今日の画像は、貯水率13.9%となり取水2割減とした青森県の水枯れ『津軽ダム』と、私のとっても好きな花『スズランズイセン』です。
梅雨前に東海地方、北九州地方での水不足が報じられたが、その後台風や梅雨で十分な降雨があったと思っていました。それなのに、なんと青森県で渇水とは、日本国も広いですねえ。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★過度の一極集中が、持続可能性を損ねる。それを国も座視して来たわけではない。政府は2014年、『地方創生』を掲げ、東京圏への転入超過を20年までにゼロにする目標を掲げた。それから4年、未だ東京への流入は続く。国立社会保障・人口構造研究所の小池司朗部長は語る。『地方へ流れを強化するには、人々の価値観や生き方を変える必要がある』と。
パズルの最後のピースは手元にあった。電通に勤める大瀬良亮さん(35)は、社会人になって探し続けていた答えを見つけた。昔、自分で書いた企画書を久々に開いた時に。『坂の街長崎の遊休不動産を、アーティストが住むようなシェアハウスにしたい』。大学生の頃、友人と考え、長崎市長に提出した町起こし案だった。
電通で働きながら、郷里が頭から離れなかった。昨年5月までの3年間、内閣官房に出向し、広報活動に携わった。跳び回った距離は地球15周分。ネットさえあれば世界のどこで仕事をしても同じだと知った。
『中東の町で食事をしながら仕事が出来る時代、東京にこだわるのは違う』。同時に日本は時代に乗り遅れているとも感じた。スマホ一つで予約から決済出来るビジネスを途上国で見つけた。働きやすく、生きやすい社会を作取り組み。かつて長崎で作りたいと願った世界だった。
昨年、友人と2人で起業した。元官僚や議員秘書ら、様々な経歴の若者20人が集まった。旅をしながら仕事が出来るシェアオフィスの1号店を、長崎市中心部に開く。続いて国内外に20の拠点を作計画だ。日本と外国の人々が交わった『出島』に象徴される長崎から始めて、日本各地、そして世界に広げる。
資金は日に日に減り、持ち出しも増えた。会社勤めで副業が禁止されている限り、退社せざるを得ないとも考えている。
終身雇用の昭和型人生から抜け出す。平成から令和に移った今、そんな生き方は珍しくなくなった。新入社員を対象にした日本生産性本部の調査で、『自分のキャリアプランに反する仕事を我慢して続けるのは無意味だ』との設問に、『そう思う』と答えた人は6年連続で増え、昨春は38%に上った。
新たな生き方を模索する人達に共通しているのは、一つの組織に頼りきらず、変化し続ける姿勢だ。『官庁を目指す学生が、数年で辞めて起業するつもりだと言うんです』。記者が最初に取材で会った時、山本聡一さん(36)は経済産業省で採用を担当するキャリア官僚だった。一昨年、大きな話題になった『経産省若手ペーパー』を書いた一人。『不安な個人、立ちすくむ国家』と題された文書は、少子高齢化や非正規雇用の増加を背景に『若者に十分な活躍の場を与えられているだろうか』と問いかけた。
その彼から昨年夏、メールが届いた。『この旅、ベンチャー企業に転職することとなりました』。山本さんと再会した。背広ではなく企業ロゴが入ったTシャツを着ていた。官僚組織に限界を感じたわけではない。だが、変化の激しい時代、役所の視点を離れて新しい価値を生む仕事をしたいと思ったと言う。『人生の二毛作を試してみたくなったんです』。
転職先は、AI技術を使って会計を中心に中小企業の業務を効率化する『freee』。利用事業所は5年で100万を突破した。転職を決めた理由の一つにはやはり、人口減少にさいなまれる故郷高知を何とかしたいという思いだった。『今まで通りのやり方で地方が東京に勝つのは難しい。情報技術の力を使えば、人手不足も補える』。
自宅の居間でこの会社を立ち上げたCEOの佐々木大輔さん(38)自身転職を繰り返してきた。『技術革新についていけない国や企業でキャリアを積むのは無駄でしょう。人材が循環する社会の方が昭和の日本型システムより強い』と力強い。(参考:朝日新聞『エイジング ニッポン』)
★★<2020年の狙い目はMARCH? “安全志向”で大学入試が激変>ここ数年、大学入試は『激変期』にある。大都市部の人気私立大学は、国の政策によって門戸を縮小。その影響で2019年は受験生が地滑り的に中堅以下の私立大に殺到し、一気に難関化した。来たる2020年の入試はどうなるのか。最新予測をお届けする。
摂神追桃(摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院)の志願者数は18年、19年と急上昇。それに対して19年の合格者数はガクンと減っている。合格者を絞り込んでいるうえに志願者数が増えているのだから、難易度が上がるのは当然だ。駒澤大、亜細亜大、帝京大も、合格者の絞り込みが顕著だったとされている。その一方、難関大学は不合格を恐れて敬遠する受験生が増加。志願者数が減少している。
19年入試は、早慶上智で対前年指数95、MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)で96、関関同立(関西・関西学院・同志社・立命館)で96と、いずれも前年を下回っている。大学ごとにみると、上回っているのは中央大と関西大しかない。この3グループの志願者数は18年の入試まで増加してきたが、19年はそろって減少。逆に合格者は横ばいまたは微増に転じている。学力にもよるのだが、上位大学のほうが競争率だけをみれば合格しやすかったとすら言えそうだ。
そのあおりで困った現象も起きたとベネッセコーポレーション学校カンパニー教育情報センター長の渡邉慧信さんは言う。『第1志望の大学や1ランク下で合格する受験生が増えると、併願の中堅大学は辞退者が増加するので、追加合格を出すことになります。いったんは不合格だったのに、3月末に電話で合格を告げられ、すぐに入学の意思決定を求められるというケースもあります。この傾向は18年もありましたが、19年はより顕著になっています。追加合格は予測がつかないので、受験生が混乱することになりました。それだけに合格した場合の入学優先順位をしっかりと固めておくことも重要です』。
こうした厳しい状況が続いてきたため、一般入試が始まる以前に、AOや推薦入試で合格を早めに確保しようとする動きも活発になってきたという。『ネッセコーポレーションの調べでは、私立大学の推薦入試出願者は、17年を100として、18年が105、19年は117と激増しています。AO入試にしても18年は105、19年には110。やはり一般入試の難化によって、合格を前倒ししたいと考える受験生が増加してきたとみられます』(同)。
その戦略自体は間違っていないが、大学を問わず『合格』だけを目標にしてしまうと、希望しない大学に進学し、将来的に後悔することにもなりかねない。『AOは併願可能かどうかがポイント。関西は併願可能な大学が比較的多いので、AOで合格を確保したあとでも、レベルの高い第1志望をめざすことが可能です。それに対して首都圏の大学は専願が多いです。自分の目標や、将来やりたいことなどを考えあわせて、本当に自分が行きたい大学だと判断できればAOでも推薦でもいいと思います。ただし、一般入試を回避するということだけなら、入学後に後悔することになりかねません』(同)。
19年の入試動向をまとめると、前年の結果を受けて、より慎重になって併願校を下位にシフトする動きが過度に加速。地滑り的に中堅以下の大学に受験生が集中してしまったといえそうだ。渡邉さんは言う。『受験生は敏感ですからね。入学定員管理の厳格化で必要以上に安全志向が強まったことで、中堅大学の難易度が極端に変化してしまったと考えられます』。
次に、来たる2020年入試がどうなるか、考えてみたい。これまで述べてきた19年の入試状況を変えるような要因は今のところ見当たらない。さらに、翌年にはセンター試験にかわって『大学入学共通テスト』が導入される。浪人したら、新しい試験を受けることになるため、安全志向はさらに強まる可能性がある。
河合塾池袋校の校舎長、鈴木勝洋さんは、『新入試を控え現役合格を意識した心理から安全志向となることが予想されます。この春の模試では、難関大学を敬遠する動きが鮮明です。入試改革前年度を「一つ上をめざすチャンス」と捉え、目標設定することが重要となります』と話す。
『16年にセンター試験が新課程になったのですが、このときもかなり浪人生が減りました。新テストはそれよりも大きな話題になっていますからね。河合塾の第1回全統マーク模試でも、18年実施時は早慶上理、MARCHで志望者数が1割減でした。ところが、19年は日東駒専レベルも約1割減。つまり、受験生が志望ランクをさらに下げつつあるわけです』(鈴木さん)。
逆に言えば、中堅私大に人気が集まる一方、敬遠されるMARCHクラスがむしろ“穴場”となり、狙いやすくなる可能性がある。『河合塾では偏差値を2.5ピッチでランクしており、2ランク下がA判定(合格可能性80%)です。たとえば自分の偏差値が60なら、55以下がA判定の合格圏となります。確実に合格をめざすなら、このレベルの大学を2、3校受けておこうというのが一般的でした。20年入試は19年入試並みの合格者が維持されるものと予測されますが、志願者が増加して倍率が上昇する大学が出てくることも十分考えられます。文系だけでなく理系も同様です』(同)。
厳しい受験状況が続きそうだが、『だからといって安易な妥協は禁物』と、鈴木さんはくぎを刺す。『すでに19年入試でも、合格したのはいいけれど、その大学に満足できずに予備校に戻ってくる学生が以前よりも増えているので要注意です」』。そのうえで、来年の受験生にこうアドバイスする。『学力は簡単に伸びないので不安に駆られることもあるでしょうが、早くから安易に志望を下げてはいけない。高い第1志望をめざして頑張るからこそ、第2志望に合格できる。大学受験は人生の大きな岐路のひとつ。不安だからとあきらめず、臆することなく果敢にチャレンジしてほしい。それでも早めの合格は受験生には心強いので、国公立志望でも、私立大学のセンター試験利用入試はぜひ活用してほしい。第1志望にこだわりながら幅を広げた併願が、一般的ではありますがやはり王道です』。
いつの世も、大学入試は若者にとって人生の難関ではある、な。ガンバレ、高校生達、そして浪人学生達。
★★<青森少雨 津軽ダム取水2割減 貯水率13.9%>春先からの少雨で貯水量が減り続けている津軽ダムについて、国土交通省青森河川国道事務所は、今月中旬にもダムの利水容量が底をつく可能性があるとして、8日から岩木川流域の取水を調整すると発表した。かんがい用水などの取水を2割程度減量する。
津軽ダムは2016年に多目的ダムとして完成。総貯水量は旧目屋ダムの3・6倍あり、岩木川流域にかんがい用水や水道用水などに必要な水量を供給している。同事務所によると、今年は5~7月の津軽ダム流域の降水量が過去5年平均の6割程度になっており、7日午後1時現在の貯水位は178・89メートル(最低水位170メートル)、貯水率は13・9%に低下している。
現在、毎秒約17トンの水量を放流しているが、流域の土地改良区などの関係機関と調整した結果、8日からの放流量を毎秒約14トンにすることになった。同事務所の桜井隆広副所長は「限りある水なので、大切に使いたい」と話していた。
津軽地方の水田では、今が最も水が必要な時期。県は津軽ダムの取水調整を受けて、8日から管理する岩木川支流にある相馬ダム(弘前市)の緊急放流を実施。流域のかんがい用水の確保に努める。10日までは毎秒2トン、11日からは毎秒1トンを放流する予定。
少雨は、津軽ダム湖を遊覧する西目屋村の水陸両用バスにも影響が出ている。バスツアーを企画する『津軽白神ツアー」』は6日、運行基準の水位(183メートル)を下回るなどしたとして、9~20日に運休すると発表した。運休期間中に水位が上昇し、運行が保たれると判断した場合は、再開するとしている。
9号は無理としても、10号はう回して青森を通過して欲しいねえ。まさか青森が水飢饉とは、知らなかったなあ。
★★<カープもサンフレも醜にくい惨敗>昨夜のカープもサンフレも、大阪の地でまさに『醜くい惨敗』。今日は新聞を見る気もせず、だ。広島の朝はどしゃぶりである。(泣)