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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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米ジャーナリストの魂⑰『寄付文化に根ざす米NPOメディアの勃興』

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アメリカは寄付社会だと言われます。2012年版寄付白書によると、2011年の寄付総額は2,984億法36兆円)で、同年の米政府歳入額の13%にも達します。そしてその額は年々増えているのです。日本を振り返ってみると、2010年の日本の寄付総額は1兆3千億円で、東日本大震災の影響で増えてはいるものの、政府歳入総額に占める割合は1%弱にすぎません。大金持ち、ユニクロ・柳井社長なんとかして~な。

またアメリカでは寄付の主体は個人が全体の3/4を占め、会社など法人からの寄付は5%に満ちません(会社が個人に資金を与え、個人が寄付するという迂回寄付もありますが)。これに対し日本では、企業が7割を占めます。背景には、日米の寄付控除における制度の違いがあります。アメリカでは法人より個人が優遇されていますが、日本では逆に、個人より法人が優遇されています。アメリカがNPO先進国と呼ばれるのは、こうした国民に広く浸透した寄付文化と密栓な関わり合いがあります。

全米にあるNPOメディア全体の6割以上にあたる38団体が2006年以降に創設された新しいものです。フルタイムの職員や記者は計658人で、このうち2/3にあたる443人はプロのジャーナリストとしての経験があります。人員整理で新聞社を解雇された記者らも多く、NPOメディアがその受け皿となっている側面もあります。

NPOメディア内での経営の『格差』は大きくなっています。60団体のうち少なくとも8団体はとても厳しい経営状態にあります。が、反面『プロパブリカ』を筆頭に年間500~1,000万飽幣紊陵住擦あり、記者は既存メディアの平均かそれ以上の報酬を得ているメディアも存在します。

このほか、経費節減の観点から注目を浴びているのが、大学に拠点を置くNPO。全体の1/4が大学内に拠点を持っています。最大のメリットは、大学の図書館やネットを利用しながら次世代にジャーナリズム教育を広げる取り組みであり、学生をOJTに組み込み、人件費無料の取材記者として活動させることが出来ることです。日本においても大いに参考になる活動です。

NPOはジャーナリズムの発展を促すだけでなく、小規模な組織から始めるので革新的な取り組みもしやすくなります。所属する組織が大規模であるということは、かさばる分だけその動きがスローになります。大組織NYTより、より小さな組織の方が、革新的なことをやるチャンスに恵まれやすいのです。

アップルを始め、自宅のガレージから商売を始めた起業家が世界的な大企業に成長したという話は、アメリカでは珍しくありません。日本の学生達も『NPOを作りたい』『社会のためになる仕事をしたい』と多くが語ります。彼らは『小さなものでも自分の個性を生かせる舞台』を望んでいるように見えます。税制や社会全体の価値観などでまだまだ日本ではNPOで働く若者は少ないが、そうした彼らの未来への希望や志をもっと実現出来る社会のシステムを作る必要があるのではないでしょうか。
  (参考: 大治朋子著『アメリカ・メディア・ウォーズ』

★なんとも情けない日本の『外交力』。あの幻とも言える『南京大虐殺』が、中国の申請で『ユネスコ記憶遺産』に。同時に、『殺害者30万人』も永遠の記録として登録に。なぜ阻止出来なかったか、外務省、です。正面攻撃が突破できないなら、搦め手から責める方法もあるはず。例えば、日本がユネスコ資金の支出を凍結するとかの兵糧攻めで。ユネスコ資金への実質支援の第一の国『日本国』の優位さを活かさなければ、中国なんてウソっぱちをでっち上げる名人なのだから。それなのに、ああそれなのに、外務省は『阻止に努力はしたが、遺憾に思う』とだけ。情けないというより、素人外務省ですねえ。欧米の外務省は、本当スパイまがいのこと、詐欺に似たことを平気でやります。ロシアを見てください。あのクリミアを平然と自国に併合し、取り戻したではないですか。高給ばかりとって、能力最低の外務省、なんとかしてちょ、阿倍晋三殿。

★今年のノーベル平和賞には、ちょっと驚きましたねえ。チュニジアの『ジャスミン革命』推進者にと。現状は、テロ騒ぎと、経済の沈滞で国民生活は四苦八苦。ジャスミン革命が、チュニジアの民主化を成功させたとはいいがたい現状で、平和賞とは、ちと照準が狂ってはいませんかしら、ノルウェー・ノーベル委員会殿。(平和賞だけは、スウェーデンの決定ではなく、ノルウエーの決定になる)

★日本産熱帯果実が芽を吹き出し、ブームの予感です。沖永良部島のコーヒー、愛媛のアポカド、宮崎のライチ、三重のアテモカ、千葉のハッションフルーツ、岡山のパクチー、山形のラズベリー・・・。
すごいですねえ。無農薬に加え、国内産で新鮮、流通コスト減で加工費高を吸収。愛媛のアポカドなど、みかんより手間がかからないので、高齢農家向きと。ファンも次第に増え、ビジネスとしても成功の雰囲気がうかがえます。ガンバレ、日本の農業。

★九州で採れた魚を、その日の内に東京の食べ物屋に運び、新鮮魚の市場を切り開いたビジネスマン。題して『羽田市場』。築地市場では、九州や北海道で採れた魚は、まる2日かかって料理人・消費者の手に。が、羽田市場では、朝大分で採った魚を午前中に羽田市場に持ちこみ、必要な加工を加え、夕刻までには消費者へ。なにせ、活きが違い、味が違うと、各方面から注目を浴びて。さらに、ホーチミンへも1日で、寿司ネタになる魚をデリバリーします。ファンがどっと増え、羽田市場は流通の戦端基地になっています。知恵と工夫、そして努力。いいですねえ、パイオニア羽田市場。

★CSで、巨人菅野が2敗。傲慢男の凋落です。伯父の原監督・巨人に入るのが子供時代からの夢だったと、ドラフトを蹴り、1年浪人して巨人に入った菅野。ふてぶてしくも、傲慢さが顔のレッテルになっている気配もあります。彼は大きな勘違いをしていますねえ。ドラフトの精神を理解しようともしない菅野は、プロ野球人として欠陥人間でしょう。大きらいな菅野がCSで2連敗、リーグ戦でもタイトル1つもない精神欠陥選手・菅野の現状に、私は大変満足しています。そして叔父さんの原監督も辞任します。

★今日の画像は、´▲爛薀汽と白のシラン、せ海埜つけたスミレ、ゥ┘鵐譽ぅ愁Α↓Ε潺筌泪タバミ、です。花っていいですねえ。(^.^)

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