<演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。>
★今日の画像は、J1サンフレ、横浜戦に白星を献上した『パトリック』の雄姿、ついに『時給が1,100円』になった広島市内のガソリンスタンドアルバイト募集看板、そして北イタリアの名峰というか、奇峰というか、一度は歩いてみたい『ドロミテ』です。山っていいですねえ、本当に。
広島でもアルバイトの時給がうなぎのぼり。飲食店などの店員で、時給1,500円を超えるようになったとの噂を聞きましたが、このガソリンスタンドの募集を見て、さもありなん、と感じます。企業、お店の採用担当者は頭を相当に悩ましているでしょうねえ。時給を上げても、アルバイト総数は変わらないのですから。
★★★鎌倉の海岸は今と違って、ハイウエイもなく、材木座から鎌倉駅まで、毎日、夕日を眺めながら、ロマンチックな海岸を歩いた。夕日に赤く燃えた海を眺めながら、前田武彦が、『たくチャン。ジャズって知ってるかい。なんだか体が自然にリズムを取りだして、ジッとしていられなくなるんだ』。アメリカ軍のモータープールで、アルバイトにジープの運転手をしながら通学していたので、進駐軍の制服のお古を着た彼は、ボクに『ジャズ』を説明してくれた。初めて聞く言葉、ジャズ。当時、まさか音楽家になるとは夢にも思っていなかったボクは、ジャズという言葉をはるか遠くの感覚で受け止めていた。
アカデミアに入学する前に、一時期、道楽を兼ねてピアノのレッスンを受けたことのあるボクは、母に『ボクも母さんのように音楽学校へ行きたいな』と冗談まじりにおからかってみた。『音楽学校に行くなら、ピアノを背負って、家を出なさい』と母は、自分が祖父に言われた通り、ボクに言った。アカデミアの演劇科に入るときも、河原こじきになるのかと、親戚中の反対を押し切って入学したのだが、どういう訳か、ピアノだけはソナチネの初歩まで勉強していた。前田武彦にジャズの話を聞いて、再び心の奥にボクの音楽への恋心が芽生えてくるのを覚えた。
『たく!劇団を作ろうか』。何を思いついたのか、前田は突如ボクを誘った。早速、二人でアルバイトの出来る劇団を作った。ボクが脚本を書いて演出する。前田が主演をする。劇団員全員でコーラスを勉強して小学生達の前で歌った。劇団の名前は『小熊座』。18歳の前田が12歳くらいの浮浪児に扮して、『お母ちゃん、会いたいよ』と絶叫して、小学生達の涙を絞った。小学生達の団体入場料は99銭。1円になると税金がかかるから。結局アルバイトにもならず、家から持ち出しの状態の貧乏劇団だった。
やがてこの劇団の女優として、ボクの初恋の女性が登場する。当時ボクの家は、上野の音楽学校や美術学校のある森から鶯谷を抜けた日暮里の山の上にあった。五坪ほどの自宅の庭には、舞台装置の置き場になっていて、公演が近づくと夜を徹して大工仕事に励んだ。劇団全部で雑魚寝をしたり、中には居候を決め込む劇団員もいたりした。家の中は歌声が絶え間なく、『可哀そうに。今泉さん(ボクの本名)の息子さんは、とうとう気が狂ったよ』と言う近所の噂に、母は随分悩まされた。
だが、一番困ったのが女優不足である。それまでの主演女優は、セミプロと言うか、アマチュアと言うか、鎌倉在住の良家のお嬢さんを口説いて、手伝ってもらっていた。ところが劇団がプロ化し、活動範囲が広くなるに従って、この主演女優は負担が重すぎると言って辞めてしまった。困ったあげく、ボクらは女形などで我慢するほかなかった。しかし、真相はボクと前田が、その娘のハートを射止めようと二人で競っていたので、彼女は困った身を引いたのかも知れない。とにかく二人は失恋した。ボクが17歳、前田が18歳の秋である。 (参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)
★<福島・白河、とら食堂>たかがラーメン、中華そばと言うなかれ、だな。福島県白河市にある『とら食堂』。店は田んぼが広がる田舎らしい広々とした景観の地にある。しかし開店前から多くの人達が詰めかけ、自動車ナンバーは函館から名古屋、宮崎まで。とにかく全国からファンが駆けつけると言う『ラーメン屋さん』。この手打ちそば店を経営するのは、『竹井和之さん(63)』。父の時代からの店を引き継いだ。
しかし父の味を超えるまでには相当の艱難辛苦があった。やっと超えたか、とお客さんが『お父さんを超えたね』と励ましてくれた。秘訣、コツは『ラーメンばか』。一生懸命ラーメンのことばかりを考え、毎日の仕事の中で小さな工夫を凝らす。そして『福島に竹井あり』と言われる現在も、これでいい、と思ったことはない、と言う。300人前のラーメンを仕込むため、朝は5時から準備に入る。『好きだからあきない、好きだからやる。毎日食べてもあきない、水のようなもの。何日でも食べられる、後を引かない』。豚骨ラーメンの本場、博多に支店を出した。六本松にある。今度博多に出かけたら、
のぞいてみよう。
★<中国テーマパークラッシュ>中国国家発展改革委員会NDRCは、全国で起きているテーマパーク建設ラッシュについて、質の低いまがいものが作られ、地方政府が債務を抱えるリスクが生じていると警鐘を鳴らした。政府の不動産開発バブルに対する警戒感が浮き彫りに。
NDRCはウェブサイトに掲載した声明で、テーマパーク開発業者は監視を強化し、『地方の債務リスクや社会面や金融面のリスク発生を抑えるべきだ』と指摘。テーマパーク開発ではコンセプトが不明瞭なケースや、やみくもな建設、質の悪い模倣などが見受けられ、地方政府に債務リスクが生じつつあるとしている。何でも勃興期には、玉石混合の状態になるからなあ。今中国のテーマパークはその時期なのだろう。丁度日本の30年ほど前かな。
★<小学校校長、児童母親と4年も不倫>小説やマンガの世界だけではないのだなあ、教師と児童母親の不倫って。東京都教育委員会は、在籍する児童の母親と4年にわたり性的な関係を続けていたとして、多摩地域の小学校の男性校長(54)を懲戒免職処分とした。
都教委によると、校長は平成26年4月頃から今年1月9日まで、勤務している小学校に通う児童の母親と交際し、性的な関係を持っていたと言う。今年1月、地元の教育委員会に匿名の投書があり発覚した。校長は都教委に対し、児童の母親と関係を持ったことを認めて、『立場を忘れ行為を犯したことを深く反省します』などと話していると言う。本当に罪作りな話だねえ、まったく。
『懲戒免職』とは、退職金が出ない解雇なのだ。小学校校長まで出世して、退職金なしで首に。明日から家族は一体何で食べて行くのだろうかな。元校長は何で収入を得るのかな。心配だ。
★<巨人単独最下位>カープの出足好調と見たが、すぐに投手陣の乱れ、鈴木の欠場から打線が湿り、不調の際に至っている。が、それより無惨なのが巨人。村田を放出し、若手起用と新機軸を打ち出したが、岡本の好調も寸劇止まり。一昨日、11日は、前夜の再現のような逆転負けで、由伸巨人が12年4月25日以来の単独最下位に沈んだ。
2点を先制された直後の6回に3得点。連敗脱出のお膳立てを整えて迎えた8回。前夜は上原が、そして今度は沢村が大炎上。屈辱的な連敗を喫した。凍り付いたスタンド。試合後、由伸監督は平静に言葉をつないだ。『昨日は上原が打たれましたけど、今の後はこの4人が勝ちパターンの投手ですので、この4人には頑張ってもらうしかないのでね』。
2死からの悪夢だった。ロペス、宮崎の連打で、1、3塁とされ、代打乙坂に右中間を割られる逆転2塁打を浴びた。衝撃は更に2死、2、3塁から戸柱の2点2塁打でダメを押された。2死からの連続長短打で、4失点。沢村は『連敗を止められなかったのは僕の責任。申し訳ない』と声を落とした。昨季の13連敗以来ともなる5連敗。連敗中はすべて先制されており、主導権を握れないまま戦いが続いている。開幕から11試合で、12球団で唯一クリーンアップの一発がない。負の流れを食い止める強烈な一撃が待たれる、ジャイアンツではある。
しかし、ではある。連敗脱出を目指した昨夜の巨人。初回いきなり大竹が打たれ、5失点。由伸監督も、初回からの5点は重い、とため息をついた。打順は1番に坂本、3番にゲレーロ、4番マギー、5番に岡本という新打順。マギーが初回に3ランと、今季初めて主力でホームランを打ったが、そこで終わり。横浜の新人投手東に牛耳られた。敗戦投手の大竹は2軍落ち。セリーグの借金を巨人一人で丸抱えという、14年ぶりの屈辱にあえいでいる。
ポイントは投手陣。エース菅野に田口の復調が期待される。今日は、投手陣の弱弱球団同士、カープと巨人の対戦である。はてさて、どちらかの投手陣が投げ勝つか、がポイントだね。
★<警察官女子中学生買春>女子中学生に現金を渡す約束をしてみだらな行為をしたとして、千葉県警は千葉南署の巡査長(30)を逮捕した。巡査長は、1月23日、県内のホテルで、スマホの出会い系アプリで知り合った女子中学生が18歳未満であることを知りながら、現金を渡す約束をして、みだらな行為をした疑い。県警によると、女子中学生が3月5日に警察署に相談して発覚。2人は無料通信アプリ『LINE』で連絡を取り合い、事件当日に初めて顔を合わせたという。巡査長は『自己の性欲を満たすためだった』と容疑を認めている。まったく、な、違法行為はいかんぞよ、警察官諸君、銀行員諸君、教員諸君。『自己の性欲を満たすため』なら他の方法もあろうになあ。
★<大甘、財務省次官のセクハラ発言>福田次官から『彼氏はいるの、と聞かれたので1年ほど付き合っている人がいると答えると、どのくらいセックスをしているの、と聞かれ、相手が電通マンだと知ると、それはお前、遊んで捨てられるぞ、と暴言を吐かれた』と言われたと大手新聞社の女性記者。『キスしていい、は当たり前。ホテル行こうって言われた女の記者だっている』と別の大手紙記者。記者にとってみれば、財務次官は貴重な情報源。福田次官の振る舞いは、自身の立場を利用した『セクハラ』に他ならない。口頭注意だけで済むことか、と思うねえ。もう官僚も首相や財務相のDNAを引き継いで、傲慢体質がしみ込んでいるような気がする。
ところが、である。麻生財務相は、『きちんと緊張感を持って対応するようにと、訓戒を述べたということで十分だと思っている』と述べ、財務省として調査を行わない考えを示した。ゆる財務省だなあ。セクハラは『犯罪』だということを知らないんだろう、老人麻生財務相は。こんなのが政府の閣僚であること自体、おかしな国だと思うねえ。閣僚失格の麻生ぼっっちゃんだよな。
★<真っ黒な柳瀬元秘書官>『記憶のある限り、会っていない』。愛媛県、今治市職員との面会事実を否定した柳瀬元秘書官の発言は、心の中で会っている事実を思い出しながら吐いた言葉ではないか。小泉進次郎さえ、『記憶があるかぎり、との発言には違和感を持つ。なぜ、はっきりと会ったことがないと言わないのか』と疑問を呈している。国会の証人喚問であり、訴追を逃れるため、用意周到に選んだ言葉だと推定できる。愛媛県の備忘録に掲載された事実を、周辺の官庁から追認する証拠、発言が相次いでいる。
一番厳しいのは、掲載された政府側の出席者の一人が、その場で柳瀬が『首相案件』との発言があったことを共同通信に認めていることだ。確か、柳瀬は国会証人発言の中に、記憶がなく、面会者などの記録は取っていない、と発言している。さらには、日テレの報道で、愛媛県側と柳瀬との面会について、面会を記した記録が農水省に残っていたと。秘書官たるものが、日程管理をまったくしていないという不思議さに黒い疑問を抱いた。
この先にある、獣医学部の新設公募時期設定に柳瀬がどれほど関与したか、また加計理事長とどれほどの深い仲であったかが、問題の核心となる。獣医学部の公募は、すでに準備万端を整えていた加計学園だけが滑り込める日程であり、京都産業大学はその日程の厳しさから応募を断念した経緯がある。加計と柳井が結びつけば、首相安倍が何も知らなかったとしても、獣医学部疑惑の責任は待逃れない。一部の雑誌では、6月安倍退任説が流れている。そして、与党内からも暗に安倍首相の責任を追及する発言が相次いでいる。
さらには森友学園問題で、払い下げ価格を8億円値下げした経緯に作為的な事実が表面化した。そして理財局は、払い下げ価格は正当なもので、手続きに沿って算出されたもの、という言質が、大坂国土庁の証言で覆り、何とかゴミの処理代を膨らませる依頼をしているし、森友学園にダンプ何千台もつかってゴミを排出したと発言するよう依頼し、ことわられている。一体この国の官僚達はどんな仕事をしているのだろうか。自民党幹部が『タガが外れたように何でも出てくる』と語っているほか、閣僚経験者は『政権の末期的症状だ。どこから立て直していいのか、手のつけようがない』と話すなど、危機感が広がっている。モリカケ問題の疑いは広がるばかりで、収束しない。内閣総辞職に至るのは間違いなさそうである。