Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『カープを蘇らせた男―松田元④ ブラウン・野村・緒方の継投策』

$
0
0












今日の画像は、活動停止を発表した『嵐』、東伊豆で伝統の子どもの成長や幸せ願う『つるし雛』と、自宅の前の千田公園の見事な『ナンキンハゼの紅葉』です。毎年、このナンキンハゼの紅葉には感心します。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★いよいよ『2019プロ野球ペナントレース』が始まる。我が『広島東洋カープ』は、リーグ4連覇の偉業がなせるか。この強力軍団を作り上げた要はやっぱり『オーナー松田元』だろう。様々なエピソードを綴る。


★★★野村謙二郎は、若い選手を育てることに長けていた。この点については、同じ時期に楽天の監督を務めていた星野仙一の話が参考になる。『彼は、他の11球団が参考にしなければならないようなチーム作りをした。コツコツと若い選手を鍛え挙げて・・・・』。投手で言えば、前田健太、今村猛、中田廉。野手で言えば、堂林翔太、キクマルの二人、そして鈴木誠也。彼らは皆、野村謙二郎が手塩にかけて育てて来た選手である。

その彼が、監督退任後にしみじみと語った言葉がある。一番嬉しかったことは何かと訊かれ、『それは、キクとマルの口から本気で「優勝したい」という言葉が聞けたことでした』。これはひょっとして一番大事なことかも知れない。かつてのカープにはそれがなかった。本気で『優勝したい』と思うこと。その本気を引き出すことが、監督の一番の仕事なのではないか。

時々、今のカープの強さについて、歴史を俯瞰して語られることがある。NHKのプロ野球解説をしている小早川毅彦の発言。もし、今のカープの強さを時系列で説明するとしたら、との質問に『それは、ブラウンが種を撒き、野村が育て、緒方が刈り取ったもの』だと言う。つまり3人のうち誰が欠けていたとしても達成出来なかったのではないかと言うのである。この小早川の発言には『座布団一枚』の価値がある。


現在の監督、『緒方孝市』。彼が惜しまれて、現役を引退したのは2009年のことだった。その後彼は『定められた道』を歩み始めることになる。引退した翌年、2010年から打撃コーチ。そして2013年には、球団によってある決断がなされた。球団が2014年からのシーズンに彼につけた肩書きは『野球総合コーチ(ベンチ担当)』というものだった。これは、世に言う『助監督』ではないか。こうしておけば、もし野村謙二郎の後釜が必要になった時にスムーズに緒方体制に移行出来る。現に、緒方はいつも野村の傍にいた。

その後、この助走期間をうまく活用した緒方は、小早川の言う『刈り取り』に成功する。2015年。それまで5年間も続いていた野村の跡を継いで監督に就任した緒方の手腕は当時、未知数と言うのが一般的な見方だった。まず、2015年は、復帰した、黒田、新井をかかえたが、4位に終った。

ところが2016シーズンには、その黒田、新井の活躍もあって、圧倒的な勢いでカープを25年ぶりのリーグ優勝に導いた。そして翌年2017年には、37年ぶりとなる2連覇。そして2018年には、当たり前のようにして球団史上初となるリーグ3連覇を達成した。

2004年から始まったカープ改革は、現場に適切な人材を得ることによって、想像をはるかに超える形で進められていった。仕掛けは、まがうことなき『オーナー・松田元』の長期戦略が波に乗ったと言えるのであるのだ。(参考:迫勝則著『カープを蘇らせた男』)


★★<全豪制した大坂『私の涙は見ていないでしょう』>全豪オープン女子シングルスで優勝した大坂なおみの、一夜明けての記者会見での一問一答は次の通り。
 ――ドラマのような勝利。
 『彼女(クビトバ)のサービスゲームでマッチポイントになったから、彼女がキープしただけ。彼女は世界のベストプレーヤーの一人。だから、私はこれがドラマだとは思わない。私たちは3セットを戦っただけ』
 ――今夜と全米オープンの決勝との違いについて。
 『ニューヨークではセリーナのファンがほとんどだった。ここでは私たち両方への声援が聞こえた。とてもうれしかったし、それと同時に試合に集中しようと思った』
 ――この優勝はどのくらい輝かしい瞬間か。
 『今はただ疲れている。明日になったら、もっと考えると思う。まだとても驚いている。とてもハードに戦った』
 ――第2セットを落として、落ち込んでいたか。
 『私の涙は見ていないでしょう』
 ――1年前は70位ぐらいだった世界ランクが、あっという間に1位になった。
 『周りの人からはそう見えるかもしれない。いつも練習や試合をやってきた。この1年、短くも感じたし、長くも感じた。あらゆる犠牲を払って、どの選手も同じくらいやっている。私としては、早いとは感じていないし、ちょっと長かった』


 ――世界一の選手になった意味は。
 『次のトーナメントのとき、1位のところに私の名前があったら、何か感じるかもしれない。でも今は、優勝できたことがうれしい』
 ――四大大会初制覇からの連続制覇は難しい。勝てたのはなぜか。
 『試合をしているときは、ほかのことは考えない。四大大会でプレーすることは子どものときからの夢だった。この機会を無駄にしたくない。それが私にとって最大のモチベーションになっている』
 ――『自分の精神年齢は3歳』などと言っていたが、これで何歳になったか。
 『私のメンタリティーは毎日成長していて、今日5歳になった』

女子シングルス元世界ランキング4位・伊達公子さんの話『技術的なレベルは、他を圧倒する高いものを持っている。世界ナンバーワンに日本人がなったことはずっと語り継がれていくこと。新しい風を吹かせたことは間違いない』。

サーシャ・バインコーチの話『とても幸せ。この試合で寿命が10年縮んだ気がする。彼女はとても特別な存在だ。疲れを知らず、常により多くを求め、より良くなろうとしている』。

見事というより、ミラクルだなあ。こんなに進歩の早い選手、素晴らしい。『国民栄誉賞』が近いな。


★★<密輸金塊、計4トンか…成田で220キロ押収>香港から金塊220キロ(約10億円相当)を航空貨物で密輸しようとしたなどとして、千葉県警は、イスラエル国籍の男2人を関税法違反、消費税法違反容疑などで逮捕した。金塊は成田空港で税関職員が発見。密輸金塊の一度の押収量としては過去最大という。

逮捕されたのは、ともに東京都在住の会社役員ルーベン・ローゼン(58)、デビット・コーヘン(55)の両容疑者。捜査関係者によると、2人は多国籍の密輸組織のメンバーとして、日本国内で金塊を受け取ったり、換金したりする役割を担っていたとみられる。

発表では、2人は海外のメンバーと共謀して2017年11月6日、航空貨物の自動車部品のサスペンション内に220キロの金の延べ板を隠して無許可で輸入し、消費税約8,200万円の支払いを免れようとしたほか、同月3日には同様に200キロの延べ板(約9億円相当)を密輸し、消費税約7,400万円を脱税した疑い。6日の密輸は税関が水際で防いだが、3日に密輸された200キロは、消費税8%分を上乗せした金額で買い取り業者に売却されていたという。

捜査関係者によると、貨物の送り主はイギリス人や南アフリカ人らで密輸組織の在外メンバーとみられる。県警は、2人が17年3~11月頃、在外メンバーから50回以上にわたり、計約4トンの密輸金塊を受け取っていた可能性があるとみて調べている。

50回以上密輸をやって、やっと捕まったのだから、金の密輸は相当広範囲に行われているのだなあ。それにしても、覚せい剤や麻薬などに比べると消費税脱税だから『密輸品』としてはまだましか、な。


★★<鳥貴族、誤算相次ぎ客離れ>焼き鳥チェーン店『鳥貴族』が、経営の誤算に見舞われている。既存店の売上高は20018年12月まで丸1年、前年を下回った。17年10月に1品280円から298円に6%値上げして客離れを招いたが、値上げから2年目に突入しても悪化に歯止めがかからない。もはや業績悪化の原因を値上げのせいばかりに出来なくなっている。

苦境は値上げだけでない様々な誤算が積み重なった結果だ。28年ぶりの値上げの陰に隠れているが、周囲からは根本的な『店舗力』の低下が懸念されている。消毒用のアルコールの誤使用、元店長による従業員の盗撮。相次ぐ不祥事で消費者からの信頼が低下した。急速な店舗網の拡大で戦線が伸びきり、人材教育やオペレーション体制の構築が追いついていない可能性がある。ライバルとの競合も厳しくなっている。

ネギマ税抜き170円、生ビール199円。外食チェーン大手のワタミは均一価格でこそないものの、お手頃価格の焼き鳥店に力を入れ始めた。苦境打開へ鳥貴族も全力を傾ける。既存店の回復を優先し、直営店はすでに決まっている15店以外の出店を凍結する。攻めより守りに戦略を転換した形だ。

経済研究期間では『人材教育やメニュー拡充だけでは既存店の建て直しに時間がかかる』と指摘する。その上で『目玉商品やヒット商品を早期に生み出すことが不可欠だ』と話す。大倉社長は、『下期、2~7月は攻撃的に行く』と巻き返しを誓うが、競合他社も均一価格の居酒屋の出店を拡大するなど攻勢を強める。

鳥貴族は代名詞でもある均一価格制は変更しない方針だが、定番商品の値下げや値段が高めのプレミアム商品の投入など、より柔軟な経営判断が必要になるかも知れない。

飛ぶ鳥を落とす勢いの『鳥貴族』だと思っていたら、追い落とされつつある『鳥貴族』だったんだねえ。貴族の名前を変更しなきゃならないな。


★★<護衛艦『いずも』韓国派遣中止へ>防衛省は、今春に計画していた海上自衛隊の護衛艦『いずも』の韓国への派遣を取りやめる方向で検討に入った。韓国海軍駆逐艦による海自P1哨戒機への火器管制レーダー照射問題を受け、韓国との防衛協力を当面縮小し、冷却期間を置く必要があると判断した。

防衛省は、韓国で開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大国防相会議に合わせ、韓国・釜山港にいずもなど護衛艦数隻を派遣することを計画していた。しかし、昨年12月に韓国海軍駆逐艦によるレーダー照射問題が発生。日本側は再発防止を求めたが韓国側は事実を認めず、逆に海自哨戒機が『低空脅威飛行』をしたとの主張を繰り返した。日本側は今月21日にレーダー照射問題の『最終見解』を示し、韓国との協議を打ち切ったが、韓国側はその後も海自哨戒機の『威嚇飛行』を主張するなど事実に反する発信を重ねている。

政府関係者は『韓国との防衛協力は重要だが、日韓双方の世論も過熱している。冷却期間を置くのはやむを得ない』と語る。海自護衛艦は釜山への入港は見送るものの、各国海軍と洋上で行う共同訓練への参加は検討を続ける。

韓国との防衛協力をめぐっては、自民党内から『当面は中止すべきだ』との意見が上がっていた。岩屋毅防衛相は日韓防衛協力の意義を強調する一方、『タイミングや中身にもよる。適切に判断したい』と縮小の可能性を示唆していた。

今日本は、北朝鮮問題があり、日米韓の連携が不可欠な状況下、韓国の理不尽な数々の行動には穏やかに目をつむっている。北朝鮮問題が解決すれば、日本は攻勢に出るだろう。日韓が途絶しても日本はほとんど困らない。が、韓国はサムスンのスマホが生産出来なくなるのだ、日本からの部品の輸出が止まるからだ。この一連の傲慢、破廉恥ともいえる韓国の姿勢に、日本は黙って見過ごす訳にはいかない。国交断絶も視野に入れてほしい。


★★<やっと動く広島のサッカースタジアム>7年前、30万人の署名を集めて広島市に『新しいサッカースタジアム建設』の烽火が上がった。しかし、市長の松井君は積極的でなく、諮問委員会を設け、旧市民球場跡に建設する案に反対する委員を集めて、のらりくらりと時間を過ごした。そして、その諮問委員会の答申が宇品港に近い宇品公園を潰すというもの。これには運送業者が、渋滞で業務が滞ると大反対。サンフレッチェも反対の火の手を挙げ、久保会長自身が旧市民球場跡への建設案を提示し、費用は自前で集める、とタンカを切った。これには市長も困って、再度検討しなおし。時間ばかりたってしまったが、その中で旧市民球場北にある基町中央公園を建設予定地に挙げた。

今度は、この公園の北側に住む市営住宅の住民が反対。騒音と渋滞と。これには市も神戸のスタジアムで成功しているので、市営住宅地区の活性化対策と合わせて行う方針を打ち出した。

そしてここにきて、松井市長はサッカースタジアムの建設について、県、市、商工会議所、サンフレッチェの4者による会談をするとアナウンス。どうも市長3選に立候補することと、商工会議所の深山会長が今秋任期を終えるという台所の事情が背中を押した様子だ。

なんと、7年。あの時署名に協力してくれた人々の中で、少なからずの人達はあの世へ旅立っているだろう。本当に、つまらん、官僚体質の抜けない市長なり、松井一実だと、私は思う。


★★<嵐 活動休止発表>リーダー大野が17年6月中旬に『それぞれの道を歩んでは』と提案。アイドルグループ『嵐』が活動休止する。27日、公式ファンサイトで発表された。昨年末から今年末にかけ、総動員237万5千人に及ぶ全50公演の東京、大阪、名古屋、福岡、札幌5大ドームツアーを開催中。今年で結成20周年という“節目の年”の発表となった。

リーダーの大野智(38)のコメントは以下の通り。
僕たち嵐はたくさんの話し合いを重ね、2020年12月31日をもって嵐としての活動を休止させていただくことになりました。突然の発表で驚かせてしまっていると思いますが、まず誰よりもいつも応援してくださっているファンの皆様に僕たちの決断をちゃんとお話しさせて頂きたいと思います。

2017年6月中旬ごろに僕はメンバー4人に集まってもらい、自分の気持ち、思いを話しました。その内容は2020年をもって自分の嵐としての活動を終えたいと嵐20周年、そして2020年という区切りで一度嵐をたたみ5人それぞれの道を歩んでもいいのではないかと、また、勝手ではありますが一度、何事にも縛られず自由な生活をしたいと自分の思いを伝えました。

メンバー1人1人とも何度もあって話をしました。その後は5人で何度も何度も話し合った結果、2020年をもって嵐を休止するという決断に至りました。メンバー個々の思いもあります、その思いを背負いながら2020年いっぱいまで走り抜きたいと思っております。

急な発表ではありますが、今までずっと僕らのことを支え続けてくださったすべての関係者の皆様、そして何より僕たちをずっと応援し続けて下さったすべてのファンの皆様、本当に申し訳ありません。言葉では表せられないくらい感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。 2020年までの残りの期間、今、自分にできる使命をきっちりと果たしていきたいと思っております。

うちのかみさんが、ファンでねえ。拙者は特になんともないが。それにしても見事なものだねえ。


★★<脱北者は『邦人の娘』、家裁戸籍登録を許可>東京家裁は27日までに、北朝鮮で生まれ脱北した30代の女性を日本人の娘と判断、日本国籍があると認め、日本の戸籍への登録を許可する決定をした。戦後北朝鮮に渡った日本人妻の孫に当たるが、血縁関係を証明する書類はなく、家裁は女性の供述をもとに審査。具体的で、他の親族の供述とも整合する』とし、日本人女性との親子関係を認定した。

日本につながりがある脱北者が日本に定住する際、法務局への『帰化申請』手続きで日本国籍を得るのでなく親子関係の立証をして戸籍登録許可を受けるのは異例。専門家は『初めてではないか』(脱北者を支援する北朝鮮難民救援基金の加藤博理事長)とみる。

なかなかの『大岡裁き』だねえ。花も実もある地裁だ。良かった良かった。あの時代、北朝鮮は天国のようだ、と宣伝され、多くの日本人妻が渡航した。が、艱難辛苦、何も残らない残虐な生活が待っていたのだ。朝鮮総連などの罪なのだが、日本政府は何も手を差し伸べていない。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles