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『いずみたく物語⑮ CMと決別、見上げてごらん夜の星を、誕生』

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《演劇を目指してキャリアをスタート。途中でミュージカルに興味を持ち、ピアノもほとんど弾けないのに作曲家を志望。芥川也寸志、三木トリローなどに師事。野坂昭如と組んでラジオCM曲を500曲も作曲。永六輔との出会いが活躍の舞台を大きく広げた。さがらなおみ、ピンキーとキラーズ、由紀さおり、いしだあゆみなどを育てた。初ミュージカル『見上げてごらん空の星を』は有名。好きになった女性とは結婚しなければならないと信じ、3回離婚、4回も結婚する。日本のミュージカルの興隆に寄与し、活躍した。総作曲数1万5千曲とも言われる、大作曲家。62歳の若さで没した。》

★今日の画像は、5代目『ブラタモリアシスタント・林田理沙』、山形県天童市、満開の桜の下で行われた『人間将棋』、近鉄南大阪戦の橋の上で曲がった線路。そして、春の花、デージー、ホトケノザ、ナズナ、スズランズイセン、ハナニラです。林田理沙アナは、芸大卒、絶対音階の持ち主。第1回目の放送は終わったが、好意的なコメントが多かったと、NHKは胸をなでおろしています。


★★★『君、CMソング歌う気がある?』『私は、本当はオペラが歌いたいの』。18歳頃のニキビだらけの久里千春であった。水垣洋子、ホキ徳田(元ヘンリー・ミラー夫人)らが、変な声でCMソングを歌ってヒットした。ボクはCMソングがヒットするたびに、ますます小さくなっていく自分を感じた。

『たくチャン、ミュージカルをやろう!僕たちだけで、ちっちゃいけれどすてきなミュージカルを作ろう』。永六輔が飛び込んできた。夢ではなかろうか。興奮した声だ。『見上げてごらん夜の星を』。タイトルも決まっていた。『ただ一つ条件があるんだ。たくチャン、今後出来上がるまで、CMソングは勿論他の一切の仕事をやめて、僕と一緒に生活をしてくれ!』。永六輔の真剣な目がボクを見つめていた。

昭和35年7月。『見上げてごらん夜の星を』が、大阪フェスティバルホールで初演された。ボクと永六輔にとって処女ミュージカルである。出演は、リリオリズムエアーズと宮地晴子、そして後に歌手になり、俳優になった田代みどりだけの、主演も客演も脇役もない、ちっちゃな、ちっちゃなミュージカルである。

ミュージカルと言っても、二人とも初めてなので何も分からない。参考になるものは、アメリカのLPレコードしかなかった。ただボクの頭の中には、何か分からないがモヤモヤとした一つのステージが浮かんでいた。20歳だった時、日本中のあちこちを巡演した頃、夢に描いていた何かが、だんだん一つの形になってまとまって来た。オペラでなく、オペレッタでもなく、レビューでもなく、音楽と演劇が一致した新しい舞台芸術!これこそボクが捜し求めていた何か、だ。


永六輔に励まされて仕事を続けた。今までに貯えてきた自分の音楽を一切吐きだしてしまうつもりで、ピアノに向かって作曲を続けた。計43曲のミュージカル・ナンバー。上演時間1時間半の小さなミュージカルに溢れるような音楽が次々生まれた。疲れるとアパートの窓から夜空を見上げて、やがて何千人、何万人が口ずさむことを夢見ながら。
  見上げてごらん 夜の星を 小さな星の 小さな光が
  ささやかな幸せをうたってる (永六輔作詞)

初夏のセミの歌声を聞きながら稽古が始まった。5人の定時制高校生と一人の美しい女子高校生が同じ机で勉強しながら、なぜボク達は夜勉強するのか、なぜ私は昼間なのか、勉強とは何か、日本とは何か、と彼ら、彼女らは悩んでゆく。淡い恋心につつまれながら、やがて彼女も昼間の職を求めて、自分も定時制高校に移っていく。単純なストーリーの中に、明るく、甘い青春の歌がいっぱい詰め込まれていた。永六輔のすてきな物語とその構成に、スタッフも出演者も全員共鳴して、稽古は白熱して行った。

  作・演出 永六輔  作曲 いずみたく  美術 やなせたかし
  照明 今井直次  振り付け 竹部薫
この苦労したスタッフは、ボクにとって一生大事な忘れられない友達だ。(参考: いずみたく著『新ドレミファ交友録』)


★<1万円撰書、北海道岩田書店>北海道砂川市にある岩田書店の店長『岩田徹(66)』のもとには、全国からの読書ファンからのリクエストが絶え間ない。今、待ち人3千人。それは『1万円で自分に見合う本をえらんで欲しい』と言う『1万円撰書』。

雪景色の中、岩田書店の店には人影は少ない。『1万円選書』は、岩田書店のHPに応募して来た人に、1万円分の本を選び、送ってくれること。自分にぴったりの本を選んでくれたとか、新聞紙上で紹介されて反応が大きくなった。キャッチは『運命の一冊をあなたのもとへ』。

岩田本人も幅広く本を読み、年間200冊、これまでに読んだ本は1万冊を超える。多くの本屋は問屋のすすめによって送りつけられた本を店頭に並べるだけ。本のコミッションで生きてる。岩田書店は自ら読んで面白いものを並べる。1万円撰書に1回の応募は6千件にものぼる。抽選で月100件をこなすだけ。外れる人が多いのだ。幅広いジャンルから選んでもらえるのが人気のツボ。


岩田徹は、父親から書店を引き継いだが、リーマンショックで経営は赤字に陥った。町の本屋もどんどん減って。あれこれ手を打つが、歯ごたえ、好転の兆しは見えなかった。『自分は何のために本屋をやっているんだ』という自問自答から『売りたい本を売る』の結論を得た。そのきっかけになったのが『逝きし世の面影』という本。明治の時代の風物を伝えている。本は、まさに人から人への歴史のパスだと気づき、これを経営の柱とした。

格闘10年、赤字は続いた。でも岩田は意地でやり続けた。『1万円撰書』の生い立ちは、このような苦境の中、岩田が先輩に相談したことから始まった。先輩はやおら財布から1万円を抜き出し、『俺にあう本、1万円分選んでくれ』と。小さな芽を大切に育て、維持した結果、今『1万円撰書』は3千人待ち。売上に換算すると、3千万円分。

『岩田さんの優しい心が本屋さんになっている』などの反響がある。岩田は『苦しい時があったからこそ、今がある』とあくまで謙虚。ある中学校から図書館の蔵書撰書を依頼された。『中学生に1冊1冊本を読むことで、世の中の正しいことを知って欲しい』と、131冊の本を運び込んだ。本屋の魂、『岩田徹』北海道砂川市にあり、だ。砂川市は富良野の北西に位置する。


★<ホンダ中国で苦戦>中国での新車販売が好調だった『ホンダ』が一転、苦境に陥っている。看板車種『CR-V』のリコール問題がこじれ、3月は中国全体での販売が13%減と大きく落ち込んだ。リコール対策が決まらず、この車種の販売は中止しままだ。事態収拾にさらに最低1~2ヵ月かかる見通しで、販売減少は今後も続きそうだ。

ホンダの中国販売は、ここ数年では最も勢いのあるメーカーのひとつだった。問題となったCR-Vを中心とする多目的スポーツ車が人気の牽引役だった。だが、昨年末から年明けにかけて、中国版ツイッターで『ホンダのCR-Vの車内でガソリンの臭いがする。部品設計に問題がある』と言った情報が流れ始めた。その後、中国の国家機関がホンダに質問状を出すに至り、2月末にホンダはリコール届け出に踏み切った。

しかし、不思議なことに当局は当日にリコール対策案を却下し、受理もしなかった。当局に受理されるまで販売は出来ないため、ホンダは3月から販売をやむなく中止した。以後現在まで販売中止という異常事態が続いている。CR-Vは、17年に販売したホンダ車の中で販売台数がトップのため、痛手は大きい。


今回の問題についてホンダは、氷点下20~30度の特に寒い環境での実地の試験に不十分な点があった、と語る。また、ホンダにとって不運だったのは、同じ時期に同じ問題で中国メーカーのリコールが重なり、長安汽車はいち早くリコール対策を決め、当局も受理した。が、その対策が不十分で、さらに問題が発生し、当局の不安が一気に膨らんだ経緯がある。『部品の設計から見直せば、1ヵ月単位の時間がかかる。販売の再開の見通しが全く立たない』というホンダ。好調な販売の足をすくわれた形だ。


★<大分、J2首位>大分がJ2で今季初の首位に浮上した。開幕から10試合を終えて6勝3分け1敗。リーグ戦はまだまだ先が長いとはいえ、2年前はJ3にいたチームがこの成績は立派の一言だ。

チームを率いて3年目の片野坂知宏監督(47)は、物静かで、現役時代から堅実で常に冷静に物事を見ていた人物。2012年から広島、広島、ガンバとコーチとして個人的にJリーグ3連覇。森保監督、長谷川監督と言った名将の下でコーチを務めてきた経験、選手時代から色々な監督の下でプレー出来たから、全てをミックスした上での指導法を確立したように見える。

大分は経営問題もあって、有力選手を次々に放出せざるを得なかった過去がある。J1経験があるチームのJ3降格が史上初なら、Jリーグ杯優勝チームのJ3降格も史上初。選手もサポーターも関係者も辛い経験を嫌と言うほど味わった。片野坂監督は、J3に降格した2016年に就任して1年目でJ2へ復帰に導くと、3年目で早くもJ2首位。短期間でチームを立て直し、ここまで引っ張ってきた。J1への復帰が待たれる、大分トリニータではある。

片野坂と言えば、Jリーグ開幕期にサンフレで活躍していたのを覚えている。その後柏へ移籍しただろう。森保U23監督、高木長崎監督とともに、次代を担う監督として活躍してもらいたい。


★<米朝首脳会談開催場所>韓国の中央日報は、米朝首脳会談の開催地が、モンゴルかシンガポールの2ヵ所に絞られたと報じた。これまで候補の挙がっていた、スイス、スウェーデンなどは金委員長の移動が物理的に難しい、と解説している。日本人としてはどちらでもいいが、本当に開かれるかどうか、それが問題だ。

それよっか、北朝鮮への制裁措置がなし崩しになっているそうだ。中国ではすでに北朝鮮レストランが営業を再開し、輸入禁止の北朝鮮からの海鮮品が並んでいると。まあ、マッチポンプの中国ではあるな。


★<軽EVミーブ姿消す>三菱自動車は、電気自動車『i-MiEV』のエクステリアデザインを変更するなど一部改良し、販売を開始した。今回、フロントバンパーにフォグランプが標準装備されたことなどにより、全長が3,395mmから、3,480mmに拡大。軽自動車から登録車に変更となった。税額がいくら増えるのかは知らないが、軽自動車全盛の日本で、あえて普通車にする必要があったのか、な、三菱自動車クン。


★<近鉄橋梁上の線路曲がる>近鉄南大阪線の大和川にかかる『大和川橋梁』で、橋脚の傾きを知らせるセンサーが異常を感知した。近鉄は橋梁上の線路がゆがみ、橋梁も傾いているのを発見し、原因を調査している。この橋は1923年に完成。鉄筋コンクリート製の9つの橋脚で支えている。うち一つが今月初めから補修工事中で、センサーは橋脚の傾きを検知するために設置されていた。近鉄はこの区間の運転を中止している。原因が何にしろ、大事故につながりかねない異常故、しっかりと補修をして欲しい。


★<NHK元記者、懲役21年>山梨、山形両県で女性3人に性的暴行を加えたとして『強制性行等致傷罪』などの罪に問われた元NHK男性記者(29)の裁判員裁判で、山形地裁は求刑24年に対し懲役21年の判決を言い渡した。

公判は、事件現場などで採取されたDNA型が被告のものと一致したとする鑑定の信用性などが争われた。被告は一貫して無罪を主張していた。判決は被告人の主張を退け、『常習性が高く、反省の態度が見られない』などと判決の理由を述べている。その上で『被害者達は犯行時に強い恐怖を感じ、遵後の精神的苦痛や日常生活への悪影響も大きい』と指摘。『再犯の恐れがあり、被害者が厳しい処罰感情を述べている』と量刑の理由を説明している。もっともであろう。


被告の主張は、他の(真犯人の)DNAに自分のものが混ざっていたというものだったと記憶している。しかし仮に被告のDNAが混ざったとすると、何で犯行現場に被告のDNAが存在したのか、その説明がない。釈然としない部分ではあるが。21年の刑期とはまたとても相当に厳しい内容だ

ネットで調べてみると、2005年から2010年までの殺人罪確定刑では、一番多いのが懲役10年以上20年未満、約半数がこれに該当。情状酌量などで刑期に検討が加えられたものでは、執行猶予のついたものもある。これからみても、懲役21年というのがとてつもなく重い刑だとわかる。NHK職員諸君、君たちが犯罪を犯すと、一般人より相当重い刑になることを覚悟したまえ。


★<サンフレ初黒星>昨夜の試合で、サンフレは1-3でFC東京に負けた。初黒星である。負けた敗因は、試合開始直後PKを与え、そのすぐ後にゴール前パスミスを拾われて失点。試合開始早々に2失点。得点力がそう高くなく、堅守で勝ってきたサンフレには2点のビハインドは重かった。

そもそもPKを与えたのがDF佐々木で、今季彼が与えたPKはこれで3本目となる。一体どういう感覚をしているのか。プレーを詳細にみると、ラフプレーとしか言いようのないずさんさ。彼が足を骨折し1年以上も休んだ原因は、確か柏戦で後半43分くらいのとき、自陣深くでボールを保持し、なんと2-0で勝っていたのに、フルドリブルで駆け上がったのだ。相手選手が倒れていたが、そのそばをフルスピードで。その選手が足を出すことが想定されているのに。当然、足を掛けられ、倒れ、骨折。何を考えてプレーしているのか、よくわからん選手だ。

来節は好調長崎との対戦。少しでも隙を見せれば負けるよ、サンフレは。佐々木はベンチスタートとすべきだね、福城監督殿。


★<カープDeNAに2連勝>一方、カープは中日に3連敗のあと、DeNAに2連勝。緒戦は中村佑太、2戦目は岡田。打撃が活発で、新人京山を打ち崩したが、岡田が5失点、3ホームランはいただけない。ロペスに打たれたのは仕方ないとしても、筒香や宮崎ではなく、今シーズン1号目を打った、梶谷、宮本などなのだから。失点5は及第点ではない。しっかりしてほしい、岡田ではある。

今季のセリーグは、ドングリだ。首位から6位までが4.5ゲーム。連敗すればすぐに落ちてしまう。カープの先発は薮田が抜け、5人体制だが、調子がいいのは中村だけという、ちょっと苦しい台所事情となっている。

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