今日の画像は、7大陸最高峰踏破、南極点踏破、北極点踏破のグランドスラムを達成し、記者会見を行った20歳女子学生冒険家『南谷真鈴』と、新しく改装・修復なった『日光東照宮』。南谷はこれから、『世界一周セーリング』の冒険を敢行する計画だ。日光東照宮、絢爛豪華な家康の菩提を供養するお宮。家康は天皇から『神』の院号を下げ渡され、ここに宮が建設された。今回の修復事業で、東照宮の世界遺産としての価値がまた見直される。家光の時代、日光東照宮の建立にちなみ、各地の大名家が幕府への忠誠の証として、ご当地東照宮を建立した。広島では浅野藩が広島駅北、二葉山の麓にたたずむ広島東照宮を建立している。
★★『100点満点中、90点くらい。初めての割にはうまく出来た』。韓国の大学生、イ・ゼジンさん(19)は話す。クレープのように薄くひいた生地にキャベツ、天かす、刻んだネギ、もやしに豚肉を乗せていく。火加減もうまく作るコツだ。『具がたくさん入っていることが分かった』。勿論焼きそばも入る。広島のソウルフード、お好み焼きを作りつつ、ゼジンさんは魅せられて行った。冬休みに広島を訪問した韓国の大学生9人はオタフクソースの90分間のお好み焼き教室に初めて参加。お好み焼きの発信を目指す同社の『お好み焼き課』社員による取り組みだ。同教室には2016年9月期に1万4,376人が参加した。そのうち外国人は650人に上っている。
外国人観光客が年間100万人訪れる広島市では、暮らしの息づく町並み自体を楽しむ観光客も増える。ウェブデザインを手がけるミント(広島市)は、昨年夏から外国人旅行客向けに自転車で広島市内を散策するサービス『sokoiko(そこいこ)』を始めた。料金は大人1人5,000円。ガイドが4~5人の小グループを案内しながら4時間ほどかけて街を巡る。散策する商店街や老舗の駄菓子屋など、ガイドブックにはあまり載っていない『ニッチ』な場所だ。
『自転車は動きやすく気になった施設にふらっと立ち寄れる』(同社)。当初は月1回ベースの開催だったが需要があるため昨年11月から週3回に増やした。市内のゲストハウスを中心にチラシを置いて宣伝しており、これからは海外向けウェブサイトを作成して来日前から情報が届く仕組みを作る。外国人観光客の関心が『モノ消費』から『コト消費』へとシフトしている。リピーターが増えてきた山陽では『異文化体験』に人気が集まる。
国際的に有名なスポットがあまりない山陰の鳥取・島根県でも誘客の突破口として体験型観光を売り出している。山陰インバウンド機構は1月、HPに『体験メニューコンテンツサイト』を立ち上げた。ネットで観光情報を調べる個人旅行者らを招く。松江市の『浴衣の街歩き』や、島根県安来市にある『どじょう掬い体験道場』のドジョウスクイ・ダンス体験などを紹介している。
島根県で鉄道やホテル、物販などの事業を展開する一畑電気鉄道(松江市)は、2月10日、台湾に『台北駐在員事務所』を開設した。『地域の観光資源をアピールし、島根県を訪れてもらおう。文化体験や交流を楽しんで欲しい』と一畑トラベル観光企画部長は力を込める。日本に親しみを持つ人が多いことから出雲大社や八重垣神社でガイド付き参拝ツアーを計画。一畑薬師での座禅体験や、しめ縄作りを組み入れた旅行も検討する。
3年後の東京五輪・パラリンピックを見据えて地域間の誘客競争は激しさを増す。日銀松江支店長は『地域の強味である文化や自然体験を切り口にすることが重要』と語る。中国地方にしかないものを磨き上げ、体験してもらう仕組みを作ることが外国人の訪問に繋がる。
★つくづく『北方領土返還運動』のむなしさを嘆く。ロシアは北方領土の確定を進め、軍事基地や港などインフラ投資を急ぐ。日本が返せと言っても、返せない状況に。声高に『元日本の領土だ』と叫んでも、あのクルミア奪取のロシアの行動を見るにつけ、日本の努力は水泡に帰すのではないか。合わせて、韓国人が国内外で『慰安婦の像』を建てまくっている。中国はありもしない『南京30万人大虐殺』を世界に喚き散らす。ちょっと距離を置いて、何故このような状況になっているか、日本をターゲットに貶めるか。それは、今日本に軍事力がなく、平和主義で、どんなに醜い蔑みを犯しても、日本は何も反抗出来ないと踏んでいるから。
韓国は北朝鮮と、国の統一を果たすことが第一目的であると言われれるが、今や統一は夢のまた夢。その国内に漂う悲壮感を慰安婦問題にすり替え、国民のフラストガス抜きをしているともみられる。中国は中国で共産党一党独裁王朝のもと、国民の不満不足を日本のせいにして、不満エネルギーを外敵に散らしている。こう考えると、日本人の多くの平和主義者の人達が、韓国、中国の横道な態度を助長しているとも見られる。諸兄はどう思われるだろうか。
★LEDに参入し、弱電メーカーとしての地歩を気付いた『アイリスオーヤマ』が、この度エアコン市場に新参入。機能を絞り、若者、単身者向けの2機種を発売。ホームセンター経由の販売網を生かし、これからも新しい白物大型家電の発売を計画している。同社は、2009年より本格的に家電事業に参入したが、シンプルでリーズナブルな製品が受け、ビジネスは順調に拡大。2010年、100億円だった売上は16年には485億円となり、同社全体の売上の40%を占めるまでに成長。弱小なりと言えども、弱電メーカーの格好がついてきた。好調の理由として、家電メーカーでリストラにあった技術者を積極的に進めて、大阪R&Dセンターや販路の拡大のほか、積極的な製品開発にあると言う。さらに、製品開発は、まず売価を設定し、その後価格にあった機能設計を行なう積み上げ方式にその秘密があり、本当に必要な機能を適正な価格で提供していくと。すごいことですねえ、パナソニックやソニーなど巨大な弱電メーカーに対抗し、隙間開発で成長をするとは。見事です、アイリスオーヤマ。楽天イーグルスの胸マーク宣伝が光っていますねえ。
★たばこ規制政策の専門家が来日し、日本の『受動喫煙対策』を『前世期並み』と評価した。世界のばこ規制政策の第一人者とされるWHO生活習慣病予防部長のダグラス・ベッチャーさんが、東京・新宿の飲食店街を視察。カフェの入り口に禁煙席と喫煙席の数が書いてあるステッカーを見つけ、『全く効果がない表面的な対策。客や従業員の健康を守れない』と批判。続けて『日本の受動喫煙対策は世界では最低レベルの対策だと評価され、前世期並みに遅れている。1980年代後半、新宿の回転寿司店に行ったが、喫煙者がたくさんいた。数年前、同じ店に入ると両隣がまた喫煙者だった。タイムワープかと思ったほど、たばこ対策は何も変わっていない』と痛烈に批判を加えた。
2004年にアイルランドが屋内の公共空間を禁煙にして以来、世界では15年までに49カ国が屋内完全禁煙法を定めている。少子高齢化政策といい、禁煙政策といい、無策無能の厚労省、ただ飯を食っている官僚達の巣窟だ、と思いますねえ。
★最近ネットでも、低利銀行ローンの広告が目立つ。『金利、3~14%』とか記載して。この裏には、クレジット業界と銀行業界のコラボがあるそうだ。個人の信用調査のノウハウは銀行は持っていない。銀行は、マイナス金利の影響で、従来の貸し出しや国債購入だけでは食っていけなくなった。そこで目をつけたのが個人ローン。時あたかも、クレジット業界は金利是正や貸し出し高の総量規制(年収の1/3以内)を受け、業態が縮小してた。銀行がローン顧客を開拓し、クレジット会社が信用調査をし、それを元にクレジット会社が銀行に保証し、銀行が個人貸付を行うと共に、クレジット会社に手数料を支払うという、持ちつ持たれつの関係が、両業界間にあったのだ。そして個人の少量貸付には14%を、500万円くらいには3%を適用し、言ってみればクレジット業界の貸し出し形態を同じレベルの金利を取っている。なんとも人を食い物にする業界とは、このことだなあ、と。クワバラ、クワバラ、銀行とクレジットには近づかないようにしよう。
★10年くらい前だったか、『1時間、20万円の日本一高い弁護士』とうたわれた、『久保利英明(73)さん』。自らロースクールで講義した内容を本に。題して『久保利英明・ロースクール講義』2016.8 日経BP社刊)曰く『選挙区の定数是正に関して、安倍首相は「総理の私が責任を持っている」とか言っているが、安倍首相が総理大臣になった理由は国会議員の多数から指名を受けたから。では、その多数の国会議員を選んだ選挙民の数は国民の多数はなのか、と言えば必ずしもそうではない。自民党や安倍さんだけではない。民主党の総理も同じだった。国家のガバナンスが狂っているから、国会議員の過半数が国民のたった1/3で選ばれてしまうのだ』と。そして『国のガバナンスも出鱈目、起業のガバナンスも出鱈目。そういうガバナンスの中で東芝問題なども起きている。不正会計の東芝やオリンパスではなく、この国にはもっと大きな問題があると想っている。これらを正すことも弁護士の仕事だ。こうした不正が正されないことこそ、弁護士が足らないことの証左だ』とも。
その弁護士数、日本は37,000人、100歳を超えるお年よりが6万人の時代、いかに日本の弁護士が少ないか。アメリカは120万人、ドイツは20万人。知の先進国と呼ぶにふさわしくない日本。司法が弱ければ、国民の権利は守れない、と。けだし名言。
★元上智大学教授の『渡辺昇一さん』が亡くなった。あの竹村健一さんとテレビ討論で、右派、生粋の国粋主義者的発言が痛快で、著書も読んだことがある。『日本国民よ、もっと日本に自信を持て』という感じ。あの『南京30万人大虐殺は共産党中国のでっち上げ』という主張には同感したねえ。享年86歳。まさに、散る桜 残る桜も 散る桜(良寛)を感じる。 合掌
★松戸市の女児殺害事件で、共同通信社の20代の男性記者が、取材を断った住宅の門柱付近を蹴っていたことが判明。住宅の住人が、取材を断った後、門柱を蹴る画像をネットにアップし、世間に知れた。同社は、記者と幹部らでこの住宅を訪れ、謝罪した。たるんでいるねえ、共同通信は。電通の大株主であり、社団法人である。地方新聞全社への記事配信の権利を持っており、給与水準も高く、倒産の懸念も、朝日新聞のように売上部数激減に襲われることもない、準公務員のような職場。一般社会事件には、いちおう大手メディアと互角の勝負をするが、経済ものは日経や朝日に全く歯が立たない。なぜか、日本メディアでイの一番にピョンヤンに特派員を駐在させるため、官猟運動をやりすぎひんしゅくを買った。ぬるま湯体質の共同通信の前身は、戦後分家した時事通信、電通と同居していた『同盟通信社』である。
★この前にも書いたが、プロ野球WBC出場選手の不振が目立つ。18日のナイター、広島対横浜戦では、再三のチャンスに、鈴木は3打数無安打、2三振と。横浜の筒香も打てず、現在0.255と低位に甘んじる。中田は欠場中だし、小林はWBCの活躍がウソのような低打率。何が問題なのか、不思議に思う。
★佐藤雅美の時代小説を愛読している。今回、『半次捕物控』を再読する計画で、第一作から順に。第一作『影帳』、第二作長編『揚羽の蝶』まで読み、第三作命もようが、に入っている。第三作目からは短編の集合体になって、蟋蟀小三郎という得体のしれない浪人が登場。漫画チックな筋書だが、それなりに江戸時代の司法を紹介する。
(解説より)佐藤雅美は、古い革袋に新しい酒を盛って読者を酔わせる。希代のストーリーテラーである。デビュー作『大君の通貨』(1984)は、幕末物という古い革袋に経済小説という新しい酒を盛った新感覚の歴史小説だった。この作品で『第4回新田次郎文学賞』を受賞した佐藤は、その後『薩摩藩経済官僚』、『幕末「住友」参謀』『主殿の税』といった力作を相次いで発表し、『歴史経済小説』というジャンルを確立した。しかし、この作家は小さな成功に浸る無欲な作家ではなかった。次第に時代小説に方向を転換し、94年に『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞して2回目のデビューを飾った。
時代小説にハンドルを切り替えてからの佐藤の活躍はまさに目を見張らせるものがあった。時代小説という形式に安住していた先輩達の頭に冷水を浴びせるような、破天荒で型破りなものだった。裁判をテーマにした時代小説が、それまでになかったという訳ではない。が、この作家はそれをさながら眼前に見るようにリアルで説得力のある裁判ドラマに仕立ててみせた。
我々はこれまでに数えきれないほどの捕物帳や犯科帳を読んできたが、江戸時代の警察制度や岡っ引きの実態をこれほどわかりやすく具体的に説明してもらったことは一度もない。こうした経済社会的な手法は、その後『物書同心居眠り紋蔵』や『手跡指南 神山慎吾』で一層磨きをかけられ、佐藤時代小説のもっともめざましい特徴の一つになっている。
★米国連邦準備理事会FRBが19日発表した『地区連銀経済報告ベージュブック』で、米経済は『緩やかに拡大』と総括判断。製造業などで拡大ベースの加速が見られた一方、労働力不足が足かせになっている産業もあった、と。賃金も緩やかに上昇、離職が増え、従業員の維持が難しくなったとする企業が増えた。トランプの言う、雇用の増大目標が限界にきている証左。失業率が5%を切った米国の状態で、移民阻止、企業の海外移転禁止の政策を実行すれば、米国がどんな経済状態の国になるか、小学生でもわかる危険な経済政策のイロハではある。5%以内で失業している人達は、雇用のミスマッチで、希望する職種と求められる職種のすれ違いなのだ。その隙間を埋めるのが、トランプ政権の仕事ではないか。しっかりしろよ、トランプ君。
★19日のカープと横浜の試合、ひどかった。試合は0-4でカープが負けたが、試合中、2度も1塁塁審の誤審判があり、緒方監督が審判に詰め寄り、暴言により退場。が、テレビで何度もリプレーを放映。素人がみてもセーフのプレーをアウトとは、監督だけでなく、ファンも怒り心頭だろう。カープはこの誤審について、セリーグに意見書を出した。アウトの誤審を受けた田中は、『僕らは一生懸命プレーしている。審判にも間違いはあると思う。本塁だけじゃなく一塁もビデオ判定を導入すべき』と憤りを隠さなかった。
★日本郵政、オーストラリアで買収した物流子会社の業績が大幅に悪化。前3月期の決算で損失の計上を余儀なくされている。損失額は数千億円に上る可能性が高い。東芝が買収した米原子力発電子会社を巡って巨額の損失計上を迫られるなど、ここのところ海外で買収した企業の棄損が目立っている。子会社の買収額は6,200億円で、日本郵政の国際物流事業への参入の先兵役だった。困ったものだ、そういえば、LIXILも海外子会社買収で600億円程度の損害を被ったなあ。甘い、甘い。