今日の画像は、航空自衛隊の新型主力輸送機『C2』。C2は現在の輸送機『C1』の後継機として、C1の4.5倍となる36トンの貨物を輸送出来、満載時の航続距離は4,500キロというモンスター。機動戦闘車や多用途ヘリコプターなども空輸出来、南西諸島を初めとした離島防衛の強化や海外派遣任務への迅速対応が期待される。エンジンはGE製だが、製造は川崎重工でほぼ7割が国産だと。守れ、C2、尖閣諸島、です。画像の右下をクリックすると、大きい画が見られます。
★★枕カバーやパンツに企業や商品名、QRコードまで―。そんな広告入りのものを積極的に利用する人が増えている。一見、ダサさや宣伝くささが気になりそうだが、『コスパもいいし、改めて見たら斬新でおしゃれ』との声も。広告主の思惑は関係なし。あえて宣伝に乗って笑いのネタにも使っている。
『数回チャレンジしてやっと買えた』と話すのは、千葉県我孫子市の主婦(36)。お目当ては寝具の通販サイトなどを運営する『すまくら』(柏市)が不定期で販売する100円(送料込み)の枕カバーだ。購入した真っ赤な枕カバーには中央に製菓会社名やキャラクター、QRコードなど広告が大きくプリントされているが『寝たら気にならないし、2千円相当の品を100円で購入出来るなら安いもの。他にもこのようなサービスがあればいいのに』と笑う。
毎日目にする枕に広告を入れることで消費者への刷り込み効果が期待出来るのでは、と『まくら社』が枕カバーに企業ロゴや商品案内など広告を入れるサービス『まくら広告』を始めたのは2013年。企業の販促物や結婚式の引き出物向けに50枚10万円で請け負う。広告主が希望すればまくら社のネットショップで一律100円で販売する。
『もらえるだけでラッキー。友人と温泉に行く時着たらネタになって盛り上がりそう』と話すのは横浜市の男性(34)。蛍光黄色に青色でキャラクターや会社名がプリントされた派手なパンツを着用する。インターネット広告事業などを手掛ける『ネクストポケット』から届いた広告付きの無料パンツ。初めは登録した会員の中から抽選で当たる形式がメーンだったが、14年以降は応募条件を満たすと必ずもらえる形式なども積極的に取り入れ、会員数は14万人まで増えた。広告を依頼した福岡市のイベント会社『マッチョ』は、告知から2日間でツイッターのフォロアーが2000近くまで増えた。
『ネクストエデュケーション』は、ページの片側や下段に広告を載せ、主に学生向けに学校単位で配っていた『自習ノート』を14年7月から個人にも配布し始めた。会員登録した希望者向けに毎月最大2冊まで、何度ももらえるサービスだ。愛知県の女性(24)は、『懸賞に応募する際に広告付きのはがきをよく利用していましたが、それと同じ感覚。消耗品を無料でもらえるのはうれしい』と。15年9月時点で、自習ノートに広告を出稿した企業は80社超、累計部数は300万冊にのぼる。
『ユニクロが10年前から展開する企業名や商品名が入ったコラボTシャツがヒットし続けているように、ロゴや商品そのものをコンテンツとして見る流れがある』(電通)。テレビなどで流れる広告にはうんざりしても、メリットがあると割り切れば納得できる。ネタとしても使いたくなるらしい。
趣味でTシャツを集めている東京の男性(38)は、『企業ロゴのTシャツはメッセージ性が強いせいか、居酒屋で見知らぬ人から突然話しかけられたこともある。コミュニケーションツールの一つ』と話す。男性は毎日違うTシャツを着るブログを立ち上げ、現在でも定期的に集めたTシャツを披露するが『懐かしく思われたり、斬新でおしゃれと思われたり、人によってとらえ方が全然違うのも面白い』と。
これらの人に共通しているのは『自分が嫌な企業や商品だったら、いくらコスパが良くても使わない』という点。気軽に楽しんでいるようでいて、こだわりもたっぷりだ。
★名古屋鉄道が、名古屋駅周辺の再開発計画を発表した。名鉄百貨店が入る建物など計6棟を取り壊し、地上30階で南北に400m伸びる超高層ビル1棟に建て替える。2022年度に着工し、27年度の完成を予定している。ビルの高さは160~180m。壮大だねえ。さすが名古屋、愛知の炎が燃え上がるねえ。広島は駅前再開発をしたとは言いながら、これと比べると、まさに月とスッポン。その昔比べられた福岡、札幌に大きく差をつけられている。しっかりしてくれよな、湯崎知事に松井市長は。切磋琢磨の精神が不足しているのではないかえ、この東大卒と京大卒には。
★なんと、NHKの子会社が合わせて1,000億円近い利益を蓄積しているそうな。NHKは公益放送局。国民から視聴料を取って、それで経費をまかない、経営されている。つまり、NHKの視聴料は、経理上損得なしの状態でなければならない。なのに、ああ、それなのに、視聴料を取って、その資金の中から子会社を民営の形で設立し、そして利益をため込んでいる、という理屈。こんなのが許されるのか。一体、総務省、政府は何を考えているのか、何を監査しているのか。子会社が利益を出せば、NHK本体に全額上納させ、その分国民から収奪する視聴料金を値下げするのが筋だと思う。本当に腹の立つNHKだし、総務省だ。年金も健保も電力もガスも値上げ、値上げ、少子高齢化は一向に改善されず、ああ税金ばかり上がる収奪国家、日本なり、だなあ。
★『死後離婚』。一体何のことかと、不思議な疑問が。なんと、『義理の親の介護をしたくない、一緒の墓に入りたくない、などの理由で届け出る女性が多い』と。嫁、姑の最後の戦いなのだ。死後離婚では、夫の遺族年金などを受け取る権利は残るので不利益はほとんどないそうだ。配偶者の死後に、『婚姻関係終了届』を区役所・市役所に提出すれば終わり、とのこと。時代ではありますねえ。
★英国のタイムズ・ハイヤー・エデュケーションが、『世界大学ランキング』で初めて日本版を発表。1位は東京大学、2位東北大学、3位京都大学、4位名古屋大学、5位東京工業大学、私立では10位で早稲田大学、11位慶応大学。地元広島大学はこれに次ぐ12位にランク。東北大学や九州大学に負けたのはまあ、旧帝大の人気で勝る両校だから仕方ないか。しかし、13位神戸大学、14位一橋大学、16位千葉大学を凌いでいるので一応安堵か。しかし東北大学の2位は素晴らしい。京都の立命館が22位、同志社が35位と、私の価値観を逆転しているのにも目を見張った。尤も、この順位は入学試験の難易度とは直線関係はない様子。
http://www.yomiuri.co.jp/culture/20170330-OYT1T50079.html?from=ytop_main5
★知らんかったねえ、熱海の観光客が激減し、また努力によりV字型回復を果たしつつあるとは。昨年夏だったか、熱海後楽園ホテル建て替えに入り、休館すると聞いた。あの東京ドームの子会社で、年末には巨人軍が納会を行う大ホテル。私も仕事の関係があって5~6回泊まったことがある。後楽園ホテルのリニューアルも熱海復興策の一つでもあるんだねえ。昔栄え、深夜まで人通りが絶えなかった熱海銀座街も一時はシャッター通りに。しかし熱海好きの若者たちが、新しく起業する活動を展開し、また盛り返してきていると。十年一日、何の変化もない町は自然淘汰されるのだろう。熱海と言えば、あの『MOA美術館』があり、国宝、尾形光琳の『紅白梅図』を見たときの感激は今でも忘れない。ガンバレ、熱海!
★なんと風が吹けば桶屋が儲かるの図。パナソニックが製造販売する『宅配ボックス』が売れに売れて、4月新製品を発売する予定を延期したと。宅配便の取扱量急増に社会的関心が集まり、現行品の注文が殺到して生産が間に合わないためと。現行品の注文は通常の5倍以上に達し、既に納品まで1ヵ月以上かかる状態になっていると。パナソニックと言えば、リストラの王様。それが本体とほとんど関係のない宅配ボックス事業が売却されていなかったのが、また不思議です。
★気候大変動がアメリカを襲う。トランプは、オバマ時代の環境保護政策を撤廃し、石炭火力発電の排気ガスの規制を廃止した。これで石炭産業の復興と、発電所の雇用の増やすのだと。まあ、そのうちロッキーが大豪雨で崩れ、ミシシッピーが決壊する大洪水を呼ぶのでしょうねえ、このトランプ策は。それよりミクロネシアの国々が海中に没するのが先だろうかね。
★島津製作所が開発した高精度の質量分析計を使い、早期の大腸癌を9割以上の高い確率で発見出来る検査方法を、神戸大学や同社の研究チームが開発した。年内にも京都市内の一般の受診者に試験運用し、有効性を高めると。画期的な出来事。今の子供たちはほとんどが100歳まで生きられると、私は考えているが、その緒が癌の早期発見、早期撲滅。血液検査でこれが可能になれば、ほとんどの癌は早期発見が可能となる。特に膵臓癌など発見が難しい癌に対処できれば、相当の人達の掬いの手になりうる。頑張って欲しいですねえ、島津製作所と神戸大学には。
★いよいよ大阪地下鉄、バスが民営化される。大都市、東京都、横浜市は官営だが、官営では経営が成り立たない例が地方都市を中心に民営化の流れを作っている。広島県の呉市は、市営を廃止し、広島市の民間会社広島電鉄に営業権を譲渡した。人口が減り続ける街では、官営の交通機関は維持が難しいという例。JRの民営化の北海道を除く地区の成功は記憶に新しい。大阪市もその例に倣い、民営化したのだろう。極力官営の事業は民営に移す方が総合的に見て合理性が高い。大阪の結論は全国に飛び火するだろうな。
★企業の命30年、は誰が書いたのか忘れたが、時代の流れと共に企業の盛衰は確実に現れる。あのレコード全盛時代のビクター、コロンビアはもう当時の勢いのある会社とは全く別物。ビクターは確かケンウッドと統合され、新会社になったか。コロンビアは、この度音楽配信会社『フェイス(京都市)』が完全子会社とし、コロンビアの株式は7月末で東証から消え去ると。コロンビア出身の歌手も多かったねえ。コロンビア・ローズという人気歌手もいた。時代とはいえ、映画、石炭、レコード、造船、鉄鋼業界の勢いはもう世の中から消え去ってしまったなあ。時代の盛衰とは言え寂しい。
★東電の経営トップが刷新された。会長に日立製作所の川村名誉会長(77)、社長に生え抜きで電気小売部門トップの小早川取締役(53)を。副会長には、広瀬現社長(64)が回る。1年前、JFEホールディングス出身の数土スド会長らが広瀬社長の交代を画策した『未遂事件』があった。不穏な動きを察知した東電の守旧派達は、今も社内に隠然たる力を残す勝俣元会長ら有力OBの支援を受けて、首相官邸や自民党に広瀬続投を働きかけた。巻き返して交代は立ち消えになった。資金力をフルに駆動する永田町工作にたけた東電守旧派。経済産業省も発送電分離などの自由化を進めようとする度に『大東電』を死守しようとする勢力に阻まれ、煮え湯を飲まされた。
今回、広瀬現社長に『防波堤』はなかった。日本商工会議所の三村会頭、経済同友会の小林代表幹事ら政界も一目置く財界重鎮が口々に若返りを求めた。2月には柏崎原発で免震重要棟の耐震性を過大に説明していることが判明。『隠蔽体質が変わっていない』と広瀬現社長の指導力に疑問の声が上がった。広瀬現社長は、3月17日の記者会見で『まだまだやることがある』と粘り、31日の取締役会でも1人だけ人事案に反対したが、外堀は埋まっていた。ただ彼には福島第1原発事故の翌年12年から難しい時期の舵取りをしてきただけに社内ではなお求心力がある。そのため、引責退任はよくないとの配慮から、副会長ポストを新設して福島担当として残すことで妥協が成立した。
数土時代の最終盤戦で中部電力と火力発電事業の全面統合合意にこぎ着け、バトンを受ける河村新会長の最大のミッションは送配電や原子力といった他の全ての基幹事業も他社との再編・統合させることだ。日立時代に冷徹な選択と集中で総合電機の看板を下ろし、社会インフラ会社に生まれ変わらせた手腕に期待がかかる。社内が結束出来るかどうかが東電改革の最大のカギだ。『私は東電に来てから上司が部下を厳しく叱ったり心から褒めたりする場面を見たことがほとんどない』。1月初め、東京・内幸町の東電本社、経営幹部向けの念頭挨拶に立った数土会長は強い口調で檄を飛ばした。
経済産業省の幹部は『殿様商売で怒られたことの少ない東電社員に数土さんのスパルタはきつすぎた』と見る。『修復不能』とされたトップと幹部の間柄では、変革や提携交渉が進むはずもない。財界や世耕経産相のバックアップを得た河村新会長とはいえ、急激な変化を好まない東電の社風に同じように苦しむかもしれない。
思い出すのは、三洋電機末期。2期連続の大赤字が続き、二代目社長井植敏社長は責任を取って退任し、息子の敏雅新社長にバトンを渡した。同時に会長職にジャーナリストの野中ともよ氏(元NHK)を起用、世間をあっと言わせた。経営の素人である野中氏を起用したのは、世襲人事に世間を目くらませをしたものである以外、何者でもなかった。その後、この2人に加え、住友銀行出身で、マツダ専務を務めた古瀬洋一郎氏が副社長として入社。古瀬氏の入社については、井植家との個人的つながりと報道され、住友銀行からの正式派遣役員ではない、という雰囲気が漂った。古瀬氏はマツダでフォード経営者のもと再建作業に携わった経験から『経営改革はスピード感を持ってやるべし』と主張。これに対し、野中、井植両氏は『三洋電機は家族的雰囲気を大事にする』と述べ、古瀬氏の主張に対峙した。結果、改革は時間切れで復興ならず、三洋電機は歴史から姿を消した。その後電機業界を吹き荒れた大嵐を見ると、なんと穏やかな『家族的雰囲気の三洋電機』だったのか。ソニー、シャープ、パナソニック、東芝、日立の変遷を見るに、三洋電機は消え去るべくして消え去った企業と言える。
東電は社会から消せない企業、という社内錦旗を味方に、改革、変革を拒否している雰囲気が漂う。それは大きな錯誤りであり、世間に対して傲慢だとしか言えない。原発事故により、住居を追われ、職業を失い、今だ二重、三重の生活に苦労している被害住民の苦労を考えれば、今の東電社員の生活はまるで天国で毎日宴会をしているようにも見える。世間に対し、真摯に頭をたれ、経営改革の実を上げる姿勢こそ、今東電に求められていることではないか。