★今日の画像は、34歳の若さで亡くなった『小林麻央さん』と、世界で唯一量産化に成功し、50年前に発売された『コスモスポーツ』を再掲。麻央さん、まさに美人薄命です。ご冥福をお祈りします。 合掌
★★マツダが世界で初めてREロータリーエンジンを搭載した量産車を発売して50周年を迎えた。元社長でRE開発を主導した山本健一さん(94)。山本さんは、RE開発の背景に、国の自動車メーカー再編構想があったことを明かす。『マツダが自首独立で生き残るためには、新しい技術で千手を取るしかなかった』と差し迫った状況を説明。『やらなきゃならんと奮起した』と、心血を注いだ。世界で唯一成功した要因は『広島という地』と断言。ものづくり産業が根付いていた広島は『部品メーカーが多く、とても協力的だった』と語り、地場企業の層の厚さが開発に結びついたと強調した。REは、マツダを経営危機から救い、そのブランドを世界に広めた象徴でもある。現在は量産していないが、マツダは2019年度、電気自動車に載せて復活させる方針。現在のマツダに対して『技術に満足してはダメ。自らをえぐるような心がなければ』と激励する。以下次のように語った。
RE開発には、僕のエンジニア人生の全身をささげ尽くした。世界でも、ドイツや英国、米国の多用な企業が研究したが、マツダだけがものに出来た。革新的な技術にはロマンがあるが、REは問題が多くてね。課題に向き合っていた頃を思うと、今も頭が痛い。でも責任ある仕事は技術者には生き甲斐になる。RE研究部の仲間もそう感じていた。
そこまで出来たのは、松田恒次社長の存在が大きい。最初はつらかったよ。RE研究部の看板を掲げるから、さらし者にされて。技術開発費を削っていた頃だったから、周囲から『金をかける必要があるのか』『何で遊びに付き合わにゃならんのや』と言われて苦しかった。
当時の通商産業省(現経済産業省)は、海外メーカーの車の自由化を見据え、国内の自動車メーカーを統合する構想を持っていた。恒次社長は自主独立で地元の恩に報いなければ、広島の人に申し訳ないと強く考えていてね。新しい技術で先手を取って生き残るしかないと。その意思の表れがRE研究部。それを知ってからは奮起したね。
現在のマツダに対しては、技術に満足してはダメだということ。えぐるような心がなければ、問題は解決しない。現在は、中国の大気汚染など環境対応が国際的な問題になっている。REは水素との相性が良く、効率的だ。社会的に意義のあることに活用して欲しい。金儲けだけでは物足りないのではないか。飽くなき挑戦を続けて欲しい。(参考: 中国新聞)
★ジャカルタ、マニラ、ホーチミン・・。東南アジアの主要都市が『水没の危機』にある。急速な人口流入や工業化に伴う地下水の過剰なくみ上げで地盤沈下が加速している。2020年~30年頃にも大部分が海水面より低くなる都市が出ると予測され、インフラ整備などの対策が急がれる。
インドネシアの首都、ジャカルタは地盤沈下が世界最高速レベルで進む。海に面した北部を中心に1900年から13年までに200cm下がり、すでに面積の4割が海水面以下の『ゼロメートル地帯』だ。地盤沈下のスピードは近年加速し、25年までにさらに180cm沈む。地盤沈下の主因は地下水の過剰なくみ上げだ。1950~60年代には東京でも1年間に最大20cmも沈下した。東京は60年代から地下水の取水制限や工業・家庭用の上水道を整備し、沈下を食い止めたが、一度沈んだ土地が再び隆起することはない。世界有数の米生産地であるホーチミン周辺のメコンデルタでは、海水の逆流で米生産に影響が出始めている。
国際社会も世界経済に与える影響を注視し始めた。オランダは16年に研究機関『デルタ連合』を結成。日本など12カ国が参加し、7月に閣僚会議をバングラディシュで開く。オランダの特使は『オランダは2千年前から水と共存してきた。日本も同様だ』として、両国の治水の技術や対策を新興国と共有することが大切だ、と説く。時代は急激に変化しており、都市環境は目まぐるしく変わる。先人の国として、日本の果たす役割は大きい。
★<八州廻り桑山十兵衛より『たわけ者』の語源> 佐平は立ち上がって言った。『おらは玉村の鍛冶屋佐平と申しますだ』『用は?』『おらの家にみちという娘がおりますだが、これがお宅の藤次郎さんとお付き合いするように・・』『待った』、喜左衛門はさえぎって言う。『藤次郎はとっくに勘当しております。藤次郎のことなら話のお相手は出来ません。お帰り下さい』『ご本人は、勘当は解けた、分家させてもらうことになった、とおっしゃってるだ』『嘘っぱちです。なんなら名主さん家においてある勘当帳を確かめてください』『娘は藤次郎さんの種を宿している。三月だそうだ。勘当を解いて、二人の暮らしが立つよう藤次郎さんに分家をさせてやってくれませんか』。
『「たわけ」、という言葉の意味をご存じですよねえ』『どういうことです?』『愚か者のことですが、もとはと言えば田地を分け与えて分家させることから生まれた言葉です。田地を分けて分家を作るとそれだけ身上が減る。分家に分家を重ねていると、それこそ小前百姓にまで落ちぶれてしまう。だから愚か者のことを「たわけ」と言うようになったのです。高持ちはそんな田分けなどしないのです。私の目の黒いうちはたとえ男の子が何人生まれようと誰にも分家はさせません』『そこを何とか・・』『あいつはすぐに元手を食いつぶしてしまう。ムダです』。喜左衛門の言葉は冷たかった。
★英メイ首相とはまた真反対、対照的な仏マクロン新大統領が登場、39歳、若い。一方で、EU離脱を主張するメイ首相の登壇と流れを同じくして話題を集めた、仏極右政党、国民戦線ルペン党首。共に女性であること、EU離脱であること、移民封じ政策であること、など類似点が多い。ところが、フランス大統領選ではルペン候補は大敗、新人中道のマクロンが圧倒的な得票で新大統領に。当然、EU結束強化、移民政策の維持などメイ首相とは政策が対峙する。
そして行われた下院総選挙で、マクロン大統領が率いる中道新党『共和国前進』が過半数を獲得したのである。連携する政党と合わせると、6割を占める。債務超過や難民流入など難題への対応を迫られ、EU各国では排他主義的勢力が台頭し、英国は離脱、統合が持つ価値観が揺らぐ結果となっている状態での、大勝利。マクロン大統領は就任翌日、ドイツのメルケル首相と会談し、2国間の協力強化とEU改革のための工程表作成で合意した。
EUは、自由や民主主義といった普遍的価値観を共有する国々の集まりである。力による現状変更も辞さない中国やロシアに対抗する上で、日本にとっても欠かせないパートナーと言える。気候変動や通商などで相違点が目立つトランプ米政権への対応でも、日欧の協調はより重要だ。EUの安定は日本の国益につながる。フランスには中核国としての活躍が期待される。
なれど、あの狭い距離にあるドーバーの海峡の底は深いんだねえ。これほど、英国とフランスが政党や政策で180度も違う方向を選ぶとは。まだに『百年戦争』を戦った両国の間柄が、現代によみがえったと見るべきか、な。
★宗教対立による混乱が続いている『中央アフリカ』で、イスラム教徒を主体とする勢力と、キリスト教を主体とする勢力が衝突シ、100人近くが死亡、数十人のけが人が出た。戦闘が起きたのは中部ブリア。中央アフリカでは2012年以降、イスラム教徒とキリスト教徒の間で対立が続いており、先月以降ブリアなどの都市で戦闘が発生。数百人が死亡し、10万人が住む場所を追われたと、報じられている。こんな話を聞くと、一体宗教とは何だ、と言いたくなる。宗教とは人間の生活、社会生活に穏やかなる真理を提供し、平和な社会を作ることものではないのか。それが、戦闘を初めて死者が多く出るなんて、宗教ではなくて、戦闘宣言集団に陥っている。キリストも、ホハメッドもそんな社会を予想しただろうか。無念、残念であるなあ。勿論、中東のイスラム宗派による、国々の対立も同じ。一体宗教とは何だ!
★カタールと断交したサウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプト、バーレーンの4カ国は、カタールに関係改善の条件として、カタールの衛星ニュース局『アルジャジーラ』の閉鎖など13項目を突き付けた。10日以内の履行を求めている。一方、カタールには妥協する姿勢はみられず、受け入れは難しそうだ。
サウジ側がアルジャジーラの閉鎖を求めた背景には、同局がサウジの人権問題などを批判してきたことがあるとみられる。国際的には、ISがビデオなどで情報を提供し、アルジャジーラが衛生放送で中東地域にシャワーする。この結果、アルジャジーラはISの宣伝・広報放送局の呈をなしている。さらに、カタールがイランと親密な関係にあるのは、カタールが海底天然ガス田を持っており、この採掘で金満国家になっている。が、この海底ガス田は海を隔てたイランとつながっており、両国は海底資源をめぐって緊密な関係にある。中東の熱い国家摩擦は当分続くなあ。
★加計学園の文書問題で、日テレの『深層NEWS』で、片山元総務相と岩井日大教授が議論した。前川前文科省次官が、『政策決定プロセスを検証する必要がある』などと語ったことについて論議。片山さんは、『私もおかしいと思う。おかしくないと言うのであれば、説明責任を果たすべきだ』と指摘。岩井さんは、『隠そうという姿勢がどうしても見えてしまうので、国民の不信感がある。オープンにする姿勢を見せれば、国民の見方は変わってくる』と述べた。
それにしてもお粗末。森友学園といい、加計学園といい、国民にはグレーの霧がかかった状態しか見えない。真相はいかに。結果、都議選では自民は大敗するだろう。痛い目にあっても、自民は隠ぺいの体質は変えないだろうねえ。じわっと、自民終焉の兆しが見えている。躍進するのは共産党か、な。しっかりせよ、民進は。喝!
★その前川前次官。23日に日本記者クラブで会見し、加計学園問題について、『内閣府や首相官邸は事実を認めようとしていない。不誠実で真相の解明から逃げようとしている』と批判。第三者による検証の必要性も指摘。国会の証人喚問に応じる考えを改めて示した。また、文書に書かれた『総理のご意向』『官邸のトップレベルが言っている』との文言について、前川さんは、『内閣府は自分の口から発した言葉を否定していて、あり得ないことだ』と厳しく批判した。
さらに前川さんは、国家権力とメディアの関係に言及し、獣医学部新設問題について『私に最初にインタビューしたのはNHKだが、放送されないままで、いまだに報じられていない』とも述べた。官製放送局、NHKだなあ。視聴料を払いたくなくなる。国家から運営費用を補てんしてもらってくれよな、NHKは。国民の側に立っているようなそぶりを見せるが、最後の一点で中立の立場を壊し、国家・政府よりの報道をするのだから、な。
★石破前地方創生相は、『文書は残っている訳で、「怪文書」などと切って捨ててはいかん』と批判した。安倍首相に対しても、『国家戦略特区は総理・内閣主導の枠組みで、規制の突破には総理の意向が入らない方がおかしい。安倍首相に「私の意向は入りようがない」と言われると、何だろうな、という気がする』と疑問を投げかけた。とにかく、隠蔽、傲慢な自民党、内閣に成り下がった現状は憂い、嘆き以外の何物でもないなあ、国民にとっては。
★25日のカープ。5-0で阪神に快勝。大瀬良が5勝目。3連戦は、2戦目が5-3とリードしながら、降雨のためノーゲーム。第1戦と合わせて、2勝し、2位阪神との差を5ゲームと、監督金本をぎゃふんと言わせた。2戦目が成立しておれば3連勝で、本当、優勝に向け力強く走り出すところ。まっこと本当に強さが目立つカープではあります。
1回の攻防。阪神、糸井がライトフェンスを直撃するライナー。その球を鈴木が素早くキャッチするや、矢のような球を菊池に、菊池は糸井が2塁を目指しかけたのを見て、ファーストへ。エルが糸井をタッチアウト。お見事な守備でした。その裏、2番菊池がサードゴロ。なんと名手鳥谷が球をグラブの土手に当ててエラー。丸は四球。ここで鈴木。当たりが止まった昨今、苦しみながらも三遊間にボテボテのゴロ、で先制。カープらしい攻守で、結果、5-0の快勝。強いカープです。
★JNNが都議選の世論調査を。予想されたごとく、都民ファーストと自民が激しく競り合う形が浮き彫りに。投票先については、投票先を決めている4割の都民の中では、都民ファーストが26.7%、自民が25.9%。都民ファーストが40代以上の中高年齢層が中心なのに対し、自民は30代以下の若年層という、自民が若者に人気の予想通りのスタイルも面白い。前回の都議選で自民に投票した人のうち、今回も自民に投票するという人は半数強にとどまっており、1/4以上の人が都民ファーストに投票するとしている。以下、共産党13%、公明党12%、民進党8.4%の順。FNNの調査でも、都民ファーストと自民が20%半ばで拮抗していると。自民党の親派、読売新聞の調査でも、都民ファースト26%、自民23%と、ファースト有利な状態での拮抗な競争となっている。欺瞞、傲慢、国民見下しの自民党を第一党から引きずり下ろして、ギャフンと言わせてくださいませ、東京都民の方々、お願いします。