今日の画像は、クリエイティブ分野に関わる人達が集まれる場所としてロンドンで創設さている『Soho House』。現在はイギリスの他ベルリン、バルセロナ、ニューヨーク、南ハリウッド、マイアミ、シカゴ、トロントそして、イスタンブールにHouseがある。どこのHouseも素晴らしいですよぉ♪、とのこと。一度訪れてみたいなあ、イスタンブールあたりで。そして『世界遺産ベスト70 X掘戮任后61 ヴェルサイユ宮殿 フランス、62 ヨセミテ国立公園 米国、63 グランドキャニオン国立公園 米国、64 ジャイアンツ・コーズウェイ 英国、北アイルランド、65 万里の長城 中国。
★★NHKの朝ドラ『まんぷく』。チキンラーメンの生みの親『安藤百福さんの妻仁子さん』を主人公にしたドラマ。フィクションの部分もだいぶある。百福さんが台湾生まれで、織物の商売で独り立ちされたこと、終戦時には不動産に手を染め、その関係で信用組合の理事長に祭り上げられたことなど、経済人、財界人としての横顔が落ちている。ここに百福さんの『私の履歴書』を参考に、『チキンラーメン、即席ラーメン、百福さん』の歴史を綴る。
★★★時代は平成に入って、今までに経験したことのない事件が、2度も私の身辺で起った。阪神淡路大震災と、取引先商社・東食の倒産である。
1995年(平7)1月17日の震災の朝、本社に向かう車の中で、ラジオから刻々と流れるニュースを聞きながら、大変なことになるぞ、と思った。8時前に会社に着いたが、社員はほとんど来ていない。昼前にようやく50人余りが出社し、社員や取引先の安否、被災状況などを調べ始めた。
被災地では家屋の倒壊に続いて火災が起き、ぼうぜんと立ちつくす人々の姿がテレビに映っていた。私は反射的に飢餓状況が来ると思った。神戸市の災害対策本部に連絡すると、現地では水、食料、燃料が不足しており、すぐ食べられるものが欲しいと言う。
急遽社員7人による救援隊を組織し、給湯器付きのキッチンカーとライトバンの計3台に、即席めん1万5千食を積んで東灘区の避難所、市立神戸商業高校に向かった。道路は寸断され、大阪市淀川区の本社から被災地にたどり着くのに半日以上かかったが、行く先々で寒さと空腹に苦しむ被災者に温かいラーメンを食べてもらうことが出来た。神戸商業高校では深夜までかかって、千人の被災者に配った。この救援活動は10回近くを数えた。また、自衛隊や対策本部には計100万食を贈った。
震災後、日清スポーツ振興財団を通じて、保護者を失った高校生を対象に奨学金を給付した。対象者の選定が難しく、その後はNHK厚生文化事業団のお力を借りて、やはり肉親を失った高校生226人へ奨学資金を提供した。一連の救援活動の模様をビデオで見た時、戦後の焼け跡の光景と重なり、胸に込み上げるものがあった。
97年12月、東食が倒産した。寝耳に水だった。東食は、三井物産の食糧部門が独立した会社だが、三菱商事、伊藤忠商事と共に日清食品の販売代理店として40年に及ぶ長い付き合いがあった。負債総額は6,397億円と、当時としては戦後3番目の大型倒産だった。当社との取引は年間500億円、倒産による被害額は132億円になった。
本来、売掛金の与信管理の機能を果たしていたはずの商社が倒産したのだから、そのショックは被害額以上に大きかった。会社更生法適用申請と同時に、東食との取引を解消することになった。ところが、管財人が決まり再建に向けた取り組みが始まると、取引を再開してほしいとの強い要請が再三に渡ってあった。当社の商権を失うと、再建のメドが立たないと言うのである。私はしばし考えた末、取引の再開を決めた。
理由は3つある。まず、外の取引メーカーも最大の債権者である日清食品の出方を窺っていた。日清が断れば更正が難しくなり、社会的混乱を引き起こすことが予想された。2番目は、東食の破綻の原因が本業ではなく、子会社の過剰な投資にあったことである。食品部門は健全だったし、昔から優秀な人材が多かった。本社の人達のやり場のない怒りを思うと、私もいたたまれない気持になった。3番目は、日清食品の創業時に他の2社と共に現金決済の取引に応じていただいたし、流通ルートの開発にも協力していただいた。そんな取引の実績を、あっさり解消する訳にはいかなかった。
翌年の5月から、従来の6割、年間300億円の規模で販売代理店として取引を再開した。(参考: 2001年9月・日経新聞『私の履歴書』。07年没、享年96歳)
★★<200店舗閉店の『サブウェイ』と好調な『サイゼリヤ』、なにが違う?> かつては隆盛を極めていたのに、いつの間にか見かけなくなってしまった”絶滅危惧”チェーン店。すっかり街から消えてしまった懐かしのあの店はいまどうなっているのか? 店舗が減っても生き残り続けている底力を探る。
◇外食チェーンは『冬の時代』。土俵際での生き残り戦術とは?
今年1月、サンドイッチ全国チェーン店『サブウェイ』のフランチャイズ(FC)店を運営する、『エージー・コーポレーション』の倒産が報じられた。するとそれを契機に、実は過去4年半で全国のサブウェイで約200店舗もの閉店ラッシュが起きていたことも明るみに出、ネットは一時騒然となった。飲食業界の動向に詳しい経済評論家の平野和之氏が解説する。
『サブウェイの場合、どうしても朝・昼に特化して夕食以降のニーズが見込めなかったり、ファストフードにしては中途半端に高かったりと問題点はいくつか推察できますが、そもそも飲食産業自体の市場規模が社会の高齢化などと比例して右肩下がりの状態。このご時世では、チェーン展開を成功させるには“好立地”“毎日食べることができるか”“簡単なオペレーティング”の3点が必須です。うまければ残る、まずければつぶれる、という単純な話ではなく、どの外食チェーンに対しても「よくもっているな」というのが率直な感想ですね』。
フードアクティビィストの松浦達也氏も、外食チェーンはいまや完全なる受難の時代だ、と語る。『日本の消費者は「コスパ」に対して過剰なほどシビア。上から目線の客に右往左往している日本の飲食市場は、完全なレッドオーシャンです。店側にとっては、労働力の確保、サービスレベルの保持など難題だらけなのに、一部客の過剰な要求が常態化してしまっています』と。
そんな状況下で体力が尽き果てた店もあるなか、いまなお戦い続ける飲食チェーンには、生き残りに対して非常に高いビジョンが求められている。『例えば好調を維持する「サイゼリヤ」は、安くあげたい人には廉価メニューを充実させる一方で、「上質なオリーブオイル使い放題」「一部店舗での高級ワイン提供」など、訪店動機の異なる顧客層にそれぞれ訴求できるサービスを充実させている。集客をしながら、客単価を上げる工夫を同時に行っています。ほかにも硬質プラスチックのグラス導入でロスを減らすなど、さまざまな面で営業努力をしている。難しいことではありますが、こうした営業努力、考え続ける姿勢が客を呼ぶのだと思います』(松浦氏)。
<主な絶滅危惧チェーン店>
○サンテオレ ’95年3月に100店舗突破→現在8店舗
○東京チカラめし ’12年には100店舗突破→現在8店舗
○ドムドムハンバーガー ’90年ごろ400店舗達成→現在31店舗
○アンナミラーズ ’90年ごろ最大20店舗→現在1店舗
<主な絶滅したチェーン店>
○イエスタデイ すかいらーく系列ファミレスで’90年代に閉店
○すかいらーく 39年の歴史に幕を閉じガストに転換
○コロちゃんのコロッケ屋! ’00年ごろ急激に拡大→自己破産
○神戸らんぷ亭 ’93年設立→’15年に筆頭株主が代わり閉店
○びっくりラーメン一番 1杯189円で大ヒット→民事再生法の適用を申請
○牛丼太郎 ’12年に全店舗営業終了→1店舗が『丼太郎』に
★★<佐賀県庁、夕方に外国人続々 人気のワケは?>増え続ける訪日外国人観光客(インバウンド)。佐賀県内でもガイドブック片手に観光を楽しむ姿をよく目にする。訪問先の代表格として鹿島市の祐徳稲荷神社などが知られるが、最近はなぜか夕方に県庁を訪れる客が多いという。『Youは何しに県庁に?』-。
『ここには、どうやって行けばいいのか』。夕方、県庁近くを歩いているとアジア系の男性外国人に呼び止められることが最近続いた。行き先は県庁の最上階の展望ホールという。身ぶりで直通エレベーターを教えると笑顔で去った。
彼らの目的は、ホールの内側から地上50mの夜の窓ガラスに鮮やかな光と映像を投影するプロジェクションマッピングの見学だ。県が夜の観光資源を増やそうと2016年7月に始めた。3年目の今回は武雄温泉楼門や九年庵(神埼市)など県内の伝統ある建造物が、過去から未来にタイムトラベルするという物語になっている。県は当初、日本人客に夜の飲食店に繰り出してもらう狙いだった。しかし、個人客はもちろん、日によっては数十人の外国人団体客が乗ったバスが県庁前に到着して見学に訪れる。展望ホールで案内係を務める平野利佳さんは『昨年あたりから明らかに増えた』と驚く。
◇SNSで評判広まる
県によると、この2年半余りの展望ホールの全来場者数は約14万人。外国人数はカウントしてないが、一昨年まで全体の1割に満たなかった来場者アンケートの回答者に占める外国人の割合が、昨年は3割に急増した。近年、佐賀空港と韓国、台湾を結ぶ直行便が増えたり、定期化したりしたのが大きな要因のようだ。旅行会社によっては、武雄市の御船山や伊万里市の梅園、鳥栖市の鳥栖プレミアム・アウトレットなど県内ばかりのツアーを組む。台湾から観光客30人を連れて展望ホールを訪れた添乗員男性は『県内だけだと巡回先が少なくて限られる。プロジェクションマッピングは美しく、ツアーを組むのはぴったり』。
ツアー客の1人、姜伶枝さん(48)は窓から見る佐賀の夜景が気に入ったという。『台湾の街中にある超高層ビルとは景色が全然違う。佐賀の街や夜景はにぎやかではないが、都会と違ってリラックスできる』と。展望ホールのプロジェクションマッピングの上映時間は約10分。およそ15分おきに繰り返し流される。見学無料で撮影も自由にできるため、会員制交流サイトSNSで評判が広まっている。添乗員男性は『旅行関係者は行ったことがない場所には客を連れて行きたい。インターネットでいろいろ探したらここを見つけた』と話す。韓国・ソウルから妻子3人と訪れたシン・ユーソブさん(50)は、空港到着後にすぐ見学できるものをネットで調べて知ったという。『飛行機が着くのは夕方。タイミングが良い』と笑顔を見せる。
外国人が絶えないことについて、旅行で訪れた東京都の大学生、岩屋光さん(21)は『プロジェクションマッピングの映像内容が、地元の歴史と結びついたストーリーであることが見ているだけで分かる。言葉の説明がなくても理解できるので外国人客が多いのではないか』と語っている。県庁展望ロビーは平日は午前8時半、土日祝日は午前9時半に開場。プロジェクションマッピングの上映は午後6時半~同10時。日没が遅くなる4月以降は午後8時~同10時。現在上映している『夜空のタイムトラベル』のほか、窓に触ると佐賀の名所などがランダムに現れる映像、太良町の海中鳥居や唐津くんちの光景を鉛筆画と光で表現した『佐賀の光景』なども展示している。
まさに、何故佐賀に、だなあ。けっこうなことだ。観光地としてはそれほど有名ではないにしろ、鹿島や武雄などもあるし、日本海側には唐津や伊万里もある。唐津の段々畑など日本独特の風景はインバウンド客にとっては結構の観光対象になりうるなあ。
★★<ロック歌手の内田裕也さん79歳で死去 希林さん訃報から半年>ロックミュージシャンで俳優としても活躍した内田裕也さんが17日午前5時33分、肺炎のため入院先の東京都内の病院で亡くなった。79歳だった。18日未明に一部で訃報が伝えられ、同日午前8時過ぎに所属事務所が正式発表した。葬儀は近親者のみの家族葬で執り行われ、後日、お別れ会を開催予定。
内田さんは2017年11月、脱水症状で倒れて以来、車椅子生活を余儀なくされていた。 昨年9月には妻で女優の樹木希林さんに先立たれ、出棺時には内田さんも参列。それから約半年、後を追うかのように息を引き取った。
昨年10月には『京都国際映画祭2018』に参加。『転がる魂・内田裕也 ザ・ノンフィクション』上映会の舞台あいさつに登壇すると「声がでにくい。一杯飲めば治るんだけどね」と冗談めかして健在ぶりを示していた。希林さんとの間にエッセイストで歌手の内田也哉子(43)、その夫で俳優の本木雅弘(53)、本木夫妻の長男でモデルのUTA(21)、長女で女優の内田伽羅(19)など芸能一家としても知られている。
ご冥福をお祈りします。 合掌
★★<金正恩使用のロールスロイス『明白に制裁違反』 国連報告書> 国連安全保障理事会で対北朝鮮制裁の履行状況を監視する専門家パネルが、北朝鮮の金正恩委員長の高級車ロールスロイスは、同国へのぜいたく品の輸出を禁じた制裁決議に『明白に違反している』と最新の報告書で断定した。報告書によると、昨年10月に平壌を訪問したポンペオ米国務長官との会談で、正恩氏が会場に乗り付けた車がロールスロイスだった。報告書には、米政府系放送局ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の映像が証拠として掲載されている。
パネルによると、この車はロールスロイスの旗艦車『ファントム』のリムジン。ファントムは英エリザベス女王が公用車で使い、最新型の価格は英国で約35万ポンド(約5180万円)から。パネルが製造元に問い合わせたところ、2012年8月~17年2月に英グッドウッドの工場で生産されたものとみられることがわかった。さらに流通経路を継続して調べる方針。
パネルは17年1月にバングラデシュの税関で差し押さえられたロールスロイスの高級セダン、ゴースト1台についても調査中。北朝鮮の外交官が虚偽申告した疑いがある。パネルは「北朝鮮の外交官が制裁回避の重要な役割を担っている」と繰り返し指摘してきた。ぜいたく品は敵なんだよな、金正恩クンよ。
★★<暴言問題で辞職、前明石市長の泉氏が3選>暴言問題で前市長が辞職したことに伴う兵庫県明石市の出直し市長選は17日投開票され、無所属で前市長の泉房穂さん(55)が、無所属で元市長の北口寛人氏(53)、共産党新人で元県議の新町美千代氏(71)の2人を破り、3選を果たした。
泉氏の任期は、公職選挙法の規定により、辞職前と同じ4月30日まで。このため4月21日の統一地方選で再び市長選が実施される。
泉さんは2017年6月、市内の道路拡幅事業で立ち退き交渉が遅れていることに激高し、職員に『火をつけてこい』などと発言していたことが、今年1月29日に発覚し、2月2日付で辞職した。ところが、明石市民が泉さんに再度市長をしてほしいと5千人分の署名を集め懇願。この要請に泉さんは志を決して、立候補締め切り3日前に立候補を届け出た。
(当)泉房穂 80,795票 (次)北口ひろと 26,580票 新町みちよ 7,321票
しっかし、不思議な選挙だったねえ。暴言で辞めた市長に、市民が再立候補を要請する嘆願書を出すなんて。しかも、選挙結果はぶっちぎりの大当選。品格と信頼があったんだねえ、市民に。どこかのトランプとは大違いだ。
★★<母の励ましで自信つく>生まれつきの障害があって両足に装具をつけて歩いている。小学校に入学したばかりの頃、私の歩き方をバカにした同級生に、まねされたことがあった。その時は本当につらかった。そうして、3歳の頃から病院でリハビリをしてうまく歩けるようになったことを思い出すと悔しくて涙が出た。
家に帰るを母が『今日、学校どうだった』と聞いた。実は、その日の出来事を母は先生から聞いていたのだ。一言も答えない私を優しく抱きしめてくれた。その優しさにまた涙があふれてきた。すると母が『周りの人が言ってることをいちいち気にしなくてもいいよ。自信を持って』と言ってくれた。
次の日は学校に行きたくなかったけど、母が言ってくれたことを思い出し、頑張ろうという気になれた。それからは嫌なことがあっても、その言葉のお陰で乗り切れた。
母の励ましがなかったら、周りの人の言ったことをずっと気にし、自分に自信を持てなかっただろう。だから今の私があるのは母の言葉あってこそだ。これから先も、その言葉を胸につらいことがあっても乗り越えて行こうと思う。(参考: 朝日新聞投書欄)
この投書の女性は、岡山県17歳の高校生の。当初にも実名をはっきり明かしている、とても勇気ある行動だ。人類には不幸ながら、10万人に何人かわ身体に不都合な障害が生まれる。これは両親のせいでもないし、祖先のせいでもない。ましてや本人のせいではない。このような背景を考えると、障害を持つ人達への社会や政府、自治体の接し方、考え方を改める必要があろう。政府や自治体が障碍者雇用でウソをついていたという事実に歴然とした。内容を理解していなかった、と抗弁するが、なら民間は内容を理解しなかったら、罰金を取られるのだ。
政府、自治体は障害者に対して目線が高すぎる。障害者をもつ家庭に必要な費用は全額公的資金でまかなってもいいと私は思う。人口減の時代、人口を増やすにも、いくばくかの確立で必ず障害のある子どもは生まれるのだから。
まあ、セクハラの内容をも理解していない大臣が顔をそろえている安倍内閣に期待する方が間違っているかもな。
★★<不適切、疑惑が増す広島二葉山トンネル入札>広島高速5号トンネルの事業費が膨らむ見通しとなった問題で、工事を受注した『共同企業体JV』が当初、事業費を300億円と見積もっていたことが第三者委員会の調査で判明。事業主体の『広島高速道路公社』は、協議を踏まえてJVが修正した200億円で契約しており、第三者委員会の二国弁護士は『不適切な価格交渉があった』との認識を示した。
報告書は、公社とJVが契約に向けた協議の中で、事業費を契約後に増額する方向で話し合いをしたとしてきした。弁護士は報告書を提出した後に『不適切な価格交渉が繰り返された』と批判した。違法かどうかの判断は避けた。
公社は事業者の公募で事業費の上限を200億円としていた。報告書などによると、大林組、大成建設、広成建設の3社でつくるJVは2016年2~4月の計3回、見積書を公社に提出した。最初の2回は300億円だったが、3回目はトンネルの内壁の設置費など6項目の工事を積算対象から除き、200億円に修正した。修正の理由には、公社とJVが契約後に増額する方向で頻繁に協議していた点を上げた。一方で文書や録音データなどの証拠がなく、最終的に合意したかどうかは確認出来なかったとした。
公社は『200億円で工事をしてもらえると認識していた』、JVは『増額されると考えていた』とし、認識が食い違っていると言う。報告書を受け取った公社の石岡理事長は『内部調査では、価格交渉という認識はなかったが、第三者委員会の認定を尊重する』と受け止めた。
報告書提出後、取材に応じた二国弁護士との質疑は以下。
Q.3回目の見積もりで100億円が減額された。この間の公社とJVの協議をどう見るか。
A.JVは300億円でないと工事が出来ないと主張したのに対し、公社は200億円でやってくれ、と。両者は契約後、契約内容を変更して増額するというやりとりをした上で、一部の事業費を見積書から削って200億円で契約した。
Q.問題はどこにあるのか。
A.工事の技術面で交渉する場で、価格交渉が行われたことだ。これは不適切だ。JVから『価格も交渉出来るのでは』と言われ、公社が応じた。入札に応じたの1者だけだったことも要因の一つだろう。
Q.一方で、両者にりょう増額の最終的な合意はなかったとしたのは何故か。
A.少なくとも我々の調査では、録音データや文書など合意を裏付ける証拠がなかった。一般的に口頭で話をしていても、それだけで合意したとはならない。
Q.談合などの違法性は。
A.事業費が公募の上限の200億円お大幅に超えそうな段階で、公社は入札を中止すべきだった。違法性については調査の対象外なので、見解は言えない。
まったく、市民、県民をバカにした高速道路公団だ。一体何様のつもりなのか。100億円が降って沸いてくるとでも思ったのか。この問題に対する、知事、市長の言葉の歯切れの悪さも気になる。公社は県や市の職員が出向しているから、身内をかばう意識があるのかと疑う。
この事案は、県、市に対する大変な不祥事なのだ。それなのに、この公社の理事長は、記者会見でニヤニヤするなど不謹慎きわまりない。100億円、是非ともポケットマネーで出しておくれな。
それにしても、トンネルを掘る『シールドマシン』が折れて、現在工事は中断中だそうだ。大成建設も大林組はトンネルを掘ったことがないのかな。たかがシールドマシンの歯が折れたくらいで、長期間の工事中断は理解できない。大林組のHPを開くと相当数のトンネル工事の実績がある。なのに、たかがシールドマシンの歯程度で工事がとん挫するのか。ただ、大林組はあのリニア工事談合で、国交省から『営業停止処分』を受けており、HPには工事実績の画像は全てブランクだった。情けない大林だなあ。
★★<トランプは『世界人種差別党の党首なり』>そういえば、NZのテロリスト、トランプ大統領を『人種差別の棟梁・親分』として尊敬しているそうだ。記述したメモに記されている。世界の人種差別者がトランプを崇拝する現実、アメリカ合衆国の人達はどう考えるのだろうかなあ。もともと移民が欧州から流れ込んだアメリカ。いわば欧州でくいつめた人々が建国した国。その国のトップが人種差別者とは、アメリカ人の常識は世界の非常識だなあ。