☆☆パンゲア:パンゲア大陸。超古代に存在していた超大陸の名。現在の諸大陸に分裂する前に一つであった大陸の名称。デジタルの時代、アナログでは考えられなかったスピードとロジックで、世界はパンゲアのような一体化した世界に収れんされつつあるのではないか。
★今日の場増は、千葉県市原市の山倉ダムに完成した、日本一の水上型のメガソーラー。発電力は1万6千kw、5千所帯分の電力をまかなう。『京セラTCLソーラー』が開発し、全量を東京電力に売電する。徐々にではあるが、日本にもクリーンエネルギーが拡大しつつあるねえ。そして、広島市の中心部、紙屋町交差点の南西地域の画像です。この地域のランドマークはエディオン本店なのですが、今改装新築中で、空間になっています。角っこは、元興銀、今みずほ、そして電車通りに面して本通りまで。反対側には広島銀行本店がありますが、今営業閉鎖中で、取り壊して新しくタワービルが建設される予定です。
★★★新しい星を見つけ出したのは『AI』だった。NASAが2017年12月に存在を明らかにした2つの太陽系外惑星。惑星が恒星の手前を横切る際に出来る影の見分け方を学んだAIが、宇宙望遠鏡で30分おきに捉えられる膨大な観測データを分析して発見した。
AIとの掛け合わせで新たな地平を拓くデータの潜在力。企業も利益を生む『宝の山』として国をまたいで追い求める。運転手が『そこのかざして』と。NY名物のタクシー、イエローキャブ。後部座席にある支払端末の画面にQRコードが現れた。中国のアリババ集団のスマホを使う電子決済『支付宝アリペイ』が米国でも使えるようになった。今は中国の銀行に口座を持つ人向けだが、中国からの海外旅行者は全世界へ年1億3千万人。各地に利用環境を広げておき、いずれ地元の人々の財布にも、と目論む。ネット通販など自陣営の経済圏への取り込みに活用する絵図を描く。
世界貿易の停滞が続く中でも国際データ通信量は2年毎に倍増が続く。国を飛び交うデータは今や『ヒト・モノ・カネ』以上にグローバル化を推し進める主役だ。国家も国力を握る材料と捉えて扱うが、使い方次第で究極の管理社会になる不安もある。
『阻止せよ』。昨年11月15日、中国の湖南省衝陽市が発信した『重要警備情報文書』で公安当局が一斉に動いた。全国に5千万人以上いる退役軍人の一部が北京に集まり、待遇改善を訴えようと計画。当局は10億人が使うスマホの無料対話アプリの監視から計画の端緒を把握し、事前に封じ込めた。
中国はデータの自由な移動を禁じて国内に蓄積させ、政府の監理下に置く鎖国政策をとる。東南アジアや中東・アフリカの一部も同様の法規制導入になびく。デジタル空間の管理が統治安定に有効と映り、自国のネット産業を保護・育成する思惑も働く。EUもプライバシー保護を目的に18年5月から域外へのデータ持ち出し制限を厳しくする規則を導入する。
反対に『市場原理に基づくルールの進展から全ての国が恩恵を受ける』。昨年12月のWTO閣僚会合。電子商取引での自由なデータ流通を訴えたのは米UDTRのライトハザー代表だ。アマゾンなど自国の巨大ネット企業の海外展開を後押しする意図が透ける。国際ルールづくりは国家の存亡がかかる。
『鉄は国家なり』『石油の一滴は血の一滴』。経済を発展させ、世界の距離を縮めてきた素材は価値の大きさをこう語られて来た。そしてデータの世紀を迎えた今は『データを制する者が世界を制する』。制するのは誰か。デジタル主導の新しいグローバリぜーションへせめぎ合いは熱を帯びる。
こんな話を見聞きすると、日本のデジタルがいかに遅れているかを痛感させられる。政府・経済産業相他関連の部署は何をのほほんと毎日過ごしているか、と。『喝!』である。
★<私の愛唱歌>最近は、山歩きで歌を歌いながら歩いている。題して『私の愛唱歌』。懐かしい歌ばかりである。歌詞はなかなか覚えられない。が、大声で歌いながら歩く気持ちは、とてもすがすがしい。時折、人と離合するが、相手の人もついニヤリとしてくれる。それにしても、阿久悠の作詞曲が多い。しかもキャラクターがすべて異なると言う異色。都はるみもあれば、高橋真梨子、ピンクレディも、森昌子、石川さゆりもあるんだから。
歌手 作詞 作曲 発表年
1 星は何でも知っている 平尾昌晃 水島哲 津々美洋 1958
2 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子 山上路夫 平尾昌晃 1972
3 ラ・ノビア ペギー葉山 あらかわひろし 1962
4 私の城下町 小柳ルミ子 安井かずみ 平尾昌晃 1971
5 君といつまでも 加山雄三 岩谷時子 弾厚作 1965
6 僕は泣いちっち 守屋浩 浜口庫之助 浜口庫之助 1960
7 港町ブルース 森進一 深津武志 猪俣公章 1969
8 五番街のマリー 高橋真梨子 阿久悠 都倉俊一 1973
9 北の蛍 森進一 阿久悠 三木たかし 1984
10 青い山脈 藤山一郎 西条八十 服部良一 1949
11 別れの一本杉 春日八郎 高野公男 船村徹 1955
12 東京だよおっかさん 島倉千代子 野村俊夫 船村徹 1957
13 長崎の鐘が鳴る 藤山一郎 サトウハチロー 古関裕而 1949
14 ブルーライトヨコハマ いしだあゆみ 橋本淳 筒美京平 1968
15 夕月 黛ジュン なかにし礼 三木たかし 1968
16 希望 岸洋子 藤田敏雄 いずみたく 1970
17 時の過ぎゆくままに 沢田研二 阿久悠 大野克夫 1975
18 北の宿から 都はるみ 阿久悠 小林亜星 1975
19 また逢う日まで 尾崎紀世彦 阿久悠 筒美京平 1971
20 熱き心へ 小林旭 阿久悠 大瀧詠一 1985
21 恋の季節 ピンキーとキラーズ 岩谷時子 いずみたく 1968
22 哀愁列車 三橋美智也 横井弘 鎌田俊 1956
23 昔の名前で出ています 小林旭 星野哲郎 叶弦大 1975
24 君こそわが命 水原弘 川内康範 猪俣公章 1967
25 さざんかの宿 大川栄策 吉岡治 市川昭介 1982
26 横浜たそがれ 五木ひろし 山口洋子 平尾昌晃 1971
27 長崎は雨だった クール・ファイブ 彩木雅夫 森岡賢一郎 1969
28 ウナセダディ東京 ザ・ピーナッツ 岩谷時子 宮川泰 1967
29 赤いハンカチよ 石原裕次郎 荻原四朗 上原腎六 1962
30 いい日旅立ち 山口百恵 谷村新司 谷村新司 1978
31 北へ 小林旭 石坂まさを 叶弦大 1977
32 この世の花 島倉千代子 西条八十 万城目正 1955
33 逢いたいなああの人に 島倉千代子 石本美由紀 上原げんと 1957
34 からたち日記 島倉千代子 星野哲郎 浜口庫之助 1958
35 津軽海峡冬景色 石川さゆり 阿久悠 三木たかし 1977
36 天城越え 石川さゆり 吉岡治 叶弦大 1986
37 真っ赤な太陽 美空ひばり 吉岡治 原信夫 1967
38 上海帰りのリル 津村謙 東条寿三郎 渡久地政信 1967
39 さすらい 小林旭 西沢爽 狛林正一 1960
40 北帰行 小林旭 宇田博 宇田博 1961
41 誰よりも君を愛す マヒナスターズ・松尾和子 川内康範 吉田正 1959
42 君恋し フランク永井 時雨音羽 佐々木紅華 1961
43 天使の誘惑 黛ジュン なかにし礼 鈴木邦彦 1968
44 いいじゃないの幸せならば 佐良直美 岩谷時子 いずみたく 1969
45 喝采 ちあきなおみ 中村泰士 吉田旺 1972
46 シクラメンのかほり 布施明 小椋佳 小椋佳 1975
47 グッドナイト マヒナスターズ・松尾和子 佐伯孝夫 吉田正 1959
48 東京ナイトクラブ フランク永井・松尾和子 佐伯孝夫 吉田正 1975
49 泣かないで マヒナスターズ 井田誠 吉田正 1958
50 好きだった マヒナスターズ 宮川哲夫 吉田正 1959
51 愛しちゃったのよ マヒナスターズ・田代美代子 浜口庫之助 浜口庫之助 1965
52 いつでも夢を 橋幸男・吉永小百合 佐伯孝夫 吉田正 1962
53 寒い朝 吉永小百合・マヒナスターズ 佐伯孝夫 吉田正 1962
54 青い果実 山口百恵 千家和也 都倉俊一 1973
55 遥かなる人へ 高橋真梨子 高橋真梨子 松田良 1994
56 別れの朝 高橋真梨子 なかにし礼 ウド・ユルゲンス 1971
★<VWポロが3ナンバーに>8年ぶりにVWのポロがモデルチェンジする。長さ、幅とも6.5cm広くなり、なんと3ナンバーになる。面白いねえ、あんなちっこいポロが3ナンバーとは。顧客の要望がもっと広く、と強かったそうだが、実際、どうなるか見物だ。
★<多才なり、ビートたけし>文芸春秋は、タレント『ビートたけし(71)』の書き下ろし小説『ゴンちゃん、またね。』を一挙掲載すると発表した。この小説は、昨年話題を呼んだ恋愛小説『アナログ』以来の新作の書き下ろしで枚数は原稿用紙80枚相当と言う。
たけしは、今回の作品について『書くきっかけは、ガキの頃、初めて飼った野良犬』のチビの思い出があったからだと話す。『お袋から棄ててこいと言われて、棄てるんだけど必ずウチへ帰って来る。最後に街はずれまで連れて行くと、俺が迷い子になったったんだ。チビが家まで無事に案内してくれたんで、お袋も「何て頭のいい犬だ」なんてね。結局、飼い方も知らなかったんで満足に世話出来なかった。犬の思い出と現代人の孤独が繋がった時に作品が生まれたと思う。大人のメルヘンとして読んでもらえたらありがたい』とコメントした。まさに『多才なり、ビートたけし』ではある。しっかし、知らんかったなあ、あの学習院大・篠沢元教授がたけしの兄だったとは。
★<室戸・土佐備長炭>高知県東部、室戸の町。山が海岸近くまで迫り、額のような土地に人々は住む。ここで『土佐備長炭』という炭を焼く38歳の男性がいる。元サラリーマン。生まれ故郷で食べていける仕事を探していて、この備長炭に出会った。『土佐備長炭』は、大正の終わりから昭和の初めにかけて、紀州和歌山からその製法が伝わってきて、室戸でも産出されるようになった。近年は作り手が減り、ほそぼそながらの生産だった。この男性は炭焼きに丁稚入りした。そして室戸の山に多く生えている『かしの木』を材料として、炭焼き窯にも工夫。堅く、火持ちの良い『土佐備長炭』の開発に成功した。大阪、京都あたりからの引き合いも多いと。かしの木は、倒した後、付近の雑木を切り倒し、太陽の日が入るよう、環境を整備、切り株からまた芽が出て何十年かの後、子孫がまた備長炭の材料に使えるようにと、自然のサイクルにも気を留める。人間、前向きに、一途に物事に取り組むと、一事業が成されるんだねえ。感心した、『土佐備長炭』だ。
★<10軒の種麹屋>醤油、日本酒、みりん、味噌などを作る際、『麹菌』を加え、発酵させるが、この麹菌を販売する店が『種麹屋さん』。今、京都を中心に10軒ほどが営業し、全国4,000軒の麹菌使用業者に、菌を販売する。『オリゼ』と呼ばれ、ラテン語で『イネ』を意味する。日本で生まれ、800年来生き続ける種麹。大本の菌に触れることが出来るのは、その店の主人だけで、一子相伝で伝えられてきた。主は子孫代々伝えられたものを継ぐ。日本では昔『もやし』と呼ばれていた。
椿の若葉を燃やし、その灰をごはんの上にまぶすと『緑の麹菌』が宿る。19世紀にパスツールが発見したイースト菌より早い時代に日本では使われており、その伝承や改良の方法が存在した。麹菌には1年に2度新しい命を吹き込む。代を重ねると糖分を出す力が衰える。大本の一粒を入れると生き返るのだ。この麹菌のお陰で、日本食・和食は続いてきた。オリゼは、珍しく細胞の中の核が複数存在する。もとはフブラス菌とみられるが、フブラスは毒素を発散する。オリゼは、この毒素を発散しない。日本の家屋、蔵の中で代々育てられるうちに、天敵に会う機会がなくなり、毒素発散の機能が途絶えたと見られる。この自然界にいないカビこそが、日本料理の真髄を創り出す。まっこと、素晴らしい文化であり、伝統ではある。
★<伊吹元衆院議長発言の重み>安倍政権支持率が急速に下落。面白いのは、読売新聞が世論調査を実施したのかしないのか、結果を発表していない。読売の調査でも支持率が相当悪かったのだろう。共同、時事、朝日、毎日、軒並みダウンし、不支持率が支持率を10%以上上回る状態。情況はまるであの、消えた年金問題でつぶれた安倍第一次内閣の様相を呈してきた。
これを見て、伊吹元衆院議長は、『役人に対して国会議員が何でもできるという風に思っているのが、支持率が大きく下がって来た原因だ』と指摘。また公明党の井上幹事長は、前川前文化省次官の授業について、自民党の議員が文化省に問い合わせたことに『極めて強い違和感を持っている』と批判した。
自民党が政権を取って、野党がチリジリばらばら。これを見て、自民党議員、内閣が思い上がって傲慢になっていることは事実だろう。足元が危うくなったねえ。それにしても野党はだらしない。政権を取る意欲が欠けている。もっと、小異を捨てて大同につく姿勢をとらないと永久に自民の天下が続くな。