★今日の画像は、負傷から復帰し、DHで2安打打った『エンゼルスの大谷翔平』、博多の夏の到来を告げる『博多山笠』、神戸市須磨で『電車が急停車し、危機一髪、土砂に覆われた山陽電車線路』、そして大阪市『舞洲ユリ園Ⅺ』、最終回、そしてブルーが美しい『ヒマラヤンポピー』です。ユリ園で撮影しがたは350枚、そのうち100枚をアップしました。美しきスカシユリ達、満足満足です。
台風7号自体は大した台風ではなかったのに、『前線を刺激し』、大雨を全国津々浦々まで降らせた。まさに、数十年に1回とまで言われる豪雨があちこちで。梅雨末期の現象とは言え、もうちょっと手加減してくれませんか、雷様。広島市も一日中雨だったが、とりわけ夕刻からひどくなって、JRなどが全面ストップ。め帰りの人達の足が奪われる事態となった。
またあちこちで山崩れなどの被害があったが、昼間から警戒警報が出ていた関係で、物的被害に比べて、人的被害は最小限だったと思われる。2014年の阿武山大被害のような災害は起きなかった。昨夜の雨では郡部に被害が大きかったようだ。報道でひどいと思ったのは、安芸郡坂町。絵下山から流れ出した大量の雨水で、町全体が水浸しだった。幸い広島市内は太田川放水路のお陰で、水害被害には至らなかった。優秀なり、太田川放水路ではある。勤大雨被害に被災された方々にお見舞申し上げます。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★私『校條浩』の会社が出資しているVCの総会がサンフランシスコで開かれ、出席した。そこで強く印象づけられたのは、女性の活躍だ。世界に広がる運営をまとめている経営トップは女性だし、ハイテクベンチャーへの投資実績を壇上で報告していたのも女性だった。米国ではセクハラ疑惑による政治家や経営者の失脚が相次いでいる。その背景には『女性が差別を我慢しなくなった』という意識の進化があるように思う。
先日、久し振りに母校の『マサチューセッツ工科大学』に行ってきた。留学時に師事した『ミルドレッド・ドレッセルハウス教授』が亡くなり、大学が催した『しのぶ会』に参加するためだ。ドレッセルハウス教授は女性だ。1960年代にMITに赴任、その後、女性として初めてMITの正教授となった。教授は女性の科学技術への進出について心を砕いていた。
キャンパスを懐かしく思いながら歩いていたら、女子学生の多さに気づいた。今では学部学生の半分、大学院生の3分の1が女性だそうだ。多くの先人の努力が実を結びつつあるのだ。
教授も女性差別と闘って来た。教授は固体物理の研究で有名だが、なぜか最初は電子工学科の教授だった。最初にMITに採用された頃、物理学科の教授会は『女に物理が出来る訳がない』と言うことで却下したため、電子工学科の教授になったと言う。その後、物理学科が過ちを認め、物理学科の教授職を認めたのだが、それまでに16年の年月を費やしている。
私の出身高校は、前身が高等女学校だったこともあり、聡明な女性達が多くいた。それでも理系の女性は少数派だった。理系の女性を『リケジョ』などとレッテルを貼っているうちはまだ特殊なマイノリティーだ。教育は百年の計。理工学部の学生の半分が女性になり、リケジョが死語となるのはいつだろうか。(参考:米ネットサービス・ベンチャーズ・校條浩筆、エッセイ)
★<新大阪メトロの実力>大阪市営地下鉄が4月に民営化され、新会社の『大阪市高速電気軌道・オオサカメトロ』が発足した。社長には『河合英明元パナソニック専務』が招かれた。大阪市は過去、USJや大阪ドームなどいくつもの大型開発を推し進めてきた。85年前に開業した地下鉄は、市が手掛けた開発事業としては最大規模だ。
民営化議論が始まったのは、2005年、関市長の時代。知恵を授けていたのは運輸省やコンサル会社を経て慶応大に努めていた『上山信一教授』だ。関市長の落選で議論は下火になったが、2011年に橋下新市長に転じると、議論は再び盛り上がった。橋下市長にとっては、最重要課題の大阪都構想は頓挫したが、地下鉄民営化は実現した格好だ。
新会社の潜在能力はかなりのもの。御堂筋線をドル箱とする大阪市営地下鉄は黒字体質で、16年度決算では営業収益が1,600億円。関西私鉄では阪急阪神HDと近鉄HDに次ぐ3番手で、利益率では盟主の阪急阪神にも優る。今後、新会社は駅ナカ開発や遊休不動産の有効活用を進めるとみられる。
かつて大阪市交通局は車庫跡地に娯楽施設『フェスティバルゲート』を開発したが、行政特有のしがらみで警備費用が異常にかさみ失敗した過去がある。民営化でそうした懸念は払拭出来そうだ。USJのように、大阪市が経営から撤退した途端、高収益企業に生まれ変わった例もある。
先行する『東京地下鉄・東京メトロ』を追い、新会社も株式上場を目指すことになる。大阪圏では大手私鉄が5社ひしめく。東京圏に比べ人口は3分の1しかないが、私鉄の頭数は2分の1強。人口減を見据え将来、再編機運が盛り上がる素地は十分あり、新会社が台風の目になる事態も考えられる。大阪、すきですねん、がんばってや!
★<農援隊、アフリカ農業支援>島根県出雲市の『農業技術指導の農援隊』は、東京都大田区の中小企業などと組み、ガーナなどアフリカ3カ国で農業支援に乗り出す。7月からコメの品質向上のための装置開発や、土壌の質に関係なく栽培出来る新農法などを手掛ける。アフリカは近年、高い経済成長が続いているが、農業技術にはおくれが目立つ。
農援隊と大田区の中小企業9社が昨年4月に結成したコンソーシアム『おおた農水産業研究会』が、ガーナ、ボツワナ、マダガスカルで農業技術の向上支援に当たる。機械設計のカセダ、水質分析の共立化学研究所などが自社技術を提供する。現地調査や事業計画策定に対するコンサルは、みずほ情報総研に委託した。
ガーナとマダガスカルではコメの品質向上のため、精米後に混入した小石や異物を取り除く『石抜機』を開発し、その効果を検証する。ボツワナでは、特殊なフィルムを使う『アイメック』と呼ばれる農法の普及に向けた調査をする。ボツワナは国土のほとんどが砂漠や乾燥地で、農業に適する土壌が限られる。アイメックでは、土壌の質に関係なく、少ない水で高付加価値の農産物を生産出来る。
農援隊の小豆沢社長は、『経済成長が続くアフリカでは、安全で高品質な農作物に対するニーズが高まっている。農業技術向上をサポートすることで、日本の中小企業の進出に向けた基盤作りをしたい』と話す。食糧不足に悩む、これらの国で農業振興が成功すれば、他の国々も追随するだろうから、アフリカ平和、世界平和への貢献は大きいと見るねえ。
★<就活異変、新卒採用2022年問題>『未来の選考パス』。東京の『ユニリーバ・ジャパン』は、夏に開くワークショップで、これはと見込んだ人材に選考過程の一部を免除する権利を与える。対象は就職を我が事と考える大学生ではない。高校生にパスを渡し、やがて来る就活の際に門を叩いてもらおうと期待を込める。『自分で課題を見つけ、解決策を導き出せる優秀な高校生はいる』と担当者。大学入学後、権利を行使するかどうかは本人次第。だが他社の担当者は気が気ではない。就活戦線がついに高校生に広がってきたのだ。
今の高校3年生が大学を卒業する頃、就活風景は様変わりしている可能性がある。産業界でささやかれ始めた『2022年問題』が迫る。新卒の大半を占める22歳人口は120万人台で推移するが、22年頃を境に減少基調に入る。景気低迷や晩婚化で00年以降に出生数が大きく減ったことが響き、減少数は毎年数万人規模に達する。
超売り手市場は年々激しさを増す。今年は解禁の1ヵ月前には4割の学生が内定を獲得。それと同時に3年生向けの採用活動が熱を帯びる。経済の構造変化が就活戦線を更に複雑にする。ビッグデータ分析やAIに携わる人材は業種を問わず争奪戦が激化。最低限の人材を確保出来ない企業は競争からふるい落とされる。
優秀な人材確保に向け、ネット関連企業を中心に初任給を柔軟に設定する企業が増えている。ヤフーやサイバーエージェント、メルカリなどはAI関連の技術者を中心に、技術や実績が認められれば初任給を他の新卒より年100~200万円ほど上乗せする。調査によると、57カ国のうち日本の初任給は20位の2万9千ドル。首位のスイスとは2.7倍の開きがある。国際的な人材獲得競争が激しくなり、スキルを持つ人は『いずれ上がる』では満足してくれなくなっている。
デジタル経済では、経験と技能は必ずしも結びつかない。新卒で就職した会社でコツコツ働けば賃金が上がるという時代は過去のものとなりつつある。新卒採用の見直しは、日本型の年功序列にも風穴を開ける。それこそが、日本企業が世界で戦う第一歩になるだろう。
★<松本オウム真理教代表、死刑執行>オウム真理教の元代表、『松本智津夫(63)死刑囚』ほか6人の死刑が執行された。サリン事件など幾多の凶悪犯罪を起こし、社会を騒がせた張本人達である。日本犯罪史上最悪のテロ事件の首謀者。松本死刑囚は事件の真相を語ることなく死刑になった。
とりわけ悲惨なのは、『サリン事件』。亡くなった人はもとより、後遺症に悩まされる人々を見るにつけ、胸が痛む。一連のオウム事件では、松本死刑囚の他、元幹部12名の死刑が確定している。死刑の執行は、松本死刑囚の神格化につながり、教団関係者による報復も懸念されることから、公安当局は監視を強化する。
オウム真理教の広報担当だった『上祐史浩』が、死刑に服さぬ理由が分からない。実行犯ではないからか。オウム真理教の首脳であり、主要人物であったのに。仔細はわからぬが、一体どうして死刑にならなかったのだろうか。おっと、実刑『3年』と食らって、広島刑務所で刑には服したんだねえ、得意とする堪能は英語力と口八丁で巧みに詭弁を弄することから『ああいえば、上祐』とも揶揄されたが。オウム真理教の後継団体となった『アレフ』を設立し、2千人余りの信者を集めていたなあ。その後どうなっているのか、消息を知らない。まあ、早く残りの死刑囚にも執行してもらいたいものだ。
★<リーマンから10年、積上がる債務>『リーマン・ブラザーズ』が破たんして10年。『サプライズの夏』をまた迎えるのではないか、と落ち着かない季節になった。国際決済銀行BISが繰り返し警告していることだが、世界の債務は過去最高に積上がっている。質の劣化も心配される。ソブリン(政府系債務)・民間合わせた債務総額は237兆ドル=2京6,200兆円と、リーマン前を70兆ドル=7,700兆円上回る。このうちAAA格付けを維持しているのは、ソブリン11カ国、米企業2社のみで、平均値でみた信用の質は低下を続けている。
金融政策の正常化が債務コストを押し上げることも予想される。米国の公的債務はGDP比で2008年に65%程度だったが、今では105%を超えており、さらに上昇が予想される。ユーロ圏の対GDP債務比率も上昇しており、各国の財政には深刻な財政投入の余地が大きく縮小している。
国際的な秩序が弱まり、信頼が失われつつある。特にトランプ政権はG7やG20といった仕組みの中で協調性を示さないばかりか、危機への対応で不可欠なこうした枠組みを破壊する方向に積極的だ。もっと警戒すべきなのは、ポピュリストの台頭でEU内の常識ある政治センターの存在感が薄れていることだろう。英国のEU離脱だけでなく、移民政策を巡る東西分断、イタリア新政権などを見ても、EUの政治問題が深刻化していることが窺える。
確かに2008年に比べて、銀行は強固になり、危機対応の手段も充実している。しかし財政と金融政策の余地が縮小し、債務が過去最高水準に膨張、政治的安定が崩れ、戦後のリベラルな世界秩序が破壊され、貿易戦争が迫る状況は、全ての面において脆弱さが増していることを意味するかも知れない。
トランプの暴挙、裏付けなき減税、関税の強化、貿易戦争は、来年になれば米国の財務悪化が顕在化し、世界の金融界の大きな荷物になるかも知れないなあ。それは減税で有頂天になっている米国白人どもの失態が表に出る事でもある。
★<NHKスクープボックス>全国の水害被害報道で、視聴者が撮影した映像をNHKが流す際、『スクープボックス』なるテロップが流れる。はて、スクープボックスとは。
NHKのスクープボックスのサイトには、『NHKでは、視聴者の皆様が撮影した災害・事故や、自然現象などの映像をニュース番組等で利用しています。スマートフォンやデジタルカメラ等で撮影した提供可能な映像がある場合はお送りください。撮影や投稿を行う場合は、安全に十分気を付けて下さい』とある。そして、投稿映像は、一般の者でも見られる工夫がしてあり、それはそれで面白い。
確かに、不測の事故や事件の映像は、NHKの力をしても完全カバーはできない。昨今のスマホ、インスタなど社会的な変化もあり、一般人の映像撮影が可能な環境が整っている。まあ、かしこいNHKではあるな。
★<来年は、六甲高山植物園、白馬五竜高山植物園>大峯山の帰りの電車で、山歩きの女性と一緒になり、ブルーが美しい『ヒマラヤンポピー』の話になった。私はバンクーバー在住の女性から聞き及んだのだが、なんと六甲の高山植物園でも咲いていると。北アルプス、白馬五竜高山植物園に咲いているのは聞き及んでいて、いつか訪れたいと思っていた。そこに六甲が。はてさて、これは両方の花をめでるしかないな。と言う訳で、早速来年の山歩き遠征の計画が出来上がった。
六甲のポピーは5月下旬から6月上旬。五竜は6月下旬で、クロユリも咲くと。六甲は植物園の後、六甲縦走路を歩き、地図で発見した『徳川道』を下山しようかと。この『徳川道』、幕末、薩摩藩が起こした横浜での『生麦事件』で、幕府は英国から莫大な補償金を取られた。このことから、幕府は神戸を開港すると同様な事件が起こりかねないと、海岸を歩く西国街道を避ける、六甲の山を越えるう回路『徳川道』を急遽建設したらしい。が、維新には間に合わず、そのまま完成披露もなく歴史の中に埋もれたもの。結構ワイルドな道らしく、面白そうだ。
ついでに、『京都一周トレイル』にもトライしようと。すでに鞍馬は歩いたので、興味がある『清水山コース』と『大文字山コース』を。
五竜植物園には、唐松岳、五竜岳、そして白馬栂池自然園、高山蝶の研究で有名な『田淵記念館』などを訪ねようかな。1週間程度白馬神代に泊まって、歩き回るのも面白かろうと、今からワクワクしている。
★<優雅な旅、高級バス>シニア層や訪日客をターゲットとする高級観光の波が、『バスツアー』にも押し寄せている。座席数を半分以下に減らしてくつろげるようにしてあり、車内のバーで地酒を楽しんだり出来る豪華なバスツアーが、今春以降続々と関西に登場。出足も好調で、各社は低迷するバス観光の立て直しに期待をかける。
近鉄HD傘下の『クラブツーリズム』は、関西地区に最新の豪華バス『碧アオイ号』を2台導入した。普通の観光バスと同じ大きさだが、座席数は半分以下の17席。間隔は航空機のビジネスクラス並に広く、シートは本革だ。景色をより楽しめるよう、窓枠の上にある荷物棚をなくした。
3日間で岐阜県などをめぐる1人15万円からのツアーなど、当初用意した商品は半分以上がすでに完売。関西近郊の日帰りで3万円を超すものもあり、通常のバス旅行の2~3倍以上する価格だが、シニア層に人気だと言う。ツーリズムでは『碧号』を起爆剤にバス旅行を盛り上げたい』と意気軒昂。
兵庫県が地盤の神姫バスも、大阪発着の豪華バス『ゆりプリマ』をスタートさせた。JR九州の豪華列車『ななつ星』を手掛けた『水戸岡鋭治さん』がデザインし、座席数は18。後にバーカウンターがあり、目的地の地酒やワインなどを楽しめる。平家物語の史跡などを巡る3日間のツアーは1人27万円からで、『親に贈りたいと予約を入れる客も多い』そうだ。
『ななつ星』などJR各社が走らせる豪華列車は時間に余裕があり、上質な旅を求めるシニア層や訪日客に人気が定着している。バス旅行の会社もそこに注目し始めたということだ。ツアーを手掛けていなかった西日本JRバスも、バス旅のブランド『グランドリップめぐりしあ』を立ち上げた。第1弾は、京都駅を出発し、昔のバス路線をたどる日帰りツアー。初夏には京都の花街でお座敷遊びを楽しめる、大阪発着の日帰りツアーも実施する。世の中ドンドン変化しているねえ。