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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『閑話休題 カープを支える二軍監督 名選手は名監督に非ず』

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★今日の画像は、広島の自動車メーカー・マツダが年内に発売する予定の国内最上級SUV『CX-8』の横顔と、拙者が゙今夏遠征する、燕岳~常念岳~蝶ガ岳縦走の最初の区間の風景です。すがすがしい景色に心があられるだろうなあ、と期待しています。広島から大阪、松本とバスを乗り継ぎ、JRで穂高駅に。そこからマイクロバスで登山口中坊温泉1462mへ。燕山荘は標高2712m、標高差1250m。荷物を背負って5時間の北アルプス三大急登は、ちょっときつい、ですが。が、30日出発の計画は天気予報があまりよくありません。代案として8月5日出発のスケジュールも持っています。

★★今季、特に先発ローテーション投手の離脱で2軍からの昇格をフル活用してここまでのシーズンを過ごしているカープ。衝撃デビューを果たしたバティスタ選手も2軍で多くの出場機会を与えられ、育成選手として技術を磨いてきた。そんなカープ1軍を支える2軍を指揮するのは水本勝己監督。今回は水本監督を特集した記事があったので、調べたことと合わせて紹介したい。
昨シーズンから2軍の指揮を執る水本監督が現役時代ほとんど選手としての実績がないこと、ブルペン捕手からブルペンコーチ補佐、3軍統括コーチ、2軍バッテリーコーチを歴任して2軍監督に就任したこと、2軍での試合の勝利を目指しながらも1軍を最優先し、1軍が強くなるためには何をすればよいのかを常に考えていること等を特集しています。
調べてみたが水本監督はスカウト網には引っ掛からずにドラフト指名はなく、プロの夢をあきらめきれずに入団テストを受けて合格、1989年のドラフト外でカープに入団した。1989年のドラフトと言えば、ドラフト1位は佐々岡真司投手、ドラフト4位は前田智徳選手、ドラフト6位に浅井樹選手など、カープの投打を支えた名選手がずらり、そんな選手たちと水本監督は同期入団となる。現役時代の水本監督はプロの壁に阻まれ1軍の舞台を経験することなく、現役は2年で退く決断。
そして翌1992年から2007年途中まで、何と15年以上にもわたってブルペンキャッチャーとしてカープを影で支え続けたのだ。紹介した記事では水本監督が2軍監督に抜擢されたされた理由として『誰にでもモノが言える』ことが評価されたとされている。選手のためになると思えば、ブルペンキャッチャーという立場にこだわらず、主力選手に対しても苦言を呈することもあった。その反面、選手のためにできることがあれば可能な限りやる。そういった厳しさと優しさを併せ持つ人格が評価されたもの。
2軍監督同期にはタイガース掛布監督やドラゴンズの小笠原監督、オリックスの田口監督など現役時代の名選手がずらり。しかし指導者としての実績ではこれらのビッグネームにひけをとらないどころか、水本監督は裏方たたき上げのため上回っている。自身がプロの壁を経験しているだけに、現在下積みで苦労している選手たちへの気配りも名選手たちとは違った視点でできるのだ。また現役時代は雲の上の存在となっていた同期入団の佐々岡元投手も今では2軍の投手コーチ、堂々と一緒に仕事をしている。メジャーリーグでは当たり前となっている、現役時代にほとんど実績のない選手の監督への抜擢。現役時代、メジャーリーグでの出場経験なしの監督が最優秀監督賞を受賞していたりもする。
それに比べて日本では監督がスポーツ紙の見出しを飾ることも珍しくなく、その名前で集客を見込んでいる側面もあることから、特に1軍監督には現役時代実績のない(知名度がない)人材の抜擢はほとんど見受けられない。そんな中、2軍監督とはいえ、こういった人事を実践できるカープの球団経営には柔軟さがあるように思える。表舞台からはなかなか見えにくい部分だが、関係者一同に支えられて、それが応援しているカープを作っているんだと実感できる良い記事だったので紹介させてもらった。
まだまだ交流戦の正念場が続くカープ。今後も2軍で出番を待つ選手たちを含めて戦っていくことになるだろう。明日からもチーム一丸で頑張ろう、カープ!


★この夏の水害被害は、豪雨+流木災害の様相。多くの流木が橋などに引っ掛かり、流れを止め、止められた水が川から氾濫し被害を多く出した。植林地の間伐などの手入れが十分になされていないという問題も浮かび上がった。

山形県河川国道事務所では、河川で成長した樹木が川の流れを阻害するとして、伐採者を公募した。なんと多くの人たちが応募して、事業は順調に推移。応募者は、この伐採樹木を薪ストーブの燃料として使うと、なんと冬の暖房費が15万円も節約できると好評。これからも事業の改善を行って、公募伐採を行う予定だと。知恵と努力は生きているうちに使うべき出だねえ。お見事山形県。


★リーグ低位で必至に頑張る中日ドラゴンズ。森監督は『広島にはもっと独走してもらいたい』と語る。セリーグ5位にとどまるも、6月に月間勝率.609、14勝9敗をマークするなど健闘。早々とオーナーから来期続投のお墨付きを得て、上位乱入を狙う。本意は。『俺はいつも1年勝負だと思っている。覚悟はいつも持ってやっている。1年、2年で目指す野球が浸透するなら、これほど簡単なことはないけれどな』。

ドラ2の京田が『1番遊撃』に定着。投手陣でもドラ1の柳、2年目の小河原ら若手が台頭している。現代っ子気質に合わせた指導方法は、『昔だったら手を出したり、足を出したりしていたかも知れないけれど、今はそれを受け入れられない時代でもある。それをしてしまうと、選手のいいものが出ない。だから、先に結果をださせちゃう。まず投げさせて、その後に教えてやる。今までと逆のやり方。結果が良かろうが悪かろうが先にやらせてみて、ダメなのはここだよっていう指導が多くなってきた』。

目下ホームラン王の新外人ゲレーロ発掘に関しては、『日本球界にマッチするかどうかより前に、まず外野集と三塁が出来る選手を探していた。チームに、どちらかに穴が空いてしまう可能性があって、2つのポジションが出来る人をリストの中から探した。次に、遠くに飛ばせる力がある人。スローイングもね。あとは私生活。俺自身、何回か現地に足を運んで飲ませたり、一緒にメシ食って会話して、これだったら何とか日本球界でやっていけるかな、と思った中の一人だった』。

上位への格上げにつての秘策は、『秘策は話したら、秘策じゃねえだろうよ。特にメディアの人に話すともう秘策じゃなくなる。だけど、借金を1つづつ返して勝率5割に達したら、何か見えてくる。現状では優勝しましょう、なんて言えないだろう?あれだけ広島が独走してくれるなら、もっとどんどん独走してもらいたい。それだけ、2位以下は団子レースになるから。かと言って、広島に負けっぱなしなら話されるだけ。せいぜい4連勝、5連勝を2、3回やって、反対に連敗は2くらいで止めておかないと、なかなか借金は減らないよね』。来期の監督は現在2軍監督の小笠原とばかり思っていたので、森監督続投には驚いた。ガンバレ、中日ドラゴンズ。

★夏になっていつも思うことがある。『今って、本当にいい時代だなあ』と。理由は『氷』。今は冷蔵庫に『製氷機』が付いていて、いつでも、自由なだけ氷を取り出し、使うことが出来る。昔の冷蔵庫は、製氷機に水を入れ、製氷場所で氷が造られていた。氷になる時間もたっぷりかかり、量も少なかったから、一度製氷皿から氷を取り出すと、2、3時間は待つ必要があった。が、今はいつでも、どれだけでも自由に使える氷が取り出せる。江戸時代の人たちは夏の暑さを凌ぐ工夫を種々行っていたらしいが、まさか氷を造る術は知らなかったから、温暖化の現代の暑さに比べれば過ごしやすかったとしても、まあ大変だったろうなあと。文明の利器に感謝、感謝の毎日である。


★ローマ法王庁は、記録的な干ばつのため、サンピエトロ広場などバチカン市国内に100か所ある噴水を全て止めた。ローマでは給水制限が検討されており、イタリア全土で農作物にも大きな被害が出ている。噴水の停止は、環境問題を重視するフランシスコ法王の方針に沿ったもの。このまま雨が降らなければ、ローマで1日8時間の給水制限を実施すると警告しており、観光客も影響を受ける可能性がありそうだ。ローマの7月の降水量は例年より72%減、6月モ74%少なかった。メディアによると農作物の被害は全土で2,600億円に及んでいると報じている。日本では洪水、イタリアでは干ばつ。自然現象の荒波には勝てないなあ。

★プロ野球も後半戦に突入し、いよいよ優勝、そしてクライマックスシリーズ、日本シリーズへ向け球趣が高まっている。セリーグではカープが首位独走態勢を固めつつある。が、2位以下はまだ混沌として。26日阪神が横浜に負け、4月26日以来の3位に陥落。試合はどうみても、昨年のダメトラの試合に引き返した状態。1点差に迫った直後の8回に中堅・中谷と左翼・大山がお見合いをして適時打にするミスミスで勝利を逃した。昨年だったか、カープ戦で選手がぶつかってけがをするという事故があったが、まだ直らない。こんなまずいプレーをしていたらいつまでたっても優勝なんか出来ないよねえ、金本君。『ルーキーで、素人を守らせている僕の責任。ある程度のミスは覚悟して使っているんだから。そんなの怖がっていたら、いつまでたっても選手を使えないでしょう』と、大山をかばっている。何言ってんだい、ここは大山に『素人のようなプレー、恥ずかしいと思わないか』と喝を入れるべき。こんな優しいことを言ってていいの。カープの緒方監督はエース・ジョンソンの離脱について『一体何をやってるんだか。一番大事な時期に入るというのに』と、健康管理について苦言を呈している。まあ、ダメトラでも甲子園は満員になるからねえ。幸せな金本君ではある。それでも観客から入場料を取っているプロ野球の監督が言うことかなあ、と思うね。しかし、新外人のロジャース、守備が下手だねえ。カープのエルドラッドも下手だけど、その上を行くよ。よそのことながら心配。


★それにしてもカープの選手はよく走る。26日の巨人戦。5回表、1塁に菊池を置いて、鈴木がセカンドゴロ、マギーがこの球を後逸。ボールは点々とセンター方向へ。驚いたのは、1塁ランナーの菊池。2塁を回り、全力で3塁を蹴り、なんとホームイン。たった2塁手のエラーで、1塁からホームを突くこの大胆さと、走力。巨人では見当たらないねえ、こんな選手。

★『加計学園問題』、メディアによる姿勢、論調の差が歴然と。産経新聞は、同社が開催した松山での『正論』懇話会での、元大蔵・財務官僚で嘉悦大学の高橋教授の講演内容を紹介。『加計学園問題は、反安倍勢が倒閣に利用している。加計学園は獣医学部新設を申請したのだから、文科省はこれを審議し、裁可すればいい話。ポスト安倍を考えても、後はいない』と。一方、朝日新聞AERAでは、村上元行革相の発言を取り上げ、『加戸前愛媛県知事が国会で獣医学部新設を「望んでいた」と証言したように完全にオウンゴール、加計ありきの出来レースだったことを認めてしまった。閉会中審査で安倍さんが弁解しても、その人柄が信用出来ないと国民の7割が思っている現状では変えられない。お友達優遇の政権はもはやボロボロだ。改憲発議はおろか、早晩、総辞職を余儀なくされるだろう。自民党を立てなおすためにも即刻退陣が一番の即効薬だ』。真向から対立する両論。はてさて、国民、世論はどちらに舵を切るかな。


★人間って、窮地に立つとすぐに嘘をつくんだねえ。秋田県の佐竹知事が県外でゴルフをしたため、23日の豪雨対策緊急会議に出席できなかったことに関して。ゴルフには現職部長も2人同行していたことを明らかにし、これまで『友人と県職員OBだけ』との言を翻し、謝罪した。こんなささいなことでもウソをつくのだねえ、人間って、というより政治家は。改めて『加計学園』『森友学園』の政府側、安倍首相の言に疑問符をつけなおす次第。次回の国政選挙、自民敗退は視野に入った。が、どうする公明党、このままついていっていいのかえ自民に。あれほど首相との付き合いをしている加計理事長だったら、政府の許認可にかかわる事業展開をし始めたら、首相との距離を置き、食事やゴルフを絶つべきが常識的な行動。今度の大騒ぎは、その非常識的な行動が問題。その常識的な行動が取れなかった加計理事長に公器とも言える教育事業を行う資格があるのか、大きな疑問である。教育補助金でまるまると太る加計学院かな、だなあ。

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