<日本の食料自給率はカロリーベースで38%、生産額ベースで68%とされる。今後の農業従事者の高齢化が急速に進み、離農者が増え、農業生産量は劇的に下がる。日本の農業を救う手立てはないのか。改めて日本の農業を考える>
★今日の画像は、外人観光客に落書きされた京都『嵐山の竹林』と、夏毛に移る『常念岳の雷鳥』と、私が大好きな『ツリガネズイセン機戞△泙気縫張螢ネズイセンがいっぱいです。何処にでも落書き魔はいるけど、ちょっと無神経だねえ、半島から来た人は。
★★★日本において非農家、企業が農業参入する際の最大の障壁が農地法である。農地法は、農家のみが農地を所有し、利用出来るという考え方に基づいて立法されている。そのため新たに農業を始めたい個人や企業にとってはハードルとなっている。個人の場合、農地の売買や貸借は各市町村に設置されている農業委員会の決定に委ねられており、許可が下りれば就農出来るが、他所からやってくる人の場合『信用がない』という理由でなかなか許可が下りないという時代錯誤の現実がある。09年に農地法が改正され、企業でも農地を貸借出来るようになったが、所有は今だに禁じられている。
こうした、新参者への門戸が異常に狭い日本農業とは対照的に、オランダ、デンマークでは新規参入者に対して、至極オープンだ。デンマークの場合、 悗泙箸泙辰診醒呂鮗萋世掘⊇農するためには資格の取得が必要』、◆愎討ら子への経営委譲は農場の売買が一般的』などいくつかの条件こそあるが、農業学校で4年学ぶか、大学で農学を修めれば就農資格を取得することが出来る。しかもこれをクリアして就農した農業者には、『農業知識センターSEGES』及び地方にある『地方農業アドバイザリーセンター』に所属する専門家から、生産技術や経営指導など手厚い支援が受けられる仕組みになっている。
地方農業アドバイザリーセンターに属する3千人の専門家は作付計画、人材育成、農場全体の戦略決定、法律、相続、財務など農家が必要とするあらゆる相談に乗り、専門的立場から助言を行う。酪農家がアドバイザリーサービスを利用する場合、助言を受けられるばかりでなく、牧草、品種改良、飼料などの各専門機関や民間企業とのコーディネートの役割まで果たしてくれる。つまり、生産者の周りにもクラスターが構築されているのだ。
個別相談を求める生産者は1時間当たり1万5千円の費用を払う必要があるが、経営改善への効果が高いため、今やデンマークの生産者にとってアドバイザリーセンターを使わない選択肢はないほどだ。農業の発展には、オープンでイノベーティブな環境作りが欠かせないと言うことを、この例はよく示している。なんとも、日本の農協の機能とアドバイザリーセンターの高度な支援能力との差に驚くことだ。(参考:21世紀政策研究所編『2025年 日本の農業ビジネス』)
★<観客席のないサッカースタジアム>埼玉県サッカー協会が、県内の廃校を利用して、普及や強化の拠点となる施設を造ろうとしている。大人用の広さで人工芝ピッチを2面。小学生用の小さなコードなら、同時に4試合がプレー出来るようにする。
『プレーヤーのための施設を造る。親の観覧はご遠慮を願いたいと言う方針を形にしたい』と県サッカー協会の横山会長は説明する。観客席なしの方針は、子供達の最大の応援団であり『スポンサー』でもある親達から不評を買いそうだ。『大事にしなければならない存在だとは分かっているが、口を出しすぎる親が多すぎて、すぐ近くで見ていてくださいとは言えない状況にある』と。
指導者養成を通じて資格を取ったコーチ達は、段階的で焦点を絞った指導を心がける。そこへ親達が思い思いの『助言』をすると、選手は焦点を絞れなくなり、指導の最大効果は望めない。応援のつもりが、罵倒、非難、暴言になったりするケースも少なくない。残念ながらそれが現実だ。『サッカーのことは、サッカーの専門家に任せてください』というメッセージだと。少子化が進む世の中で、親の子への過干渉は埼玉県だけの問題ではない。建設的な議論が必要だ。
★<日本酒大学創設>日本有数の『酒どころ』として知られる広島県東広島市は、初心者向けの無料の日本酒講座『東広島市立日本酒大学』を7月に開校する。市の酒文化の魅力を発信し、地元産の酒の新しいファン開拓を目指す初の試み。市内の蔵元や酒造関連の専門家と連携し、酒の基礎知識を学ぶ座額や試飲を行う講座を8、11月を含め全3回行う。東広島市では、日本酒ファンの裾野を広げることで市が誇る酒造産業や観光の振興にもつなげたいと話している。酒所、西条を拠点にする東広島市の試みは面白い。
★<3国立大学経営統合>小樽商科大学、帯広畜産大学、北見工業大学の3大学は、2022年に『北海道連合大学機構』を創設する。少子化で大学の経営環境が厳しさを増す中、3大学法人を統合し、効率化を進める。大学の名称に変更はないと言う。北海道経済・産業の課題解決を発展に貢献するため、商、農、工の『実学』を担う3大学の経営改革を推進するとしている。学生数は、小樽が2.280人、帯広が1,170人、北見が2,061人。時代だ、なあ。広島の私立大学に動きがない。そろそろ生き延びる策を具体化しないと、二進も三進ニッチモサッチもいあかなくなるがなあ。
★<暗殺の国、ロシア>ロシアのプーチン政権を批判して亡命していたロシア人男性記者(41)が、29日、ウクライナのキエフで射殺された。妻が自宅で銃声を聞き、倒れている男性を発見した。背後から撃たれたのが致命傷になったと。男性、パブチェンコさんは、著名な戦場ジャーナリストで、ロシアのシリア内戦への介入やウクライナ東部紛争などについて報道。『脅迫を受けている』として、昨年2月にロシアを出国、8月からキエフに住んでいた。暗殺大国、ロシアではある。
と、この男、テレビの前の記者会見に出て来た。なんと、びっくりドンキーだと。恐れ入るなあ。ウクライナ当局が殺害を企んでいた人物の逮捕を目的に当局が仕掛けた芝居だったそうだ。ウン。
★<覚せい剤70億円分密輸>福岡県警は、覚せい剤を密輸したなどとして、日本人3人、中国人4人の計7人を逮捕した。県警などは密輸情報を入手して、覚醒剤をニセ者とすり替えて泳がせ捜査をしていた。覚醒剤、70億円分はすでに押収しており、組織の解明を進めている。
犯人らは、国外から密輸された覚醒剤とすり替えられた偽物を、福岡県大川市や東京都墨田区で所持していた。密輸は覚醒剤を積んだコンテナを大阪港から陸揚げさせていたと言う。70億円とはまた太い量だ。覚醒剤は、ヘロインなどの麻薬以上にやっかいで、一度体験すると中々抜け出させない。『田代まさし』『酒井法子』などの例がそれを示している。凡人は危うきに近寄らず、だ。
★<円高耐性高まる>1985年のプラザ合意以降、日本企業の最大の敵は『円高』だった。円高は輸出企業の採算を悪化と、海外で稼いだ利益を減らす。世界で成長する以上、円換算した利益の目減りは避けがたい。だが輸出採算は企業努力で改善出来る。
広島の自動車メーカーマツダの幹部は『円高に弱いとは言せない』と胸を張る。日本から全量を輸出していた時代には、ドルに対し1円の円高で利益が35わ億円減った。為替の呪縛から逃れようとメキシコで生産を始めた。更に部品をドルで買い始め、今では国内取引でもドルを使う。円高で輸出の利益が減ってもドルで買う部品の価格が下がり、相殺出来る。円高の影響は1円で1億円まで下がった。
野村證券によると、20年前はドルに対する1円の円高が主な企業の営利を1.4%減らしていた。現在では0.4%にまで影響が軽減された。海外への生産移管と現地通貨を使った購買により、円高耐性は確実に高まったと語る。
★<立川暴走死亡事件たった禁錮2年の刑>立川市の病院で2016年、車が暴走して2人が死亡した事故で、車を運転していた85歳の女性に対し、東京地裁立川支部は禁錮2年の判決を言い渡した。交通事故とは言え、無謀運転で2人を殺していて、たった2年の刑とは、日本の裁判所、刑法は間違っていると、私は思う。目には目を、とまでは言わないが、相応の刑罰は必要だ。2人殺したのなら、せめて懲役20年くらいの刑にして欲しいねえ。それとも、刑法、自動車運転処罰法が悪いのか。悪いのであれば、即刻直してほしいねえ、国会議員の先生方。仕事をしてほしいよ、議員は、本当に。
★<『朝だけ』『夜だけ』勤務OK>JR東日本は今年度末をめどに、運転士や車掌が朝のラッシュ時だけ短時間勤務出来るよう制度を改める。ヤマト運輸も今年中に、宅配便の再配達の多い夜だけ働く社員を5千人確保する。介護などで特定時間帯だけ働きたい社員の希望と、業務が集中する時間帯の人手を確保したい企業のニーズをマッチさせ、人手不足を乗り越えようとする動きが広がっている。
JR東日本は現在、1日に1万2千本の列車を走らせているが、運転士と車掌が合計1万1千人いる。今後、旧国鉄時代に採用した55歳以上の社員1万4千人の退職が相次ぐが、東京圏への人口流入が続き鉄道利用が増えるため、運行本数は減らしにくい。女性社員の積極採用など、可能な対応策と合わせて『朝だけ勤務』の採用を行う。
大和運輸は『アンカーキャスト』と呼ぶ夜間中心の配送要員の確保を急ぐ。19年度までに1万人規模にする計画だ。近年は、インターネット通販の利用者の不在の場合の再配達が増え、夜間勤務に偏り、残業を迫られている。そこで既存のパート・契約社員からの転換や新規採用で夜間配達員を確保し、運転手と分業することで再配達をこなす考え。今春時点では数百人の規模だったが、12月までにクリスマス、お歳暮需要をこなすため、5千人超まで増やして態勢を整える。
時代だねえ、色んな意味で。世の中は変わる、働き方も変わる、だな。
★<NHK桑子アナ、離婚>まあ、人間だから結婚もあれば離婚もある。が、NHKの花形アナ『桑子真帆(31)』ともなれば、話題沸騰になるんだろうねえ。相手はフジテレの谷岡慎一アナ(31)。まさに雌花に雄花のカップル。ブラタモリでキャラが買われ、人気アナに。今、ニュースウオッチ9のキャスターとして活躍する。有働由美子の後をトレースしているよにも見えるが、結婚、離婚は有働にはない。1年で離婚と言うことは、結婚前には分からなかったお互いが、よく分かり、見えて、それが我慢ならない部分だったのだろうなあ。簡単に離婚の時代だが、我慢がならなかったのだろう。が、拙者の経験からしても、我慢ならないことも時間がたてば何ら問題にも感じないようになるんだがねえ。人生ってそんなもんよ、桑子さん。
★<野間、スピード違反の走塁>30日劇的な逆転勝利のカープ。その端緒を作ったのは野間峻祥。10回裏、先頭バッターの野間はゴロのセンター前ヒットで出塁。続く打者は7番會澤。その會澤が詰まりながらもライト前ヒット。点差は3点。なのに野間。ホント面白いです。この選手。このランナー。猛然と3塁へスライディング。セーフ!!西武の右翼手が3塁に送球する間にちゃっかりアツまで2塁へ進塁!右翼手がノーバウンドで捕球するかもしれない詰まった当たりで猛然と3塁へ走りましたね。そして西武の右翼手。野間を見て慌てたのか3塁へ投げましたね。野間!
やっぱ野間の足は事件ですよ。スピード違反。堂林のタイムリー。下水流のタイムリー。誠也が満塁で押し出し敬遠サヨナラ四球。どのプレーも吹っ飛ぶ野間の爆走、激走ではりました。野間はおもしろ過ぎる。(参考:『カープファンの構想と妄想』)
★<新潟県は保育所待機0%、10年連続達成>新潟県は女性がよく働く地だと。それに伴って、女性、母親に対する手立てがきちっとできていると。新潟出身で神戸市に住んでいた女性が、子供を保育園に入れることが出来ず、新潟の友達から情報を得て、新潟に転居。無事子供は保育園に入れることが出来、自分の仕事に打ち込めるようになったと。この保育園待機率、新潟県は10年連続0%なんだそうだ。見事というほかはないねえ。江戸の時代から女性の力が発揮されていた新潟ならではのことか。
そいえば、長崎県選出の加藤某とかいう、バカ代議士が『子供は3人産め』とか発言しているが、長崎県は新潟県に子育て環境は勝っているかえ。そんなことも満足でない地で、子供3人は言い過ぎ、世間知らず、代議士としての能力、資格に欠ける、と拙者は思う。子供を何人産むか、どういう人生設計をするか、は個々人に与えられた自由の権利である。これに介入する発言をするとは、まさにどっかの閣僚が『セクハラ罪はない』と放言したのと同じだよ、ね。