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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『眠れる大地の「緑の実験」、モザンビーク穀倉化計画』

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広大なサバンナが広がるアフリカ南東部の『モザンビーク』。手つかづで眠る肥沃な大地を、日本の支援が大穀倉地帯に変えようとしています。かつて援助したブラジルの成功例をモデルにしますが、課題も少なくありません。題して『プロサバンナ計画』。

首都マブトから飛行機と車を乗り継いで5時間。北部ナンプラ州の農村地帯に入るとイモ類、カシューナッツなどが生い茂る熱帯サバンナ地帯が続きます。ナンプラ州周辺には、日本の耕作面積の3倍にも相当する1,400万任遼かな土地が広がります。この眠れる大地を『穀物生産基地』にするプロジェクトが、日本とブラジル、モザンビークの三角協力で進行中。計画名は眠れる大地の緑の実験『プロサバンナ計画』。

国際協力機構JICAによると、大規模農業で市場販売や輸出に適した作物を大量生産し、農民の生活を向上させるのが目的。伝統的な作物に加えて、綿花や大豆などを栽培すると、日本側は自信を示します。日本の国土の半分に当たる熱帯サバンナ地域が対象です。

自信の源は、ブラジルでの成功体験。1970年代末、作物栽培に適さないとされていた同国中部の『セラード』と呼ばれる熱帯サバンナ地帯で、日本とブラジルが大豆など穀物生産を拡大させる農業開発事業を進めました。79年から22年間にODA途上国援助で280億円を拠出し、東京都の面積の1.5倍以上に当たる34万5千任魍発。それまで穀物の輸入大国だったブラジルを、世界有数の輸出大国に成長させました。これを『緑の革命』と自賛する日本が、次の援助国に選んだのがモザンビーク。

だが、計画が順調に進んでいるわけではありません。プロサバンナでは、農地として最低でも10念幣紊旅椋醋明僂必要とされますが、モザンビークでは5念焚爾糧を持つ小農がほとんど。そして彼らからはこの計画に対する疑問が多々寄せられて、疑心暗鬼状態に。

そもそも疑心暗鬼になるには、その前例があるからです。北西部テテ州のカテメ。豊富な石炭が周辺に埋蔵されていると分かり、2010年、700所帯以上の農家が40僧イ譴薪效呂飽榲召魘いられました。政府やブラジルの資源会社は『農産物も増え、収入もよくなる』との説明を受けました。が、実際に住むと説明とは全く違っていました。農業に必要な水を引く川も近くになくて。畑まで4時間も歩かなくてはならなりませんでした。

収入が激減する農家が出、昨年初めには、500人以上が資源会社の使用する鉄道や道路を封鎖するなどして、逮捕者が出る騒ぎに。テテ州の事務次官は、この経験をプロサバンナで役立てて欲しいと語っています。

アフリカ援助は、中国が先発で、資源開発から始まり、インフラ整備、そして華僑が現地で貿易・商売を営むという段階に来ています。遅れた日本は、資金量ではかなわないものの、知恵と工夫で現地の生活や文化水準を引き上げる道が良いでしょうねえ。共産党独裁王朝・中国と競り合っても良いことは一つもありませんから。(*.^)

★楽天田中将大が昨日の阪神戦を完封で勝利し、今季傷つかずのハーラーダービートップの9勝目。すごいですねえ。それにしても、あの甲子園で投げ合い、高校入団を蹴って早稲田に行き、日本ハムに入団した斉藤佑樹はどうしているのでしょうか。パリーグ投手ベスト30(3勝以上)に名前が見えません。昨季はなんとか5勝くらいした覚えがありますが。高卒で即球団の要請に応え、修練してきた田中の活躍は素晴らしいです。一方、自分の希望を優先した斉藤の結末は厳しいものになるのでしょうか。折しも、日本ハムには高卒一番の大谷が入って投打にわたり活躍中。パリーグ防御率1位で、7勝している西武の菊池も高卒で球団要請に応え、活躍しています。斉藤の大卒での入団はプロ野球界から見る限り、ムダな回り道だったと現時点では言えますねえ。

そう言えば、斉藤が日本ハムに入団した年、早稲田の三羽烏がドラフトの話題になりましたねえ。大石が西武に、福井がカープに。大石も福井も先発を外れリリーフに。特に福井の低落は著しいです。首脳陣の信頼を失い、重要な場面でのリリーフはほとんどなく、敗戦リリーフ要員に。こうしてみると、若い次代の修練の道筋の選択はとても重要ということがよく分かります。

★安直なり、NHK。朝のニュースで、最近自社番組宣伝が目立つようになったと思ったら、今度は投稿動画の紹介アイテム。世界中から投稿される動画だから面白いものもあるだろうが、これを安直に紹介し、ニュースの穴を埋める、この精神が気に入らないですねえ。ニュースは自分達が取材で獲得するもの。民法ならまだ許せるものの、NHKが安直に投稿画像などの紹介でお茶を濁してほしくはありませんねえ、視聴料徴収団体のNHK殿。

■今日の画像は、『トルコ・イスタンブールのゲジ公園で首相の退陣を訴える人たち』と、『アイリス』です。このアイリスはダッチでしょうか。思い切り、プラス補正をかけたものと、マイナス補正をかけた両極の画像です。プラス補正の方はファンタジックで好きなスタイルに撮れました。(^.^)  (昨日のアップからのアクセス件数は、374件でした)


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