今日の画像は、反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』でプロ野球解説者で広島カープの元監督・達川光男が登壇し『球界の詐欺師』のあだ名の真相を話した画面と、名花『忘れなぐさ』です。とっても可愛い花ですねえ。花も花の名前も大好きです。
★★★『国際的な人の移動によって、人口減の負の影響は緩和される』と国立社会保障・人口問題研究所の是川夕室長は言う。総務省によると、17年に日本の人口は37万人減った。一方、同年に新たに日本に滞在し始めた外国人は17万人。失った分の4割を補ったことになる。
是川室長は、今のペースでも、30年には20~40歳の10人に1人は『移民的背景を持つ人になる』と推計している。『そうした人々によって人口減のペースを遅らすことが出来れば、次の展望が開ける可能性はある』。そして、これまで日本へ最大の送り出し国であった中国に加え、今後、新たに移動の源となるのは東南アジア、南アジアだと予測する。『日本は同じアジア。地の利があり、今後も流入が増える可能性は高い』と。
その中から、日本に変化をもたらす触媒が生まれるかも知れない。兆しは、すでに見えている。『うちの研究科は、大学院生の7~8割が中国人。この10年で急増した』と早稲田大学大学院商学研究科の恩蔵直人教授は言う。昨年の1年生は83人のうち60人が中国人留学生だった。日本人と同じ試験枠を勝ち抜き、授業も修士論文も日本語でこなす。『意欲ある学生は、語学の壁なんて楽勝で越えて行く』。
早大は『早稲田からWASEDAへ』をスローガンに、32年度までに留学生を1万人に増やそうとしている。全学生の2割が外国人となる構想だ。少子化による学生減対策のためだけではない。『むしろ、多様性を確保するため』と恩蔵教授は言う。
かつての早大は地方出身者が、都会の学生に活気を与えていたと言う。ところが地方からの入学者が減った。代わりの存在として注目したのが留学生だった。『みんな私と同じレベルの日本語で討論をし、留学生だと忘れるくらい。英語もネイティブレベル。刺激を受けて、自分もやる気を出さざるを得ないです』。恩蔵教授のゼミで学ぶ大学院1年の須田孝徳さん(24)は言う。
早大の目指す姿は、将来の日本の姿と重なる。外からの流入がなければ先行きが成り立たない。と同時に、外からの流入が新しい種をまく。
福岡で生活やレジャーなどの情報を多言語で発進しているニック・サーズさん(58)はここ10年で、住む外国人の顔ぶれや職種が多様になったと感じている。日本語学校経営者の英国人、NPOを設立したバングラデシュ人、災害用ドローンを開発するプエルトリコ人・・・。以前は、外国語の先生か留学生くらいしか見なかった。『内外の文化と知識が混ざり合って魅力的な街になってきた』と言う。
父親がハンガリー系移民だったサーズさんは、カナダで育ち、85年に来日した。外国の起業家やクリエーターらは、人生を楽しめる場所に集まると言う。世代がもうひとつ回った将来、例えば2050年、日本はその舞台になっているだろうか。行き交う多様な人が土地の魅力を発信し、それが新たな才能を呼び寄せ、地元と解け合ってさらに発展する―。そのためにはまず必要なのは、『その地で暮らす外国人に対し、友好的な隣人であることです』とサーズさんは言う。(参考:朝日新聞『エイジング ニッポン』)
人口減が、新しい社会の実現に繋がる。そしてそれはまた新しい社会の躍動源となる、っていいなあ。福岡はその例の先進的地域なのかも知れない。ガンバレ、福岡、そして『アビスオア福岡』。J2でチンタラしている場合ではないぞ、J1での優勝を目指せ!
★★<驚き、中国に京都の町並み出現>『日本をそのまま持ってくるイメージですよ』ー。東京ドーム13個分の面積を超える広大な更地を前に、『国家最大級』と銘打たれたプロジェクトを担当する男性コンサルタントは誇らしげだった。中国東北部・大連で『京都風情街プロジェクト』と呼ばれる大型の開発計画が進んでいる。その全貌と狙いは、ビジネスとしての勝算は。中国の現場を訪れ、話を聞いた。
◇960億の投資で『京都の街並み』を作る
計画を進めているのは『大連樹源科技集団有限公司』。不動産開発から木製工芸品の加工までを幅広く手がけるグループ企業だ。日本側からは、宿泊事業者で作る『宿泊施設関連協会』と、施設設計やマネジメントを手がける日亜設計集団が提携先として参加している。2019年4月に行われた3者のパートナーシップ調印式には、大連市の譚成旭市長も出席するなど、現地政府の注目度も高い。
プロジェクトは、国の最高ランクのリゾート地に指定されている大連市の『金石灘(じんしーたん)』地区の64万平方メートルの土地を利用し、別荘や商店など1600の建物を設けるというもの。樹源によると『国家最大級のプロジェクト』だという。目指すのは『京都の街並み』の再現だ。日本から設計士を招聘し、建材も極力日本産のものにこだわるという。総投資額は60億元(約960億円)にものぼる。
◇塀の内側は『京都風別荘地』、『京都風』別荘地がすでに完売
樹源がここまで大規模な計画を推し進める背景には、2つの成功体験がある。取材を申し込んだところ、担当者がその場所へ案内してくれた。担当者の運転する車に乗っていると、見えてきたのは漆喰で塗られた壁。その内側に、およそ10万平方メートルの敷地が広がっている。中に入ると、すでに完成された『京都の街並』を再現した別荘地が広がっていた。
立ち並ぶ200棟の別荘や、エリア内の道も、壁の向こう側とはまるで別世界。エリアの北側に建てられた木製のやぐらのような建物は、地下から温泉を汲み上げて別荘に提供しているのだという。この別荘地は2017年に完成。価格は敷地面積の大小にもよるが、1平方メートルあたり3万元(約50万円)。一番大きな別荘は320平方メートルというから、1億5000万円を下らない計算になる。それでも200棟はあっという間に完売した。買ったのはいずれも中国国内の富裕層だという。
内装まで日本風にこだわった。やぐらで汲み上げられた天然温泉が供給され、トイレや階段には、日本の住宅で主に高齢者向けに取り付けられる手すりが備えられている。担当者が強調したのが『雨どい』だ。一般的な中国の住宅には雨どいのような排水システムは無いというが、『材料から日本製にこだわって取り付けた』と説明する。
この別荘地と同時期に完成し、樹源の『京都風リゾート』計画に決定的な自信をもたらした施設がある。別荘地からほど近い場所に建てられた『湯景沢日式温泉ホテル』だ。名前にもあるように『日本式』を前面に押し出したこのホテルは、別荘と同じく日本の日亜設計集団が設計と開発に携わり、建材も日本産にこだわった。また、提供される料理も、日本の料理人を招聘し、8か月間にわたり従業員の訓練を行って『和食』を叩き込んだ。中国の観光地で散見される『エセ日本』との徹底的な差別化を図る狙いがある。
部屋数は28部屋と少なめだが、2人部屋でも一泊で最低1688元(約27000円)と価格設定は強気だ。だが、『需要に供給が追いついていない』人気ぶりだという。『北京や南京では実現できなかった』と。
そして、冒頭の更地に戻る。樹源は日本風の別荘と温泉ホテルの成功を追い風に、東京ドーム13個分以上の面積を誇る『京都街』の造成にゴーサインを出した。2019年の夏には工事が始まり、2020年には第一期の作業が完了する。全体を1/3ずつに分割し、それぞれ別のデベロッパーが作業を担う。全体が完成するのは2024年か2025年ごろだという。過去の成功体験があるとはいえ、大連でここまでのプロジェクトを進める狙いは何か。樹源グループの張洋・副総裁が単独インタビューに応じた。
Q:なぜ京都風情街プロジェクトを開始したのか。
A:今、日中関係は近年で最高の状態にあります。貿易額は3000億ドルを超えていて、世界の貿易で見ても最高レベル。経済面、特に貿易で両国は基礎を固めてきました。日本の文化は中国に深い印象を与えています。中でも、京都の建物は中国の『唐』の時代の文化を残しているため、中国人にとって受け入れ易いんです。民間でも、政府間でも、過去には不愉快な出来事もありました。ただ、すでに傷は癒えて関係は前進しています。皆、未来志向になっていると言えるのではないでしょうか。
Q:イメージしている客層はどういったものか。
A:計画予定地は、そもそもが全国でも希少な国家級のリゾート地の中にあります。毎年600万~800万人の、正確な統計ではありませんが、国内旅行客がこのエリアを訪れていると見られています。我々の計画以外にも、ビーチや遊園地など『遊ぶ場所』はこのエリアにありましたが、ただ商業的な場所が足りていなかったんです。計画はこの地区に足りないものを補う目的で作られたと言えます。地元政府もまさにこの視点を持っていて、我々が日本のものを非常に忠実に再現できると評価してくれたため、大量の競合企業の中で、今回の土地を手に入れることができたのです。
さらに、大連の開発区(計画予定地そばのエリア)には多くの日系企業が進出しています。大連は開放的な場所なので、海外とのつながりも深い。中国と日本の特色を兼ね備えたこのエリアには、世界中の人が訪れる可能性がある。国内の観光客と外国人、この2種類の客が全て我々の街を訪れる可能性があります。ここについては自信がありますね。
Q:日本を訪れる中国人観光客は年々うなぎのぼりだ。大連ではなく、本物の京都に観光に行けば良いのではないか。
A:『京都風情街』は完全な商業街ではなく、商業と宿泊の両方の機能を兼ね備えています。近隣には1500万戸の住民がいて、さらにその周辺も開発可能です。もちろん、日本の全てを持ってくるのは不可能ですから、ここにきたら満足し、『もう日本に行かない』とはならないと思っています。日本に行った観光客は、薬品や化粧品を買うわけですが、継続して買いたくなった場合どうするか。もちろん、毎回日本に行くわけには行きません。そうした時、ここに来れば目当ての日本製品がある。日本にわざわざ行かなくても、ここで日本の風景を見られる。日本の宣伝になりますし、日本文化が中国に広がることにもなる。ある意味では、日本旅行への憧れを増幅させる場所になるかもしれない。良いきっかけになるのではないでしょうか。
Q:過去に日中関係が悪化した際に、日本料理店や日系企業が『抗日デモ』の対象になったことがある。そうしたリスクを考えたことは。
A:うーん...ありますね。日本から呼んだ設計士は、『靖国神社や政治に関係のあるものは、あまり考えないほうがいい』と言っていました。我々も実際そうした物を設けていません。確かに抗日活動は過去にありました。この計画は、南京や北京ではおそらく実現していなかったでしょう。なぜ大連ならいいのか?おそらく上海でもいいでしょうが、大連の対日感情はずっと良い状態が続いているからです。抗日ムードが高まった際も大連では激しい状況にはなりませんでした。
日本の設計士が『京都の建物には唐の文化が残っている。それをこのプロジェクトで中国にお返ししたいんだ』と話していましたが、この考えは素晴らしい。我々はしっかり文化を保存できなかった。ただ日本には残っていた。こうした理念は人類への貢献です。政治マターではありません。もしも今後、両国間で大きな衝突が起こった場合、大連ではどのような影響を受けるか、と言ってもあまりないでしょう。そうした状況が起こったことがありませんので。
Q:どんな完成図を描いているか。
A:良い質問ですね。日本と中国の文化の違い、異国の違いを街で表したいと思っています。中国では見ない、日本の新商品や、伝統的なものを両方取り揃えたいですね。現在、完成後の街で営業する店舗を選んでいるところです。場所も広いし、現地進出に有利な条件もある。関税など、進出に必要な手続きも政府がサポートするので、安心して営業できます。伝統的なものや、新しいものを売り出したい日本のサプライヤーには、ぜひ街に来て店舗を構えてほしい。よりより日本の宣伝にもなるし、より良い友好関係にもつながります。これが私たちの目標です。
◇取材を終えて
スケールに圧倒された。取材当時は夏季ダボス会議の開催期間中。大連は普段から綺麗な青空が見えるというが、車はナンバープレートごとに走行規制がされ、空にはいつも以上の『ダボス・ブルー』が広がっていた。にも関わらず、『街』の建設予定地に立つと、遠くが霞んで見えた。数年後にはこの広大な土地を『京都』に作り変えるというのだから、『こう』と決めた時の中国の実行力はやはり凄まじい。
実現に向け、張洋氏は『課題はない』と言い切った。地元政府の強力なバックアップを得ているからこその言葉だろう。成功の鍵は、どれだけ日本から実店舗を引っ張って来られるか、ではないだろうか。予定している店舗数は300。樹源では現在、日本酒や包丁のサプライヤーなどと交渉を進めているが、『取材を機にもっと日本側にも注目してほしい』とアピールに余念がない。
日本のモノを売りたい場合、越境EC(国境を超えた通信販売)の選択肢もある。現地に出店するコストやリスクをいかに低減させ、事業者を納得させられるかが重要だ。日本を訪れる中国人旅行者が年々増加し、生の日本を目にする人が増えた。中国のSNSでも『日本情報・流行発信』系のインフルエンサーが大量に現れた。若い世代を中心に、『本物』を知る消費者は珍しくない。審美眼の磨かれつつある彼らを満足させられる街になるか、注目したい。(参考:高橋史弥筆レポート)
おっどろいたねえ、この話。本当だとすると、スケール感からして、歴史的な建造物、地区になる可能性もあるねえ。おっそろしき、中国パワーだねえ。そう言えば、25年ばかし前に、仕事で海南島へ行ったことがある。香港の西にある大きな島だ。ここのビーチを『東洋のハワイにする』と当時開発が進んでいた。今、中国の若者達の新婚旅行のメッカになっているそうだ。イメージは日本の佐渡島のイメージで、かつては流人地でもあったようだが、時代はそんなものも押し流してしまうのだねえ、スゴイ。
★★<達川光男、デッドボール・アピールするようになった原因は“チームメイトに起きた悲劇” >過去に大きな失敗をやらかした“しくじり先生”たちが自らのしくじった経験をさらけ出し、人生の教訓を伝授してくれる、反面教師バラエティー『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。8月5日(月)の放送では、プロ野球解説者で広島カープの元監督・達川光男が登壇。“当たってないのに、当たったフリしちゃった先生”として、授業を行った。
◇当たってないのに当たったフリ…
広島商業高校時代に夏の甲子園で優勝し、現役時代は広島東洋カープの正捕手としてチームを日本一に導いた達川。ベストナインに3回、ゴールデングラブ賞に3回輝いた名プレイヤーで、引退後は広島カープの監督を務めたほか、セ・パ両リーグでコーチを歴任した。
球界に素晴らしい功績を残した達川だが、実は現役時代、当たっていないのに当たったフリをして、何度もデッドボールを勝ち取っていたことを激白。その結果、名捕手というイメージよりも、“デッドボール”という印象がファンに定着し、“デッドボール達川”“グラウンドの詐欺師”というニックネームまでついていたと明かした。達川がデッドボールで嘘をついていたことについてテレビでガッツリ話すのは、今回が初めてのこと。まず、達川はなぜ当たってもいないのに当たったと主張するようになったのか、そのきっかけについて解説。実は、チームメイトに起きた悲劇が原因だった。
その悲劇とは、ある試合中、バッターボックスに立ったチームメイトの膝に投球が当たったにもかかわらず、審判はデッドボールをコールせず…。結果、三振に終わったその打者に対して監督は、『なぜデッドボールをアピールしなかった!?』と激怒したうえ、なんと二軍落ちを通告!それを目撃した達川は、アマチュア時代には美徳だった“審判にアピール”しない姿勢を改めようと決意。以来、審判にしっかりとデッドボールを主張するようになった。
やがてファンたちの間で話題になった達川のデッドボール・アピール。達川がデッドボールを受けると球場は大盛り上がりし、声援も激増。これに味をしめた達川は調子に乗って、ことあるごとに“デッドボール芸”をついつい披露するようになってしまったことを述懐した。
◇テレビ番組が取り上げ審判から徹底マーク!
しかし達川のデッドボール・アピールは、やがて審判から厳しくマークされるようになってしまう。審判たちから目をつけられた意外な理由についても、達川は語った。その理由とは、とあるテレビ番組。過去1年間に起きたプロ野球の珍プレー、好プレーを紹介する人気番組で、達川は、その見事な“デッドボール芸”を取り上げられ、何度も賞を受賞。
しかし、この番組を見た審判たちが、達川のデッドボールに対して厳しい目を向けるように…。やがて本当にデッドボールを受け、負傷したにもかかわらず、『どうせ当たったフリでしょ』、『その傷、練習の時にケガしたんでしょ』と返され、信じてもらえないという、まさに“オオカミ少年”状態に陥ってしまった。グラウンドの詐欺師と呼ばれながらも、達川の原点は、野球への熱くまっすぐな思いにあった。現役を退いてからも、コーチや監督として多くの球団から声をかけてもらったことを挙げ、『一生懸命にプレーしていればいつか誰かが認めてくれる』と、ひたむきな努力の大切さを全国の野球少年に向けて熱く語り、授業を締めくくった。
★★<J1神戸に大分FW藤本が電撃移籍!10日いきなり古巣対戦も>J1が今夏の新戦力としてJ1大分のFW藤本憲明(29)を完全移籍で獲得することが分かった。複数の関係者によると、既に複数年契約でクラブ間合意に達しており、近日中にも正式発表される。最短なら10日の大分戦(昭電ド)から出場可能で、藤本にとってはいきなり古巣との対戦になる可能性がある。
遅咲きのストライカーが神戸に電撃移籍する。29歳の藤本は自身初のJ1となる今季、8得点を挙げて一気に才能を開花させた。近大卒業後、アマチュアとしてJFLの佐川印刷SCに加入し、J3鹿児島、J2大分(いずれも当時)と着実にステップアップ。昨季は12得点で大分のJ1昇格に貢献した。今季は開幕鹿島戦で2得点。異なる4つのカテゴリーで開幕戦ゴールを決める快挙を達成した。
神戸は優れた得点感覚を持つ藤本を高く評価して獲得オファーを提示。藤本は大分との契約を残していたため違約金を巡るクラブ間交渉は難航していたが、この日までに決着した。藤本も愛着ある大分を去ることに最後まで悩み抜いたが、神戸MFイニエスタとのプレーに魅力を感じ、地元関西からのオファーということもあって決断に至ったという。
今夏ベルギー代表DFフェルマーレンとレバノン代表DFジョアンオマリを獲得し、課題となっていた守備組織の安定を図った神戸だが、攻撃ではチーム得点王(10得点)のFWビジャが左ふくらはぎの負傷で2~3週間の離脱を余儀なくされ、FWウェリントンも5試合無得点が続いており、得点力を補う必要性が生じていた。大分を躍進に導いた点取り屋が、15位と低迷する神戸にとって浮上の切り札となる、かな。
しっかし、不思議だ。大分の監督、片野坂は、元サンフレのメンバー。同じ経歴の日本代表の森保監督から全日本チームのコーチ就任の打診を受けた時、『大分に借りがあるから』と断っている。が、藤本はほいほいと神戸へ。藤本の得点は、大分ならではのものだと感じる。神戸に移籍して同じ輝きが出せる可能性は少ない、と拙者は思うねえ。あのカウンターからの飛び出しでの得点は、神戸のスタイルではないから。そして相棒がいない。藤本の判断は大変誤っていると思うな。可哀想だ。
★★<半数が認知症って、怖くない>寿命が延びる中、『老老介護』といった言葉が普通に使われるようになってきたことが実感出来るところだが、特に認知症になったと考えるとちょっと心配の度合いは大きくなる。
女性は80代後半になると44%が認知症という統計には驚愕した。また当然のごとく認知症の人の数は増加し、25年には700万人に達するという推計もある。ただ、少し冷静になって専門医の話を聞くと、一言で認知症と言ってもその程度には大きなばらつきがあることも分かった。そう、だんだん色合いが濃くなったり、薄くなったりするグラデーションのようなものだということだ。
例えば、金融取引でも『銀行で預金を引き出すこと』に支障はないけれど、『有価証券のリスクはよく分からない』とか、『銀行で送金出来る』けど、『相続といったことは十分に理解出来ない』といったように、出来ることと出来ないことの差が分かるということだ。
しかしこの状況は日々変わっていく可能性がある。私のように金融や投資の教育を担ってきた者にとって、認知症とどう向き合うのかというのは非常に難しいことだと思う。しかし、これが『新しい現実なのだ』『誰にでも起こることなのだ』という理解はせざるを得ない。
そのためには、制度としてこうした金融面でサポートをするアドバイザーがこれまで以上に必要になってきていると感じる。日本の金融市場では、顧客の立場に立ったお金のアドバイスの出来る人材がまだまだ少ないのが実情だ。早くこうしたアドバイザーが増えてほしい。お医者さんが体を診断して処方箋を書き、治療を行うように、お金に対しても診断をし、処方箋を書き、実際の取引も行ってくれるアドバイザーが必要になってきている。勿論親の問題だけではない。自分自身についても、また配偶者についても同様のことが心配になる。(参考:野尻哲史筆『夫婦95歳までのお金との向き合い方』)
★★<『れいわ新選組』>『生産性がないと価値がないのか。違う。人は存在するだけで価値がある。そんな社会を作ろうとせずに、何が政治だ』。山本太郎が街頭演説でほぼ毎回取り上げたのが、こうした問題提起だった。背景には、生産能力で人の価値を測る風潮が同調圧力となり、多くの人々に『こんな惨めな生活を送っているのも自己責任だ』と思わせ、希望を見失わせているとの現状認識がある。熱弁を振るう姿はネット上で拡散され、反響を呼んだ。
参院選公示後に各地で行われた街頭演説には、多くの有権者が詰めかけた。東京の中野で演説を聴いていた無職の女性(22)は『社会の役に立てず、生きるのが嫌だったけど、話を聞いて希望が持てた』と涙ぐみながら語った。ツイッターには『権力へのごますりと忖度が横行する日本社会をぶっ壊したい』『もう限界。自分も声を上げます』などの書き込みが相次ぐ。
『権力側』にも浸透しつつある。最近まで阿倍首相を支えていた元政府高官は、比例の『特定枠』を使って難病患者と重度障害者を当選に導いた山本太郎の行動力に心を動かされた。100万票近い最多の候補者名票を得たにも拘わらず、落選に甘んじた山本太郎を『単なる目立ちたがり屋だと思っていたが、違う。永田町の常識に流されず、画期的な結果を残した』と評価する。
山本太郎が、消費税廃止と大企業の法人税引き上げを提唱したことも話題になった。土台にあるのは、大企業と政権与党とに利益をもたらす権力構造を見直さなければ、弱者の幸福追求権を保障出来ないという発想だ。山本太郎は税収に関する独自計算に基づき『財政赤字にはならない。おつりがくる』と説明する。『左派ポピュリストだ』との批判もあるが、本人は意に介さない。
政権は、政党代表としてテレビ討論番組への出演が見込まれる山本太郎の発信力を警戒する。自民党の中堅議員は『甘く見ると大変なことになる』と漏らす。一方の野党各党は『今の政治はおかしいとの思いは共通している』と連携への期待感を示す。
課題は党運営だ。山本太郎1人の突破力に頼る『れいわ』を、政党として成長させる道筋は見えない。ブームに支えられる求心力をどう維持するかも問題だ。政権奪取には野党共闘が不可欠で、税財政や外交、安全保障のスタンスが厳しく問われることになりそうだ。
街頭演説では、お年寄りの多くが10万円規模現金寄付をしていた姿が目撃されている。寄付はたちまち4億円にも達したと。あなどるなかれ『れいわ新選組』だよ、麻生太郎君。君の言動の対局にいるのが『れいわ新選組』だ。『セクハラ』の意味も理解せず、国会で渋い顔を見せる麻生太郎君。闇討ちに遭わないよう、くれぐれもボディガードの強化をすべきだよ、太郎君。
★★<小園の初ホームラン>旧聞になるが、カープの小園が7月26日、初ホームランを打った。27日の日本経済新聞のスポーツ欄で取り上げた内容が卓越しているので、遅まきながら収録する。切り口といい、文章力といいやっぱり日経のクオリティが輝くねえ。地元中国スポーツ新聞よ、しっかりしておくれな。
3回、2死1、2塁。19歳のプロ1号となる打球が右翼に伸びていった。カープの新人、小園が42打席目にして放った一発は、勝ち星に見放されていた先輩、大瀬良を強力に援護したという点でも大殊勲だった。
『浮いてきたスライダー。フルスイングで上から叩くことが出来た』。2回に151キロの直球を中前に運んでいた。これを受けての変化球攻めだった訳だが、ストライクならとにかく振る、というスタイルん小園は委細構わず強振した。
5回は遊撃の頭を超える2塁打。9回の左翼への適時2塁打には『無理して3塁に行けばよかったかな』。サイクル安打を考える余裕があったとは末恐ろしい。打数は少ないが、打率は2割8分9厘に跳ね上がった。
1988年、同じく高校出身の新人遊撃手として新人王になった立浪和義さん(中日)を彷彿とさせるあたり、やはり『何十年に1人』の存在なのかも知れない。とにかく恐れを知らない。結果を憂えず、初球から振れる打撃だけでなく、『一番自信がある』と話す守備でも、ゴロに対して、ちゅうちょなくステップを踏み出せる。野球を仕事とするのに、最も大事な資質だ。
田中広輔の不振で回ってきた出番を一気にものにする勢いだ。7連勝の立役者は『この勢いのままに突き進みたい』。恐れず前に出る姿がそのまま、巻き返しを図るチームの旗印になる。
★★<大阪知事『作品は反日プロパガンダ』…愛知知事を批判>愛知県で開催中の国際芸術祭『あいちトリエンナーレ2019』で、企画展『表現の不自由展・その後』が中止された問題で、日本維新の会常任役員の吉村洋文大阪府知事は、府庁で記者団に対し、企画展の開催について『芸術祭としてはやるべきではない。実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事は辞職相当だと思う』と批判した。
吉村氏は『作品は反日プロパガンダだ。普通の行政プロセスでいえば、あれだけ政治色が強ければ、職員が指摘しているはず。大阪府なら止めにかかる』との認識を示した。
慰安婦を『従軍』とし、『強制された』と誤報を流したのは、『朝日新聞』だ。内容の訂正もせず、この記事だけが一人歩きして世界に流布した。少なくともこの『慰安婦問題』に関しては、朝日新聞は『亡国の徒の戦犯』と言えるであろう。1990年頃ソウルを訪れたが、この慰安婦の血筋を引いた商売をしている女性あちこちに見られたし、ホテルに泊まればボーイが客引きをしていた。こんな女性専売職業の供給過多の国で『強制連行された従軍慰安婦』なるレッテルを貼った朝日新聞はまさに国賊ものではあるな。
★★<この『鯉の逆襲』を支える『これぞ野村の投球術」』が炸裂だ>(8/8DeNA18回戦4-1)
野村クンてね、入団して以来ずっと、怪我以外の理由でファームに落とされた経験は無かったと思います。で、今シーズン不調だけを理由に降格させられました。かつての最多勝投手ですからね、野村クン、由宇の灼熱のグラウンドでいろんなことを思いながら汗を掻き、再び這い上がってきたんだと思いますわ。
オールスター明けから始まったこの『鯉の逆襲』ですが、野村クンはファームから戻ってきて7月25日の竜戦、8月1日のジャイ戦、そして本日のDeNA戦、3試合連続で見事な投球を見せて3連勝です。この鯉の一連の逆襲劇の中でまさに『大事な試合』で勝利を届けてくれております。あっぱれでございますわ。
昨日も圧巻でしたね、いや『圧巻』ってのはちょいと表現が違いますかね。150キロ超えのストレートや、きれっきれのスライダーやフォークでバッタバッタと三振の山を築く投球をしているのではありません。140キロ前後の直球と変化球を丁寧に丁寧にコーナーに投げ込みながら、ひたすら低目にボールを集めるコマンド力。内外角の出し入れと『前後の奥行き』を使う緩急のピッチングの妙。これぞ『投球術』という感じでしたな。
8回1安打の無失点。おまけに無四球でございます。ま、次回は中5日でジャイ戦に投げるのでしょうから今日は8回で降板しましたが、9回も投げてれば間違いなく完封してたと思います。特に、左打者のアウトローにすっと沈むツーシームと、右打者のベース盤中央にぐっと沈むチェンジアップが絶妙でした。ソトは緩急に身体を前に出されて全く打撃になってませんでしたし、筒香も僅か140ちょいのストレートにモロに差し込まれてましたよね。あっぱれでございました。リードしててアツも楽しかったでしょうな。
次のジャイ戦はまさに「大一番」でしょうな。頼むぜ、野村クンよ。
一方で攻撃の方。小生、正直なところ、バティスタはちょいと下降気味だなぁと思ってたんですわ。このところの球審さん達の酷い判定でのイライラもあってか、外側のボール球にまた手を出し始めていて、こりゃマズいなぁと思ってたんですけどね、
豪快3ラン炸裂。すいません、アンタは凄い(笑)。問答無用とはこのことよ、の打撃でしたかね。昨年の本数を越えて26号ですな。40本を目指しながらラストスパートかけて欲しいですな。
そして、今日のハイライトは、なんといっても先制点でしたかね。小生を始め、鯉党の皆さんが大好きな『走る鯉野球』でございます。1.3塁からの、ダブルスチール!
というかね、まず先にこれを言っておきたいのですが、今日のDeNAのキャッチャーの嶺井クン、なんだか『今日はヘン』でしたよね、おかしくなかったですかね?先発の京山クンの時も、2番手櫻井クンの時も、キャッチングがおかしかったです。なんだか構え遅れているというかなんというか捕球がビシッと決まらない場面をまさに連発してましたよね。
で、そのダブルスチールの場面の前にも、2塁打の菊池クンが、嶺井クンの『パスボール』で3塁へ進む。サイン違いなんでしょうけども、捕球できないボールじゃなかったですよね。なんだか心ここにあらず、という感じ。で、1,3塁の場面で誠也が2塁へスタート。嶺井クン、3塁ランナーには目もくれずに2塁送球、で、3塁から菊池クンがスタートを切ってホーム生還!というダブルスチール完成ですわ。
そんなね、プロなんですからね、ダブルスチールなんて簡単には決まらないですよ。この場面も、嶺井クンが3塁ランナーにワンルック入れるだけで菊池クンはスタートなんかきれません。ノールックのサインだったのだとすれば、それはあまりにも鯉の野球を舐め過ぎ。というか、やはり今日の嶺井クンはずっと『心ここにあらず』の感じでしたよ。くどいですけど。櫻井クンに代わっても、キャッチングがおかしいので櫻井クンも戸惑ってましたよね。うーん。なんかそればっかりものすごく気になりましたわ。頑張れ嶺井!と思っちゃいました(苦笑)。
ともかく6カード連続勝ち越しでございます。昨日の悲しいゼロ封負けの後でしたので、ほっと胸を撫で下ろしている感じでしょうかね。まだまだ暑い夏の戦いは続いていきます。DeNAさんも宮崎クンの離脱で暗雲立ち込めてきました、ジャイさんも苦しんでます。鯉も正念場が続きますな。明日は大瀬良クン、先週のようなエースの投球をお願いしたいですな。(参考:ブログ『カープがやっぱり好きなんよ』)