Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『いずみたく物語㉑ プロフェッショナルなり、永六輔、藤田敏雄』

$
0
0















《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》

★今日の画像は、脱獄犯が泳いで渡った『尾道水道』、福島県南会津町の『ヒメサユリ』、中吊りになった『UFJのジェットコースター』。そして、ムラサキケマン、ムラサキハナナ、タチツボスミレ、スズランズイセン(スノーフレーク)です。春は、本当に花いっぱいですね。

『ヒメサユリ』は、福島県で自然に咲いているものを30年かけて月田礼次郎さん父子が栽培に成功したユリで、ササユリよりやや小さめの花にピンクの色とほのかな香りがとても魅力的な花です。

UFJのジェットコースター中吊事件。ひどいなあ、これは。これで3度目の事故。しかも逆さ吊りで、最長2時間取り残されたと。なんとも言い難し、UFJではある。右下をクリックすると、大きな画が見られます。


★★★『たくチャン。体の不自由な、不幸な子供達の歌を作ろうよ』。ボクと一緒に『にほんのうた』作りに夢中になっていた永六輔が、ふとある時、言い出した。突然に何かを思いついて、言い出すのは彼のクセだが、その手には『ともだち』という一編の詩が握られていた。
  君の目の前に この僕の手に
  君の手をかさねよう ホラ ともだちだ

詩を読んで、なぜか目頭が熱くなる思いで、ボクはすぐ作曲をした。そして坂本九と3人で、その歌のレッスンをしてすぐ発表した。詩をもらって発表まで、3日もかからなかった。坂本九によってレコーディングされたこの歌は、全国に広まって行き、体の不自由な子供達は、不自由な手を伸ばして、手を重ねて握手しながら、この歌を歌った。

永六輔との仕事を通して、何が本物かを少しずつ自分の感覚で探り当てたころ、藤田敏雄に出会った。彼は劇作家であり、ミュージカル作家であり、ショー・リサイタルの構成・演出家である。現在の日本のベテラン歌手で、リサイタルの演出に彼の手をわずらわせた者は非常に多い。雪村いずみ、ペギー葉山、淀かほる、岸洋子、ダークダックス、佐良直美、吉永小百合、ピンキーとキラーズなど、書き出したらきりがない。


その藤田敏雄が言った。『たくサン、日本のフォークソングを作ろうよ』。彼との仕事の中で、『君の祖国を』『君が若者なら』『希望』『希望のマーチ』など多くのフォークソングを生み出した。そしてその後、彼が歌手のリサイタルの演出をするたびに、ボクはドラマチックなバラードを作って協力した。

『下りの永六』に『ごね藤』という言葉がボク達の仲間にある。永六輔はすぐケンカして止め、藤田敏雄も同じようにゴネて仕事を止めたり、引き延ばすという意味である。ボクに言わせると、そう言う言い方は変な誤解なのだ。『たくサン、プロにはプロのルールがあるんだ。ルールの守れないやつとは仕事が出来ないよ』、藤田の口癖である。

こちらがプロとして要求したことを、相手がプロではなくて受け止められない場合、どうしてもケンカになるのはボクとて同じだ。ボクの場合、永六輔とも藤田敏雄とも、実にスムーズに仕事が進むのは、お互い同士が、プロとして相手を尊重しているからにほかならない。藤田敏雄とはその後、多くのバラードミュージカルを作った。今でも、毎日のように顔を合わせる相棒である。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)


★<かしこい福寿草>雪解けとともに花開く、黄色い花『福寿草』。あの大き目の広い花びらたち、意味があるんだねえ。なんと、あの花びらで太陽光線、熱を受け取り、花の中が外気より3度ほど温度が高くなるんだと。それでハチなど虫が入ってきて、受粉に貢献してくれるという次第。自然って、人間が考えるよりそうとう賢い仕組みが出来ていると思える。自然の知恵は人間には及ばないのだろうなあ。


★<日立、洋上風力発電初の海外受注>日立製作所は、ルクセンブルクの企業と共同で台湾の洋上風力発電システム21基を台湾電力から受注した。受注額は920億円で、日立は3分の1。日立の風力発電事業で初の海外受注となる。台湾は2025年までの脱原発に向けて再生可能エネルギー産業育成を絨毯政策にしている。受注したのは台湾中西部の彰化県沖に建設する第1期洋上風力発電所の21基。日立が風車の製造、組立などを担当する。再生エネルギーへの回帰、正解ですねえ。日本はもたもたしすぎ。福島原発事故を重大無比な教訓とすべきなのに。


★<1次産業を守るバーベキュー>10年余に渡って『1次産業を、かっこよくて感動があって、稼げる3K産業にする』活動に邁進してきた藤沢市の『みやじ豚代表・宮治勇輔さん(39)』は、社会が抱える課題の克服使命感を持ち、その実現のためにイノベーティブな取り組みを行っている。『ソーシャルアントレプレナー』と称す人々の一人である。

宮治さんは、藤沢市で養豚業を営む家に生まれ、慶応大を卒業後、サラリーマン生活を経て稼業を承継。実家の豚を、全国でも希有な個人名を冠した『みやじ豚』としてブランド化することに成功した。

その一方で、かつて自分がそうであったように、『もう農業じゃ食えねえから東京に出て働け』と父親から言われて育った『農家のこせがれ』が日本各地にいるのではないかと考え、農業の魅力と可能性を伝え農家になる支援を開始した。NPO法人『農家のこせがれネットワーク』活動である。

そして、その中心的な活動に据えたのが農家のこだわりの食材を使用した『屋上バーベキュー』の活動である。元ヤフーのウエブマーケッターの小澤亮さんと『ファーマーズバーベキュー』という会社を立ち上げ、2018年4月から東急百貨店・吉祥寺店の屋上で定期開催している。


『小規模な生産者は生産だけで手いっぱいなので、マーケティングやブランディングまでは手が回らない。それを支援する場として、屋上バーベキューを行うことにした。お客さん達に生産者の存在を知ってもらい、ファンになってもらうと同時に、それを契機に生産者と百貨店とのアクセスが出来、継続的な取引関係に結びつくことも期待している』『ゆくゆくは47都道府県で、それぞれの地域の特性を生かしたバーベキューが出来ると良いなと考えている』と壮大な抱負を語る。

その思いは、日本がアメリカから迫られているFTA協定の締結にある。NAFTAの協定により、メキシコの零細なトウモロコシ農家は全滅した。そしてメキシコの農家は失業し、アメリカになだれ込み、アメリカ人500万人を失業に追い込み、トランプの国境の壁建設にまで事件は拡大したのだ。

また、米国が離脱した後発足したTPPだが、『一次産品の原産地表示禁止』の規定が織り込まれる懸念がある。南魚沼産のコシヒカリ、八女茶、松坂牛、沖縄あぐー豚、関鰺・関鯖、利尻昆布など、日本各地にはその土地ならではの1次産品の名品が存在する。将来は不明朗だ。『みやじ豚』のブランド名を守ると同時に、日本のブランド名を守る活動を、今日も宮治さんは活発に展開している。


★<郷ひろみの母、オレオレ詐欺被害>歌手、郷ひろみ(60)の80代の母親が、郷を名乗る男らに現金200万円をだまし取られる被害に遭っていたことが分かった。事件は2月5日、郷を名乗る男から母親に『かばんを盗まれた』と電話があった。さらに『かばんは見付かったが現金が必要だ』との連絡も入り、翌6日、郷の事務所関係者を名乗る男が自宅を訪れた第、現金200万円を手渡したと言う。有名人のオレオレ被害、珍しいなあ。でも200万円でよかったね、お母さん。


★<宮内庁オープンカー使用不能>28年前、即位後のパレード用に4千万円で購入したロールスロイスのオープンカーが古くなり、走行困難になっている。2回しか使われていないが、整備用の部品が手に入らず、宮内庁の車庫に眠ったままと言う。今回のパレードで新天皇、新皇后を乗せる車をどうするか、政府関係者は頭を悩ます。国産車にすればいいだろうに。何もロールスロイスにする必要はない。この手で、宮内庁は経費の散財をしているのだろう。宮内庁の職員1,000人はどうみても、多すぎる。


★<丸のけが>カープの主砲、中心柱『丸』が守備で怪我をし、登録抹消に。『右ハムストリングス(太もも裏)筋挫傷』。完治には1ヵ月強かかると。監督は『誰がケガで外れようと、全員でカバーしたい』と。下流水、野間、高橋など新しい面々が活躍してくれるのを期待している。特に野間は今季、打撃面で開眼したようだ。猛打賞を確か、2回得ていると思う。躍進の年だね、野間君も。


★<きらぼし銀行、発足日にトラブル>東京都民銀行、八千代銀行、新銀行東京の3行が合併して1日に発足した『きらぼし銀行』で、合併初日から一部店舗でシステムトラブルが発生した。

旧八千代銀行のATMからの振り込み伊の一部が成立していないほか、旧八千代銀行の口座への振り込みができないケースがあると言う。きらぼし銀行は原因究明を復旧を急いでいる。なんとも、情けない合併劇ではある。


★<大統領不倫女提訴>トランプ米大統領と不倫関係にあったと主張するポルノ女優『トーミー・ダニエルズ』が、トランプのツイッターで名誉を毀損されたとし、850万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。トランプ大統領の代理人から脅されたとするダニエルズに対し、トランプは『そんな事は存在しない』と否定、非難していた。話題多き、米大統領だ。


★<甦る鉄人の名言>『1球目はファンのため、2球目は自分のため、3球目は西本君のために振った』。23日に亡くなった元広島・衣笠祥雄が残した名言が、再びクローズアップされた。

1979年8月1日の巨人戦で、衣笠は西本聖投手から死球を受けて左肩を骨折した。更新中の連続試合出場記録もこれでストップと思われたが、翌2日に代打で登場。江川卓の速球と3球フルスイングして、空振り三振に倒れた。

鉄人を見るためにやってきたファンを失望させてはならないと強行出場したサービス精神。その相手を気遣う寛容精神は、凡人には分からない。死球では、『やられたらやり返す』というのが当然の世界で育ってきた彼らにとって、衣笠名言は別世界のものだ。

威嚇されたりすると気の弱い投手は、内角攻めが甘くなりがち。衣笠にはそんな計算は、勿論なかっただろう。だが、結果的に『3球目』のコメントはシュートの西本を骨抜きにする効果があった。あの死球以後、両者の対決は衣笠のワンサイドになった。怒って、我を失っては何も生まれない、と鉄人は教えてくれた。


★<カープ6-4巨人>カープと巨人の3連戦。打ち合いから始まり、中村、山口とも不安定な投球内容。が、先に倒れたのは山口。4.2回、118球、6失点といいところなし。どうやら、2回ヒットを打ち、坂本の2塁打で1塁から本塁まで激走したのが響いたか。肩で息をしていた。以降、急にコントロールを乱し、バティスタ、鈴木に連続ホームランを浴び、さらに逆転された。一方、中村は2回まで3失点も、以降持ち直し、丁寧なピッチングで6回を投げ通した。

この試合、一番のハイライトは、7回表、1アウトから。カープのピッチャーは2番手アドゥア。坂本にヒットを打たれ、吉川にバンド。その球をアドゥアが1塁へ悪送球。ランナーは2、3塁。ここからなんと、アドゥアは、ゲレーロを見逃しの三振、続くマギーをライトフライに打ち取って、無失点で凌いだ。ここがポイントだったね、この試合の。

カープファンにはこたえられない試合、巨人ファンには肩を落とした試合となったな。巨人は連勝を8でストップ。首位カープは2位巨人に3ゲーム差とリードを広げた。何やら、昨季の7月対決のような様相になってきたな。1位と2位のゲーム差が6まで縮まり、カープと巨人の直接対決。カープは3連勝して、その差を9にまでのばし、そのままリーグ優勝へ突き進んだのだ(と思う。間違ってたらごめん)。

今日、広島地方は雨。午後も90%。今夜のカープは中止だな。巨人ファンにとってはおめでとう。今日もカープが勝つ予定だったから、な。(#^.^#)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles