《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》
★今日の画像は、58人もの死者を出した『パレスチナのデモ』と、東京日比谷に誕生した『東京ミッドタウン日比谷』。そして、ソメイヨシノよりピックがかった『元安川岸の桜』、黄色が鮮やかな『雲南黄梅』、ブルーが綺麗な『ムスカリ』です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★昭和56年にボクは、プロダクションの歌手、役者、マネージャーを全部整理した。その理由はボク自身がミュージカルに挑戦するためであった。尾藤も役者に専念するために、ボクの会社を去って行った。ところでボクは、昭和43年にY子と結婚して、女の子も生まれ、新居も出来て仕事も乗り切っていたが、どうも夫婦仲がうまくいかず、冷えていくばかりだった。いろいろ話し合って努力してみたが、二人の性格の食い違いは、危機をはらんでいた。
その頃、N子に出会った。どうやらボクは、知り合って好きになった女性と、すぐ結婚してしまう傾向があるようだ。ボクの場合、愛してしまった女とは、必ず結婚しなくてはいけないと思いこんでしまう。良く言えば一途なのだろうが、悪く言えば幼稚であり、バカだと親友共は言う。
ボクは昭和43年にファッションモデル出身のY子と結婚した。彼女は多少感情の起伏は激しいが、どちらかと言うと良妻と言うより賢妻であった。ボクは男と女の間は、とにかく何回でも、何十回でも話し合って接点を見つけて行くと言うもので、争いやケンカは大嫌いだった。しかし、気性の激しいY子との話し合いは、いつも惨めにも罵り合いの結果になってしまった。その挙げ句、ボクが黙ってしまう。原因はいろいろあったが、その多くはボクの家族との争い、そして生活に対しての考え方の違いであった。
『あたしがいないと、いずみたくは仕事が出来ない』。まあ、妻としてそれくらいのことを考えるのは、考えないよりましであるが、だんだんと仕事の内容にまで口出しするように変わってきた。口出しと言っても、何気なくサラリと参考意見を言う程度なら可愛げもあるが、堂々と反対意見を言い、しかも口論にまで発展するとなると、忙しくて睡眠時間も短いのに、家で安らぐ暇もない。
『たくサン、あの社員は不愉快ね。あたしに挨拶もしないのよ』。まして話がこうなってくると、社長夫人としての人格さえ問題になってくる。その上、とうとう、パーティなどで、ちょっとボクが友人を紹介し損なうと、『あたしを無視した』と帰ってしまったり、部屋に閉じこもってしまう。ボクは毎日毎日精神的に疲れていった。当時、ボクは8千万円の予算で新居を作った。
ボクはどちらかというと、便利な一部屋で手を伸ばせば何でもあり、四、五歩歩けばどこにでも行けるような合理的な家が好きだが、貴族趣味的な彼女は、三階建ての白亜の家を作ってしまった。彼女に全部まかせていたボクも悪いのだが、出来上がってボクはびっくりしてしまった。そして7千万円のローンが残った。いくら当時、忙しい作曲家であっても、たかが個人の作曲家で7千万円の借金は気が重たかった。一口、言葉を出せば弁舌鮮やかな彼女と口論になるので、ボクは避け続けていたかったし、一つひとつ話し合っていたら、当時の膨大な量の仕事は消化出来なかった。
ちょうどその頃、シャンソン・コンクールで優勝したN子に出会った。彼女は19歳から成人になる途中だった。彼女もまた、感情の起伏の激しい女だったが、ボクは彼女の甘い歌声が好きで、二人は急速に親しくなった。これがまた、事件をますます拡大させてしまう。ボクは新居が出来て2年もしないうちに、赤坂のホテルへ逃避し、ホテル住まいを始めた。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)
★<常識を変えるスポーツ観戦>4月に広島市で開かれたアーバンスポーツの世界大会『エクストリーム・スポーツ国際フェスティバルFISE』。2020年の登用五輪で新たに実施される自転車のBMXやスケートボード、スポーツクライミングなど国内ではなじみの薄い種目ばかりだったが、2日間で7万人超の観客を集めた。
FISEは、1997年に始まった世界を転戦する大会で、欧州では50万人以上が集まる。日本初上陸となった広島では、自由で雑多な雰囲気が溢れていた。『基本的に立ち見で無料』が観戦スタイル。5つのステージで同時進行する各種目の間を、自由に動き回ってOK。楽しむのは超人的なパフォーマンスだ。結果は二の次。必ずしも試合を最後まで見届けない。大型モニターの前には、お酒や肉料理を楽しむ人達も。子供が遊べる体験コーナーには行列が出来、夜にはライブも開かれた。
『これが次の時代のスポーツのあり方』とは仕掛け人の渡辺守成・日本アーバンスポーツ支援協議会会長。『日本のスポーツは江戸時代。このままでは生き残れない。FISEは黒船として、ドアを開けろ、と言っている』。東京五輪では臨海部の青海で3人制バスケとクライミング。有明でBMXとスケボーを行い『アーバンスポーツ会場』とする計画だ。
真夏の強烈な日差し、数万人が集まったセキュリティー。課題は少なくない。それでも、従来とは違う新たな五輪スタイルを見てみたい。
★<三菱地所を責める三井不動産>今年3月、東京・日比谷に新たな都心のシンボルとして『東京ミッドタウン日比谷』が誕生した。手掛けたのは三井不動産。東の日本橋を牙城とする三井不動産と、西の丸の内を牙城とする三菱地所は、昔から都市開発で凌ぎを削ってきた。この施設が出来たことで、三井が三菱の牙城の本丸に攻め入る橋頭堡となりそうだ。
そんな攻める三井不動産の関連会社の『三井不動産レジデンシャル』が、渋谷区において水面下で勧めている計画がある。昨年12月、英国系製薬会社『グラクソ・スミスクライン』の日本法人本社があった『GSKビル』の信託受益権を、三井レが日本ビルファンドから170億円で買い取った。そして今年4月、そのビルの解体工事を行うことが住民説明会で明らかにされた。
地域住民の間では、『地上30階の高層マンションが建つとの噂だ』とか。一見、どこにでもありそうな再開発計画だが、これが三井不にとって今後大きな意味を持つ可能性がある。というのも、この場所は東京オリンピック・パラリンピックが開催される新国立競技場へ、新宿方面から訪れる際の入口部分に当たり、三井不の存在感を示すポテンシャルを秘めているからだ。
さらには、競技場の北側にあるスケートリンクの隣接地には、三井不が明治神宮と組んで『神宮外苑ホテル』を建設する。また南側の『外苑ハウス』は、三井不の手によって高さ80mの高層マンションに生まれ変わる。さらに、現在『秩父宮ラグビー場』がある区域も何らかの再開発が見込まれており、三井不が所有する大型オフィスビル『青山OM-SQUARE』の周辺開発も注目されている。日本橋に次ぐ牙城、とは言い過ぎかも知れないが、だが新国立競技場周辺が、三井不の新たな拠点になる日が近づいている。
今、渋谷駅周辺は大工事中である。たしか、7つのビルを複合化させるような大工事で、JRから東急に乗り継ぐにも大変な迷路を歩かされる。
三菱地所が多く保有する丸の内は、岩崎弥太郎が明治政府に練兵場の一部を買い下げさせたもので、まあ、弥太郎の我欲の末のものである。維新当時、政商として暴れ回った弥太郎には、国や公共性などの意識はなく、とにかく三菱が儲かればいいという精神であった。その証拠は、あの西南戦争の戦費の3分の1を弥太郎は政府からもぎ取るような悪辣な商売をしているのだ。その意味で、私は三菱は暗い血筋の財閥であり、好きになれない。
★<また始まった、北朝鮮の瀬戸際外交>北朝鮮は、米韓空軍が開始した航空機訓練を『軍事的挑発』だと非難し、16日に予定していた韓国との閣僚級会談を中止した。また米国に対しても、朝米首脳会談の運命について熟考しなければならない、と警告。また始まった、北朝鮮の『瀬戸際外交』ではある。この調子が永久に続くのだろうなあ、可哀想だが、ダメ北朝鮮だ。本当に信用がおけない、ゴロツキ国家ではある。
★<パレスチナデモ、58人死亡>米政府が在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムに移設したことを受けて、パレスチナ自治区でパレスチナのデモ隊とイスラエル軍が衝突し、少なくとも58人が死亡。衝突でこれほどの死者が出たのは2014年以来のこと。
トランプ大統領は、今中間選挙に向け、選挙の票になることは事の善悪に関係なく突進している。まさに『狂犬トランプ』だ。もともと、イスラエルの建国には、英国がお墨付きを与え、ユダヤの金持ちから軍費の寄進を受けたことから始まっている。2千年に渡り、アラブの人達が住んだ土地を、いきなり奪ったのだ。そしてアメリカに住む400万人ともいわれるイスラエル系国民の票目当てに、歴代の大統領もイスラエルよりの政策を展開してきた。
アメリカ本土で、戦争があったのは、もう200年も前のこと。戦争の悲惨さ、原爆の恐ろしさはアメリカ人には予想できないのだろう。その上で、金と軍事力にまかせて中東の混乱を起こす。まったく困った国ではある、アメリカという国は。
★<80度のかけ湯で女性死亡>大阪市阿倍野区にある障害施設で、知的障害のある入所者の女性が入浴中に熱湯を浴び、全身やけどで死亡した。給湯温度が85度になっているのに、施設職員が確認していなかったと言う。警察は業務上過失致死容疑で捜査している。
施設は、社会福祉法人『日本ヘレンケラー財団』が運営する『グループホーム ティンク』。12日午後4時半頃、施設職員が叫び声を聞いて浴室に駆けつけたところ、一人で入浴中の52歳の女性の肌が真っ赤になっていた。女性は救急搬送されたが、やけどは体の6割に及び、15日夜に亡くなった。蛇口からの給湯温度は最高の85度に設定され、浴槽の湯は80度前後あったとみられる。警察は、女性が浴槽につかる前にかけ湯をしたとみている。
おかしな事件だ。給湯温度が85度に設定されていたこと自体、変なことだ。誰が、一体何のために、温度を最高に変更したのか。普通これほどの温度に設定することはないから、いたずらだろうが、死亡事件だから、重大な過失ではある。
★<食材ドロ御用>福島市中心部の飲食店『ふくしま屋台村 こらんしょ横丁』の居酒屋の店舗外にあった冷蔵庫からコーラなど3点を盗んだとして、福島署は65歳の男性を逮捕した。逮捕のきっかけは、被害に遭った女性店主の執念だった。
屋台村の居酒屋『あねさの小法師』の店主、60歳の女性は3月頃、冷蔵庫内のジュースや食材の肉が度々消えていることに気付いた。冷蔵庫の鍵は店内に隠していたが、いつの間にかなくなっていた。店主は、『震災後に頑張って来た屋台村に悪評が立っては』と、今月から深夜の張り込みを始めた。そして16日、午前4時頃、監視カメラのモニターに、パーカ姿の男が冷蔵庫の鍵を開けて物色する姿が映った。すぐに110番して男を追跡。そして駆けつけた警察官に逮捕した。懸念の盗人を排除した店主は、『これからも安心して屋台村に足を運んでほしい』と話している。豪傑、女性店主に、ブラボー。
★<キャノンiP2700製造中止>格安プリンターで人気のあった『キャノンiP2700』が製造中止になるらしい。最安価格が6,700円と高騰している。一昨年私のHPのプリンターがトラブって、最少年賀はがきがプリントできればいいと、この機種をたしか『2,750円』で買った。スキャンの機能はなかったが、HPのスキャン機能が健在だったので、スキャンはこれを継続使用と。同時に非純正の詰め替えインクを購入。価格は2,200円。
最近、プリンターからインク補充のメッセージが出るようになったので、充填を実施。HPのものより簡単で、10分でカラー、黒の充填を終わり。補充インクは4~6回使用できるとあるから、まあ1回の詰め替えコストは400円程度だ。超コスパなり、だ。感謝だね、キャノンの2700は。
★<世界初、iPSで心臓治療>大阪大学がiPS細胞を使って重い心臓病の患者を治療する臨床研究が、国の審議会によって了承された。世界初となる。今年度中にも1例目を実施する計画だ。
大阪大学の澤芳教授らのグループは、体の様々な組織になるiPS細胞から作った心臓の筋肉の細胞をシート状にして重い心臓病の患者の心臓に直接張り付ける手術を行い、機能の回復を目指す臨床研究を国に申請していた。
グループは、今年度中にも患者の臨床試験を始めて安全性などを確認し、これまで治療が難しかった重い心臓病の新たな治療法として確立することを目指している。合わせて3人の患者に移植する計画だ。いよいよiPSの臨床実用化が始まったねえ。人類にとって画期的なことだ。生まれてくる人の中には、通常の身体条件が満たしていない状態の人もある確率で必ず生まれる。このような人達が、生涯にわたり健康な身体に回復出来るということは、本当に人類にとって画期的であり、幸せなことだ。
★<中国でオーストラリア産粉ミルク高値で転売>オーストラリアの大手スーパー『コールズ』は、乳児用粉ミルクが買い占められ、さらに中国のネット上で2倍以上の価格で転売されている事態を受け、いくつかの店では粉ミルクを商品棚に陳列せず、販売を制限する措置を取る。
報道によると、高くても2,900円で購入された1キロ缶が、8,200円前後で中国人に転売されていると。オーストラリアの母親達から供給を巡る不安の声が寄せられ、これを受けてこのスーパーでは粉ミルクを商品棚に陳列しなという決定を下した。あの、京都高島屋で『ドール人形』を買い占め、ネットで高値で売り出した方法と同じだねえ。はしかいい、と言うか、なりふりかまわない中国人達だ。
★<西城秀樹死去、63歳>『傷だらけのローラ』『YOUNG MAN』などのヒットでスターに。16日午後12時前に急性心不全で亡くなった。63歳だった。広島市出身。確か、当時『広島電波工業高校(現広島工業大学付属高校)』を卒業し、歌手の道を志したと覚えている。
小学5年生で兄とバンドを組み、高校時代にジャズ喫茶で演奏していた際にスカウトされ、家族の反対を押し切って状況。1972年(昭47)に『恋する季節』でデビューした。郷ひろみ、野口五郎と共に『新御三家』と呼ばれトップアイドルとなった。03年に韓国でのディナーショーの後、脳梗塞を発症。その後リハビリで復帰したが、11年に再発した。ご冥福をお祈りします。 合掌
★<マツダ米でDE販売>広島の自動車メーカー『マツダ』が、米国でDE車の販売認可を取得した。環境規制が厳しい米国で、乗用車でDEの認可を受けた日本メーカーは初めてと言う。燃費の良いクリーンDEで、最重要と位置付ける米国の市場を開拓する。
主力の『SUV・CX-5』で認可を取得した。EPAに加えて、厳格な排ガス規制で知られるカリフォルニア州の認可も得た。発売時期や販売目標は明らかにしていない。マツダは、2012年に日本国内で『CX-5』のクリーンDE車を発売し、欧州にも広げた。米国でも当初中型車アテンザの投入を目指していた。しかし、15年にVWによる規制逃れの不正が発覚し、イメージが悪化した。世界的なEVシフトも加速し、各国でDEの市場は縮小傾向にある。
マツダは現地で21年に予定する新工場の稼働に向け、ガソリン車を含む米国販売を現在より3割多い、年40万台とする方針。米国事業を最重要課題としており、強みがあるDE車の投入で販売の底上げを図る。マツダは『日本と同様、北米でも新たな市場の創造を目指す』としている。自動車の排ガスのクリーン化は、EVだけではなく、究極の内燃エンジンでも可能とする。EVも、火力発電から電池の製作過程などで輩出される排ガストータルでみると、完全クリーンなエネルギーではない、と考えている。それに勝る内燃エンジンを開発すると意気込む。ユニーク、積極果敢なトライをするマツダではある。