☆今日の画像は、昨年サンチャゴ巡礼800舛鯤發い浸街道で見つけた巡礼者のモニュメントと筆者です。なにか、滑稽さを残す姿はスペインの文化でしょうか。また、歳の節目に再訪したいと考えています。(^.^)
★オンライン専門のNPOメディア『ボイス・オブ・サンディエゴVOSD』。2005年2月、リーマンショックの前、地元最大紙『サンディエゴ・ユニオン・トレビューン』の元コラムニスト、『ニール・モーガン』が『地元メディアに対する不満』から設立。当時、サンディエゴ市では年金制度に絡む不正が横行し、捜査当局が摘発しました。が、事前にそれを指摘した報道はほとんどありませんでした。『市民社会に必要な情報が伝えられていない』。そんな危機感からVOSDは誕生。設立当時のスタッフはわずか3人。個人の寄付金、30万砲陵住擦らスタート。その後、州内から寄付金を広く集めるに至ります。
VOSDが全米に知られるよういになったきっかけは、08年11月、NYタイムズの一面に掲載された記事、『ニュースを掘り起こすウェブサイト、ウォッチングドッグとして台頭』。その年の7月、地元の再開発事業に絡んで資金の一部を私的に流用した市職員の不正を暴いたVOSDのスクープを取り上げました。NYタイムズはそれまで全米報道では無名に近かったVOSDの活躍を取り上げ、『新たなニュース事業が勢いを増し、既存の新聞社が後追いを強いられている』と報道。そして地元の大学教授が『これぞジャーナリズムの未来だ』と称賛した言葉を引用しています。
VOSDは、『我々のモットーは、既存メディアが長い間軽視してきた地元住民のQOL(生活の質)に関わる問題に取り組むこと。放っておけばどのメディアも目を向けない、しかし人々の生活に大きく影響する問題に挑戦している』と胸を張ります。例えば『ファクト・チェック』用紙を用いて、自治体の幹部らの日々の発言の真偽を詳しく調べて、『本当』とか、『誤解を招くミスリーディング』とか、『ウソ』『強引なペテン』などと評価しながら解説をつけます。
例えば2012年4月、サンディエゴ市長は環境保護などのため、特定の場所に自転車を配備して市民が有料で共同使用するシステムを導入すると地元テレビのインタビューで説明。その時、市長は初期投資には税金を一切使わない、と説明しました。全て投資事業家からの資金でまかなう、と。これは自治体として初めてのこと、だと胸を張りました。しかしVOSDの記者が詳しく調べたところ、同じように税金を使わずに始めた自転車共有システムは、ロサンゼルス市など多くの自治体ですでに実施されていて、新しい試みでも何でもなかったのです。VOSDはこの発言の真偽を『ウソ』と評価。
また、同8月には、地元サンディエゴ警察の幹部がテレビに出演し、予算増額を求めた理由として、『6月の犯罪が増加した。これで6ヵ月連続の上昇だ』などと犯罪の急増を強調しましたが、VOSDがナマデータなどを取り寄せて集計した結果、警察は恣意的なデータの集計、引用などで事態の悪化を印象づけようとしていることが分かりました。VOSDはこの警察幹部の発言も『ウソ』と評価しました。興味深いのは、既存メディアがいずれも役人らの言うがままに、その発言を十分な検証もせず『タレ流し』していたのを、VOSDが真偽を確認し、人気取りのための虚言や予算獲得のための作為的データ集計を曝いたという点です。
VOSDの若き主幹、アンドリュー・ドナヒューは地元大手新聞社に勤めていましたが、新聞社の中は本当に官僚的でフラストレーションが溜まり、小さいところで働きたいと考えたそうです。新しいアイディアを思いついて、挑戦し、実験し、うまくいったら続けるし、ダメならあきらめる、自分で全て判断出来るし、それこそが仕事の面白さだと思う、と。大きな組織の一つのパーツではなく、ここでは古いジャーナリズムはどこか横に置いて、やりたいようにやれる、これこそが自分の生きる目的だ、とも。
さらに彼は、『お金儲けの面で言うとビジネスにならなくても、民主主義社会にジャーナリズムは欠かせない、市民社会を機能させるには何が必要なのか、と考える人々がたくさんいる。彼らは良質のジャーナリズムが失われている、何もしなければもっと失われてしまう、という思いでNPOメディアをあちこち作っています。しかし、NPOメディアがジャーナリズムを救う唯一の方法かと言えば、それは違う、と語ります。今起きているのは、ジャーナリズムにおける「エコ・システム(生態系)」の多様化だと。ジャーナリズムのより重要な一部になるということは言えるが、全てのメディアがNPO化するとは考えない』、とも語ります。 (参考: 大治朋子著『アメリカ・メディア・ウォーズ』)
★ベトナム戦争に参加した韓国軍兵士に性的暴行を受けたなどと訴えているベトナム人女性やその家族などが、先日訪米中の朴大統領に対し、韓国政府による謝罪と賠償などを求める請願書を出しました。記者会見では、被害にあった女性4人(60~74歳)と、韓国軍兵士と被害女性の間に生まれた男性(45)らがネット中継で謝罪を求めています。そして被害女性4人が、顔写真付きでウォールストリート・ジャーナルに意見広告を掲載し、朴大統領に『謝罪すべき時です』と呼びかけました。さあどうする、朴大統領殿。女性への暴行、そして子供を生ませたことは、日本軍の(ほとんどが自由意志で参加されたと推測される)慰安婦達とは全く意味合いが異なり、犯罪行為であります。
そして国内では、李承晩大統領が行った国民大虐殺『保導連盟事件』では、収監中の政治犯100万人以上を大量虐殺しています。この歴史的事実は、今だ真相の究明は果たされていません。朴大統領殿、国民の眼をくらますため、慰安婦問題など反日をあおる政治的駄作は止めてほしいですねえ。正々堂々と実力で勝負してほしいですよ、ネ。
★トルコ領内を侵害した、無人戦闘機をトルコが撃墜しました。戦闘機の国籍不明と。が、この撃墜された地域で無人機を飛ばすことが出来るのは、シリアを支援するロシアのみ。が、シリアもロシアも自軍戦闘機は全機帰還と。どうやら、嘘つきが外交の始まりで、かつ神髄なり、と見極めました。まさに大本営発表ですねえ。
★CSで、巨人菅野が2敗。傲慢男の凋落です。伯父の原監督・巨人に入るのが子供時代からの夢だったと、ドラフトを蹴り、1年浪人して巨人に入った菅野。ふてぶてしくも、傲慢さが顔のレッテルになっている気配です。彼は大きな勘違いをしていますねえ。確かに、希望球団を最後まで求めた姿勢はそれなりに評価出来ますが、新人全員がそれをやると、お金持ち、人気球団に選手が殺到することになります。プロ野球は巨人だけのものではなく、相手があってのもの。巨人以外の11球団はなくてはならぬ存在。しかも、巨人が常勝でなく、それなりに勝ち負けがあることでファンはついてきています。このような基本的な理屈を理解しない、しようともしない菅野は、プロ野球人として欠陥人間でしょう。きらいな菅野がCSで2連敗、リーグ戦でもタイトル1つもない精神欠陥選手・菅野の敗戦状況に、大変満足しています。その原監督が退任、さあどうする菅野君。
その点、今年のドラフトで一番人気の的、岐阜商業の高橋投手。『どこでも行きます』と断言。清々しさが気持いいですねえ。結果、工藤監督のソフトバンクへ。近い将来菅野を抜く投手に成長するでしょう。
★社会的大問題になっている、横浜のマンション杭打ち手抜き工事について、直接工事をした旭化成建材の工事担当者はなんと契約社員だったと。そして、データ改ざんにも悪意はなく、支持層へ杭が届いていないという認識はない、と抗弁しています。人材こそ企業の宝であり、戦う武器です。安易に賃金コストと首切りのしやすさで契約社員に手を染めすぎると、責任感の薄さ、企業へのロイヤリティーの低さなどから、企業の命を奪うような大事故に会うという、世の経営者への大音号での警鐘でしょうねえ、旭化成さん、旭化成建材さん。