★今日の画像は、チタン製屋根瓦にふき替えられる『浅草寺・五重塔』と、フランネルフラワー、フレンチラベンダー・わたぼうし、ヒヤシンス、です。フランネルフラワーの優しさが好きです。
浅草寺・五重塔は1973年に再建され、屋根はアルミ合金瓦を使用してきたが、さびやキズが目立つようになり、今回のふき替えでチタン瓦5万7千枚を使用した。チタンは多くの寺社の屋根に使われてきた粘土瓦と比べて軽いため、建物にかかる負担が少なく地震対策に効果を発揮する。酸性雨や潮風にも強く、耐久性もある。すでに宝蔵門、本殿もチタン瓦を使わらえているなど、歴史的建造物や名所旧跡の保存に注目されている。チタン製を使うと単純計算では培近く高くなるが、チタンがさびないなど維持管理費を含めると安くなると言う。すごい時代だねえ、寺の瓦がチタン製になるとは。
★★タクシーに乗ったら、渋滞に巻き込まれた。最近は曜日や時間に関係なく、都内の道路は年中混んでいる。あたり一面自動車で埋め尽くされ、隣の車線が少し動き始めたなと思うと、しばらくしてこちらの車線が挽回する。抜いたり、抜かれたりを繰り返し、やがてお互いに外の景色を見ることにも飽きてしまう。
『ひどい渋滞ですね。まいったなあ』。退屈まぎれに運転手さんに声をかけてみる。『そうねえ、工事のせいでしょう。あそこの交差点を過ぎれば流れると思いますよ』。特に驚いた様子もイライラしたふうもない。じっと流れに身をまかせ。静かに前の車と一定の間隔を保ちながら、交互にアクセルとブレーキを踏んでいる。こういう人は、車を降りて家庭に戻ってもこんなに穏やかなのだろうか。車の中の整理状況をみて、家族に向かって決して声を荒立てない。きれい好きで几帳面で、近所でも評判の『模範的亭主』に違いない。不愉快な渋滞も、心穏やかな運転手さんといると、気が休まるものである。
ほんのひと時とは言うものの、狭い空間で二人きりになる仲である。しかもこちらは命を預けている身の上。どんな性格か、何が趣味かなんてことまで詮索するつもりはないけれど、せめて運転手さんの機嫌が良ければいいと願うのは客として無理からぬことであろう。座席に座って行先を告げた時、前方から元気よく『はい』だの『あいよ』だのと返事が返ってくるとホッとするけれど、何を言ってもなしのつぶて。一体こちらの要求が届いているか分からないまま、しばらくジェットコースター並の恐怖にさらされると、つくづく運命というものを呪いたくなる。しかし、考えてみれば運転手さんの方だって、『今度の客はどんなヤツだろう』と気を揉んで当然である。
タクシーに乗り込んだとたん、『よかったぁ、救われたぁ』。運転手さんが安堵の声を発したことがある。どうしたのかと訊ねると、『今下ろしたお客さん、暴力団のボスらしくってさ。そりゃもう、怖いのよ。何をされたって訳じゃないんだけど、何が起こるかわかんないから。命が縮んだのなんのって』。なるほど、道で手を挙げりゃ、よほどの理由がない限り、乗車拒否は出来ないタクシーの宿命である。拾ってみたら、途端に背中からナイフを突きつけられ、命を落とす危険さえある。だからこそ、プロの運転手さんはお客の善し悪しを瞬時に判断する能力にたけている。
以前、ある運転手さんに、『どういうお客さんが嫌ですか』と聞いてみた。すると、最悪が『女性の酔っ払い。からんだり、気分が悪くなったり、男の酔っ払いよりずっとタチが悪い』。続けていけないのが、『しらふでもやっぱり女性。道順を指定するんだ。そっちは混んでるよって言っても、混んでないって言い張る。男のお客さんは大抵、こっちにまかせてくれるからねえ』。更に、短い距離なのに乗ってくるのが、これまた女性と、いずれにしても女はタクシーの運転手さんには好かれていないことになってるらしい。
『ルルル・・』というベルの音で目が覚めた。電話だ。はて、ここはどこだっけと、頭を巡らせて思い出した。渋滞に身動きのとれなくなったタクシーの中である。心穏やかなる運転手さんが受話器を取った。『はい、もしもし、ええ、そうですが。混んでますよ・・はい』。自動車電話を取り付けているタクシーに乗ったのは初めてではないけれど、外から電話が掛かってきた時に居合わせたのは初めてだった。これは実に妙な感じのもので、後ろで黙って話を聞くのは失礼な気がする。が、さりとて、『ちょっと席をはずしましょうか』と車を降りる訳にもいかない。
しばらくして運転手さんが受話器を置き、私に向かって、『どうも失礼しました』と言った時、私はつい『いえ、こちらこそ』と答えてしまった。そして、降りる時にはどうしても、『お邪魔様いたしました。では、ごめん下さい』と、いとまの挨拶をしたくなる。しかし、決して後味の悪いものではなかった。 (参考: 阿川佐和子著『メダカの花嫁学校』)
★北朝鮮で5月、ガソリン価格が一時3倍以上に急騰し、現在も倍以上で推移しちるとの情報が、韓国国家情報院が国会情報委員会(非公開)で報告した。中国は北朝鮮に対して年間50~60万トンの原油をパイプラインを通じて供給しているほか、公式の貿易を通じた原油輸出がある。中国の貿易統計では2014年以降、北朝鮮への原油輸出はゼロとなっているが、パイプラインによる供給は続いていたと見られている。が、ここのところ米国からの北朝鮮圧力への中国対応の強い要請を受けて、原油輸出が実質的に途絶えつつある影響がガソリンの高騰につながっていると。
また国家情報院は、今年に入って金正恩朝鮮労働党委員長の公開活動が、前年同期比32%減の51回に止まっていると報告。米韓軍の『斬首作戦』を警戒しているためと分析している。金正恩は米国の衛星の監視を避けるため明け方に活動し、地方を訪れ津時は専用車ではなく、幹部に贈った日本車に乗車。情報機関を動員し、斬首作戦の情報を得るため血眼になっていると言う。哀れ、可愛そう、金正恩。が、それも、これも、みんな自分自身から出た身のサビなんだねえ。天に向かってツバを吐く、金正恩なり、だ。
★人気小説家『赤川次郎』。著書が3月で600冊を超えた。赤川談。『私には父親と暮らした記憶がない。物心ついたころには、父は外に女性を作り、そちらで暮らしていた。それは生涯変わらなかった。私の初期の作品には父親が出てこない。私の母は、3人の子供を育てる心労と疲労からだろう、60を過ぎて、十数年間、76歳で亡くなるまでほとんど寝たきりで過ごした。私が作家として順調に仕事をしていることに喜び、私の原作のTVドラマなどを病院のTVで見るのが楽しみだったようだ。高校生の頃だったか、TVで菊池寛の「父帰る」のドラマを見ていて、あれは本当に父親が出ていかれたことのない人が書いた話だ、と、ノートに感想を記していた。長男が父親を追いかけてゆくラストが「甘い!」と思えたのだ。今、私も父親になって40年余り経つ。作品にも色々な「父親」が登場するようになった。それでも、たいていの場合、父親は少々頼りなく、情けなく、優柔不断で、しっかり者の娘に叱られている。私がこの先、どれくらい書き続けられるか分からないが、少なくとも私の小説の中では、「強い女性」がこれからも輝き続けるだろう』。
幼年期に父親と生き別れになり、母の手で苦労して成長した赤川次郎にしてみれば、父親は尊敬する対象ではなく、侮蔑するものであったのか。が、赤川が素晴らしいのは、そういった逆行の中から小説家への努力を怠らなかったことであろう。28歳で世にデビューし、以降は満帆の道を歩んだ。不幸な家庭、恵まれない育ちの中から、それをバネのごとく使ってジャンプした『赤川次郎』に敬意を表したい。素晴らしい才能を持った人材は、必ずしも恵まれた環境から生まれる訳ではない。昨今の教育無償化の大声を聞いて、いつもそう思う。赤川次郎がいい例だ。
★なんと、海上保安官の養成機関、舞鶴市の『海上保安学校』で『泳げない学生』が増えていると。団塊世代の補充や尖閣列島問題などに対応するため、2006年度まで200人前後だった募集人員を漸次増やして、14年度には596人となった。ところが、学生の増加と共に同校を悩ませたのが『泳げない学生達』。15年度は入校者560人のうち4割の230人が泳げなかったと。授業では、年間116日の水泳授業を行い、夏には5.5キロを泳ぐ遠泳訓練も実施。一定の成績を修めなければ卒業が認められない。驚いたねえ、海上保安学校を志願するのに、泳げない人が4割も。これって、今時の若者達の特徴かしら。水が恐いのかねえ。驚き、桃の木、だ。
★将棋『加藤九段』が63年続けた現役を引退した。20日、竜王戦の昇級者決定戦で敗戦したことによる。午後8時10分、加藤九段が投了を告げた。相手と一局を振り返る『感想戦』を行わず、一目散に退室。エレベーターで1階に下りてタクシーに乗り込んだ。終始、無言だった。
将棋会館を後にしてから1時間半後、加藤九段はツイッターを更新した。『本日を持ちまして、わたくし加藤一二三は公式戦から退く運びとなりました。当時の史上最年少記録となる14歳7ヵ月でプロデビュー以来、63年もの長きに亘り、各棋戦を主催いただき多大なる御支援賜りましたすべてのスポンサーの皆様、報道関係者の皆様には、心より御礼申し上げます』『10歳の時新聞の観戦記に触れ将棋の本質を悟ったわたくしが、天職である将棋に、最善の環境の中、生涯を懸け全身全霊を傾け打ち込むことができましたのは、ご支援賜りましたスポンサー、将棋ファンすべての皆様おひとりおひとりのおかげに他なりません。幸せな棋士人生をありがとうございました』。桜散る、である。
★『加計学園問題』。また新たな文書が発見された。『総理は期限を切った』など、萩生田官房副長官の発言がメモされている。この文書に対し、萩生田は一切覚えがないと。松野文科相は、正確性に著しく欠けたメモが外部に流出した、副長官には大変迷惑をかけたと考えている、と発表。この文書、著しく正確性に欠けている、という証拠は示されていない。ただただ、萩生田本人が否定しているだけ。はたして正確性に欠けているのか。疑心暗鬼に陥るのは拙者だけではあるまい。
しかし、何だなあ、加計学園、これだけ天下を騒がせれば、来年の新規学生募集に相当な影響が出るだろう。特に千葉銚子のなんたら大学は影響が大きいだろう。岡山の本体もこの大地震の影響を受けるだろうねえ。加計学園関係の大学卒、が一生履歴書についてまわるなんて、やっぱり御免こうむりたい、と思うのが普通だからねえ。今治の獣医学部、うまく出発出来ればいいがなあ。
民進党の会合ではこの文書について、『官房副長官が話していないのに、これだけ詳細なメモを分科省の職員が作ることはあり得ない』と萩生田の関与を問う声が相次いだ。
★世界最大の航空見本市『パリ国際航空ショー』が開幕した。日本の希望の翼『三菱MRJ』も実機を初めて展示。開発が順調に進んでいることをアピールする狙いだが、新たな受注は見込めない。ライバル社との格差は一段と広がっている。5回も計画を延期し、7年遅れの開発は、世界でも相手にされなくなっているのだろう。それでも受注機数は447機となっているものの、目標の1,000機にはほど遠い状況。造船、航空機とつまずきの目立つ三菱重工ではある。
★韓国の文大統領は、米紙ワシントン・ポストのインタビューで、慰安婦問題について『問題を解決するには、日本政府が法的な責任を負い、公式に謝罪することだ』と述べた、と。一体慰安婦問題に何の法的責任があるのかしら。教えて欲しいねえ。まさか、売春防止法違反なんて言うんじゃないだろうねえ。韓国では売春防止法が施行されたのは、つい先年から。こんな遅れた国が何の法律違反と言うのかしら。当時は、朝鮮半島は日本国の一部。日本国の法律で統治されていたのだから、日本のどんな法律に違反していたのか教えて欲しいねえ。慰安婦の人達の自由は保証され、賃金もべらぼうに稼げて、いつでも親元に帰れる状態であったのに。しかも、それらは、朝鮮の仲買人(女衒)が大方仕事を取り切ったのだ。責めるなら、自国の女衒の連中を責めたらどうだえ。貴国の兵隊が、ベトナムで子供をたーんと作り、放置している問題はどう片づけるのかしら、文大統領殿。
菅官房長官は21日の記者会見で、韓国の文在寅大統領が米紙のインタビューで、慰安婦問題の『解決の核心』として日本の法的責任と謝罪を求める発言をしたことについて『一昨年の日韓合意は最終的で不可逆的な解決であり、日韓両国で確認している』と述べた。その上で『日韓合意で、政府として心からのおわびと反省の気持ちを表明している』と指摘し、改めて謝罪する必要はないとの考えを示した。当たり前田のクラッカー、だよねえ。O(^-^)o
★何と、小池百合子都知事の写真集『小池百合子写真集 YURIKO KOIKE 1992~2017』が、6月26日付オリコン週間『本』ランキングの写真集部門で1位を獲得した。政治家の写真集としては初の1位で、人気女優・芳根京子、乃木坂46の白石麻衣の写真集を抑えての快挙。写真集は、1992年の当選当時から、都知事就任まで政治家といての姿は勿論、愛犬とのショットなどプライベートも含め130枚を紹介。著者は写真家、鴨志田一さん。この人気ぶりでは、都議会議員選挙、圧勝の兆しではないかなあ。(#^.^#)
★風邪薬の主要成分『アセトアミノフェン』で、安価な中国製AAを無届で混入させていた和歌山市の『山本化学工業』。ン、どっかで聞いたことがある。スカパーの野球中継のスポットで、競泳用水着の宣伝をしている会社だ。調べると、トライアスロン用ウエットスーツ素材は世界有数のシェアを持っていると。ところが『同じ「山本」でもこちらは水着の山本です』と、同姓同名の会社名であることを大阪市の『山本化学工業』がホームページに掲載。日本代表選手も愛用する水着メーカーが、思わぬ飛び火に困惑していると。本当に他人迷惑な和歌山市の『山本化学工業』だねえ。
★セパ交流戦が終わり、プロ野球はリーグ戦を再開。その第1戦、カープ—阪神、カープが今季17安打13得点で阪神を一蹴。阪神とのゲーム差を4に広げた。カープは初回、田中が『消える打球』を左越に放ち、メッセンジャー粉砕の口火を切った。5回には丸、エル、菊池の3本塁打で一挙8点。7回1失点のジョンソンが2勝目を挙げた。
『消えた打球』は、1回裏、カープの先頭打者、田中の打球で起きた。田中は初球を強振、背走する福留がジャンプ転倒し、起き上がると打球は消えていた。三塁審判は手を回し、一度は本塁打となった。リプレー検証の結果、打球はラバーフェンスにあったスパイクで破れた箇所があり、その裂け目に吸い込まれた格好。『松山さんが練習中に穴を開けたらしいですよ。スパイクでフェンスに登った時に』と、田中は冗談めかした。ともあれ、この打球がメッセンジャー粉砕の呼び水となり、チームは大勝した。
一方、巨人は中日と対戦。エース菅野で立ち向かったが、0-1で敗戦。後半戦の緒戦を黒星でスタートした。中日はバルディスが好投、岩瀬が久し振りのセーブを上げ、白星スタートに貢献した。私は、あの傲慢な菅野が人間として大嫌いで、この結果には大変満足している。