今日の画像は、仙台の泰光住建が開発した海外で大好評の『アートトイレ』と、高校生以下の拝観料を無料にした『仁和寺の国宝・金堂』。そして、広島市内『元安川』を下るサップの若者と、寒い中首を縮めるカモ達です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
『泰光住建』、トイレを綺麗にしたら、使う人も綺麗に使うようになったそうです。お見事、座布団一枚!
高校生以下に拝観料を無料にした『仁和寺』、快挙だね。観光客が増え、名刹は押すな押すなの大繁盛。市バスも市民が乗れないほどの混雑。これらに対して、拝観料でウハウハの人気観光名刹は、何かしら社会、京都市に還元すべきだと思うね。最近は高いよ拝観料、夜間で1,500円とか高いところもあるんだよな。坊主丸儲けの悪口も出るでよ。
★★★果汁や香料などのペーストを装填し、立体的な菓子などを作る『3Dフードプリンター』。山形大学の古川英光教授は、味や触感までデータ化してプリンターに転送し、遠隔地でも料理を作れるよう研究を進めている。将来は農水産物の成分などが入ったカートリッジをプリンターに差し込み、いつでもどこでも好きな料理を再現する構想を練っている。
今の3Dプリンターでは、一辺が5mm角のゼラチンをロボットアームで積み上げて造形する。3cmほどのリンゴを作るのに10分かかる。それでも、今年3月、最新技術を紹介する米国の展示会に出品したところ、複数の海外投資家から出資の話が来たと言う。
すしも作れるようになった。デンソーの子会社や電通などとプリンターの改良やPRを進めている。さらに進化すれば、農水産物の生産から加工、流通、そして家庭の食卓のあり方まで過去のものになるかも知れない。
進化する先端技術を活用すれば、農水産物そのものも変わる。農作物などの遺伝子を改変する技術『ゲノム編集』。筑波大学の江面教授はこの技術を使い、血圧の上昇を抑えるアミノ酸を通常より4~5倍多く含むトマトを開発した。ミニトマトのサイズで毎日2~3個食べれば血圧を抑える効果が期待出来ると言う。
従来の品種改良は交配を繰り返して偶然発生した優良品種を選び出す。これに対し『ゲノム編集』は、特定の遺伝子の機能をなくしたり、新たな遺伝子を組み込んだりするため、狙った効果を発現させやすい。従来の遺伝子組み換えよりも精度が高いと言う。今は品種改良で10年かかる場合もあるが、『1年に短縮出来る可能性がある』と江面教授。ゲノム編集を使った農水産物は、機能性トマトだけでなく、収量が多い稲や身の多いマダイ、芽に毒がないジャガイモなどが開発されている。
研究が進む一方で、実用化にはルールの整備が欠かせない。環境省の専門家会議では、もとの動植物が本来持たない外部遺伝子を組み込む場合は規制の対象とするが、既存遺伝子の一部を失わせるだけなどの改変は規制しないという案をまとめた。厚生労働省もゲノム編集を使った食品に関する規制の議論に入った。ただ、安全性や生態系への影響を懸念する声は根強い。消費者の信頼を得るためには、漠然とした不安を払拭するだけの丁寧な説明や、悪用を許さない厳格な制度が求められる。
食を巡る技術革新は3Dフードプリンターやゲノム編集だけでなく、細胞培養の技術を使った培養肉の開発なども進める。こうした広がりを見据え、政府や有識者の一部だけでなく、早い段階から国民を巻き込んで倫理や制度面の議論を深める必要が増す。
『現在起きている事象への対処が中心となり、食の未来像が描けていない』。農水省の若手が今春にまとめた提言は農政への警鐘から始まる。技術革新の芽を見落とせば、世界の潮流から取り残される一方、消費者の安心感や正しい理解も欠けることになる。アグリテックにどう向き合うのか、中長期な視点で農政の眼力と機敏さが試されている。
★<アートなトイレ『汚せない空間』を>アートでトイレに『革命』を。白い便器をキャンバスに見立てて美しく彩る特殊シート『アートレッタ』が、デザインの本場フランスに本格進出する。考案したのは仙台市の水道工事会社『泰光住建』。きっかけは、東日本大震災。
花柄や幾何模様はおろか、キャラクターに浮世絵まで。アートレッタは便器の色を自在に変えることはもちろん、絵柄までも曲面に合わせて再現し、トイレ空間を華やかに演出する。でもこんな事を思いついたのは何故だったのか。
『ショックだったんです。トイレは、汚してもいいと思われている場所なんだ、って』。開発した泰光住建の赤間社長(39)は、あの頃を振り返る。
2011年3月11日の震災直後から、水道復旧工事に駈けずり廻った。水洗トイレが使えるようになると人々は喜んだが、3日も過ぎると床や便器は汚し放題で、目をそむけるほどに。『トイレに入りたくない』と避難所を去る人までいた。せっかく喜んでもらえたのに。自分達の仕事は何だったのか。
そんな頃、本の中で米アップルの創業者『スティーブ・ジョブズ』の言葉を知る。『パソコンがキャンバスに見えた』。そうだ白い便器だってキャンバスじゃないか。『デザインの力で「汚せないトイレ空間」を作る』と決めた。
製品化までは苦労の連続だった。陶製の便器に図柄をあしらうには透明なシートを貼るしかない。1日に何度も清掃で磨いても、剥がれない耐久性が必要だ。曲面のある便器でも、ゆがまずに貼れる方法はあるのだろうか・・・・。
3年かかった。条件を満たす特殊なシートを探し、職人の手仕事で便器の形状に合わせるプリント技術も確立した。駅のトイレなどに採用されると『以前よりきれいに使ってもらえる』と好評だった。ただ、前例のない製品のため、販路には悩んだ。赤間さんは富裕層の多いドバイなどの海外展開を模索。毎年4月末から5月初旬にかけて行われるパリの代表的な総合見本市『フォワール・ド・パリ』に今年初めてブースを設け、『アートレッタ』をPRした。
その独創性が、スイスのトイレメーカー『AXENT』の目に留まった。AXENTが求めた酸性の液体をかける耐久テストをクリアして提携が決まった。そしてフランスで展開することに。地方企業の弱味でもある海外との取引は、AXENTが整えた。中国で生産した便器を仙台で施工して、フランスへ納入する。
AXENTのフランス展開担当者は、『ベンジャミン・プレットさん(41)』。05年に洗浄機能付き便座をフランスに紹介した経験の持ち主だ。『アートの概念を加えてトイレを改革する。その冒険の一翼を担えて嬉しい。18年は赤間社長が、ともすれば見捨てられがちなトイレに革命を起こす時になる』と。
『海外での展開に大きな弾みがついた。ありがたいことに、国内でも受注できないほど忙しい時もある。20年の東京五輪に向けて頑張りたい』。震災を乗り越えて、世界へ。赤間さんは大きな手応えを感じている。仙台発、全世界、いいなあ。
★<内舘牧子著『終わった人』>余りにも人気があったので、図書館で待ちに待って、借りて読んだ。共同通信経由の、地方新聞への連載小説の単行本化。盛岡市の公立高校か現役で東大に進学した主人公の物語。まあ、筋書きはありふれたものだが、内舘さんの柔らかな筆さばきが見事だ。
公立高校から東大に入った自信を継いで、メガバンクに就職したものの、役員になれず、子会社の専務で終わる。ジムに通っていたら、若手のジムのオーナーが主人公の経歴を見て、顧問になってくれと。顧問になり、海外ビジネスの経験もある彼はビルマに子会社を作る。
と、若手のオーナーが脳溢血で死亡。皆から彼は後継の社長になった。が、幸事魔が多し。ビルマの子会社の取引先が倒産し、本社も大きな痛手に。会社は解散し、主人公は盛岡に帰郷。盛岡での生活が安らぎを与え、精神的にも穏やかな日々を暮らすという、シルバー物語。まあ、ビジネス物語でもないが、人生をどう生きるか、生きたかを、自分の身に照らすような展開の小説だった。
そういえば、内館さんは三菱銀行の広報部に勤めていたんだよね。確か30歳前後に一念発起し、文筆家に。すごい冒険心の富んだ人だと思う。
★<香港から日本に熱い視線>今、インバウンドの中で『香港』の存在が高まっている。親日感情が高く、地方を中心に10回以上の経験を持つ市民も珍しくない。香港の人達は日本の地方のどこに興味を持っているのだろうか。所得の高い女性ら1万7,000人の生徒を持つ『香港ABCクッキングスタジオ』に勤める田丸玲奈さんに聞いた。
まず、香港の人がどれほど日本が好きか、ということを知って欲しい。面積は東京都の半分で人口は740万人だが、2017年の訪日客は223万人。なんと3.3人に1人は日本を訪れている計算だ。1年に複数回の人も多い。
私が勤務するABCクッキングは女性が大半で、30%は訪日経験が10回以上を日本に親しみを持つ生徒が大半だ。航空路線が多く、地方都市と結ばれLCCを使えば片道1万円程度で旅行出来るようになったことも大きい。最初の訪日は大阪、東京が多いが、3、4回目以降になると個人旅行で地方都市に向かう。
香港の人達は本当に日本の田舎が好き。日常はビルに囲まれた暮らしのため、日本に行けば癒される。私の周囲でも福岡や四国のことを聞くことが増え、徳島の人気が出始めている。各県の特産品や観光名所にとても詳しい。みんな『日本は空気が綺麗』『食べ物が美味しい』『カルチャーが面白い』と口をそろえる。
8月には香港の教室で、岡山の清水白桃を使ったパフェ作りや高知のマスクメロンでメロンゼリーを作るイベントを開いたところ好評だった。おいしい食べ物がある地域ということが浸透すると旅行先に選ぶ人は増える。
9月には香港ABCの講師3人と広島県北広島市を訪れた。この町はそば打ちの段位を出す制度があり、免状をもらって香港でそば打ちを教えるコースを始める。地方を訪れる度に日本の良さをつくづく感じる。地方都市は交通手段をしっかり伝えることも訪日客を増やす上で大事な注意点になる。
農水産物の売り込み先としても香港は日本にとって最大のマーケットだ。規制が少なく今は福島県産を除けばほとんどは輸出出来る。輸入品だというステッカーを貼るだけで販売出来るが、同時に使い方の提示をすることも重要。練りゴマを初めて見たスタッフが湯で溶かして飲んでしまうこともあった。
私は、今夏、スイスからの帰路、キャセイ航空を使ったので、香港に3日滞在した。湿気が多く、暑さには参ったが、スーパーでみる野菜、果物類に本当に日本製のものが多かった。その他のものでも、カップラーメンなども日本製は高く売られていた。ある意味、香港は英領であったため、独立を保った日本に親近感があるのかも知れないな。でも、香港の勢いはすごいと感じたねえ。町作りもそうだが、島々の入江にはほとんど高層住宅が建ち、コンテナが山積みとなって、多くの船舶が出入りして活況を呈していた。負けるな、日本、だ。
★<今秋の鶴瓶、加山雄三と東秩父村へ>今週のNHK『鶴瓶の家族バンザイ』を録画視聴した。ゲストは超大物『加山雄三』。ロケ地は埼玉県の東秩父村。この地は加山さんのリクエストだそうで、育った茅ヶ崎は、当時この東秩父村と同じ農村風景だからと。この村、本当に人情豊だった。野菜などを作っても、それは売却用ではなく、ご近所に配るものだと。鶴瓶、加山ご両人も、訪れた家々でおにぎりやスープ、梅干し、味噌などをご馳走になっていた。
これを見て驚いたのは、加山さん81歳、鶴瓶さん65歳に拘わらず、加山さんの顔の艶が光っていたこと。皺なのなかった。不思議だと思って、ふと、そう言えば、加山さんはサントリーのサプリメントのCMに出ており、自分も使っていると。『セサミン』。来年から拙者も使用してみようか、と思った次第だ。それとも、特別なスキンケアをしているのか。まあ当然俳優だから、しているだろうねえ。それにしても、81歳、皺ひとつない元気な顔、素晴らしいに尽きる。
なお、東秩父村にある『定峰峠』は、ツーリングの名所だそうだ。峠にある食堂では『きんぴらうとん』が好評。店主は訪れたツアラー、ツーリングカーを写真に収め、アルバムに。それをまた見たくて再訪するツアラーもいるとか。
★<米業界、日本の自動車市場、閉鎖的>米自動車メーカーの業界団体はトランプ政権に対し、日本が市場開放に関するコミットメントを示すまで米市場を日本車に一段と開放しないよう訴えた。米自動車政策評議会AAPCのマット・ブラント会長は、『日本が米国の自動車に市場を開くことを真に約束するとの証拠がない限り、あるいはそれが示されるまで、日本からの輸入車に対して米市場を一段と開放するといった譲歩を米政権が一切することのないよう求める』と述べた。AAPCにはゼネラル・モーターズとフォード・モーター、フィアット・クライスラー・オートモービルズの3社が加盟している。
ブラント会長は、米通商代表部USTRが10日にワシントンで開催した、日本との新たな貿易交渉方針に関する公聴会で発言した。トランプ政権は来年1月中旬にも同交渉を始める計画。同会長は日本の自動車市場について、先進国で最も閉鎖的な市場の一つだとし、米自動車メーカーによる対日輸出は昨年2万台弱にとどまったと述べた。車の安全性や燃費に関する基準といった規制面の障壁が、米企業の進出を困難にしていると主張。日本との貿易交渉ではこうした基準の緩和を図るべきだとし、米国が課す関税の廃止は日本市場における米企業のシェア拡大に応じて、段階的に進める必要があると訴えた。
この米自動車メーカーは、1980年代の主張と何ら変わってないな。自分達の努力不足を棚に上げ、売れてない、売れてないと大声で叫ぶ。自動車は、簡単に売れるものではないのだ、売る努力が必要なのだ。それは韓国をみればよく分かる。ここ20年で現代、起亜合わせて600万台を超える生産規模に成長した。元々韓国の国内市場は小さいから、どうしたら世界に輸出出来るか必死で考え、工夫をし、販売努力をした。
アメリカは世界で2番目の大きな自動車市場国。米メーカーは、何も輸出しなくてもアメリカ国内で食っていける。そのため輸出に対する努力が入りにくい。結果、この有様だ。
データをひも解くと、2017年の日本の輸入車は合計で35万台にも上っている。トップはベンツの7万台弱、BMWが5万台強、VWが5万台弱、アウディが3万台弱だ。BMWミニは単一車種で2万5千台も輸入されている。アメ車、品質と、販売努力が足らないと言うほかはないな。悔しければ、ベンツ、BMWなどと同じように、長期間、辛抱して市場開拓するしてみろよな。クルマは、売れるものではなく、売るものなのだ。そこんところを高給ばかり取るデトロイのお偉方は勘違いしている。これでは日本の顧客が、アメ車を買おうという気にはならないねえ。腰を低くし、頭えおさげ、『是非ともお買い上げください』と言わなければならないのだよ。
言っとくがな、AAPCのお偉いさんよ、日本の自動車の安全や燃費、排ガス基準は国際ルールに基づいたもので、日本だけが突出して厳しいわけではない。むしろ、『カリフォルニア州』の規制の方が厳しいんだよね。
★<民主主義の死に方>『スティーブン・レビッキー、ダニエル・ジブラット 共著』、『濱野大道訳』の『民主主義の死に方』を読み始める。翻訳ものだから、固いかなと思ったら、最初から興味をそそる出だしが。
『訓練も経験も積んでいない60過ぎの素人が、大統領選に出るって?』と彼は言った。『そんなバカな話はない』。
思わず2016年のアメリカの話だと思ってしまいそうだが、これは1924年のアメリカ大統領選挙に立候補を考えていた自動車王『ヘンリー・フォード』についての当時の上院議員の感想だ。
1924年のアメリカでは、ドナルド・トランプのような人物は党の大統領候補にすらなれなかった。それなのに、なぜ2016年はそうでなかったのか。この本は、そのナゾを解き明かそうというものだ。
本書を読むと、民主主義体制がいかに脆弱であるかを痛感する。脆弱であるからこそ、かつて民主的な選挙で選ばれた政治的リーダー達が次第に独裁化して行く時、それを阻止出来なかったのだ。ドイツのヒトラー、フィリッピンのマルコス、ベネズエイラのチャベス、ロシアのプーチン、トルコのエルドアン・・・。
何か、面白そうな本ではある。
★<仁和寺の拝観料、高校生以下無料へ 京都の主要寺院で初>世界遺産の仁和寺が、高校生以下について拝観の無料化を段階的に進める方針を固めた。観光客らから拝観料を集めている同市内の主要寺院では、初の試みとみられる。修学旅行生らが有料の『御殿』などを見ず、散策だけで帰る現状を寺側が憂慮。子供向けの解説冊子の無料配布も計画し、伝統文化の継承を図る。
仁和寺は平安時代の888(仁和4)年に創建された古刹(こさつ)で、真言宗御室派の総本山。広大な境内に、本尊の阿弥陀三尊を安置する国宝・金堂(通常は非公開)、重要文化財の五重塔や観音堂などが並ぶ。拝観が有料の御殿は、儀式や式典が営まれる重要なエリア。中心建物の宸殿(しんでん)▽日本画家・堂本印象のふすま絵がある黒書院(くろしょいん)▽茶室の遼廓亭(りょうかくてい)、飛濤亭(ひとうてい)(ともに重文)――などで構成され、高校生以上500円、小中学生300円が必要だ。また、期間限定で仏像や仏画、書跡など寺宝を公開する霊宝館は大人500円、中学・高校生300円を集めている。
一方で、同寺によると、昨年の御殿と霊宝館の拝観者数は約25万人。高校生以下は全体の1割強の約3万人にとどまる。境内への入山は通常無料で、タクシー運転手が修学旅行生を連れて来ても、散策して参拝を終えるケースが多いという。無料化は今年6月に仁和寺のトップに就いた瀬川大秀・51世門跡(71)の強い思いから検討が始まった。同寺は江戸末期まで天皇の子や孫が住職を務め、数ある門跡寺院の筆頭格。長い歴史を学び、寺に伝わる密教美術などにも触れてほしいと考えたという。
まず、約370年前の金堂完成以来となる五大明王壁画の特別拝観で、試行的に高校生以下を無料とした。修復を終え、来年5月から記念公開を予定する観音堂についても同様の対応とする方針だ。また、今後は御殿と霊宝館のほか、建物や文化財の特別拝観、春の御室桜のシーズンに有料としている入山料も無料化する方向で検討。予約が必要な茶室は現時点で未定という。拝観料収入は減るが、趣旨に賛同するスポンサーを募って補う案も出ており、瀬川門跡は『次代を担う青少年にぜひ足を運んでもらい、日本の伝統文化と歴史の神髄を五感で味わってもらいたい』と期待する。
修学旅行で今月上旬に仁和寺を訪れた岩手県立宮古高2年の久保田歩さん(17)は『拝観料はつい気にしてしまう。神秘的な五大明王を無料で見られて感激した』と喜んでいた。京都市内の寺院では、多くの門徒が訪れる東本願寺と西本願寺が一般も含めて拝観無料としている例がある。
まだまだ京都の寺社は努力が足りないねえ。社会と共存していることを念頭に、もっと積極的に取り組むべきだね。
★<読売、日経に続き値上げ>読売新聞は、今日の社告で来年1月から、購読料金を、3,093円から307円引き上げて、3,400円に改定すると告知した。25年間据え置いていたことを第一に挙げ、販売店の経営難と従業員不足への対応のためとしている。増収の大半を販売店の労務管理改善に役立てると。何やらヤマトの二の舞で、収益への取り込みが懸念されるなあ。
読売に先立ち、日経が11月1日から、3,670円を4,000円に、330円引き上げている。恐らくは、近いうち朝日、毎日が追随し、地方紙への値上げに波及してくのだろう。明確なカルテルはないものの、後ろで手をつなぐ暗黙のカルテルである。各社経営事情が違うはずだし、収益面でも凸凹あるはず。儲かっている日系が先頭を切って値上げというのも業界の戦術であろうなあ。まあ、しっかり値上げしてくりゃしゃんせ。若者達もニュースはテレビとネットで十分だと言ってやんすからね。
他産業、他企業のカルテルや値上げなどには厳しい目を向ける新聞業界であるが、自分達の値上げとなると甘いねえ。記者連中のあの高い年俸をみてみて、だよね。