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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『外国人人材⑤―地域生活での外国人と融和』

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★今日の画像は、12月20に逝去されたことが明らかになった、元マツダ社長でロータリーエンジン生みの親『山本健一さん(95)』と、洛南、伏見の町です。龍馬の寺田屋あり、30石舟あり、月桂冠あり、黄桜あり、で。自転車で周り、ふと見ると京都への帰り道が上り坂になっている。おお、これがブラタモリで放映した秀吉による桃山の大名屋敷開発の名残で、ダンダンの緩やかな坂になっているものか、と。すごいねえ、秀吉は。ここから京都7条まで自転車で帰ったが、右へ左へとさ迷い歩く道のりでした。山本健一さんが開発したロータリーエンジンは、今だトヨタもなし得ない、日本車で唯一『ル・マン総合優勝(1991年)』の栄冠に輝いています。

REの山本健一さん。『飽くなき挑戦』がモットー。世界の20社にも及ぶ自動車メーカーがドイツNSU社のREライセンスを導入したが、マツダを除くすべてが途中開発放棄した難物。初の量産車、『コスモスポーツ』は世界の名車として名高く、人気TV番組『月光仮面』にも登場した。私の一番の記憶は、1991年会長時代、テレビ朝日の宮尾すすむ司会による『日本の社長』45分ものに登場し、社内全域にわたって、宮尾すすむさんと一緒になってテレビロケをしたこと。ご冥福をお祈りします。 合掌


★★4年前、千葉市内の住宅地にさざ波が立った。バングラディシュ出身の中古車輸出会社社長、ハキム(48)が仲間と買った一軒家をイスラム教の礼拝施設に改装したのだ。けげんな顔を浮かべる近くの住民達。ハキムは一計を案じた。『私達の本当の姿を知ってもらおう』。ハキムらは昨年から防犯パトロールにそろいの帽子で参加し始めた。周囲との緊張も少しずつほぐれ、今では祈りの集会時に駐車場を快く貸してくれる人もいる。

移民を巡る欧州の摩擦の原点は1950~60年代のドイツと言われる。トルコから労働者を大量に受け入れ、統合への政策が不十分なまま定住が進んだ。『労働力不足を移民で補うことを安易に選択すれば欧州と同じ状況になる。社会的ストレスを決して甘く見るべきではない』との声も根強い。『移民政策』と言う言葉がタブー視される中で外国人材が急増する日本。社会不安を招かずに共生をどう進めるか。

外国人が5割を超す埼玉県川口市芝園町。少子高齢化で日本人所帯が減り、代わりに20年で中国人所帯が増えた。見知らぬ隣人のままでは何も変わらない。学生ボランティアの力を借り、自治会のイベントなどに中国人住民を誘うなど交流を促した。完全に融和するまでには至っていないが、中国人の自治会役員が誕生するまで歩み寄りは進んだ。

『学校は嫌い』。東京都新宿区が2008年から開いている日本語補習教室で、小学4年生の中国系男児がつぶやいていた。同区は在留外国人が4万人を超す全国最多の自治体。教職員の7割に外国人の教え子がいる。言葉の壁にぶつかる子は授業に集中出来なかったり、つい手が出て級友とケンカになったりする。だが『しばらく補修を続け日本語が分かるようになると、友達が出来て落ち着く子がほとんど』(区教育委員会)。今年度からは通訳を使った高校受験指導も始めた。結果20人全員が志望校に合格した。

こうした地域社会の奮闘にもかかわらず、日本の統合政策への評価は芳しくない。欧州のシンクタンクが発表する15年の移民統合政策指数で日本は38カ国中の27位。差別への対策、政治参加、教育などが課題に挙がっている。


★2017年のプロ野球の観客動員数は、前年比0.6%増の2,513万人と、初めて2,500万人を超えた。球界再編のあった05年から517万人、25%も増えている。観客動員数や地方でのテレビ視聴率を見ると、巨人に依存する時代が終わったと言える。プロ野球は地域に密着した新たなエンターテイメント・サービスとして、マーケットを想像しつつある。

横浜DeNAは、18年のシーズンシート5,400席が球団史上最速の77日で完売したと発表。従来は17年の4,500席が102日完売が最速だった。CSを勝ち抜き、19年ぶりに日本シリーズに進んだ17年は、主催の71試合中63試合が大入り満員と、球団最多の197万人の観客を動員し、その勢いは止まらない。

17年のセ・リーグの観客動員は、1,402万人と前年比1.3%増え、初めて1,400万人台に乗せた。成績不振の巨人が300万人を割る一方、阪神は303万人と7年ぶりに大台を回復。首位の広島も217万人と4年連続で球団史上最多を記録。パ・リーグは1,111万人と0.2%減だが、16年に次ぐ過去2番目の水準。楽天が9.2%増の177万人と7年連続で過去最高を更新。首位の福岡は252万人、1.1%の増だった。

かつて『長嶋・王』の巨人全盛期を中心に人気を博したプロ野球。スター選手の大リーグ流出やJリーグ誕生後のサッカー人気の拡大で野球人気の低迷が長く指摘されていた。最大の理由は、地上波テレビでの放送が激減したことが大きい。巨人の主催試合は01年まで日本テレビでほぼ全試合ナマ中継されていたが、視聴率が落ち込み放送は激減。17年の日テレの生中継は20試合で多くが週末のデーゲーム。ゴールデンタイムは開幕戦など6試合に止まった。

一方、地方では風景が一変する。地元民放4局とNHKがナマ中継したカープの95試合の視聴率は平均30%超。『視聴率が常時20%を上回る番組は希少だ』(民放幹部)。地元で優勝がかかった9月16日のヤクルト戦は最高46.6%の『お化け番組』に。11月25日の優勝パレードはNHKと民放4局が特番で中継しテレビをジャック。優勝セールなど県内の経済効果は350億円になると中国電力は試算した。


『勝ち負けにそれほどこだわらず、夜空の下でビールを飲んで試合を楽しみたい』。11年にベイスターズを買収したDeNAはまず、顧客を理解するために徹底的なマーケティング調査を実施。球場に頻繁に足を運んでいたのは会社帰りに飲みに行くアクティブな20~30代男女だった。ターゲットに合わせビアガーデンを開設したり、花火などの演出を強化。オリジナル醸造ビール『ベイスターズラガー』や選手寮の食堂と同じレシピの『青星寮カレー』など独自開発の商品を充実し『コト』消費志向を取り込んできた。

青星寮カレーは横浜市内の給食で振る舞うなど、将来のファンになる子供達にも力を入れる。15年からは、広島で子供達が赤いカープ帽子をかぶっているのを見たオーナーの発意で、15年から県内全小学校、幼稚園、保育園にチームの帽子を無料で配布。子供達の応援力を味方につけた。日本の球場で初めて観覧車を設置した楽天。マーケティングのい目覚めた球界の快走が地域に活力を与えている。


★2017年に生まれた赤ちゃんは、94万人で、2年連続100万人を下回った。人口減に拍車がかかる。一体長期にわたる政権党の自公は『人口問題』をどう考えて、何を考えているのか。来年度予算でも『少子化対策』にメリハリのある政策はない。安倍君、君は一体日本国をどのような国にしようとしているんだい。全くわからん。都合の悪いことには口を閉ざしてしまうし。


★独立運動の是非を問う、スペインカタルーニャの州議会選挙の結果は、独立を主張する3つの政党が過半数の議席を得た。中央政府は選挙を強制的に実施させ、反対派の勝利を目論んだが、結果は裏目に出た。さあどうするスペインよ、だなあ。もともとスペインは一国統一国家ではなかったのだな。地方分立国家の上に王家があり、いわば分裂国家の様相だったのだな。日本とは大違いだな。


ダが始めた古い車を修復する『レストア事業』。手始めは、1989年に大ヒットの中発売されたロードスター。車をバラバラに分解し、初期塗装から始める。全塗装、ソフトトップ張り替え、板金処理などの基本メニューが250万円。当時、新車が189万円だった記憶がある。レストアとはカネがかかるものだんだねえ。もっともそれでも愛車をリフレッシュさせたいと、申し込み600人、横浜での説明会に200人が参加したそうだ。確かに初代ロードスターは歴史的な意味があるクルマだねえ。このお陰でZ4もデビューしたし、あちこちからスポーツカーが発売された。


★景気が好調に推移すれば、困るのは求人。特に中小零細企業にとっては命取りになりかねない。と、今回の求人難では自治体が学生の内定辞退に悲鳴を上げている。北海道では17年度の辞退率が現時点で6割にも達する見通しと、事実上『滑り止め』になっている。北海道は17年度の採用試験で、予定数の140人を大きく上回る391人を合格にした。内定者の大量辞退を見込んだ計画だったからだ。13年度に19%だった辞退率は16年度には63%に上昇、今年度もほぼ同じ水準で推移している。北海道では、学生の地元志向が高まりつつあり、道庁ではなく、他の市町村を選ぶ合格者が多い、と話す。

内定辞退は大都市圏以外の自治体だけの問題ではない。神奈川県でも辞退率が30~40%で推移している。このため17年度は155人の採用予定枠に対して、264人の合格者を出した。県では、国や東京都、東京23区に学生が流れるケースが多いと。まあ、自治体、教職員の人気は景気の波動とも連動しており、景気が悪くなると、人気が上がってくるから、まあ痛し痒しの部分はあるねえ。


★ほおー、素晴らしい。岡田准一(37)と、宮崎あおい(32)が結婚したと。さあ、若者達よ、二人に遅れないように、年内に結婚届を役所に出すべきだ。記念すべき2017年に。いいねえ。(#^.^#)


★電通勤務の東大卒新入社員『高橋まつりさん』が自殺されて、まる2年。ニュースで母、美幸さんが墓参され、ノートにまつりさんへの言葉を書き続けられている姿が映された。なんとも言いようない悲しさを感じた。

思うに、東大を出て、人気企業電通に入ったからには、仕事をやりきる以上に、プラスアルファを目指したんだろうねえ。かつて私が勤めた会社でも、東大、京大出身者はあちこちに在籍していたが、面白いことに東大出身者で社長になったのはただ一人山本健一さんだけだった。鬼十訓など、厳しさあふれる電通。ソフトバンクが汐留に移設した折、ソフトに転職した後輩を訪ねたことがあるが、このソフトのビルの手前に電通があり、大きなカンバスなど肩にぶら下げた人達が行き来していた。

私の勤めた会社では、就業規則に、深夜勤務をしたら、翌日は休まなければならないという規定があった。当時コンピューター部門などでは、勤務がマシンの都合で深夜に及ぶことがあり、そういう人は翌日休業していた記憶がある。

私自身深夜勤務を何日間か続けたのは、あのオイルショックの時期、崩壊しつつあった会社を何とか立て直す手段は、と懸命にプロジェクトを推進した時期にそれがあった。が、まだ30歳をすぎたばかりで、自分が定年まで勤務出来る会社に立ち直ることに心身を尽くした。その目的は達成でき、今この会社は全世界にわたりビジネスを展開している。高橋まつりさんと私とは環境が違うが、私が不思議に思うのは、周囲の人達はまったくケアしなかったという事実に、電通という会社の冷たく、後ろ暗く、恐ろしいことを感じる次第。

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