ、小泉さんは賃貸マンションに引っ越していました。所有している物件を売却して当面の活動資金を調達することで、豊原さんの創作を支えていきたいと考えていたのでしょう』。
“男の夢”と“女の意地”をかけた映画は、来年公開されるという。(参考:『週刊女性自身』)
記事は、どこかやっかみか、揶揄がみられるが、なかなか小泉さんの献身的な態度、姿勢は褒めるべきであろうなあ。こんなカップルが最後には金字塔を手にするのが、やっぱり、いい世の中だよなあ。期待するよ。
★★<カール・ルイスさん、トランプ大統領は『人種差別主義者で女性蔑視者』>陸上男子の伝説的選手カール・ルイスさん氏が5日、ペルーの首都リマで開催されているパンアメリカン競技大会(2019 Pan American Games)の席で、ドナルド・トランプ米大統領を厳しく批判した。
9個の金メダルを含めて合計10個の五輪メダルを獲得した米国出身のルイスさんは、スポーツ界における男女平等の問題について問われると、『われわれの大統領はレイシスト(人種差別主義者)でミソジニスト(女性蔑視者)だ。彼は自分以外、誰のことも尊重しない』と言い放った。
『私の母はパイオニアだった。両親は教育者で、誰もが平等の機会を持つ権利があると教えてくれた』『もちろん陸上界で、私は男女同一賃金に賛成だ。議論するまでもないと思う』『われわれは人々の権利のために闘い、互いを愛し合わないといけない』と。
現在58歳のルイスさんは、男子走り幅跳びで五輪4連覇(1984年、88年、92年 96年)を成し遂げた。また、1984年大会では男子100メートル、200メートル、4×100メートルリレーで3冠を達成。さらに1988年大会では100メートル、1992年大会では4×100メートルリレーで優勝した。
ルイスさんはパンアメリカン競技大会が閉幕する11日までリマに滞在し、100メートルと走り幅跳びの表彰式に出席する予定となっている。
ルイスさんの発言は尤もなり、だなあ。
★★<米百貨店バーニーズ、破産法適用を申請>米老舗高級百貨店バーニーズ・ニューヨークが事業の再編や売却を進めるため、連邦破産法11条(民事再生法に相当)の適用を申請した。
これによると、バーニーズは破産裁判所が手続きを進める間も営業を続けるため、ゴードン・ブラザーズとヒルコ・グローバルの2社から77,500万ドルの追加融資を受ける合意を取り付けている。
バーニーズは、シカゴ、シアトル、ラスベガスを含む15地区の店舗を閉鎖するほか、大半のアウトレット店を閉鎖するという。NYタイムズによると、ニューヨーク中心部マディソン・アベニューの店舗はこれまで通りの規模で営業を続ける見込み。
バーニーズはここ数週間にわたり、買い手や投資家を探していた。同社は高い賃料の支払いで利益が圧迫されているほか、アマゾンなどネット小売り業者との競争にさらされ、顧客の好みの変化への対応にも苦慮してきた。ロイターは7月、バーニーズが法律事務所とともに、破産法の適用申請を含めた選択肢を検討していると伝えていた。
日本経済は、何年かの間をおいて、米国経済をトレースする。その流れからすると、遠くないうちに日本の百貨店も半減するだろうなあ。なにせ、老舗の西武やそごーがセブン&アイHDの傘下になる時代だからなあ。