Quantcast
Channel: Freeman 雑記帳・広島
Viewing all 1093 articles
Browse latest View live

『向かうパンゲア6 データを制する者が世界を制する』

$
0
0













☆☆パンゲア:パンゲア大陸。超古代に存在していた超大陸の名。現在の諸大陸に分裂する前に一つであった大陸の名称。デジタルの時代、アナログでは考えられなかったスピードとロジックで、世界はパンゲアのような一体化した世界に収れんされつつあるのではないか。

★今日の場増は、千葉県市原市の山倉ダムに完成した、日本一の水上型のメガソーラー。発電力は1万6千kw、5千所帯分の電力をまかなう。『京セラTCLソーラー』が開発し、全量を東京電力に売電する。徐々にではあるが、日本にもクリーンエネルギーが拡大しつつあるねえ。そして、広島市の中心部、紙屋町交差点の南西地域の画像です。この地域のランドマークはエディオン本店なのですが、今改装新築中で、空間になっています。角っこは、元興銀、今みずほ、そして電車通りに面して本通りまで。反対側には広島銀行本店がありますが、今営業閉鎖中で、取り壊して新しくタワービルが建設される予定です。

★★★新しい星を見つけ出したのは『AI』だった。NASAが2017年12月に存在を明らかにした2つの太陽系外惑星。惑星が恒星の手前を横切る際に出来る影の見分け方を学んだAIが、宇宙望遠鏡で30分おきに捉えられる膨大な観測データを分析して発見した。

AIとの掛け合わせで新たな地平を拓くデータの潜在力。企業も利益を生む『宝の山』として国をまたいで追い求める。運転手が『そこのかざして』と。NY名物のタクシー、イエローキャブ。後部座席にある支払端末の画面にQRコードが現れた。中国のアリババ集団のスマホを使う電子決済『支付宝アリペイ』が米国でも使えるようになった。今は中国の銀行に口座を持つ人向けだが、中国からの海外旅行者は全世界へ年1億3千万人。各地に利用環境を広げておき、いずれ地元の人々の財布にも、と目論む。ネット通販など自陣営の経済圏への取り込みに活用する絵図を描く。

世界貿易の停滞が続く中でも国際データ通信量は2年毎に倍増が続く。国を飛び交うデータは今や『ヒト・モノ・カネ』以上にグローバル化を推し進める主役だ。国家も国力を握る材料と捉えて扱うが、使い方次第で究極の管理社会になる不安もある。

『阻止せよ』。昨年11月15日、中国の湖南省衝陽市が発信した『重要警備情報文書』で公安当局が一斉に動いた。全国に5千万人以上いる退役軍人の一部が北京に集まり、待遇改善を訴えようと計画。当局は10億人が使うスマホの無料対話アプリの監視から計画の端緒を把握し、事前に封じ込めた。

中国はデータの自由な移動を禁じて国内に蓄積させ、政府の監理下に置く鎖国政策をとる。東南アジアや中東・アフリカの一部も同様の法規制導入になびく。デジタル空間の管理が統治安定に有効と映り、自国のネット産業を保護・育成する思惑も働く。EUもプライバシー保護を目的に18年5月から域外へのデータ持ち出し制限を厳しくする規則を導入する。


反対に『市場原理に基づくルールの進展から全ての国が恩恵を受ける』。昨年12月のWTO閣僚会合。電子商取引での自由なデータ流通を訴えたのは米UDTRのライトハザー代表だ。アマゾンなど自国の巨大ネット企業の海外展開を後押しする意図が透ける。国際ルールづくりは国家の存亡がかかる。

『鉄は国家なり』『石油の一滴は血の一滴』。経済を発展させ、世界の距離を縮めてきた素材は価値の大きさをこう語られて来た。そしてデータの世紀を迎えた今は『データを制する者が世界を制する』。制するのは誰か。デジタル主導の新しいグローバリぜーションへせめぎ合いは熱を帯びる。

こんな話を見聞きすると、日本のデジタルがいかに遅れているかを痛感させられる。政府・経済産業相他関連の部署は何をのほほんと毎日過ごしているか、と。『喝!』である。


★<私の愛唱歌>最近は、山歩きで歌を歌いながら歩いている。題して『私の愛唱歌』。懐かしい歌ばかりである。歌詞はなかなか覚えられない。が、大声で歌いながら歩く気持ちは、とてもすがすがしい。時折、人と離合するが、相手の人もついニヤリとしてくれる。それにしても、阿久悠の作詞曲が多い。しかもキャラクターがすべて異なると言う異色。都はるみもあれば、高橋真梨子、ピンクレディも、森昌子、石川さゆりもあるんだから。

歌手 作詞 作曲 発表年
1 星は何でも知っている 平尾昌晃 水島哲 津々美洋 1958
2 瀬戸の花嫁 小柳ルミ子 山上路夫 平尾昌晃 1972
3 ラ・ノビア ペギー葉山 あらかわひろし 1962
4 私の城下町 小柳ルミ子 安井かずみ 平尾昌晃 1971
5 君といつまでも 加山雄三 岩谷時子 弾厚作 1965
6 僕は泣いちっち 守屋浩 浜口庫之助 浜口庫之助 1960
7 港町ブルース 森進一 深津武志 猪俣公章 1969
8 五番街のマリー 高橋真梨子 阿久悠 都倉俊一 1973
9 北の蛍 森進一 阿久悠 三木たかし 1984
10 青い山脈 藤山一郎 西条八十 服部良一 1949
11 別れの一本杉 春日八郎 高野公男 船村徹 1955
12 東京だよおっかさん 島倉千代子 野村俊夫 船村徹 1957
13 長崎の鐘が鳴る 藤山一郎 サトウハチロー 古関裕而 1949
14 ブルーライトヨコハマ いしだあゆみ 橋本淳 筒美京平 1968
15 夕月 黛ジュン なかにし礼 三木たかし 1968
16 希望 岸洋子 藤田敏雄 いずみたく 1970
17 時の過ぎゆくままに 沢田研二 阿久悠 大野克夫 1975
18 北の宿から 都はるみ 阿久悠 小林亜星 1975
19 また逢う日まで 尾崎紀世彦 阿久悠 筒美京平 1971
20 熱き心へ 小林旭 阿久悠 大瀧詠一 1985
21 恋の季節 ピンキーとキラーズ 岩谷時子 いずみたく 1968
22 哀愁列車 三橋美智也 横井弘 鎌田俊 1956
23 昔の名前で出ています 小林旭 星野哲郎 叶弦大 1975
24 君こそわが命 水原弘 川内康範 猪俣公章 1967
25 さざんかの宿 大川栄策 吉岡治 市川昭介 1982
26 横浜たそがれ 五木ひろし 山口洋子 平尾昌晃 1971
27 長崎は雨だった クール・ファイブ 彩木雅夫 森岡賢一郎 1969
28 ウナセダディ東京 ザ・ピーナッツ 岩谷時子 宮川泰 1967
29 赤いハンカチよ 石原裕次郎 荻原四朗 上原腎六 1962
30 いい日旅立ち 山口百恵 谷村新司 谷村新司 1978
31 北へ 小林旭 石坂まさを 叶弦大 1977
32 この世の花 島倉千代子 西条八十 万城目正 1955
33 逢いたいなああの人に 島倉千代子 石本美由紀 上原げんと 1957
34 からたち日記 島倉千代子 星野哲郎 浜口庫之助 1958
35 津軽海峡冬景色 石川さゆり 阿久悠 三木たかし 1977
36 天城越え 石川さゆり 吉岡治 叶弦大 1986
37 真っ赤な太陽 美空ひばり 吉岡治 原信夫 1967
38 上海帰りのリル 津村謙 東条寿三郎 渡久地政信 1967
39 さすらい 小林旭 西沢爽 狛林正一 1960
40 北帰行 小林旭 宇田博 宇田博 1961
41 誰よりも君を愛す マヒナスターズ・松尾和子 川内康範 吉田正 1959
42 君恋し フランク永井 時雨音羽 佐々木紅華 1961
43 天使の誘惑 黛ジュン なかにし礼 鈴木邦彦 1968
44 いいじゃないの幸せならば 佐良直美 岩谷時子 いずみたく 1969
45 喝采 ちあきなおみ 中村泰士 吉田旺 1972
46 シクラメンのかほり 布施明 小椋佳 小椋佳 1975
47 グッドナイト マヒナスターズ・松尾和子 佐伯孝夫 吉田正 1959
48 東京ナイトクラブ フランク永井・松尾和子 佐伯孝夫 吉田正 1975
49 泣かないで マヒナスターズ 井田誠 吉田正 1958
50 好きだった マヒナスターズ 宮川哲夫 吉田正 1959
51 愛しちゃったのよ マヒナスターズ・田代美代子 浜口庫之助 浜口庫之助 1965
52 いつでも夢を 橋幸男・吉永小百合 佐伯孝夫 吉田正 1962
53 寒い朝 吉永小百合・マヒナスターズ 佐伯孝夫 吉田正 1962
54 青い果実 山口百恵 千家和也 都倉俊一 1973
55 遥かなる人へ 高橋真梨子 高橋真梨子 松田良 1994
56 別れの朝 高橋真梨子 なかにし礼 ウド・ユルゲンス 1971


★<VWポロが3ナンバーに>8年ぶりにVWのポロがモデルチェンジする。長さ、幅とも6.5cm広くなり、なんと3ナンバーになる。面白いねえ、あんなちっこいポロが3ナンバーとは。顧客の要望がもっと広く、と強かったそうだが、実際、どうなるか見物だ。


★<多才なり、ビートたけし>文芸春秋は、タレント『ビートたけし(71)』の書き下ろし小説『ゴンちゃん、またね。』を一挙掲載すると発表した。この小説は、昨年話題を呼んだ恋愛小説『アナログ』以来の新作の書き下ろしで枚数は原稿用紙80枚相当と言う。

たけしは、今回の作品について『書くきっかけは、ガキの頃、初めて飼った野良犬』のチビの思い出があったからだと話す。『お袋から棄ててこいと言われて、棄てるんだけど必ずウチへ帰って来る。最後に街はずれまで連れて行くと、俺が迷い子になったったんだ。チビが家まで無事に案内してくれたんで、お袋も「何て頭のいい犬だ」なんてね。結局、飼い方も知らなかったんで満足に世話出来なかった。犬の思い出と現代人の孤独が繋がった時に作品が生まれたと思う。大人のメルヘンとして読んでもらえたらありがたい』とコメントした。まさに『多才なり、ビートたけし』ではある。しっかし、知らんかったなあ、あの学習院大・篠沢元教授がたけしの兄だったとは。


★<室戸・土佐備長炭>高知県東部、室戸の町。山が海岸近くまで迫り、額のような土地に人々は住む。ここで『土佐備長炭』という炭を焼く38歳の男性がいる。元サラリーマン。生まれ故郷で食べていける仕事を探していて、この備長炭に出会った。『土佐備長炭』は、大正の終わりから昭和の初めにかけて、紀州和歌山からその製法が伝わってきて、室戸でも産出されるようになった。近年は作り手が減り、ほそぼそながらの生産だった。この男性は炭焼きに丁稚入りした。そして室戸の山に多く生えている『かしの木』を材料として、炭焼き窯にも工夫。堅く、火持ちの良い『土佐備長炭』の開発に成功した。大阪、京都あたりからの引き合いも多いと。かしの木は、倒した後、付近の雑木を切り倒し、太陽の日が入るよう、環境を整備、切り株からまた芽が出て何十年かの後、子孫がまた備長炭の材料に使えるようにと、自然のサイクルにも気を留める。人間、前向きに、一途に物事に取り組むと、一事業が成されるんだねえ。感心した、『土佐備長炭』だ。


★<10軒の種麹屋>醤油、日本酒、みりん、味噌などを作る際、『麹菌』を加え、発酵させるが、この麹菌を販売する店が『種麹屋さん』。今、京都を中心に10軒ほどが営業し、全国4,000軒の麹菌使用業者に、菌を販売する。『オリゼ』と呼ばれ、ラテン語で『イネ』を意味する。日本で生まれ、800年来生き続ける種麹。大本の菌に触れることが出来るのは、その店の主人だけで、一子相伝で伝えられてきた。主は子孫代々伝えられたものを継ぐ。日本では昔『もやし』と呼ばれていた。

椿の若葉を燃やし、その灰をごはんの上にまぶすと『緑の麹菌』が宿る。19世紀にパスツールが発見したイースト菌より早い時代に日本では使われており、その伝承や改良の方法が存在した。麹菌には1年に2度新しい命を吹き込む。代を重ねると糖分を出す力が衰える。大本の一粒を入れると生き返るのだ。この麹菌のお陰で、日本食・和食は続いてきた。オリゼは、珍しく細胞の中の核が複数存在する。もとはフブラス菌とみられるが、フブラスは毒素を発散する。オリゼは、この毒素を発散しない。日本の家屋、蔵の中で代々育てられるうちに、天敵に会う機会がなくなり、毒素発散の機能が途絶えたと見られる。この自然界にいないカビこそが、日本料理の真髄を創り出す。まっこと、素晴らしい文化であり、伝統ではある。


★<伊吹元衆院議長発言の重み>安倍政権支持率が急速に下落。面白いのは、読売新聞が世論調査を実施したのかしないのか、結果を発表していない。読売の調査でも支持率が相当悪かったのだろう。共同、時事、朝日、毎日、軒並みダウンし、不支持率が支持率を10%以上上回る状態。情況はまるであの、消えた年金問題でつぶれた安倍第一次内閣の様相を呈してきた。

これを見て、伊吹元衆院議長は、『役人に対して国会議員が何でもできるという風に思っているのが、支持率が大きく下がって来た原因だ』と指摘。また公明党の井上幹事長は、前川前文化省次官の授業について、自民党の議員が文化省に問い合わせたことに『極めて強い違和感を持っている』と批判した。

自民党が政権を取って、野党がチリジリばらばら。これを見て、自民党議員、内閣が思い上がって傲慢になっていることは事実だろう。足元が危うくなったねえ。それにしても野党はだらしない。政権を取る意欲が欠けている。もっと、小異を捨てて大同につく姿勢をとらないと永久に自民の天下が続くな。

『向かうパンゲア7 トランプの保護主義は天に向かってツバを吐くが如し、か』

$
0
0

















☆☆パンゲア:パンゲア大陸。超古代に存在していた超大陸の名。現在の諸大陸に分裂する前に一つであった大陸の名称。デジタルの時代、アナログでは考えられなかったスピードとロジックで、世界はパンゲアのような一体化した世界に収れんされつつあるのではないか。

★今日の画像は、今季初勝利で歴代最多の54勝目を飾った『高梨沙羅』、『SNSでシェアしたい人気ナンバー1の富士山』をテーマにした画と、広島市の中心部、紙屋町交差点の南西地域の画像兇任后エディオン本店と新館の間を下っていきます。この地区は土地整理組合が結成され、40階建てのタワービルが生まれる計画です。

さすがに美しき日本一の山、富士山ですね。三島市の日本一の長さの『三島スカイウオーク』、『芦ノ湖』、『箱根神社』、『小田急ロマンスカー』。右下をクリックすると、大きな画が見られます。 

★★★ブラジルの製薬大手『バイオラボ・ファーマシュティカ』は、2017年10月、カナダのトロントで海外での初めてとなる研究所の開所式を開いた。当初の予定地は米ニュージャージー州だったが、専門技能を持つ外国人向けビザ『HIB』を取得しにくくなった米国では優秀な人材の確保が難しい。一方、カナダには人材が流入。トロントのIT人材はこの2年で2万2,500人増え、米シリコンバレーとNYとを合わせた数を上回る。

EUから離脱を決めた英国では人材の流出が顕著だ。コンサルタント業の『英アーンスト・アンド・ヤング』によると、222の金融機関のうち、68社がロンドンから人員の一部移転を決定もしくは検討しており、1万人以上がフランクフルトやダブリンに移ると。

貿易赤字の削減、産業の保護、雇用確保―。理由はそれぞれだが、多くの国が内向きになり、保護主義が台頭する。だが、それは最適解なのか。グローバル化の進展で国境を越えたヒト・モノ・カネの移動が活発になり、相互依存は網の目のように張り巡らされる。保護主義ではむしろ立ちゆかなくなる。

米自転車大手、『ケント』のカムラーCEOは部品調達に頭を悩ませる。米国第一主義を掲げるトランプ政権からの支援を期待し、一部生産を中国から米国に移した。だが、米国で自転車部品の調達網はもうない。新たに部品を作ってもらうと、中国製の5~10倍のコストがかかる。TPP不参加も部品調達には逆風だ。『自由貿易で米製造業が得る利益を否定してはならない』とカムラーCEOは言う。


米自動車会社はNAFTAの見直しに反対の立場だ。現地生産規則が厳しくなりすぎると、部品を調達する企業はNAFTAを利用するのを諦め、一定の関税を支払っても安い部品を選ぶ可能性がある。そうなるとかえって米国産の採用が減る。『中小企業が恩恵を受けるのは難しくなる』と米自動車貿易政策評議会のプラント会長は懸念する。

経済産業研究所のデータでは、世界の部品の輸出額は15年までの35年間で17倍に増えた。最終製品の11倍を大きく上回る。米国の輸入額の半分は部品を含む中間財と素材だ。国をまたぐ調達網が確立し、相互依存が強まっている証左だ。米アップルは部品を200社以上から集め、その部品会社の拠点は世界の30カ国・地域にまたがる。

経済学者のサミュエルソンは著書『経済学』の中で、『関税は自国の道路に自ら穴を掘るようなもの』と表現する。経済連携が深まった今、自国のことだけを考えては、孤立し、他国を利するだけだ。保護主義の『誤謬ゴビュウ』に陥らないためにも、相互依存を生かして果実を得る知恵が求められている。まさに、トランプ大統領の目指す保護主義はアメリカ経済にとって天に向かってツバを吐くが如し、なのかも知れないな。


★<西郷城山に死す>西郷の薩軍が延岡を捨てて和田越を超え、北へ退却したのは明治10年8月14日である。この夜、桐野ら諸将は西郷の宿所を訪ねた。『今後どうするか』ということである。『明日は和田越まで南下し、その嶮に拠って官軍と決戦しよう』と軍議が一決したとき、西郷は初めて発言した。『明日は、一隊を率いて行き申そ』。8月15日未明、薩軍3千余は、昨日退却してきた道を和田越目指してとって返し始めた。政府軍は無制限に近いほど弾薬を使い、薩兵は乏しい弾薬を惜しんで撃った。昼頃になると薩兵の多くは空腹のままの所へ、政府軍が右翼から強く攻撃し、そこから薩軍が崩れ、瞬く間に全軍に及んで昼過ぎに北への逃避が始まった。

北へ退却した西郷と薩軍は、途中の俵野で窮してしまった。雨による増水で川がわたれなく、進退窮まったのである。翌16日、西郷自身の判断をもって全軍を解散すべき布告を出した。その中に『死士だけは残れ』と書いた。この解散で薩軍は千人に減った。西郷が、戦野に連れてきた二頭の愛犬を放したのも、この日である。政府軍は17日に至って、俵野付近の重囲を完了した。その兵力はほぼ5万である。西郷軍は軍議を開いたが結論は出ない。四方を囲まれ、手足が出ない状況なのである。翌17日、河野圭一郎と辺見十郎太が話し合い、二人そろって西郷の元へ行き、こんな俵野という谷底にいればドンブリ茶碗の中にたまっているアリのようなもので、すりこ木でつぶされるままに皆殺しにされてしまう。『突囲あるのみ』ということを西郷に説いた。『突囲すると言って、どう突囲するのだ』と反問する者がいた。運を天にまかせ西にそびえる『可愛岳728m』をよじ登ってはるか鹿児島へ帰り再挙をはかる、と河野と辺見が言い、別府晋介と中島健彦が同調した時、一座は深い沈黙に沈んだ。鳥にでもならない限り、不可能と思えたからである。

ともあれ、夜陰、隠密の上にも隠密を心がけて、俵野を這い出し、眼前の可愛岳をよじ登った。案内人はきこり、猟師達である。暗夜の登攀は困難を極めた。道のない箇所がいくつかあった。断崖もあった。西郷も四つん這いになりながら、『夜這いごとある』と不意に呟いて、回りの者を笑わせたりした。後の者に道筋を知らせるため、所々に白紙を裂いて枝に結んだ。『薩軍西郷・桐野以下数百人が可愛岳を越えて脱走した』という報は、山県有朋にとって全く予想外であった。彼は山々や谷々を埋めるほどの兵力をもって西郷らを包囲していたのである。


薩軍がやってのけた行動の中で最もすさまじいのが、可愛岳から鹿児島への尾根道や谷川道を踏み破って城山に帰ったことであろう。途中、ほとんどが仙道や獣道であった。可愛岳を越えて、祝子川の上流、水源付近の山を別れ、鬼ノ目山1,491mの北の鞍部を通り、鹿川峠を西に越え、湾洞峠、赤氷峠を越え、やがて今の高千穂町に出て、高千穂渓谷を渉り、鞍掛山729mを東にみつつ、杉ケ越を越え、七ツ山や九郎山の東麓の小さな渓流を下って耳川の上流に達した。次いで道は登りになり、茶屋越676m、五郎越760mを経、征矢抜、銀鏡から赤髭山の北の棚倉峠を越えて、更に西米倉の山に入り、西ノ俣山917mの西方を通って、須木に至り、そのあと山越えし、今の小林市に入った。突囲後11日目である。宮崎県の山々の難所はほぼ尽きた。鹿児島へ入ったのは9月1日で、山中2週間を費やした。

2月に鹿児島を出るとき1万余だった薩軍は、戦いの最中に徴募を繰り返したために、延べ3万人ほどは戦いに参加したであろう。1万人以上の薩人が、戦野に屍を曝した。最後に、俵野に窮した時は3千であり、そのうち五、六百の人数がこの踏破に参加し、途中、死ぬ者、道に迷う者、鹿児島県に入って戦死する者、脱落する者などがあって、城山に籠もったのは、三百七十余人である。何のために十四、五日も山々谷々を走って鹿児島まで帰らなければならなかったについては、西郷も桐野も、それ以下の誰もが理由を示していない。鹿児島一県はすでに政府軍の占領下にあり、突入出来るかどうかは誰にも分からない。『官軍など、何あろう』と叫んで、全員に鹿児島突入を決意させたのは、猛勇をして先鋒隊の指揮者辺見十郎太であった。この男なら、鹿児島に突入出来るはずであった。薩軍の先鋒隊を率いる辺見十郎太が、各地で政府軍の抵抗を撃破しつつ吉野村まで至ったが、ここでの政府軍の陣容は重厚であった。辺見は一隊をしてこれに当たらしめ、自ら一隊を率い、吉野街道を経て鹿児島を目指し、忽然と城山の下の岩崎谷に至った。彼ら先鋒隊が風のように走って私学校構内に突入したのは9月1日、午前11時頃であった。城山にも政府軍がいた。薩軍はわずか四十数名で駆け上って、激戦の末これを追い、城山を占領してしまった。


薩軍は、一般家屋にいると政府軍の砲弾などの危険があり、城山に横穴を掘って生活の場とした。西郷も同じである。以後、小競り合いが続くが、大規模な衝突には至っていない。それは山県有朋が政府軍の行動に慎重さを求め、やたらと攻撃する形にはならなかった。また大西郷を攻めるに齟齬のないよう万全の手当をした。その軍7万人。政府軍の総攻撃は19日に指示され、その開始は24日午前4時とされた。戦争と言うより屠殺というに似ている。

激しい戦闘のやり取りの後、やがて、洞前に諸将が集まって来た。その他諸堡塁で破れた連中も集まって来た。総勢40人余であった。後は出撃しかない。西郷は、洞窟の中で支度を終えた。しかし、運動の不自由な西郷の体では現実的に闘死は困難だった。このため彼は出来るだけ敵に近づき、敵弾を浴びて倒れ、それによって闘死の形をとりたいと思っていた。洞前を出てほどなく、小倉壮九郎が、『おさきに』と叫んだかと思うと、隊列から飛び出し、路上に尻を据えて、いきなり腹を切って伏せてしまった。西郷の面前だったと言う。古来の型通りに言えば、死出の露払いをするつもりだったのかも知れない。『ソゲン、イソガンデモヨカ』と、桐野が思わず声をあげてしまった。続いて、国分寿助も、隊列から離れ路傍に倒れた。腹を切ったようにも見え、敵の弾に当たったようにも見えた。

西郷らが林を抜けた時、はたして飛弾の密度が圧倒的に濃くなり、西郷の大きな体に二個の小銃弾が食い込んでしまった。西郷は突んのめるようにして倒れたが、すぐ体を起こし、後の別府晋介を省みて『晋ドン、モウココデヨカ』と言った。この時気丈に抜刀し、西郷の背に立ったのは、西郷の介錯をするという栄誉と義務感に支えられていたからに相違ない。『ご免なってたも』と言うや、別府の刀が一閃して西郷の首が地上に落ちた。8ヵ月に及んだ、壮烈な西南の役はこの時、幕を閉じた。(参考:司馬遼太郎著『翔ぶが如く』)


★<ベネズエラ仮想通貨取引禁止>米トランプ大統領は、ベネズエラが発行する仮想通貨の取引を禁止する大統領令に署名した。インフレ率が6000%を越え、破綻国家となっており、格付け会社からデフォルト状態と認定させるベネズエラは、窮余の策として仮想通貨による外貨獲得に動いたが、米国はこれを封じた。米国は石油製品の禁輸を含む追加制裁も示唆した。

『帝国主義の侵略が我々市民への攻撃を強めている』。ベネズエラのマドゥロ大統領は声明を発表し、米トランプ政権による、ベネズエラ産の仮想通貨『ペトロ』の取引禁止に強く反発している。

膨大な対外債務を抱えるベネズエラ政府だが、米国の経済制裁で債権発行や新規融資を禁じられており、資金繰りは苦しい。原油など埋蔵資源を裏付けとする独自仮想通貨の発行は外貨獲得に向けた苦し紛れの一手だったが、早々に潰された。反米一辺倒で、米国資本の逃避や、技術者、医者の海外逃避、ハイパーインフレなどで国内産業や国民生活は危機状態に陥っている。それでも反米の旗をかかげ、命をながられるマドゥロ政権は一体何を考えているのかしら。


★<藤井六段、糸谷八段を破り16連勝>中学生棋士、藤井六段(15)が大座決定戦2次予選ブロック決勝で糸谷八段(29)を破り、同棋戦初出場で挑戦者決定トーナメント進出を決めた。トーナメントは16人が参加し、優勝者が中村太地王座(29)に挑戦する。この勝ち星で藤井六段の連勝記録は16となった。恐るべし中学生。こんな中学生ばかりになると、大人は困るねえ、本当に。


★<高梨苦労の末の54勝>ノルディックスキージャンプ女子の高梨沙羅が、ついに男女を通じて歴代単独最多となる『個人通算54勝』を達成した。ドイツのオーベルストドルフで行われたW杯ジャンプ女子の個人戦14戦。1回目に100.5mの117.5点でトップに立ち、2回目に96,5Mを飛び、合計227.1点で今季初優勝。W杯勝利は昨年2月の平昌大会以来1年1ヵ月ぶり。ノルウェーのルンビは3位、伊藤有希は5位だった。苦労の末の54勝。お見事なり、高梨沙羅、ではある。

『向かうパンゲア7 グローバル化から残された人達をなくす手だて』

$
0
0











☆☆パンゲア:パンゲア大陸。超古代に存在していた超大陸の名。現在の諸大陸に分裂する前に一つであった大陸の名称。デジタルの時代、アナログでは考えられなかったスピードとロジックで、世界はパンゲアのような一体化した世界に収れんされつつあるのではないか。

★今日の画像は、14年ぶりにフルチェンジしたロールスロイスの最上級車種『ファントム』です。6.8リットルV12型、510馬力、900Nmのエンジンが3トンに迫ろうというボディを軽々と動かす。まあ、そのステイタスに似合う人しか乗れないね。もちろん運転手付きで。価格は標準モデルで5,460万円、エクステデッド・ホイールベースは6,540万円だ。

★★★フランス北部『カレー』。中東やアフリカから来た20~30代の500人くらいの人達が野宿をしながら対岸の英国への不法入国をうかがう。『将来のない生活より英国に行きたい』。エチオピア国籍の20歳の男性はこう語った。途上国の混乱を逃れて先進国に向かう移民や難民。先進国の市民から見ればこうした途上国の人々雇用を奪い、社会を不安定にする存在に映る。それが米欧で政治的な混乱をもたらした。危機をどう乗り越えるかが問われている。

生活に必要な最低限の収入を国が補償する『ベーシックインカムBI構想』。2017年にフィンランドが世界で初めて国単位で実験を始めた。25~58歳の2千人の失業者を無作為に選び、2年間で月7万6千円支給する。人口4千人の西部ユルバに住むヤルビネンさん(39)は窓枠装飾を営んでいたが、5年前に廃業した。『間違いなく収入が入るので安心してビジネスを立ち上げられる』。今は映像制作の起業に取り組む。

支給金額は必要な生活費の半分程度だが、失業手当などの行政サービスが手厚い北欧では十分だ。BIを元手に職業訓練などを経て付加価値の高い新しい職場に挑戦する。その試みが正解かどうかは分からないが、迫り来る大きな変化への対応を自己責任と片付けるのは無理がある。

『子供もグローバル化に対応出来るスキルが必要だ』。こう話すのはオーストラリアにあるグラーツ工科大学のスラニー教授。グローバリぜーションに適応したスキルを身につけるには早い時期からの訓練が重要と訴える。現在オーストラリアなど3カ国でスラニー教授が開発したゲーム作成アプリを実験的に使い、子供達がプログラミングを学ぶ。その名もプロジェクト『no one left behind置いてきぼりゼロ』だ。


取り残された国の人々を絶望から救い出す知恵も問われている。ヒントの一つは米サンフランシスコに本拠を置くネットを使ったマイクロファイナンスのNPO『キヴァ』。途上国にいる起業家に電子決済で小口融資する枠組みで82カ国、270万人への貸付実績は10万ドルを突破した(?)。

『グローバリゼーションと民主主義と国民国家の3つは同時に実現出来ない』。11年、ロドリック米ハーバード大教授は犠牲なしにグローバリぜーションは進められないとした『トリレンマ』を指摘した。しかしグローバリぜーションの流れが止まらない以上、摩擦や不満に真正面から向き合うことが欠かせない。各国が手探りで取り組みを進める中、ロドリック教授は17年末こうも指摘した。『グローバリぜーションは人間の営みによるものだ。良くも悪くも作り替えることが出来る』。

☆☆カレーは、イギリス・ドーバーとのフェリーが行き来する国際港。10年前、私はあのドーバーの白い岸壁を見るべく、パリからロンドンまでバスで行った。海峡はカレーからドーバーへ。たった40分で着いた。広島~松山より短い距離。フランスとイギリスはこんな近い距離関係にあって、いがみあっていたんだな、と正直見直した。


★<音楽に合わせ花火1万3千発>音楽に合わせて1万3千発の花火を打ち上げる『京都芸術花火2018』が5月30日、伏見区の京都競馬場で行われる。花火大会は13年ぶり。2014年から札幌市や名古屋市などで『芸術花火』と名打って行われている花火大会の主催メンバーが、京都市や市観光協会などに呼びかけて実現。関西での開催は初めて。京都市によると、市内の大規模花火大会は13年ぶりのことだと。『市民に感動を与え、京都の名物イベントに育てたい』と語っている。


★<長崎県転出ワースト6位>総務相が行った2017年の人口移動調査で、長崎県は転出者が転入者を上回る『転出超過』が5,883人に上り、都道府県で全国ワースト6位となった。長崎市からの転出超過が最多で、1,888人を記録。魅力ある長崎県作りに期待がこもる。日本一はどの県なのだろうか、発表がない。ネットを検索すると、どうやら福島県らしい。原発被害の影響が大きいのだろうなあ。罪人なり、悪人なり東京電力だ。


★<始まった米中貿易戦争>トランプ大統領が、301条を適用し、実質広範囲に中国製品に高関税を課す制裁措置に署名した。鉄鋼・アルミの輸入制限も実施する予定。中国による知的財産権侵害や米企業への技術移転の強要に対抗したもの。高関税の対象品目は100以上になり、年間3~6兆円規模になる見通し。

これに対し中国は、徹底的につきあう、とコメント。戦争は勃発した。誰が得をするのか。アメリカでは、高関税により、低価格原材料の入手が困難になる業種も多い。これが最終製品の値上げにまで波及すれば消費の芽を摘む。設備投資を控え、ひたすら利益至上主義をとったアメリカ産業の敗退を象徴する。中長期的な経営の目を持てば、アメリカの鉄鋼、アルミ産業も国際競争力を維持できたろうが、目先の利益を追い、株価維持に走る経営者のもとでは、企業は退化する。このブロックも長期的には維持が難しいだろう。しかも貿易で赤字を計上しても、フォードやGMのように中国で稼いで、米本社に配当を送る仕組みでは、経常収支で黒になればいいという見方が現代的である。貿易そのものだけではなく、資金の流れ全体を見る必要がある。まあ、トランプにしてみれば、秋の中間選挙に向け、必死で何でもありだから、このようなことになるのだろうな。

結果は、世界的な不況の芽が生まれること。特に途上国はアメリカ輸出で息をついている国も多く、世界は混迷の時代に入るだろう。日本だって例外ではない。が、この301条はかつても日米貿易戦争で使われたこともあり、しばしば顔を出す。仕掛けた方も、仕掛けられた方も、口では強気だが、ソフトランディングを望んでいるには違いない。


★<サリンから23年>オウム真理教が起こした『サリン事件』から23年。今でもサリン渦に悩まされ、また家族を失ったり病床に伏せている人もいて、まだまだサリンテロの傷は癒えない。そのオウム真理教は『アレフ』と名を変えて、現存している。1,350名ほど信者がいるそうだ。信教の自由のもと、存在が許されているのだろうが、なぜこんな社会悪の根源のような団体が宗教団体として認められるのだろうか。不思議がいっぱいだ。


★<「輝太郎キタロウ」開発ミス>鳥取県が独自に開発しブランド柿として売り出している『輝太郎』の開発手続きにミスが見つかり、栽培を鳥取県内としていた特権がなくなった。栽培は今後、全国で解禁されるが、柿は収穫まで10年かかるとされ、鳥取県はブランド戦略に直ちに影響は出ないとしている。

開発手続きにミスが見つかったのは鳥取県が8年前に開発した『輝太郎』と呼ばれる品種の柿で、栽培する権利が鳥取県内だけに認められている。この柿は2つの種類の柿を交配させて開発したが、このうち『安芸津14号』と呼ばれる品種について、茨城県つくば市にある国の研究機関が品種改良への利用を禁じていることを知らずに無断で使っていたと。県は研究機関から指摘されて初めて気づき、対応を協議した結果、『輝太郎』の権利を研究機関と共同で保有することでまとまった。これにより『輝太郎』の栽培を鳥取県に限定していた特権はなくなり、今後全国で栽培されることが予想される。まあ、基本的な部分のチョンボだねえ、鳥取県は。県民がかわいそう。

『86歳登山家、山を続ける極意を語る』

$
0
0
















★今日の画像は、始球式で投げてほしい女性芸能人に稲村亜美抑え第1位になった『石原さとみ、』、広島駅の風景と、呉線天応までの点描です。今夏のスイスアルプストレッキングに備え、岩山烏帽子岩山へ登るのが目的で。呉線は単線で、時々離合のため待ち時間が発生します。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★『三宅修さん、86歳』。山登りを60年以上継続して、名峰や自然の姿を写してきた山岳写真界の重鎮あり、『新編 裏山の博物誌』『現代日本名山図会』などの著者としても知られている。三宅さんが登山を始めたのは東京外語大の学生時代。創設されたばかりの登山部に、活動費目当てのメンツ集め要員として誘われたと言う。実は三宅さん、それまでは山が嫌いで、登山部に入ったのも渋々だったそうだ。

『登山部の初山行きは谷川岳でした。その時、陽光に照らされた谷川岳と周辺の山が本当に美しくてね。そてれでいっぺんに山に魅せられました』。当時の登山は、色々な面でハードだった。まだ戦後の混乱期で、山小屋や登山道などのインフラがようやく再整備され始めた頃だ。『合宿では、12貫から13貫(50キロ前後)背負うのは当たり前でしたね』。

大学卒業後、明治生命に就職したが、持ち前の真っ直ぐな性格故、上司の不可解な指示に反発し自ら退社。その後登山部の顧問でもあった串田孫一が創刊した山岳雑誌『アルプ』編集室に勤務しながら、山岳自然映画などで名を馳せた東京福原フィルムの撮影も手伝っていた。この時フィルムの扱いを覚え、山岳写真家への道が拓かれた訳である。

里山の登山口から、山道を登って行く。『ここ数年ですっかり衰えてしまってね』と自嘲気味に話す三宅さんだが、言葉とは裏腹に、その足取りは86歳とは思えない。ペースはゆっくりだが、体幹がぶれず、安定した歩き方はさすがだ。へろへろな30~40代より、よほどしっかりしている。中腹のベンチに到着し、休憩しながら三宅さんの話に耳を傾ける。


『50歳を超えた頃、急に50キロの荷物が背負えなくなりました。徳沢から涸沢へ向かうパノラマ新道の途中でバテてしまって。荷物は1週間分の食料とテント、それに大判、中判カメラとレンズですね。仕方がないから荷物を半分に分け、まずテントなどを上げて、引き返して今度は撮影機材を上げました。1日に2度のポッカですね。この時以降、急激に体に衰えがきましたね』。その後は年齢と共に撮影機材をどんどん減らし、最盛期には3台持って行った大判カメラが、65歳の時には35mm一眼レフカメラ1台だけになった。

三宅さんは、昨秋までの3年間、ほとんど山に登らなかった。その間は奥様の介護に専念。奥様は昨年の春に亡くされている。『妻が先立って3ヵ月ほどは、本当に何もする気が起きなくてね。食事さえどうでもよくなってしまって。その時期も合わせて3年くらい、山に登っていなかったので、体が本当に衰えてしまいましたよ』。それでも日々の散歩だけは欠かさず行っていたという。1日6時間くらい、自宅から陣馬山の山頂くらいまで。立派な日帰り登山ではある。

健康面も決して順風満帆ではなかった。60代で狭心症、70代では白内障を患っているが、それらを克服して数々の山に登り、新しい作品や著書を生み続けている。この3月には雪の上高地で写真教室を開催し、7月には鳥海山、8月には雲ノ平か槍ヶ岳・穂高岳へ撮影登山に行きたいと話す。

『もう一度撮りたい山がたくさんあるんですよ。雲ノ平や槍穂にもう一度行けるかなあ?行きたいなあ』『年を重ねると、とにかくスタミナが落ちる』と嘆く三宅さんだが、これからスタミナは戻りそうですか?という問いには、『横尾から涸沢までノンストップで行けるくらいには戻せるでしょう』と言うのだから、驚きではある。86歳にしてアルプスの難関に挑戦するその気概が三宅さんの身上なのだろう。負けられません、三宅さんに。がんばろう!


★<球団史上最年少の快挙、中日小笠原>中日の3年目左腕、小笠原(20)が3月30日の開幕・広島戦(マツダ)に先発することが正式に決まった。ロッテ戦の試合前練習中、森繁監督から通達された。20歳開幕投手は2リーグ分裂後、球団では最年少となる。小笠原は『ここからが勝負。もう一回、気を引き締めて30日に照準を合わせて行きたい』と決意を新たにしている。

小笠原の直球は重たいからなあ。カープ打線が打てるか、勝負所だ。問題はコントロール。四球病で自滅のケースも多かったから。が、ここ一番だから、性根は入っているだろう。負けるなカープ、そしてカープの先発野村だ。


★<リコー、巨額赤字1,700億円>リコーは、北米の事務機器事業の不振により、今期の決算で純利益が過去最大の1,700億円の赤字になるそうだ。米販売会社関連で1,800億円の損失を計上することが響く。赤字決算は12年3月期以来6年ぶり。複写機など事務機器に関し、『北米でペーパーレス化が想定以上に進展し、単価下落が顕著だった』と不振の理由を説明している。

レリースを見ると、2008年に買収した米販売会社ののれん等の減損損失として1,400億円を計上するとある。実質的な営業損失は400億円なのだな。東芝のウエスティングハウスの減損によく似ている。WHの場合はその子会社買収に毀損があり、5千億円?程度の大赤字になったが、リコーも売上高が2兆円程度の企業にしてはこの赤字は大きいし、子会社の減損が大きすぎる。過去の膿をはらいっぱい貯えていた子会社なのだろう。『ペーパーレス化が想定以上に進展した』というのは逃げ言葉だな。子会社の隠れた赤字が見えなかったのだろうなあ。社長責任だ。が、リコーがこんな状態ということは、ゼロックスもミノルタも水浸しなのかしら。


★<ロシアで大火災被害>ロシア・西シベリアの都市ケメロボ中心部の商業施設で火災があり、少なくとも37人が死亡し、70名の行方がわかっていないと。死者はさらに増える可能性が高い。史上まれにみる大火災被害だ。負傷者は43人。施設の4階にある映画館で多くの遺体が見付かり、出火元とみられている。恐ろしいことだ。


★<日本ペイント、弟子の軍門に下る>『シンガポールで塗料を売りたい』。老舗塗料メーカーである日本ペイントに、1人の華僑が教えを乞いに来たのは60年前のことだ。その男の息子が、5人の取締役候補を引き連れ日本ペイントHDの経営主導権を握ろうとしている。現経営陣のなすすべのない株主総会は28日に開かれる。

3月1日、日本ペイントの田堂社長と、シンガポール塗料大手ウットラム社のパップジン社長が大阪市内で記者会見に臨んだ。ウットラムは日本ペイントの半世紀を超える合弁パートナーであると同時に、日本ペイントの株式の39%を持つ筆頭株主だ。

ひさしを貸して母屋を取られる―。この10年余り、日本ペイントは諺を地で行くように徐々に主導権を奪われて行った。この過程は明解すぎて不可解なほどだ。発端は2006年、当時日本ペイントの松浦社長が打ちだしたウットラムとのアジア合弁11社の出資引き上げ策だ。07年に交渉を始め11社のうち3社の引き上げを合意したところで、08年のリーマンショックの影響で業績が悪化。交渉は棚上げになった。一方でウットラムは08年に9%から14%に日本ペイントへの出資を引き上げた。

2013年1月、パップジンは出資比率を14%から45%に引き上げる提案をするが反発が大きく、2ヵ月足らずで取り下げた。だがその1年後、パップジンの希望はほぼ叶えられる。14年に日本ペイントの酒井社長がその他合弁8社への出資比率を51%に引き上げる代わりに、日本ペイントへの出資比率を14%から39%にすることを認めたのだ。日ペは目先の拡大を優先したとしか思えない。マイナー出資だった合弁8社を連結することで、売上高は2,600億円から5,300億円と倍近く増え、世界10位から4位に躍り出た。アジア事業は連結営業利益の5割強を稼ぐ屋台骨となった。


日本ペイントHDは欧米の塗料大手に比肩出来る規模を一時的に手に入れた。だがこの取引によって、60年前に子供のようだったウットラムとの力関係は完全に逆転し、今回の株主提案では身動きが取れなくなった。『出城を取っても本丸を抑えられれば意味がない』と関係者は語る。日本ペイントはなぜ許したのだろうか。覆水盆に返らず、の如し。日本企業がシンガポール企業の手玉にとられた、という次第なのだろう。

ウットラムの支援を決意し、シンガポールに合弁企業を立ち上げたのは、中興の祖と言われる小畑千秋。小畑から現在まで、日ペの社長は8人が交代している。合弁出資引き上げ交渉を始めた07年からでも3人社長が代わった。押しては引き、退いたと見せかけてまた攻める。パップジン親子はその歴代社長をゆさぶり続けた。現経営陣は、株主の賛同を集めて戦う『委任状争奪戦』を選ぶファイトもなく、28日に株主総会を迎える。

日本の塗料業界トップは関西ペイントなのだ。拙者が思うに、日本ペイントはとにもかくにも、関西ペイントを追い抜く経営が核になっていたのだろう。よって出資が会社の子会社化を図り、連結決算に寄与させ、一応数字の上では関西ペイントを抜いたことで隙が出来たのだろうな。その分、パップジンの力量と野心を見抜けなかった日本ペイント経営陣の敗北だろう。パップジンは、東京大学を出て、日本で勤務したこともあり日本語がぺらぺらの日本通である。


★<値下げ連発、レゴランド>名古屋市港区のテーマパーク『レゴランド』が4月1日に開業1年を迎える。将来の敷地拡張を控え、今春はホテルと水族館が開業する。夏には新しいアトラクションを導入する方針だ。レコランドはリピーター客の割合を明らかにしていないが、年間パスポート購入者の平均来場回数は6回以上で、想定の年3回を上回った。東海3県の住民限定で割り引きキャンペーンをしたことも地元客の取り込みに繋がったようだ。だが、出足は批判にさらされた。来場者の不満を受けて、水筒は『持ちこみ容認』に方針転換した。特に指摘されたのは、入場料の高さだ。河村名古屋市長も、大人6,900円、子供5,300円について『ちょっと高い』と。ネットでも強気の価格設定に対する異論が噴出。危機感を抱いたのか、レゴランドは5月以降、『最大25%割引の家族向け1日件』『1日券購入でもう1枚贈呈』などの値下げを連発。かつて、開園当初には高いとの意見もあったディズニーランドの導入期とは全く景色を異にしている。大丈夫かな、レゴランド、だ。


★<八ヶ岳の滑落事故>25日、八ヶ岳連峰阿弥陀岳2805mの南陵付近で7人の登山者が滑落し、3名が死亡、4人が重軽傷を負った。大阪市周辺のパーティーらしく、中年から高齢者のメンバーらしい。7人がザイルで結びあっていたが、先頭の人が滑落し、他の人も道連れに。険しい、難しい岩場で、雪と氷、岩でちょっとしたミスが命取りになるという場所らしい。

地元のガイドによると、この時期の阿弥陀岳は冬山登山のスポットとして人気が高いと言う。立場岩から向かうこのルートは急斜面があるそうだ。数日前の大雪の影響で、雪崩が起きやすかったとも。また、阿弥陀岳は都心からのアクセスもよく、この時期はゴツゴツした冬山らしさが人気だと。今回のルートは中級者以上でないと難しい道。パーティの方々は、初心者クラスではないと思われるが、ちょっとしたミスが大事故に至ったケースとも言える。亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。


★<金正恩北京を電撃>金正恩が、北京を電撃訪問したとの報道。隠密行動故、内容はなし。共同も金正恩を乗せた列車が通過したようだ、と報道。本当ならば、金正恩は性根を入れて米朝関係修復に一歩足を踏み出したかのように思える。なんと、希望的観測であろうか。だがいいことだ。韓国は未来永劫半島2国体制で行くんだろうなあ。

『スタートアップ起業① 健康経営の波に乗れ』 

$
0
0












★今日の画像は、青森県産のブランド米『晴天の霹靂ヘキレキ』を使った『100種類100マズ青森弁当』、『晴天の霹靂』と、呉市天応の『烏帽子岩山410m』です。左に烏帽子岩330mがあり、右に50m垂直の岩壁・黒ナメラがあり、私はその間の谷間の岩場を登りました。アルプストレーニングの場として県下ではかなり有名な岩山です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★医療保険財政を持続させるには、ムダを省く必要がある。それと同じくらい大切なのが健康であり続けることだ。病気の人が減れば、保険の支出が減り、社会の活力は高くなる。それは企業にも当てはまる。従業員の健康を守り、持てる能力を十二分に発揮させる―。『健康経営』をサーポートするスタートアップが存在感を高めている。

『今日はどんな日でしたか?』。スマホのチャットアプリがこう問い掛けてくる。記者が友達に愚痴をこぼす感覚で『取材でたくさん歩いて疲れた』と返事を入れると、すぐに『大変でしたね』とねぎらってくれた。それだけではない。『ふくらはぎの疲れを取るマッサージをしませんか?』と動画つきのメッセージも届いた。アプリの向こう側にいるのはAI。AIのトレーナーが利用者の行動に適した運動や体調管理の方法を教えてくれる。

健康支援のスタートアップ起業の『FiNC』が提供しているアプリでは、年齢や体重、睡眠時間、食事、歩数など、スマホで収集出来るデータをAIが分析する。日頃の相談はチャットツールでAIが対応する。アプリは無料。1回480円を支払えば、本文のトレーナーや栄養士が相談に乗ってくれる。

丸井グループは自社の負担でFiNCのアプリを導入することを検討している。健康推進部の小島玲子部長は『おしゃれでいることで自然と健康になるという姿がいいと思う。FiNCのアプリはそれに合致している』と説明する。


2012年にFiNCを創業した溝口勇児社長(32)は、スポーツジムの元トレーナー。高校在学中からトレーナーとして活動し、プロスポーツ選手や芸能人などの体のケアに取り組んでいた。しかしジムに通えるのは経済的に余裕がある人達ばかり。所得水準が低い人達や、日々の仕事に追われている人達には『健康が届かないという現実を知った』。資金は手元にあった400万円と借り入れなどで確保した3千万円。創業した翌年の13年にジムを開いた。

14年には栄養士がスマホを通じてダイエットを個別指導する『ダイエット家庭教師』を始めた。折しも働き方革命の波に乗って健康経営の考え方が企業に浸透していた。FiNCはアプリのサービスを150社以上に提供している。アプリのダウンロード数は100万に迫る。FiNCは売上高の数値を公表していないが、17年度の売上高は前年度の2.4倍に膨らむ見込みだと言う。


★<アメリカの暴走を読む>小林由美著『超一極集中社会アメリカの暴走』を読んだ。小林由美さんは、東京大学経済学を卒業後、日本長期信用銀行に初の女性エコノミストとして入社。長銀を退職後、スタンフォード大学でMBAを取得。82年日本人として初の証券アナリストとしてペインウェバー・ミッチェルハッチンスに入社。85年経営コンサルティング会社JSAに参加後、ベンチャーキャピタル投資やM&A、不動産開発などの業務をこなって現在に至る、才媛である。

昨今の技術進歩は、生物としての人間が快適についていかれるスピードを大きく上回ってしまった。長い歴史を通じて、習得したスキルの寿命は短くなり、逆に人間の寿命は長くなって、従来の基本的な生涯パターンが壊れつつある。技術やビジネスモデルやライフスタイルが、個人でさえもついていくのが困難な速さで変化していたら、社会の仕組みが変化に追いつけるはずもない。そのひずみは至るところに現れている。富の極端な集中もその一つ。技術進歩に追いつけない人が増えて、デジタル・デバイドは一段と拡大し、それが中間層の没落、落ちこぼれは精神疾患の急増などにつながり、そしてポピュリズムの高揚が独裁者の登場を招きかねないといった社会現象につながる。

アメリカでは過去十数年間に、幾つもの新しい企業が世界的な大企業へと急成長した。アマゾン、グーグル、テスラ、フェイスブック、ウーバーといった新興企業群は、すでに世界各地で日常生活に深く根を下ろしている。科学技術の進歩が、AIやビッグデータのようなデジタル分野、ナノ素材のような新素材や新エネルギー、遺伝子学など広範囲で加速している。


ビッグデータで先頭を走っているのは、アメリカ政府、グーグル、フェイスブック、アマゾンなどWebサービスのガリバー企業、個人データを集めて販売しているデータ・ブローカーなどだ。誰がどのサイトをどれだけ時間閲覧したか等、行動情報を集める。そのデータを資産にして膨大な利益を享受している筆頭が、グーグルとフェイスブックです。そしてコンピューターで読み取って様々な情報を抜き出し、分析して、ターゲット広告に利用したり、データとして販売する。高いシェアを誇るグーグルは、いつどこで誰が何に興味を持ったのか、世界中の誰よりもよく知っている。グーグルの2015年の売上7兆5千億円のた大半はこのようなデータを活用した広告宣伝収入や、データを販売した売上だ。

このような行為は、発展する技術のスピードが速いため、社会的な規制を受けるに至っていない。個人はまったく意識せずにネットを使い、グーグルの検索を使い、アマゾンにオーダーする。この膨大な情報を使って、世界の富を吸収する業界はますますモンスターになっている。個人情報の収集に歯止めをかけるすべはないのか。

と言ったような趣旨の内容で、貧富の差の拡大、ネットによる産業界の支配などへ警鐘を鳴らしていいます。ところが、この心配がネット業者側からのミスで世界的な問題になりつつあります。それはSNSフェイスブックから個人情報が多く拡散したこと、EUがネット企業に売上の3%を課税する案を決めたことなど。拡大一方だったネットビジネスに待ったをかけるチャンスとロジックが生まれつつあるのだ。


★<青森100マス弁当>2017年産米『食味ランキング』で、あの魚沼産・コシヒカリが逃した最高評価『特A』を3年連続で獲得した、『晴天の霹靂ヘキレキ』。この特A米をつかったお弁当が開発された。名付けて『100種類100マス青森弁当』。お代は1万6,200円也。

五段の重ねを広げ、目の前に並べるとさすがに壮観。中には大間のまぐろやリンゴ、ニンニク、ゴボウなど有名食材のほか、青森でおでんを食べる際に使われるショウガみそや、牛バラ肉を大量のタマネギと一緒に炒めた『十和田バラ焼き』など郷土の味がふんだんに。面白いというか、一度食してみたい気持は起きるねえ、だがチトお代がね。


★<児童ポルノ購入者7千人リスト>全国の警察が昨年1年間に摘発した児童ポルノ事件は2,413件となり、過去最高を記録した。警察庁などは、医師や教員、政治家など7千人に及ぶわいせつDVDなどの購入者リストを入手。各地の警察が連携して人物を特定し、『攻めの捜査』を展開している。

きっかけは、昨年5月、『厳選DVDショップありす』の関係者ら4人の逮捕。押収したPCなどを分析したところ、そこの残されていたのは、国内では最大規模とみられる7千人もの購入者リスト。職業は、小学校教員や塾経営者から、警察官や市会議員、県庁職員らまで幅広い。

リストを精査した警視庁はその後、事件化が可能と判断した2,700人のデータを、関係各地の警察本部に提供。これまでに200人以上が児童ポルノの所有容疑で摘発されている。ある県警では所持容疑の家宅捜索で別の子供の映像データを発見、児童館のトイレで盗撮していた男の逮捕に繋がった。

拙者には理解できないねえ、子供ポルノを所持するなんて。一向に興奮などしないし、興味もない。拙者はやっぱ、若い美しい女性が好きだ。


★<国連・世界幸福度ランク>国連はこの度、世界の主要156カ国を対象とした『世界幸福度報告書』を発表し、『世界幸福度ランキング』を明らかにした。北欧を中心に、欧米のスコアが高い。果たして日本国は・・・。
 .侫ンランド
 ▲離襯ΕА
 デンマーク
 ぅ▲ぅ好薀鵐
 ゥ好ぅ
 Εランダ
 Дナダ
 ┘縫紂璽検璽薀鵐
 スウェーデン
 オーストラリア
 イスラエル
 オーストリア
 コスタリカ
 アイルランド
 ドイツ

日本はなかなか出てこない。なんと53位。韓国57位。前後には、途上国がずらりと。一体日本何故幸福度が低いのか、政府の責任か国民の責任か、そこんところはっきりしてほしいなあ、阿倍晋三殿。こういうことをないがしろにしているから進歩、向上がないではないかな、内閣府の諸君よ。


★<破壊すべし貴乃花親方>日馬富士の暴力問題、理事選出問題で世間を騒がせ、あまた相撲協会の公的法人の資格剥奪を内閣府に訴えるなど、やりたい放題の貴乃花。と、弟子が付き人に暴力を。かねてから暴力は相撲人、土俵に上がる資格がないと公言していた手前、内閣府への訴えを取り下げた。が、世の中からは『貴乃花部屋』を消し去れと厳しい声が飛んでいる。当然至極の話。貴乃花部屋はつぶすべし。


★<巨人スターティングメンバ―>巨人高橋監督が、26日、都内で行われた『燐燐会』で開幕オーダーをサプライズ発表した。会の冒頭でマイクに立った指揮官は、『開幕戦の先発はご存じの通り、菅野です。2戦は田口、3戦は野上です』とローテを切り出し、続けて『1番センター陽岱鋼、2番セカンド吉川尚輝、3番ショート坂本、4番レフトゲレーロ、5番サードマギー、6番ファースト岡本、7番ライト長野、8番キャッチャー小林、そしてピッチャー菅野です』と明かした。会場はサプライズにどよめいた。さあ、ゲレーロ加入で優勝するか、巨人。巨人以外で未踏の3連覇なるかカープ。見どころは多いセリーグだ。


★<ロシア外交官追放20カ国>イギリスで起きたロシアの元スパイ襲撃事件を受けて、アメリカやEUの加盟国など20カ国が一斉にロシアの外交官の国外追放を発表した。

アメリカのトランプ大統領はロシアが車で使用される神経剤を使った元スパイらを殺害しようとしたとして、ロシアの外交官60人を国外追放し、シアトルのロシア総領事館を閉鎖することを命令した。60人はいずれも情報機関の関係者とされ、政府高官は『積極的にスパイ活動を行っていた』と強調している。

また、EU内ではすでに加盟国の半数以上、16カ国がイギリスに追随し、外交官の国外退去処分を決めた。ウクライナやカナダなども追放すると発表。ロシア外務相は『状況を分析した上で、報復措置の最終判断はプーチン大統領が下す』と語った。冷戦構造が再度現れたということか。007もやるねえ。


★<ウクライナ戦>とんでもない試合だった、日本代表のウクライナ戦。マリ戦の酷評以上に醜い試合だった。拙者はマリ戦は一応パスワーク、バランス共に前半は良かったと評価している。ウクライナ戦は醜かった。パスは外すし、オウンゴール寸前もあるし、いいとこなしだったな。本田より大島がいい。世代の後退期だ。

『スタートアップ起業② 需給の隙間を埋める物流システム』

$
0
0












★今日の画像は、大河ドラマ西郷どんで篤姫を演じ引き立つ『北川景子』、再び登場です。そして市民ホール・アステールプラザで行われていた書道展。それにしても『忖度』があったのには驚きました。それにしても素晴らしい筆さばき。私は絵も筆も不得手なため、とりわけ感心と感動の極みでした。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★ITによる物流サービスの技術革新・ロジテックでは、空いている資産を活用して運搬や保管の需要を結びつけるシェアリングエコノミーも台頭している。物流業界が抱える人手不足などの課題解決つなげる手法だ。

『届け先までの最後の、ラストワンマイルの物流に革新を起こしたい』。『シービークラウド』の松本隆一社長(29)は意気込む。同社は運搬を依頼したい荷主と、仕事を見つけたいドライバーをネットで仲介する『PickGoピックゴー』を2016年に始めた。ピックゴーのサイトには、ドライバーの顔写真や本人のコメントが並ぶ。登録するドライバーは個人事業主のみ。荷主が配送依頼を入力すると、近くにいるドライバーのスマホに仕事の情報が送られる仕組みだ。

登録するドライバーは毎月200台のペースで増えており、17年秋には2,200人に達した。荷物を配送した後、復路で空の荷を埋めたいドライバーのニーズにマッチしたのだ。現在地から配達地までの最適なルートを提案する機能も搭載する。松本社長の前職は国交省の航空管制官。起業を思い立ったのは、運送会社を営んでいた義父から非効率な業界の実情を聞いたことからだ。

14兆円市場のトラック運送業界で、ヤマト運輸など大手3社の比率は2割にすぎず、残りは6万3千社の中小零細企業が支えている。大企業は中小零細を下請けに使い、『断ると次の仕事がもらえなくなる』。時間のロスや中間マージンが発生し、中小のドライバーは低価格での運送を余儀なくされる。松本社長は13年に義父の会社を引き継ぎ、ドライバーをやりながらシステム開発を進めた。17年にはベンチャーキャピタルや事業会社から3億4千万円を調達し、事業の拡大を急ぐ。


運送会社向けの情報サイトを運営する『トラボックス(東京)』は、11月、NTTドコモなどと組み、トラックの空き情報を全国規模で収集し、地図に表示する『トラまっぷ』を始めた。ドコモが開発したGPSを搭載した専用端末をトラックに設置する。システム使用料は月1,480円と中小運送会社も比較的導入しやすい水準。

『トラボックス』は、1999年から運送会社向けに荷物や空車の情報サイトを運営。会員の荷主は3万社、運送会社は1万社を超える。ただ会員数が増えてもトラックの空き情報は1日500件に止まる。人手不足を背景に、『トラックの空き情報は貴重になる』と見て、先端の通信技術を持つドコモと組んだ。

生鮮分野では運送手段を地域でシェアする動きが始まった。『やさいバス(静岡県)』は17年春から県内で生鮮品の共同物流サービスを始めた。静岡市から浜松市までの各地に設けた『バス停』を保冷車が巡回。バス停で農家が採れたての野菜を載せたり、取引先のレストランが受け取ったりする仕組みだ。価格は1箱最大350円と宅配便より安い。『工場の海外移転などで今後、地方から撤退する物流会社が増え、農作物の物流にも影響が出るのではないか』。加藤百合子社長は3年前から構想を温めていた。やさいバスには物流大手の鈴与が資本参加した。

企業の命綱とも言える『物流』。いかに世の中が変わろうとも、物を動かす機能、仕組みは無くならない。いかに市場の動向に合わせた物流システムを構築するか、需給の隙間をいかに埋めるか、物流プロ、またアマの手腕が問われている。


★<大久保利通暗殺>明治10年9月、西郷とその徒が敗滅されたことについての反作用は、加賀・金沢で出発した。石川県士族の政治への力は、微弱とされた。日本最大の大藩でありながら、幕末から維新にかけて時勢を傍観したためにいわゆる『雄藩』にはなれず、維新後の士族反乱の気勢もここだけは弱かった。石川県士族『島田一郎』は、齢31である。旧藩の足軽の家に生まれ、藩の学校で洋式兵術の訓練を受け、戊辰戦争で加賀藩が薩長に脅されるようにして北越に出兵した時、従軍した。維新の瓦解から廃藩置県にかけて大藩だけに混乱は大きかった。島田一郎は、維新に遅れた加賀人の因循姑息を常に憤慨し、事々に『腕力が肝腎』と説き続けた。結社などに手をつけたが、それぞれに成功はしなかった。江藤新平の乱の時にはこれに呼応しようとしたが、同志の集まりが少なくあきらめた。

金沢に西郷の敗死が報じられた時、激しく落胆したと見られる。明治の太政官政府は旧幕府以上の『専制政治』を断行した。島田一郎が、その同志達と共に大久保を暗殺すべく金沢を発ったのは、西南の役の翌年、明治11年3月25日である。この挙動は金沢の警察が偵知し、県令桐山純孝から内務省に電信で連絡された。これを受けた内務省大書記官の千坂高雅は、大久保にその旨報告すると、大久保は笑みをたたえた様子で、ふんと言ったようなくぐり声を洩らしただけで何も言わなかった。その後、千坂は同僚と相談し、大警視川路利良を警視庁に訪ねた。川路は、あるいはどうかしていたのか、その必要はない、と言い、『加賀の腰抜けに何が出来ますか』と、余計なことまで言った。

維新後、物騒な時代が続いているにもかかわらず、政府の要人の屋敷や身辺を警官が護衛するという習慣がなかった。大官達の一部では、郷党の士族の子弟を『書生』ということで同居させ、出入りする時も護衛として供をさせるという行動は行われていた。大久保の場合、護衛用の書生も置いておらず、まったく身辺は無防備であった。かといって、他の大官が馬車に一人乗って役所に通っているのに、大久保だけが警官を帯同したり、警官を配置したりすることは、世間体から見ても大久保を侮辱することだった。この間、島田は、四谷の知人宅に泊まり、同志と会合を重ね、大久保の動向を探り、5月14日をもって要撃を決行することにした。


島田の同志には、同郷の長、杉本、脇田、杉村、島根士族の浅井などがいた。『暗殺は卑怯だから』という気持が彼らに共通していた。よって、事が成した後、逃げることはせず、官に名乗って出て死刑になるなら潔くそれを受ける、という点で一致していた。『加賀者に何が出来る』と言った川路の揚
言が誤りだったことは、この一時でも分かる。更には、闇討ちが卑怯であると言うこともあって、彼らは当の大久保自身にまで予告した。この挙が起こる4、5日前である。『吾々、君の首を頂戴せん。・・・、先ずこれを予告す』。これを披見して、大久保は顔色一つ替えず、更には全く意に介する様子もなかったと言われる。

その朝、明治11年5月14日、大久保はいつものように午前5時に起床した。午前6時にはもう訪客があった。福島県令山吉盛典で、帰郷への挨拶に寄ったもの。大久保は珍しく多弁だった。『維新後、十年を経た。治績は実に少ない。一つには内外多端で、時勢上やむを得なかった。今や内外の事件、全く鎮定し、国内の平和を見るに至った』と、前置きした。この十年を第一期とし、『不肖ながら、私は次の二期十年間を、百難を排してやり遂げたいと思います』と、言った。そして『第三期の十年は後進の賢者にやってもらいます』と。

午前8時、大久保は玄関で馬車に乗った。座席にすわると風呂敷を解き、書類を閲し始めた。島田らは、要撃の場所についてあらかじめ綿密に検討し、決定した。『紀尾井坂』だ。島田らは、公家壬生邸の板囲いの中にしのんだ。大久保の馬車は、馬丁が一丁ほど先を追い駈けている。馬車は、赤坂門の前を過ぎ、すぐ左折し、壬生邸の横にさしかかった。見張りの書生2人が合図の花を捨てた。板囲いの中から4人の壮漢が躍り出た。どの男も着物姿で、手に手に長い抜き身を持っていた。1人が、いきなり馬の前脚を薙ぎ払った。大久保は、馬が跳ね上がってから気づいた。御者中村太郎は、主人を救うべく地面へ飛び降りた時、襲撃者の一人に袈裟に切られ、即死した。


大久保の最後の言葉は『無礼者』という一喝だった。たちまち前後から刃を受けて倒れ、地に伏した。その後も島田らは何度もとどめを刺し、絶命したと見ると凶器をその場に投げ捨てて、まっすぐに宮内省に向かって駈けた。その表門に立ち、大声で、自分達が大久保殺しの下手人であることを名乗って出た。ともかくも宮内省は最も速くこの事態を知った。この朝、大久保から手紙をもらっていた伊藤博文はすでに太政官にあったし、西郷従道も登庁したばかりであった。広い詰め間には十二、三人の人達が雑談していたが、この報が入った時に一座が動転し、だれもが血が凍ったように動かなくなった。前島密などは目の前が暗くなり、太政官も明治国家も泥で作った家のように崩れて行くのを感じたと言う。その中で、反射的に椅子を蹴倒して飛び出して行ったのは西郷従道だった。

大警視川路利良の衝撃の大きさは、余人の窺いがたいほどのものがあった。『島田の一件は、西郷の仕返しと言っていい』と、大久保派の伊藤博文でさえ言ったが、そのことは川路の身に即して言えば、川路が密偵を放ったことにより西南の役が起こり、西郷を殺し、その報復によって大久保が殺されたことになる。その後、川路は執務は続けたが、痩せ方がはなはだしくなった。そして再度、フランスの制度研究のため川路はフランスへの視察の旅に出たが、明治12年1月に船が横浜を出るや、すぐに発病した。後日、毒を盛られたという憶説が流れた。長州閥がこれをしたとか。パリでも回復せず、日本に帰った10月、5日ほど自宅で療養し亡くなった。(参考:司馬遼太郎『飛ぶが如く』)


★<5000万人流出>小林由美さんが『アメリカの暴走』で書いた、無意識のうちに個人情報が大量に集積され、その情報からネットに関して商品を作り、売る、グーグルやフェイスブックを問題視した。ネットによるスピードの速い社会変化に、社会の規制がついて行っていないという現実を明らかにした名著だ。

その矢先、フェイスブックから5000万人の個人情報が流出したという事件が勃発。急激に、大量のデータを駆使し存在感を増す『プラットフォーマー』に批判が集中、加速し、規制強化の動きが顕著になりそうだ。

問題は米誌NYタイムズと英紙ガーディアンの報道で発覚した。英データ分析会社『ケンブリッジ・アナリティカ』がフェイスブックのユーザーデータ5千万人分を不正に取得したと言うもので、このデータが16年の大統領選挙でトランプに有利に働くよう活用された可能性があると言う。この会社にはあのバノン元主席補佐官が関与していた。トランプ陣営は実際にこの会社を選挙時に雇っている。

フェイスブックは、ロシア系米国人でコーガンケンブリッジ教授と正式に契約した上で、ユーザーへのアンケートを通じて集めた情報だが、ゴーガンが契約に違反してケンブリッジ社に横流ししたと主張する。両社を巡る事実関係や闇の中だが、これが引き金で米国内で巨大デジタル企業への規制論が異常に高まった。巨大なデジタル企業が膨大なデータを抱え、周辺企業がそれを利用する『データ経済圏』が増殖する。今回の問題はその世界で生き始めている企業や個人にとって大きな分水嶺となり、プラットフォーマーによるデータ管理を問い直す時代に発展する可能性がある。


★<北川篤姫好感度高>NHK大河ドラマ『西郷どん』の第12回目『運の強き篤姫』が放送され、北川景子が演じる篤姫が、悲運な運命を受け入れ、徳川将軍家に嫁ぐ覚悟を決める様が描かれた。放送後、ネット上では北川篤姫への反響の声が集まり、『篤姫』が人気ワード1位になった。

薩摩藩主島津斉彬の裏工作が成功し、篤姫が13代将軍家定の正室になることが決まる。斉彬は篤姫を呼び、家定は病弱で子を授かることが望めず、篤姫が母として子を抱くことは出来ないこと、そして本当の役目は次の将軍に一橋慶喜を推すことだと告げられる。篤姫は動揺するが、目に涙を浮かべながらほほ笑み『お父上のためなら篤は喜んで不幸になります』と応じた。

放送後にはツイッターなどに『篤姫が健気すぎて泣けた』『気品の高い姫になっていて驚いた』『北川篤姫がすごかった』と反響の投稿が集まった。

徳川将軍家は吉宗以降、末期に至るほど将軍は虚弱体質になっていく。正確に質してはいないが、結局御三家、御三卿、親藩を中心に結婚が繰り返され、近親結婚の欠陥が現れたものだと、拙者は思うね。篤姫の対抗馬も紀州藩の姫であり、吉宗の子孫、家定も吉宗の子孫。ヨーロッパでも王室の婚儀は国を超え、血縁を頼った風潮があり、その影響で中には王座に相応しくない人が多々出て、お家騒動が起こっている。しかし本当に健気だったね、北川篤姫は。


★<銃器メーカー・レミントン破綻>米老舗銃器メーカーの『レミントン・アウトドア』は、連邦破産法の民事再生法の適用を裁判所に申請した。米メディアによると、オバマ政権下では銃規制が進むとの見方から駆け込み需要があったが、規制に消極的なトランプ政権の誕生でかえって販売が低迷したと言う。レミントンは1816年創業。レミントンの銃器は狩猟やスポーツ射撃の他、警察や軍などで広く使用されている。どんどん倒産しておくれ、アメリカの銃器メーカーさんよ。


★<情けないヤツ、佐川>佐川元理財局長の国会証人喚問、何一つ出てこない。何たる茶番だ。『訴追の恐れがありますから、答弁を控えます』ばかりだ。訴追されて、なんぼのもんだ。死刑になるような罪でもあるまい。野党の質問も軽い軽い。こんなお粗末なやりとり、国会の品質を下げるねえ。もっと厳しく、追い詰めなければ駄目だよな。

さらにシラケを上塗りしたのは、自民党の丸川議員の質問。『阿倍首相夫人からの指示もありませんでしたよね?』などと常に『ね?』をつける独特の言い回しで、佐川の肯定回答を引き出す質問。これって一体何だ、と思ったね。全くのなれ合い質問。国会証人喚問なんだから、今までに分かっていないことを聞き出すことが第一なのに、これでは自民党が漂流船になってしまうな。


★<テスラ自動運転事故>米運輸安全委員会は、カリフォルニア州マウンテンビュー近郊で起こったEVテスラの『モデルX』による死亡事故について、調査を始めた。

カリフォルニア州のハイウエーパトロールによると、事故を起こしたモデルXは、高速道路分離帯にぶつかった後、2台の車と衝突。テスラ車の運転手は死亡した。事故によりモデルXのリチウムバッテリーが炎上した。モデルXは『オートパイロット』と呼ばれる半自動運転システムを搭載しているが、事故当時にシステムが作動していたかどうかは不明だと。この報道を受けて、テスラの株は8.2%安まで売り込まれた。IT自動車メーカーの前途に暗雲が漂う。

★<100万円両替判決>10万円を千円札100枚に両替しようとした際、銀行のミスで1万円札100枚を渡されたのに返さなかったとして、占有離脱物横領罪に問われた東大阪市の男性(31)に対して、大阪地裁は、懲役1年、執行猶予2年の判決を言い渡した。裁判官は『行員の不注意で誘発された偶発的な犯行。反省もしている』と述べた。まあ、執行猶予は当たり前田のクラッカーだね。



★<無免許42年間>兵庫県尼崎東署は、無免許運転と信号無視の疑いで、西宮市に住む男性(74)を現行犯逮捕した。男は『40年間以上無免許だった』と容疑を認めている。同署によると、男は1975年9月に運転免許取り消し処分を受けたと言い、42年間にわたって無免許だったと見られる。逮捕されたのは、トラックを運転し、交差点で赤信号を無視した疑い。しかし、こうも長く無免許運転が出来たのはよほど運が強かったのだろうなあ。感心する。


★<中国、1兆円の詐欺裁判>違法経営の問題で中国政府の監理下に置かれた保険大手『安邦アンパン保険集団の呉小暉元会長』が、出資詐欺などの罪で起訴され、公判が始まった。起訴状によると、呉被告は保険料から1兆1千億円をだまし取り、国外投資などに充てたと言う。さすが経済大国、中国の経済犯罪だなあ、1兆円搾取とは。

『スタートアップ起業③ スマホの情報修復お手の物』

$
0
0















★今日の画像は、家具界の王者『ニトリ』と、呉市上蒲刈町向の集落風景です。上蒲刈と下蒲刈は、農水省が農業振興のために作った橋梁でつながれています。遠景は広島県が作った安芸灘大敗。蒲刈大橋は国土庁以外の予算で作られています。こんな建築物が全国のあちこちに。有名なのは、農水省の予算で作った秋田の田んぼの中にある飛行場。国民は詳細を知らされないまま、赤字垂れ流す政府の乱脈ぶりは、子孫代々負の遺産として残って行きます。困ったものですねえ、日本の政府には。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★東京神谷町にある『AOSリーガルテック』。スマホの基板に専用機械を取り付け、パソコンを操作する。信号の反応具合で記憶媒体に収められていたデータを解読する。消去され通常の操作では見ることの出来ないデータが復元出来た。AOSリーガテックはこのようにして通信記録を分析し、犯罪の証拠を見つけ出す。水没させたり、落として壊れたものからでもデータを取り出す。

2011年、大相撲で八百長問題が発生した。力士達は証拠を隠すため、携帯電話端末を破壊した。が、同じ端末を用意して数ヶ月後には解読に成功し、力士達のメールの内容が明るみに出た。AOSリーガテックには、リーガテックを支える人材が50人いる。リーガテックの需要はこれからも増えると見込まれ、人材の確保・育成が課題となる。

AOSの佐々木社長が、前身となる会社を設立したのは1995年。勤務していた富士通の社内ベンチャー制度を活用した。1017年9月期の売上高は10億円だった。PC市場の縮小が響き、データ復旧サービスの売上が低迷した。しかし『リーガルテック分野の売上は伸びている』と。

証拠の有無が重要になるのは、犯罪の立証だけではない。企業の活動領域が世界中に広がれば、異なった商習慣を持つ企業や消費者とより多く接するようになる。そこで起きたトラブルは法律で解決することになる。どこまで説得力のある証拠を提示出来るかが自社の利益につながる。


『世界的なスマホメーカーの特許訴訟でも活躍した』。米国のリーガルテック分野のスタートアップである『カタリスト』。カタリストは『電子認証開示 eデスカバリー』と呼ばれる米国の法制度に対応したサービスを提供している。数百万件に及ぶメールや文書から、証拠になり得るデータを見つけ出し、法廷に提出するのが『eデスカバリー』。何人もの弁護士が数日間徹夜して行っていたこの作業を、カタリストはAIを用いて済ませる。数百万件あるデータの14%を確認するだけで証拠関連文書の74%を発見してくれる。

日本企業も大手電機メーカーを中心にカタリストのサービスを使っている。最近は社内に不祥事が起きているかどうかを探ったり、起きたときの原因を調査したりするのにカタリストのサービスを利用するようになっている。日本のスタートアップでeデスカバリーに対応した企業は少ないが、不祥事の多発で内部監査の厳格化が求められている。この分野でも起業が盛んになる可能性を十分に秘めている。


★<続フェイスブック問題>米フェイスブックの大量個人情報が不正に流用された問題は、データを預けるリスクを利用者に知らしめた。利用者の大部分は趣味や購買履歴などがフェイスブックやそこへの広告主と共用されているかを知らない。便利さと引換に、諸費者は自らに関する情報が外部で利用されるリスクを改めて認識する必要がある。

チェコ・プラハを出張で訪れた男性(49)が愛用するフェイスブックには、週に数回、チェコビールや欧州旅行の広告が無造作に入る。旅行中、2軒の地場ビール店で撮影した写真を載せただけだ。なぜ頼んでもいないネット広告が勝手に来るのか。

フェイスブックは利用者に対し『個人を特定しない範囲での属性情報をターゲット層を理解するための参考情報として広告主に提供する』と規約に明記している。ただ、細かい字で大量の条件が書いてある規約の中にあるため、読むのは大変で何気なく『同意』ボタンを押す利用者が多い。これで手続き上は第三者に情報を提供しても良いと認めることになる。


この属性情報を正式な契約で入手した広告主は『ビール好き、40代男性』などと消費者の属性を指定すると、その該当者が閲覧するページに自動的に広告が表示される。フェイスブックのサービスを利用者は無料で使っているが、その裏にはデータを対価に広告枠を売るビジネスモデルがある。フェイスブックはそれで年間4兆2千億円もの売上を稼ぐ。利用者が提供するデータ無くしてはフェイスブックは成り立たない。

米グーグルも検索を通じてユーザーの行動データを集めている。この2社でデジタル広告で6割を超えるシェアを持つのは、質の高いデータを強みに広告主を引き寄せているからだ。フェイスブックの利用規約では、サービスを利用することで利用者は『情報を収集し使用することに同意』したものとすると明記している。具体的に何に使われているかは、規約のリンク先にある『データに関するポリシー』という別のページに説明がある。

ここまでネット個人情報を寡占する2社に、どう規制の網を掛けるか。社会正義にどれほど反しているかを立証、論破しなければならない。かといって、この2社のサービスはネット社会の要になっており、全てを取り除くことは困難だ。既存の広告会社の脅威になっている2社に首輪が付けれるかどうか、新しい社会への適応課題でもある。


★<営利16.7%、ニトリ>ニトリの売上高は札幌証券取引所に上場する前の1988円2月期で103億円。それが2017年2月期には5,130億円とたった20年で50倍に成長した。同じく経常利益は5億円から876億円と175倍。その後2002年に東京証券取引所に上場、初値が575円、安値は520円。2018年3月19日の高値は1万9,400円なので、2002年の安値からは37倍になった勘定だ。しかも営業利益率は16.7%と小売業としては驚くほど高い数字を出している。三越伊勢丹が0.2%、ファーストリテイリングは9.5%、セブン&アイ・ホールディングスが6.2%であることを考えると、ニトリの素晴らしさが分かる。あの騒ぎばかし起こす大塚家具が売上400億円程度なので、ニトリの巨大、突出ぶりがよく分かる。

ニトリ社長は、家具店経営時代、従業員からも騙されるような艱難辛苦の時代を経て、現在全国に約390店舗を展開する巨大家具チェーンに発展させた。ノウハウがびっしりと詰まったニトリの株式は日本人より外国人に人気があると言う。まさにオンリーワンになりつつある、ニトリであはる。


★<宮崎キャンプ7球団>何と、宮崎県でキャンプを張るプロ野球球団は7球団に上るそうだ。オリックス、西武、ソフトバンク、楽天、巨人、広島、ヤクルト。それにJリーグのキャンプも加わるから相当数の球団がキャンプを張る。理由。宮崎が温暖な気候において優れているから。
  ・平均気温  _縄 ⊆児島 5楮
  ・日照時間  〇獲´高知 5楮
・ 天気・晴れ 〆覿漫´宮崎 静岡
なるほど、これなら宮崎がキャンプ地に選ばれるわけだね。納得。


★<米朝関係の行く末>北朝鮮・金正恩が中国を電撃的に訪問し、後ろ盾の中国に米国、韓国との和解に理解を求めた様子。そして『米韓が善意で応えるなら、非核化』を言明したようだ。が、ちょっとまって、この『善意』は、『おねだり』ではないかえ、金正恩君よ。前回は確か、米国から石油の無償供与を引き出しているが、今回は何をおねだりするのだろうかな。補償ゼロで、和解、は考えていないだろうよ、ずる賢いんだからね北朝鮮、金一家は。


★<日本ハム、札幌を出る>日本ハムの移転構想が判明して1年10ヵ月。北広島、札幌両市が繰り広げてきた『新球場争奪戦』は、『北広島市』に軍配が上がった。隣合合う両市で、歓迎と無念の声が交錯した。

日本ハムはなぜ球場移転したか。現在札幌ドームを使っているが、一試合毎に球場使用料を支払っている。年間球場使用料は9億円。更に広告看板代で2億5千万円、警備費、清掃代等も日本ハム持ちで年間15億円。合計で26億5千万円ほどドーム側に支払っていることになる。選手の年俸は27億円で、ほぼ変わらない。しかも、ドーム内の飲食店や売上は、すべて札幌ドーム側。

これは、DeNAが横浜球場とかつて運営していた内容と同じ方式だ。が、DeNAは横浜球場を子会社化することで、運営権を取り込み、経営資源として高い効率化を果たした。日本ハムの経営陣が同じ思いを持っても不思議はない。

問題は、日本ハムが抜けたドームの経営の先行きだ。新球場は、建設費が500~600億円を見込み、10年間で8千億円に及ぶ経済効果を見込んでいる。ドームが第三セクターで、柔軟な対応が持てなかったことがこの移転の原因だが、それにしてもこの事態を見て、広島市はカープの育成、保護にとてつもなく球団寄りの柔軟な運営をしていることが分かる。


★<昭恵さん、政権に迷惑をかけた>モリトモ問題をめぐり、自民党の竹下総務会長は、阿倍晋三夫人を取り上げて『阿倍昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけたことは事実だ』と発言した。都内での講演で。ただ同時に『関与していたことと、迷惑をかけたことは違う』とも延べ、関与していたなら総理は辞職していなければならないと。更に『総裁選は半年先。何が起きるか分からない。どういう人が、どういう立場で戦う状況になるか分からない』と強調。自派の対応は通常国会後に決める考えを示した。どうやら阿倍3選はほぼ絶望状態に陥りつつあるな。当然ではあるが。


★<三菱マ、70年代から不正>三菱マテリアルの品質データ改ざんが、1970年代から長期にわたって行われていたと。そしてその原因が『品質に対する感覚が欠けていた』と言う。何たる会社だ。品質に対する『感覚が欠けていた』といことは、企業として正しい運営、経営がなされていなかったことになるんだ。しかも幹部社員もそれを知っていたと。腐った鯛よりわるい、『腐った三菱マテリアル』だな。そうだろう、岩崎弥太郎殿。


★<日朝会談実現か>菅官房長官は、29日午前の記者会見で、北朝鮮の金正恩政権が労働党幹部に『6月初めにも日朝首脳会談があり得る』と説明を始めたとの朝日新聞の報道について問われ、『北朝鮮との間では北京の大使館ルートなど、様々な機会や手段を通じてやりとりをしている。詳細についてはお答えは差し控えたい』と述べた。

朝日新聞は29日の朝刊で、朝鮮労働党幹部を対象とした説明資料が『日本政府が最近、在日本朝鮮人総連合会を通じ、首脳会談の開催の意思を北朝鮮に打診してきている』と説明し、日朝首脳会談は5月に実施を目指す米朝首脳会談後、6月初めにも平壌で開かれることがあり得るとした、などと報じている。


★<麻生太郎君の不満>麻生太郎君は、29日の参院財政金融委員会で、連日報道されているモリトモ学園問題を巡る決済文書改ざん問題に関連し、『森友の方が環太平洋連携協定TPPより重大だと考えているのが日本の新聞のレベル』と発言した。報道姿勢に不満を示したと見られる。さらに、『日本の新聞のレベルはこんなもんだと思って経済部のヤツにぼろかす言った覚えがある』と話した。

麻生おぼっちゃん、何か勘違いしているではないかえ。メディアは政府の持ち物か、メディアは政府の太鼓持ちか。メディアは麻生おぼっちゃんの気にいらないことを報道したらいけないのか。財務省の文書改ざんは『犯罪』なんだよ。TPPは犯罪ではない。政府内での犯罪行為の可能性が高いことをメディアは当然報道するよね。TPPは失敗しているんだろ、米国が抜けて。メディアは麻生家の持ち物ではないし、日本政府の持ち物でもない。社会正義を守るためのものだ。こんなイロハもわかんない人物が財務相なんだから、赤字垂れ流しても誰も文句いわないわなあ。幼稚、稚拙、バカバカしい。

『スタートアップ起業④ AIデータで創薬・新材料』

$
0
0














★今日の画像は、パリーグ・日本ハム-西武戦で始球式をしたスケート金の『高木菜那』、日本では初めてとなる商船三井の砕氷型のLNGタンカー『ウラジール・ルサノフ』。そして、呉市蒲刈水道と下蒲刈島『松濤園』の風景です。蒲刈水道は、上蒲刈島と下蒲刈島の間にあり、潮は干満時には相当な勢いになります。下蒲刈島『松濤園』は、昨年10月にユネスコ記憶遺産に登録され、『朝鮮通信使に関する資料111件、333点』を保存しています。通信使がこの島に立ち寄り、幕府の関所を経て東上する寄港地だったのです。素晴らしい下蒲刈島ではあります。

★★★AIやビッグデータなどの情報科学が研究現場を大きく変えようとしている。大量のデータなどを生かす科学研究から『データサイエンス』と呼ばれ、医薬品や新材料の開発を効率かしたり顧客データから最適な新製品を提供したり出来る。大学では人材育成に力を入れ始めた他、産学連携の起爆剤になるとの期待も膨らむ。

昨秋奈良で行われたシンポジウム。AIやビッグデータを材料開発にどう活用するのか。奈良先端科学技術大学院大学の畑中美穂准教授は、機械学習を活用した触媒開発の取り組みを紹介した。炭素同士を結合する科学反応を探す研究で、機械学習を使って最適な合成法を見つけ出した。これらの研究は試験管などは使わずコンピューター上ですべてを行う。既存の実験データを集めたデータベースを利用し、500回反応を繰り返す。開発期間を短縮するのが狙いで、実際に試薬を使って合成しても再現性は高い。畑中准教授は『安全性の高い溶媒の研究では開発効率が100倍くらい高くなる』と語る。既に耐久性を高めたゴムの開発で国内の大手素材メーカーと共同研究を始めた。

スイスのチューリッヒ大学の研究者が『ディープラーニング深層学習』を活用した医薬品開発を説明。ドイツ・ボンにある大学の研究チームはアレルギー治療の標的物質の探索にビッグデータを使う研究を解説した。奈良先端大の船津教授は『15~20年かかる創薬期間を大幅に短縮出来る』と話す。船津教授は50億個の化学反応を集めたデータベースも作成中で、2019年にも公開する予定だ。


こうした情報技術を活用した材料開発が注目された契機は、11年に米政府が始めた『マテリアル(材料)ゲノム計画』だ。生物のゲノム(遺伝情報)解読から連想した造語でコンピューターを駆使した材料開発を表す。失敗を繰り返しながら開発していた材料開発をAIとビッグデータで効率化するのが目的。

計画当初は実現性に疑問があったものの、米マサチューセッツ工科大学と韓国サムスンがリチウムイオン電池より安全性の高い全個体電池の研究に活用、開発期間を大幅に短縮した。これを契機に世界で開発競争が加速し、欧州や中国、韓国が計画を相次いでスタート。日本も物質・材料研究機構を中心にした研究プロジェクトが15年に始まった。

これまでの研究開発は科学者の経験や知識に負う部分が多かった。データサイエンスはそうした経験などを補い、研究の効率化を図る。船津教授は『将来はコンピューターと人間が役割分担しながら研究開発を進める』と見る。AIは創造的な発明は難しいとの指摘もある。人間は基礎研究を担当し応用研究はAIがこなす。科学研究のパラダイムシフトが起きる可能性もある。


★<『飛ぶが如く』読破>司馬遼太郎の『飛ぶが如く』、全集で3冊読み終えた。今年は明治維新150年とかで、各地で催しものが伝えられている。はたして明治維新は日本の歴史の中でどういう位置なのか。単純に『欧米化による近代社会日本の誕生』とばかり言えない雰囲気が漂う。力と力のぶつかり合い、藩閥政治、政商による富と事業の寡占、思想信条の不自由、政府・政策言論封じ込め・・。その結果が、第二次世界大戦だ。大久保利通にしても、伊藤博文にしても、山県有朋にしても共通していることは、『天皇』を頂点とし、『天皇』の示威をもって社会を運営しようとしたことだ。それまで、京都御所で少数で静かに暮らしていた天皇をいきなり表にだし、まさに江戸時代の『上位である』と国民を押さえつけた。今だ、宮内庁はこの維新による天皇の変質をDNAにし、威張っている。あの皇居、天皇一族をお世話するのになんで『千人もの役人、職員』が必要なのか理解に苦しむ。天皇の示威を笠に着て、権力、権利を拡大している宮内庁なのだろう。

明治維新による社会の大変動には、国民が一番困ったと思う。しかも物を癒えぬ国民。旧藩主は貴族として東京に居住させられ、その意を汲み取り、政治に反映されることは出来なかった。英国の貴族社会とは全く異質な制度であった。その結果、軍部が独走し戦争に走った。今の日本はその結果の末のものではあるが、一番恵まれているのは、本当の『自由』があることだろう。勿論、国の転覆とかテロとかには注意が払われる。が、昨今、モリカケ問題を通じて明らかになりつつあるのは、官が民、議会をもないがしろにし、国政を私事にしていることである。太平洋戦争にまで突っ走った軍部と同じ勢いが国内で増えいているように感じてならない。


★<サウジに大太陽光発電、ソフトバンク>ソフトバンクの孫社長は、サウジアラビアに世界最大の太陽光発電会社設立に向け、同国政府と覚え書きを締結したと発表した。2030年までに最大200ギガワットの発電能力を見込んでいると。

この構想が事実なら、原発1基で100万キロワットの発電能力だから、なんと原発200基分の発電量となる。まっこと恐ろしい膨大な構想だ。ソフトバンクは、サウジアラビアの政府系ファンドや米アップルなどの支援を受け、10兆円規模の世界最大のプライベートエクイティファンド『ピジョン・ファンド』を発足させている。まさに道の世界への踏み込みといえるねえ。すごい、孫さんではある。


★<後継者難、事業継承で磨く>船舶用油送ポンプで世界有数のシェアを持つ山口県田布施町のメーカー、『大晃機械工業』の新本社竣工式が行われた。グループ経営に乗り出す『大晃HD』の実質邸なスタートだ。2月、提携先だったオランダのポンプメーカー、下関市の『中国電機サービス』の株を100%取得し、グループ企業とした。

『中国電機サービス』は、水上修治社長が創業した船舶用の制御盤などの製造会社。経営は安定していたが、懸念は後継者難だった。そんな時、県内で船舶関係の会社である大晃が頭に浮かんだ。仲介者を通じて話を通した所、すぐにまとまった。

同社の製品は7千種類。ポンプならどんな要望にも応じられるというのが目標だ。HDのテーマは『メーク・ア・ベター・フロー』。山口県の田舎、田布施町から、堅実に世界を目指す流れを作る第一歩と気勢を上げる。田布施町は、あの阿倍晋三のお祖父さん、『佐藤栄作』を出した地としても知られる。


★<カルビー社長、突然降板>3月中旬、カルビーの社内イベントの終了後に、松本晃会長CEOは、一緒に食事していた伊藤秀二社長に、突然切り出した。『僕は今期で下りるわ、いい潮時だよ。僕が辞めた後も伊藤さん、カルビーをよろしくお願いします』。

カルビーは3月27日、松本さんの退任を発表した。『本人から退任の』申し出があったため』と言う。松本さんは、医療機器メーカーの『ジョンソン・エンド・ジョンソン』日本法人の社長を経て2009年にカルビーの会長兼CEOに就任。高コスト体質にあえいでいたカルビーを立て直し、09年度から16年度まで8年連続増収増益を達成した。

周囲の驚きを外に、松本さんは『辞めることはずっと考えていた。権力は10年持つと腐敗する。大分前から腹は決めていた』と。しかし『カルビーを退いても、リタイアはしないと思う。仕事がなかったら死んじゃうな』とも語る。辞任を発表したその日に、すぐに数社からオファーがあったと言う。名物松本さんの、これからのご活躍をお祈りします。


★<日本初の砕氷型LNGタンカー>商船三井は、日本で初めてとなる砕氷型LNGタンカー『ウラジミール・ルサノフ』を就航させた。ロシア北部ヤマル半島にあるLNG生産拠点サベッタを出港し、北極海航路を西に、オランダ・ロッテルダム港に向け初油送を行う。サベッタからのLNG輸出には、世界初となる砕氷LNG船15隻を使用し、商船三井はそのうち3隻を受注した。時代はすすむ、だな。


★<ナゾを深める米朝対談>評論家の田原総一郎さんが、米朝首脳会談の怪について語った。3月5日、韓国の特別使節団が北朝鮮を訪問して金正恩委員長と会談した時、金正恩は『米国が我が国の安全を保証してくれるならば、我々は核兵器を保有する必要がない』と言い切った。これは世界中の大ニュースとなった。日本政府は、金正恩の発言など、過去の経緯から見ても、全く信用できない、と全面的に否定であった。

ところが、トランプ大統領は韓国の使節団に会い、誰にも相談せずにいきなり5月までに米朝首脳会談をやる、と表明した。これには世界中がびっくりした。トランプは何を考えているのか。おそらく頭の中は99%まで中間選挙のことで占められているのだろう。トランプは、オレが勝ったのだ、と力説した。ブッシュもオバマも出来なかったぞ、と。

ところで、金正恩はなぜか沈黙し続けている。北朝鮮の事情に詳しい人物が興味深いことを言った。トランプが米朝首脳会談をやると表明して、最も仰天したのは金正恩ではなかったか、と。トランプは当然否定すると思っていたと言うのだ。しかし、なぜこの話と並行的に側近がボロボロと抜け落ちるのか、これも不可解な問題だ。


★<大谷デビュー戦>大谷が大リーグデビュー。8番、DHで、初打席、初ヒットと、出だし好調だ。活躍が期待できるねえ。嬉しいことだ。


★<貴乃花降格>相撲協会は、貴乃花を2段階降格の処分にした。一部では、親方剥奪の意見もあったらしいが、貴乃花の名に免じて、その有名なるをもって、この処分に落ち着いたらしい。2段階格下げは、その道のり10年分に相当するらしい。『相撲協会を改革する』と大上段に刀を振りかざしたはいいが、その刀は木刀であったか。ピエロが舞台で踊っただけの印象しか残らなかった、貴乃花の言動ではある。


★<自転車の前かごから110万円ひったくり>大阪府柏原市の路上で、自転車で走行中の飲食店経営者(70)が、前かごに入れていた現金110万円入りの財布などが入ったバッグをひったくられた。犯人は性別不明で身長160~170cmの細身。黒っぽいフード付きの上着にズボン姿だったと言う。男性は午前2時に店の営業を終え、売上金や仕入れに使うための現金をバッグに入れて、親族宅に向かう途中だったと言う。どうやら、午前2時頃、この飲食店店主が自転車で移動するのを知っている輩の犯罪だろうなあ。すぐに犯人はつかまるだろう。


★<カープ白星>プロ野球が始まった。セリーグは、カープ、ヤクルト、阪神が白星。カープ先発の野村は不安定な投球で3失点。打線が、エルドラッドを中心に中日小笠原を打ち込み、6-3の継投で逃げ切った。エルは苦手の外角低めを、ホームランと2塁打、完全に苦手を克服したかに見えた。光ったのはリリーフ、今村。3人をぴしゃりと抑え完璧だった。巨人は菅野がよもやの5失点。先行きが案じられる。DeNAは、先発陣が崩壊状態になっている。下馬評とはちょっと違うスタートになりそうだ。

今日のカープのヒーローは、代打でヒットを放ち、逆転に結び付けたメヒアのヒットだろう。ボールがホームへ返球される間に2塁を陥れ、中日の害やが前進守備を敷いた結果、田中に飛球がレフトの頭を越えた。見事、メヒア、だな。

今日の先発は、カープのエースピッチャー・ジョンソンに対し、中日は新加入のジー、新加入の故、力量不明。

J1、今日は、いよいよJ1、首位対決、サンフレ-川崎の試合がある。川崎のスピードに乗った攻めを防げればサンフレにも勝機があると思うが、ハテサテ。

『スタートアップ起業⑤ 起業は25歳まで、プログラミング、ツイッターが勝負』  

$
0
0















★今日の画像は、67年ぶりに復活した『琵琶湖疎水観光船』とNYモーターショーでお披露目された広島の自動車メーカーマツダの『CX-3、2019年モデル』、J1『第5節終了サンフレ首位の順位表』、そして呉市下蒲刈島の風景兇任后K詆榾椰悗ら、ガンキ船、港の風景。島の港の風景って、なにかうら寂しく、また可愛くであります。

★★★『U25(25歳以下)の起業家に投資します―』。独立系ベンチャーキャピタルVC、『スカイランドベンチャーズ(東京)』のモットーだ。独立して6年になる木下慶彦代表パートナー(31)は各地の起業家イベントに精力的に姿を現し、起業を志す若者の間では有名人。最近は学生に企業を呼びかけ、挑戦する風土を根付かせようと奔走する。

冷え込みが厳しい初冬の早朝、渋谷のビルにある『インキュベーションスペース』で木下さんと若い起業家らの会合が始まっていた。毎週水曜日朝8時から開く連続ミーティングの予約は、口コミやネットで情報を得た若者が集まり常に満杯だ。この日は起業家5人と、将来への企業やVCへの就職を志す東北大、早大などの学生ら5人が予約していた。彼らの緊張を解きほぐすように笑顔を見せる木下さんだが、時に計画の甘さを厳しく指摘することもある。15~20分間で面談をこなす。契約のため訪れた『クラフタ』の長島悠人社長(21)は現役の慶大生。インカレのビジネスコンテスト運営団体で知り合った仲間ら10人でライフスタイル特化型のネットメディアを運営する。3月にスカイランドから300万円の出資を受けた。静岡県職員の父親も起業を全面的に支援していると言う。

社会問題解決型のスタートアップにも投資する。日本で働く外国人のビザ新鮮を簡易にするシステムを提供する『レジデンス』。岡村アルベルト社長(26)は日本人とペルー人のハーフで、東京の入国管理事務所で働いたことがある異色の起業家だ。『日本で働きたくても入国しにくい同胞の状況を改善したい』と起業。5月にスカイランドから500万円の出資を受けた。スカイランドの現在の運用規模は14億円。他のVCが数十億から100億円超を運用するのに比べて規模は小さい。ただ創業初期のシード投資に集中し投資先は50社強、1社当たりの投資額は1千万~2千万と分散させている。上場実績はないが、2社が候補と言う。


木下さんが唱える『伸びる起業家』の条件は3つある。『U25、プログラミング能力、ツイッター』だ。それぞれ『若い人はハングリーで、失敗しても途中からの切り替えが早い』『社長がエンジニア、あるいは最高技術責任者がいて、デジタル時代に対応出来る』『ツイッターで他人からの刺激を受け続ける必要がある』と言う理由だ。

木下さんの活動の原点は『エンカレッジ(励ますこと)』だ。毎週開くミーティングで実際に投資したくなる起業家に会えるのは2週に1人と効率が悪い。それでも続けるのは『若い世代に起業への意識を持ってもらうことが重要』との思いからだ。また、東大、早大、慶大、東工大、筑波大、東京理科大などの起業家講座にも足を運び、学生に直接呼びかける。米シリコンバレーでは、事業に失敗した起業家であっても次の投資資金を集めて再起する余地がある。日本の新しい『起業風土』づくりに向け、木下さんの種まきは続く。


★<琵琶湖疎水観光船>琵琶湖から京都に水を引く『琵琶湖疎水』を通る船が67年ぶりに観光船として復活し、春と秋の定期運航を始めた。通り初めには『京都・ミスきもの』らが乗船して桜の風景を楽しんだ。

琵琶湖疎水はかつて人や貨物を運ぶ船が通ったが、1951年に廃止された。大津市と京都市が観光の目玉にしようと、3年前から黄金週間などに試験的に運航してきた。大津市から京都市の蹴上げへの下りが1日5便、上りは4便。料金は、平日の通常期は4千円、行楽シーズンは8千円となる。結構な料金はでごわすな。


★<ベビーブーム到来>『ベビーブーム到来』、と言ってもこれはドイツのこと。2016年の出生数は前年比7%増の79万人余、1996年以来最大となった。好景気や政府による支援策、移民の増加が押し上げ要員になったそうだ。ドイツはここ10年、急速な高齢化対策として男女の育児手当と保育制度を拡充。イラクやシリアの戦闘地域などから100万人以上の移民受け入れを決断した2015年のメルケル首相の決定も、人口に変化をもたらしたと見られる。出生率は、前年の1.50から1.59に上昇し、1973年以来最高水準となった。EU内で最も高いのはフランスの1.92、うらやましい数字だな。政府と役人がしっかり働く国は出生率が上がるのだ。働かない国は出生率が落ちるのだ。分かってるねえ日本国の官僚、公務員の方々。仕事とは結果、時間から時間席にいるだけが働いたことにはならないんだよな。


★<高倉健>HNK・BSで倍賞千恵子の映画を放映してた。『家族』『古里』そして『遙かなる山の呼び声』を。いずれも山田洋二さんが関係した映画。その『遙かなる山の呼び声』に、高倉健が登場している。

高倉健。1931-2014、享年83歳。福岡県中間市出身。高校時代はボクシング、大学時代は相撲(マネージャー)に熱中したスポーツマン。それが、美空ひばりの所属する芸能プロマネージャーの面接を受けている時、マキノ光雄にスカウトされ、俳優に。三船俊郎が、撮影所の裏方仕事の面接に行き、間違って俳優面接を受け、合格、世界の三船になった。銀座の裏通りの川辺で、たたずんでいた三國連太郎は、松竹のプロデューサー小出孝にスカウトされ、名俳優となった。俳優のスタートには、伝説的な逸話が多いが、この3人の小話はとても印象的だ。『幸せな黄色いハンカチ』ももう一度見てみたい。


★<テスラ12万台リコール>米EVメーカーの『テスラ』が、主力車種『モデルS』のリコールを発表した。2016年4月以前に製造した12万3千台が対象となる。累計販売の4割強に相当する。新型車の量産に手間取るなど、テスラの生産体制を不安視する声もある。テスラのリコールとしては過去最大となる。

テスラは価格を370万円からに抑えた新型EV『モデル3』の本格生産に苦戦している。車載電池を自動で組み立てる工程の確立などに手間取っているとみられ、現時点で18年6月末としている量産開始時期がさらにずれ込む可能性も指摘されている。


生産工程の自動化は大型電池工場などへの投資負担が先行したため、テスラの17年12月決算は1兆2千億円の売上に対し最終損失が2千億円と過去最大の赤字になった。キャッシュフローは3,700億円の赤字となっており、工場などの資産を担保にした社債発行で当面の資金繰りをしのぐとの見方も出ている。

いきなり全自動の生産工場を目指したのが間違いのようだね。自動化には、基になるアナログな技術の集積が必要なんだね。要はそれをチェックする職人がいるんだよね。それなしに、いきなりIT技術者だけで全自動を目論むのは、自動車の場合、部品点数も多いし、安全面のケアも必要で、簡単にそう素人がいきなり入っても無理だろうなあ。三菱重工が、技術的に未経験の世界である豪華客船製造に乗りだし、うろ覚えだが、受注単価1千億円の船に、2千億円の赤字を出したのに似ているなあ。


★<サンフレもカープも白星>サンフレ、まあ、昨季優勝、今季も絶好調の川崎には勝てないだろうなあ、せめて引き分けでヨシとしよう、とDAZN観戦。川崎の滑らかなプレーに比べ、パスミスが目立つサンフレ。守り第一の様子で、とにかく堅守。と、後半70分くらいからサンフレのプレーの精度が格段に良くなって。コーナーキックからのこぼれ球を、パトリックが蹴り込んで1-0で川崎を下した。これには日本全国のサッカーファンが驚くだろう。昨季、J2陥落寸前の苦しみを味わったサンフレが、5節目とは言え、勝ち点13で堂々の首位なのだから。一番嬉しいのは、福城監督だろうなあ。これまで散々苦しんだ経験を生かし、戦略的なプレーを随所に見せてくれる。

鳥栖もすごかった。名古屋との一戦、後半0-2とリードされ、これはダメだわ、とセレッソ戦に切り替えて、少し経って鳥栖戦を見ると、なんと2-2に。最後まで観戦したが、ロスタイムに押し込み、鳥栖が3-2で大逆転勝ち。見過ごせない鳥栖ではある。


カープは、中日に堂々の6-2で連勝。カープらしい機動力を生かし、下位打線が打点を重ねるという好循環。ジョンソンは7回を1失点と好投。特筆は、4回の裏の攻撃。1アウトから四球で出た丸を一塁において、ヒットエンドラン。打者鈴木は、レフト前にヒット。丸は3塁まで走る、ボールは3塁に返ったがセーフ。その間になんと鈴木は2塁まで達して。あの走りから見ると、骨折は完治したと思える。

そしてその後がすごい、石原のヒットに続き、ジョンソンまでがヒットを打ち、計4点を入れ、中日を突き放した。石原はこの試合4打数3安打。まさに狂い咲きとも言えるような大活躍だった。今日も勝って開幕3連勝を飾って欲しい、な。


★<北朝鮮、東京五輪参加意向>IOCバッハ会長は、北朝鮮金正恩委員長と会談。北朝鮮は東京五輪に参加の意向を述べ、バッハ会長もそれを支持すると伝えられた。ちょっとまってちょ、よ。拉致問題も解決しないのに、東京五輪へ参加などあり得るのか。拉致問題が未解決のうちは、外務相は絶対入国ビザを発給してはいけない。IOCが何と言おうと、拉致解決が、北の五輪参加資格の用件だ。まったくバカバカしい話ではある。いいかげんにしろよ、かっこばっかりつけるバッハ会長。本当に、そんなこと、良子さん、よしておくれ。


★<北朝鮮が核実験の準備?>河野外相は、高知市で講演し、北朝鮮が新たな核実験に向けた準備と受け取れる動きを見せていると明らかにした。米国提供の衛星画像を踏まえた発言と見られる。北朝鮮との対話については『焦る必要は全くない』と述べ、日朝首脳会談の早期開催に慎重姿勢を示した。北朝鮮に核放棄の意思がないことを強調し、包囲網を緩めないように内外に呼びかける狙いがある。まあ、さもありなん、北朝鮮だね。うっかり北の舌に乗ると大変なことになるかも。


★<上原、青木大活躍>昨日元大リーガーの上原と青木が登場。上原は1回をパーフェクトに、青木はヤクルトの勝利に貢献し、石川の久しぶりの白星獲得を助けた。いいねえ、大リーグで活躍した選手が古巣でさらに活躍と。カープの黒田もそうだが、なんと上原は42歳だと。ドジャースのマエケンも引退前には一度カープで最後を飾ってほしいねえ。

『スタートアップ起業⑥ 人口膵臓で糖尿病に勝つ』

$
0
0











★今日の画像は、ANAが昨日行った、グループ36社2,672人の入社式と、限定100体が1人で買い占められた『ロリーナ』。そして、呉市下蒲刈島の港に引き上げられていた『朽ちた木造船』です。船の中にはススキの枯れ葉が見えます。廃船、哀れなりけり、です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★糖尿病を強く疑われる予備軍が、1000万人の大台を超えた。血糖値をコントロールして合併症を防ぐため、インスリンというホルモンを自動的に体内で放出してくれる『次世代人口膵臓』の開発が盛んだ。高分子ゲルやブタの膵臓を使うなど、多彩な試みの実用化時期が近づいている。

東京医科歯科大学の松元亮准教授らと、名古屋大学の研究グループが開発した『人口腎臓』は、カテーテルに使うシリコンのチューブに一定間隔で穴を開け、その穴とチューブの内側を高分子ゲルで覆っている。このチューブを糖尿病のモデルとなるマウスの皮下に埋めて実験したところ、3週間連続して、ブドウ糖濃度を検知して、血糖値をほぼ正常にコントロール出来ることを確認した。松元准教授らはこの原理を応用し、皮膚に張り付ける人工膵臓の簡易版も開発中だ。

インスリンを持続的に患者の皮下に投与するコンピューター制御の『インスリンポンプ』という小型機器はすでに医療の現場に導入されているが、補正やメンテナンスが必要だ。電気的なトラブルなどで機器が動かなくなる可能性もゼロではない。また装置の価格も高い。松元準教授は『使い捨てでより安く、患者の使用負担が少ない次世代の人工膵臓の開発を急ぎたい』と意欲を見せる。

九州大学と東京工業大学、クラレの共同開発グループも埋め込み式の人工膵臓を試作した。微細な穴がたくさん開いたフィルム状のバックの中にブタの膵島やiPS細胞から作製した膵島などを入れて使うことを検討している。このフィルムは血中の酸素や栄養分、ブドウ糖は通すが、免疫系の細胞は入れない。今後、試作した人工膵臓の効果と安全性を動物実験で確かめる。九大病院の安藤講師は『年単位で血糖値をある程度の範囲で維持出来れば』と話す。

糖尿病は高血糖の状態が続くと悪化して腎臓が悪くなって透析を受けたり、糖尿病網膜症で失明したりする合併症が問題となっている。これらの合併症を含め、糖尿病関連が全医療費の15%以上を占めると言われている。合併症を抑えるのに役立つ次世代人工膵臓の役割は急務になっているが、開発の現状はやや未来に明るい灯りが射していると言えるのではないか。科学技術の発展が人体を救うケースは、これ以外にも多くある。


★<拙者も予備軍>拙者も糖尿病の予備軍だ。毎週自分で血糖値を計り、ケアしている。それほど高くはないが、標準の上限ギリギリを行ったり来たり。しかし自宅で、自分で血糖値や糖尿がチェック出来る時代になったことに感謝しなければならないなあ。本当に便利だ、病院に通わなくていいから。


★<京の町早雲>元来、京都にある『千本』という所は、市中に近いというのに淋しい土地であった。この北に、蓮台野という野がある。京の七つの野の一つと言うが、それよりも京における三ヵ所の葬送地として知られている。東には鳥辺野、西には化野アダシノ、北には蓮台野・・。いずれも塚石や塚の土盛りが累々として広がっている。京の御所からまっすぐに北へのびた通りが朱雀スザク大路だが、蓮台野に近づくにつれて千本という名になる。

この地名は、平安の昔ここを行く葬列の供養のために道筋に千本の卒塔婆ソトウバが立てられたことから来ているらしい。さらに死者が地獄に落ちることがないように、閻魔大王をまつる千本閻魔堂、地獄をまつる釘抜地蔵などが出来、前後して釈迦をまつる千本釈迦堂が出来た。早雲のこの時期より百数十年前に書かれた『徒然草』にも、その第228段に、『千本の釈迦念仏は、文永の比コロ、如輪上人、これをはじめけり』とある。

文永の頃とは、鎌倉期、蒙古来襲のさわぎがあった時代である。応仁・文明ノ乱で、兵火や飢えに死ぬ者多く、蓮台野の墓地のみが新仏で賑わっていた。そういう死者達のための堂宇が千本に焼け残っていると言うのは、因果応報の絵図を見るようでもある。(参考:箱根の坂・北条早雲)


★<平和公園が全面禁煙に>昨日、4月1日から、広島市の平和公園が『全面禁煙』になった。世の中、喫煙権より禁煙権の方が強いんだねえ。世界の潮流だろう。愛煙家の方々にはお見舞い申し上げますよ。それにしても、セブンスターが460円もするとは知らなかった。喫煙もお金持ちだけの時代になったかな。


★<J2>J2、7節終わったところで、1位岡山、2位町田、3位大分、4位山口、5位東京、6位熊本と。昨季J1から落ちた、新潟は8位、甲府は13位、大宮は17位だ。その他では、J1経験のある福岡が9位、徳島が12位、松本が14位、千葉が15位、京都が20位。あの経営の神様・稲盛和夫さんが、支援球団・京都を指して『Jリーグの経営なんて、簡単だねえ』とおっしゃっていたが、この発言後京都は1度J1に顔を出したが、その後見たことはない。Jリーグクラブの経営はちょっと油断するとドスンと来るからねえ。名古屋がそうだったし、今季浦和がその兆候に苦しんでいる。甘く見たらその時点で負けとなるんだねえ。おっそろしい。


★<カープ開幕3連勝>カープが開幕中日戦3連勝。何と開幕3連勝は13年ぶりのことだと。昨季は、緒戦に敗れて、その後10連勝をしたものだ。今年も中日さんはカープのお客さんになってくれそう。昨日は、鈴木を休ませ、下水流を。期待に応えて1本塁打、1ヒットと活躍した。スコアは8-3。中日はホームラン3本の得点のみで、打線に繋がりがなかった。カープは丸、エルドレッドに2号目のホームランが出て、大勝。明日からは神宮でヤクルト戦だ。さあ、小川新監督のヤクルトは如何に。川端が復帰し、石川も復調と明るい材料のヤクルトさんだが。

一方で、東京ドームで行われた巨人・阪神戦。開幕3連戦の合計入場者数が13万8,274人と、2005年から始めた東京ドームでの公式戦入場者数での開幕シリーズ3連戦では最多記録を更新したと。すごいなあ、巨人の懐は、まさにジャイアンツである。


★<マエケン、奪三振ショーで白星>ドジャースのマエケンが、31日対ジャイアンツ戦で今季初先発初勝利を飾った。5回を投げて5安打1四球無失点。打者のバットは面白いように空を斬り、10奪三振を記録。中継ぎとして八面六臂の活躍を見せた昨季プレーオフを彷彿させる奪三振ショーに、地元ファンは大いに沸いた。いいですねえ、マエケンの活躍。


★<精巧人形『ロリーナ』買い占め>『ロリーナ』は京都市の岩部メーカーが開発した『スーパードルフィー』とよがれる精巧な人形で、人気がある。『ロリーナ』は、画家中原淳一のデザイン画を再現した、白いブラウスに赤いスカートを身につけた65cmほどの人形。価格は1体12万円強。売り出した京都高島屋によると、発売の午前10時の開店前に200人程度の行列が出来、1人2体分の整理券を先頭から50人に配布。この50人が複数のブースに分かれて購入手続きを進めたが、その中で男性1人が各ブースを訪れ、全ての人の代金をまとめて支払うことを繰り返したと言う。まさに『ロリーナの買い占め』だ。計1,200万円を超えるとみられる。引き渡しは5月末の予定。新たな投資先になったのかなあ、この人形が。面白い。


★<GT-R、タイで4,600万円也>日産が誇るハイパーフォーマンス・スポーツカー『RT-R』。この度タイでも発売に。ところがその販売価格、『4,600万円也』。日本の販売価格の3倍以上。それは、タイでは乗用車には17%の物品税がかけられているのに加え、アセアン域外からの輸入車に対しては高額な関税を課しているためだ。それにしても、日本価格の3倍を超える超高級車、買う人がいるんだねえ、お金持ちのタイの人が。


★<エイプリルフール>4月1日のエイプリルフールに衝撃的な移籍が発表された。J1セレッソ大阪は1日、元日本代表のFW柿谷曜一郎がプロバスケットボールB1大阪に期限付き移籍する、と発表した。また、プロ野球オリックスのエース金子千尋がセレッソに加入する。オリックスにはB1大阪から若手のホープSG橋本拓哉が加わる。契約期間はそれぞれ、1日午後11時59分までと。面白い話題作りではあるな、大阪らしい。


★<消えたイボ>右手の人差し指の付け根に小さなイボが出来ていた。もう相当前からのもの。最近やや大きくなっていて、じゃまだな、と。ネットで『イボを退治』、で検索すると色々出て来た。その中で雑菌によるイボもあるとの情報があった。これは消毒液で抹殺除去できると。早速試しに、就寝前に脱脂綿に消毒液を含ませ絆創膏で固定しておいた。2日経った頃、なんとこのイボがほとんど消えているではないか。更に一昨日、念のためもう一度同じ措置をしたら、もうすっかりイボが消えてしまった。ご参考までに、使った消毒液は『アクリノール液0.1%』と言う、黄色い液体。昔『リバノール』と呼んでいた消毒液だろう。霊験あらたかに、まさにイボがたった2回の消毒で消えたのには、驚いたねえ。まさに、神様、仏様、アクリノール液様、だ。

『スタートアップ起業⑦ パネイル、電力ビジネスにクラウド提供』

$
0
0















★今日の画像は、大リーグ初先発で白星を挙げたエンゼルスの『大谷翔平』、カープ開幕3連戦に貢献した『田中広輔』、そして長沢まさみの『20人のコスプレ挑戦』です。フジテレビのドラマ『コンフィデンスマンJP』での詐欺師・ダー子役。長澤は相手をだますために、時に賭博師、キャビンアテンダント、中国女優、中国の美術商、マリリン・モンローなどに挑戦する。悪女役だな、似合いそうだよ。さらに、サンフレが川崎に勝ち、首位にたってとても嬉しいので、報道記事を添付しました。読売、朝日、日経、毎日、中国と。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★世界的にみて高い日本の電気料金に価格革命を起こせないか―。『パネイル』は、ITを駆使し、電力小売り自由化を機に急成長するスタートアップだ。料金の安さを武器に大手の外食チェーンや地法自治体を開拓。開発したシステムは外部にも提供し、企業の電力事業参入を手助けする考えだ。

『電気料金が1割下がった。切り替えの手間も一切かからなかった』。焼肉店、『あみやき亭』で店舗開発を担当するマネージャー(40)は喜ぶ。あみやき亭は、2016年4月の電力自由化を機に、グループ店舗の半分に相当する130店をパネイルグループの『東海電力』からの調達に切り替えた。新電力10~20社の候補の中で、東海電力を選んだのは『料金の安さ』だった。

パネイルは地域名を冠した子会社を8社設立、地元自治体や企業を開拓する。例えば、北海道では子会社の『札幌電力』を通じて札幌市交通局の入札案件を獲得、市電に電気を供給する。入札は価格が重視されるため、新規参入組にも商機がある。安さの秘密は『パネイルクラウド』と名付ける独自の管理システムだ。AIを使い、営業活動から電源の調達や需給管理、請求まで自動化している。電力会社は、翌日の電気需要を前日までに予測し、必要な量の電源を調達している。当日は予測と実績にズレがないかを監視して、必要に応じて追加の電源を確保する。これまで電力各社はエクセルなどを使って人手で需給を管理していた。3交代で数十人が作業することが一般的だったのだ。


これに対し、パネイルは一連の業務を『ゼロ人で可能』にした。すべての、予測から監視、請求書の発行までを全自動化したのだ。パネイルはこのシステムを傘下の電力子会社に貸出、収入を得ている。電力会社はシステム使用料を払うが、少ない人員で電力事業を営むことで、販管費を抑えられる。例えば、福岡電力では、正社員で7~8人、営業対応を行うコールセンターで35人ほどが働き、需給管理担当は1人だけ。同規模の電力事業会社に比べ、全体で1/3程度の人員で済んでいる。

顧客数は1万を突破し、17年7~9月の流通電力量はグループ全体で21万メガワットと4~6月比で85%増えた。7月の電力供給量は400社がひしめく小売電力業者で26位に浮上。業界では10~15%が平均とされる売上高反感率は5%程度まで下がっている。一時は資金が底をつきかけたが、三井住友銀行とVC・インキュベートファンドが事業性を評価し、資金を提供してくれた。

『電力小売りをやりたかった訳ではない』と名越社長。目指すのは米アマゾンのクラウドサービス『AWSアマゾン・ウェブ・サービス』の電力業界版だ。アマゾンがAWSでサーバーの使用コストを劇的に引き下げたように、今後は『パネイルクラウド』を外部企業にも使ってもらい、電力事業への新規参入を後押しする考えだ。

『広島パイネル』を調べてみた。あった、『広島電力』が、銀山町に。そして実績紹介として、大手スーパー11施設で年間電力量金削減額が2,350万円、学校法人で6施設、709万円、製造工場2施設で343万円の削減と紹介されている。これはすごいことだねえ。特にスーパーの例は素晴らしいと思う。


★<中国関税引き上げ>中国財務省は、2日から、米国からの輸入品128品目に高関税をかける措置を始める。米トランプ政権が中国産の鉄鋼とアルミニウム製品に新たな関税をかける措置を発動したことへの報復措置で、果物など120項目に15%、豚肉など8項目に25%の関税をそれぞれ上乗せする。

トランプの鉄鋼、アルミへの関税強化は、多分に劣勢にある中間選挙向けの点数稼ぎの色合いが強い。米国内では関税強化で、原材料の値上げを懸念する業界は多い。たかが国内選挙のため、ポピュリズムを引っ提げて、国際貿易戦争を引き起こすアメリカ。まあ理論的には無茶苦茶流だが、それはもうあれこれで実証されている。米国民がこの措置で単にトランプを持ち上げる単細胞でないことを祈り、理性的な行動を取ることを期待する以外にないねえ。


★<1年以内に1割が退職する新入社員>この春入社した新入社員達。接客がしたい、専門性を身につけたい、地方創世の貢献したい・・・、など入社後の『やりたいこと』に対して期待値が相当に上がっている。ただ、そうした新入社員に冷めた意見を言う先輩社員もいる。たとえば、大手メーカーで人事部経験があり、現在は営業部に勤務している男性。

『1年以内に辞める侵入社員が相当いる。期待をかけても裏切られるだけ』。高揚感などすぐに冷めてしまう。辞める可能性があるから期待しすぎるな、と言うことなのだろう。

確かに入社1年以内に辞めてしまうのは残念な結果だ。そうした現象が全国のあちこちで起きている。以前から新入社員は3年で3割が辞めると言われているが、実は1年以内に結構な数の人が辞める。厚労省の調査によると入社社員は1年で5万人、つまり『10人に1人、1割』が辞めているのだ。しかもこの傾向は長年続いている。

何故入社1年で辞めてしまうのか。先輩社員からすると、石の上にも3年、我慢が必要、と説くだろう。理由の最大は『ミスマッチ』。自分がこの仕事に向いていないと判断するようだ。仕事って、それほど自分向きがあるのか、な。どんな人でも最初のとまどいはあるし、ある部分自分を仕事に近づける
る努力をしないと仕事に興味も慣れも出てこない。


しかし、今時の若者は、主体的に自分の夢を追え、と教えられている。その分周囲の環境とか、業界の動きなどに鈍感で、自分本位になっている傾向がうかがえるな。

昨今のネット社会で、情報が氾濫しており、また同期間の連絡も付けやすい。隣の芝生がキレイに見えるように、転職癖がつくと一生治らない。拙者の経験で、定年期に転職したが、新しい会社、仕事にそれほど熱が入らなかった覚えがある。これが連続すると流浪の民になるんだな。拙者は新入社員時代、先輩から『給料の半分は我慢料だと思え』と諭された。この言葉は一生身について、会社の中で色々仕事を変わったが、それはそれで楽しんだ。いい一生だったと今でも思い、感謝している。人生何が幸運で、不幸はまさに『あざなえる縄の如し。塞翁が馬』なのである。ネットの時代になってもこの真理は変わらないだろう。

そのネットを使って、新入社員を組織に同化させる努力は、退職予備軍を事前にキャッチしてケアするなど新しい試みも出てきている。スマホで月に2回、3問程度の質問アンケートでそれを予測すると。素晴らしい時代に入りつつあるんだねえ。


★<大谷初勝利>エンゼルスの大谷が、アスレチックスとの対戦で先発し、6回3安打3失点と好投し、メジャー初登板初先発勝利を手にした。2-0の2回に、3ランを打ち込まれたが、その後は失点を許さなかった。大谷は序盤から直球、変化球ともに制球よく投げ込み、6回3安打3失点、1四球6三振だった。

記録によると、開幕戦に野手で先発出場した選手が開幕から10試合以内に投手でも先発登板したのは、1919年のレッド・ソックス時代のベーブ・ルース以来99年ぶりとなるそうだ。すごい男、大谷なり、だ。


★<大越健介キャスター復帰>NHK大越健介、元ニュース9キャスターが、日曜日のサンデースポーツに復帰。あのやわらかな表情と切り口の鋭さが身上の大越節が聞ける。アシスタントは、4年生の副島萌生、レポーターはロンドン、リオ五輪に新体操で出場した畠山愛理が受け持つ。私は、大越さんのファンで、この番組のファンでもあり、バンザイ、だ。


★<浦和監督解任>J1浦和は、堀孝史監督(50)との契約を解除した。大槻育成ダイレクターが暫定的に指揮を執る。昨季アジア王者の浦和は今季、リーグ戦は開幕5戦未勝利で、94年、05年に並ぶワースト記録となっていた。昨季のサンフレの森保監督下の不振の連続を見ていて、早めに手を打ったというところか。ペトロビッチ前監督の指揮も長くなってややマンネリだったので、それからの脱却を目指したが成功しなかったな。低迷するガンバもそろそろ監督交代の手探りをやらないといけないね。


★<川崎戦の怪しい判定>サンフレの川崎戦。終盤に川崎長谷川が入れたゴールが、オフサイドでノーゴールとなった。川崎の猛抗議にも審判は判定を変えなかった。しかし、どうやらこの判定は誤審だったようだ。が、この手の誤審、ハンドとか、はよくあって一旦下された判定は変わらない。この経緯を分かりやすく説明したブログあったので拝借。

『問題のシーンを振り返ってみよう。川崎・長谷川選手は完全にオフサイドポジションにいたが、ここに味方からボールをもらえばオフサイドであるが、このシーンは相手サンフレの水本からのボールであるから、本当はオフサイドにはならないはずだ。バックパスをカットしてシュートしたのと同じようなもの。ただ、水本は意識してボールを出した訳ではなく、無意識に当たったボールであるから、その判断は難しくなんとも言えない。最後は審判が決めることで、今回はオフサイドと判定したのだから、オフサイドである』と。

ただ、サンフレのDF和田が左ゴールライン際にいて、長谷川はそのラインより前にいたので、線審がはっきりと和田を確認していて、オフサイドを出したのなら、その結果は尊重されるべき。が、微妙だねえ、見たところ水本にボールが当たって跳ね返った時には、長谷川は和田の線を越えていなかったからなあ。これがまたサッカーなのだろう。
  https://www.youtube.com/watch?v=_yf4Kk3yiIU


★<名古屋市教委が文化省に質問状>前川前文部科学省次官が名古屋市立中学校で講演を文科省が調査していた問題で、名古屋市教育委員会は調査の趣旨を問う質問状を文科省に送った。河村たかし市長が明らかにした。現時点で回答は届いていないと言う。質問状には、前川さんの講演について『キャリア教育の視点で行われた授業だと把握しており、特に問題ないと捉えている』と市教委の見解を明記。数回にわたった問い合わせの意図や、講演についての文科省の考え方を質した。

河村市長は文科省の調査について、『出会い系バーに出入りしていた人を呼ぶのは問題があるのでは、と受け取れる。一定の価値観を示された』と指摘。『それでええということになると日本中で調査が頻発する。オールジャパンのために、きちっと考えを聞かないかん』と述べた。全くその通り。前川さんが犯罪を犯した人ならば別とし、詰め腹を切らされた辞任であれば、自民の議員は何を持って前川講演を問題視するのか、そのこと自体が問題だと思う。


★<北朝鮮の東京五輪参加>北朝鮮の東京五輪参加が、開催国の日本の頭越しに、金正恩委員長とバッハIOC会長との間で進んでいる。これを受け、森元総理は次のように話した。まさに、チクリと北朝鮮の行状を鋭く皮肉っている。

『北朝鮮と韓国が一緒になるのは結構だし、朝鮮半島が非核化されればいいことだが、まだ何も具体的なことは示されていない。これからは政治マターの話。その中でみんなが心配していたことが解決していくのであれば、素晴らしい。韓国大統領と阿部総理、もしくは阿部総理と金正恩氏の会談があるかどうか分からないが、そういう方向に行くよう努力していただきたいと思っている。ただ、人の国に入ってそこの国民を奪い取って、いつまでも帰さないで拉致しておくというのは、大変大きな問題だと私は思う。そういう日本人の気持ちも十分承知して、これから話を進めていただければ、と思う』。けだし、その通りだと思うねえ。さすが森さん、婉曲な言い回しが見事だ。


★<加山雄三涙す>加山雄三さん所有のクルーザー『光進丸』(104トン)が炎上した騒動について、加山さんは光進丸への思いを聞かれると、『全部・・・何もかも、私の分身のような存在』と言い、目に涙を浮かべた。『思い出は・・、尽きないですね。グアム島まで行きましたし、夏はいろいろなところへ行って、楽しい思い出が多かったので、それが出来なくなった』とも語った。火災の原因は不明で、人気がなかったことから、漏電では、との観測が上がっている。加山さん、ご愁傷さまでした。


★<巨人・岡本>巨人-阪神線、開幕3連戦で大活躍した岡本について、ノムさん、野村克也さんが次のように語った。まず『すげえ』と感嘆。3連戦で11打数5安打8打点2本塁打の大暴れに『ノリにノッてるよ。そういう時期ってあるんだよね。自分に例えて物言ってるけど、相手の投手がばかに見えるんだよ。バッターボックスに入ったら、みんなオレの好きなところへ吸い込まれるように投げてくる。そういう時期ってあるんだよね、伸び盛りの時に。今岡本もその状態じゃない』と自らの現役時代の経験を交えて語った。さもありなん、だね。


そして最後に野村さんは、『今年は巨人が優勝だと思うけどね。上原の加入は大きいわね。一番はやっぱり経験豊富だから、それを生かしてのリリーフだけに味があるね』と今季のセリーグを予想した。

『スタートアップ起業⑧ 無洗剤、コインランドリー進化系』

$
0
0















★今日の画像は、ロシア・ザギトワの豹のコスチュームと、NHK退社が表面化した『有働由美子』、今年の桜、広島縮景園の河津桜と彼岸桜です。この2種の桜はソメイヨシノに先立ち春を伝えてくれます。ピンクの色も濃い目です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★古くさい、汚い、使いにくい―。こんなイメージを打ち破り、進化系コインランドリーの開発にいそしむ男がいる。『Wash-Plusウォッシュプラス』(浦安市)の高梨健太郎社長(44)。洗剤を使わず水のみで洗い上げるコインランドリーを展開。子どものアレルギーを気にする母親に支持されている。

『テスラ創業者のイーロン・マスクさんと年齢はほぼ一緒ですが、私はまだスタート地点に立ったところですから』。愛車のテスラ『モデルX』のハンドルを握りながら笑う高梨さん。生まれ育った浦安市で不動産業を経営する一方、2013年から『新型コインランドリー』の開発・運営に着手した。不動産は手堅い事業だと思っていたが、転機が訪れたのは11年の東日本大震災。浦安市の液状化で顧客が減り、賃料も下がった。

そんな時、飲み会の席で、知人の税理士に『地方でコインランドリーが人気らしい』と聞いた。半信半疑で調べてみると、都心にもまだビジネスチャンスがありそうだった。丁度空き室が決まっていた自社物件のアパートの1階にコインランドリーを開設してみた。その時、妻の一言がヒントになった。『最近はアトピー性皮膚炎になる子供が多いから、きちんと保湿して』と。そこで思い出したのが、市の施設で目にした『水で油を落とせる』と言う工業用の強アルカリイオン水のポスター。水だけで洗濯出来れば皮膚疾患の心配もない。

しかし水で洗うコインランドリーを共同で開発してくれるパートナーを探し業務用大手を何社か訪ねたけれど、結果は惨敗。『洗濯の泡立ちが目に見えなきゃ客は来ません』と笑われて。諦めかけていた時、後輩から業務用洗濯機の『山本製作所』(尾道市)を紹介された。当時の社長は熱心に耳を傾け、2つ返事で快諾してくれた。早速アルカリイオン水20リットルを尾道市に送った。コスト面からアルカリイオン水は自社で精製することにした。初期投資は2千万円。父親らは猛反対したが、『失敗したら改良すればいいから、まずは挑戦しないと』と説得。

13年6月、浦安市内に1号店を開いた。最初の1ヵ月は売上高が10万円程度。だがクーポンを配ったり、娘が通う保育園の母親に説明したりするうち、口コミで人気が広がっていった。場所選びは不動産会社の目利きが生きた。3号店ではキッズコーナー、4号店では貸出ロッカーを併設するなど、利用者の利便性を考えて少しずつ改良を加えた。


最近、山本製作所と組んで開発したのがスマホを使った『スマートランドリー』。QRコードで洗濯機をロック出来る機能や、洗濯中は窓ガラスを曇らせて中を見えないようにする機能を搭載。現在はクレジットカード決済が出来るが、今後は電子マネーにも対応する。

コインランドリーは無人で、顧客との接点が作りにくいが、愛着を持って来店してもらえる工夫を試行錯誤した。国際コインランドリー展では、2年連続表彰を受けた。コインランドリーは自宅に乾燥機がない単身者や、布団などを洗いたい家庭から人気が高まっている。厚労省によると、13年度は国内1万6千軒超と、10年間で4千店増えた。『ウォッシュプラス』は現在、千葉県を中心に9店を展開し、1店舗当たりの売上高は月100万円を超えた。20年には直営店を30店に広げ、コインランドリーが普及する米国進出も視野に入れる。

不動産とコインランドリーの二足のわらじを履く高梨社長の電話は1日に60回以上鳴る日もある。それでも『どんどん新しいことをやって、変革を起こして行きたい』と意気軒昂。起業は何もITだけではなく、日常の生活の場面からも生まれる、というよき事例であろう。


★<吉田兼好>関東の戦国の覇者・北条早雲よりも一世紀古い京都人である『兼好法師』は、著書『徒然草』の中で、旧風をよしとし、新風をいかがわしいものとして、妻との同居をいかがわしいと感想を述べている。この文章の中で、妻メという言葉は、同居という新しい形式の中での妻ツマを指す。

 妻メといふものこそ、をのこの持つまじきものなれ。
妻などは男オノコがるもの、持つべきではない、と言う。

 『いつも独住ヒトリズにて』、など聞くこそ心にくけれ。
 『誰がしが婿に成りぬ』とも、また、『如何イカニなる女を取りすえて、相住む』、
 など聞きつれば、無下に心劣りせらるるわざなり。
私は独り住まいです、と聞くと、まことに心にくく思われるのである。それに引換え、誰がしの婿になりました、とか、ある女を家に迎えてともに住んでおります、などと聞く時は、なんと心低きことよ、と感ぜられる。

兼好は下級官人の出であった。その生涯は、安穏ではなくさまざまな渡世をした。公家文化という淡水と武家文化という潮水との入り交じった潮目で棲息したということも、早雲と似ている。兼好の出自は吉田神社の社家だった。母は武家の出であった。宮廷の北面の武士になったこともあり、のち頭をまるめて遁世した。


遁世しても食べることが出来たのは、彼がその時代の歌壇で代表的な一人だったことによる。早雲が京都に住んでいた時代に鞍を作って金品を得ていたように、兼好としては権門勢家に出入りせざるを得なかった。このことが、兼好に屈折と憂鬱という彼の哲学を育てる土壌を与えた。更には、自他へのひそかな批判精神を鋭くさせ、独特のユーモアを持たせるに至る。

兼好の晩年は、足利の世に入っている。足利氏第一等の権勢家である高師直コウノモロナオの門にも兼好は出入りした。師直が、大名の塩治エンヤ判官高貞の妻に懸想し、恋文を兼好に書かせたことは有名である。時代の変わり目に、古さを懐かしみ、尊び、新しい風習に抵抗を示すのは何も今に始まったことではなく、この訪問妻の時代、同居妻が新しい風潮で、いかがわしいと嘆いた兼好もまた人の子であったのだろう。」(参考;司馬遼太郎著『箱根の坂・北条早雲』)


★<サンフレ・川崎の大誤審>首位争奪戦となった、31日のサンフレ-川崎の試合で、タイムアップ寸前に川崎の長谷川が蹴り込んだボールがオフサイドと判定され、ノーゴールとなったのは、どうやら誤審だったようだ。その後、ネットで調べたら、手前のライン際にサンフレの和田が立っており、長谷川はそのラインを越えていなかった。さらには、川崎のクロスからヘッドされたボールは、林がハンドで押し返し、そのボールはサンフレの水本に当たって、川崎の長谷川に流れて来たもので、川崎の選手からのパスボールではなかったと言うこと。つまり、バックパスしたボールをオフサイドエリアにいた相手選手が取って、ゴールしたのと同じでオフサイドではないという理屈だ。難しいが、このユーチューブを見ればはっきり分かる。まあ、サッカーの判定はハンドの反則を含め、微妙なのが多いからな。サンフレもそれで何度も泣かされている。


★<仏3歳から義務教育>フランスで義務教育の開始年齢が現在の6歳から3歳に引き下げられる見通しとなった。移民層などを念頭に幼児期の『教育格差』の是正を目的としてマクロン大統領が主導した。2019年9月の導入を見込み、欧州ではハンガリーと並んで最年少の義務教育開始年齢となる。

フランスには3~5歳の子供を受け入れる『保育学校』があり、希望者は2歳からでも入学出来る。入学は義務づけられていないが、3歳児の97.6%が通っていると。公立の保育学校は無料となっているものの、海外県や移民系住民が多い貧困地域では就学率が低い傾向にある。マクロン大統領は保育学校の就学義務化方針を公表し、『受け入れがたい格差が是正されるだろう』と強調した。

3歳から学校か。ちょっと子供達が可哀想な気もするねえ。フランスでは3歳児教育は、大人達の子供の世話の手抜きの方便になっているのではないだろかしら。やぶにらみかな。


★<偽物市田柿、中国産>日本各地の良質な特産品を守る『地理的表示GI保護制度』で登録された農産品の偽物が主に中国で出回っている。

農水省の調査では『神戸ビーフ』など17産地の偽物が海外サイトで見付かり、品目数は前年の4倍に上っている。本来は日本産品を守り、PRする制度が悪用されているのだ。『偽物が出回ると本物の市田柿の価値が下がる。早く偽物の販売を止めてくれないと安心して輸出出来ない』。中国産『市田柿』がネットで販売されていることを知ったJAみなみ信州の担当者は憤る。

市田柿は、飯田市周辺のみで作られた甘みの強い干し柿で、2016年7月GI登録された。1個100円ほどで出荷される高級品で国内販売のほか台湾に輸出している。愛知県西尾市周辺で生産される『西尾の抹茶』も中国産が見付かった。農水省の調査によると、その他、夕張メロン、松坂牛、大分かぼすなどの偽物販売を確認。中国のサイトが8割を占め、ブラジルや米国のサイトも見付かった。困ったもんだなあ、中国の偽物には。道徳心、正義感が全くないのだろうかしら。ないのだろうなあ。もっとも日本でも偽物ブランド品が出回ったこともあるから、偽物作りは世界共通に流行する犯罪行為なのだろう。


★<NHK番組表示>4月の番組改正で、NHKのテレビ番組表示が変わって、迷惑している。朝のニュースの番組表示が、今までの30~45~60分単位に、朝の4時30分から表示され、予約するのは7:00~7:45を選べば良かった。それが、なんと4:30~7:45まで一括表示になって、番組予約もこの時間帯、3時間15分分を予約するはめに。見るのも、もう3倍視聴で早送り。各セクションで重なるニュースが多く、あまりといえば余り。なぜこんなことをしたのか理由は不明だが、一応NHKに苦情を申し立てよう。なんらかの反応があるか、な。

返答があった。朝のニュース番組が細切れで醜いという批判を受け、一括番組にしたと。録画は時間指定でやってほしいとも。時間指定の録画予約だと、連ドラ録画ができないんだよね。毎日セットする必要があるんだ。面倒だ、と一応投げ返したが、官庁のようなNHKだからもう変化対応はないだろうな。まあ、朝のニュースを見るのをやめるかだな。


★<有働アナ、NHK退社していた>NHK『あさイチ』で長年活躍し、NHKの顔ともなっていた有働由美子アナが3月末でNHKを退社していたと。現場への強いこだわりが理由とみられる。今後の活動は未定と。NHKからコメントを出した。

定年までしっかり働き続けようとの思いはあったが、以前から抱いていた海外での現場取材や興味ある分野の勉強を自分のペースで時間をかけてしたいという思いが捨てきれず、組織(NHK)を離れる、と言っている。まあ勇気ある決断であると同時に、凡人には出来ない相談だなあ。一ジャーナリストとしてNHKの番組にも参加出来るよう精進するとの意思を表明している。ガンバレ、有働君、だな。そういえば、高橋英樹の娘もフジテレ?を辞めてフリーになったな。組織にいると自分の希望ばかりは通らないからな。力のある者はフリーになる、やむを得ん。


★<カープ4連勝>カープが開幕4連勝。昨季は緒戦を落としたが、その後10連勝をして首位街道を驀進した。先発の藪田が初白星。だが、5回、6四死球、3失点は荒れ模様で、6回表に味方が逆転してくれたからの白星のもの。球威はあったが、コントロール面で問題、ありだな。巨人も中日に勝って3勝1敗。カープと競っている。岡本が活躍し、上原が寄与しているのも、広島であの黒田がチームを引っ張っぱり、鈴木が活躍した感触を思い出す。中日は6球団で唯一白星なし。まあ、昨季も開幕5連敗しているから、変わり映えしないプレーなんだな。


★<ベルギー・久保>スイスのヤングボーイズにいた久保裕也(24)が、いつのまにかベルギー・ヘントに移籍していた。今季8ゴールを決めるなど大活躍中。日本代表でも屈指のパワーを持つFWだけに、ケガをせずにW杯に出て欲しいね。何と、昨年1月に移籍しており、移籍金は4億円強だったと。すごい。


★<ユーチューブ本社で発砲事件>米カリフォルニア州サンブルーノにある動画投稿サイト『ユーチューブ』本社で3日、発砲事件が発生、4人が負傷し病院に運ばれた。容疑者は女性で、自殺を図り、死亡したと言う。もうアメリカ、どこへ行っても銃撃事件から逃げられない。唯一逃げる方法は、アメリカ国内にいないこと、行かないことだな。

『スタートアップ起業⑨ 傘売りから、駐車場シェアサービスに』

$
0
0













★今日の画像は、『次期フィアレディZの想定イラスト』と、有名大学卒が入社する『kmタクシーの新入社員ドライバー』、そして桜、広島市吉島公園のサクラ、なかなか見事です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★ライドシェアや民泊と並んで注目を集める『駐車場のシェアサービス』。その先駆けである、大坂市の『アキッパakippaの金谷元気社長(33)』は、全国の数ある空き地や遊休不動産を稼働率た高い駐車場に変えてきた。『大坂から世界一を目指したい』と意気込み、人と人を結ぶモビリティー(移動)のプラットフォーム作りに邁進する。

『アキッパ』は、会社や個人が持つ空き駐車場と利用者をネット上で仲介する。昨夏時点で1万2千拠点を確保。わずか4年弱で駐車場業界の最王手に匹敵する企業に成長した。貸し手は場所や価格、現場写真を登録する。料金はネット上でやりとりするため料金メーターの設置も不要だ。借り手はスマホのアプリなどから利用日や場所を検索して予約する。出先で駐車場を探す手間が省け、周辺の時間貸し駐車場より3~5割安いのが魅力だ。

駐車場のシェアサービスを思いついたのは、社員の何気ない一言が発端。金谷さんは09年に携帯電話などの販売を手掛ける会社を創業。その折り、社員に困り事を一斉に書き出す機会を設けた。その時出て来たのが『駐車場は現地まで行かないと、駐車出来るか判断出来ない』という悩みを見つけた。コインパーキングを導入するには初期投資が必要だが、スマホで決済出来れば精算機の代わりにもなる。

調査を進めたところ、違法駐車が多い一方、空き地や空き駐車場が多いことも分かった。色々準備を重ね、14年に空き駐車場と利用者をネットで仲介する『アキッパ』サービスを開始。読みは的中し売上も順調に増え、15年2月には株式会社に変更し、拡大を続けている。


金谷さんの強みである営業の粘り強さは、サッカー選手時代に培った。高校卒業後にはプロを目指し、地域リーグに所属。生活費に負われる日々もあり、知恵を絞り、手持ちの1,000円で100円の傘を10本購入、雨の日に300円で販売したところあっという間に完売。この時に自分で付加価値をつけて商品やサービスを提供する過程に楽しさを覚え、起業を意識するようになった、と。

アキッパは経営理念として『なくてはならぬをつくる』を掲げる。以前、金谷さんが自宅で停電に遭った際、『電気のように世界中の人から必要とさせるサービスを作りたい』と強く感じた思いを忘れないためだと言う。

アキッパは遊休不動産を抱える大手の不動産や、沿線の人口減で空き地が増える鉄道会社にとっては魅力的な提携相手となる。大手企業は空き地を貸し、駐車場に変え、アキッパを活用して稼働率を高めることが出来る。JR西日本や三菱地所、阪急不動産などと提携。総額16億円以上の資金調達も実施した。

駐車場や民泊を始め、シェアリングエコノミーは既存の産業を壊すとの意見もある。一方で金谷さんは、『需要が多い分野で補完しあえるもの』との見方を示し、ライバルではなく、より便利な世の中にするためのサービスと位置づける。法令上の問題などから、日本は海外より普及率が遅いとされるシェアリングサービス。その先駆けとして金谷さんは人と人を結ぶため、柔和な笑顔を持ち味に全国を駈け回る。

font color=orangered >
★<緑のリストバンド>プロ野球の選手が、試合中に左腕先につけている『緑のリストバンド』。何かのシンボルだろうとは思っていたが、なんと、『温暖化防止アピール』なんだねえ。NPBが2008年から採用、また販売している。その益金でグリーン化へ参画、寄与すると。試合時間の短縮、栗の苗木の植樹などを行っている。なるほど、ザ・ワールド、だねえ。素晴らしいことだ。


★<桜祭りの誤算>全国過半、関東以西では今週末色んな『桜祭り』が予定されている。が、これほどの暖かさが続き、もうすでに落花の時期。金曜日には雨も予想され、桜の花が心配される。が、ある開催地では、ソメイヨシノが早かった分、八重桜の開花が早まり、うまく行くとも。まあ、毎年桜の季節はあれこれと気をもむことが多い。昨年は満開時に雨と風にたたられて、散々な花見シーズンだったから、ことしはやや恵まれているとは言える。


★<早慶有名私大の新卒が運転手に>東京大手のタクシー会社『kmタクシー』の入社式。『残念ながら、社会から正当な評価をしていただいていない』と社長の無念の挨拶。『入社を決意した私を待っていたのは、家族や知人の疑問や反対の声でした』とつらい体験を告白する新入社員。『自己肯定感を高く持ってください。何でこんなつまらない仕事をと思っても、次のキャリアを選ぶ時の財産になります』と転職を見据えた、来賓の挨拶。

晴れがましい入社式にこんな発言がとびだす『km国際自動車』。タクシー以外にも貸し切りバスや自動車機器のリース事業なども展開している。今年度は163人が入社した。うち146人が大学を卒業した新卒ドライバーだ。出身大学も早稲田、慶応、関西外大、法政、日大など有名校が多い。採用担当によると、タクシードライバーという職業に惹かれてエントリーした学生は1割にも満たない。何故?仕事の内容より、価値観、何より『多様性』を大切にする新社会人達の姿だ。

国立の山梨大学教育人間科学部から入社した男子学生。特にやりたい仕事はなく、合同企業説明会をふらふらしていた時に声を掛けられたのが国際自動車の採用チームだった。タクシーに乗ったこともほとんどなく、国際自動車と言う名前から外資系の自動車メーカーと勘違いしたほどだ。しかし、新卒タクシードライバーになった先輩社員の話に強烈に惹かれた。いろいろなお客と話すことで、価値観が変わったと。自分に価値観が固まっていない学生は、やりたいことが見えてきたらその道に突き進もうと。この思いを採用担当者は認めてくれた。


こんな企業は他にない、と。両親には『何のために大学に行かせたと思ってるんだ!』と猛反対された。やりたいことのために、一番いいツールがタクシードライバーなんだと何度も説得。タクシードライバーが長時間労働で稼げないというのは昔の話。大卒の平均初任給は20万6千円だが、国際自動車の新卒ドライバーの月収は平均27万円。年収の平均は1年目311万円、2年目で417万円、5年目553万円だ。業界内でもかなり高い水準だ。

最近は女性の採用にも力を入れていて、新大卒146人中、女性は24人だった。そのうち一人が慶応大商学部卒の女性。同級生達の就職先は、広告・コンサルティングファーム・銀行など。『とんでもないことするね』と言われたが、迷わなかった。彼女にとって重要なのは、仕事の内容ではなく、どう生きるかだ。そして多様な価値観を持つ国際自動車を選んだ。

西川社長は、配車アプリの乱立や、自動運転の開発などを挙げ、『タクシー業界の中で大きなうねりが襲ってきている』と語り、そしてこう問いかけた。『我々は非常に重要な仕事をしています。人命を預かり、かけがえのない輸送を行っていると自負しています。IT、IOT、AIに人が使われてはいけません。目指さなければならないのはお客様とのコミュニケーションが取れる乗務社員であること。一番大切にしているホスピタリティはずっと続けていかなければなりません』。まっこと、見事なり、国際自動車kmだ。


★<カジノ入場料6,000円>新しく導入される『カジノ』の入場料が6,000円と決まった。自公で合意した。拙者は、賭け事、宝くじにからっきし弱く、パチンコでも大きく勝った記憶はないし、ルーレットもヘルシンキのホテルで遊んだが、勝たなかった。マカオでもカジノには入らなかった。入場料がいくら高くても、安くても拙者にはとんと関係ない話だ。


★<サンフレ-川崎戦もう一つの誤審>サンフレが川崎に1-0で勝利した一戦、ロスタイムでの川崎の長谷川のゴールがオフサイドとなり、川崎選手が誤審のアピールを強くし続けた試合。この結末。産経の報道では、試合後、川崎と審判団が話し合って、審判団が誤審と認めたそうだ。鬼木監督は『選手がかわいそう』とこぼし、反面FW小林は『審判のミスにだけでなく、自分達にも目を向けないと』と冷静だったそうだ。

また、サンフレファンのブログの中に、得点を挙げたパトリックがゴールするコーナーキックの判定も誤審ではないかと。DAZNの取り置きで確認してみた。確かに、ヘッドでゴールライン外にボールを出したのは、川崎の車屋だったが、オフサイドの位置で、サンフレの柏が車屋のヘッドに対抗する動きをしている。それほど厳しい対抗プレーではなかったので、審判は流したのだろうが、昔、サンフレがシュートを決めた時、オフサイドの位置にいた佐藤寿が、片足を上げてシュートボールをよけたのがオフサイドに取られたのを覚えている。とすれば、オフサイドの位置で、ボールに触らなくても、イン・プレーの柏の動作はオフサイドに取られてもおかしくはなかったのだ。―画像参照―

その理屈から行くと、パトリックのゴールは幻になるのだろうなあ。確かに、車屋がヘッドで逃げて、コーナーの判定があった時に、川崎の選手4、5人が手を振って誤審のアピールをしていた。サッカーの審判判定は、瞬間的な判断だから、微妙なものが多くなるのだろう。これからは拙者も、誤審もサッカーのうちと寛容・寛大な姿勢で観戦するようになければならないな。(笑)


★<大谷DHで初回本塁打、97年ぶりの記録>エンゼルスの大谷翔平が、3日、本拠地インディアンス戦で8番DHで出場し、初回、右越え3ランを放った。本拠地デビュー戦、メジャー6打目で待望の一発が飛び出した。本塁を踏んだ直後は笑顔でベンチに戻ったが、チームメートは『無視』。大谷が手を挙げてアピールしたところで、チームメートからもみくちゃにされた。大リーグ流の祝儀だ。手荒い祝福を受けた後はベンチを飛び出し、ヘルメットを取って地元ファンの大声援に応えた。

球団によると、大谷は1日のアスレチックス戦で勝利、勝利投手が2日以内に打者として出場した試合の初回に本塁打を記録したのは、1921年6月13、14日のベーブ・ルース以来、97年ぶりの偉業となるそうだ。まさに偉大なり大谷翔平君だね。この日の成績は、4打数3安打の猛打賞。アメリカでも存在感が増している。


★<東大合格17人、海外に飛んだ>2008年にベネッセグループが開講した進学塾『Route H』では、これまで17人が東京大学とハーバード大学やイエール大学などの名門大学の両方に合格している。だが、17人全員が海外大学に進学し、東京大学を選んだ生徒はいなかった。『日本国内における』大学進学の頂点として東大に行くのではなく、世界的な視点から大学を見た結果、海外大学への進学を選ぶ生徒が増えている』と語る。

が、海外大学への進学は何も今に始まったことではなく、小村寿太郎時代から、先進国の知識習得に多くの若者が海外に渡っている。あの東大総長を務めた会津藩出身の山川健太郎もイエール大学を出たと記憶している。松方コレクションの松方幸次郎は、東大予科から東大を蹴って、イエール大学に進学し、川崎造船の立役者として大活躍し、あの松方コレクションを世に残した。大志を抱く若者は、語学の習得から初めて苦労、努力し海外に留学したのだ。僭越ながら拙者の甥が、今ドイツのボン大学に生命工学で留学中。世の中、若者達の行動を見ていると、日本を中心には動いていない事を見通している証左でもある。百聞は一見にしかず、高杉晋作が上海で中国が欧米から虐げられているのを見て、即攘夷を捨て、開国派に趣旨替えしたのは有名な話。外を見ずして、内を語る無かれ、だな。


★<パリーグの平日デーゲーム>面白いと言う、理由がよく分からないが、パリーグはこの時期でも、平日デーゲームを組んでいるんだね。広島などではとても平日だとファンの入りは良くない。昨日のゲームで、日本ハム-楽天、ソフトバンク-西武はデーゲーム。前者が2万4千人、後者が1万9千人の入場者だからナイターとそれほど変わらないと言うことかねえ。セリーグでは、ファンサービスの面で平日デーゲームなんて考えられないけどな。


★<カープ5連勝ならず>カープは、昨夜ヤクルトとの第2戦を戦い、5-8で負け、開幕5連勝はならなかった。高卒2年目でマエケン以来の開幕ローテに入った、16年ドラフト2位の『高橋昴也(19)』が、初先発。3回までは何とかしのいだが、4回につかまり、バレンティンに3ランを浴びて5失点。ボールが真ん中に入った。それでもカープは6回表、3本のホームランで同点に追いついたものの、継投投手が持たず、一方ヤクルトの継投石山が好投し、敗戦となった。高橋は投球を振り返り、『緊張とかではなくて、自分の力を出し切れなかったことが反省だ。次回はランナーを出しながらも、粘っていく投球をしなければいけない。この経験を生かしたい』と意気軒昂だった。問題はコントロールだね。直球には伸びがあった。『バレンティンのところも、石原さんの要求より中に入ってしまった』と反省。このような投球が防げれば、戦力になりうると見たが、どうなるか、な。追い越せ、マエケンを、だ。

『スタートアップ起業⑩ 大学中退、授業より起業』

$
0
0















★今日の画像は、フルヌード、スウェーデンで撮影された次期フォードフォーカス『欧風痛車』ペイント、千田第1公園、元安川河畔の桜です。命短し桜の花なり、ですねえ。すっかり葉桜の季節に変わっています。『フォードフォーカス』、迷彩的なペイントはされているものの、ほぼスタイルが正確にわかるフォーカス。話題作りに、なかなかやりますフォードも。

★★★高校生起業家が億単位の資金を集める次代。大学生が社長を務めるスタートアップは、さらに本格的な成長ステージに入るケースが増えてきた。その裏側でじわり目立ち始めたのが、『大学卒業より事業優先』で中退を選ぶ若者達。授業に出る時間を惜しみ、大卒という肩書きにすらこだわらない彼らの価値観やいかに。

『とにかく若いうちに社会で経験を積みたかった。世の中に新しい仕組みを作りたい』。営業クラウドソーシングサービス『kakutokuカクトク』を手掛ける『Nitlonニトロン』社長の満田聖也さん(22)は2017年春、大学を辞め事業に絞った。会社設立から2年弱、平均年齢が6歳上の社員達を率いる満田さんの語り口は落ち着き払っている。熊本商業高校時代は米アップルのスティーブ・ジョブスに憧れた。世界で活躍出来る能力を得ようと、留学生が多く英語での授業が過半の立命館アジア太平洋大学(別府市)に進学。だが、1年生の時、熊本市、縫製クラウドソーシングの『シテル』にインターンをすると起業がぐっと身近になった。

河野社長(42)から営業統括を任され、セレクトショップなどを回り自信をつけた。その過程で『営業には前近代的な曖昧さが残る。営業プロセルにデータを活用出来ないか』と着想。16年2月、営業人材を効率的に求める企業と営業のプロをマッチングするサービスを開始。コロプラの投資子会社『コロプラネクスト』から1,000万円の投資も受けた。2年間の休学の間に顧客企業は増え続け、本社は東京に移転。東京から別府に通う訳にもいかず、17年春に中退した。『親には事後報告した。これまでも自分で進路を決めてきた』とさらり。取引先は400社にも達し、手応えを感じている。

対照的に『中退を親に話した時は絶句していた』と苦笑いするのは、クラウド経費精算サービスを手掛ける『ベアテイル(東京)』社長の黒崎賢一さん(26)。小さい頃からのITオタク。私立武蔵野高校在学中の16歳からIT雑誌向けに学生ライターとして寄稿し、小遣い稼ぎをしてきた。10年に筑波大学に入学し、12年に『ムダな時間を世の中から省きたい』と学友2人と起業した。1億円以上の資金調達も続け、順調に成長する中、17年春に大学を中退。大学の肩書きよりも事業に懸ける情熱が上回った。親も息子の会社の評価額を聞いて納得するようになったと言う。


『学生時代の起業はキャリアに必ずプラス。失敗しても就職の際にアピール出来る』(現役学生社長)。そんな認識が広がり、学生の起業はもはや驚きではなくなった。成功すれば資金調達もしやすい環境になっている。学生スタートアップ17社に投資してきた『コロプラネクスト』投資担当の松原さん(27)は、『最近はインターンも経験した優秀な人材が増えている』と指摘する。

『小さい時から塾に通い、高い授業料を払って大学を出ることだけがゴールだろうか』。動画投稿サイトで活躍する『ユーチューバー』の事務所、『VAZバズ』(東京)の事務所、VAZの森泰輝社長(27)は、現在の教育自体に疑問を投げかける。森さんは、早稲田大学在学中に別の事業を興して失敗し、借金返済に追われたこともあった。15年に立ち上げた2社目が『VAZ』。元々在学中、『サークルのOBに会って大企業に憧れを抱かなくなった』。著名ユーチューバーとしての活躍で事業は拡大し、17年春に中退して学歴は『高卒』になった。

そんな森さんが今力を入れているのが非大学卒の若者と企業をマッチングする就業支援サービスだ。スマホで就職相談や面接の斡旋が出来る。『大卒の新卒採用が始まったのは60年前。今度は中卒や高卒の学生にも選択肢を示したい』と話す。

米、シリコンバレーでも学生起業家の中退が広がっている。最近、カリフォルニア州立大学バークレー校を訪れた起業家は、『優秀な学生の中退が相次ぎ、大学が卒業を呼びかけるメールを全員に送ってきた』と話す。

今の日本、大学に行き、奨学金が返還出来ず、破産宣告を申請するというまさに『馬鹿げた人生』を歩む若者が少なくない。何故大学に行くのか、自分の人生に大学はマストか、若者達には自問自答して欲しい、と思うなあ。折角の人生100年時代を、たかが奨学金返済で汲々とする生活なんて、拙者なら放棄して、遠洋マグロ漁船に乗り込むね。高給なそこで資金をためて、好きな仕事を自分でやるんだな。絶対この方が人生が面白いからな。


★<沖縄翁長知事支持団体、有力支援者脱会>沖縄県内でホテルなどを経営する『かりゆしグループ』が、翁長知事の支援団体『オール沖縄会議』を脱会すると表明した。『政党色が強くなりすぎた。独自で翁長さん再選に向けて動きたい』と表明。

『オール沖縄会議』は、共産、社民などの政党や労組、市民団体などで組織。米軍基地の辺野古への移転に反対してきた。保革を超えた勢力の結集を訴えてきたが、著名な地場企業の離脱で革新色が一層強まり、翁長さんは苦しい立場に立たされる。かりゆしグループの当山社長は、辺野古反対の民意を改めて示すために県民投票をするようオール沖縄会議内で提案したが、受け入れられなかったことも脱会の理由に挙げている。

かりゆしグループのオーナーは、『沖縄観光コンベンションビューロー』の『平良朝敬会長』。翁長さんを支援する代表的な地元経済人だ。県内でスーパーなどを展開する『金秀グループ・呉屋守将会長』も、革新色が強くなっていることに不満を持ち、名護市長選での支援候補者敗北の引責という形で、3月に沖縄会議の共同代表を辞任し、脱会している。


★<MUJI、肉、魚で高級化>『良品計画MUJI』が、先月堺市に世界最大の『無印良品』を開店した。売り場面積は標準的な店の5倍で、食の専門コーナーを導入。産地に拘った鮮魚や精肉、有機栽培の野菜などを販売する。中国で品質の高さが人気の無印だが、国内では40年来の低価格イメージをなかなか抜け出せない。高級路線の食で『MUJI』ブランドの再構築を目指す。

1階奥にある自慢の目玉である食材コーナー。天然の真鯛やヒラメ、伊勢エビ、あわびといった高級な海の幸がカウンターにずらりと並ぶ。中には5千円を超す魚もあり、その多くは産地直送だ。現場担当者は『旬に合わせた調理法なども紹介して行きたい』と意欲を見せる。

隣の精肉コーナーには、100g1千円を超す宮崎県産の黒毛和牛や、沖縄県産のアグー豚が並んでいる。フードコートもあり、手作りのヨーグルトなどが売られている。カウンターも鮮やかで、無機質な雑貨売り場とはほど遠いイメージだ。ここまで『食』に拘ったのは初めてだ。理由の1つが消費者の来店機会を増やすこと。雑貨や衣料では月1~2回が限界だが、食品なら毎週のように通ってもらえることが出来、雑貨などのついで買いも期待出来る。


もう1つが無印らしく、狙いが大きい。食材は無印の『安心安全』のイメージを生かしやすく、質の高さをアピールすれば価格が多少高くても買ってもらえる可能性がある。この考え方の背景にあるのが、中国での成功だ。中国では雑貨の『安心安全』が『いいブランドなので多少高くても買う』という」動きに発展し、5期連続の営業最高益を続けるけん引役になっている。注目すべきは売上営業利益率で、中国を中心とする東アジアは16%と、日本の10%を大きく上回る。そして中国ではホテルも開業した。

もっとも、食はあらゆる小売りが強化に動き、宅配サービスのネット勢ともぶつかるホットな分野。鮮度管理や安定供給も課題となる。ハードルは決して低くはないが、無印のチャレンジは目がはなせない。


★<相撲協会の理不尽さ>不祥事が続く相撲協会。さらに唖然とする事件が起こった。4日、舞鶴市で行われた巡業で、土俵上で多々見市長が挨拶中、突然倒れた。周囲の人達が土俵に上がり、市長を看護。この時、数人の女性も土俵に上がり、介護の手助けをした。と、場内アナウンスが『女性方は土俵から下りてください』と。観客は3度聞いたと証言している。が、女性達は介護をし続け、救急隊に市長を引き渡した。市長はその後病院で医師の治療を受け、話が出来る状態まで回復したそうだ。

この事態に、八角理事長は『とっさの応急措置をしてくださった女性の方々に深く感謝申し上げます。応急措置のさなか、場内アナウンスを担当していた行事が女性は土俵から下りて下さい、と数回アナウンスを行いました。人命にかかわる状況には不適切な対応でした。深くお詫びします』との声明を出し、協会の運営の不手際を謝罪した。アナウンスしたのは、若手の行事だったとのこと。


いつも思うが、この土俵の『女性禁止』は、性差別の極限ではないかと思うね。昔から、神事には女性を遠ざける風習が日本には強いが、それは女性が持つ特有の生理的現象から来ているもの。そして相撲は『神事』だからと。だが、その女性がいなければ人類は滅亡するのだよね。そして、全国の神社で女性の神主が10%もいる時代、アナクロなことを言ってるとしか思えない。そろそろこんな悪習改めたらどうだい、不祥事の続く相撲協会殿。

何と、報道によると、複数の観客が、女性を含む救護に当たった人達が土俵から降りた後、相撲協会関係者が大量に塩をまいていたと証言。理不尽なり、相撲協会だ。4名ほど女性が土俵に上がったが、いずれも看護士など医療関係者とみられ、応急措置が施され、医療関係者からは市長は死をまのがれた、と言われている。


★<稲田元防衛大臣、ご愁傷様です>文民統制がきちんとできていない防衛省の大臣として、ご苦労なされ、辞任され、今になって1年も前に発見されていた日記が出て来るなんて。稲田元防衛大臣は驚きと同時に怒りが湧く、とコメントされたが、これはもう稲田大臣固有の問題ではなく、政府・官僚が国民・国会を愚弄した姿勢に他ならない。誠にもってご愁傷様です。速やかに原因と特定すると同時に、関係者の厳罰・処分を願いたい。財務大臣も罪を逃れられないよ、麻生君。君も辞任に値する言動をしているんだからね。


★<新居浜市の医学奨学生、応募なし>愛媛県新居浜市が2017年度に新設し、昨年4~10月に定員3人で募集した医学生向けの奨学制度で、1人も応募がなかったことがわかった。『市内の高校卒業』など条件が厳しかったためとみられ、市は応募期間を3月29日まで延長したが、申請はなかったと言う。18年度も同じ条件で希望者を募るが、今後は条件の緩和も検討する方針。

この奨学制度は市内の医師の減少に歯止めをかけようと市が創設。入学金・上限50万円と月20万円の奨学金を最大6年間貸与し、奨学金を受けたのと同じ年月だけ、愛媛労災病院など市内の指定病院3施設に勤めれば返還が免除される。貸与の条件は、〇堝發旅盥擦鯊感函↓国内の大学医学部に通学、K椰佑保護者が市内在住、など。市内に住む医学生の保護者2人から相談があったものの、学生が松山市にある私立高校出身で応募がかなわなかったという。まあ、田舎の奨学制度だねえ。一体どれだけ、新居浜市出身の医師、医学生がいるのかな。本当に田舎くさく、目的がはっきりしない。新居浜市の総人口は11万人くらいだから、医学部進学生の1人や2人はいるだろうになあ。不思議。


★<カープ首位、5勝目>昨夜のカープは、ヤクルトとの3連戦最終戦。先発投手岡田は、5回までを無得点に抑えたが、6回に制球を乱し2失点。それでも、丸の3ラン、菊池のソロなどで5-4とチームは白星を挙げ、5勝1敗で首位を堅持した。巨人は中日に、阪神もDeNAに勝ち、順位はカープ、巨人、阪神、ヤクルト、DeNA、中日となっている。カープは鈴木が抜けているものの、6試合目でリーズ最速、球団計10本の本塁打を達成、強打のカープを印象付けている。今年もやるやる、広島カープではある。

中日の松坂はよくなげたね。5回を96球、自責点2と。最後の3点目は、ショート京田のエラー。また巨人の上原もよく投げた。8回を4打者、無得点と。巨人の元気は、上原の頑張り、との声も聞こえる。

『平成の時代1 ヒト、モノ、情報は世界へ、国の壁は消えた』

$
0
0















★今日の画像は、吉野山千本桜と、緊迫感を誘うイタリア・ドロミテ渓谷の吊り橋、そして広島市佐伯区の『神原の枝垂れ桜』です。神原の枝垂れ桜は樹齢300年以上と言われ、平地で育つ枝垂れ桜の南限とされています。花の色は白っぽいですが、雄大なその姿が見事です。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★冬でも肌を刺すような強い日差しの中、ダッシュを繰り返す。昨年9月から陸上の名門、『米フロリダ大学』に留学した『サニブラウン・ハキーム君(18)』は、走り終えるとコーチと言葉を交わし、スタート地点に戻って位置につく。その先に見据えるのは、2020年東京五輪でのメダルだろうか。

1999年(平成11)生まれ。ガーナ人の父と日本人の母を持つ。平成に入って国際結婚は増加し、日本人の外見的イメージも多彩になった。スポーツの世界では、近年、両親のどちらかが外国にルーツを持つ選手の活躍が目覚ましい。遺伝的に身体能力が優れているという声に対しても、『有利だと言う人もいますが、それは日本の中だけ。結局、努力をしないと世界で通用する力は身につかない』と従来の日本的な発想は持ち合わせていない。

昨年6月の日本陸上選手権で、男子100m、同200mを制した。8月の世界選手権では、史上最年少で200mの決勝に進んだ。100mの自己ベストは10秒05。昨年9月、桐生祥秀(22)が日本人で初めて10秒を切る9秒98をマークした。しかし、焦りはなかった。『遅かれ早かれ、誰かが出す。それが自分でなくてはいけないとは思っていなかった』。自身のキャリアを『まだまだ初期段階』と見る。将来の目標を『世界最速』と公言するスプリンター・ハキーム君は、何もかもひらりと越えて行きそうだ。

『僕はまず、「言葉はどうする?」「家族が病気になったら?」とネガティブなことを考えた』。昭和の時代、1977年(昭和52)、ドイツのサッカー1部リーグ、ケルンに入団し、欧州で活躍する日本人選手のパイオニアとなった奥寺康彦(65)は当時を振り返る。まだ日本と世界を隔てる壁は高く、家族の反対を説き伏せての渡欧だった。『今の選手は海外移籍への不安や怖さを抱かない。情報も多いし、代理人もいる』。日本のサッカーが世界に認知されるようになった今、アマチュアも含め、年間500人以上が海外へ移籍する。


1995年(平成7)に野茂英雄が村上雅則投手以来、30年ぶりとなる日本人大リーガーとしてマウンドに上がった時、日本では期待と不安を抱きながら見守り、華々しい活躍に胸を熱くした。日本人大リーガーは、平成以降54人を数えるようになったが、大谷翔平(23)は今年、『二刀流』をひっさげて挑む。平成世代は予想を上回るスケールで壁を乗り越えて行く。

平成時代は、様々な分野で急速にグローバル化が進んだ。1989年(平成元年)に出国した日本人は観光を含め966万人、2016年(平成28)は1,712万人。入国した外国人は平成の初めの284万人に対し今は2,400万人を超えた。少子高齢化の中、外国人労働者の存在感も増した。一方で、米国や欧州でグローバル化に逆行するような動きも出始めている。それでも、人やモノ、情報などのグローバル化が止まることはない。


★<後継者難・大廃業時代>大阪で金属プレス加工を手掛ける『三栄金属製作所』の山下祐司社長(59)は、同業の『三晃工業』の老社長に打ち明けられた。『会社閉めようと思うてるんや』。理由は後継者難。三晃が製造するちょうつがいは大手トラックや住設機器に使われる。サプライチェーンへの打撃を恐れる顧客からは『是非続けてほしい』と要望が来ていると言う。熟慮の末、三栄の山下社長は廃業した三晃の事業を引き継いだ。ものづくりが盛んな大阪でも、後継者不足による廃業が増える。後継者難による中小企業の相次ぐ廃業が、日本のサプライチェーンを弱体化させるとの懸念が強まっている。製造・加工の末端の現場では、経営者と職人の高齢化が進み、引退で廃業を決断するケースも多い。

サプライチェーンの要である物流も危うい。北海道の老舗として知られた『栄運送』は、16年末に事業を神奈川県の同業の『丸島運輸』に譲渡した。栄の酒井祐志社長(68)は一時廃業を検討したが、荷主の関西ペイントなどが奔走し、譲渡先を見つける事が出来た。栄は関西ペイントの塗料を道内の問屋などに運送。他の製品はトヨタ自動車の工場などにも運んでいた。危険物の運送ノウハウや製品を保管する倉庫の管理などを担う栄の仕事はサプライチェーンの重要な一部だった。

また、材料費や人件費が上がっても、大手の圧力で製品価格にも転嫁出来ず、中小は常に苦しい経営を迫られてきた。大手が下請けに目配りしなかったツケが回っている、という意見は多い。経産省も、大企業が気づかない間にサプライチェーンにとって重要な中小が廃業したり、外資に買収されたりしている恐れがある、と警鐘を鳴らす。時代は確実に下り坂の日本になりつつある。


★<人は30歳から老けなくなる、AI進化>日系アメリカ人物理学者の『ミチオ・カク博士』が、IBMが米ラスベガスで開催した年次イベントで講演し、『人間の身体の中にチップが入り、デジタル化したら、30歳以上は齢を取らなくてすむようになる。AIが人の加齢を止めることが出来る』と講演した。

このイベント『Think 2018』には、世界から4万人以上の顧客、ビジネスパートナーが参加。日本からも500人が参加し、IBMのクラウドやAIへの取り組み、最新技術などについて発表があった。会期初日にはIBMリサーチが、今後5年以内に砂粒よりも小さいコンピューターが登場し、日用品やデバイスに埋め込まれる世界が到来するといった予測を発表し、来場者の関心を集めていた。


また、カク博士は『これまで半世紀に渡って業界を引っ張ってきた半導体の世界が終わる。つまり、シリコンバレーの半分の企業が、錆びたベルトのようになってしまう。これは、マイクロチップの時代が終わることではなく、新たな時代が始まるということが大切である。AIや神経ネットワークが牽引し、コンピューターと脳のインターフェースが始まり、量子コンピューターが登場することになる』と切り出した。

まっこと、予想さえ、想像さえつかない世が生まれるんだねえ。まあ、拙者はその時代、この世にはいないけどな。


★<レンタカー全面禁煙>日本レンタカーは、一般向けレンタカーを全面禁煙にするそうだ。本当、喫煙者はどんどん肩身が狭くなるねえ。これほどたばこ税で国家に貢献しているのに。可哀想だ。でも、嫌煙権などが世界的に認知された現在、煙草が有害物質であることには変わりないしなあ。喫煙者の方々、本当にご愁傷様です。


★<黒澤明・『生きる』がミュージカルに>日本映画史の名作と名高い、黒澤明監督、志村喬主演の『生きる』がミュージカルになるそうだ。ミュージカルにするには難しい素材だと、拙者は思うが。宮本亜門プロデュース、主演市村正規、鹿賀丈史。黒沢監督没後20年の記念としての企画だそうだ。東京都の職員である主人公が、平々凡々と毎日を過ごすなか、胃癌が発見される。それまで四角四面の仕事をしていた主人公が、はたと目が覚め、命がある間に世のために尽くそうと決意する物語。そして住民達の希望でもあった、新しく公園をついに完成させ、命が絶える、という物語。どういうミュージカルになるのか、興味があるが、公演は東京だからなあ。


★<仏国鉄スト>フランスのマクロン大統領は、国鉄の赤字を解消する目的で、国鉄の民営化を目論んでいる。これに反対する国鉄労組がストライキに入った。6月までに12日ストをやると。日本も民営化する時、大騒ぎになったよねえ。が、民営化したJRは一部を除き黒字体質になり、国民から支持される企業になったよねえ。反対一本槍でも世の中うまくいかないもんだよね、フランスの国鉄職員諸君よ。


★<トランプ、燃費緩和>トランプ大統領は、米国の自動車燃費目標基準を緩和する。平均23キロ・1リットルに下げるそうだ。もう遮二無二に中間選挙に向けた、米自動車メーカー向けの票あさり、ポピュリズム満開のトランプ政権。後遺症が怖いね。


★<続々モリトモ>続々々モリトモだ、第何幕になるのか。森友学園への国有地売却問題を巡り、財務省の職員が昨年2月に森友側にごみの撤去作業で口裏合わせを求めた疑いがあるとの報道に対し、麻生財務相は『現時点で事実関係を確認出来ていない。確認させてほしい』と述べた。これまでの強気が一気に青色の顔に変わったかな、麻生ぼっちゃんは。もう責任を取って辞任の時期が迫ってるねえ。太田理財局長も『事実関係を早急に確認しないといけない』と。これまで政府答弁、特にあの白々しい佐川急便は、『適正価格で、適正な手続きで売却した』と強弁している。嘘を付いたなら、偽証罪で国会は告発すべきだ。NHKは、昨年2月、『トラック何千台も使ってごみを撤去したと言って欲しい』と嘘の説明をするよう森友側に求めた疑いがあると報じた。まさか、阿倍君が朝日の報道を非難したよに、NHKの報道を非難する訳にはいかないだろうなあ、一応政権の味方の形を取るNHKなのだから。


★<10年限定の小学校>今年、横浜市に10年限定の小学校が開校した。『みなとみらい本町小学校』だ。あのみランドマークがそびえる、みなとみらい地区なのだ。この地区ではここ5年で児童の数が200人ほど増え、既存の小学校では不足になった。そこで、新小学校を創設したが、長期的にみてこの町の児童数は増え続けないと見通し、10年限定の小学校としたそうだ。なんと柔軟な発想。今時の官僚、公務員にしは上出来なアイディア、措置である。


★<カープブログ>カープマニアの多くがブログを発信している、プロ野球ブログ村なるものがある。
https://baseball.blogmura.com/carp/

その中で、福山市に在住の熱狂的な女性ファンのブログがとてもナイス、であり、試合翌日には必ずチェックしている。以下は5日、岡田が先発し、勝利した試合のレビュー。

カープ対ヤクルト開幕カードを勝ち越し!今村猛100ホールド!
今日の先発は大方の予想通り岡ちゃん。なのに受けるキャッチャーはなんと磯村くん。これで二試合連続で翼くんがスタメンを外れて…一昨日の自打球がそんなに重症なんじゃろうか?去年のベストナイン捕手&選手会長が万全じゃないなんて、誰々が不調みたいな個人的な調子の良し悪しより心配じゃね…
その岡ちゃん、初回に先頭バッターの山田くんに、いきなりフォアボール出した時は、おいおい…思ったけど、それ以降はストレート中心に、オープン戦やファーム戦の不調が嘘みたいな、ストライク先行のナイスピッチング!
5回までは、フォアボール1つヒット一本の完璧な内容やったのに、6回にとうとう出たわ…岡ちゃんの悪い病気が…フォアボール2つにタイムリー2本で1点差にまで追い上げられてしもうて…。あ~もう限界かな~って半分諦めてたら、その後また嘘みたいなええ球ビシビシ投げ込んでから…やっぱり岡ちゃんは訳わからんわw

ところで何球かサイン違いで磯村くんが捕れんかった球あったね…昨日の一岡くんの時もあったけど、磯村くんのサインは解り辛いんかね?それともたまたまなんじゃろか…。
そんな岡ちゃんの後を継いだのが、一昨日危険球で退場した今村くん、もしかして引きずってるんじゃって、一瞬心配じゃったけど何の事なかったわ、見事に三者凡退!中村さんも審判が厳しかっただけで実質三振よね。100ホールドおめでとう!今村くんに続いて、勝利の方程式まずはジャクソン、いきなりフォアボール出してあらら…思ったけど、後続の打者には力強い投球でしっかり抑えてくれたね。バレンティン三振に取ってガッツポーズからのニコニコ最高よねw


最後に出てきた中崎くん、トントンとツーアウトまで取って、まさかの畠山さんに2ラン被弾で1点差まで迫られて…ラストは鵜久森さん三振でゲームセットじゃけど、帽子取ったら汗ビッショリやったねw今日の東京はぶち寒かったじゃろうに、よっぽど焦ったんじゃろうなw 私らカープファンは永川さんでしっかり調教されとるけ、あれくらい慣れっこじゃわw最後に勝ってたら何でもええんよw

今日はヤクルトの方も一杯見どころあったね。館山くん、怪我とか手術とか乗り越えて満身創痍の身で、ぶち寒いのに半袖で気持ちの入ったいいボール投げ込んでから…結果的には丸くんに仕留められたけど、カープファンとかヤクルトファンとか関係ない、一人の野球ファンとして嬉しくなるナイスピッチングやったわ。
あと7回の攻撃、広輔くんがフォアボールで出て、暴投で2塁まで進んで、菊池くんのレフト前でホームタッチアウトになったシーンじゃけど、ありゃ去年までのバレンティンならチンタラ守ってホームイン出来とったじゃろ。
オープン戦の時にも感じたんじゃけど、守備に関しては性根の腐ったバレンティンが、あんなにキビキビ動くなんて、やっぱり河田コーチの影響なんじゃろな…今年のヤクルトは侮れませんね…

今日は広輔くんが猛打賞!菊池くんダメ押しホームラン!丸くんが先制スリーランとタナキクマルが大活躍じゃったね!投げる方も、岡ちゃん6イニングからの盤石の投手リレー、最後にちょっとハラハラさせてくれて、最終的には勝つカープ野球のフルコースやったね!明日はズムスタで横浜戦じゃね。丸くんもヒロインで言ってたけど、是非ともリベンジお願いしたいね。雨降らんかったらいいのにね。そんじゃおやすみなさい!
    http://www.carpgirl.com/entry/2018/04/05/


★<舞鶴介護女性、感謝状を固辞>舞鶴市の相撲巡業で、舞鶴市長が土俵上で倒れ、これを介護、救助した女性達に興業元の実行委は、女性に感謝状を贈りたいと連絡したが、『当たり前のことをしただけ。そっとしておいてほしい』と固辞したと言う。こんな大騒動のなか、感謝状をもらう気にはならないわなあ、当然のことだ。最善の措置は、相撲協会が即、女性蔑視、女性差別の慣行を書き改めることだ。太古の昔は、母系社会で、男性より女性の地位は高かったのだから。


★<朴被告懲役23年>巨額の収賄を受け取ったとして収賄罪などに問われた韓国『朴前大統領』にソウル地裁の判決があった。判決は、懲役24年、罰金18億円が言い渡された。朴被告は、拘留延長に反発し、昨年10月以降公判への出席拒否を続け、この日の判決公判にも出席しなかった。異例の被告人不在の判決だった。

朴被告の前任、李元大統領も、先月下旬に別の容疑の収賄事件で逮捕された。検察は近く起訴する方針で、直近2代の大統領経験者が相次ぎ刑事裁判にかけられる事態、まさに韓国は異常な事態となっている。


★<カープ6勝1敗>強いカープは昨夜も勝った。苦手DeNAを相手に7-3と。野村が8回まで投げて2勝目。その野村は、6回にはランナーを3塁に置き、絶妙のバンドで追加点を。8回、102球、被安打7、四球1、失点3の上出来。攻めては、堂林がラッキーボーイとなり、3得点にからんだ。チーム内でただ1人ぽつんと残された感じの堂林だったが、これで目の前が開けただろう。

巨人がよもやの菅野で5失点の敗戦。菅野は2連敗。阪神も敗れ、カープと2位の差は2ゲームと開いた。今日は、ジョンソンが先発。波がなければ勝ち星に繋がるだろう。

『平成の時代2 350億円寄付で市民の防潮堤』

$
0
0














★今日の画像は、堺市に出店した『MUJI堺店』で並ぶ高級農産物と、広島市黄金山の桜です。最初の4枚は、山の北側の桜。日陰の斜面故、光を求めて、高さ30m以上にも伸びた樹に咲くソメイヨシノ、満点の気分です。枝垂れは、2014年に植樹された『三春の滝桜』です。東日本大震災による福島県の復興と、また広島在住の福島県人の故郷への想い、広島市民の復興を願う想いを込めて山頂に植樹されています。山の姿の全体に咲く桜は山桜です。

この黄金山の桜の画が、私の今年の自慢の桜です。星をちりばめたような、桜の花がとてもきらびやかです。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★静岡県浜松市。天竜川から浜名湖に至る太平洋岸17.5キロに、高さ13mの巨大な『遠州灘防潮堤』を築く工事が昨年末、半分の工区で完成を見た。費用350億円のほぼ全額を、地元の関係企業や住民の寄付で賄う『市民の防潮堤』だ。東日本大震災の後、静岡県は津波死者予想を大幅に引き上げた。『3.11を目にし、初めて津波に危機感を持った。町を守る思いが市民を動かした』。浜松商工会議所の杢屋理事はこう話す。

『当社は完全に機能停止する』。東海・南海トラフ地震が懸念される名古屋市では、完全オフレコの月例勉強会『ホンネの会』に70企業と自治体の防災担当者が集う。被災を前提に、自社の弱点と制度の盲点を赤裸々に議論している。主唱者の福和名古屋大教授は『最悪の事態を本音で語ることが備えに繋がる』と説く。

平成は『有事への備え』の法制化も進んだ。まず99年に周辺事態法が成立。朝鮮半島有事などの際、米軍への後方支援を可能にする法律だ。前年に北朝鮮が三陸沖に向け、中距離弾道ミサイルを発射していた。日本有事、つまり日本に対する武力攻撃への備えは、2003年(平成15)に武力攻撃事態対処法として成立した。01年の米同時テロが立法を後押しした。


04年には、有事の際の国民保護を目的とした国民保護法が成立する。以来、国と自治体による国民保護訓練は160回を超える。だが、化学テロや原発破壊、集客施設爆破などを想定した訓練はしても、『武力攻撃事態』に備えた訓練は行われてこなかった。それを想定した訓練が初めて行われたのは、昨年11月下旬のことであった。

市民が資金をほぼ全額拠出して建設した防波堤とは、またすごい。市民の災害への意識の高まりが、市民と企業の気持を結束させたのだろう。高い代償である『3.11』ではあるが、災害への備えが広く普及し、実行を伴うことは後世にとって有意義である。

地球は生きている。今でも動いている。あのサウジアラビア半島は今でも、毎年6cmイラン側へ移動しているのだ。10年で60cm、100年で6m、1000年で60m、1万年で600m、10万年で6km、100万年で60km、ペルシャ湾は完全に閉じるのだ。人類のたかが1万年、2万年の歴史は、地球の46億年のカレンダーから見ると、まさに針を刺した点ほどのものでしかない。その地球の息吹を確かなものとして聞き、対応策を備える東海地方、浜松の人達の行動は素晴らしい。


★<仁方やすり、ヒット>古くから鉄の生産が盛んだった中国地方。針や重りなど語尾に『り』が付く10種の鉄製品を『安芸十利』と呼んでいた。その一つ、『やすり』に樹脂素材を使ったり、美容に応用したりしてヒットを生み出している。呉市の仁方地区でやすりを製造する『ワタオカ』の4代目『綿岡久美子社長(67)』だ。

やすりでネコを気持よくさす、ワタオカが昨年末に発売した樹脂製の猫用ブラシ『ねこじゃすり』が愛猫家に広く人気を集めている。クラウドファンディングで開発資金を募ったところ、630人が応募し、目標額の10倍近い280万円以上を集めた。ネットなどで反響を呼び、現在は生産が追いつかないほどだ。

開発の契機は3年前、綿岡は果物や野菜のすり下ろしなど台所用品として使える樹脂製やすりを模索していたが、思うように進まない。行き詰まる中、何気なく飼い猫を失敗作でなでたところ、普段はブラッシングをいやがっていた猫が気持よさそうな顔をみせ、催促するほどだった。ひょんなきっかけで開発したのが『ねこじゃすり』だ。まさにコロンブスの卵的な『偶然の発見』と振り返る。


工業機械の精密化や安価な海外製品の流入を受け、やすりの需要は下り坂が続く。『伝統技術をプロだけでなく人々の生活に生かせないか』。女性ならではの生活者目線で開発した製品の一つが『高級爪やすり』だ。一般製品に比べて目を細かくし、滑らかな仕上がりを実現した。口コミで評価を集め、ネイリスト向けやギフトといった新たな需要を生み出した。ものづくりの自動化が進み、職人は高齢化で減り続ける。『今、技術を残せないでどうするのか』。綿岡社長の危機感は強い。消費者向けの分野に挑むのも、伝統技術を守りたいからこそ。偶然の産物に見える成功の裏には、強い熱意を地道な努力が息づいている。

呉市仁方地区には、仁方港があり、かつて今の『安芸灘大橋』がないころには、瀬戸内に浮かぶ蒲刈島向けの連絡船が通っていた。小生は小さい頃、上蒲刈島で過ごし、広島との間を行き来した覚えがあり、JRの仁方駅から仁方港までの歩く距離が幼児であった小生にはとてつもなく長い距離に感じたのを今だ思い出す。仁方の思い出は思い出深い。


★<渡良瀬川>2年前だったか、関東渡良瀬川が反乱し、流域の住宅、農地が甚大な被害を浴びた。電柱に1昼夜しがみつき、命が助かった人もいた。その渡良瀬川は、利根川の支流で、足利銅山を上流にいただくと。明治の時代、この銅山から公害汚水が流れ出、しかもしばしば水害氾濫を起こし、周辺の住民は苦汁の生活を強いられたそうだ。

とにかく、水害で堤防が決壊し、田畑に流れ込む水は赤褐色。土壌を汚染し、米などは成長しなかった。田畑の土を入れ替え、整地し、再び農業が可能になったのには100年の歳月を要したとも語られる。水俣を初め、公害は時の為政者の圧政政治、隠蔽工作が盛んで、市民運動などで世の裁決が出るまで相当の月日を重ねている。この渡良瀬川水域にすむ人達の先達はとても苦労したとみられる。まさにその根気ある働きに敬意と尊敬ではある。


★<増える熟年離婚>定年後、のんびりと夫婦の時間を過ごし、将来設計を描いていた夫に突然、突きつけられた妻からの『開放宣言』。今まで家族のために一生懸命に仕事一筋だった中年男性が、生活習慣病の悪化に加え、ショックや孤独に耐えかねて『突然死』に至る。

厚生労働省の調査によると、平成28年の婚姻件数は62万人、離婚件数は22万件。ざっくり計算しても3組に1組は離婚していることになる。さらに裁判所によると、離婚の申し立て総数は6万6千件で、夫が1万8千件、妻が4万8千件と、妻からの申し立てが2.6倍超。その内容で男女ともに圧倒的に多いのが、『浮気』でも『経済力』でもなく、『性格の不一致』によるものである。

離婚件数が全体的には減少傾向にある中、同居期間が20年以上のいわゆる熟年離婚件数は、全体の17%、3万7千組と、昭和60年と比較して1.8倍、中でも70歳以上の離婚が増えていると言う。

カウンセラー氏によると、原因は高齢化だと。昔は人間が結婚し、出産、子育てを終え、役割を済ませたら、男性は50代、60代に命がつきていたのが普通だった。ところが今では、男性も女性も長寿となり、夫の定年後20年は生きられるようになった。そして、これまで子供が成長して夫を看取った後、自由になれる時間が10年はあった。これを密かに楽しみしている妻達が結構多かった。


更に高齢者の離婚を後押ししたのが年金制度の改正だ。結婚期間中に夫が支払った保険料分の厚生年金を夫婦で分配出来るようになったことで、経済面の不安もクリアされた。

一見、何も問題が起こらないように思える夫婦でも、妻が離婚のタイミングを常に頭の片隅に置いているとしたら無気味である。一緒に生活をすれば、お互い色々不満もあるものの決定的なこととしては、絶対言ってはいけないのが言葉の問題だ。

『誰のお陰で生活出来ると思っているんだ』『文句があるなら同じだけ稼げ』『どうせ暇なんだからそのくらいやれ』。他にも本人が気にしている容姿や体のこと。何の気なしに、こんな言葉を妻に投げかけることが、離婚への火付け役になるのだ。妻に対しての接し方について思い当たることがあるとすれば、感謝の気持ちを態度で表し、尊重、思いやりを持って接することだ。まずは家事を積極的に手伝うなど、出来ることから始めればまだ間に合うかも知れない。


★<奨学金破産>奨学金を受けて大学を卒業したものの、返済が出来なくて、自己破産に陥ったり、自殺するなど、やや社会問題化している。しかし冷静に見ると、返済が不可能、無理、厳しい、といったマスコミが好む言葉は見当たらないのだ。

例えば、奨学金を毎月10万円、総額で480万円借りた場合、現在の金利水準であれば毎月の返済額は『月額2万537円』となる。総額で見ればかなりの額だが、毎月の返済額である2万円は自宅通勤する人にとってはそれほど大きな負担とは言えない。就職に失敗してフリーターになったとしても、返済出来ないことはない。

東京など首都圏の最低賃金で100時間ちょっと働いて10万円も稼げば、奨学金と自分の小遣い、家に入れる生活費は十分賄えるだろう。要は、本人の気概、気構えだ。かつて拙者は、あのヤクルトレディーを褒めたことがある。毎日、お客さんに1本、1本売って、給料を貰っている。最近は、ゴミの収集車で働く人達に出会うと、『お世話になります。有難うございます』とお礼を言葉にしている。この人達の仕事は社会にとって大変重要な仕事であり、またそれなりの結構な給料も得ている。奨学金が返せないと言う人達には、もう一工夫、もう一歩の情熱、を持って仕事に取り組み、仕事を探すこと、身を粉にして働くことを、是非是非お勧めする。


★<チーズ2年連続値上げ>雪印乳業は、チーズの販売価格を2年連続で値上げした。価格は同一なれど、中身を削り、減して。生乳の不足、物流費の値上がりをその理由に挙げている。農水省は何をしているのか。生乳の輸入を促進する気はないのか。消費者の生活と生産者の利益と、どちらを選ぶのだ。まったく頼りにならない農水省ではある。2年前に比べ、チーズは2割も高騰しているのである。


★<ベルギーメヘレン市の移民融和施策>ベルギー北部のメヘレン市では、中東、アフリカから移って来た移民と市民の同和融合政策が実を結んでいる。メヘレンでも、移民が大量に入ってきた時代、街は犯罪や暴力などで市民生活は荒れたと。

これを静め、移民市民との融合がうまく図れたのが『バディ制度』の採用。いわば移民と市民の『相棒制度』。移民に市民が対応し、家庭生活から職業生活にまでアドバイスを与え、家族ぐるみの付き合いの中から相互の理解と親睦を図る狙い。移民との対立が硬直化すると、今の東欧の移民排斥運動になる。取り上げられたのは、シリア難民だったが、とてもこの制度に感謝している。今、内戦の中、シリアでは毎日多くの人達が死に、生活に困窮している。このような受け入れが、世界各国で薄く広く繰り広げられることが必要なのだろうな。日本は如何に、だ。


★<民泊解禁>2ヵ月後、一般民宿施設が解禁になる。新しくこの分野の事業に乗り出す個人、企業が多く現れている。広島でも、市内でその準備作業が続いていると報道されているが、山奥の旧筒賀村、現廿日市市の築後100年の古民家を使って準備されている様子が報道された。新しく露天風呂を自分で作り、なつかしき五右衛門風呂も体験してもらおうと。民宿事業には幅広い市民、県民が参画すれば、各々がユニークな策の展開を示しており、これはこれで面白い、と思うね。いいことだ。


★<巨人、菅野、田口で星落とす>巨人に異変が。菅野の登板、2連敗。いずれも5失点という失態。さらに昨日は田口がコテンパに。ヤクルトに8-15と惨敗。まさに変調だ。大金を積んで引き抜いたゲレーロは、8試合無本塁打と。高橋監督も頭の痛いことだろう。お察し申し上げます。

ヤクルトは、カープから河田、石井両コーチが移籍したら見違えるようなチームになったな。すごいことだ。カープは昨日の試合、先発ジョンソンが5回突如崩れ、計4失点。打線は横浜バリオスを打ちあぐね、今季2敗目を喫したが、首位は守っている。しかし、緒方采配にはちょっと疑問も。8回1アウト満塁で当たっていない阿部をそのまま打席に出し、追加点が取れなかった。緒方監督は、代打について、そういう選択もある、といなしたが、外野フライでもう1点だったから、とても惜しかった。


★<日置市殺人事件>鹿児島県日置市の民家で近所の人達男女3人が殺害された事件で、県警は近くに住む男性を殺人容疑で逮捕した。男性は容疑を認め、行方不明となっている男性の祖母ら2人についても殺害をほのめかす供述をしていると言う。この男性、岩倉知広容疑者(38)は、この民家に住む岩倉久子さん(89)の孫で、民家に住む同居の次男(68)の息子。2人は所在が分からなくなっている。一体何が起こり、何が原因だったのか、不可思議であると共に、5人を殺害するほどのものがあったのか、疑念が残る。全く残虐な行為と言わざるを得ない。

『平成の時代3 消えた多くの銀行看板』

$
0
0













★今日の画像は、『競泳・日本選手権』で日本新を6回も出した高校3年生『池江璃花子』、竣工20周年を記念しレインボー照明された『明石大橋』と、第6節を終わった『J1の順位表』、もちろんサンフレが首位を快走の図ですが。そして桜シリーズの最後、広島縮景園の『落花と枝垂れ』です。『散るさくら、残るさくらも、散るさくら』(良寛)、まさに、まさに。池江璃花子、100m自由形では日本記録を0秒43縮める、53秒03の新記録を打ち立てましたが、東京五輪では52秒台を実現すると張り切っています。今時の高校生、藤井六段といい、池江璃花子といい、素晴らしいですねえ。世の若者達、負けるな!右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★平成の初め、それまでの価値観を大きく揺るがす出来事が二つあった。バブル経済の崩壊と、自民党を軸とする『55体制』の終焉である。平成の政治と経済は長く揺れ続けた。

経済小説江本剛著『抗争』は2013年(平成25)の巨大金融グループが舞台だ。ある銀行員が、30年前の入港時を回想する。息子の就職を喜ぶべき父は、こう言ったのだ。『銀行はいい。そこで真面目にやれば道は開ける』。著者の江上剛さん(63)は、『これは私が実際に親父から言われたセリフだ』と明かす。江上さんは、1977年(昭和52)に早稲田大学を卒業し、第一勧業銀行に入る。大手都銀への就職で生涯安定が約束された――はずだった。

そんな『昭和モデル』は崩れた。金融不祥事が表面化し、国際競争も厳しくなる中で、大手金融機関までもが大きく揺らいだ。江上さんも銀行の広報部で不祥事対応に駈け回った後、早期退職した。北海道拓殖銀行、山一証券、日本長期信用銀行・・・。大きな銀行や証券会社が経営破綻し、不良債権処理と合併再編の渦に飲み込まれて行った。平成の初めには存在した大きな金融機関の看板の多くが、今はない。


政治も不安定化した。55年(昭和30)の保守合同以来の『与党自民党』は、新党ブームの93年(平成5)衆院選で下野した。55年体制を野党側で担った社会党は、一時政権に就きながらも、その名は消えていった。政党は離合集散を繰り返し、平成を通じて変わらぬ政党は自民と共産の2党しかない。

『今日より明日はきっと良くなる』と信じ、選挙があれば『保守か革新か』の選択―そんな分かりやすい価値観が崩れ、多様化した。この平成時代を国民はどう受け止めて来たのか。

2018年(平成30)の元旦。東京・代々木の明治神宮では、年の始まりを告げる初太鼓が響き、訪れた人々は合わせた両手に、それぞれの願いを込めた。絵馬には、家内安全、健康祈願などに加え『いい仕事が決まりますように』『早く結婚出来ますように』と言った願い事も目につく。さいたま市の男性(39)は『平成ですか?いいことも悪いことも色々ありましたよね。でも一言で何て言えばいいんだろう』と考え込んだ。

内閣府世論調査では、平成を通じて、生活に『満足している』という回答は常に『不満』を上回ってきた。その一方、『悩みや不安を感じている』も6割を越す。人々の意識は揺れ続ける『平成』だったのだろうか。


★<6600万年前の大隕石>恐竜が地球を闊歩していた時代、その終焉が大隕石の落下とは聞いていた。先日、NHK・BSで地球大異変と題し、レポート番組が。大隕石が落下したのは、メキシコユカタン半島。その痕跡が、今円状に水池があること、そしてその地層に地球に存在しないイリゴリウム?という金属が付着していることから証明された。そのエネルギーは、1億メガトンと言われ、現在最大の原子爆弾が50メガトンだが、なんとこの原爆が200万発地球上に落ちたと同じインパクトを地上にもたらした。

半径1,200kmのものが瞬時にして消滅し、水深100mほどの浅い海だったにかかわらず、北米大陸は300mの高さの津波が覆い、半径2,000kmのものを飲み込んだ。火災が地球上を覆い、その温度は200度にも達した。そして3万キロ上空にまでそれらの破片が覆い、数年間太陽の光を遮断した。さらには酸性雨が降り続き、これらの悪条件で地球上の植物は死に絶えた。この惨劇で生き残ったのは、小動物、即ち食糧を多く必要としない動物たちだった。やがて地球が穏やかな状況を取り戻し、その小動物から哺乳類、類人猿などの出現し、現在に至っている。この6,600万年前の大隕石の落下が地球の運命を大きく変えたのだ。思えば、すごいことだ。


★<J1湘南をライザップが子会社化>フィットネスクラブを運営する『ライザップ』は、『J1湘南ベルマーレ』の経営権を取得すると発表した。ライザップの瀬戸社長(39)は、湘南ベルマーレ、三栄建設設計と合同記者会見の席で、18~20年の3年間で10億円以上、戦略的に出資していく考えを明らかに。その上で、『2020年までにJ1、天皇杯、フヴァン杯いずれかの獲得、収容率ナンバーワン、満員のスタジアムという結果をコミットする』と宣言した。また、ダイエット業界のリーディングカンパニーとして、湘南に最新のトレーニング機器を備え、トレーニング環境を早急に開発し、整えることも約束した。はてさて、湘南が優勝するなら、また新しい対抗馬も出てこようかな、例えばJ1ファーレーン長崎のジャパネットなどがどう出るかだな。

★<トランプタワー火災>NYの中心街に立つ58階建ての『トランプタワー』で火災があり、男性1人が死亡した。このビルは1980年以前に建築されたもので、スプリンクラー設置規制がない時代のもの。だけどなあ、58階のビル、マンションにスプリンクラーなしで住むのはどんなものか。追加設置を義務付ける必要があると思うよね、安全面からは、NY市長殿。


★<サンフレ首位維持>昨日のサンフレ、柏を相手に1-0と完封勝利。勝点を16と2位に伸ばし、川崎、仙台に5点差をつけて首位を維持した。試合は、前半17分にDF佐々木が右から流れたクロスを拾い豪快にシュート。この1点を守りきり、白星確保。後半にPKを取られたがGK林がビッグセーブで凌ぎ、無失点で。無失点試合は6試合中5試合となり、城福監督が目指す『守備から攻撃へ』のスタイルが定着してきた。見事だ。苦手柏故、もう少し手こずるかと思ったが、城福戦術は的を得て、見事な勝利ではあった。

この試合、目だったのは二次ボールをよく拾ったこと、パスワークの精度が上がったこと、足をもう一歩伸ばして球を確保するシーンが多くみられたことなど、成長の成果が見て取れた。佐々木がゴールしたシーンをレビューすると、なんとGKは中村ではなかった。中村はベンチにも入っておらず、なにか故障かも知れない。W杯が気になる。


同じ時間帯にプレーした、ガンバ-神戸は、ロスタイム切れ寸前に神戸が得点し、ガンバは相変わらず最下位を脱出出来ず。浦和はなんとか仙台に勝ったものの、1得点と戦果は今一歩と感じた。全体的にも仙台が押しており、仙台のシュートがバーに当たったり、不運な面があった。さあ、これからだな、サンフレも。頑張ってほしい。


★<体質改善されたチーム>監督が城福新監督に代わったサンフレ、小川新監督が復帰し、宮本ヘッドコーチ、石井、河田両コーチがカープから移籍したヤクルト。両チームとも体質改善を図り、選手の意識を変え、現在首位の座を走る。村田を解雇しただけにとどめた巨人は無残なスタートとなっている。この差は何だろうか。


★<J2異変>前回も報告したが、J2に異変が起こっている。現時点で8節を終了し、_山・勝点19、大分、山口、つ田、ヅ豕↓Ψ本・勝点13の順位。J1から降格した新潟は11位・勝点11、甲府は13位・勝点9、大宮は18位・勝点7と、いずれも大きく出遅れ、今後の奮起が待たれる。岡山、山口が最後までこの順位を保てるとは思えないが、それでも異変は異変だ。J2降格組から1年で復帰するクラブが出なければ、これもまた異変だ。

『平成の時代4 インターネットと共に』

$
0
0














★今日の画像は、8日、柏に勝ってファンに応えるサンフレイレブン、3試合連続ホームランに加えて12奪三振7回無失点で2勝目を挙げた大リーグ大谷翔平、アメリカで教育予算の削減や賃金の停滞などに不満を示す教員のストが全米に広がっている様子、親や生徒も協力、支援していると言う。そして、すみれです。色とりどりまさに美しき『園芸種のスミレ』ではあります。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★平成は、日本と世界を結ぶ光ケーブルの開通と共に始まった。千葉県南房総市。太平洋の豪快な波を目当てにサーファーが集まる浜から、少し入ったところにKDDIの海底線中継所がある。海の底を通ってくる通信ケーブルを、陸に引き込む国内拠点の一つだ。この中継所とアメリカ西海岸の間で、情報化社会を見据えて光海底ケーブルの日米第1号が開通したのが、1989年(平成元年)のことだった。

最新の光ケーブルの本体は、髪の毛ほどのガラス線十数本の束。これほど細くとも、送れるデータ量は、音声電話で10億回戦分ある。昭和までの電気信号ケーブルの送信能力は1,000回線程度だったから、100万倍だ。これがインターネットを支えている。海底ケーブルは今日、かつて主力だった衛生に取って代わり国際通信の99%を担う。『日本でインターネット検索をしたり、ユーチューブ映像を見たりする時、データのかなりの部分がここを通って行く』と。

平成の初め、国内では軽量小型のノート型PCが相次いで発売された。携帯電話がポケットに入るサイズまで小さくなり、普及し始める。海外では、ウェブサイトが誕生した。そして30年。携帯電話はスマホに、人と人のやりとりは電話からメールに、そしてフェイスブックやLINEなどソーシャル・ネットワーキング・サービスSNSへと広がった。


東京都江戸川区の服装工房。使い込んだ板にTシャツを広げ、田巻さん(32)が手刷りで柄をプリントする。従業員4人の工房で働く田巻さんの仕事は、インターネット以前の時代なら世界に知られることはなかっただろう。自作のTシャツの写真を画像共有サービス『インスタグラム』に毎日掲載すると、海外から『いいね』『欲しい』などの反響が寄せられた。出版社から声がかかり、写真集も発行した。妻の恵理子さん(27)も田巻さんのインスタグラムに惹かれ、知り合った。今春、第1子が誕生する予定だ。

埼玉県東松山市の溝井喜久子さん(83)は、戦時中の体験をツイッターでつぶやく。若い世代に支持を得て、8万8千人のフォロワーがいる。実生活ではめったに遠出しない溝井さんにとって『世代も、距離も超えて繋がることが出来る。ツイッターは魔法の道具だ』と語る。

人と人が、人とモノが、いつでも、どこにいても繋がり、社会はフラット化した。『平に成る』。平成は、まさにインターネットの登場と発展の時代であったと言える。


★<幕府>鎌倉の地に幕府が起こされてより武家の世になった。『幕府』と言う。事実上、王府であるのに、何と遠慮した言葉であろうか。この言葉は、中国の古典から採られた。初めは漢の衛青がはるか砂漠を越えて匈奴を討った時、その総司令部のことを『幕府』と呼んだ。幕とは、天幕のことである。頼朝の行政機関を『幕府』と名付けたのは、京を脱出するように下って来た頼朝に属した元官人大江広元あたりかと思われるが、中国の古典によほど通じていたと言わなければならない。

鎌倉幕府は、頼朝から3代で途絶え、北条氏が執権として実権を握り、代々京都の皇族が幼少の頃鎌倉に迎えられ、大人になると京へ帰していた。執権である北条氏は16代も続いた。亡んだ時、北条高時の遺児の子が伊豆に逃れ、韮山の地でその血筋の者がほそぼそと暮らしていた。この者達を、土地の者が『北条殿』と呼んだ。伊勢新九郎は、駿河の興国寺から進出し、韮山公方であった足利茶々丸を追い出して、住み着いた。そのことから、地の者達は新九郎を『北条どの』と呼ぶようになり、後に関東一円を統一して『北条早雲』と歴史に名を残した。子孫は、戦国時代の終わりに凡庸な藩主が出現し、秀吉に打ち取られてしまった。まさに『沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす』だな。日本もそうだし、アメリカもそうなるだろうし、中国もやがてそうなるだろうな。(参考:司馬遼太郎著『箱根の坂』


★<すごい、大谷翔平君>エンゼルスの大谷翔平投手(23)が、8日、アスレチックス戦で本拠地初登板初先発し、7回1安打無失点と力投。最速160キロの豪速球、スプリットを武器に毎回12三振を奪った。開幕2連勝となる今季2勝目の権利を持って降板。開幕から10試合で2勝&3本塁打は1919年のジム・ショー以来99年ぶりの快挙となる。ベーブ・ルースの記録に並んだり、はたまたジム・ショーの記録に追いつくなど、100年に1度に出て来るかこないかの、大投手、大選手への道を歩む大谷翔平君。海のこちらからも応援しているゾエ。


★<ハリル監督電撃解任>サッカーW杯をまじかに控え、なんと日本代表の『ハリル監督』が解任に。後任は、現在日本協会の技術委員長を務める西野朗さんを筆頭に、U-21の代表森保一監や、現日本代表コーチの手倉森誠さんが候補に挙がっている。

ロシアW杯まであと67日と迫った8日、ハリル監督が解任されることになった。3月のベルギー遠征の1分1敗という結果や、ハリル監督と選手の間に溝が生じていることなどを重くみて、このタイミングで解任を決断した。W杯を前にサッカーの完成度にも疑問符がつき、選手の間にも指揮官に対する不信感なども目立った。

ベルギー遠征中には選手には宿舎からの外出が禁止された。だが、外国人スタッフには禁止令は出ず、一部の選手からは『同じチームで戦うという感じがしない』という不満が出たと言う。そうした一体感のなさもロシアW杯直前に協会幹部が危機感を感じたようだ。


★<ネット保険淘汰の時代>通販保険の解禁から20年で、通販保険は淘汰の時代に入っている。ネット、テレビ広告や新聞広告で目にし、大々的に宣伝を繰り広げている姿からは意外に映るが、通販系の保険会社の多くは苦戦を強いられている。『2019年7月をメドに合併することに合意した』。損害保険ジャパン日本興亜は、通販子会社のセゾン自動車火災保険とそんぽ24損害保険の2社を合併すると発表。合併する環境が整ったと判断したのだろう。が、両社の累積損失を解消するのは容易ではない。他の大手の通販子会社も赤字を抱える。

97年の保険自由化で、当時は損保市場の3割が通販系に奪われると言った観測が強かった。だが20年後、シェアは8%にすぎず、伸び率は極めて穏やか。2割を占める米国など海外に比べ出遅れが目立つ。90年代末に保険通販市場に参入した海外勢は、00年以降に相次ぎ撤退。価格競争に陥ることなく、サービス競争を展開した大手損保の戦略が奏功した形だ、と指摘される。

17年3月期は通販8社のうち半数が赤字。保険料を抑えながらも、一定規模の顧客を獲得するまでテレビCMなどを出し続けなければいけない先行投資が重荷になっている。一方で堅調に業績を伸ばすソニー損保は、参入から8年目の07年3月期に黒字化。売上高は過去10年間で2倍に増え業界1位を維持する。楽天など異業種も損保市場で商機を狙っており、通販市場の攻防は新たなステージに移ろうとしている。


★<日本代表、西野新監督>ハリル監督の解任に伴い、新しく任命された監督は『西野朗さん』。現在協会の技術委員長。ガンバの監督を長く勤められたので、顔なじみ。W杯まで2カ月の時点での人事だから、内部昇格しかなかった、と田嶋会長は語った。吉と出るか、凶と出るか。でもハリルの戦績からすると、凶は現在であり、これ以下はもうないようだね。


★<素直でない張本君>野球評論家の張本君、大谷翔平が2試合連続本塁打を打った時には、『こんなのどこにもいるよ、普通』と。3試合連続本塁打の時には、『大リーグの投手の質も落ちたもんだ』と。素直でない張本勲君だねえ。ここは、素人になって、すごい、日本人でこんな記録を残すなんて、と喜べばいいのになあ。何が気に入らないのかしら。まあ、辛口評を売りにしている張本君からすると、素直になれば、売りがなくなるのかも。

良く考えると、みんなすごいんだよね、水泳も野球も、スキーもスケートも、陸上、カーリングも。勿論トレーニング方法の向上、コーチ技術の向上もあるだろうが、当の本人の頑張り、努力が何よりも基本なんだから。すごい時代に入っていると感じるねえ、張本君よ。

『平成の時代5 500の町村消滅の危機を克服する』

$
0
0













★今日の画像は、V12に代えてV8を搭載し2千万円を切った『ベントレー・ベンテイガV8』と、一度は行ってみたいアメリカの国立公園『アンテロープキャニオン』です。このキャニオンは、どこから撮っても画になる、という有名な渓谷の洞窟?。見事、素晴らしいです。右下をクリックすると、大きな画が見られます。

★★★平成に日本の人口はピークに達し、減少期に入った。日本は坂道を下り、衰退して行くのだろうか。それとも質的転換を果たし、活力ある社会を創ることが出来るのか。

雪に覆われた北海道北部の下川町。昨年12月、町民の有志と役場職員11人が集会場に集まった。ポスト平成の町作りを構想するためだ。全国で500以上の市町村が近い将来、人口減により『消滅していく』と予測されている。下川町もその一つだ。ピーク時に1万5千人を超えた人口は、3,500人を切るまでに減った。現状を前提に未来を眺めれば、前途は厳しい。

そこで町民達はまず2030年の町のあるべき姿を思い描き、その未来から今を眺めて成すべきことを考える『バックキャスティング』という手法で町の将来を考え始めることにした。将来の町で減らしたいこととは―財政の借金。寝たきり。『でも、だって、どうせ』を言う人。では、増やしたいのは?―人口。介護施設。地域のリーダー。ATM・・・。まだ未来の姿を具体化する前の段階だが、飛び交う様々なキーワードから、『今成すべきこと』が徐々に浮かんでくる。

下川町の現在の高齢化率は39.4%。これは日本の40年後の推計値とほぼ同じ。この町は日本の未来でもある。移住組の長田さん(33)は『先に人口減に直面した町は「課題先進地」。トップランナーになれる』と笑った。ドイツ生まれ、大坂育ち。米国の大学を卒業し、東京の森ビルで六本木ヒルズの魅力を向上させる業務を担当したこともある。現実から目を背けず、前に進もうとする人々の姿が、国際派の若者を過疎の町に引き寄せた。


世界で見れば、日本全体が『課題先進国』だ。日本の後を追うように少子高齢化が進む国は、トップランナーがどうするか、どうなるのか、注目している。まずは、明治以来、日本に蓄積されてきた力を見直すことだろう。例えば、シニア世代の『匠の力』だ。

山形県中部の河北町にある金型メーカー『IBUKI』のベテラン工員渡辺さん(69)は、自動車や家電製品の部品生産に欠かせない鉄製の金型の表面を1000分の1ミリの精度で磨くことが出来る。この道50年。『機械の加工誤差を修正し、設計通りに仕上げるためには、長年の経験が必要だ』と胸を張る。

シニアの『匠の技』は新しいモノ作りを支える知的財産になる。AIとロボットを組み合わせた『第4次産業革命』の到来が近づく中、世界に先んじて超高齢化社会に突入した日本はむしろ有利ではないか。発想を転換すれば、日本の底力が見えてくる。


★<黒田伝説-挫折からの奮起>『黒田博樹』。大リーグの24億円の契約金を蹴って、4億円のカープに返り咲き、2年連続のリーグ優勝に貢献した大功労者。その大投手にも『挫折』はあった。

野球の腕を買われ大阪の強豪、上宮高校に進んだがいきなり挫折を味わった。『とんでもないところに来てしまった』。中学時代はそれなりの投手だった。だからこそ野球進学したのに、1年先輩にはロッテに行った藪田さん、同級生にもハムで活躍した西浦さんがいた。そこで黒田が自分に課した目標は、『何とか3年間、野球を続ける』。野球部を辞めることは高校を辞めることを意味していた。3年でベンチ入りメンバーになったが、3番手投手。甲子園にも縁がなかった。

大学で野球を続けようと思ったのは、高校時代に完全燃焼した手応えがなかったから。入学した専修大学は当時、東都大学野球リーグの2部で、決して華やかな舞台ではんなかった。ここでの黒田の設定したゴールは、公式戦で投げるレベルの投手になること。4年でようやくつかんだエースの座。1部昇格の時期と重なる幸運もあり、ここで初めてプロ野球を意識した。


ドラフト2位でカープに入団。1位は青山学院の沢崎。沢崎は1年目から12勝を挙げ、新人王を取るほど活躍。沢崎に追いつこう、と黒田は心に決める。4年目に入り、黒田には新しい目標が。『カープのエースになる』こと。さらに転機は04年のアテネ五輪。上原、松坂ら他チームのエースから刺激を受けた。米大リーグを意識したのもこの当時。

そして、32歳で米国に渡った。自分で決めた道。投手としての生き方を大きく変えた。剛速球で三振を取るのをやめ、変化球で打たせて取る投手になった。そうしないと米国では結果が出せないと思ったからだ。メジャーで活躍している間も、結果を出し続けることに拘った。メジャーに行くとき、もう日本で投げることはないだろうと思っていたが、もしも日本に戻る日が来るならば、カープしかなかった。

今の状況が厳しくとも、思い通りでなくても、目の前の小さな目標を超えていく努力を続ける。その積み重ねの先に成功が待っている。寡黙な黒田は、それを背中で語ってくれる。


★<アフリカ舞台の映画ブラックパンサー>アフリカの奥地にあるとの設定の架空の国『ワカンダ』。とてつもないエネルギーを生む鉱石ビブラニウムの宝庫だ。テクノロジーが高度に発達した社会を築いているが、対外的には最貧国と見せかけている。主人公のティ・チャラは、父親の前国王がテロで殺されたことで後を継ぎ、ブラックパンサーとなって悪と戦う。そこへ王族の一人だが米国で育ち、黒人社会の武装決起を目指すエリック・キモンガーが現れ、王の座を奪って独裁制を敷こうとする。ヒーローが悪と戦い、苦しみながら最後は勝つ。最後はお馴染みの筋書き。

米国では、2月16日の公開後5週間で興業成績1位を達成。3月25日までに歴代5位、ヒーローものでは歴代1位に躍り出た。世界では興業収入1,200億ドルを突破した。大反響を呼んだのは、映画を通じてアフリカの潜在能力、高度社会の構築をアピールしたこと。植民地支配や奴隷貿易の被害がなければどんな未来があったのか。空想の世界を通じて問いかける。

制作費は200億円。出演する俳優のほとんどが黒人。監督ら制作幹部も黒人。ここまで本格的な黒人主役のスーパーヒーロー映画は初めてとされる。奴隷制や差別といった痛みのレンズを通したものでなく、黒人とアフリカの繋がりを栄えあるものとして見せている。子供達に大人気だ。時代の編成とともに、映画文化はその先陣を切って変わって行く。


★<長友の感謝>ハリル日本代表の突然の解任。代表DFの長友は自身のツイッターで感謝の意を表した。『ハリルホジッチ監督。W杯出場が当たり前であるかのような風潮の中、日本をW杯に導いてくれたことに感謝します』『なかなか結果が出ず、苦しい時期を過ごしたけど、日本サッカーのための尽力に対して敬意を表します。メルシー、バビド』と。

評論家の評を聞くと、どうも、日本チームの技術、体力にハリルの戦術が合っていない、ということらしい。欧州のチームと同じ思考、戦術で、チームの力量とに無理があったと言う。さらに、チームはまさに空中分解の最中にあったとも。監督と選手は意見をぶつけ合ってきたがギャップは埋まらず、昨年12月には一部選手から協会に対して進退を問うべきとの声も上がったが、クーデターは未遂に終わった。選手側からは、意見を言えば次には呼ばれなくなるなど理不尽な内容も。まあ、後付は何でも言えるが。はてさて西野新監督。どう出るかな。拙者は、変化に対して機敏でない、と西野新監督を見ているから、あまり期待はしていないが、現状よりは改善されたチームにはなるだろうな。


★<弱気に転じた麻生ぼっちゃん>あれほど強気で、森友国会を野党をなで斬りにし、犯人は財務省職員であり、自分には責任がないとでも言う発言が目立った。が、職員が森友学園に8億円値下げした理由に、ゴミを輩出し、ダンプ4,000台使ったと口合わせをしてほしいと要請したことが明らかになり、もう大臣の座を去る決意をしたのだろうか、強弁が減った。あったり前田のクラッカーだがな。


★<白人離れ進むトランプ>2016年の米大統領選挙でトランプの勝利を支えた、教育水準の高い高齢白人有権者が、今年に入って急激に共和党支持から民主党支持へと鞍替えしていることが、ロイター・イプソスの世論調査で分かった。この流れが続けば、共和党は11月の中間選挙で過半数議席の維持に苦戦し、トランプ政権の法案の成立が困難になりそうだ。

今回の調査によると、大学を卒業した60歳以上の白人層では、民主党支持が共和党を2ポイント上回った。前年同期は共和党支持が民主党支持を10ポイント上回っていたため、それと比べて民主党側に数字が12ポイントも動いた計算になり、これは過去2年間で最大級の変動となる。高齢の白人は共和党の中核的な支持層。本当にこの有権者層を失えば、共和党は大きな津波にさらされる結果となる。今のトランプの行動、発言を見ていると、目の前の事柄に場当たり的で、とても知的で中長期の戦略を考えた政治行動とはみられない。白人知的層の支持を失うのももっともなり、である。


★<資源大国日本-中国メディア>日本は国土が狭く、また資源に恵まれていない、と日本国民自身がよく認識している。ところが、中国メディアが報じたところによると、中国を上回る資源大国だと。

中国メディアの『快資訊』は、中国の雑誌『中国鉱業』がまとめた評価を引用し、日本の天然資源に対する供給能力は中国に匹敵し、海外に保有する鉱山の規模では中国を圧倒していると紹介し、『しかも日本は1つの天然資源に集中することなく、多種多様な天然資源を確保すべく、多岐にわたる鉱山を世界中に保有している』と強調。例えば中国で不足しがちな資源である『銅』について、日本は海外で銅鉱山の資源開発を積極的に行ってきた経緯があり、資本参加や融資などを通じて多くの銅鉱山を所有していると指摘している。

こうした日本の天然資源をめぐる動きを評価し、経済成長に伴って中国では資源不足が問題となりつつあり、むしろ日本は『資源強国』であると主張。中国も資源めぐる対応では日本に学点が多いと伝えている。変われば変わるものだなあ、中国が日本褒めるなんて、足の裏がこぞばいいぞえ。


★<また出た、逸失文書、愛媛県>『加計学園問題』で、愛媛県職員と柳瀬元秘書官が面談したという事実について、『会った記憶はない』と柳瀬元秘書官は公言していた。愛媛県側も記録が残っていないと。と、何と愛媛県から15年4月に面会した際の記録が残っていたとの報道が。しかし今だ、柳瀬は『愛媛県や今治市の方々とお会いしたことはない』とほざいている。辻本立憲国体委員長は、『全てうみは全部安倍首相から出ている』と批判した。まさにその通りだな。中村愛媛県知事は記者会見で、このメモは備忘録として書かれた文書であると説明。この報告を受けて学部設立への強い希望を抱いたと語った。しかしメモ自体がまたもや行方不明になっていると。官庁の文書管理はどうなっているのだろうか、問題が出ると行方不明になる。

しかし、加計問題は叩けばホコリが出て来そうな雰囲気がいっぱいだね。私立大学をビジネスとして拡大してきた過程で、なんらか薄汚い行動をとっている疑いが強い。しかし、何で愛媛県と今治市は両方で90億円もの補助金を出してたった100名程度の税収が期待出来る訳でもない獣医学部新設を誘致したのだろうか。立命館大大分キャンパスのような知恵と工夫が見られない。目的不明の誘致だと思えるな。そして一番の疑惑は、文化省が獣医学部設置の公示に際し、加計学園以外は参入できない準備期間を設けた参加条件は非常に後ろ暗く、まさに学校政商加計孝太郎の闇を連想させる。


★<シェーン>スカパーのリメーク版で『シェーン』を録画観戦した。有名な映画だが、今まで通して目にすることがなかった。アランラッドの若き日、1953年の主演映画である。西部劇にありがちな、牧場主の土地争いがテーマ。ガンマンのシェーンはある農家で雇ってもらい、ここの子と仲良くなる。この2人の物語が詩的に美しく写される。派手な打ち合いは少なく、最後、けん銃で問題を解決したシェーンが朝日の中に消えて行く。少年の『シェーン、シェーン』という呼び声とともに。単純な映画だからこそ美しいのだろうと感じる。複雑な映画が主流の現在、やっぱり光るな、この映画は。


★<韓国WTOに上訴>韓国は、日本水産物の輸入禁止措置について、日本の勝訴としたWTOの『紛争処理委員会・パネル』の判断を不服として、最終審に相当する上級委員会に上訴しうた。韓国は11年3月の東電福島原発事故後、青森、岩手、福島、宮城、茨城、栃木、群馬、千葉の8県の水産物の輸入を一部制限、13年9月には全面禁止にしている。WTOのパネルは、韓国の輸入禁止措置について『恣意的、または不当な差別に当たる』と判断。WTO協定に違反しているとして、是正を勧告した。

それもいいけど、領土問題。日本は国際司法裁判所に提訴して欲しいねえ。相手がイヤと言うだろうが、それならそれで国際社会に大きな声で宣伝して欲しい。過去3度トライしているが不発だった。だけど何度もやって、韓国が提訴に応じないと世界に発信してほしい、『竹島の領土問題で、裁判を逃げ回る韓国』と。


★<山下弘子さん>涙を誘うねえ、山下弘子さんの生きざまは。19歳の時巨大な肝臓ガンが見つかり、余命半年と宣言されて以降、気持ちを強く持ち、最善の生き方を決意。6年余も命を保ち先月25歳で亡くなった。山下さんのブログ『今を生きる』を読んだ少女達が共感し、講演会に招いたりして、元気な様子を見せていた。  ご冥福をお祈りします。 合掌
  http://www.yamashitahiroko.com/


★<鹿児島5人殺人>鹿児島県日置町で起こった5人殺人事件。逮捕された無職岩倉知広容疑者(38)は、『普段から祖母に口うるさく言われ、腹が立って殺した』と供述している。親類らの話によると、岩倉容疑者は両親の離婚後、市内で母と生活。その後一人暮らしをし、数年前祖母久子さん(89)が所有する近くのアパートに引っ越した。時折、食事のため久子さん宅を訪れることもあった。岩倉容疑者は、工場勤務などを転々としており、01年7月からは自衛隊に所属。遺体で見付かった父親の正知さん(68)は『息子は働いていないので、小遣いを渡している』と親類に話していたそうだ。何かしら釈然としない事件ではある。年寄りは、自分の生涯の経験と照らし合わせ、息子や孫には小言を言うのが普通。受け流せず、5人も殺害した犯人、孫はまったく人間の資格がないとも言える。


★<サンフレ-横浜戦>サッカーW杯の関係で、J1の日程が変則的になっている。今日、水曜日にJ1戦が。サンフレは横浜と対戦。気を緩めると負けるだろう。柏戦のごとく、チーム全員が守備意識を持って、厳しい当たりをすることが肝要だな。さて得点は誰が挙げるか、な。首位のサンフレは2位との勝点差が5点もあるため、この試合を落としても首位陥落はない。


★<政局流動化>内閣支持率急落を受けて、政局が流動化してきた。麻生ぼっちゃん・麻生財務相と、二階派会長の二階幹事長が10日夜、都内のステーキ店で会食し、9月の党総裁選挙で阿倍総裁の3選を支える方針を確認した。ただ、2人は呉越同舟とも言える関係にあり、腹の探り合いになったと見られる。岸田派と石原派も同じ日に、都内の日本料理店で会合を開いた。

麻生派と二階派の関係は微妙だ。鳩山邦夫元総務相の死去に伴う16年10月の衆院福岡6区の補欠選挙では、麻生が擁立した参議院議員秘書候補と、二階が推す邦夫の次男、二郎候補が骨肉の保守分裂劇を展開した後遺症は根深い。首相は、出身派閥の細田派と麻生派、二階派の3派に支えられ、党所属議員の半数を抑えて優位に立つ。しかし、内閣支持率の低下に歯止めがかからなければ、麻生、二階両派の中で動揺、激震が走る可能性もある。はてさて、明日の政界はどう動くのか、予測しがたい。


★<耶馬溪で崩落>昨夜、中津市耶馬溪町で裏山が崩落し、住宅が土砂に襲われ、少なくとも3所帯の男女6人の安否が不明だと。ここのところ、小雨はあったものの、大雨による被害ではなさそう。現場の映像を見ると、裏山が崩れいる。どうやら杉の植林地帯であったようだ。杉は、根が浅く、保水力に劣り、宮崎県などで山崩れが多発し、問題となっている。杉は花粉症にも害があり、全国に杉やヒノキの植林を増やし続けた、農水省の失政ともいえる。

『いずみたく物語① 戦後を演劇で生き抜く』

$
0
0











<演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノも弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と君でラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。>

★今日の画像は、大分県中津市耶馬渓の山崩れと、華麗に輝く『ペンタス』です。耶馬渓の山崩れha,
幅200m、高さ100mととてつもない大規模なもの。雨も降っていなかった。識者の開設によると、岩盤が老化し表面土と一緒に崩落したのではないかとの説。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りします。

★★★ボクの頭の中は、まるで蜂の巣だった。思想は混乱し、感情は惑い、行動は荒れるに荒れた。冷静な気持で終戦を迎えたものの、一つの空虚感、死ななくてよいという空虚感から、ふと自分を取り戻した時、何をしてよいのか、何から手をつけてよいのか、まるで分からない自分を発見した。やがて旧制中学の4年生に進学したボクは、戦争中も英語や高等数学を勉強し続けた同級生と会って、ガクゼンとした。彼らの目的は、ただ旧制一高、そして東大に入学することのみであった。同級生との実力の差を知って絶望したボクは、学校に行くのを止めて、上野の闇市や、新橋、新宿の闇市をさ迷い始めた。『ボクは一体何をすればよいのか?』。フト気がつくと、ボクは中学の演劇部に在籍していて、一生懸命、学業も忘れ演劇活動に熱中していた。

終戦後のまったく物資のない時代に、あり合わせのものでセットを作ったり、照明器具を作ったり、ブリキを組み合わせて照明配電盤を作ったり。小さい頃からの凝り性が幸いして、毎日毎日、配線をしては舞台の照明を楽しんでいた。その頃、ボク達の演劇部に不思議な人物、Sさんが現れた。Sさんは、ボク達の芝居のためにドンドンお金を出してくれた。お蔭でこの年の東京の中学の演劇コンクールで、ボク達の上演した、イエイツ作『砂時計』が入賞した。

Sさんがなぜボク達の演劇部を援助したか、それは今でもよく分からない。が、彼と2人で映画や芝居を見に行くと、いつの間にか彼の手が、ボクの男性に触れて来る。気づかないふりをしていると、ズボンの間から、彼の手が滑り込んで来る。どうもあの傾向らしい。子供心に、何もわからず、どうしてよいか困ったことを覚えている。

演劇という一つの芸術に惚れてしまったボクは、ますます学力が低下した。先生に叱られたり、なだめられたりしながら、ある旧制高校と、ある大学を受験したが、語学は全て白紙のまま出した。大学受験をあきらめたボクは、前よりも命がけで演劇に凝っていった。


昭和21年、終戦の翌年。鎌倉アカデミア・演劇科に入学。中学の担任教師に母は呼び出され、どなられた。『あなたの息子さんは、私どもの恥です!実力もつけないで、なぜ、こんな変な学校に入るのです!私どもの卒業生は、皆、一流の大学以外は行かせないのです』。

『全くあきれた生徒だ』と中学の先生から叱られた母は、心配のあまり、わざわざ東京から鎌倉まで視察に来た。そして校舎になっていた寺の本堂のまわりで、誰かに相談したくてキョトキョトしていた。やがてボクの母は、一人の男、少なくとも思慮分別のありそうな一人の大人を見つけた。『隆雄のことをよろしくお願いします。何しろまだ16歳の子供でして・・・』。頼んだ相手が悪かった。『ご心配なく。私が引き受けます』。答えたのは『津上忠』である。前進座に活動の根を下ろして、コツコツと戯曲を書いて『戯曲賞』を受賞した彼も、当時は鎌倉アカデミアに学ぶ一人の生徒だった。しかし、彼は毎晩夜学で数学を教えていたのだから、ボクの母が、先生に間違えたのも無理はない。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)

いずみたくの本を読んで、あの岸洋子が歌った『希望』が、そして『夜明けの歌』を作曲し、由紀さおりの『夜明けのスキャット』、そしてピンキーとキラーズの『恋の季節』をと。それより驚いたのは、坂本九が主演したミュージカル『見上げてごらん 夜の星を』を作曲し、プロデュースしたのだからびっくりした。しかしもっと驚いたのは、永六輔と組んで、全国47都道府県の歌を作り上げたことである。『いい湯だな』『女一人』などがこの中からヒットしているのだ。恐るべし、演劇の鬼がミュージカルの鬼になり、あまたの曲を世にだした、音楽の素養のない人がこの偉業をなしとげたことに、大変驚いたのである。恐るべし『いずみたく』。歌手になりたかった遠藤実や、作曲家を目指した船村徹や猪俣公章とはまったく『志』の道筋が違っていたのである。


★<大塚家具、発祥地撤退>業績が悪化する大塚家具が、創業の地、埼玉県春日部市の店舗を5月下旬に閉じる。大塚久美子社長と、創業者で父の大塚勝久氏とが経営権を争った、まさに骨肉の争いの結果だ。15年の株主総会で、互いの退任を求めた『お家騒動』で久美子社長に軍配が上がると、勝久氏は新たに高級家具の販売会社『匠大塚』を設立。16年に市内に『春日部本店』を置き、委任状争いに次ぐ『親子げんか』と言われていた。

大塚家具は17年12月期決算で、2年連続の最終赤字を計上した。特に郊外の大型店での販売が低迷しており、店舗の撤退や小型化を進めている。撤退する春日部ショールームも不振が続き、建物の老朽化も進んだため閉鎖すると。周りに競合店も多く、匠大塚のせいだけではないとは言うが、先行き厳しいねえ。大塚家具はニトリの勢いには勝てないだろう、今更。


★<米財政赤字107兆円>米議会予算局CBOによると、米財政赤字は従来予想より2年早い2020会計年度までに、1兆ドル=107兆円を超えるみとおしだと。トランプ大統領による減税や歳出拡大には、長期的な経済成長率を押し上げる効果はほとんどないと言う。

CBOの報告書では、18年度の財政赤字は8,040億ドルと、昨年6月時点の予測5,630億ドルから大幅に増加する見通しを示した。トランプ政権は今年、税制改革法を施行したため、連邦政府の歳入が減る見通しである一方、議会は3千億ドルの歳出拡大を承認した。さらに、今後11年間で財政赤字を1兆9千億ドル=203兆円増加させる見通しだと。さあ、中間選挙を前にすごい予測が出た。赤字を孫・子の時代に付け回すのか、今後緊縮し、健全化を図るのか、米国民の良識が問われている。


★<本当の資源大国になるか日本>海洋研究開発機構や東大のチームは、太平洋の南鳥島沖の深海で見つかったレアアースを含む泥の濃度を調査した結果、2,500平方キロの範囲で埋蔵量が1,600万トンを超すとの推計を発表した。周辺は日本の排他的経済水域内で、世界で消費されるレアアースの数百年分に相当する大量の資源だとしている。ただ実用レベルの採掘技術が存在しないため、現時点で利用出来る見通しはたっていない。東大の加藤教授は、企業や研究機関と検討を進め、今後10年で実際に使える採掘技術を開発したい、と話している。

3、4千mの深海に存在する資源だからそう容易に採掘はできないだろう。が、レアアース資源が枯渇しつつある現在、資源価値も高まるだろうし、多少高めの採掘費用がかかるとしても採算に乗る時期が到来する可能性は高い。数百年分とは、また恐れ入りました、資源大国に変貌するニッポン。


★<三菱UFJ、支店の減損処理500億円>三菱UFJは、前期の決算で、銀行の支店のうち赤字店舗を中心に減損処理を実施し、500億円弱の損失を計上する見通しだ。リテールの不振と、支店の統廃合に伴う処理となる。

支店の減損処理って初めて聞いた。減損するということは、もともとなんらかの、例えば暖簾代などで資産計上していたのだろうか。仮に、不動産価値をそのまま簿価として計上していれば、土地の値上がりなどで価値を減損する必要はない。このからくりって分からない、さすがに銀行屋だなあ。普通考えつかないことを考えているのであろう。


★<人類最古の指の化石>サウジアラビア北部のネフド砂漠で、9万年前と推定される現生人類の手の指の化石が発見されたと、ドイツ・マックスプランク研究所などの国際研究チームが発表した。アフリカや地中海東部沿岸地域を除くと、年代を直接推定出来た現生人類の化石で最も古いと言う。

現生人類はアフリカで20万年前までに出現した後、地中海東部沿岸を通ってユーラシア大陸に進出したと見られるが、アラビア半島南端とアフリカの間の海峡を渡った可能性も指摘されている。発見場所付近は9万年前には湖だったとみられ、カバなどの化石もあった。すごい発見だねえ、驚く。


★<中国人ナマコ爆買い>北海道で急増する中国人観光客をターゲットに道南の『ひやま農協』が、特産のナマコのブランド化に挑んでいる。独自に開発した技術で乾燥加工したナマコを『檜山海参ハイシェン』と名付け商品化。昨年12月から新千歳空港で試験販売を始めたところ、高値にもかかわらず、順調に売上を伸ばしている。

新千歳空港国際線ターミナルにある道漁連の直売店。昨年末から店頭に並ぶ檜山海参は、乾燥ナマコ200gに1箱9万円台、フリーズドライのナマコ80gには4万8千円と、目が飛び出るような値が付いている。道内の他産地と比べてもほぼ2倍だが、3ヵ月余りで乾燥ナマコ21箱、フリーズドライは6箱が、いずれも中国人に売れた。店の在庫は残りわずかと。

店員の話によると、高いのでここまで売れるとは思わなかったと言う。中国人は興味深い様子で、『こんな良質なナマコは初めて見た』と歓声を上げていたと。ナマコは老化防止や滋養強壮の効能があると言われ、中国では高級な健康食材として需要が高い。日本では生食が一般的だが、中国では乾燥したものを水で戻して調理するそうだ。肉厚で表面の突起が太い檜山産は特に好まれるのだそうだ。所変われば品変わる、だな、すごい。

試しにヤフーで検索してみた。檜山産ではないが、10kg、165万円が最高。1kgで40万円程度だ。その例から行けば、200gで8万円の勘定。それにしても高い。


★<二階幹事長もうんざり>『加計学園獣医学部問題』で、愛媛県職員が柳瀬元首相秘書官と会ったメモが明らかになり、野党は政府を追及する姿勢を一段と強めている。与党は、『森友問題』や自衛隊の日報に続く政府の問題の発覚に危機感を募らせている。自民党の二階幹事長は『誠に残念でならない。もっと重要な案件で議論したい。明けても暮れてもこういうことに終始し、国民もうんざりしているだろうが、我々もうんざりしている。早く解決することが大事だ』と述べた。まあ、柳瀬元秘書官、愛媛県、今治市職員の国会喚問は逃れられないだろうな。ブラック加計に加担した、柳瀬はもうお先真っ暗だろう。とにかく、柳瀬か愛媛県職員か、どちらかがウソをついていることに間違いはない。しかも加計学園しか応募できないようなスケジュールを組んで、京都産業大学などは準備が間に合わないと応募を断念した。加計学園だけを採用する、黒い罠が仕掛けてあったと見るのが妥当だろう。首相の親友、お友達・加計孝太郎のために。

中村愛媛県知事は、柳瀬元秘書官が『記憶する限り会っていない』などとしていることについて、『記憶の限り』と言ったのが気になる、聞いた方はどうなのかと感じるのではないか、と語っている。


★<伊藤惇夫の評>加計学園で新たに『首相案件』と記された文書の存在が浮上したことを、伊藤惇夫政治アナリストは、『政権を直撃する話だ』と問題提起する。『問題がいつまでも終息しないのは、政権側が積極的に真相解明に乗り出さないからだ』と指摘。森友学園問題とも併せ『官庁が国会にウソをつき続けたことで、行政機関の信頼が失墜し、国会も無力という印象が出て来ている。こうした状況を作った責任は政権にある』と批判した。もっともだな。


★<鼻毛の効用>パナソニックの調査で、どんな場面でどん引きするかを聞いたら、最も多かったのが『鼻毛が飛び出ていた』(88%)だった。どん引きするのは男性より女性に多く、鼻毛が出ている人は思わずその場で抜きたくなるデータも出ている。そして、鼻毛が出ている人は、『仕事が出来なさそう』『年収が引くそう』に結びつくのだそうだ。こんな人にとって、ちょっと気になる店が登場。駅ナカで鼻毛を抜いてくれる『ekibanaエキバナ』(1,000円)だ。昨年10月に登場。現在店は都営新宿線の市ヶ谷と馬喰横山の駅内にある。世は様々だ。
*ドン引き=簡単にいうと相手の言動や行動によって思わずその場から立ち去りたくなるような空気になる、要は白けることである。


★<国会の紛糾>国会が紛糾している。希望の党の玉木代表が首相に質問中、首相の後に座っている秘書官が『違うよ』などとヤジを飛ばした。この不規則発言に玉木代表は『秘書官がヤジを飛ばすな』と激高して叱り飛ばした。この後、記者団に『犬は飼い主に似るという言葉がある。首相の傲慢な姿勢が隅々まで行き届いている』と言い放った。まさに直言だ。


★<サンフレ首位堅持>昨夜のサンフレの横浜戦。前半の出来具合と、佐々木の今季2回目のPK献上で、勝利の女神もサンフレから逃げたな、と黒星を観念した。とことが、ゲームは分からない。後半サンフレもPKをもらって、ティーラシンが決めたあたりから風向きが変わり、2次ボールも拾えだして。55分ころの、昨季J2日本人内での得点王渡がハーフライン付近から蹴ったロングは惜しかった。ワンタッチのキックだったが、GKの位置からすると、一旦ボールを止めて、しっかり蹴れば超ロングシュートになっていたのにと、渡にとって残念なプレーだったと思う。そしてパトリックが2得点し、勝利に。

ガンバは今頃、今季4得点のパトリックを放出したことを悔やんでいるだろう。1点目はしっかりオフサイドを確認して、ゴール前に詰めていたし、2点目もGKの動きを見てきちっと頭越えのロングループを蹴り込んだ。よく働いてくれたで賞だ。

仙台が負けない。2位仙台との勝点差は依然5点。長崎が初白星。鈴木武蔵が歴史的な得点を。高木監督も、高田社長も、そして長崎県人全員が長崎が片目を開けたことで、意気軒高だろう。いつの間にやら、名古屋が降格圏内に落ちている。まあ、勝点9~7まで10チームの混戦だから、まだまだ分からないし、長崎も勝点5でくっついているから希望は十分にある。昨夜はBSのJリーグタイムがゆっくり見れた。(#^.^#)
Viewing all 1093 articles
Browse latest View live