《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》
★今日の画像は、青森県佐井村の牛滝漁港で獲れた地元で『オヨ』と呼ばれる巨魚。正式名『オオクチイシナギ』と呼ばれ、大人の体長ほどある約129キロの巨大魚で、近頃では獲れることが珍しいそうだ。そして佐賀県武雄市で開かれた『秋田竿燈祭り』。さらには『Syun Otaさん』が撮った、スイスアルプスの絶景達です。今夏、私はこの絶景を歩くため、2週間スイスに滞在する予定です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★昭和44年は、佐良直美、ピンキラ、由紀さおりのリサイタルで、彼らをトコトンまで勉強させた。ボクの考えるリサイタルは、歌手達のお祭りではない。後援会のファンのための催しでもない。全員、2週刊から1ヵ月の稽古を取った。ワンマン・リサイタルである。稽古は特訓に次ぐ特訓であって、一人の歌手がそのステージで全力を出し切って、初めて成功するものである。
5分、10分という長いバラードや、ドラマチックな歌を歌わせた。ピンキーや由紀さおりは、稽古中何回も泣き出してしまった。ボク達の教育の厳しさ、激しさもあったろう。歌の難しさ、リサイタルへの怖さもあったろう。そしてまた一つの悲しいドラマチックな歌を、涙を流しながら、ピンキーなどは『ワァーワァー』大声を出して泣きながら、練習する毎日が続いた。
『先生、毎日毎日、こんなに泣いたんじゃ、顔がはれてテレビに出られません』『じゃ、泣かなければいいじゃない』『でも―、涙が出ちゃうんです』。ピンキーも由紀さおりも、真剣にリサイタルに取り組んだ。佐良直美は、リサイタル当日の開演前、自分の楽屋の中を狂人のように駆け回り、飛び上がりながら、大声で怒鳴っていた。『いやだ、いやだ。もうリサイタルなんかやめちゃえ。バカヤロー。ワァー。もう死んじゃえ』。ボクには彼女らの気持ちが手に取るようにわかった。
ボクのためにリサイタルをやるのではない。彼女達は、彼女たち自身のためにリサイタルを行うのである。それは一つの大きな試練である。リサイタルは成功した。幕が何回も上がったり、下がったりした。彼女たちのほおは、みな、感激の涙で濡れていた。
そして、その涙も乾かないうちに、異口同音に言うのである。『先生、お陰様で立派なリサイタルが出来、ありがとうございました。また、来年1年勉強して頑張りますから、来年の秋には、またきっとリサイタルをやらせて下さい』。ボクは可愛い娘のような彼女らを見ながら、2年後、3年後、あるいは10年後に、なんとか世界に通用するエンタテイナーになるように、心から祈った。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)
★<スマホ出荷実績割れ>世界のスマホの出荷台数が初めて前年の実績を下回った。スマホは、携帯電話の常識を覆し、それまでになかった需要を生み出した歴史上の大イノベーションだった。そのイノベーションに陰りが見え始め、次のイノベーションとは一体何だろうか。
米国のIDC社の調査によると、2017年のスマホの世界の出荷台数は、前年比0.5%減の14億6千万台だった。2007年にアップルが『iPhone』を発売して以降、スマホ市場は成長を続けてきた。前年実績を下回るのは今回が初めて。
昨年発売したアップルの新機種『iPhone X』については、2018年中にも生産が停止されるとの観測もある。年初来、そうした見方を反映して、アップルの株価は伸び悩んでいる。スマホの市場全体についても需要は後退するとの見方が多い。それが現実になれば、スマホ需要を取り込んで成長してきた国内企業にも影響は出るだろう。
スマホの登場は多様な『イノベーション』を生むきっかけとなった。スマホで写真や動画を撮影し、SNSで友人とシェアすることは、今では当たり前のことだが、これはスマホ以前ではほとんど考えられなかったことだ。リーマンショック後の世界経済は、こうしたIT企業のイノベーションに支えられてきた。その基盤を生み出したのが、アップルの創業者『スティーブ・ジョブズ』の情熱だ。
ジョブズが社長に復帰した1997年、アップルは経営破綻寸前だった。一時アップルを追われたジョブズは、復帰後『iPod』を世に送り出し、ソニーから携帯音楽プレーヤーのシェアを奪った。その後
『iPhone』『iPad』と多くの人を魅了する画期的な商品を発売し、新しい需要を生み出した。アップルは現在時価総額で世界で最大の企業になっている。ソニーの復活も、そうした変化を象徴している。ソニーはモバイル機器向けイメージセンサーの需要拡大などのヒットで生き返った。言い換えれば世界のスマホメーカーの下請部品メーカーとして成長したとも言える。シャープを救った台湾の鴻海もしかりである。
スマホへの需要が減少し始めたと言うことは、こうした世界的規模での成長のトレンドが維持しづらくなっていることを示唆する。iPhoneの新機種が発売されても、人々が長蛇の列を作ることは少なくなった。これはスマホの『コモディティー化』であり、デザインや機能面での差別化が難しくなり、低価格化が進むサインだろう。要はスマホが商品として成熟化したのだ。さて、次ぎの時代は『EV』競争だと言われる。異業種からもどんどん新規参入者が増えており、その規模、開発ルーチンはスマホの比較ではない。どこの誰が覇者となるのか、また次の世界的技術革新が始まる。
★<大相撲初日>横綱稀勢の里、大関高安を休場で迎えた大相撲夏場所。白鵬が帰ったものの、やや寂しさを感じるが、そこは埋め合わせがドーンと。関脇『栃ノ心』だ。大関を目指し、初日は松鳳山との対戦。がっぷり組み合って、力相撲になったが、そこは大力持ち栃ノ心、松鳳山をつり上げ気味にして寄り切り。力の差では松鳳山はどうしようもなかった。ふと思い出したね、あのちばてつや作の『のたり松太郎』。あの主人公のような相撲ではあった。今場所で大関を手の内に入れる気持だろうな、栃ノ心は。
★<愛と誠の原画400万円で落札>1970年代の人気漫画梶原一騎原作の『愛と誠』のカラー生原稿がネットオークションに出品され、400万円で落札されていたことが分かった。この漫画は少年マガジンに4年ほど連載され、生原稿15枚が紛失しており、落札されたのはその中の1枚と見られる。オークションを主催し、この原稿を出品した『まんだらけ』によると、原稿はまだらけが第三者から買い取ったものだと言う。『作家代理人にも問い合わせしたが、今回の原稿が紛失したものかどうか特定出来ていない。法律に乗っ取って営業しており、問題になることはないと考える』と言っている。はてさて、難しい問題だねえ。これが紛失したものだと言う証拠、紛失、盗難届が成されているかどうか。そこら当たりがポイントだろうねえ。少年マガジンが、オークション出品品を警察に告発しなかった理由は何だろうか。
★<佐賀県で秋田竿燈まつり>戊辰戦争で佐賀藩武雄隊が秋田藩を支援した縁にちなみ、明治維新150年に合わせて、武雄市で『秋田竿燈まつり』が25年ぶりに披露された。戊辰戦争で秋田藩は東北諸藩との同盟から脱退、攻め込まれたが、武雄隊などの援軍で盛り返した。1986年に秋田市で佐賀藩士の墓が見付かったのを機に武雄市との交流が始まり、維新150年記念で武雄市が竿燈妙技の披露を依頼したという訳。また、150年前の因縁がすごいことになったねえ。
戊辰戦争で、官軍に敵対した地方は、新しい県制度での名称を、県庁所在地と懸名を違える措置を受けた。仙台は『宮城県』に、盛岡は『岩手県』に、宇都宮は『栃木県』に、津は『三重県』にという具合。名古屋も『愛知県』だから官軍に抵抗したのかな。
★<何を今頃セクハラ研修会、自民党>前財務事務官のセクハラ問題などを受け、自民党有志は近く、党所属の国会議員を対象に『セクハラ研修会』を開催するよう二階堂幹事長に申し入れる。浜田元防衛相や馳浩元文科相ら議員5名が賛同者を募っている。賛同を呼びかける文書では『女性が活躍する社会の実現を阿倍政権が掲げている以上、自民党内でセクハラに冠する研修会は必須』としている。が、本末転倒だねえ、自民党は。今頃セクハラの勉強だと。麻生ぼっちゃんはちゃんと勉強しているだろうねえ、あんな暴言を吐くくらいだから。野党もつまらんが、与党の議員もたいしたことないんじゃないかしらね。
★<92歳、マハティール首相就任>マレーシアでは、92歳になるマハティール元首相が新首相に就任した。『Look east!』を合言葉に、日本の見習ってマレーシアの近代化に努めた人。92歳の首相は世界でも珍しい高齢だと言うことだ。健康上問題なければいいがねえ。親日的で、とても穏やかな人と聞いている。
★<これも理屈ではある、愛媛県知事喚問>立憲の枝野代表は、加戸前愛媛県知事を自民党が呼んでおいて、職員と柳瀬秘書官が面会した当時の知事でもあり、現在の中村知事に来てもらうのを拒否するのは、全く理屈に合わない、と主張している。そしてこのことは『加計隠し』以外の何物でもない、と批判した。さらには、前あるいは元の理財局長の当時のことを、現太田理財局長が答えることを無理やり押し込んでおきながら、知事に関する理屈とは全く二枚舌と言える、と。まあそうだろう。自民党内でも加計隠しだと承知している議員は多いはずだ。次の総裁選で何が噴き出るか、だな。
★<カープ2桁貯金>カープは12日、阪神に勝ち、35試合目にして貯金を二ケタ10とした。優勝した過去2年、貯金二ケタ達成は、2016年は70試合目、17年は49試合目との記録だから、今年は相当早いピッチで貯金をため込んでいる。貯金は貯めるもので、吐き出すものではないので、くれぐれもご注意あれ。ポイントは投手陣だな。