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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『外国人人材④―移民先進国は日本の相当な先を走る』

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★今日の画像は、カープ新井貴浩が契約更改で来年度の目標を『頂』と書いた筆と、リニューアルした世界遺産『宇治の平等院』です。平等院は、藤原道長の別荘だったものを、息子が院として完成させたもの。見事な平安京の遺跡ではあります。今は、10円銅貨の裏のデザインになっています。この日、自転車で京都7条を出発し、伏見稲荷から平等院へ。宇治川を渡った観月橋からなんと6キロもありました。途中パトカーを止めて、道案内を乞いました。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★『ウォー・フォー・タレント=人材を求める戦争』とも呼ばれる国家間の激しい人材獲得戦争。日本の好敵手は韓国だ。かつては日本同様に外国人材を『研修生』としてサイドドアから受け入れていた。しかし2004年から『労働者』として正面玄関から入れ始め、攻勢を強めている。

『韓国を選んで良かった』。ソウル近郊の富川市にある社員20人のプラスティック容器製造会社、『テミョン』で検品などに携わるフィリピン人の男性(42)は月給26万円ほどを母国の妻と大学生の娘に仕送りしている。韓国はフィリピンなど16カ国と2国間協定を結び、26万人の単純技能労働者を受け入れている。労働者なので最低賃金も保証され、待遇はかなり良い。大きな改善点は、国が送り出しから受け入れ、帰国まで一括で管理することだ。仲介業者に払う何重もの手数料がなくなり、渡航前費用は平均で10万円程度に下がった。数十万円から100万円以上かかる日本への渡航に比べて条件ははるかに良い。日韓は高度人材の獲得も競う。韓国は博士号を持つ先端技術分野の研究者に対して1年間の在留で永住権申請を認めている。日本も近く、特に優秀な人材に在留1年で永住権を与える方針だ。

韓国だけではない。『海外からの労働者を引きつける自信がある』と胸を張るのは台湾の労働部(労働省)担当者だ。1989年から外国人労働者を受け入れ始め、人口の2.6%に当たる62万人が働いている。東南アジアの経済発展に合わせ、最低賃金を6万3千円に引き上げた。近年は女性の社会進出に伴い『看護工』と呼ばれる介護人材が足りない。日本と同様、インドネシアなどから受け入れており、看護工は外国人労働者全体の4割を占めるまでになった。

世界の移民先進国はさらに先を走る。50年前に語学力や資格、職歴などで採点するポイント制の移民審査を世界に先駆けて導入したカナダ。15年に取り入れた『エクスプレス・エントリー』はOECDが『世界最先端』と認める優れた制度だ。移民希望者はインターネットで自身の情報を登録。高得点なら優先的に永住権審査を受けられる。先着順の審査を改めたことで、優秀な人材の審査は従来の数年から数ヶ月に縮んだ。『競争力を更に高める』(OECD)効果がある。登録した移民希望者の情報を企業に提供し、雇用を仲介するサービスも始めた。職にあぶれる心配を減らし、社会不安の芽を早くから摘む。

世銀によると現在は労働力を輸出している中国も40年までに生産年齢人口が9千万人減り、輸入国に転じる。自国に必要な人材を能動的に取る制度づくりは急務と言える。日本政府は、過去の政策の延長線上に乗っかって、改革、革新の空気は一向に見えない。日本は確実に国力をそがれているのに、まるで『鍋ガエル』のような日本国政府ではある。後の後悔、先に立たず。諸制度のどてっぱらに穴を開けることをしないと、もう日本の再浮上は見込めなくなる。外務大臣専用機などたわごとを言ってる場合じゃないよ、河野外務大臣殿。


★あのまだ記憶に生々しい、福井県池田町の中学2年生の男の子が、担任、副担任から異常に叱責され、自殺した事件。福井市の市民団体が、この担当、副担当と校長を相手取り、過失致死容疑で福井地検に告発状を出した。推移からして、けだし当然のことだろう。どうみても教師の狂気とも思える、生徒へのイジメ、DV、叱責による自殺は刑事責任を問われるべきだ。


★園児の声がうるさい、として、神戸市の男性が近隣の保育園を相手取り、100万円の慰謝料と防音壁の設置を求めた訴訟で、19日、最高裁は原告の訴えを退ける判決を下した。1、2審によると、保育園は06年に住宅街に開園。高さ3mの防音壁が儲けられたが、10m離れて生活する男性は、『園児の声や太鼓、スピーカーの音などの騒音で、平穏な生活が送れなくなった』と提訴した。

今年2月の1審の神戸地裁は、園周辺の騒音を測定した結果、園児が園庭で遊んでいる時間帯は国の環境基準を上回ったが、昼間の平均では下回ったとして、『耐えられる限度を超えた騒音とは認められない』と結論づけた。

7月の2審、大阪高裁判決は、園児が遊ぶ声は『一般に不規則かつ大幅に変動し、衝撃性が高い上に高音だが、不愉快と感じる人もいれば、健全な発育を感じてほほえましいと言う人もいる』と指摘。公共性の高い施設の騒音は、反社会性が低いと判断し、1審判決を支持した。

このおっさん、シランのだねえこんな諺が日本国にはあることを。『子供叱るないつか来た道。年寄り怒るないつか行く道』だよ~ん。


★ソフトバンクの千賀滉大投手(24)が、契約更改で6千万円増の1億2,500万円でサインした。球団の育成出身選手では初めての1億円到達、と。球界全体でも25歳シーズンでの大台はロッテ・西野と並ぶスピード記録となった。『年俸270万円から始まって、ここまで上がるのは不思議な感覚だ』と。愛知・蒲郡高校では全くの無名だった右腕。地元にあるスポーツ用品店の店主の推薦が、プロ入りに繋がったのは有名な話。育成ドラフト4位で入団した6年前から46倍と恐ろしい昇給。

一流の仲間入りを果たしても、慢心はない。先発投手としてこだわりを持つのが防御率。『来年は雄星さんが持っていった最優秀防御率を取りたい』と具体的な目標を語る。落差の大きい決め球お化けフォークとは真逆の『お化け昇給』で、数多くの育成選手に夢と希望を与えている。まあ、お金持ちソフトのお陰もあるだろうが、育成から1億円越えは正直素晴らしい、の一言だねえ。お見事!


★群馬県の高校で、ハンマー投げの投擲が、サッカー部員の頭に当たって死亡するという事故。悲惨で、不運だねえ。たまたまボールを拾いに行ったサッカー部員に、練習を終了してからの事故であり、生徒達の間に油断があったことは否めない。が、ハンマー投げとサッカーの練習場の間に網の壁がなかったのは学校側の手落ちであろう。厳粛に結果責任を負って欲しいねえ、この高等学校教師の人達には。


★ビットコインの22日の下落率が一時30%に達する暴落となった。18日に1万9,511ドルをつけて以来、4日連続の大幅安。この日の安値は1万776ドルで、今月1日以来の1万ドルに近づく場面もあった。週間での騰落率は過去3週間に、13%上昇、44%上昇、32%上昇と快進撃を続けたが、今秋は安値で39%の下落となる。頃合いを見て、攻撃的に下落を狙うファンドが幾つか出て来ているらしい。賭博相場、ビットコインではある。


★国連で、北朝鮮制裁決議では国際社会は一致して合意、賛成したものの、トランプがエルサレムをイスラエルの首都と認定したことには絶大なる『ノー』を。トランプは決議案に賛成した国には経済援助を打ち切ると表明し、恫喝した。が、結果は米国の決定撤回を求める決議は、日本を含む128カ国が賛成、反対は米国やイスラエル、パラオなどたったの9カ国、棄権が35カ国だった。中間選挙を見据え、米国内のユダヤ系国民、キリスト教国民の票を狙って発したエルサレム首都認定は、国際社会で大ブーイングを受け、トランプの評価を一段と下げた。まあ、こんなのが大統領とは、アメリカ国民も恥ずかしいだろうなあ。


★一方、国連安全保障理事会は、北朝鮮への石油精製品の輸出脇規制を全会一致で採択され、強化した。新な決議は、北朝鮮が先月29日に弾道ミサイルを再び発射したことを受けて、アメリカが提案し、議長国日本を初め、中国やロシアを含む15カ国の全会一致で採択された。決議は、ガソリンなど石油精製品の北朝鮮への輸出を現在の年間450万バレルから50万バレル以下へと90%近く削減することが柱で、過去にない厳しいもの。それでも、タンカーからタンカーへ洋上で密輸する可能性もあり、監視と取締に軸足が移って行く。


★群馬県の『タイガーマスク運動』推進者が本名を明らかにした。前橋市在住の『河村正剛さん(44)』。3歳で母を亡くし、小学校入学の時、ランドセルを買ってもらえなかった、と。なぜお前が生まれてきたんだ、謝れと。が、色々助けられて大人になった。タイガーマスク運動を始めたのは、自分のような子供を助けようと心に決めて。タイガーマスク運動が広がった今、ふるさと納税を広める活動にも参画。36,000人の人達とふるさと納税に向かう。『全ての子供達に、生まれてきてくれてありがとうと言いたい』。けだし、日本社会はまだ健全性を保っているな。そうだろう阿倍首相殿。


★神戸市のイルミが危機に瀕している。財政難から存続が危ぶまれる状況に。阪神淡路大震災のメモリアルであるこのイルミ。時自体からの支援もあるが多くの部分を寄付でまかなっている。近年この部分が下降傾向を示し、若い人達からも震災の記憶が抜けているらしい。今年は本来790mあるイルミが、230mに縮小されて実施。神戸の火は消えて欲しくない。神戸の人達、イルミナージュ存続のため、頑張って!

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