京都大学の総長(学長)を決める権限を持つ総長選考会議は、次期学長について、国内だけでなく世界から公募する方針を決めました。世界中の優秀な研究者や学生が集う大学を実現するために、学部など部局のしがらみから離れたリーダーシップを発揮出来る人材を求めることが必要と判断。国立大学が学長を国際公募した例はなく、日本のトップクラスの京大の判断が他大学に与える影響は小さくありません。
現在の松本総長は今年9月30日に任期満了になります。早ければ4月中に米ハーバードや英ケンブリッジ、東京大学などの学長らに学長候補者の推薦を依頼します。教職員50名以上の推薦があれば学内からも推薦することが出来ます。
推薦を受け、門川京都市長ら学外の6人と学内の教員6人でつくる選考会議が、世界をリード出来る京大の学長にふさわしいかどうかを審査し、最終決定します。
京大は、1919年の昔、国内で最も早く学内の投票で学長を選ぶ方法を採用して以来、学内の教員を選び続けてきました。2003年にできた国立大学法人法は『選考会議が学長を決める』と規定していますが、現在も、全教職員5,400人による予備投票で10人程度を選び、総長選考委員会で6人程度に絞った後、一定の資格以上の教職員2,000人による『意向投票』を実施。総長選考会議はその結果に従って決定しています。
このため、総長は部局の意向を尊重せざるを得ず、学内からも『大学改革の足かせになっている』との指摘が出ていました。海外も含む公募には、国内外のリーダーや有力組織とのネットワーク作りや、学内に刺激を与えることも期待されています。
京大では08年に就任した松本総長が、若手の優秀な研究者を年俸制で抱える支援プロジェクトや、多様な人材を求める特別な入試制度の構築など、次々に改革案を打ち出しています。
白亜の塔に閉じこもってばかりいる教授陣の勢力争いの場に、学長選考がならないよう工夫を続ける京大の志やよし、ですね。(*.^)
★まさか、J1が日曜日に開催されるなんて、予想外。今日、サンフレはG大阪と対戦。が、かねてから、この日江田島の古鷹山に登るパーティーを集めていまして。全く残念です。まあガンバには勝つと思いますが、ガンバも用意周到に水曜日のナビスコには遠藤を休ませています。(*.^)
★オーストラリアの捜索機がオーストラリア西で浮遊物を見つけたのに続き、中国の人工衛星も同じ地域で浮遊物を見つけたと。やっと発見ですかねえ、マレーシア航空は。しかし不思議な事件ではあります。
■今日の画像は、『ロンドンの夜景』と、東区呉婆々宇山・城ヶ丘登山口の『お地蔵さんのいる風景』です。赤い腹巻きが印象的です。(^.^)