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Channel: Freeman 雑記帳・広島
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『夢のエネルギー「核融合実験炉」完成間近』

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太陽の核融合エネルギーと同じ仕組みの『核融合』を人工的に実現しようと、日米欧ロシア、中国、インドの7カ国・地域で準備が進められています。『国際核融合実験炉ITER』。現在最重要機器の製作が始まり、本体の建物工事も進行中。順調なら2020年に運転開始出来るとの期待も集まります。

フランス南部・カダラッシュで4月、長さ130m、幅90m、深さ17mの巨大なITER本体建屋の建設が始まりました。15年後半の完成を目指し、16年からは核融合に使う最重要の超電動コイルを搬入します。コイル18機のうち日本は9機を担当。12年度から三菱重工、東芝が製作を初めています。

ITER計画は1985年の米ソ首脳会談で平和目的の核融合エネルギー開発で合意したのを受けて始まりました。建設費は2兆円弱で、日本の負担は9.1%。20年に運転を始め27年に核融合を伴う本格運転を開始する予定。

ITERは海水などに含まれる重水素と三重水素を核融合させます。核融合には高温のプラズマ状態が必要で、超電導コイルで強い磁場を作りプラズマを閉じこめ、膨大なエネルギーを生み出します。燃料の重水素と三重水素計1弔農侈8妬のエネルギーを生み出すまさに夢のエネルギーです。100万キロワットの発電所を1年間動かすのに石油なら130万塗要。ITERを使った核融合ならわずか0.16鼎悩僂犒彁察3僕珊臠娠任睚誉禄个泙垢、核分裂を利用する原子力発電所より安全性が高いとされています。

一方で不安材料もあります。ITERは7カ国・地域がそれぞれ機器の調達・製造を分担し、ITER機構が全体を組み立てる方式。組み立て作業が円滑に進むかどうか、核融合の技術的な実現性を示せるかなどが課題です。

核融合発電の実用化までには、なお長い年月と数多くの技術的課題が横たわります。東京電力福島第1原発事故以来、原子力への不安が増す中で、ITERの将来について国民の理解を得る努力が欠かせません。

この様相では、今世紀の半ばには核融合の実用化が実現しそうですねえ。そうすると、核融合が石油や石炭、原子力などのエネルギーにとって変わるわけですから、それこそ大変なエネルギー革命がやって来るという時代に。日本など資源小国とっては福音、サウジなど資源大国にとっては不幸の声に。さあどうなるか、核融合ではあります。(*.^)

★東北・北陸の梅雨が明けません。各地で豪雨、水被害が。関東までは7月初旬に明けたのに、東北・北陸が孤立しています。関東では水不足で取水制限も始まって。日本は広いのですねえ、これほど気候に差があるのですから。

★私の今年の夏山は、北アルプス『立山三山』と『大日岳連山』の縦走です。8月5日から現地で2泊3日。天気が心配ですが、どうやら回復基調にありますので、大丈夫かな、と。昨夏の、奥穂高縦走で北アルプスの魅力にとりつかれました。まだまだ10年くらいは続くでしょうねえ。(^.*)

■今日の画像は、大阪市都島区の『大川沿いに花火が上がり、クライマックスを迎えた天神祭の船渡御』と、北アルプス行きで新しく手にいれたレンズ、35mm換算で18-36mmの広角レンズで撮った、私の住まいのそばにある『千田公園の景色』です。ミラーレス一眼OM-Dと一緒に買ったズームは、広角側が24mmからですから、この6mmの差は画像でみると相当の差があります。そして画質も結構良さそうで。楽しみです、北アの山写真撮りが。(^.^)
  (昨日のアップからのアクセス件数は、310件でした)



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