<日本の食料自給率はカロリーベースで38%、生産額ベースで68%とされる。今後の農業従事者の高齢化が急速に進み、離農者が増え、農業生産量は劇的に下がる。日本の農業を救う手立てはないのか。改めて日本の農業を考える>
★今日の画像はNHKを退職し、10月から日本テレビ系『NEWS ZERO』のメインキャスターを務めることが決まった、『有働由美子l』、1000試合出場で花束を受ける『カープの丸』、甲府市内で『タイヤドロにタイヤを盗まれた車』、そしてクリーム色が優しい『モッコウバラ』、白さが光る『フランネルフラワー』、『シロ菊』です。有働女史の活躍、期待ですねえ。しかし、さもしいなあ、人の車のタイヤを盗んで、何が嬉しいのか。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★農業の難しさは、作っている作物は毎年同じものであっても、その年ごとの気象条件によって収穫量や品質が大きく変わってしまう点にある。気象条件に左右されることなく、毎年安定した生産量を確保するには、農業者自身が『経験』を積み、『勘』を養うことが不可欠である、とされてきた。だからこそ、多くの農業者は、自分がいつ種を播き、収穫したか。収穫量はどれくらいだったか、などと言った点について細かく記録、あるいは記憶してきた。
ところが近年、こうしたアナログ的なデータ管理方法はデジタルに置き換わりつつある。田畑にスマホやタブレット端末を持参し、作業した内容やその時間をその場で入力する農業者はもはや珍しくない。先人達が身体や頭で記憶してきたことを、彼らは『数値化』し、『見える化』することで活用している。
例えばミカンの名産地・静岡県にある『JAみっかび』では、農家の技術継承を目的に、栽培技術の『見える化』を目指している。品質の高いミカンを作る熟練農家にアイカメラを装着しながら作業をしてもらい、その農家がどこを見ながら、注意して作業をしているかをビジュアルで記録、分析、データ化している。経験の浅い若手農家でもこのデータを教材に勉強すれば、ベテランの篤農家の技術水準により効率的に近づくことが出来る、という仕組みである。
今日では全国各地にある農産物直売所でもPOSシステムの導入が進んでいる。『何がどれだけ売れたか』といった情報は、農家一軒ごと決まった時間に届けられ、『売り切れた』との情報を受け取れば、農家はすぐに畑で収穫し、その日のうちに店に持って行くことも可能である。経験と勘に頼ってきた農業から、データとマニュアルを活用する農業へ。時代は確実に変わりつつある。(参考:21世紀政策研究所編『2025年 日本の農業ビジネス』)
★<採用難、どこ吹く風の株式会社武蔵野>どこを向いても採用難。一流企業だって、内定を出してもずるずると辞退者が出る時代。『新卒説明会にも前年比2.3倍の1,020名が来て、どんどん採用できる。しかも辞めない』と豪語するのは『株式会社武蔵野の小山昇社長』。ダスキン事業を基盤に、経営コンサルタント業を営む。
JR新宿ミライナタワー改札から15秒。夏は神宮外苑の花火大会、冬は日本一高い富士山の雪化粧がみられる10階の一等地。ここに15年連続増収の株式会社武蔵野がセミナールームを開いたのが2017年2月。家賃は『月500万円』。ここだけで年間6千万円にもなる。小山さんが社長に就任した1989年の売上が7億円だったが、直近では63億円。実に28年間で売上を『28倍』にした。
全国700社以上を指導し、倒産企業ゼロの実績。5社に1社が過去最高益、自社も日本初の『日本経営品質賞』を2度受賞。小山さんが創業以来、最も大切にするのが『数字は人格』という経営哲学だ。発売たちまち重版が決定している話題の『数字は人格―出来る人はどんな数字を見て、どこまで数字を判断しているか』に関して、『書いてはマズイ全51社のエピソードと、99%の社長が勘違いしている「人を育てる数字、ダメする数字」を書き尽くしてしまった。「数字は人格」には魔力が潜んでいる』と小山さんは語る。
社員が数字を理解していないと、各階層で様々な悲劇が起こる。では、これらの悲劇は数字を理解しない社員のせいだろうか。違う。社員が数字を理解しないことは普通のこと。当社の経営サポート会員になった社長自身、7~8割は決算書をみていなかった。社長がそのレベルなのに『うちの社員は・・』と嘆くのは筋が通らない。この社長にしてこの社員ありだ。
社員が数字を理解しない原因は、むしろ社員に勉強させなかった社長にある。実例で三重県の『株式会社マイプレジャー』の河内社長は、何でもできてしまうスーパーマンだ。しかし、それが良くなかった。どこかの部門の数字が悪くなれば、自分が直接乗り出して原因を分析して幹部に指示。幹部に自分で考えさせる機会を与えなかったので、いつまで経っても幹部が成長しなかった。何でも口に出さなければ気が済まないワンマン創業社長がやりがちなミスだ。
河内社長は会社を大きく成長させる道を選んで、1年前から『実行計画アセスメント』の合宿に幹部3人を連れて来るようになった。『昔はせっかく作った実行計画が「ポスター」になっているのに、誰も見ていなかった。私が「どうなっているのか」と怒ってもどこ吹く風だった。しかし、幹部と一緒に合宿に出たら、彼らの意識がガラッと変わった。
「うちの実行計画は、ココが足りなかった」と実行計画に積極的に関わるようになり、私が気付いていないことも指摘するようになった。それまで幹部に当事者意識が欠けていたのは、私が勉強する機会を与えていなかったから。幹部の変わりようを見て、大いに反省した』と。
是非、著書の第1回の連載にある『あなたの会社の危機度ワースト「15の死角」』とチェックしながら、『数字は人格』をカラダの中の細胞に植え付けていただけたら、と思う、と小山さんの談だ。
★<企業内弁護士2,000人を突破>企業で働く弁護士が増えている。いわゆる『企業内弁護士』の数は2017年末で2,000人を突破し、10年で10倍になった。個人情報の取り扱いや知的財産など、法務のスキルを求められる場面が広がる。ただ法務のプロが経営幹部の一角を占めることが多い欧米に比べると、人材育成や待遇には課題もある。
もう50年も前になるか。私が勤めた会社の、私が机をおいた部署に東大卒の新人が配属された。2年ほどたったころか、彼がすでに大学時代『司法試験』に合格していたのを活用し、司法研修に参加させて、『弁護士』の資格を取らせた。以後、彼は会社の顧問弁護士として、社内の関係者から相談を受け、また企業が受けたり訴えたりした訴訟の弁護を引き受けた。いろんな社外との事件にかかわり、それをまた私も聞き、活躍されていたのを思い出す。『企業内弁護士』としてのはしりだったのだろうなあ。
★<ドルや元が基軸通貨か、北朝鮮>北朝鮮平壌の路線バスは外国人は乗れない。公式の料金は1ウォンに満たないほどだが、乗客は運転手に米国の1ドル紙幣を渡していた。公式レートは1ドルが108ウォンで、実際は8千ウォンで取引されている。つまり、運転手に料金の8千倍もはらっているわけだ。ある程度のドルが集まるとバスを出発させた。これは金正恩委員長が2012年に指示した『経済改革』の影響の一部だ。
1990年代後半の飢餓以降、国の配給システムが崩壊し、国営企業も仕入れが難しくなった。人々も企業も、市場イチバでモノを自力で売り買いせざるを得ない。市場は全国に440ヵ所以上までに増えたとされる。ここで使われる通貨は、価値が落ち続けるウォンでなく、ドルや中国の人民元といった外貨だ。こうした状況に当局は、企業は共同農場毎に独立採算制を認めた。一定金額を国に納めれば、残りは自由に使える『インセンティブ制』も採り入れた。
北朝鮮の経済は、16年3.9%の成長を遂げたと伝えられる。あちこちで始まった人々や企業による『生存競争』の結果だと専門家は見る。このバスの運転手も運営会社も、公式料金だけではやっていけない。平壌の公務員の月給は5千ウォン前後。実勢レートの1ドルにも満たない。家族4人が暮らすには、月100ドルは必要と言う。競争の結果、貧富の格差が広がっている。
国際社会の制裁により、外貨の収入源だった中国への石炭輸出が打撃を受けた。今年1~3月の輸出額は、前年比8割以上減少した。輸出を担う機関は、中国向けと同じ価格で国内の発電機関に石炭を売っている。赤字を防ぐため、電気料金の引き上げを迫られた。平壌では電気も十分に使えない状態になっている。地方の生活は、もっと厳しくなっている。
政府は核兵器とミサイルについて、『平和と安定を守る鉄の盾』などと説明してきた。一転して『廃棄する』と伝えるのは難しい。国内的なジレンマに絡め取られていても、米朝首脳会談で金正恩委員長は『核を全て捨てる』と言うと、脱北した元党幹部は指摘する。『でなければ、体制存続につながる対価を得られないからだ』。まさにその通りだ。
★<オフト監督の記憶、森保一元監督>僕はアンダー世代の指導をした経験があるし、今もクラブには常に若い選手が在籍している。僕には3人の息子がいるが、接してきた中には、長男や次男と同世代の選手もいれば、うちの息子より若い選手だっている。例えば、ジュニアからサンフレでプレーしていた茶島雄介だったら、うちの息子と一緒にやっていたので小学生の頃から知っている。野津田岳人も息子の友達で、昔はうちに泊まりに来たことがある。
今の若い選手は、サッカーにしても教育にしてもたくさん指導を受けて、色々なことを詰め込まれている。特にテクニックに関しては非常に向上していて、僕らが現役だった頃と比べると、かなりレベルに差があるのではないだろか。ただその分、やんちゃなタイプは少なくなっているかも知れない。『いい子』であれば楽なのだが、実は何もトライしていない場合もある。好奇心を持って、色々なことにちょっかいを出して、失敗したら怒られて、それで正しいことと間違っていることを判断しながら成長していく方が、僕はその子の自立のためになると思っている。
僕が若手選手だった頃、マツダを率いた『ハンズ・オフト監督』に、こう言われたことがある。『日本人はミスしたらすぐに謝る。ピッチでは「すみません」と言うな。先輩選手でも「○○さん」と呼ぶな』と。そんなことよりも、もっとクオリティにこだわれ。オフト監督はそういうことが言いたかったのだろう。オフトさんの言葉は、今でも僕の頭の中に残っている。
★<進次郎、加計問題に発言す>自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長は、党の会合で、『加計学園』の獣医学部新設を巡り『やっぱりおかしい。だったら特別委員会を国会に立ち上げて』と発言した。参院による行政監視機能の強化を論議する一方で『国会で国民生活に大事な法案を審議する一方、スキャンダルなどについてもダブルトラックでどう回していくか』と述べ、特別委の設置を提起した。
また、加計学園関係者が『平成27年2月、安倍晋三首相が学園理事長から新設計画の説明を受けた』と愛媛県職員に説明し、後に誤情報だったとコメントしたことについて、『どう考えても、愛媛県に嘘をついたというのはおかしい』と強調した。自民党もモリカケ問題をこのまま見過ごすと、次期国政選挙で相当の反発を受けるから、そこは厳しくチェックするべきだな。
しかし、なんだなあ、麻生君。会見で『ご迷惑をかけました』と言いながら、頭の一つも下さないのだから、誰に向かって迷惑をかけたのか。まさか、マイクロフォンに向かって謝ったのではなかろうなあ、太郎君よ。
★<JTBがタクシー定期券>JTBはタクシーに定額で何度でも乗れる『定期券サービス』を高齢者向けに始める。病院やスーパーなど事前に指定した2~3地点と自宅を行き来出来る。料金は月2万円程度からで、今夏にも諏訪市で始め、順次全国に広げる。路線バスの減少や、高齢者の運転免許返納が進む中、新たな地域の足としての需要を見込む。
この定期券は、旅行会社が目的地などを決めて募る旅行業法上の『募集型企画旅行』と位置づけ、旅行商品として売ることで、乗り放題を実現した。北九州市で取り組んできた実証実験ではタクシー料金で2,030円に相当する距離を1回当たりの走行上限とした。対象は70歳以上の高齢者、利用時間帯もタクシーに空きが多い日中に限定して採算を確保しやすくした。使用には、乗車の数十分前の申し込みが必要。
高齢化社会で、従来にはなかったサービス、ビジネスが生まれるんだねえ。なかなかの知恵者だJTBは。
★<燃料不足か、海運2020年問題>海運業界が『2020年問題』に頭を抱えている。国際海事機関IMOは、20年1月、船の排出ガス規制を大幅に強化する。海運業界は安価だが大気汚染の一因とされる『C重油』の排ガスを浄化する戦略を描く一方、石油元売り側はC重油の生産を抑えたい考え。日本の貿易を支える海運の主燃料が不足する事態が現実味を帯びつつある。
船を所有する海運業者の選択肢は2つある。硫黄分を含まない液化天然ガスLNGや軽油に近い低硫黄重油など高価な燃料を使うか、エンジンに排ガス除去装置を取り付けるかだ。業界では『LNG船への切り替えにはハードルが多い』との声が根強い。船のエンジンや配管を替える必要があるほか、主な港でLNGを供給するインフラも整備しなくてはならない。なら、排ガス除去装置を取り付け規制をクリアする準備が進んでいるかと言うと、動きは鈍い。
海運業者の間では、C重油の価格が需要減で低下するとの期待が強い。需要減でC重油の価格が下がれば船の運航コストも下がり、数億円かかる排ガス除去装置を取り付けても投資を回収出来るとソロバンを弾く。
しかしC重油を製造する石油元売り側の事情は逆だ。元売り各社は需要減少や規制対応をにらみ、重油の生産抑制に動く。重油から硫黄分を取り除く製造手法も開発を進めており、『いずれ従来型の重油の生産はゼロにしたい』と言うのが本音だ。海運会社がC重油を使い続けるために排ガス除去装置を取り付けても、肝心のC重油が手に入らない事態も想定されるという訳だ。こうしたにらみ合いを背景に、規制発効まで2年を切っても対応が遅々として進まない状態が続く。
海運業界が直面する『2020年問題』。貿易量の99%以上を海運に頼る日本経済のアキレス腱になるリスクが潜んでいる。
★<カープ7-0楽天>久しぶりに、昨夜は王者カープの試合ぶりだった。1回、ヒットの田中を菊池が2塁に送ると、すかさず1,000試合出場のメモリアルに丸が2塁打で先取点。2回は会沢がレフト上段に打ち込む追加点。丸は守っては、2死1、2塁のピンチにライナーに猛然と飛び込み、ダイビングキャッチ。攻撃は強い時のカープを再現。野間も猛打賞、鈴木も満塁で走者一掃の2塁打、大瀬良も余裕のピッチングでゼロ封9勝目と、昨夜のスタジアムファンはカープ野球を堪能した。今日の楽天は三振奪取王の則本。カープはジョンソン。二世誕生で一皮むけるかジョンソン、ではある。
丸も今年FA権を獲得する。すでにマスコミの一部では巨人だ、地元のロッテだとまるでFA宣言するかのような報道がされている。心配な同志も多いでしょうなぁ。まぁその噂の火種は去年の契約更改。ソフトバンクの柳田が同じようにFAを取得する絡みでソフトバンクは複数年契約を提示。4年契約だっけか?複数年契約をしたよな。当然同じような立場の丸に対してカープ球団は複数年契約は提示しなかった。2億1千万(推定)での単年契約。どうやらこの扱いに丸はヘソを曲げたんじゃねぇかって噂が根拠らしい。