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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『造船復活① 「自動運行船の波頭へ」』

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今日の画像は、100円ショップ・ダイソーが創立した『健闘を誓うダイソー女子駅伝部』、そして『世界遺産べスト70 記勝丙能)』です。66 アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域 オランダ、67 チチェン・イッツァ遺跡 メキシコ、68 シーギリヤ遺跡 スリランカ、69 アマルフィ海岸 イタリア、70 リドー運河 カナダ。


★★★瀬戸内海を囲むように集積する西日本の造船各社が『未来の船』を主導している。グローバル化によせる海上輸送の増加や船員不足、環境規制など次々と押し寄せる課題の大波―。船用機器メーカーや大学との地域連携を生かして人工知能『AI』を初めとする最新テクノロジーと、もの作りの技とを融合し、自動運行船の実現をたぐり寄せる。

国内造船各社は今、大きな変革を迫られている。世界の海上荷動き量は2016年に110億トンと04年比5割増えた。一方、日本人船員は6万4千人と2割減った。建造量では中国・韓国に差を開けられている。政府は競争力向上を掲げ『25年までに自動運行船の実用化』の旗を振る。これに西日本勢が呼応する。

長崎県西彼杵郡にある『大島造船所』は、開発中の電気推進船『e-Oshima』の自動運航実験を20年にも始める。GPSで衝突を回避する機能などを付加。長崎や瀬戸内海は離島が多く、『離島航路の維持にも必要な技術』と話す。

安全技術では神戸大学が日本郵船と20年度に西日本を舞台に衝突回避の実証実験を始める。AIにベテラン船長のノウハウを叩き込む。現在はコンピューターで『目的地に向いつつ減速せずに他船を避ける』課題を検証し、26万回の学習で3時間運航しても衝突しなくなった。

古野電気は拡張現実AR技術を使い、操船室から見える景色の映像に他船や自船の航路を重ねて表示する航海情報表示システムを商船三井と共同で開発した。衝突しそうな船は色枠で囲うなどして船員に警告する。

古来、大陸文明を運んだ瀬戸内海では戦国期に海賊が活躍。江戸期には海運業が栄え、近代造船のヤンマーやボイラーの三浦工業、船舶塗料の中国塗料などが脇を固める。関連業種がこれほど揃うのは世界でもほかに北欧くらいだ。技術力の結集がカギとなる自動運航船では中韓に負けない。


最王手の『今治造船』も自律船やバイオ燃料を使った新型船の開発に本腰を入れ始めた。新設した『技術開発室』で精鋭が4つのテーマを深耕、『ニーズに応じて1週間で「こんな船が造れる」と提案出来る体制を整える』と意気込む。様々な企業、大学が連携や競争を繰り広げるのも集積地がなせる技。そのエネルギーが造船業に新たな浮揚力を与える。

国際的に強まる環境規制も『未来の船』を既定する。国際海事機関IMOは2020年、外航船の排ガス中のSOx濃度の規制を現行の3.5%以下から0.3%以下にする。温暖化ガス排出量も今世紀中にゼロにする。

そこで商船三井が打ち出したのが帆船『ウインドチャレンジャー』。カギを握るのが金沢工業大学の革新複合材料開発センターだ。軽く丈夫なガラス繊維強化プラスチックGFRPで帆を作る。『8本の帆で30%の省エネ効果が見込める』と。

大阪湾では、19年にほぼSOxを出さないLNG燃料船が初就航する。商船三井がオール関西で取り組む『いしん』だ。発動機はヤンマー、建造は金川造船、運航は日本栄船。大阪ガスは堺泉北港にLNG基地を整備した。東京湾でLNG船を展開する日本郵船を念頭に『大阪湾は渡さない』と意気込む。

昨年9月、日本で初めてSOx除去装置を取り付けたのが、尾道市の『三和ドック』だ。配管が複雑に絡む船内で3次元スキャナーを駆使して立体的な設計図を描く技術を活用、『すでに21年の仕事まで受注した』そうだ。

神戸製鋼が実用化した船の廃熱を使った発電システムは世界初で、燃料やCOx排出削減に繋がる。西日本の造船関連企業は、技術力で環境規制を商機に繋げようとしている。


★★<ローマ『コロッセウム』>『コロッセウム』の名前で知られるローマの円形闘技場は、暴君ネロの豪華な宮殿の人工池をつぶして建てられた。暴政の後を受けた皇帝が市民の支持を得るために、ぜいたくの限りを尽くした権利者への反感を利用したとされている。建設場所にも政治的な思惑があった。

闘技場そのものが、市民の心を掴む装置だった。その建設は、あの有名な歴史に残る『パンとサーカス』と風刺詩人が皮肉った基本政策の完成を意味していた。小麦の無料配布と催し物の提供で、権力への不満をそらすと言うものだ。人気取りのためのバラマキ政策は古代ローマの時代にすでにあった訳だ。

都心に建設中の円形競技場はどれだけ人々を熱くさせるだろうか。開幕まで500日を切った東京五輪・パラリンピックの主会場、新国立競技場のことだ。整備計画は迷走した。一度決まったデザインが白紙となり、総工費も乱高下。せっかくの新競技場も、当局の場当たり的な対応が生んだ不信はハンディになる。

五輪後は球技専用に改修し、運営権を民間に売却する。ところが維持管理費が年間24億円もかかり、先行きは不透明だ。赤字の垂れ流しになりかねない。ローマ帝国は市民がパンとサーカスの生活に明け暮れ、勤労を尊ばなくなり没落に向かった。自立と自助の精神を失った国の末路と言える。巨大な遺跡がその事実を世界に明示している。


★★<コンビニおにぎり『下剋上』>今、コンビニのおにぎりで『下剋上』が起きている。売れ筋はおおむねツナマヨネーズ、昆布、梅、サケだが、こうした定番を脅かしているのがローソンの天かすを使った『悪魔のおにぎり』や、セブン-イレブンの『もち麦もっちり!』だ。

尤も新星は突然誕生した訳ではない。セブン-イレブンのもち麦は2年越しのヒットだった。コンビニにとって健康を全面に出した商品は意外に売れにくい。これまでも低カロリーおにぎりなどを投入しても不発。植物繊維が豊富なもち麦も東京限定で2017年に発売していたが、大きな話題にはならなかった。

だが味、品質、CMを見直し、『もち麦もっちり!』として全国販売すると18年に大ヒットした。1年間の累計販売数は1億5千個に達する。セブン-イレブンでは『消費者の2歩、3歩先を行っても売れない。半歩先は評価される』とセブン-イレブン方程式を披露する。

実は100円で手軽にコーヒーが飲めるセブンカフェも同じだった。過去にセブンはエスプレッソマシンを置いていたが、なかなか売れない。だがスターバックスなど持ち帰りコーヒーが習慣として根付いたことで、ドリップコーヒーマシンのセブンカフェはすんなりと受け入れられた。

セブン-イレブンのPB商品の高級タイプ『セブンプレミアムゴールド』にもこうした法則が生きている。セブンゴールドは10年9月にスタート。11年度は9アイテムで、18年11月には42アイテムに増え、売上高も7倍に膨れあがった。『金の食パン』や『金の直下焼ハンバーグ』などだ。

家計の消費支出に占める飲食費の割合を示すエンゲル係数は豊さと共に低下するが、今や高まる時代。食へのこだわりが強まっているのも背景にありそうで、節約志向ばかりに気をとられていると商機を失う。


★★<東京福祉大の補助金半額に減額>留学生約1,400人の所在不明が明らかになった東京福祉大が、文部科学省の指導に反し、過去に実刑判決を受けた元総長の男性を大学経営に関与させていたことが分かった。文科省は大学の管理運営が不適正だとして、同大への今年度の私学助成金を50%減額する方針を固めた。

一方、柴山文科相は閣議後会見で、留学生不明問題について『通学実績がないにもかかわらず、定員充足のために留学生を受け入れているとすれば、大変ゆゆしき問題』と述べ、留学生の管理運営も不適切と判断されれば、さらなる補助金の減額や不交付も含めた厳しい対応を検討する考えを示した。

関係者や文科省によると、東京福祉大の元総長の男性は強制わいせつ罪に問われ、平成20年に懲役2年の実刑判決が確定。文科省は元総長を経営から排除するよう指導した。

しかし、元総長は役職に就いていないにも関わらず、現経営陣に指示するなどして実質的に大学経営に関与していたことが文科省の調査で判明した。同大は平成27年度以前にも複数回、同様の理由で減額対象になっていた。文科省は留学生不明問題についても調査する方針。

まあ、文科省の補助金に群がる銀蠅だな東京福祉大は。あの岡山の加計某も同じ穴のむじななのではなかろうか。『子供に広く教育は必要』を逆手にとって、日本全体を甘えの構造に陥れている。大学に通う資格もない学生を、3流、4流の私立大学がつり上げ、大学運営よる利益ねん出にご熱心なのだ。東京福祉大は、一時休学させるくらいの厳しい措置が必要だ。加計某の大学は、安倍大首相のお友達だから、文科省は忖度して、手が出せないだろうなあ。


★★<100均ショップのダイソーが女子駅伝部> 100均ショップを全国で展開する大創産業(東広島市)が4月1日付けで『ダイソー女子駅伝部』を創部することになり、広島市内で記者発表が行われた。初代監督には広島・世羅高陸上競技部監督の岩本真弥さん(53)が就任。今年3月に高校を卒業した5選手が入部する。岩本監督は『とてもフレッシュな気持ち。やるしかない。不安な気持ちは取り除き、期待感を持って臨みたい』と意気込みを語った。

15年間指導してきた世羅高は3月末で退職する。全国高校駅伝で男子を5度、女子を1度、優勝に導いた名将は『数年前から引き際を考えていた。後を任せられる人材ができたので、今回、監督の話を引き受けることになった』と説明。今後の目標には『3年後にプリンセス駅伝(全日本実業団対抗女子駅伝の予選会)、5年後にクイーンズ駅伝(本大会)に出場し、10年後に頂点を取れれば。広島の人から愛されるチームを目指したい』と青写真を描いた。

部員は岩本監督の教え子である世羅高出身の3人を含む5人が入部する。いずれも3月に高校を卒業したばかりの将来性豊かな18歳。大創産業に正社員として入社し、週に2回、午前中のみ店舗などで業務を行い、それ以外は練習に打ち込む。今年1月には選手寮も完成。トレーニング施設も備え、充実した環境が整っている。

小川金也・女子駅伝部部長(59)は『広島県の陸上競技を盛り上げ、競技人口を増やすことで地域貢献、社会貢献を果たしていきたい』と説明。『我が社は全従業員の85%を女性が占めている。お客様も女性の方が大半で、女子力で支えられてきた会社。女性を応援していきたいという思いから女子駅伝部とした』と話した。

日清食品とはえらい違いだねえ。ちょっと調子が悪いからと言って、即陸上部を閉鎖。創業者『安藤百福さん』が墓の下で涙しているだろう。

『広島県の陸上競技を盛り上げ、競技人口を増やすことで地域貢献、社会貢献を果たしていきたい』との言やよしだ。岡山の天満屋女子陸上部が活躍している。『負けるなダイソー』だねえ。応援するよ。日清のチキンラーメンは買わないよ。

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