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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『水産大国、再興なるか④ ホタテが芽を吹き、「一軒の預金1億5千万円」』

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今日の画像は、サクラの池の落下が見事に美しい『花筏=落花模様』、そして広島市『二葉の里歴史の道察「饒津ニギツ神社」』。藩祖『浅野長政』を祭ったもの。江戸時代後期から明治時代に流行した『藩祖を祀った神社』のひとつです。全国各地にこんな神社があるんですねえ。日本は広い。右下をクリックすると、大きな画が見られます。


★★★2月、台湾の高級百貨店に北海道の佐呂間漁協の漁師ら6人の姿があった。熱い視線の先に並ぶのは北海道最大の湖サロマ湖のホタテを使った干し貝柱だ。大粒でアメ色の上級品として贈答用の木箱入りで並ぶ。消費者はどんな物を求めているか。台北市や高雄市内を巡り、情報を集めた。

2018年の農林水産物の輸出額は9,068億円と前年比12%増え『1兆円』が視野に入った。輸出額が最も多い品目はホタテ貝。477億円と3%増えた。牛肉の247億円やリンゴの140億円を上回る。販路拡大へ早くから『種まき』してきた成果だ。サロマ湖を含む北海道のホタテ漁は13年、環境に配慮した漁業を示す国際認証を取った。

中国ではおかゆやスープに干し貝柱は欠かせない。欧州からはソテー用の注文が増えている。韓国に殻付きで生きたまま出荷する例も。『時代、国によって求められるホタテは違う』。住吉北海道漁業士会会長(50)は語る。

佐呂間漁協組合員の平均貯蓄額は18年に1億5千万円を突破した。年収は5千万円~7千万円とプロ野球選手並み。湖畔には『ホタテ御殿』が並ぶ。小さなカキやエビがいるだけの資源が乏しく冬には流氷で閉ざされる湖だった。住吉は『漁業と言うより畑作。資源を作り、採れるようにした』と語る。


漁獲が安定し裕福になったのは平成になってからだ。稚貝の放流や流氷対策、漁獲ルートの策定。漁協は毎月の会議で漁業者同士が意見を出し合う。経営の安定には『禁漁だけでなく、自分たちで資源を増やさないとだめだ』。

改善は続く。ホタテ漁師の船木(41)は毎朝スマホで湖の様子を点検する。湖に設置したセンサーから水温や塩分濃度などのデータが届く。『大雨や春の雪解けなどで胡内の状況はいつも変わる』。スマホで常に水中の様子を把握し、良く育つようイカダの場所や稚貝をつるす高さを調節する。17年に60年ぶりに技官出身で長官となった長谷水産庁長官(61)は『生産効率で世界最高峰』と証言する。

浜の現状や課題を知る長谷が『頑張る漁業者を応援するため、今出来るすべてを盛り込んだ』のが、資源管理の充実や漁業の成長産業化を目指す改正漁業法だ。2月、釧路プリンスホテルに集まった漁師に長谷は語りかけた。『種まきした結果、今がある。皆さんの成功例を全国の浜に広げたい』と。


★★<ゲノム編集 GABA15倍のトマト開発>『我々が開発してきた研究成果を生かす上で、ゲノム編集は非常に有効だ』。品種改良の専門家である筑波大の江面教授は語る。取り組むのはゲノム編集の技術を使い、栄養を増したトマトの開発だ。

新品種のトマトは血圧の上昇を抑えたり、ストレスを軽減したりする効果があるとされるアミノ酸『GABAギャバ』の含有率が通常のトマトの15倍。GABAを配合した菓子や乳飲料が人気を集めており、江面教授は『消費者の健康志向が高まる中、ニーズは大きい』と見る。

海外でも大手企業が実用化に乗り出しており、米デュポンは、ゲノム編集で収穫を増やしたトウモロコシを開発。屋外栽培試験などを通じて数年内の商品化を目指している。

夢のバイオテクノロジー―。こう称されるゲノム編集は世界的な注目を浴びている。人間を含むあらゆる動植物を対象に、遺伝子の一部を切断するなどして改変。狙った通りの性質や機能を持たせることが出来る。調査会社によると、ゲノム編集の世界市場は医薬分野を中心に19年に3,500億円。25年には1兆円になると予測される。

従来の穀物の品種改良に使われた遺伝子組み換え技術は、外部の遺伝子を取り入れる場合に、安全性を不安視する声が根強い。これに対し、ゲノム編集は原則として対象作物の遺伝子自体を改変するため、安全性が高いとされる。さらには、品種改良にかかる時間やコストを削減出来る。米国では18年3月に農務省がゲノム編集を使った品種改良を規制しない方針を示したが、欧州では慎重な姿勢も目立つなど、国ごとに対応が異なっている。


★★<働き方進化論◆,むしゃらは許せるか>『お前は天才じゃない。でも、人より努力すれば結果はついてくる』。シンガポールの会計事務所代表を務める公認会計士の長縄さん(43)は教師だった両親からこう言われて育った。会計士として駆け出しのころから自ら手を挙げて猛烈に働き、シンガポールの拠点をゼロから立ち上げた。

午後10時に強制消灯―。日本の大手監査法人や金融機関で当たり前になった『働き方改革』に長縄は違和感を覚える。シンガポールでは労働時間の規制が日本に比べれば緩い。大多数の社員は定時退社するが幹部候補生はがむしゃらに働く。成果は給与や昇進に返ってくるかだだ。

割り切れない思いを抱えている働き手もいる。フィンテックベンチャーに勤める真田(30)は1年前大手金融機関を辞めた。金融商品の販売に向けたリサーチ業務で毎月の残業は80時間超。厚労省からの要請で会社が19時以降退社を掲げてからは効率を高め成果を保とうと懸命だった。だが従来と同じ仕事ぶりで時間が来れば帰る人も多く、それでも評価はほぼ同じ。『会社は成果より残業時間の削減が第一だ』とやりがい感が感じられなくなった。今は年俸制だ。半期毎に目標に対する成果を精査され、きちんと評価される。頑張りが会社の成長につながる実感もあり、『責任感も、やる気も高まる』。


米国では企業が『ジョブ・ディスクリプション=職務記述書』で、従業員に求める具体的な職務や権限の範囲などを明示する。働く時間を重視する日本に比べ評価軸が明確だ。時間から切り離された働き方として米国で導入された『ホワイトカラー・エグゼンプション=脱労働時間制度』がある。米国の労働者の2割に適用されている。成果に対する評価を軸にするため、生産性の向上や効率化に有効だ。

労働基準法は賃金を働いた時間に応じて支払うよう定めている。戦前の工場法の流れをくみ、労働時間に比例して仕事の成果が出るという考え方に経つ。日本でも『脱労働時間制度』が始まる。今までの慣行を破り、新しい働き方の道が開けるか試金石になる。


★★<トランプ大統領の納税記録、23日までに提出要請 米下院委>米議会下院の歳入委員会は現地時間13日、トランプ大統領の納税申告書を23日までに提出するよう内国歳入庁(IRS)に要請したと明らかにした。トランプ大統領に納税漏れがないか精査する方針だ。当初は提出期限を10日に設定したがIRSが応じなかった。期限が再び守られなければ議会調査権を使って提出を強制するシナリオが取りだたされている。

野党・民主党のリチャード・ニール歳入委員長はIRSに宛てた13日付の書簡で『提出の要請は連邦税法に関連した監督を促進する目的がある』と説明。トランプ氏の最近6年間の納税申告書を提出するよう改めて求めた。23日午後5時に期限を設けたうえで『従わなければ要請を拒否したとみなす』と強調。申告書を入手するために議会調査権の行使や提訴といった強硬策に出る考えをにじませた。

トランプは2016年の大統領選のころから納税記録の公開を拒んできた。今月3日に歳入委の提出要請を受けた後も『監査中だ』と説明し拒否してきた。納税漏れだけでなく、過去の不動産ビジネスでの違法性が疑われかねない取引やロシアとの取引関係が判明する事態を恐れているとの観測がある。


20年の大統領選に出馬を表明済みの民主党候補は申告書を公開してトランプに圧力をかけている。米メディアによると、これまでにエリザベス・ウォーレンやエイミー・クロブシャー、キルステン・ジルブランド各上院議員が公開した。政治家らの節税の実態を明らかにした『パナマ文書』が話題を呼んだように脱税や節税、不適切な取引に関して米国民の視線は厳しい。

一方、公表がイメージ悪化につながりかねない民主党候補もいる。バーニー・サンダース上院議員は8日、米メディアのインタビューで申告書を近く公開すると説明した上で『金持ち』であることを認めた。本の出版が大半の収入だと強調した上で『私は億万長者ではないしトランプのようにサウジアラビアへの投資はない』と説明した。

ただ大統領選では富豪や大企業トップを批判して支持を集めているだけに『実は金持ち』との事実は選挙戦に影を落としかねない。サンダース氏はこれまで納税申告書の公開を拒んでいた。

米下院の過半数を占める民主党のトランプ追撃が始まったねえ。トランプの行状が激しかった分、その反動も激しいだろうなあ。燃えるアメリカ合衆国、ネイチャーを除き国民全部が移民の子孫の国だ。


★★<スズキの検査不正、一気に拡大 隠蔽が常態化>2018年夏に発覚したスズキの検査不正が一気に広がりを見せている。12日に新たにブレーキ検査などの不正が発覚。数値をかさ上げし不合格の結果を『合格』とし、1980年代から無資格者が検査するなどの不正があり、組織的な隠蔽も確認された。同社は徹底したコスト削減で知られるが、品質管理を軽視してきた経営体制が厳しく問われる。

『合格範囲内で数値を書いておけ』『書き直しをするとチェックシートが汚くなる』。スズキが12日に公表した出荷前に実施する完成検査の不正に関する外部調査報告書には、上司が検査員に指示した文言が並ぶ。スズキが18年8、9月に発覚した不正を受け法律事務所に依頼した調査は、社内のデータを検証し、検査員ら約300人向けのアンケートと経営層を含む320人に聞き取りを実施した。

四輪車のすべての車両をチェックする全数検査ではブレーキやハンドル、速度計、ライトなどで約10項目の不正があった。決められた手順で検査せず本来不合格のものを合格にしたり、一部を省略したりしていた。例えばブレーキの制動力では、複数の検査員が検査機器で不合格と判定された車両を合格としてチェックシートに記載して再検査していなかった。乗車人数を変え合格の結果を得ていた事例もあった。92年ごろからブレーキペダルを規定よりも強く踏み
合格の数値を出す不正がされていた可能性がある。無資格者による完成検査も判明した。検査員として登用される前に単独で完成検査をしたと話す従業員がいた。教育期間中にもかかわらず、検査員の印鑑を借り検査をしたとの供述もあった。一部では81年ごろから始まっていた可能性がある。


自動車業界の無資格検査は17年、日産自動車やSUBARUで発覚した。スズキは当時『無資格検査はない』と国土交通省に報告していた。その裏側で、検査補助者が単独で実施したことが発覚することを恐れ、書類の差し替えなどで隠蔽していた。こうした実態は課長クラスまで認識され、悪質だ。スズキは販売価格の安い軽自動車や小型乗用車が主力で、徹底した工数、部品などの削減で知られる。報告書は『少人』と呼ばれる同社の工場全体の人員削減で検査部門が軽視されていたと指摘した。

12日の記者会見で鈴木俊宏社長は『あくまで機能や品質などを確保したうえでのコストダウンと理解されるべきところが、誤った理解に結びついたのではないか』と話した。スズキは18年3月期まで8期連続で毎年200億円以上の原価低減をしてきたが、過度なコスト削減で現場が疲弊していたのは否めない。

スズキは16年に発覚した燃費不正後も体質を変えられなかった。報告書はその原因として余力がない人員計画などを挙げ『規範意識の著しい鈍麻』『内部統制の脆弱さ』と厳しく指摘した。スズキは不正を受けたリコール関連費用で800億円の特別損失を計上する。ブランドイメージへの悪影響が広がり、経営に一段と打撃になる可能性がある。

この鈴木社長の記者会見をテレビニュースで見たが、本当によく似ているねえ、父親の会長鈴木修さんに。顔かたちがそっくりさんだ。


★★<サンフレ、神戸に大逆転勝ち。渡大生覚醒か>昨日ののサンフレにはしびれました。出だし、神戸の早いパス回しとプレーにサンフレが翻弄される雰囲気。そして早々にFKからの失点。今日はだめだと、DAZN受信用のタブレットをテレビにはつないだまま居間に置いて放置。

私は自室に入り別なことを。と、しばらくして、かみさんが、3点、3点と。意味不明なれど、試合が動いたのだと。見ると、3-2で逆転していではありあませんか。そしてすぐに、渡のスーパーボレーが飛び出して。

先週のACLでの渡の得点もボレーでしたが、このボレーは飛んできたボールにタッチするだけの感じ。
今日のボレーは、速いクロスに足をいっぱい伸ばし、タイミングをきっちり合わせないとゴールにならないボレー。難しさ百倍。

さらに、その前のオーバーヘッドでの得点があった。これもスーパーだ。その前の同点打も、クロスからの最初のヘッドは渡、そして野津田の頭へとわたり、最後に柏が後ろ向きで頭で押し込んだ。
こんなゴール見たのも初めてです。やはり、サンフレは昨年後半の失速を教訓に新しい戦術を編み出したと見られる。たかが7節終了時点ではあるが、首位を走るチームを応援するのは気分がいい。それにカープが首位にいても、6チーム中の首位。J1は、18チーム、更に下のJ2、J3の頂点にたつ首位だから価値はプロ野球より格段に高いと思うがねえ。市長の松井君にはその価値がわららないらしい。

次節、敵地でのFC東京戦がまさに前半の山場だろう。カープの敗戦続きを跳ね返す、嬉しいサンフレの逆転ゲームではあった。大分が勝ったのもまたいいなあ。サンフレ育ちの片野坂監督の力量十分だねえ。

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