★今日の画像は、トヨタが発売を開始した『新型タクシー』と、フランネルフラワー、ナランキュラス、モッコウバラです。トヨタは2000年のオリンピックまでにこの新型タクシーを東京都内に走らせ、トヨタのブランド力を世界にアピールする計画だ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★人手不足が深刻になる中、専門性の高い派遣社員やフリーランスの賃金が上昇している。大手IT会社で金融機関向けのシステム開発を担当した50代の男性エンジニアは昨春退職し、派遣会社に登録した。年収は1,000万円。転職前の水準を上回った。『仕事を選べる派遣社員に魅力を感じた』と語る。
IT人材の派遣会社、『パーソナルテクノロジーズ』、瀬野社長(43)は『現場の価値観が変わってきた』と話す。派遣社員も正社員と遜色ない収入を得られるようになってきた。求人サービスのパーソルキャリア(旧インテリジェンス)によると、IT技術者の中途採用倍率は8倍以上と上昇が目立つ。ITコンサルタントやデータサイエンティストといった専門性の高い職種の引き合いが強い。
人手不足が深刻な建設業界。2020年の東京五輪開催などを控えて、大手建設会社で現場を支える若手社員の負担は大幅に増している。転職者の転職理由に、休みが取れない、との回答が一番多かった。大成建設は30代前半までの若手社員に限定したベースアップの実施を決めた。『現場で苦労している若手に厚く報いたい』と。清水建設、鹿島、竹中工務店も今年の春季労使交渉で、入社年次や社歴によらない一律ベアで妥結した。
人材難がさらに深刻な中小企業でも異変が起きている。ものづくり産業労働組合の春季労使交渉では、従業員300人未満の中小企業のベアの平均回答額が1,397円とトヨタ自動車などを上回った。厚生労働省の毎月勤労統計調査によると、社員規模別にみた賃金上昇率は16年度に入り、社員5~29人の中小企業が500人以上の大企業をおおむね上回って推移。賃金上昇率は0.8%と、大企業に比べて0.7ポイント高い。
優秀な人材の獲得競争は一段と激しさを増している。賃金に関する常識は、今や過去のものになりつつある。一時期『派遣』は、正社員の下の層と、雇い止めなどで虐げられた。しかし今、スペシャリストに対する派遣への依存度は高まる。一般企業では雇えない人材が派遣には登録しているからだ。そして賃金もテンポラリーで緊急性が高い働き手と言う意味で、正社員を上回る職種も増えている。ポイントは『専門性』。学生諸君、社会に出たら、どう自分の専門性を高め、磨くか、に力を入れてくださいね。勿論語学は当然だよね。願わば、英語は当然、中国語、ロシア語くらい話せると、一生優雅な生活が待っていると思うよ。
★僕の机の上にはいつも『島倉千代子という人生』が一冊置いてある。疲れた時や考え事をしている時に、時々手に取って読む。そして『面白いな』と読みふけるのである。書いた自分が面白い、というのも妙な話だが、読むときに自分はい一人の読者、一人のファンになっているのだ。
『政治ジャーナリストのあなたが、どうして島倉千代子を書いたのか』。この質問を何回受けたことだろう。こう尋ねる人は心のどこかに政治や経済に比べて、歌謡曲は大衆のもので一段低い存在だ、という価値観があるような気がする。総理大臣は偉いが、歌手はしょせん、芸能人で、あなたが書くべき対象ではないのでは、という気持ちが質問の陰に隠れている。
僕はこの頃こう答える。『島倉千代子を書いた僕が本当の自分で、政治の話を書いているのはどこかで自分を偽っている僕です』と。本を書き進めていくうちに、僕の心はどんどんきれいになって行くような気がした。深さが何十メートルもあるのに、底まで澄み切っている湖。その湖に体を沈めて行く僕は、一人の人生を描き続けた。(参考:田勢康弘著『島倉千代子と言う人生』)
★私は昨夏、今夏とアルプス縦走計画は天候にたたられ、ことごとく断念。昨年は9月に伊吹、今年は木曽駒へと足を運び、溜飲を下げたが、来年は日本を中止にして、2度目のスイスアルプストレッキングに挑戦を計画。6月頃ネットで、ブリュッセル着、チューリッヒ発のオープンジョーを検索したら、UAEのエディハドが成田発で最安の76,000円程度。その時、2番手に香港のキャセイが82,000円程度で。10月になり、いよいよフライトのブッキングに入った。と、なんとエディハドが80,000円、キャセイが92,000円と高くなっている。で、日程をずらし、再検索すると、福岡7月30日発、帰路香港ストップオーバー、8月21日帰着で、なんと72,280円がヒット。即決めましたねえ。安くなったもんだなあ、南回りとは言え。南回りのフライトは時間がかかるが、欧州には朝つくので、北回りの夕刻に着くのに比べ1日行動が多く取れるメリットも。今やスイストレッキングの情報収集に集中している。ベルナ―オーバーランドのラウターブルネンという谷底の村に2週間滞在して、毎日アイガー、メンヒ、ユングフラウを見ながらトレッキング三昧。命の洗濯になるだろうかな。そして何度も立ち寄っている香港では、初のビクトリアピークからの夜景観察に挑戦と、夢は膨らむ。
★メディアは『希望の党』の議員総会について、3時間も議論し、小池代表の辞任を求める声も強かった、と報道。が、小池代表が最後に『民進党はこうやっていたんだと客観的拝見した。自民党の知恵は、もめにもめ、議論し、決めたら従うんですよ。これまでの議論を見ると、そうではないですね』との発言部分はほとんどカットされている。議論ばかりで、実効のない無毛の時間を費やしたからこそ、このような結果になったという反省はひとかけらもないのだなあ。橋下元維新代表が呟いている。小池代表の責任を追及し、代表辞任を求めている民進党系の議員らを激しく批判して。
『どこもかしこもろくでもない議員が多すぎる』と書き出し、『小池さんの責任を口にすれば自分達が有権者にどう映るかの想像力もない。こんなことをやればやるほど希望の党は消滅に向かう。小池さんの看板がなければお前らのほとんどは落選してたんだよ!小池さんを批判するのは有権者だ』と怒りを露わにした投稿を始めた。さらに、日本維新の会の丸山議員(33)が大阪府知事の松井代表の責任を問い、代表選を要求したことを念頭に、維新は大阪府の票数を見ると衰退していないとして、国会議員が『永田町病』にかかっていることが維新が伸張しない要因とも断じた。典型例として丸山議員を挙げて批判。『丸山のボケを筆頭に維新の国会議員団が何もやっていないから』と大阪以外で支持を得られないなどと投稿した。
そして、『意見を言うのも反対を唱えるのもいい。激しい議論は民主政治にとって必要不可欠。でも物には言い方がある。維新の丸山のボケのようなちゃかした言い方。希望の党のように一度は小池さんにすがって、当選したら手の平返し。こんな党では二大政党制の一翼など担えない』と、希望の党の旧民進系議員にも批判の矛先が及んだ。『1つの発言で希望の党の票が伸びなかったとか、そういうことを言う前に民進党などから集まった寄せ集めが多いからこのような結果になったことを理解していない国会議員が多すぎる』と手厳しく旧民進党議員の『わがままぶるり』を叱った。
さらには、希望の党の立ち上げに苦労し、小池さんの側近として活躍した若狭さんが政界を引退すると。若狭さんは元検事で、自民党から出馬し議員に。小池さんの都民ファースト立ち上げにからみ、国民ファーストを標榜する政党をと、自民党を離党した人。『65歳になれば引退を考えていたのだから次の選挙が見通せない中、引退するのが自然だ』と。まっこと、潔いねえ。
★それにしても、希望の党の公約、生煮えだったねえ。一院制への移行は唐突、原子力発電の停止はバックアップ政策が不明瞭、子供支援について企業の内部保留を財源にするなど、ちょっと財務や法的知識あがれば、なんやこれ、って思うものが多く、ビジネスパーズンの層と浮動票を取り込めなかったのが大きな敗因。それに雨天で浮動票が取れなかったこと。
しっかし拙者は思うんだよね。GDPが30年間でたった1.5倍にしかならなかった自民党の長年続いた失政、1年間で3万人もの自殺者が出る寒い国にした自民党の失政。これらに国民が気づかないのか、自民党がポピュリズムで目先の問題を争点して、国民に目くらましを食らわして、生き延びているのか、な。
★『スバルよ、お前もか!』。日産に続き、スバルも無資格検査員が車両の検査をしていたと26日に。今頃、何、って。日産の無資格県産が発覚したのは19日。もうかれこれ1週間以上も経つ現在発覚と。スバルって、ずるがしこいのか、仕事が遅いのか。他社はもう国交省にその事実なしと返答をしているというのに。しかもスバルって、群馬にしか工場のない小さい会社。それがこんなに日にちがたって発覚、発見、発表とは理にかないませんなあ。うがってみれば、25日がモーターショーのプレスデー。日産はこの場で副社長がメディアを前に謝罪の弁を述べている。スバルは社長が謝罪する姿を避けたかったのか、姑息であるなあ、スバルの御大将殿。御大将はすでにその情報を得ていたはず。なら自然な形で世に出すのがトップとしての決断。それが出来なかったスバル、懸念が募る。
これに対し、トヨタ、ホンダ、マツダ、スズキ、三菱、ダイハツは、『検査体制に問題ない』と国交省に報告をした。情けない、日産にスバルだねえ。