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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『復興と共に歩む、J3「福島ユナイテッドFC」』

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冷たい雨と激し風の中、福島市の『とうほう・みんなのスタジアム』には2,000人を超す観客が集まりました。『あきらめなくて良かった』。新設されたJ3のホーム開幕戦を迎えた今月16日。『福島ユナイテッドFC』の鈴木代表は胸の底から、その言葉が絞り出てきました。

スタジアムに隣接する体育館は大震災後に避難所となり、ボランティアを含めると3,000人が生活していました。原発事故で福島県は分厚い暗雲に包まれ、県民はうつむいて。だからこそ、クラブを消滅の危機から守り、県民の力になろうと努めてきました。『福島の復興と重ね合わせて応援してくれている方が多い』と鈴木代表。クラブも幾多の困難を乗り越えて。

経営難に陥った2010年、トップチームを解散し、育成・普及部門だけを残す案が出ました。11年2月に新会社を設立して再スタートを切りましたが、直後に震災が起きて。役員会は1度、解散を決済しています。そんな中、選手が避難所で炊き出しやサッカー教室を実施しました。『今こそスポーツの力が重要』という声が出始めて。役員会は一転、存続に。

『何もしないであきらめるより、一歩踏み出してみよう』。同年、東北リーグ1部を制覇し、JFLに昇格、J3入りへと歩を進めて。支援の輪は広がり、今季は8,500万円の増収が見込まれ、予算規模は3億円近くに。

震災後、歴代の3監督が『決してあきらめず、全力で戦う姿を見せ続けることが我々の使命』と力説してきました。その姿勢は人々の心に響くはず。県民から熱をもらい、その熱によって選手がしぶとく懸命に戦い、県民にさらに大きな熱をもたらす。福島の復興への道とクラブの成長の軌跡は交差し、重なり、伸びて行きます。

J3は、地方都市を中心にしたクラブが多く。財政規模も大きくなく、これからがチャレンジの時代。J1だって、発足当時は五里霧中、やみくもの時代がありました。『おらが町のクラブ』。時を重ね、記録を立てる毎にこのような言葉がクラブに寄せられるでしょう。ガンバレ、福島FC!

★昨夜、カープは中日に3-2と逆転勝ち。10回表、小窪の2塁打、丸のヒット、菊池の右打ちの2塁打で加点。また、丸は6回裏、2アウト1,2塁から、谷繁のセンター前ヒットを、ホームにストライクの返球で走者を刺しました。素晴らしいファインプレーの丸と菊池です。情けないのは松山。1アウト、2、3塁で、きちんと生還打が打てないのですから。今年も、松山はオープン戦ボーイ、シーズンに入ったら貧打の選手に成り下がりますかねえ。情けない、松山。

が、それ以上に情けなかったのは、阪神の能見。3回打線が菅野を打ち込んで4点取ってくれたのに、すぐ同点になり、なんと5回で10失点。記録的失点ではあります。阪神ファンにはご同情申し上げます。(@_@)

★国連総会は、ウクライナ・クリミアで実施された住民投票に正当性はなく、ロシアによる併合は無効だとする決議案を採択し、賛成100、反対11、棄権58の賛成多数で採択しました。決議に法的拘束力はないものの、併合を認めない国際社会の意志が明確になり、ロシアへの圧力につながります。

決議はウクライナが起草し、日本、ドイツ、カナダなど40カ国以上が共同提案国に。反対はロシア、キューバ、北朝鮮など。中国や南アフリカなどは棄権。

★袴田さんの再審決定。一夜明けての袴田さんの素振りをTVで拝見し、かわいそうで、本当に涙が出そうになりました。48年間、死刑に怯え、今は痴呆症の兆しが。ほぼ推定無罪です。最初に静岡地裁で、死刑の判決文を書いた裁判官が、証拠、自白内容などから、無罪と推定しましたが、先輩裁判官の意見に押され、死刑の判決を下したと。それを押し返す力のなさに嘆き、即裁判官を辞任し、弁護士に。50年前の官権のやり口はほぼこれに似たことが沢山あったのでしょう。えん罪に泣いた人達が多数いることがこの裁判で実証されました。警察、裁判所は国民の前に懺悔する必要がありますね、谷垣法務大臣、阿倍首相殿。(>θ<)

■今日の画像は、『ルーマニアの凍り付いたクルマ』と、東区『呉婆々宇山、岩谷観音ピークの風景』です。日本はすっかり春の様相、が、まだまだ凍り付いたままの気候の土地もあるのですねえ。世界は広い。

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