★今日の画像は、百名山伊吹山、5~7合目です。ここからの登りが厳しくなります。小学生の子供たちと一緒に登りました。右下をクリックすると大きい画像で見られます。3枚目の石は、海底から隆起した際の石です。伊吹山自体、石灰岩を主流とした海底が隆起した山で、付近の山とは生い立ちが違うのです。
★日本が第二次世界大戦で負けたことについては、私はこれを良しとしている。理由は、あの富国強兵、打ちてし止まん、という日本国を被う全体主義が突然消滅し、今の自由な民主国家になったのだから。とは言え、第二次世界大戦の特に太平洋戦争を姑息に勃発させ、これでもって『真珠湾を忘れるな』と国民を鼓舞し、ヨーロッパにおける戦線にも発動したツーズベルト大統領の狐にも似たこけおどしには我慢がならない。米下院議員でルーズベルトに近かった『ハミルトン・フィッシュ』が、ルーズベルトの死後著した『ルーズベルトの開戦責任』がその間の事情をよく説明している。以下、ルーズベルトの冒した罪を断罪する。
★★フランクリン・ルーズベルトFDRは全体主義国家の指導者を、悪口雑言を弄してなじっている。イタリア、ドイツ、そして日本の指導者を口汚く批判した。FDRと内務長官のイッキーズの二人の、この三国に対する物言いは余りに辛辣であった。その結果、我が国が和平交渉の中心的役割を果たすことなど、とても出来なくなってしまった。ところが、ソビエトのヨシフ・スターリンに対してだけは口をつぐんだままだったのである。
和平などFDRにとってはどうでもいいことだった。彼の目的は我が国を参戦させることにあった。基本的にはドイツのポーランド侵攻(1939年9月1日)から日本の真珠湾攻撃(1941年12月7日)まで、我が国をどうやったら参戦させることが出来るかで頭が一杯であったことに間違いはない。
商務長官であったジェシー・ジョーンズはその回想『500億法戮涼罎納,里茲Δ暴劼戮討い襦『FDRは、戦争は嫌いだと何度も繰り返した。しかし本音は戦争をしたくて仕方なかった。前例のない3期目の大統領を確実なものにしたかったから嫌いだと述べたに違いない。大統領を3期も務めることは、FDRにとっては最高の栄誉であり、それをなんとしてでも実現させたいとする野心があった。結局、3選を成功させたことで彼の虚栄心は満たされた』。
FDRはこの二つの目的、『三選と参戦』を見事に遂げた。ジキルとハイドを効果的に演じることでそれを可能にした。彼の登用した政府高官も見事な共謀者であった。我々の住む世界では人間の作った法律よりも思いものがある。それは『真実』である。また歴史にも真実の光が常に当てられなければならない。歴史は真実を語るものでなくてはならない。FDRは戦争を心底欲していた。しかし彼はそれを巧妙に隠した。彼のやり方は、羽が折れてしまった振りをして、野鳥が敵を欺くテクニックにそっくりであった。
そして、英仏両国の同盟国であるソビエトロシアは、この世の中で最も専制的で、独裁的な国家であった。彼らの進める戦争が、自由と民主主義の戦いであるはずがなかった。彼らはただ単に覇権と植民地主義を守るために角突き合わせていたに過ぎなかったのである。
(参考: ミルトン・フィッシュ著『ルーズベルトの開戦責任』草思社刊)
★小泉進次郎の農政への取り組みは、以前書いたように、高い評価を受けています。その進次郎が、文芸春秋直近号で全中会長との対談をし、その中で以下の農業未来を語っています。確かに若者が新しく就労しない産業はもう撲滅産業ですから、そうならないような手立てが必要です。自民党農水部会長には、自ら手を挙げて就任した進次郎。地味で集票力には寄与しないが、日本国の生命性を革新しようとするその心意気や良し、です。
『おいしい農産物はベテランの農家に受け継がれた勘と経験と匠の技で作られる。確かにそういう面はあるが、若い人に来て貰うためには、しっかりとIT化を進めて、農業の世界でもイノベーションを起こし、高い技術を短期間に習得出来るようにしたい。北海道ではすでに無人のGPSトラクターが稼働しているけど、2年後にGPSシステムを補完する国産の準天頂衛星が本格運用されると、誤差数センチという精度で田んぼや畑で使うことが出来る。農水省でもAIのプロジェクトが立ち上がった。AIの深層学習機能を利用すると効率的な収穫が出来るようになる。例えば、どうやったら上手にトマトを収穫出来るか。夜間に人口知能が搭載された収穫ロボットが働いて、朝になると収穫された農作物が積み上がっている未来があるかも知れない。そうやって省人化を進めた上で、人にしか出来ないことは農水省がしっかりやっていけば良い』。
★Jリーグ、J2落ちの名古屋グランパス、醜いねえ、クラブ運営が。どうやら話を総合すると、トヨタ自動車から出向した連中が、小倉を担ぎ上げて、未経験のままGM、そして監督兼GMに押し上げ、今季J2降格へと真っ逆さまに。そしてなんと、今季終了と共に、緊急支援に抜擢したボスコ監督、支援に駆け付けた闘莉王を即解任に。もう少し手だてはあったのではと思うものの、これが名古屋流、トヨタ流なのかも。J2から1年で復帰し、J1の主力になりうる道もあるが、また何度も降格の憂き目にあって、もうJ2クラブに染まり切ったクラブも。
あの京セラ稲盛会長が京都サンガの経営に関し『Jリーグのクラブ経営なんて簡単だ』と宣うたのがもう10年前か。京都は2011年以降、J1に登る勢いもなくJ2暮らしが続いています。名古屋に京都の足跡を追う、というシナリオも否定できず、まさにグランパスファンに同情するばかりの名古屋の現況ではあります。
★言い方は悪いが、本当に韓国って『クズ国家』ですねえ。毎回、大統領の任期末期に例外なく起こる事件や犯罪。自殺した元大統領もいます。朴大統領の支持率が5%ともう政権維持能力がなくなって。友人に国家機密を漏らし、財団づくりに大統領の権力を使ったカドで。もうあきれ果てた国ではあります。まともに対応する方が馬鹿らしくって。しっかりたのみますよ、安倍首相殿。
★よもやのトランプショック。選挙戦の後半FBIが突如としてクリントンの公用メール再捜査を指令。これが命取りとなって泡と消えたクリントン。なぜこの時期に再捜査指令を出したのか。米歴史に残る大統領選大疑惑です。
★そのトランプ。違法移民、イスラム教問題、アメリカモンロー主義にアジって、まさにヒトラー戦略を地でいくような選挙戦術。とっさに、あのドラッカーの回顧録を思い出しました。ヒトラーはドイツ人底辺の人たちに、自分たちの仕事がユダヤ人に奪われている、とアジり、それを口実にユダヤ人迫害を強めます。ドラッカーはウィーンの富裕な家庭に育ちましたが、ヒトラーの圧制を感じ、ドイツに移住。記者を務め、ナチの捕縛をタッチの差で逃れ、そこからさらにロンドンに逃避。アメリカにわたり、あの『マネジメント』という言葉を発明し、経営学の第一人者になりました。ヒトラーがユダヤ人問題でのポピュリズムを展開したのと同じように、トランプも移民問題で白人票の獲得に成功しました。が、実際、移民を迫害してもアメリカ経済が立ち直ることはないでしょう。まさにトランプの幻想です。
★サッカー天皇杯第4戦。サンフレは鳥栖に3―0で快勝。5本のシュートで3得点と効率の超良い得点。柴崎、ウタカ、ロペスの得点。とりわけロペスの得点は、40mの超ロング。ゴールの右上に突き刺さりました。福岡戦の2得点と合わせ、やっとサンフレのプレーになじんだ感じ。この調子で天皇杯では優勝してほしいですねえ。来季の活躍が期待できるロペスです。
★野球W杯強化試合第4戦、対オランダ戦。8-8の同点から延長戦に。10回の表、カープのスズキが満塁ホームらを打ち、勝利打点を。侍ジャパンはこのシリーズ3勝1敗で。この第4試合鈴木は6打席3安打、2塁打2本、ホームラン1本と、代表への合格点を出しました。来季も楽しみな鈴木ではあります。