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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『86歳登山家、山を続ける極意を語る』

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★今日の画像は、始球式で投げてほしい女性芸能人に稲村亜美抑え第1位になった『石原さとみ、』、広島駅の風景と、呉線天応までの点描です。今夏のスイスアルプストレッキングに備え、岩山烏帽子岩山へ登るのが目的で。呉線は単線で、時々離合のため待ち時間が発生します。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★『三宅修さん、86歳』。山登りを60年以上継続して、名峰や自然の姿を写してきた山岳写真界の重鎮あり、『新編 裏山の博物誌』『現代日本名山図会』などの著者としても知られている。三宅さんが登山を始めたのは東京外語大の学生時代。創設されたばかりの登山部に、活動費目当てのメンツ集め要員として誘われたと言う。実は三宅さん、それまでは山が嫌いで、登山部に入ったのも渋々だったそうだ。

『登山部の初山行きは谷川岳でした。その時、陽光に照らされた谷川岳と周辺の山が本当に美しくてね。そてれでいっぺんに山に魅せられました』。当時の登山は、色々な面でハードだった。まだ戦後の混乱期で、山小屋や登山道などのインフラがようやく再整備され始めた頃だ。『合宿では、12貫から13貫(50キロ前後)背負うのは当たり前でしたね』。

大学卒業後、明治生命に就職したが、持ち前の真っ直ぐな性格故、上司の不可解な指示に反発し自ら退社。その後登山部の顧問でもあった串田孫一が創刊した山岳雑誌『アルプ』編集室に勤務しながら、山岳自然映画などで名を馳せた東京福原フィルムの撮影も手伝っていた。この時フィルムの扱いを覚え、山岳写真家への道が拓かれた訳である。

里山の登山口から、山道を登って行く。『ここ数年ですっかり衰えてしまってね』と自嘲気味に話す三宅さんだが、言葉とは裏腹に、その足取りは86歳とは思えない。ペースはゆっくりだが、体幹がぶれず、安定した歩き方はさすがだ。へろへろな30~40代より、よほどしっかりしている。中腹のベンチに到着し、休憩しながら三宅さんの話に耳を傾ける。


『50歳を超えた頃、急に50キロの荷物が背負えなくなりました。徳沢から涸沢へ向かうパノラマ新道の途中でバテてしまって。荷物は1週間分の食料とテント、それに大判、中判カメラとレンズですね。仕方がないから荷物を半分に分け、まずテントなどを上げて、引き返して今度は撮影機材を上げました。1日に2度のポッカですね。この時以降、急激に体に衰えがきましたね』。その後は年齢と共に撮影機材をどんどん減らし、最盛期には3台持って行った大判カメラが、65歳の時には35mm一眼レフカメラ1台だけになった。

三宅さんは、昨秋までの3年間、ほとんど山に登らなかった。その間は奥様の介護に専念。奥様は昨年の春に亡くされている。『妻が先立って3ヵ月ほどは、本当に何もする気が起きなくてね。食事さえどうでもよくなってしまって。その時期も合わせて3年くらい、山に登っていなかったので、体が本当に衰えてしまいましたよ』。それでも日々の散歩だけは欠かさず行っていたという。1日6時間くらい、自宅から陣馬山の山頂くらいまで。立派な日帰り登山ではある。

健康面も決して順風満帆ではなかった。60代で狭心症、70代では白内障を患っているが、それらを克服して数々の山に登り、新しい作品や著書を生み続けている。この3月には雪の上高地で写真教室を開催し、7月には鳥海山、8月には雲ノ平か槍ヶ岳・穂高岳へ撮影登山に行きたいと話す。

『もう一度撮りたい山がたくさんあるんですよ。雲ノ平や槍穂にもう一度行けるかなあ?行きたいなあ』『年を重ねると、とにかくスタミナが落ちる』と嘆く三宅さんだが、これからスタミナは戻りそうですか?という問いには、『横尾から涸沢までノンストップで行けるくらいには戻せるでしょう』と言うのだから、驚きではある。86歳にしてアルプスの難関に挑戦するその気概が三宅さんの身上なのだろう。負けられません、三宅さんに。がんばろう!


★<球団史上最年少の快挙、中日小笠原>中日の3年目左腕、小笠原(20)が3月30日の開幕・広島戦(マツダ)に先発することが正式に決まった。ロッテ戦の試合前練習中、森繁監督から通達された。20歳開幕投手は2リーグ分裂後、球団では最年少となる。小笠原は『ここからが勝負。もう一回、気を引き締めて30日に照準を合わせて行きたい』と決意を新たにしている。

小笠原の直球は重たいからなあ。カープ打線が打てるか、勝負所だ。問題はコントロール。四球病で自滅のケースも多かったから。が、ここ一番だから、性根は入っているだろう。負けるなカープ、そしてカープの先発野村だ。


★<リコー、巨額赤字1,700億円>リコーは、北米の事務機器事業の不振により、今期の決算で純利益が過去最大の1,700億円の赤字になるそうだ。米販売会社関連で1,800億円の損失を計上することが響く。赤字決算は12年3月期以来6年ぶり。複写機など事務機器に関し、『北米でペーパーレス化が想定以上に進展し、単価下落が顕著だった』と不振の理由を説明している。

レリースを見ると、2008年に買収した米販売会社ののれん等の減損損失として1,400億円を計上するとある。実質的な営業損失は400億円なのだな。東芝のウエスティングハウスの減損によく似ている。WHの場合はその子会社買収に毀損があり、5千億円?程度の大赤字になったが、リコーも売上高が2兆円程度の企業にしてはこの赤字は大きいし、子会社の減損が大きすぎる。過去の膿をはらいっぱい貯えていた子会社なのだろう。『ペーパーレス化が想定以上に進展した』というのは逃げ言葉だな。子会社の隠れた赤字が見えなかったのだろうなあ。社長責任だ。が、リコーがこんな状態ということは、ゼロックスもミノルタも水浸しなのかしら。


★<ロシアで大火災被害>ロシア・西シベリアの都市ケメロボ中心部の商業施設で火災があり、少なくとも37人が死亡し、70名の行方がわかっていないと。死者はさらに増える可能性が高い。史上まれにみる大火災被害だ。負傷者は43人。施設の4階にある映画館で多くの遺体が見付かり、出火元とみられている。恐ろしいことだ。


★<日本ペイント、弟子の軍門に下る>『シンガポールで塗料を売りたい』。老舗塗料メーカーである日本ペイントに、1人の華僑が教えを乞いに来たのは60年前のことだ。その男の息子が、5人の取締役候補を引き連れ日本ペイントHDの経営主導権を握ろうとしている。現経営陣のなすすべのない株主総会は28日に開かれる。

3月1日、日本ペイントの田堂社長と、シンガポール塗料大手ウットラム社のパップジン社長が大阪市内で記者会見に臨んだ。ウットラムは日本ペイントの半世紀を超える合弁パートナーであると同時に、日本ペイントの株式の39%を持つ筆頭株主だ。

ひさしを貸して母屋を取られる―。この10年余り、日本ペイントは諺を地で行くように徐々に主導権を奪われて行った。この過程は明解すぎて不可解なほどだ。発端は2006年、当時日本ペイントの松浦社長が打ちだしたウットラムとのアジア合弁11社の出資引き上げ策だ。07年に交渉を始め11社のうち3社の引き上げを合意したところで、08年のリーマンショックの影響で業績が悪化。交渉は棚上げになった。一方でウットラムは08年に9%から14%に日本ペイントへの出資を引き上げた。

2013年1月、パップジンは出資比率を14%から45%に引き上げる提案をするが反発が大きく、2ヵ月足らずで取り下げた。だがその1年後、パップジンの希望はほぼ叶えられる。14年に日本ペイントの酒井社長がその他合弁8社への出資比率を51%に引き上げる代わりに、日本ペイントへの出資比率を14%から39%にすることを認めたのだ。日ペは目先の拡大を優先したとしか思えない。マイナー出資だった合弁8社を連結することで、売上高は2,600億円から5,300億円と倍近く増え、世界10位から4位に躍り出た。アジア事業は連結営業利益の5割強を稼ぐ屋台骨となった。


日本ペイントHDは欧米の塗料大手に比肩出来る規模を一時的に手に入れた。だがこの取引によって、60年前に子供のようだったウットラムとの力関係は完全に逆転し、今回の株主提案では身動きが取れなくなった。『出城を取っても本丸を抑えられれば意味がない』と関係者は語る。日本ペイントはなぜ許したのだろうか。覆水盆に返らず、の如し。日本企業がシンガポール企業の手玉にとられた、という次第なのだろう。

ウットラムの支援を決意し、シンガポールに合弁企業を立ち上げたのは、中興の祖と言われる小畑千秋。小畑から現在まで、日ペの社長は8人が交代している。合弁出資引き上げ交渉を始めた07年からでも3人社長が代わった。押しては引き、退いたと見せかけてまた攻める。パップジン親子はその歴代社長をゆさぶり続けた。現経営陣は、株主の賛同を集めて戦う『委任状争奪戦』を選ぶファイトもなく、28日に株主総会を迎える。

日本の塗料業界トップは関西ペイントなのだ。拙者が思うに、日本ペイントはとにもかくにも、関西ペイントを追い抜く経営が核になっていたのだろう。よって出資が会社の子会社化を図り、連結決算に寄与させ、一応数字の上では関西ペイントを抜いたことで隙が出来たのだろうな。その分、パップジンの力量と野心を見抜けなかった日本ペイント経営陣の敗北だろう。パップジンは、東京大学を出て、日本で勤務したこともあり日本語がぺらぺらの日本通である。


★<値下げ連発、レゴランド>名古屋市港区のテーマパーク『レゴランド』が4月1日に開業1年を迎える。将来の敷地拡張を控え、今春はホテルと水族館が開業する。夏には新しいアトラクションを導入する方針だ。レコランドはリピーター客の割合を明らかにしていないが、年間パスポート購入者の平均来場回数は6回以上で、想定の年3回を上回った。東海3県の住民限定で割り引きキャンペーンをしたことも地元客の取り込みに繋がったようだ。だが、出足は批判にさらされた。来場者の不満を受けて、水筒は『持ちこみ容認』に方針転換した。特に指摘されたのは、入場料の高さだ。河村名古屋市長も、大人6,900円、子供5,300円について『ちょっと高い』と。ネットでも強気の価格設定に対する異論が噴出。危機感を抱いたのか、レゴランドは5月以降、『最大25%割引の家族向け1日件』『1日券購入でもう1枚贈呈』などの値下げを連発。かつて、開園当初には高いとの意見もあったディズニーランドの導入期とは全く景色を異にしている。大丈夫かな、レゴランド、だ。


★<八ヶ岳の滑落事故>25日、八ヶ岳連峰阿弥陀岳2805mの南陵付近で7人の登山者が滑落し、3名が死亡、4人が重軽傷を負った。大阪市周辺のパーティーらしく、中年から高齢者のメンバーらしい。7人がザイルで結びあっていたが、先頭の人が滑落し、他の人も道連れに。険しい、難しい岩場で、雪と氷、岩でちょっとしたミスが命取りになるという場所らしい。

地元のガイドによると、この時期の阿弥陀岳は冬山登山のスポットとして人気が高いと言う。立場岩から向かうこのルートは急斜面があるそうだ。数日前の大雪の影響で、雪崩が起きやすかったとも。また、阿弥陀岳は都心からのアクセスもよく、この時期はゴツゴツした冬山らしさが人気だと。今回のルートは中級者以上でないと難しい道。パーティの方々は、初心者クラスではないと思われるが、ちょっとしたミスが大事故に至ったケースとも言える。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


★<金正恩北京を電撃>金正恩が、北京を電撃訪問したとの報道。隠密行動故、内容はなし。共同も金正恩を乗せた列車が通過したようだ、と報道。本当ならば、金正恩は性根を入れて米朝関係修復に一歩足を踏み出したかのように思える。なんと、希望的観測であろうか。だがいいことだ。韓国は未来永劫半島2国体制で行くんだろうなあ。

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