★今日の画像は、堺市に出店した『MUJI堺店』で並ぶ高級農産物と、広島市黄金山の桜です。最初の4枚は、山の北側の桜。日陰の斜面故、光を求めて、高さ30m以上にも伸びた樹に咲くソメイヨシノ、満点の気分です。枝垂れは、2014年に植樹された『三春の滝桜』です。東日本大震災による福島県の復興と、また広島在住の福島県人の故郷への想い、広島市民の復興を願う想いを込めて山頂に植樹されています。山の姿の全体に咲く桜は山桜です。
この黄金山の桜の画が、私の今年の自慢の桜です。星をちりばめたような、桜の花がとてもきらびやかです。右下をクリックすると、大きな画が見られます。
★★★静岡県浜松市。天竜川から浜名湖に至る太平洋岸17.5キロに、高さ13mの巨大な『遠州灘防潮堤』を築く工事が昨年末、半分の工区で完成を見た。費用350億円のほぼ全額を、地元の関係企業や住民の寄付で賄う『市民の防潮堤』だ。東日本大震災の後、静岡県は津波死者予想を大幅に引き上げた。『3.11を目にし、初めて津波に危機感を持った。町を守る思いが市民を動かした』。浜松商工会議所の杢屋理事はこう話す。
『当社は完全に機能停止する』。東海・南海トラフ地震が懸念される名古屋市では、完全オフレコの月例勉強会『ホンネの会』に70企業と自治体の防災担当者が集う。被災を前提に、自社の弱点と制度の盲点を赤裸々に議論している。主唱者の福和名古屋大教授は『最悪の事態を本音で語ることが備えに繋がる』と説く。
平成は『有事への備え』の法制化も進んだ。まず99年に周辺事態法が成立。朝鮮半島有事などの際、米軍への後方支援を可能にする法律だ。前年に北朝鮮が三陸沖に向け、中距離弾道ミサイルを発射していた。日本有事、つまり日本に対する武力攻撃への備えは、2003年(平成15)に武力攻撃事態対処法として成立した。01年の米同時テロが立法を後押しした。
04年には、有事の際の国民保護を目的とした国民保護法が成立する。以来、国と自治体による国民保護訓練は160回を超える。だが、化学テロや原発破壊、集客施設爆破などを想定した訓練はしても、『武力攻撃事態』に備えた訓練は行われてこなかった。それを想定した訓練が初めて行われたのは、昨年11月下旬のことであった。
市民が資金をほぼ全額拠出して建設した防波堤とは、またすごい。市民の災害への意識の高まりが、市民と企業の気持を結束させたのだろう。高い代償である『3.11』ではあるが、災害への備えが広く普及し、実行を伴うことは後世にとって有意義である。
地球は生きている。今でも動いている。あのサウジアラビア半島は今でも、毎年6cmイラン側へ移動しているのだ。10年で60cm、100年で6m、1000年で60m、1万年で600m、10万年で6km、100万年で60km、ペルシャ湾は完全に閉じるのだ。人類のたかが1万年、2万年の歴史は、地球の46億年のカレンダーから見ると、まさに針を刺した点ほどのものでしかない。その地球の息吹を確かなものとして聞き、対応策を備える東海地方、浜松の人達の行動は素晴らしい。
★<仁方やすり、ヒット>古くから鉄の生産が盛んだった中国地方。針や重りなど語尾に『り』が付く10種の鉄製品を『安芸十利』と呼んでいた。その一つ、『やすり』に樹脂素材を使ったり、美容に応用したりしてヒットを生み出している。呉市の仁方地区でやすりを製造する『ワタオカ』の4代目『綿岡久美子社長(67)』だ。
やすりでネコを気持よくさす、ワタオカが昨年末に発売した樹脂製の猫用ブラシ『ねこじゃすり』が愛猫家に広く人気を集めている。クラウドファンディングで開発資金を募ったところ、630人が応募し、目標額の10倍近い280万円以上を集めた。ネットなどで反響を呼び、現在は生産が追いつかないほどだ。
開発の契機は3年前、綿岡は果物や野菜のすり下ろしなど台所用品として使える樹脂製やすりを模索していたが、思うように進まない。行き詰まる中、何気なく飼い猫を失敗作でなでたところ、普段はブラッシングをいやがっていた猫が気持よさそうな顔をみせ、催促するほどだった。ひょんなきっかけで開発したのが『ねこじゃすり』だ。まさにコロンブスの卵的な『偶然の発見』と振り返る。
工業機械の精密化や安価な海外製品の流入を受け、やすりの需要は下り坂が続く。『伝統技術をプロだけでなく人々の生活に生かせないか』。女性ならではの生活者目線で開発した製品の一つが『高級爪やすり』だ。一般製品に比べて目を細かくし、滑らかな仕上がりを実現した。口コミで評価を集め、ネイリスト向けやギフトといった新たな需要を生み出した。ものづくりの自動化が進み、職人は高齢化で減り続ける。『今、技術を残せないでどうするのか』。綿岡社長の危機感は強い。消費者向けの分野に挑むのも、伝統技術を守りたいからこそ。偶然の産物に見える成功の裏には、強い熱意を地道な努力が息づいている。
呉市仁方地区には、仁方港があり、かつて今の『安芸灘大橋』がないころには、瀬戸内に浮かぶ蒲刈島向けの連絡船が通っていた。小生は小さい頃、上蒲刈島で過ごし、広島との間を行き来した覚えがあり、JRの仁方駅から仁方港までの歩く距離が幼児であった小生にはとてつもなく長い距離に感じたのを今だ思い出す。仁方の思い出は思い出深い。
★<渡良瀬川>2年前だったか、関東渡良瀬川が反乱し、流域の住宅、農地が甚大な被害を浴びた。電柱に1昼夜しがみつき、命が助かった人もいた。その渡良瀬川は、利根川の支流で、足利銅山を上流にいただくと。明治の時代、この銅山から公害汚水が流れ出、しかもしばしば水害氾濫を起こし、周辺の住民は苦汁の生活を強いられたそうだ。
とにかく、水害で堤防が決壊し、田畑に流れ込む水は赤褐色。土壌を汚染し、米などは成長しなかった。田畑の土を入れ替え、整地し、再び農業が可能になったのには100年の歳月を要したとも語られる。水俣を初め、公害は時の為政者の圧政政治、隠蔽工作が盛んで、市民運動などで世の裁決が出るまで相当の月日を重ねている。この渡良瀬川水域にすむ人達の先達はとても苦労したとみられる。まさにその根気ある働きに敬意と尊敬ではある。
★<増える熟年離婚>定年後、のんびりと夫婦の時間を過ごし、将来設計を描いていた夫に突然、突きつけられた妻からの『開放宣言』。今まで家族のために一生懸命に仕事一筋だった中年男性が、生活習慣病の悪化に加え、ショックや孤独に耐えかねて『突然死』に至る。
厚生労働省の調査によると、平成28年の婚姻件数は62万人、離婚件数は22万件。ざっくり計算しても3組に1組は離婚していることになる。さらに裁判所によると、離婚の申し立て総数は6万6千件で、夫が1万8千件、妻が4万8千件と、妻からの申し立てが2.6倍超。その内容で男女ともに圧倒的に多いのが、『浮気』でも『経済力』でもなく、『性格の不一致』によるものである。
離婚件数が全体的には減少傾向にある中、同居期間が20年以上のいわゆる熟年離婚件数は、全体の17%、3万7千組と、昭和60年と比較して1.8倍、中でも70歳以上の離婚が増えていると言う。
カウンセラー氏によると、原因は高齢化だと。昔は人間が結婚し、出産、子育てを終え、役割を済ませたら、男性は50代、60代に命がつきていたのが普通だった。ところが今では、男性も女性も長寿となり、夫の定年後20年は生きられるようになった。そして、これまで子供が成長して夫を看取った後、自由になれる時間が10年はあった。これを密かに楽しみしている妻達が結構多かった。
更に高齢者の離婚を後押ししたのが年金制度の改正だ。結婚期間中に夫が支払った保険料分の厚生年金を夫婦で分配出来るようになったことで、経済面の不安もクリアされた。
一見、何も問題が起こらないように思える夫婦でも、妻が離婚のタイミングを常に頭の片隅に置いているとしたら無気味である。一緒に生活をすれば、お互い色々不満もあるものの決定的なこととしては、絶対言ってはいけないのが言葉の問題だ。
『誰のお陰で生活出来ると思っているんだ』『文句があるなら同じだけ稼げ』『どうせ暇なんだからそのくらいやれ』。他にも本人が気にしている容姿や体のこと。何の気なしに、こんな言葉を妻に投げかけることが、離婚への火付け役になるのだ。妻に対しての接し方について思い当たることがあるとすれば、感謝の気持ちを態度で表し、尊重、思いやりを持って接することだ。まずは家事を積極的に手伝うなど、出来ることから始めればまだ間に合うかも知れない。
★<奨学金破産>奨学金を受けて大学を卒業したものの、返済が出来なくて、自己破産に陥ったり、自殺するなど、やや社会問題化している。しかし冷静に見ると、返済が不可能、無理、厳しい、といったマスコミが好む言葉は見当たらないのだ。
例えば、奨学金を毎月10万円、総額で480万円借りた場合、現在の金利水準であれば毎月の返済額は『月額2万537円』となる。総額で見ればかなりの額だが、毎月の返済額である2万円は自宅通勤する人にとってはそれほど大きな負担とは言えない。就職に失敗してフリーターになったとしても、返済出来ないことはない。
東京など首都圏の最低賃金で100時間ちょっと働いて10万円も稼げば、奨学金と自分の小遣い、家に入れる生活費は十分賄えるだろう。要は、本人の気概、気構えだ。かつて拙者は、あのヤクルトレディーを褒めたことがある。毎日、お客さんに1本、1本売って、給料を貰っている。最近は、ゴミの収集車で働く人達に出会うと、『お世話になります。有難うございます』とお礼を言葉にしている。この人達の仕事は社会にとって大変重要な仕事であり、またそれなりの結構な給料も得ている。奨学金が返せないと言う人達には、もう一工夫、もう一歩の情熱、を持って仕事に取り組み、仕事を探すこと、身を粉にして働くことを、是非是非お勧めする。
★<チーズ2年連続値上げ>雪印乳業は、チーズの販売価格を2年連続で値上げした。価格は同一なれど、中身を削り、減して。生乳の不足、物流費の値上がりをその理由に挙げている。農水省は何をしているのか。生乳の輸入を促進する気はないのか。消費者の生活と生産者の利益と、どちらを選ぶのだ。まったく頼りにならない農水省ではある。2年前に比べ、チーズは2割も高騰しているのである。
★<ベルギーメヘレン市の移民融和施策>ベルギー北部のメヘレン市では、中東、アフリカから移って来た移民と市民の同和融合政策が実を結んでいる。メヘレンでも、移民が大量に入ってきた時代、街は犯罪や暴力などで市民生活は荒れたと。
これを静め、移民市民との融合がうまく図れたのが『バディ制度』の採用。いわば移民と市民の『相棒制度』。移民に市民が対応し、家庭生活から職業生活にまでアドバイスを与え、家族ぐるみの付き合いの中から相互の理解と親睦を図る狙い。移民との対立が硬直化すると、今の東欧の移民排斥運動になる。取り上げられたのは、シリア難民だったが、とてもこの制度に感謝している。今、内戦の中、シリアでは毎日多くの人達が死に、生活に困窮している。このような受け入れが、世界各国で薄く広く繰り広げられることが必要なのだろうな。日本は如何に、だ。
★<民泊解禁>2ヵ月後、一般民宿施設が解禁になる。新しくこの分野の事業に乗り出す個人、企業が多く現れている。広島でも、市内でその準備作業が続いていると報道されているが、山奥の旧筒賀村、現廿日市市の築後100年の古民家を使って準備されている様子が報道された。新しく露天風呂を自分で作り、なつかしき五右衛門風呂も体験してもらおうと。民宿事業には幅広い市民、県民が参画すれば、各々がユニークな策の展開を示しており、これはこれで面白い、と思うね。いいことだ。
★<巨人、菅野、田口で星落とす>巨人に異変が。菅野の登板、2連敗。いずれも5失点という失態。さらに昨日は田口がコテンパに。ヤクルトに8-15と惨敗。まさに変調だ。大金を積んで引き抜いたゲレーロは、8試合無本塁打と。高橋監督も頭の痛いことだろう。お察し申し上げます。
ヤクルトは、カープから河田、石井両コーチが移籍したら見違えるようなチームになったな。すごいことだ。カープは昨日の試合、先発ジョンソンが5回突如崩れ、計4失点。打線は横浜バリオスを打ちあぐね、今季2敗目を喫したが、首位は守っている。しかし、緒方采配にはちょっと疑問も。8回1アウト満塁で当たっていない阿部をそのまま打席に出し、追加点が取れなかった。緒方監督は、代打について、そういう選択もある、といなしたが、外野フライでもう1点だったから、とても惜しかった。
★<日置市殺人事件>鹿児島県日置市の民家で近所の人達男女3人が殺害された事件で、県警は近くに住む男性を殺人容疑で逮捕した。男性は容疑を認め、行方不明となっている男性の祖母ら2人についても殺害をほのめかす供述をしていると言う。この男性、岩倉知広容疑者(38)は、この民家に住む岩倉久子さん(89)の孫で、民家に住む同居の次男(68)の息子。2人は所在が分からなくなっている。一体何が起こり、何が原因だったのか、不可思議であると共に、5人を殺害するほどのものがあったのか、疑念が残る。全く残虐な行為と言わざるを得ない。