Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

『カープを蘇らせた男―松田元⑲ ユニークなスカウト陣』

$
0
0



















今日の画像は、広島の自動車メーカーマツダがシカゴモーターショーで発表した世界の名車『ロードスター30周年記念車』。そして『バレンタインチョコ供戮任后M諭垢淵船腑魁見て回るだけでも楽しい。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

ロードスターの30周年記念車は、全世界3,000台の限定生産だそうで、シリアルナンバーもつくそうです。このロードスターは生産台数が100万台を超える超人気スポーツカー。世界広と言えど、いかにトヨタ自動車と言えど、またVWと言えど、スポーツカーを100万台作ったメーカーはないし、ましてやそれほどの人気を博したスポーツカーもない、ということだろうなあ。ギネス認定です。私も・・・・・お金があれば・・・・・ほしいなあ~。

ロードスター開発主査兼チーフデザイナーの中山雅さんは、次のようなメッセージをよせている。
  世界に先駆け、1989年2月のシカゴモーターショーで発表された
  マツダMX-5(日本名:ロードスター)が、いま30周年を迎えました。
  初代ロードスターをつくり上げたマツダの先人たちの情熱。
  その志をぶれることなく受け継ぎ、進化に挑み続ける開発者たちの決意。
  そして、世界中のオーナーやファンの皆様の共感。
  そうした大切な想いの積み重ねがこのクルマの歴史の真価にほかなりません。
  30周年を迎える今年、支えてくださった世界中のお客さまへ
  感謝の気持ちをお届けできるようさまざまな活動をして参ります。
  私たちがオーナーやファンの皆様とともに30年をかけて培ってきた「Lots of Fun」と、
  この先に待っているロードスターへの期待感を、存分に楽しんでいただけたら、
  これに勝る幸せはありません。


と、アメリカでは発表と同時に発売を開始(7日)、アメリカでの販売割り当て台数500台を即日完売したそうだ。まだ日本での発売はアナウンスされていなが、これも即日完売になるか、な。お見事。

◇具体的な特別装備の内容は以下の通り。
• ボディーカラー(レーシングオレンジ)
• RAYS製鍛造アルミホイール(RAYS ZE40 RS30)
• “30th Anniversary”オーナメント(シリアルナンバー付き)
• オレンジをアクセントとしたカラーコーディネート(ブレーキキャリパー、シート、ドアトリム、インパネデコレーションパネル、シフトレバー)
• レカロ製シート
• ビルシュタイン製ダンパー(MT車のみ)
• ブレンボ製フロントブレーキキャリパー(オレンジ塗装)
• NISSIN製リアブレーキキャリパー(オレンジ塗装)
• BOSEサウンドシステム+9スピーカー
• Apple CarPlay、Android Auto対応(市場による)
ボディータイプはソフトトップモデルとリトラクタブルハードトップモデルの2種類で、それぞれにMT車とAT車がラインナップされる。販売台数は、合わせて世界限定3000台。現時点では価格と台数は明らかにされないものの、日本市場でも販売される。マツダによれば、前述のボディータイプとトランスミッションはいずれも選べるとのこと。


★★いよいよ『2019プロ野球ペナントレース』が始まる。我が『広島東洋カープ』は、リーグ4連覇の偉業がなせるか。この強力軍団を作り上げた要はやっぱり『オーナー松田元』だろう。これほどの強力なカープを育てた、様々なエピソードを綴る。昨日の紅白戦では、鈴木が3打数2安打1本塁打2打点と好調な出足。投手陣も若手を中心にみるべきものもあったねえ。期待出来る今季のカープのニオイがする。


★★★そもそも優れた経営者というのは、周囲にいる人達を心底から信頼することをベースにしていなければならない。近くにいる人達に、いちいち懐疑的になっていては、いい仕事は出来ないからである。周囲の人達を信頼すると言うことは、長い目で見れば、周囲の人達から信頼されるということに繋がって行く。

現在、球団のスカウト部長を務めている白武佳久はこう語る。『オーナーがスカウト会議に出てくるのはうちだけでしょう。話の全てがドラフト会議の会場に繋がって行くし、ぶれない。そこが一番いいところだと思います』。おそらく次々と好素材を発掘して、自前で育てた選手達を軸にして戦って行くカープのスタイルは、球界屈指ではないかと思われる。

その独自戦略のベースになっているのが、松田元オーナーの『スカウトの個性を生かす』という考え方である。まず現在、スカウトを担当している9人は、全員が元カープ選手である。つまりカープの厳しい練習を肌で感じる人達である。その9人が分割して担当する地域で、それぞれ一人の選手を追いかけるというのが、カープ方式になっている。


他球団では、一人の選手を複数で見ている『クロスチェック』というのが常識になっている。ところが、この点でカープは特徴的なのである。『ウチのスカウトは統一されていない。担当地域によって動き方はまちまちで、アプローチも任せている。もしスカウトが均一化されてしまったら、全く意味がない。面白みもなくなってしまう』と、松田元オーナーは語る。

この道41年の『苑田ソノダ聰彦トシヒコスカウト総括部長』は、73歳になった今でも担当地域を持たないで、スカウト活動を続けている。フツーの会社ならとっくに定年を迎えているところだが、よく考えてみると、人を見抜く力に定年はない。

苑田は、選手を数字で評価しない。従って、スカウトの必須道具である計測器を持っていない。例えば、長打力のある選手を本塁打数で語るのは愚の骨頂だと言う。こういう他球団と異なる視点によって、苑田は、江藤智、金本知憲、嶋重宣、黒田博樹などを発掘した。さらに、松本有史スカウトが発掘した藪田和樹という投手に至っては、亜細亜大学時代の公式戦の登板がわずか2試合しかなかった。それでも球団は、藪田の能力の高さを確信した松本の進言を尊重して、獲得に乗り出した。

この投手が、その3年後にカープトップの15勝を挙げて、セ・リーグ最高勝率の賞を獲得することになるなど、一体どこの球団のどのスカウトが予想しえたであろうか。(参考:迫勝則著『カープを蘇らせた男』)


★★<深刻、シベリア違法伐採>世界の森林面積の2割近くを占め、南米アマゾンと並び『世界の肺』と呼ばれるロシアの『シベリア・極東地域』で、違法伐採が深刻だ。主に中国向けの密輸と見られ、粗悪な伐採の手法が火災を引き起こしているとの指摘もある。住民の抗議活動の高まりを受け、地元政府は対策を始めた。

『太い幹だけを持ち去り、あとは捨てていく。空気が乾燥すると、ゴミに引火して山火事が起こる』。ロシア有数の林業地帯イルクーツク州。2018年11月末、森林の監視を続けている男性は、荒地と化した森で深いため息をついた。男性によると、証拠隠滅のための放火と見られる事案も頻発。『こうして荒らされた森は二度と元の姿には戻れない』と言う。

極東ビリャート共和国でも違法伐採は深刻だ。地元企業が自然保護区で伐採した木材を中国系企業に売却するケースが横行。共和国では中国系企業の活動に反対する住民集会が多く開かれるようになったと言う。


ロシア国営テレビは昨秋、シベリアの違法伐採を告発するドキュメンタリー番組を放送した。違法な事業と知りながら地元政府当局者が伐採を許可する汚職の実態を伝え、17年のロシアの森林産業における収益は510億円だが、違法伐採による損失は1,000億円にも達すると試算。森林ビジネスは、産業として成立していなと批判した。

まだまだ、ソ連時代の汚職、贈賄体質が根強く残って居るんだねえ、ロシアという国には。社会正義が打ち立てられるまでには相当の時間がかかりそうだ。人の土地を強奪しても、自国領だと言い張るロシア政府だから、国民もそれに習っているんだろうなあ。汚い国、ロシアなり、だな。


★★<それでもなお民主主義という価値に光を>多くの首脳がすぐにうち解ける話題がある。『選挙』と『議会』だ。選挙で首脳の座を射止めた成功体験とその後の議会対策を巡る苦労を共有出来るためだ。

昨年11月の米中間選挙後の日米首脳による電話会議。『中間選挙はだいたい現職が不利。ドナルドが頑張ったから上院は共和党が過半を維持した』。トランプ大統領は安部晋三首相の言葉を静かに聞いた。トランプが2016年11月の大統領選挙で勝利した直後にNYで初めて会った際も話題の一つが選挙だった。手探りだった当時の会談での好印象がシンゾー・ドナルドの蜜月関係に繋がっている。

選挙の話題は局面転換にもなる。昨年11月の中間選挙直後に来日したペンス副大統領。首相との会談で対日貿易赤字問題について追及するのではないかとの懸念もあった。実際は首相がペンス氏の兄が下院議員で初当選した話題を振ると、ペンス氏は格好を崩した。事務方の想定問答にはない首相独自の発言だった。

過去にこんなこともあった。1997年、改正駐留軍用地特別措置法が与野党の枠を越えて3分の2の勢力で成立した。橋本龍太郎首相が米国、オーストラリアなどを訪れると各国首脳が評価した。ゴア米副大統領は『わが国の議会運営にも生かしたいので、是非教えてほしい』と伝えた。

選挙と議会の話題が全て首脳に通じるわけではない。その代表格は中国。共産党による事実上の独裁だ。選挙は形式的で、議会運営に不腐心することもない。『官制選挙』と揶揄されるロシアも日本や欧米の選挙と同列には扱えない。選挙と議会は民主主義国家の共通語だ。日本や欧米と中ロはこの民主主義によって一線を画す。阿倍首相もその点を意識する。


『日英は自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値を共有する重要なパートナー』とメイ英首相。『日仏は自由、民主主義、人権、法の支配といった不燃的価値を共有する特別なパートナー』、マクロン仏大統領が選出された際の祝辞。

89年に東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊し、米国をはじめ西側陣営は自信を深めた。それから30年間で非民主主義国家の中国が劇的な経済成長を遂げた。30年にはGDPで米国を追い抜くとの予測もある。米中貿易戦争は世界の覇権争いに発展した。

『民主主義は最悪の統治形態と言える。これまで試みられてきた民主主義以外の全ての形態を除けばだが』、チャーチル元英首相。逆説的に『民主主義こそが最良である』という意味で捉えられてきた。

北京航空港天大の胡教授はSNSで『どの政治制度が最良かはその国によって変わる。民主主義を全面否定はしないが、想像出来ないほど問題解決に向けて効率が悪いことがある』と指摘する。欧米はポピュリズムの台頭や国家主義とグローバリズムの相克により、国内政治の混乱と社会の分断が目立つ。ドイツのメルケル首相は与党党首の座を追われ、メイ、マクロン両首脳も厳しい政権運営が続く。トランプは自国第一を訴え、保護主義に傾く。民主主義を土台にした自由貿易体制の成長モデルも揺らぎかねない。

民主主義はなお試行錯誤を重ねるが、国民に自由と選択肢がない独裁的な運営が持続可能な統治形態とは思わない。中国が米国の覇権に挑み、民主主義が試練にさらされる今、それでも民主主義という価値に光を当てたい。(参考:日経新聞社・吉野直也筆)

中国の共産党一党支配がもし民主主義に変わったら、国内は混乱の極みに陥り、3戦万人の死者が出るという試算がある。過去の歴史から中国という国は、いつも王朝・皇帝が代わり、次の皇帝が出て来る。まさに今は習王朝、習皇帝の時代なのだ。一党独裁は、一見効率的に見えるが、ある時点で壁にぶちあたり、成長の軌跡は終了する。それは中南米の独裁国、ソ連からロシアへの軌跡を見れば明白な歴史の事実なのだなあ。中国も米中貿易戦争で壁に当たった。これをどう乗り越えるかは一党独裁だけでは無理な相談なのだなあ。


★★<国の借金1,100兆円を超す>国の借金が昨年末で、『1,100兆円』の大台を超したことが分かった。どんどん増える借金、稼ぐに逃げる借金、だ。一体今後財政運営をどうしていくのか。阿倍首相は、国会所信表明でも具体的な施策は語っていない。この借金は、子や孫の代までなが~く残るツケになりそうだ。

今は低金利で、国債発行に伴う金利負担は軽いが、単純計算して利率が1%上がっただけで、国の支出は年11兆円の支出負担になる。実際は借り入れの回転だから、すぐにはこうはならないが、やがて金利が財政を圧迫するようになることは明白だ。

大体、財務大臣、財務省が予算編成でも、『質素倹約』の旗をふらないんだから、税金は使い放題だよなあ。あの役に立たない『八ッ場ダム』が6,000億円もの無駄遣いなんだから。まあ、私が生きているうちに財務クライシスは起こらないとは思うが、子や孫の時代、悲惨だねえ、本当に。この借金の過半は『自民党の無策に対する放漫財政』が原因なんだなあ。自民党には全く自覚症状がない。また野党にも心から財政問題に取り組もうという姿勢はまったくみられない。のたれ死にの日本の政治だろうか。心配だ。もう政府は、インフレが起きて、借金の実質的目減りが来るのを待ちわびているとしか思えないなあ。赤字解消の努力は全く見えない。


★★<本庶さんと小野薬品のすれ違い>がん免疫薬につながる基礎研究でノーベル賞を受賞した『本庶祐京大特別教授』と『オプジーポを開発した小野薬品工業』。産学連携の類まれな成功事例だが、対価を巡る仲たがいが影を落とす。背景には両者が交わした契約があった。『小野薬品は研究自身に全く貢献していない』と本庶さん。『我々の努力や貢献もあった』と小野薬品。

本庶さんは『論文に小野薬品の研究員の名はない。彼らの言う貢献は「金を出した」という意味だ』と主張。一方で小野薬品は本庶さんの恩師の早石修京大教授(故人)の紹介で30年以上、研究員を本庶さんの元に派遣し資金提供してきた。今も毎年5,000万円を寄付する。

水掛け論でいがみ合うきっかけは、02年に共同出願した特許だ。本庶さんらは91年に発見した遺伝子『PD-1』の機能阻止でがん治療出来る可能性を示した。本庶さんは当初、京大に出願を要請したが、知的財産に関心の薄かった京大側は『特許を維持する費用を負担出来ない』として拒否。小野薬品は05年、米企業と共同研究を始めることになり、本庶さんと小野薬品は一つの契約書を結ぶ。これが今に至るまでこじれる原因となった。

契約では発明の使用を小野薬品に独占的に認める専用実施権と、本庶さんが受け取る対価の料率などを決めた。両者とも具体的な内容は明らかにしていない。

本庶さんは『後から見ればとんでもない契約で相場に比べて対価の料率が1桁小さかった』と憤る。大学の研究者では交渉力が弱かった。さらに契約に含む特許の範囲で両者の食い違いも判明。本庶さんは再交渉を迫り小野薬品も応じかけたと言う。

そんな時に事態が急変した。米メルクが14年に『PD-1』の仕組みを応用したがん免疫薬『キイトルーダ』を発売、特許侵害が表面化したからだ。小野薬品は共同開発した米ビリストル・マイヤーズスクイブと共に特許侵害を提訴。本庶さんもデータ提出や証言などで貢献し、メルクは特許を認める内容で和解した。ぎくしゃくする両者が他社の特許侵害で共闘する形になった。


本庶さんは事前に小野薬品に訴訟協力の対価を求めて『新しい提案があった』と言う。小野薬品はメルクから100億円を超える一時金と売上の一部を受け取った。ただ新提案の合意に至らず本庶さんは不信感を募らせる。

一方で、小野薬品は当初の契約に基づいて対応しているとの立場だ。リスクを負って世界初の治療薬を生み出した自負もあり後出しで膨らむ要求に応じる前例は作りたくない。契約内容を含めて小野薬品は『今は回答したくない』と答える。

こじれる両者の関係をよそに、がん免疫薬の売上はうなぎ登りだ。小野薬品とブリストル、メルクだけでなく、類似のがん免疫薬が相次いで発売。24年の売上額は年4兆円との試算もある。本庶さんと小野薬品の特許が利用されれば、小野薬品に巨額の対価が入る。

本庶さんは18年2月、若手研究者を支援する『本庶佑有志基金』を京大内に立ち上げた。ノーベル賞の賞金に加えがん免疫薬の対価も充てる考え。『仮に年4兆円の売上で0.5%の料率なら5年で1,000億円だった』と嘆く。

小野薬品側は若手研究者の支援には賛成しているが、基金へ協力する意思表明はまだない。研究者の支援は国の役割で、営利企業は収入を自社の研究開発や株主還元に使うのが本来だ。株主の意向を見極める必要がある。

契約した当時と比べて、大学と企業の関係は変わった。政府は大学に対する企業の投資を3倍に増やす目標を掲げ大学に『特許で稼げ』と迫る。ただ大学の交渉力は弱く、企業と対等な契約が出来るかは心ものない。京大の産学連携担当者は『本庶先生は大学と企業の今後の関係を対等にするためにも、譲歩せず小野薬品と交渉を続けるだろう』と語る。共存共栄のための産学連携の新しい仕組み作りが急務である。


★★<『またやった』では済まない麻生発言>『またやった』では不十分、『またまたやった』でも足りない気がする。麻生太郎副総理・財務相の発言だ。福岡県の集会で少子高齢化に関して『子供を産まなかった方が問題なんだから』と述べたと言う。さまざまな立場にある女性に対し配慮を欠くと批判された。

『産みやすい世にしなければいけないという趣旨だった』などと記者会見で陳謝と釈明に努めたが、2014年の衆院選の際の応援演説でも、ほぼ同じ内容の話をしていると言う。昨年発覚した部下である財務次官のセクハラ問題の際の物言いも記憶に新しい。ヒトラーを突然引き合いに出し周囲を驚かせたこともあった。

そういえば、麻生さんの祖父、吉田茂元首相も辛辣な語り口で知られる。終戦後にストライキを計画した労働組合を『不逞の輩』と断じたり、講和会議を巡って政府を批判した学者を『曲学阿世の徒』と切り捨てたりした。国会でバカヤローと発言したほか、カメラマンに水をかけるなど怒りっぽい一面もあったようだ。

在任中は不人気だった吉田だが、昨今は優れた国際感覚で国を導いたと高く評価される。ならば麻生さんも未曽有の危機突破のため、男性の育児参加や長時間労働の是正など、産み育てやすい社会への実現へと一層旗を振るがよかろう。『ネタ切れ時 救いの神の 失言癖』。こんな川柳に詠まれる元宰相ではちとさびしい。(参考: 日経新聞『春秋』)


★★<広島空港へのJR路線>三原市にある広島空港とつなぐ鉄道整備を広島県が断念したことに、私は納得がいかない。広島空港の利用者数は全国16位で仙台や神戸空港より低い。アクセスの悪さが大きな要因だと思う。中四国の拠点空港を目指したのではなかったのか。

現状では、県西部は岩国空港、県東部は岡山空港に乗客を奪われる一地方空港でしかない。真剣に拠点空港を目指すなら鉄道アクセスは絶対に必要と思っていた。私はJR山陽線の西条駅から山陽新幹線の東広島駅を経由し空港に至る間を県が建設し、民間鉄道会社に運行を任す分離方式を提案する。

広島市や県東部とのアクセス時間短縮や定時制確保に鉄道は不可欠だと思う。建設には県が30~50億円を損金扱いで計上してはどうか。広島県予算は1兆円超。その中から将来を見越し思い切って配分するのが政治だと思う。採算性の指摘もあるが、利便性が高まれば鉄道の利用はおのずと増えるはずだ。(参考: 中国新聞投書)

広島空港が現状で止まる場合、いつまでたっても広島県人へのフライトの利便性とコストの恩恵は来ないであろう。私は海外へ個人旅行をするが、チケットは福岡発を利用する。昨年夏、ベルギーとスイスを3週間旅したが、福岡発香港経由で、往復7万2千円であった。座席もちゃんと一般扱いで前の方だった。とても広島空港からの欧州便で7万2千円という価格はあり得ないであろう。それも、旅客の少なさとフライトの競争の少なさに起因しているのだが。知事は下々のことなど頭にはないのだろうなあ。まさに、政治家にあらず、出来すぎた官僚ではある。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1093

Trending Articles